JP2010102885A - 遮光部付き透光部材および遮光部付き透光部材の製造方法 - Google Patents

遮光部付き透光部材および遮光部付き透光部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光が透光する透光部と、透光部を透過する透過光の進行方向周りの透光部の外面に遮光部とを有することによって、装置に設置される際の位置を決定しつつ、照明の輝度ムラや光目玉の発生を抑制して意匠性を向上させることができる遮光部付き透光部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】車載システム1は、操作釦131の桟部分に設置された桟照明132の透光部20を透過する透過光の進行方向周りの透光部の外面に遮光部21を設けることで、桟照明132の位置を決定して固定しつつ、透光部20と取付パネル部135との隙間からの光漏れによる輝度ムラや光目玉の発生を抑制することができる。よって、装置の意匠性を大きく向上させることができ、あわせて製品の歩留まり改善や製造工数、コストの削減を達成することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遮光部付き透光部材および遮光部付き透光部材の製造方法に関する。
従来、夜間における操作性を向上させるために、オーディオやナビゲーションに代表される車載用電子機器において自照する透過照明式の操作釦が適用されている。特に近年、夜間操作性に加えて装置の意匠性を向上させるために、装置の操作釦と操作釦との桟部分、または装置と操作釦との桟部分に自照する透過照明式の桟照明が設置された車載用電子機器が知られつつある。
透過照明式の桟照明は、例えば、装置の内部側にLED(Light Emitting Diode)等の光源を設置し、光源と装置の外部側との間に透光性を有する板状の透光部材を配置したものが適用される。これにより、装置内部の光源が照射した光が、透光部材の内部を透過して装置の外部へと透光することで桟部分を照明する。
このような桟照明の透光部材は、装置の操作釦と操作釦との間に取付パネルで上下方向、もしくは左右方向から挟み込んで固定される形式が適用されている。しかしながら、透光部材を取付パネルによって挟み込んで固定する場合、透光部材と取付パネルとの間に物理的な隙間が生じるために、装置内部からのLED光が透光部材と取付パネルとの隙間から装置外部へと漏れる場合がある。このようなLED光の漏れが生じると、桟照明に輝度ムラや光目玉が発生するために、装置の意匠性が低下する、といった問題点がある。また、透光部材が何らかの外力を受けたときに、透光部材の固定位置が上下左右および奥行き方向のいずれかにずれてしまう場合がある。透光部材の位置がずれることによって、LED光を透光する方向がずれたり、透光部材と取付パネルとの隙間がより拡大したりするために、装置の意匠性が大いに低下する、といった問題点がある。
そこで、透光部材を必要な位置により確実に固定するために、部材の外表面に取付パネルの凹部に対応する凸状のつば部を設け、つば部を取付パネルの凹部に合わせて固定する形式の透光部材が多く適用されている。このような凸状のつば部を有する透光部材の場合、つば部も透光性を有することから、LED光が透光部材と取付パネルとの隙間からつば部を透光することで輝度ムラや光目玉が発生する。そのため、つば部に遮光性のある暗色系塗料を塗装することでLED光の漏れを抑制している。しかしながら、つば部への塗装工程において、製品ごとの塗装ムラや局部的な塗装のピンホールが生じてしまう場合がある。このような製品を使用すると桟照明に輝度ムラや光目玉が発生するために、つば部への塗装工程は、塗装部分以外をマスキングして、塗装を複数回繰り返した上に光漏れの検査を実行する、という複雑な内容となる。よって、透光部材の製造工数およびコストの増大が避けられない、といった問題点がある。
このような問題を解決するために、結晶性で透光性のある第1の樹脂の天面部以外の外表面を、非結晶性で遮光性のある第2の樹脂によって覆うことで、天面部以外からの光の漏れを抑制する透過照明式釦についての技術が特許文献1に開示されている。
