JP3591125B2 - 車両用小物入れの照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のコンソールボックスやグローブボックス等の車両用小物入れの照明装置、即ち、照明付きの車両用小物入れに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車内にはボックス状、或いはポケット状に形成された各種の小物入れが備え付けられている。そして、例えば、運転席と助手席との間にはコンソールボックスが一般に設けられ、種々のドライブ用小物類、或いはカセットテープ等を入れておくことができるようにされている。また、特に最近では、このコンソールボックスに、缶飲料等を保持するためのカップホルダが一体にまたは着脱可能に備えられる場合も多くなっている。
【0003】
ところで、夜間には車内は暗く、コンソールボックス等の小物入れの内部も暗い。そのため、夜間での運転時において、その小物入れから小物類を取出し、またはしまい込むことは困難を伴なうことであり、特に、カップホルダから缶飲料等を出し入れすることは、内容物がこぼれる恐れがあるために非常に困難である。もっとも、車内灯を点灯することによって車内を明るくすることができるが、それによって、その光が窓ガラスに反射することになるため好ましくない。
【0004】
このようなことから、インストルメントパネルに設けられた灰皿を、それの収納部の上壁に照明ランプを取付けて照明するようにした例が既に知られている(例えば、実公平6−1476号公報)。また、グローブボックス内に照明ランプを取付け、それの開閉によって切替わるスイッチによって、グローブボックスを開けた場合にその内部が照明されるようにした例も知られている(例えば、実公平6−1476号公報)。そして、これらの例では、照明ランプとしてはバルブ、即ち、白熱ランプが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、夜間での取扱を容易にするために、自動車用灰皿やグローブボックスに白熱ランプからなる照明ランプを設けて、これを照明することが知られている。そこで、上記のようなコンソールボックスについても、夜間での小物類や缶飲料の出し入れを容易に行えるようにするために、それの適当な個所に照明ランプを取付けてその内部を照明し、明るくすることが考えられる。
【0006】
しかしながら、照明ランプとして従来のように通常の白熱ランプを用い、これを単にコンソールボックスの壁面に取付けた場合、白熱ランプの光はボックス内だけでなく全周囲に分散されるため、照明の必要がない所にまで光が洩れ、その個所を無用に明るくする。このような不具合は、例えば、その白熱ランプをコンソールボックスの壁面内に十分深く取付けることによって防止することができる。しかし、この場合には十分な明るさが得られず、また、白熱ランプは発熱量が多いため、長時間点灯し続けることができない。そのため、白熱ランプを用いた場合では、コンソールボックスの内部を十分な、かつ、適度な明るさで、しかも、不必要な場所に光が洩れないように照明することは、実際的には困難なことである。
【0007】
また、白熱ランプの場合、発熱量が多いため、長時間の点灯時には消費電流がかさむばかりでなく、寿命も短い。そのため、白熱ランプをコンソールボックスに取付けて照明装置を形成する場合には、その点灯を制御するために、前述のグローブボックスの例のように、リッドの開閉に応じて切替わる電気スイッチ等が、専用のスイッチとして合せて必要である。したがって、白熱ランプ自体は安価であるが、照明装置全体としては比較的コストが高いものとなる。
【0008】
更に、車両用小物入れの中でも特にコンソールボックスは、音楽テープの交換等のために比較的よく使用され、また、これにカップホルダが備えられた場合には特にそうである。そのため、このような小物入れを照明するに際しては、その照明は、計器類の照明と同様に、夜間の運転中には常時なされるようにすることが望ましく、またこの場合、スモールランプの点灯と連動して点灯させることによって、専用のスイッチを省くこともできる。しかし、そのためには、照明のために消費される電力(電流)が十分に少ないことが重要である。
【0009】
