JP2006111101A - 車両用ドリンクホルダー - Google Patents

車両用ドリンクホルダー Download PDF

Info

Publication number
JP2006111101A
JP2006111101A JP2004299505A JP2004299505A JP2006111101A JP 2006111101 A JP2006111101 A JP 2006111101A JP 2004299505 A JP2004299505 A JP 2004299505A JP 2004299505 A JP2004299505 A JP 2004299505A JP 2006111101 A JP2006111101 A JP 2006111101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drink holder
instrument panel
vehicle
illumination
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004299505A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Okazaki
安昭 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2004299505A priority Critical patent/JP2006111101A/ja
Publication of JP2006111101A publication Critical patent/JP2006111101A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

【課題】 ドリンクホルダーに置かれた容器内の飲料を保温あるいは保冷機能を持たせた上で、ドリンクホルダーに照明手段を配置するに際して、その照明光が前席シートに着座した運転者の目障りになることを抑制し、また、その照明手段がフロントガラスやサイドガラスに映り込むことを抑制できるようにする。
【解決手段】 車室前部のフロントガラス20あるいはサイドウインド26の下方側で、空調ダクトの開口部43Dが形成された車室内のインストルメントパネル10あるいはドアトリムに設置されており、飲料の容器80を保持可能とする凹部37が形成されてなる車両用ドリンクホルダー43Dにおいて、ドリンクホルダー43Dは、空調ダクトの開口部43Dからの空調風がドリンクホルダー43Dに保持された飲料の容器80に接触可能となるよう設置されるとともに、ドリンクホルダー43Dには、凹部37内に照明光を照射する発光体51を具備する照明手段が設けられており、発光体51は、車室内の前席シートに着座した運転者の視界に直接に入らないように、設定されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動車等の車両において、飲料用のコップ、缶、あるいはペットボトル等を差し込んで倒れないように保持しておける車両に設けられるカップホルダー等のドリンクホルダー、特に、照明手段が設定されたドリンクホルダーに関する。
近年、自動車等の車両においては、夜間等に車室内を照明する照明手段についても、車
室内のインテリア性を高め、また、照明時により落ち着いた雰囲気を醸し出すことなどを
目的に、従来一般的ないわゆる直接照明に代えて間接照明を取り入れることが考えられて
いる。この間接照明では、直接照明のように照明光を出射する照明部材からの直接光で照
明するのではなく、照明部材からの照明光を近傍の壁面等で反射させ、その反射光を利用
して照明が行われので、直接照明の場合のように車室全体や照明対象およびその近傍領域
が過度に明るくなることを抑制でき、より落ち着いた和らいだ雰囲気を醸し出すことがで
きる。
また、夜間等では車室内が非常に暗いことがあり、そのような場合ドリンクホルダーが見え難い事が多く、ドリンクホルダーにコップを差し込んだり、差し込まれているコップを取り出したりするのが難しい。そこで、従来、ドリンクホルダーに照明手段を備えたものが知られている。
例えば、特許文献1には、インストルメントパネルの中央のコンソールボックス本体側縁で、インストルメントパネルの下部にドリンクホルダーが設けられ、そのホルダー部が引き出し可能に形成され、引き出しの把手部に照明手段であるランプを配置したものが開示されている。
特開平9−30310号公報
ところで、ドリンクホルダーには、エアコン等の空調ダクトの開口部からの空調風をドリンクホルダーに保持された飲料の容器に接触させることで飲料の保温あるいは保冷機能を持たす機能が必要とされる場合が多々ある。