特開平6−295639号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、透光性樹脂の天面部以外の外表面をすべて遮光性樹脂で覆う必要があり、遮光性樹脂が大量に必要となるためにコストがかさむ、といった問題がある。また、透光部材を装置に設置するときの位置決め方法がないために、透光部材を必要な位置により確実に固定することが困難である、といった問題もある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされてものであり、光が透光する透光部と、透光部を透過する透過光の進行方向周りの透光部の外面に遮光部とを有することによって、装置に設置される際の位置を決定しつつ、照明の輝度ムラや光目玉の発生を抑制して意匠性を向上させることができる遮光部付き透光部材およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遮光部付き透光部材は、光が透光する透光部と、前記透光部の、当該透光部を透過する透過光の進行方向周りに設けられた遮光部とを有し、前記遮光部によって位置決めされることを特徴とする。
特に、本発明の遮光部付き透光部材は、前面部に複数の操作釦を有し、前記操作釦の桟部分に複数の取付部を有する装置の前記取付部に設置されることを特徴とすることができる。
また、本発明の遮光部付き透光部材は、前記遮光部が、2以上の前記透光部を有することを特徴とすることができる。
そして、本発明の遮光部付き透光部材は、前記遮光部が前記取付部に接着されることで、前記装置に設置されることを特徴とすることができる。
更に、本発明の遮光部付き透光部材は、前記遮光部が前記取付部に熱溶着されることで、前記装置に設置されることを特徴とすることができる。
また、本発明の遮光部付き透光部材は、前記透光部が、結晶性であるか、色が透明色か稀薄色であるかの少なくとも1つであることにより透光する透光部材からなり、前記遮光部が、非結晶性であるか、色が濃厚色であるかの少なくとも1つであることにより遮光する遮光部材からなることを特徴とすることができる。
そして、本発明の遮光部付き透光部材は、前記透光部が、ポリカーボネート(PC)樹脂と、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)樹脂との少なくとも1つからなり、前記遮光部が、アクリルニトリルブタジエンスチレン共重合合成(ABS)樹脂と、PC樹脂とABS樹脂とを所定の比率で混合したPC/ABS混合樹脂と、フェノール樹脂と、所定の樹脂にカーボンブラック、またはチタンブラックを所定量混合した黒色樹脂とのいずれか1つからなることを特徴とすることができる。
更に、本発明の遮光部付き透光部材の製造方法は、光が透光する透光部からなる1次成形体を製造する1次モールドステップと、前記1次モールドステップで製造された前記1次成形体を透過する透過光の進行方向周りの前記1次成形体の外面に設けられた遮光部を有する2次成形体を製造する2次モールドステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明の遮光部付き透光部材の製造方法は、前記1次モールドステップが、透光性を有する第1の材料を1次用成形型に注入し、前記1次成形体を調製する1次成形体調製ステップと、前記1次成形体調製ステップにて調製された前記1次成形体を前記1次用成形型から離型する1次成形体離型ステップと、を有し、前記2次モールドステップが、前記1次成形体離型ステップにて離型した前記1次成形体を2次用成形型に設置する2次用成形型設置ステップと、遮光性を有する第2の材料を前記2次用成形型に注入し、前記2次成形体を調製する2次成形体調製ステップと、前記2次成形体調製ステップにて調製された前記2次成形体を前記2次用成形型から離型する2次成形体離型ステップと、を有することを特徴とすることができる。
本発明の遮光部付き透光部材およびその製造方法によれば、透光部の透過光の進行方向の外周の少なくとも一部を遮光部で覆うことで、装置の操作釦と操作釦との間に設置される桟照明の位置を固定しつつ、光漏れによる輝度ムラや光目玉の発生を抑制することができることから、装置の意匠性を大きく向上させることができる。また、遮光性塗料の塗装工程を省略できることから、製品の歩留まり改善や製造工数およびコストの削減を達成することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の実施例1について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の遮光部付き透光部材を組み込んだ車載システム1の概略構成を示した説明図である。