そこで、本発明は、車両用小物入れの内部を十分で、かつ、適度な明るさで照明することができると共に、電力の消費の少ない車両用小物入れの照明装置の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、基本的には、発光効率が高く、したがって消費電力が少ない発光ダイオードを用いた照明ランプを、車両用小物入れに設けることによって解決される。
【0011】
即ち、請求項1にかかる車両用小物入れの照明装置は、自動車の車内に備え付けられた小物入れと、その小物入れの壁面に取付けられ、小物入れの内部を照明する照明ランプとからなる車両用小物入れの照明装置において、その照明ランプは、小物入れの壁面に対する取付部を備えたランプ本体と、ランプ本体に組付けられ、複数の発光ダイオードチップを含み発光体を形成する発光ダイオードモジュールと、前記発光ダイオードモジュールを覆い、上方側の内側端面は一定の角度で傾斜したテーパ面とし、その上側表面には光反射面が設けられ、前記発光ダイオードチップから放射される光を前記小物入れの内部に分散するように、前記発光ダイオードチップから放射される光を前記光反射膜で反射して下方側に指向されるように形成したレンズとを具備するものである。
【0012】
このように、この車両用小物入れの照明装置においては、照明ランプは、特に、複数の発光ダイオードチップを含み発光体を形成する発光ダイオードモジュールと、その発光ダイオードチップから放射される光を小物入れの内部に分散するレンズとを備えて形成されている。そのため、発光ダイオードチップからの放射光はレンズを透過して車両用小物入れの内部に効率的に分散され配光されるので、その発光ダイオードチップの数を適切に設定することによって、小物類或いは缶飲料の出し入れのために十分な、かつ、適度な明るさで、小物入れの内部を必要な範囲のみ照明することができる。なおこの場合、発光ダイオードチップは点光源をなすため、それらを適切に配列すると共に、それらと対応してレンズを適切に配置することによって、所望の照明範囲を容易に設定することができる。また、発熱が少なく、発光効率のよい発光素子である発光ダイオードを用いているので、少ない消費電力によって車両用小物入れを照明することができる。
【0013】
したがってまた、この車両用小物入れの照明装置によれば、消費電力が少ないため、その照明ランプをスモールランプ(クリアランスランプ)の電気回路に直結して、スモールランプが点灯される薄暮れから夜間には常時点灯し続けるようにすることができる。そして、それによって、照明ランプの点灯を制御するためのスイッチを省き、照明装置をより安価に形成することができる。
【0014】
即ち、請求項2にかかる車両用小物入れの照明装置は、請求項1において、その照明ランプがコンソールボックスの側壁の上端近くに取付けられているスモールランプの点灯と連動して点灯されるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施形態の車両用小物入れの照明装置に使用する照明ランプを、一部破断して示す正面図である。図2は図1の照明ランプを、その半部をA−A切断線に沿った断面で切断して示す上面図である。図3は図1の照明ランプのB−B切断線に沿った断面図である。図4は図1の照明ランプの全体を示す斜視図である。図5は図1の照明ランプの発光ダイオードモジュールを示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。図6は図5の発光ダイオードモジュールの回路図である。図7は図1の照明ランプのレンズを拡大して示す断面図である。図8は図1の照明ランプをコンソールボックスに取付けた状態を示す斜視図である。図9は図8のC−C切断線に沿った断面図である。
【0017】
図8に全体的に示すように、本実施形態の車両用小物入れの照明装置は、コンソールボックス1の照明装置として具体化したものである。ここで、このコンソールボックス1は自動車の運転席と助手席との間にフロアコンソールの一部として設けられたものであり、箱状の収納部空間を備え、各種のドライブ用小物品や音楽テープ等を収容可能に形成されている。またこの例では、缶飲料または飲料用コップ等を保持するためのカップホルダ2が、その前部側に着脱可能に備えられている。なお、このコンソールボックス1には、点線で示すように、その開口を覆うリッド3が適宜設けられている。
【0018】