しかしながら、単純に、上記のような照明手段を備えたドリンクホルダーをインストルメントパネルあるいはドアトリムに設けた空調ダクトの開口部近傍に設けた場合、この開口部が空調機能の面からインストルメントパネルの上部に形成されるため、ドリンクホルダーも高い位置に設置することになるので、照明手段の発光体から照射される照明光が車室内の前席シートに着座した運転者の視界に直接に入り易く、目障りになる場合がある。このように発光体が運転者の視界に直接入ると、特に、夜間等の照明時の運転がし辛くなり阻害感を及ぼすことになる。
さらに、上記空調ダクトの開口部は、上述のように、インストルメントの上部に形成されるが、これらの上方には、上部程車両後方側に位置するように傾斜したフロント(ウインドウ)ガラスが設けられている。また、車種によっては、上記空調ダクトの開口部は、サイド(ウインドウ)ガラスの下方側のドアトリム内に設けられているものもある。その場合、当該開口部近傍に設けられたドリンクホルダーの照明手段の発光体から照射される照明光が上記フロントガラスやサイドガラスに反射して乗員の視界に入る、所謂、映り込みが発生し易く、前席シートに着座した運転者にとってはこの映り込みがやはり目障りになるという問題もある。
そこで、この発明は、ドリンクホルダーに置かれた容器内の飲料の保温あるいは保冷機能を持たせた上で、ドリンクホルダーに照明手段を配置するに際して、その照明光が前席シートに着座した運転者の目障りになることを抑制し、また、その照明手段がフロントガラスやサイドガラスに映り込むことを抑制できるようにすることを、基本的な目的としてなされたものである。
このため、本願請求項1の発明(以下、第1の発明という)に係る車両用ドリンクホルダーは、車室前部のフロントガラスあるいはサイドガラス下方側で、空調ダクトの開口部が形成された車室内のインストルメントパネルあるいはドアトリムに設置されており、飲料の容器を保持可能とする凹部が形成されてなる車両用ドリンクホルダーにおいて、上記ドリンクホルダーは、上記空調ダクトの開口部からの空調風が上記ドリンクホルダーに保持された上記飲料の容器に接触可能となるよう設置されるとともに、上記ドリンクホルダーには、上記凹部内に照明光を照射する発光体を具備する照明手段が設けられており、上記発光体は、車室内の前席シートに着座した運転者の視界に直接に入らないように、設定されていることを特徴とするものである。
また、本願請求項2の発明(以下、第2の発明という)は、上記第1の発明を前提として、上記ドリンクホルダーは、インストルメントパネルの中央部、上記中央部に対し運転者から見てインストルメントパネルの左側部、上記中央部に対し運転者から見てインストルメントパネルの右側部の内少なくとも1つに設置されていることを特徴とするものである。
更に、本願請求項3の発明(以下、第3の発明という)は、上記第1あるいは2の発明を前提として、上記発光体は、上記凹部の車室前方側に対して照明光を照射するように設けられていることを特徴とするものである。
また更に、本願請求項4の発明(以下、第4の発明という)は、上記第1の発明を前提として、上記ドリンクホルダーは、上記インストルメントパネルに対して格納自在に設けられ、上記インストルメントパネルに対して着脱自在に設けられ、あるいは上記インストルメントパネル自体に形成されていることを特徴とするものである。
本願の第1の発明によれば、車室前部のフロントガラスあるいはサイドガラスの下方側で、空調ダクトの開口部が形成された車室内のインストルメントパネルあるいはドアトリムに設置され、飲料の容器を保持可能な凹部が形成されてなる車両用ドリンクホルダーを前提とし、空調ダクトの開口部からの空調風がドリンクホルダーの容器に保持された飲料の容器に接触可能となるよう設置されている。従って、運転者の好みに応じて空調風を利用でき、ドリンクホルダーに置かれた容器内の飲料の保温あるいは保冷機能を持たせることができることになる。
加えて、ドリンクホルダーには、飲料の容器を保持可能な凹部に照明光を照射する発光体を具備する照明手段が設けられており、発光体は、車室の前席シートに着座した運転者の視界に直接に入らないように照明手段が設定されている。従って、例えばトンネル内走行時あるいは夜間走行時など、車室内の照明を要する場合には、車室内全体を明るくしなくても、運転者は容易にドリンクホルダーの位置を認識することができる。この場合において、発光体は、運転者の視界に直接に入らないようになされており、間接照明となるので、直接照明の場合のように照明部分およびその近傍領域が過度に明るくなることを抑制でき、車室内をより落ち着いた和らいだ雰囲気にすることができる。しかも、発光体は、車室の前席シートに着座した運転者の視界に直接に入らないように設定されているので、前席シートに着座した運転者にとって照明が目障りになることがより有効に抑制される。すなわち、運転者にとって、照明が目に入って運転し辛くなることがより有効に回避できる。
また、本願の第2の発明によれば、上記第1の発明を前提として、ドリンクホルダーは、インストルメントパネルの中央部、中央部に対し運転者から見てインストルメントパネルの左側部、中央部に対し運転者から見てインストルメントパネルの右側部の内少なくとも1つに設置されている。基本的には上記第1の発明と同様の作用効果を奏することができる。特に、ドリンクホルダーは、インストルメントパネル上に設置されていることで、ドリンクホルダーの視認性、使い勝手を向上させることができる。