図1に示す車載システム1は、ラジオ放送の再生機能や、CD(Compact Disk)及びDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に書き込まれた音楽データ及び動画像データの再生機能を有している。また、車載システム1は、箱状の筐体であって記録媒体の再生部や記録媒体の挿排口を有する本体部11と、操作部13や表示部14を有する前面部12とを備えている。更に、車載システム1は、目的地までの誘導経路を検索し、地図上に検索した誘導経路を重ねて表示するナビゲーションの機能を備えている。
図2は、車載システム1の車両への搭載例を示す説明図である。車載システム1は、例えば図2に示すように、運転席51と助手席52とのほぼ中央のダッシュボード部分に配置されており、フロントインパネに対して密着して嵌め込まれている。
図3は、車載システム1の操作部13の正面および切断面を示した説明図である。操作部13は、ユーザがラジオ、CD、DVD、ナビゲーションを操作する際の各種機能に対応付けられた複数の操作釦131を有しており、操作部13の前面に設けられる。また、各操作釦131の間の桟部分には、桟部分を照明する複数の桟照明132が設けられる。
操作釦131は、それぞれの天面に意匠部を有し、装置内部の操作釦光源133からの照射光が意匠部のみを透光して装置外部に放出されることにより作動状態を表示する透過照明式が適用される。操作釦131の天面の意匠部は透光性の部材を適用することで、装置内部からの照射光を装置外部へと透光する。なお、透光性の部材についての詳細は後述する。また、操作釦131の意匠部以外の部分は、操作釦光源133が照射する光を遮光するために、遮光性の塗料を塗装するか、遮光性の部材で被覆することができる。これにより、装置内部からの光が意匠部のみを透光して装置の外部へと放出されることで、操作釦131の意匠部のみが発光する。装置内部からの照射光を遮光するための遮光性の塗料としては、暗色系塗料が適用される。なお、遮光性の部材についての詳細は後述する。このように、操作釦131は、天面の意匠部のみを発光させて車載システム1の作動状態を表示することで、夜間における操作性を向上させることができる。
操作釦光源133は、装置内部であって操作釦131と対面する位置に設けられ、ユーザの要求、または車両の判断に基づいて操作釦131に光を照射する。操作釦光源133としては任意の色彩のLEDを適用するが、その他の発光体を光源として適用することもできる。
桟照明132は、装置内部の桟照明光源134からの照射光が透光する板状の透光部20と、透光部20を透過する透過光の進行方向周りの透光部20の一部の外面全周に設けられるつば状の遮光部21から構成される。透光部20は、装置内部の桟照明光源134からの照射光を透光させて装置外部へと放出することで、桟照明132を発光させる。遮光部21は、桟照明132を取付パネル部135に固定し、かつ桟照明132の透光部20と取付パネル部135との間に生じる隙間からの光漏れを抑制する。
図4は、桟照明132の概略構成を示した説明図である。透光部20は、板形状であって端部に桟照明光源134から照射される光を取り込む入力部22を有し、もう一方の端部に取り込んだ光を放出する出力部23を有する。入力部22は、桟照明光源134からの照射光を内部に取り込みやすいように、桟照明光源134に対面する平面形状を採用する。この場合、入力部22に種々の加工を施して、装置外部に放出される光の模様を変化させることもでき、それによって様々な桟照明132の模様バリエーションを得ることができる。出力部23は、外部に放出する照射光を穏やかにするために、照射光を拡散させる曲面形状を採用する。この場合、出力部23の形状は、装置のデザインやコンセプトに合わせて任意の形状を採用することができ、それによって装置の意匠性をより向上させることもできる。