そして、このコンソールボックス1には、その内部を照明し、それによって夜間において収納物が明瞭に視認できるように、その壁面に照明ランプ10が取付けられている。より具体的には、この照明ランプ10は、コンソールボックス1の運転席側の側壁の上端近くに取付けられ、また、カップホルダ2の上面部を十分に明るくすることができるように、それに近接した個所に取付けられている。この取付の態様については、後で詳細に説明する。
【0019】
図1乃至図4のように、この照明ランプ10は発光ダイオードのランプ(LEDランプ)として形成され、本体を形成すると共にコンソールボックス1に取付けられるランプ本体11と、複数の発光ダイオードのチップ(LEDチップ)21を含み発光体を形成する発光ダイオードモジュール(LEDモジュール)20と、このLEDモジュール20を覆い、LEDチップ21から放射する光をコンソールボックス1内に分散するレンズ30とを備え、これらが一体的に組付けられて形成されている。
【0020】
ランプ本体11は、例えば、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂から全体が略箱状の形状に形成され、また、コンソールボックス1の壁面に取付けるための取付部12を有している。そして、このランプ本体11は係止爪13を左右に一対備え、細長い板状形状の要素であるLEDモジュール20は、ランプ本体11の上方部の凹部に嵌込まれた状態でこの係止爪13によって係止され、固定保持されている。また、ランプ本体11には、カバーケース状のレンズ30を固定的に組付けるために係止部14が形成され、レンズ30に一体に形成された爪片31との係合によって、このレンズ30がランプ本体11に嵌め合わされた状態で固定されるようになっている(図3参照)。このように、ランプ本体11は、LEDモジュール20及びレンズ30を一体的に組付けるための本体を形成している。なお、このランプ本体11は、光の乱反射による拡散を防ぐために、一般に黒色材料から形成することが好ましい。
【0021】
光源としての発光体を形成するLEDモジュール20は、図5のように、複数のLEDチップ21をプリント基板22上に備えて形成され、ここでは6個のLEDチップ21が用いられている。そして、これらの6個のLEDチップ21は一直線状に配列され、したがって、これらによって線状の光源が形成されている。なお、これらのLEDチップ21の表面は、エポキシ樹脂等の適当な封止材のコーティングによって封止されている。また、プリント基板22上にはノイズ防止用整流ダイオード23と電流制限抵抗24とが備えられ、図6のようなLED回路が形成されている。
【0022】
即ち、図6のように、6個のLEDチップ21は、整流ダイオード23と電流制限抵抗24との間に直列に接続されると共に、それらの2個ずつを並列に接続して1組とし、互いに直列に接続されている。したがって、2個ずつが並列に接続されているので、たとえ1個のLEDチップ21が何等かの原因により不点灯になっても、他のLEDチップ21は点灯し続けることができる。ただし、LEDチップ21の接続の態様は、その個数等に応じて適宜に設計することができる。そして、このように複数のLEDチップ21を備えるLEDモジュール20は、リード線25を介してオルタネータ及びバッテリと接続され、その電源により作動され、発光されるようになっている。
【0023】
なお、ここで、LEDチップ21の個数は、そのコンソールボックス1の内部の照明のために所望される明るさ等に応じて、任意に決めることができる。また、そのLEDの発光色についても、赤、緑、青等の任意の彩色光であることができ、またこれらの各色を発光するLEDチップ21を組合せて用い、白色の照明光が得られるようにすることもできる。しかし、一般的には、小物入れとしてのコンソールボックス1内の照明光としては、緑色等の落着きのある色彩光が特に好ましい。
【0024】
また、レンズ30は、アクリル樹脂等の光透過性のよい合成樹脂材料から形成される。また、その全体はカバーケース状に形成され、特に図3のように、それに一体に形成された爪片31とランプ本体11の係止部14との係合によってランプ本体11に対して弾性的に組付けられ、このランプ本体11と共同して実質的に密閉された構造の矩形の箱体を形成する。したがって、このレンズ30はLEDモジュール20を覆うカバーを形成し、LEDチップ21から放射される光を透過してコンソールボックス1内に分散し配光させる働きを有している。
【0025】