更に、本願の第3の発明によれば、上記第1の発明あるいは第2の発明を前提として、上記発光体は、上記凹部の車室前方側に対して照明光を照射するように設けられている。基本的には上記第1の発明あるいは第2の発明と同様の作用効果を奏することができる。更に、上記発光体から上記凹部の車室前方側に対して照明光を照射するように設けられているので、フロントガラスやサイドガラスに近く映り込みが生じ易いドリンクホルダーについて、これらガラスへの映り込みを抑制しつつ適切に照明することができる。つまり、飲料の容器が透過性の場合、発光体から照射される光の一部は飲料の容器自体を照らし、また当該光の一部は飲料の容器を通過して凹部の車室前方側を照らすことになる。これにより、運転者はこの照らされた部分を見ることで飲料の容器の視認性を向上できる。しかも、明るく照らされた凹部の車室前方側の部分は、ドリンクホルダーより上方側に位置するインストルメントパネルもしくはドアトリム、あるいは凹部の車室前方側の上端部がフロントガラスやサイドガラスに反射した運転者の視界から見て陰になる。また、発光体から車室前方側に照射される光は、飲料の容器から当該前方側に出る迄にある程度弱められる。これらによって、フロントガラスやサイドガラスへの映り込みを確実に低減できることになる。なお、発光体からの凹部の車室前方側に対する照明光は、インストルメントパネルもしくはドアトリム、あるいは凹部の車室前方側の上端部により遮られて運転者の視界内に映り込まなければ多少上方側を指向していてもよい。また、飲料の容器が缶や紙コップなどの非透過性の場合、発光体から照射される光は、基本的に飲料の容器の車室後方側の面を照らすため、ドリンクホルダーより後方に位置する運転手による飲料の容器の視認性を向上できる。しかも、この場合であれば、発光体から照射される光は、飲料の容器に遮られて車両前方側に進まないため、フロントガラスやサイドガラスへの映り込みを確実に防止できる。
また更に、本願の第4の発明によれば、上記第1の発明を前提として、ドリンクホルダーは、インストルメントパネルに対して格納自在に設けられ、インストルメントパネルに対して着脱自在に設けられ、あるいはインストルメントパネル自体に形成されている。基本的には上記第1の発明と同様の作用効果を奏することができる。特に、ドリンクホルダーをこれらの方式によりインストルメントパネルに保持することができるので、ドリンクホルダーの保持方式の適応範囲を広げることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係るドリンクホルダーを設けた自動車の車室前部を概略的に示す斜視図である。この図に示すように、この自動車の車室前部には、車室の前側下部を覆うようにしてインストルメントパネル10が配設され、インストルメントパネル10の前側上方には、車室の前側上部を覆うフロント(ウインドウ)ガラス20が配設されている。インストルメントパネル10の前縁部は、フロントガラス20の下縁部近傍に位置している。尚、車種によっては、フロント側部にサイド(ウインドウ)ガラス25,26が配設され、インストルメントパネル10の前部側縁部がこのサイドガラス25,26の下縁部近傍に位置するものもある。
インストルメントパネル10の車幅方向における略中央部分には、車両上下方向に亘ってセンタコンソール部16が延設されており、このセンタコンソール部16の前部の傾斜面部には、変速シフトレバー31を挿通させるレバーガイド溝が形成されている。また、このレバーガイド溝の前側上方には空調装置の設定ダイヤル41が、それぞれ配設されている。また、この空調設定ダイヤル41の上方のインストルメントパネル10には、オーディオ装置の各種操作ボタン42が配設されている。更に、これら操作ボタン42の上方には空調ダクトの開口部43B,43Cが位置している。
運転者から見て(以下、特に説明のない限り左右は運転者を基準とする。)インストルメントパネル10のセンタコンソール部16よりも右側部分は、図示しない運転席シートの前方に位置し、ステアリングホイール35の前方のインストルメントパネル部分には、車速メータ44及びエンジン回転数メータ45等のメータ類が配置され、その更に右方には、空調ダクトの開口部43Dが配置されている。この空調ダクトの開口部43Dの下方のインストルメントパネル部分には、ドリンクホルダー36Bが設置されている。ドリンクホルダー36Bの下方には、例えばフォグランプ・スイッチ等を含むスイッチ類46が配設されている。
一方、インストルメントパネル10のセンタコンソール部16よりも左側部分は、図示
しない助手席シートの前方に位置し、空調ダクトの開口部43Aが配置されている。この空調ダクトの開口部43Aの下方のインストルメントパネル部分には、ドリンクホルダー36Aが設置されている。
また、左右のフロントドア21,22の前端部には、主として車両の側部後方を視認す