透光部20は、入力部22から取り込んだ照射光を透光して出力部23から装置外部へ放出するために、内部を光が透過しやすい結晶性材料、透明色を有する材料、または両者を組み合わせた材料のいずれかを適用することができる。具体的には、例えばポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)などの透光性樹脂を適用することができるが、その他の透光性を有する材料を適用することもできる。また、透光部20は、上記の透光性樹脂に任意の稀薄色を付加した材料を適用することもできる。それによって桟照明132の色彩を変化させることで、装置の意匠性をより向上させることもできる。また、透明色の材料と任意の稀薄色の材料とを所定の比率で混合することで、桟照明132にグラデーション等の模様を付加させることもできる。
透光部20は、透光部20を透過する透過光の進行方向周りの透光部20の一部の外面全周に設けられるつば形状の遮光部21が、操作釦131の桟部分に設けられた取付パネル部135の凹部136に嵌まり込んで接着されることで、装置に設置される位置が決定されて固定される。そのために、透光部20が何らかの外力を受けた場合に生じる桟照明132の位置ズレを抑制することができる。よって、桟照明132の位置ズレによる輝度ムラや光目玉の発生を抑制することで、装置の意匠性の低下を抑制することができる。この場合、透光部20は、入力部22を桟照明光源134に向けて、かつ出力部23を装置外部に向けて、操作釦131の桟部分に固定される。
遮光部21は、透光部20を透過する透過光の進行方向周りの透光部20の一部の外面全周につば形状に設けられ、透光部20と取付パネル部135との隙間からの光漏れを遮光する。なお、遮光部21は、必ずしも透光部20の一部の外面全周に設置される必要はなく、透光部20の外面の必要な部分にのみ設けられても良い。遮光部21は、桟照明光源134からの照射光を遮光するために、内部を光が透過しにくい非結晶性材料、濃厚色を有する材料、または両者を組み合わせた材料のいずれかを適用することができる。具体的には、例えばアクリルニトリルブタジエンスチレン共重合合成(ABS)樹脂、フェノール樹脂などの遮光性樹脂を用いることができる。また、PC樹脂とABS樹脂とを所定の比率で混合したPC/ABS混合樹脂を適用することもできる。その他にも、所定の樹脂にカーボンブラック(C)やチタンブラック(TiO)を所定量混合して遮光性を付加したものを材料として適用することもできる。また、これら遮光性樹脂以外にも、その他の遮光性を有する材料を適用することもできる。
遮光部21は、取付パネル部135の凹部136の形状に対応した形状を有することで、取付パネル部135の凹部136に嵌まり込んで固定される。これによって、遮光部21の位置が固定されることで、遮光部21と連続した透光部20の位置を決定して固定することができる。遮光部21は、取付パネル部135に接着されることで、桟照明132を操作釦131の桟部分に固定する。この場合、遮光部21の接着には両面粘着テープを適用することができるが、接着剤やその他接着性の部材を適用することもできる。
桟照明光源134は、装置内部であって桟照明132の入力部22と対面する位置に設けられ、ユーザの要求、または車両の判断に基づいて桟照明132に光を照射する。桟照明光源134としては任意の色彩のLEDを適用するが、その他の発光体を光源として適用することもできる。この場合、桟照明光源134は、前述した操作釦光源133と同一仕様であっても良い。
取付パネル部135は、遮光部21の形状に対応した凹部136を有する。また、凹部136は、その奥が透光部20の形状に対応して貫通しており(図示しない)、透光部20を桟照明光源134に対面させて、入力部22に照射光を入力させる。これにより、桟照明132の位置を操作釦131の桟部分に固定しつつ、桟照明132を発光させることができる。取付パネル部135は、桟照明光源134が照射する光を装置外部へ漏えいさせないために、任意の遮光性樹脂材料を適用することができるが、その他の遮光性を有する材料を適用することもできる。
以上のように、本実施例1の車載システムは、操作釦の桟部分に設置された桟照明の透光部を透過する透過光の進行方向周りの透光部の一部の外面全周に遮光部を設けることで、桟照明の位置を決定して固定しつつ、透光部と取付パネル部との隙間からの光漏れによる輝度ムラや光目玉の発生を抑制することができる。よって、装置の意匠性を大きく向上させることができる。また、桟照明への遮光性塗料の塗装工程を省略できることから、製品の歩留まり改善や製造工数およびコストの削減を達成することができる。