そして、特に図7のように、このレンズ30の内面には多数のかまぼこ形状の小凸条32が形成され、それによって波状の凹凸面が形成されている。そのため、このレンズ30を通して本実施形態の照明ランプ10を外側から見た場合、その小凸条32によって光が屈折されることにより、内部構造、特に、LEDモジュール20の表面構造が分からないようになっている。
【0026】
更に、本実施形態において、このレンズ30の上方側の内側端面は一定の角度で傾斜したテーパ面33として形成されると共に、その上側表面には光反射膜34が設けられている。したがって、図7のように、LEDチップ21から放射されテーパ面33に入射した光は、レンズ30の内部で屈折すると共にその光反射膜34で反射されて、下方側に指向される。そのため、レンズ30のこのような構造とLEDチップ21の配置によって、LEDチップ21から放射される光は実質的に上方には向かわず、コンソールボックス1内の照明にのみ有効に利用されるようになっている。なお、上記の光反射膜34は、例えば、金属箔の貼着、或いは光反射性塗料のコーティング等によって形成することができる。
【0027】
本実施形態の照明ランプ10は、このようにランプ本体11と、LEDモジュール20及びレンズ30とを一体的に組付けた組立体として簡易に形成され、コンソールボックス1の適当な個所に取付けられている。即ち、図8及び図9のように、この照明ランプ10は、コンソールボックス1の運転席側の側壁の上端近くであって、カップホルダ2の装備個所に跨がって取付けられている。つまり、コンソールボックス1の内部及びカップホルダ2の表面が十分に照明される一方、照明ランプ10からの直接光は少なくとも運転手側には届かないようになっている。また、この照明ランプ10の配置は、コンソールボックス1内の小物類やカップホルダ2に置かれる缶飲料を運転席側から照らし、運転者がそれらの出し入れをより容易に行えるようにしている。
【0028】
具体的には、図9のように、コンソールボックス1の側壁には、照明ランプ10のレンズ30の形状に従う開口部1aと取付部12に対応する取付ボス1bとが形成され、照明ランプ10は、そのレンズ30の表面とコンソールボックス1の側壁の表面とが実質的に面一になるように、ネジ等により固着されている。したがって、この取付の態様によって、照明ランプ10からの光は水平面から上方には実質的には配光されず、それによって、助手席の同乗者側にも点灯する照明ランプ10の直接光は届かないようにされ、また、コンソールボックス1内以外の不必要な個所が無用に照明されないようになっている。なお、図9において、点線で示す4は図8のリッド3を案内するスライドレールであり、また同じく5はこのスライドレール4を覆いコンソールボックス1の外側を取囲む外囲体であり、これらはリッド3と共に適宜に設けられる。
【0029】
このように、本実施形態のコンソールボックスの照明装置は、自動車の運転席と助手席との間に備え付けられた小物入れとしてのコンソールボックス1において、その壁面に照明ランプ10を取付けたものであって、この照明ランプ10は、コンソールボックス1の壁面に対する取付部12を備えたランプ本体11と、このランプ本体11に組付けられ、複数のLEDチップ21を含み発光体を形成するLEDモジュール20と、このLEDモジュール20を覆い、LEDチップ21から放射される光をコンソールボックス1内に分散するレンズ30とを具備するものである。
【0030】
したがって、このコンソールボックスの照明装置によれば、夜間の運転時において、LEDランプからなる照明ランプ10を点灯することにより、暗いコンソールボックス1内を明るくすることができ、それによって、運転者または同乗者はコンソールボックス1内の小物類や缶飲料等の出し入れを容易に行うことができる。そしてここで、この照明ランプ10は、専用の切替スイッチまたはコンソールボックス1のリッド3の開閉に応じて切替わるスイッチによって点灯させることもできるが、スモールランプ(クリアランスランプ)の電気回路と直結して、薄暮れから夜間にかけてのスモールランプの点灯時に、それと連動して共に点灯するようにさせることができる。それによって、照明ランプ10を点灯させるためのスイッチを省くことができ、その分だけ照明装置をより安価に形成することができる。また、そのようにスモールランプと共に常時点灯させても、照明ランプ10は発光効率が高いLEDランプとして形成されているため、電力の消費は少なく、また実質的に発熱することもない。