るためのサイドミラーとしてのドアミラー23,24がそれぞれ設けられている。
以下、本実施形態に係るドリンクホルダーについて上記ドリンクホルダー36Bを例示して説明する。
図2はドリンクホルダー36Bの基本的な構造を示す斜視図であり、また、図3は、図2におけるA−A線矢視の断面図である。
図2に示すように、ドリンクホルダー36Bは、車両右側のインストルメントパネル10に設置された空調ダクトの開口部43Dの下側に格納自在に設置されている。ドリンクホルダーを必要とするときに引き出し、不要なときは格納できるようにしてある。ドリンクホルダー36Bには、飲料の容器80を保持できるように凹部37が設けられている。この凹部37に置かれた飲料の容器80の上部の部分が、空調ダクトの開口部43Dから吹き出している空調風が接触するように構成されている。従って、運転者の好みに応じて空調風を利用して、ドリンクホルダー36Bに置かれた飲料の容器80内の飲料の保温あるいは保冷機能を持たせることができる。
ドリンクホルダー36Bの照明手段は、光源50と発光体51から成っている。発光体51が光源50に連結され光を導くことになる。ドリンクホルダー36Bの凹部37の車両前方左側部分には、光源50(例えば、発光ダイオード,ハロゲンランプ,白熱灯など)が配設されている。凹部37の壁37bの下方部には、図3に示すように切欠部38が設けられ、凹部37の車両後方左側部分を挟んで所定長さに亘り設けられている。なお、切欠部38は、凹部37の中心から見て壁37bから外方で壁37bに対して平行に設定された壁37cと、壁37bおよび壁37cとの段差部37eに設けた壁37bと壁37cを連絡する段差面37dとで形成されている。
発光体51は、例えばアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの導光性を有する材料を用いて、長尺の棒状に形成されており、柔軟性を有しているので、ある程度の曲率で曲がる曲線状部分でも支障なく敷設することができる。また、発光体51は、図2に示すように、凹部37の左側壁部内を通り、切欠部38で凹部37内を臨むように切欠部38の右端部までドリンクホルダー36Bに敷設されている。発光体51の一部は、段差面37dに埋め込まれており、発光体51からの照明光60は、凹部37の車室前方側の壁37aへ照射されるようになっている。また、発光体51からの照明光60は、図2のようにやや右側前方側へ照射されるようにしてもよい。従って、例えばトンネル内走行時あるいは夜間走行時など、車室内の照明を要する場合には、車室内全体を明るくしなくても、運転者は容易にドリンクホルダー36Bの位置を認識することができる。この場合において、発光体51は、段差部37eでその面直方向が下方側を指向する段差面37dに敷設されていることで、運転者の視界に直接に入らないようになされており(図3の運転者の視線を示すYを参照)、これにより凹部37の下部は明るく照らされて間接照明となるので、直接照明の場合のように照明部分およびその近傍領域が過度に明るくなることを抑制でき、車室内をより落ち着いた和らいだ雰囲気にすることができる。しかも、前席シートに着座した運転者にとって照明が目障りになることがより有効に抑制され、運転者にとって、照明が目に入って運転し辛くなることがより有効に回避できる。
また、飲料の容器80が透過性の場合、発光体51から照射される光の一部は飲料の容器80自体を照らし、また当該光の一部は飲料の容器80を通過して凹部37の車室前方側を照らすことになる。これにより、運転者はこの照らされた部分を見ることになるので飲料の容器80の視認性を向上できる。しかも、明るく照らされた凹部37の車室前方側の部分は、ドリンクホルダーより上方側に位置するインストルメントパネル10あるいはドアトリムや凹部37の車室前方側の上端部の陰になり、また、発光体51から車室前方側に照射される光は、飲料の容器80から当該前方側に出る時にある程度弱められる。これらによって、フロントガラス20やサイドガラス26への映り込みを確実に低減できることになる。また、飲料の容器80が缶や紙コップなどの非透過性の場合、発光体51から照射される光は、基本的に飲料の容器80の車室後方側の面を照らすため、ドリンクホルダーより後方に位置する運転手や乗員による飲料の容器80の視認性を向上できる。しかも、この場合であれば、発光体から照射される光は、飲料の容器80に遮られて車両前方側に進まないため、フロントガラス20やサイドガラス26への映り込みを確実に防止できる。
次に、添付図面を参照して本発明の他の実施形態を説明する。
図4は、ドリンクホルダー36Cの基本的な構造を示す斜視図であり、また、図5は、車両前方側から見たドリンクホルダー36Cにおける照明手段の一部の組立て図である。図4に示すように、ドリンクホルダー36Cを、インストルメントパネル10の車幅方向における略中央部分に設置された図1における空調ダクトの開口部43B,43Cの下側に格納自在に設置されている。ドリンクホルダー36Cには、飲料の容器を保持できるように凹部70と凹部71が2連で設けられている。それぞれの凹部に保持された飲料の容器の上部の部分が、空調ダクトの開口部43B,43Cから吹き出している空調風が接触するように構成されている。上記実施形態と同様、ドリンクホルダー36Cに置かれた飲料の容器内の飲料の保温あるいは保冷機能を持たせることができる。