また、本実施例1の車載システムは、桟照明の遮光部を操作釦の桟部分の取付パネル部に接着することで、桟照明を装置に固定することができる。
更に、本実施例1の車載システムは、桟照明の透光部に結晶性材料、透明色を有する材料、または両者を組み合わせた材料のいずれかを適用することで、桟照明光源からの照射光を透光させて桟照明を発光させることができる。また、桟照明の遮光部に非結晶性材料、濃厚色を有する材料、または両者を組み合わせた材料のいずれかを適用することで、桟照明の透光部と取付パネル部との隙間からの光漏れを遮光することができる。よって、桟照明の輝度ムラや光目玉の発生を抑制し、装置の意匠性を大きく向上させることができる。
また、本実施例1の車載システムは、桟照明の透光部にポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)などの透光性樹脂を材料として適用することで、透光部に透光性を付加することができる。そして、桟照明の遮光部にアクリルニトリルブタジエンスチレン共重合合成(ABS)樹脂、PC樹脂とABS樹脂とを所定の比率で混合したPC/ABS混合樹脂、フェノール樹脂などの遮光性樹脂、または所定の樹脂にカーボンブラック(C)やチタンブラック(TiO)を所定量混合したものを材料として適用することで、遮光部に遮光性を付加することができる。
つづいて、本発明の実施例2について説明する。本実施例の車載システム2は、実施例1の車載システム1とほぼ同様の構成となっているが、車載システム2は、操作釦の桟部分に設置された桟照明の遮光部が2以上の透光部を有する点で車載システム1と相違している。
本実施例の車載システム2は、実施例1と同様に操作釦131の桟部分に桟照明232を備えている。この桟照明232の遮光部24が連続することで、複数の透光部20を連結している。また、遮光部24は、取付パネル部235の凹部236の形状に対応した形状を有することで、取付パネル部235の凹部236に嵌まり込んで固定される。
図5は、本実施例の桟照明232を示した説明図である。なお、実施例1と同様の構成要素については、図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、本実施例の桟照明232の遮光部24は、透光部20を透過する透過光の進行方向周りの透光部20の一部の外面全周に連続して設けられ、隣接する複数の透光部20を連結する。これにより、装置に設置される桟照明232の位置を決定してより確実に固定しつつ、透光部20と取付パネル部235との隙間からの光漏れによる輝度ムラや光目玉の発生を抑制することができる。また、複数の透光部20が遮光部24によって連結されているために、桟照明232を装置へ組み付けることが容易になることから、桟照明232の組み付け工数が削減できる。なお、透光部20、遮光部24に適用する材料については実施例1と同様であるために、その詳細な説明は省略する。
遮光部24は、取付パネル部235に接着されることで、桟照明232を操作釦131の桟部分に固定する。この場合、遮光部24が連続しているために取付パネル部235との接着面積を大きくとれることから、桟照明232をより確実に装置に固定することができる。なお、遮光部24の接着方法については実施例1と同様であるために、その詳細な説明は省略する。
取付パネル部235は、遮光部24の形状に対応した凹部236を有する。また、凹部236は、その奥が透光部20の形状に対応して貫通しており(図示しない)、透光部20を桟照明光源134に対面させて、入力部22に照射光を入力させる。これにより、複数の透光部20の位置を操作釦131の桟部分に固定しつつ、桟照明232を発光させることができる。取付パネル部235は、実施例1と同様に、任意の遮光性樹脂材料を適用することができるが、その他の遮光性を有する材料を適用することもできる。
以上のように、本実施例2の車載システム2は、操作釦の桟部分に設置された桟照明の遮光部が、隣接する透光部の遮光部と連続して2以上の透光部を連結することで、桟照明の位置をより確実に固定しつつ、透光部と取付パネル部との隙間からの光漏れによる輝度ムラや光目玉の発生を抑制することができる。よって、装置の意匠性を大きく向上させることができる。また、複数の透光部が遮光部によって連結されているために、桟照明の装置への組み付け、組み外しが容易になることから、桟照明の組み付け工数を削減することができる。
