JP6570458B2 - ボタンの加飾桟構造および電子機器 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、操作ボタンの桟部分に透光部材を設けた電子機器が記載されている。この透光部材は、操作ボタンの桟部分から露出した意匠部および機器内部の光源からの光を入力する入力部を有した透光部と、この透光部における入力部から意匠部への光の進行方向周りに設けられた遮光部とを有する。遮光部は、透光部材をボタンの桟部分に位置決めする機能と、上記光源からの光が透光部の周りから漏れることを防止する機能とを有している。
また、透光性樹脂を着色した場合、光源が点灯されている場合と消灯している場合とで透光部材の見た目が変わり、透光部材の意匠性がかえって悪くなる可能性がある。
図1は、この発明に係るボタンの加飾桟構造を備えた電子機器1を示す正面図である。
電子機器1は、例えば、カーナビゲーション装置などの車載用の電子機器であり、図1に示す構成では、機器筐体の前面パネルに表示部2と操作部3が設けられている。
表示部2は、電子機器1における情報処理の結果を表示画面に表示する。操作部3は、情報の入力を受け付ける構成要素であり、複数のボタン4および桟部材5を備える。
桟部材5は、操作部3に配置された隣り合うボタン4の間から外部に露出された意匠部を有する部材であり、この意匠部が、操作部3の内側に配置された光源の光で照明され、光が照射されない状態では金属光沢となる。
特に、桟部材5を照明することで、ユーザは、暗所においても隣り合うボタン4の境界を視覚的に識別することができる。
また、桟部材5は、照明していない状態では白昼光などの外部から入射された光を反射して金属光沢となる。これにより、高級感のある意匠を実現することができる。
桟照明光源9aは、操作部3の内側から桟部材5を照明するための光源であり、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子によって実現される。
また、桟照明光源9aは、外部から直接視認されないように、ボタン4と桟部材5との隙間から望む電子機器1内の位置からずらし、かつ意匠部5cの直下からずらした位置に配置される。これにより、ボタン4と桟部材5との隙間からの光漏れと光目玉が発生することを防止できる。
スイッチ10は、ボタン4の押下操作によってオンオフされるスイッチである。
また、図5Cに示すように、桟部材5は、透光性のある樹脂などの材料を用いて、鍔部5a、透光部5bおよび意匠部5cを一体に形成した部材である。
なお、桟部材5は、ボス7dを熱溶着せずに、ボス7dがボス用孔部5dに圧入されることで、取り付け部7cに固定されてもよい。
また、桟部材5は、取り付け部7cにボス7dを設けず、鍔部5aが取り付け部7cにねじ締めされることで、取り付け部7cに固定されてもよい。
さらに、桟部材5は、前述のようにホルダ部材7の取り付け部7cに取り付けてもよいが、ホルダ部材7を省略し、前面パネルの操作部3の裏側に取り付けられる構成にしてもよい。
金属光沢の装飾は、例えば、ハーフミラー蒸着、フィルムインモールド、ホットスタンプなどの方法を用いて、意匠部5cから光が放射可能な程度に薄い金属膜を形成したものである。なお、ホットスタンプまたはフィルムインモールドは意匠部5cに施され、意匠部5c以外の部分には遮光性の装飾が施される。また、ホットスタンプまたはフィルムインモールドで鍔部5aの光入射面側に金属光沢の装飾を施してもよい。
ハーフミラー蒸着は、意匠部5c、透光部5bおよび鍔部5aに施してもよい。また、ハーフミラー蒸着は、鍔部5aの下部の光入射面側に施してもよい。
すなわち、少なくとも意匠部5cに光透過可能な金属膜があればよく、金属光沢の装飾を施す各製法の特徴に応じて様々に変更可能である。
また、図5Dに示すように、透光部5bが短く鍔部5aが厚い桟部材5Aを用いれば、ホットスタンプまたはフィルムインモールドで意匠部5cの他に、透光部5b、鍔部5aの意匠側の面にも金属光沢の装飾を施すことができる。
なお、桟部材5と同様に、桟部材5Aにおける鍔部5aの光入射面側にも、ホットスタンプまたはフィルムインモールドで金属光沢の装飾を施すことが可能である。
なお、光透過率の異なる2種類の樹脂で桟部材5を形成する場合を示したが、鍔部5a側から意匠部5cへ向けて徐々に光透過率が高くなるように光透過率の異なる3種類以上の樹脂を使用して形成してもかまわない。
例えば、ボタン照明光源9bが、白色、黄色などの明るい色の光を照射し、桟照明光源9aが緑色などの暗い色の光を照射する。これにより、ボタン4の文字部分が明るい色で照明され、ボタン4の桟部分が暗い色で照明される。
また、ボタン4ごとに文字部4aの照明光の色を変える、または、桟部材5ごとの照明光の色を変えてもよい。
このようにすることでも、文字部4aおよびボタン4同士の境界が強調されてユーザの視認性が向上する。
例えば、制御部は、ボタン4の文字部4aおよび桟部材5の意匠部5cの各照明を暗所の場合よりも明所であるときに輝度が高くなるように、桟照明光源9aおよびボタン照明光源9bによる光の照射を制御する。
このように構成することでも、ユーザから照明光によってボタン4の桟部分と文字部分とが異なる意匠であるように見え、ボタン4の視認性の向上を図ることができる。
Claims (3)
- 操作部に並んで配置された複数のボタンと、
前記操作部の内側に配置された桟照明光源と、
前記操作部に配置された隣り合うボタンの間から外部に露出された意匠部、一端が前記意匠部と一体に形成された透光部、及び前記透光部の他端から外側に張り出した鍔形状の鍔部を有した透光性の桟部材と、を備え、
前記意匠部は、前記桟照明光源から照射された光で照明され、前記桟照明光源から光が照射されない状態では金属光沢となり、
前記鍔部は、前記桟照明光源から照射された前記光を取り込む入力部である
ボタンの加飾桟構造。 - 前記操作部の内側に配置されたボタン照明光源を備え、
前記複数のボタンの各ボタン面の一部は、前記ボタン照明光源から照射された光を透過
し、
前記桟照明光源と前記ボタン照明光源は、互いに異なる発色状態で光を照射することを
特徴とする請求項1記載のボタンの加飾桟構造。 - 操作部を有する筐体と、
操作部に並んで配置された複数のボタンと、
前記操作部の内側に配置された桟照明光源と、
前記操作部に配置された隣り合うボタンの間から外部に露出された意匠部、一端が前記意匠部と一体に形成された透光部、及び前記透光部の他端から外側に張り出した鍔形状の鍔部を有した透光性の桟部材と、を備え、
前記意匠部は、前記桟照明光源から照射された光で照明され、前記桟照明光源から光が照射されない状態では金属光沢となり、
前記鍔部は、前記桟照明光源から照射された前記光を取り込む入力部である
電子機器。
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Family Applications (1)
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2016
- 2016-02-09 JP JP2016022843A patent/JP6570458B2/ja active Active
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