ドリンクホルダー36Cの照明手段は、光源52とアクリル導光板56から成っている。アクリル導光板56が光源52からの光を導くことになる。この場合、アクリル導光板56が発光体となる。アクリル導光板56と不透明樹脂板55とは図5に示すように接着し一体化されていて、ドリンクホルダー36Cにおける凹部70と凹部71との境部分の車両後方側寄りに形成された溝部39に取り付けられている。溝部39の車両後方側に、開口部57から溝部39を臨むようにドリンクホルダー36C内に、光源52が配設されている。アクリル導光板56の上面は不透明樹脂板55で覆われているので上方には照射光は出ることはない。アクリル導光板56の凹部70,71を臨む車幅方向両側面は斜め下方を指向するように形成されている。凹部70内へアクリル導光板56から照射される照明光61は、凹部70の車室前方側へ照射されるようになっている。また、図4に示すようにやや左側前方側へ照射されるようにしてもよい。同様に、凹部71内へアクリル導光板56から照射される照明光62は、凹部71の車室前方側へ照射されるようになっている。また、図4に示すようにやや右側前方側へ照射されるようにしてもよい。従って、上記実施形態と同様、前席シートに着座した運転者にとって照明が目障りになることがより有効に抑制され、照明が目に入って運転し辛くなることがより有効に回避できる。また、フロントガラス20やサイドガラス26への映り込みを確実に防止できる。
尚、上記実施形態では、インストルメントパネルに空調ダクトの開口部が設置された形態を取り上げたが、ドアトリムの上部に空調ダクトの開口部が設置された場合において、インストルメントパネルあるいはドアトリムに上述のようなドリンクホルダーを設けたものであっても本発明は適用される。
また、上記実施形態では、ドリンクホルダーがインストルメントパネルの右側部及びインストルメントパネルの中央部に設置された形態を取上げたが、中央部に対し運転者から見てインストルメントパネルの左側のドリンクホルダー36Aにも本発明は適用される。
また、上記実施形態では、ドリンクホルダーがインストルメントパネルに格納自在に設けられた形態を取り上げたが、ドリンクホルダーをインストルメントパネルとは別体にするのではなく、インストルメントパネルに一体的にドリンクホルダーを形成したものであっても本発明は適用される。さらに、ドリンクホルダーをインストルメントパネルとは別体として市販されるものであって、光源のバッテリを内蔵させて、空調ダクトの開口部のルーバーに対してクリップで着脱自在にしたものであっても良く、本発明は適用される。
また、上記実施形態では、光源と発光体を別体とされた形態を取上げたが、発光体自体が自ら光を照射するようなEL(エレクトロルミネッセンス)を発光体としたものであっても本発明は適用される。
また、ドリンクホルダーとして、上記実施形態のように格納機構をさらに工夫して、例えば、ドリンクホルダーを引き出すと同時に収納されたドリンクホルダーの底部が下方側に変位するものであって、引き出されたドリンクホルダーの上部に上方から見て空間部が形成されていて、この空間部と上記底部とで飲料の容器を保持するものであっても本発明は適用される。この場合、ドリンクホルダーの上部の空間部の車室後方側の縦面に発光体を設置し、空間部の車室前方側の縦面を照射するよう構成することができる。
この発明は、ドリンクホルダーに置かれた容器内の飲料の保温あるいは保冷機能を持たせた上で、ドリンクホルダーに照明手段を配置するに際して、その照明光が前席シートに着座した運転者の目障りになることを抑制し、また、その照明手段がフロントガラスやサイドガラスに映り込むことを抑制できるようにしたもので、自動車等の車両に車両に設けられるドリンクホルダーへ有効に適用することができる。
尚、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
において、種々の変更や改良等を行えることは言うまでもない。
本実施形態に係るドリンクホルダーを設けた自動車の車室前部を概略的に示す斜視図である。 上記ドリンクホルダーの基本的な構造を示す斜視図である。 図2におけるA−A線矢視の断面図である。 他の実施形態に係るドリンクホルダーの基本的な構造を示す斜視図である。 車両前方側から見た他の実施形態に係るドリンクホルダーにおける照明手段の組立て図である。
符号の説明
10 インストルメントパネル
20 フロントガラス
25,26 サイドガラス
43(43A,43B,43C,43D) 空調ダクトの開口部
36(36A,36B,36C) ドリンクホルダー
50,52 光源
51,56 発光体