更に、本発明の実施例3について説明する。本実施例の車載システム3は、実施例1の車載システム1とほぼ同様の構成となっているが、車載システム3は、操作釦の桟部分に設置された桟照明が、遮光部が取付パネル部に熱溶着されることで装置に固定される点で車載システム1と相違している。
本実施例の車載システム3は、実施例1と同様に操作釦131の桟部分に桟照明332を備えている。この桟照明332の遮光部21に、装置の取付パネル部135の凹部336に対応する2つの溶着用留針部25を設けることで、遮光部21と取付パネル部135とを熱溶着して桟照明332を固定する。また、取付パネル部135の凹部336は、遮光部21の溶着用留針部25の形状に対応した固定用穴部337を有する。この固定用穴部337に溶着用留針部25を挿入した後に溶着用留針部25を溶着させることで、桟照明332を取付パネル部135に固定させる。
図6は、本実施例の桟照明332を示した説明図である。なお、実施例1と同様の構成要素については、図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、本実施例の桟照明332は、その遮光部21の取付パネル部135との接触面に2つの円柱形状の溶着用留針部25を備える。この溶着用留針部25を、取付パネル部135の凹部336に設けられた固定用穴部337に挿入する。そして、取付パネル部135の裏側より溶着用留針部25をレーザー溶着法等によって取付パネル部135に溶着させることで、桟照明332を装置に固定する。これにより、遮光部21と取付パネル部135とを接着する接着部材の粘着力の経時劣化によって桟照明332が取付部から脱落することを抑制できることから、桟照明332をより長期間にわたって装置に固定することができる。溶着用留針部25の形状は、より先端部の径を縮小したテーパ形状を適用することもでき、その他の形状を適用することもできる。また、溶着用留針部25の材料としては、遮光部21と同様の材料を適用することができるが、遮光部21との接着性がよいものであって、かつ車載システム3の放熱温度以上の凝固点を有する材料であれば適用可能である。なお、遮光部21に適用する材料については実施例1と同様であるために、その詳細な説明は省略する。
取付パネル部135の凹部336は、遮光部21の溶着用留針部25に対応する固定用穴部337を有する。固定用穴部337は、取付パネル部135の裏面側へと貫通しており、溶着用留針部25の先端部分を取付パネル部135の裏面側へ数ミリメートル程度突出させる。そのため、溶着用留針部25を溶着させるときに、取付パネル部135の裏面側に突出した溶着用留針部25がかさ部を形成する。これによって、桟照明332の位置を装置の上下左右および奥行き方向だけでなく、装置の外部方向(手前方向)へも強固に固定することができることから、桟照明332をより強固に装置に固定することができる。なお、スペースやコストの都合によっては、溶着用留針部25のかさ部を形成させなくても良い。
以上のように、本実施例3の車載システム3は、桟照明の遮光部に設けた溶着用留針部を、取付パネル部の凹部の固定用穴部に挿入して熱溶着することで、遮光部と取付パネル部とを接着する接着部材の粘着力の経時劣化によって桟照明が取付部から脱落することを抑制することができる。よって、桟照明をより長期間にわたって装置に固定することができる。また、取付パネル部の裏面側に溶着用留針部のかさ部を形成させることで、桟照明の位置をより強固に固定することができる。
つづいて、本発明の実施例4について説明する。本実施例の遮光部付き透光部材の製造方法は、まず、1次用成形型に第1材料を注入して第1成形体を成形し、つづいて、成形した第1成形体を2次用成形型にセットした後に第2材料を注入して第2成形体を成形するダブルモールド法を適用する。この製造方法を適用することで、光を透光する透光部と、透光部を透過する透過光の進行方向周りの透光部の一部の外面全周に遮光部とを有する遮光部付き透光部材を得ることができる