【0031】
また、そのように消費電力が少なく、発熱が少ないだけでなく、LEDランプから形成されたこの照明ランプ10によれば、フィラメントが無いため耐震性に優れ、メンテナンスフリーの長期間の耐久性が得られると共に、各種の鮮明な色彩光を色フィルタ無しで効率的に得ることができる効果がある。更に、照明ランプ10は、ランプ本体11と、複数のLEDチップ21を含むLEDモジュール20と、LEDチップ21から放射される光をコンソールボックス1内に分散するレンズ30とから形成されているので、コンソールボックス1内を十分な明るさで、かつ、照明されたコンソールボックス1自体が2次光源となることがない適度な明るさで、効率的に照明することができる効果があり、また、簡易な構造の小形のランプとして形成することができるため、コンソールボックス1の具体的な形状等にかかわらず、それの適当な個所に容易に取付けることができる効果がある。
【0032】
更にまた、本実施形態のコンソールボックスの照明装置においては、照明ランプ10がコンソールボックス1の運転席側の側壁に取付けられていると共に、そのレンズ30にはテーパ面33と光反射膜34とが設けられ、それによって、LEDチップ21から放射される光が下方のコンソールボックス1内に有効に指向され配光されると共に、上方側には実質的に向かわないようにされている。そのため、照明ランプ10からの直接光は運転者だけでなく同乗者にも向かわず、また、コンソールボックス1の内部以外の場所が無用に照明されることがない効果がある。
【0033】
ところで、上記の実施形態はLEDランプからなる照明ランプ10をコンソールボックス1に取付けて、コンソールボックスの照明装置、即ち、照明付きのコンソールボックスとして具体化したものであるが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、そのような照明ランプは、グローブボックスや、ボックス状或いはポケット状に形成されたカップホルダを含むその他の車両用小物入れに対しても同様に設けることができ、それによって、それらの照明装置を形成することができる。
【0034】
そしてその場合、その照明ランプを形成するランプ本体、即ち、車両用小物入れの壁面に対する取付部を備えると共に、LEDモジュール及びレンズを組付けるための本体を形成するランプ本体の具体的形状、LEDモジュールに使用するLEDチップの数、及び、LEDモジュールを覆い、LEDチップからの放射光を車両用小物入れの内部に分散するレンズの具体的形状については、その車両用小物入れの形状、構造等に応じて適宜に設計し、設定することができる。なおこの場合、LEDモジュール上のLEDチップの配列とレンズの配置とを適切に設定することにより、所望の照明範囲も容易に得ることができる。そして、そのように形成した照明ランプは、必要に応じて、小物入れの壁面の2ケ所以上に設けることもできる。ただし、その取付個所は、少なくともそれからの直接光が届かないように、運転者がその照明ランプを視認できないような個所が好ましい。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、請求項1にかかる車両用小物入れの照明装置は、自動車の車内に備え付けられた小物入れと、その小物入れの壁面に取付けられ、小物入れの内部を照明する照明ランプとからなる車両用小物入れの照明装置において、その照明ランプは、小物入れの壁面に対する取付部を備えたランプ本体と、ランプ本体に組付けられ、複数の発光ダイオードチップを含み発光体を形成する発光ダイオードモジュールと、前記発光ダイオードモジュールを覆い、上方側の内側端面は一定の角度で傾斜したテーパ面とし、その上側表面には光反射面が設けられ、前記発光ダイオードチップから放射される光を前記小物入れの内部に分散するように、前記発光ダイオードチップから放射される光を前記光反射膜で反射して下方側に指向されるように形成したレンズとを具備するものである。
【0036】