Claims (4)

  1. 車室前部のフロントガラスあるいはサイドガラスの下方側で、空調ダクトの開口部が形成された車室内のインストルメントパネルあるいはドアトリムに設置されており、飲料の容器を保持可能とする凹部が形成されてなる車両用ドリンクホルダーにおいて、
    上記ドリンクホルダーは、上記空調ダクトの開口部からの空調風が上記ドリンクホルダーに保持された上記飲料の容器に接触可能となるよう設置されるとともに、
    上記ドリンクホルダーには、上記凹部内に照明光を照射する発光体を具備する照明手段が設けられており、上記発光体は、車室内の前席シートに着座した運転者の視界に直接に入らないように、設定されていることを特徴とする車両用ドリンクホルダー。
  2. 上記ドリンクホルダーは、インストルメントパネルの中央部、上記中央部に対し運転者から見てインストルメントパネルの左側部、上記中央部に対し運転者から見てインストルメントパネルの右側部の内少なくとも1つに設置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドリンクホルダー。
  3. 上記発光体は、上記凹部の車室前方側に対して照明光を照射するように設けられていることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の車両用ドリンクホルダー。
  4. 上記ドリンクホルダーは、上記インストルメントパネルに対して格納自在に設けられ、上記インストルメントパネルに対して着脱自在に設けられ、あるいは上記インストルメントパネル自体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドリンクホルダー。
JP2004299505A 2004-10-14 2004-10-14 車両用ドリンクホルダー Pending JP2006111101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004299505A JP2006111101A (ja) 2004-10-14 2004-10-14 車両用ドリンクホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004299505A JP2006111101A (ja) 2004-10-14 2004-10-14 車両用ドリンクホルダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006111101A true JP2006111101A (ja) 2006-04-27

Family

ID=36379983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004299505A Pending JP2006111101A (ja) 2004-10-14 2004-10-14 車両用ドリンクホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006111101A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103486798A (zh) * 2013-09-05 2014-01-01 广东英得尔实业发展有限公司 后挡风玻璃平台融入式冰箱
CN103481803A (zh) * 2013-09-05 2014-01-01 广东英得尔实业发展有限公司 后排扶手位嵌入式冰箱
CN103481802A (zh) * 2013-09-05 2014-01-01 广东英得尔实业发展有限公司 储物盒嵌入式冰箱
JP2017065290A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 ダイハツ工業株式会社 車載ドリンクホルダー構造
US10232769B2 (en) 2014-01-08 2019-03-19 Ford Global Technologies, Llc Vehicle cup holder assembly

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233933U (ja) * 1985-08-16 1987-02-28
JPH0560937U (ja) * 1991-10-09 1993-08-10 小島プレス工業株式会社 車両用収納装置
JPH10264710A (ja) * 1997-03-21 1998-10-06 Napolex Co 自動車用飲料容器保持具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233933U (ja) * 1985-08-16 1987-02-28
JPH0560937U (ja) * 1991-10-09 1993-08-10 小島プレス工業株式会社 車両用収納装置
JPH10264710A (ja) * 1997-03-21 1998-10-06 Napolex Co 自動車用飲料容器保持具

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103486798A (zh) * 2013-09-05 2014-01-01 广东英得尔实业发展有限公司 后挡风玻璃平台融入式冰箱
CN103481803A (zh) * 2013-09-05 2014-01-01 广东英得尔实业发展有限公司 后排扶手位嵌入式冰箱
CN103481802A (zh) * 2013-09-05 2014-01-01 广东英得尔实业发展有限公司 储物盒嵌入式冰箱
CN103486798B (zh) * 2013-09-05 2016-03-02 广东英得尔实业发展有限公司 后挡风玻璃平台融入式冰箱
US10232769B2 (en) 2014-01-08 2019-03-19 Ford Global Technologies, Llc Vehicle cup holder assembly
JP2017065290A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 ダイハツ工業株式会社 車載ドリンクホルダー構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1625971B1 (en) Vehicle interior illumination structure
JP6453999B2 (ja) 車両用内装部品
JP4720927B2 (ja) 車室内の照明装置
JP2008013163A (ja) 車両用視認補助装置
JP6453998B2 (ja) 車両用内装部品
JP4737241B2 (ja) 車室内の照明装置
JP4353142B2 (ja) 車室内の照明装置
JP2006111101A (ja) 車両用ドリンクホルダー
JP5387104B2 (ja) ドアトリム照明装置
JP4448744B2 (ja) 車室内の照明装置
JP4407455B2 (ja) 車室内の照明装置
JP2005306233A (ja) 車輌用室内照明装置
JP2008114694A (ja) ドアポケットの照明構造
JP2007022200A (ja) 車室内の照明装置
WO2018020997A1 (ja) 車載手元照明器具および自動車
PT1676751E (pt) Revestimento interno de uma parte da carroceria de um veículo automóvel na qual está integrado um meio de iluminação
JP5325609B2 (ja) 車両用内装構造
JP2009196450A (ja) 車両用シート
JP2548059B2 (ja) 収納箱装置
JP2007276604A (ja) 空気取入れ装置付きカップホルダ
JP2568691Y2 (ja) 車室内照明装置
JP2006027304A (ja) 照明装置および車両天井構造
JP5301844B2 (ja) 車両用シート
JP4419815B2 (ja) 車両の照明装置
JP2000043631A (ja) 自動車用インストルメントパネルのロアセンター部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070720

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20070720

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

A977 Report on retrieval

Effective date: 20091126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20091201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100330

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02