したがって、この車両用小物入れの照明装置においては、その小物入れの内部を照明する照明ランプは、複数の発光ダイオードチップを含む発光ダイオードモジュールを備え、発光効率の高い発光ダイオードランプとして形成されていると共に、発光ダイオードモジュールを覆い、発光ダイオードチップから放射される光を小物入れの内部に分散するレンズを備え、その放射光がレンズを透過して車両用小物入れの内部に効率的に分散され配光されるようにされているため、その発光ダイオードチップの数を適切に設定することによって、小物類或いは缶飲料等の出し入れのために十分な明るさで、かつ、適度な明るさで、小物入れの内部を必要な範囲のみ照明することができる。また、発光ダイオードは発光効率が高く、即ち、電気−光の変換効率が良いため、消費電力が少ない。そのため、夜間での運転時にはその照明ランプを常時点灯させることもできる。即ち、この車両用小物入れの照明装置によれば、少ない消費電力で、車両用小物入れの内部を十分で、かつ、適度な明るさで照明することができ、それによって、夜間の運転時において小物類や缶飲料等の出し入れを容易に行うことができるという効果がある。特に、発光ダイオードチップから放射される光は、実質的に上方には向かわず、コンソールボックス内の照明にのみ有効に利用され、直接光は少なくとも運転手側には届かないから、運転者はコンソールボックス内の物の出し入れをより容易に行うことができる。
【0037】
また、請求項2にかかる車両用小物入れの照明装置は、請求項1において、その照明ランプがコンソールボックスの側壁の上端近くに取付けられているスモールランプの点灯と連動して点灯されるようにしたものである。
【0038】
したがって、この車両用小物入れの照明装置によれば、照明ランプの点灯を制御するためのスイッチを省くことができるため、請求項1の効果に加えて、照明装置をより安価に形成することができる効果がある。また、照明ランプがコンソールボックスの側壁の上端近くに取付けられているから、照明ランプからの直接光は少なくとも運転手側には届かないし、かつ、照明ランプの配置がコンソールボックス内の小物類やカップホルダに置かれる缶飲料を運転席側から照らす配置関係にあり、運転者がそれらの出し入れをより容易に行えるようにしている効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態の車両用小物入れ(コンソールボックス)の照明装置に使用する照明ランプを、一部破断して示す平面図である。
【図2】図2は図1の照明ランプを、その略半部分をA−A切断線に沿った断面で切断して示す上面図である。
【図3】図3は図1の照明ランプのB−B切断線に沿った断面図である。
【図4】図4は図1の照明ランプの全体を示す斜視図である。
【図5】図5は図1の照明ランプの発光ダイオードモジュールを示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。
【図6】図6は図5の発光ダイオードモジュールの回路図である。
【図7】図7は図1の照明ランプのレンズを拡大して示す断面図である。
【図8】図8は図1の照明ランプを車両用小物入れ(コンソールボックス)に取付けた状態を示す斜視図である。
【図9】図9は図8のC−C切断線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 車両用小物入れ(コンソールボックス)
10 照明ランプ
11 ランプ本体
12 取付部
20 発光ダイオードモジュール
21 発光ダイオードチップ
30 レンズ

Claims (2)

  1. 自動車の車内に備え付けられた小物入れと、前記小物入れの壁面に取付けられ、前記小物入れの内部を照明する照明ランプとからなる車両用小物入れの照明装置において、
    前記照明ランプは、
    前記小物入れの壁面に対する取付部を備えたランプ本体と、
    前記ランプ本体に組付けられ、複数の発光ダイオードチップを含み発光体を形成する発光ダイオードモジュールと、
    前記発光ダイオードモジュールを覆い、上方側の内側端面は一定の角度で傾斜したテーパ面とし、その上側表面には光反射面が設けられ、前記発光ダイオードチップから放射される光を前記小物入れの内部に分散するように、前記発光ダイオードチップから放射される光を前記光反射膜で反射して下方側に指向されるように形成したレンズと
    を具備することを特徴とする車両用小物入れの照明装置。
  2. 前記照明ランプは、コンソールボックスの側壁の上端近くに取付けられているスモールランプの点灯と連動して点灯されることを特徴とする請求項1に記載の車両用小物入れの照明装置。
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