図7は、本実施例の遮光部付き透光部材の製造方法の一例を示すフローチャートである。遮光部付き透光部材の製造工程は、ステップS1では、透光部を成形する1次用成形型を成形可能に準備する。1次用成形型は、例えば固定されたコアと移動可能な第1キャビによって構成され、コアと第1キャビとを組み合わせることで、所望する透光部の形状の成形部位を形成する。更に、1次用成形型は、型の外部から透光部の成形部位へと連続する原材料の注入部を有する。ステップS1の1次用成形型の準備にあたって、透光部の原材料である第1材料が熱硬化性であるときは、所定の温度にて1次用成形型の暖気を開始してもよい。また、必要であれば、1次用成形型の成形部位に離型剤を塗布してもよい。ステップS1の工程を終えると、次のステップS2へ進む。
ステップS2では、ステップS1でセットした1次用成形型に、透光部の原材料である第1材料を注入して第1成形体の成形を開始する。ここで、第1材料は、内部を光が透過しやすい結晶性材料、透明色を有する材料、または両者を組み合わせた材料のいずれかを適用することができる。具体的には、例えばポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)などの透光性樹脂を適用することができるが、その他の透光性を有する材料を適用することもできる。ステップS2の工程を終えると、次のステップS3へ進む。
ステップS3では、1次用成形型に注入した第1材料の硬化が完了し、1次成形体の成形が完了したか否かを判断する。ここで、成形が完了したか否かの判断方法は、第1材料の硬化時間、1次用成形型の温度、第1材料の注入孔からの直接確認などによって行う。第1材料の硬化が完了していない場合(ステップS3/NO)、製造工程は第1材料の硬化が完了するまでステップS3の工程を繰り返す。第1材料の硬化が完了した場合(ステップS3/YES)は、製造工程は次のステップS4へ進む。
ステップS4では、第1材料の注入部を閉鎖し、成形が完了した1次成形体から1次用成形型の第1キャビを離型する工程を実施する。この場合、必要であれば離型後の1次成形体から余分なバリなどを排除する工程を行ってもよい。ステップS4の工程を終えると、次のステップS5へ進む。
ステップS5では、ステップS4にて成形された1次成形体に遮光部を成形する2次用成形型を成形可能に準備する。2次用成形型は、例えば1次用成形型と共通である固定されたコアと、1次用成形型と別体である移動可能な第2キャビによって構成され、コア及び1次成形体と第2キャビとを組み合わせることで、所望する遮光部の形状の成形部位を形成する。更に、2次用成形型は、型の外部から遮光部の成形部位へと連続する原材料の注入部を有する。ステップS5の2次用成形型の準備にあたって、遮光部の原材料である第2材料が熱硬化性であるときは、所定の温度にて2次用成形型の暖気を開始してもよい。また、必要であれば、2次用成形型の成形部位に離型剤を塗布してもよい。ステップS5の工程を終えると、次のステップS6へ進む。
ステップS6では、ステップS5でセットした2次用成形型に、遮光部の原材料である第2材料を注入して第2成形体の成形を開始する。このようなダブルモールド法を適用することにより、遮光部付き透光部材を任意の形状で容易に製造することができる。更に、ダブルモールド法によって製造された遮光部付き透光部材は、その透光部と遮光部とが非常に高い密着性を有する。ここで、第2材料は、内部を光が透過しにくい非結晶性材料、濃厚色を有する材料、または両者を組み合わせた材料のいずれかを適用することができる。具体的には、例えばアクリルニトリルブタジエンスチレン共重合合成(ABS)樹脂、PC樹脂とABS樹脂とを所定の比率で混合したPC/ABS混合樹脂、フェノール樹脂などの遮光性樹脂、または所定の樹脂にカーボンブラック(C)やチタンブラック(TiO)を所定量混合したものを適用することができるが、その他の遮光性を有する材料を適用することもできる。ステップS6の工程を終えると、次のステップS7へ進む。
ステップS7では、2次用成形型に注入した第2材料の硬化が完了し、2次成形体の成形が完了したか否かを判断する。ここで、成形が完了したか否かの判断方法は、ステップS3の場合と同様であるためにその詳細な説明を省略する。第2材料の硬化が完了していない場合(ステップS7/NO)、製造工程は第2材料の硬化が完了するまでステップS7の工程を繰り返す。第2材料の硬化が完了した場合(ステップS7/YES)は、製造工程は次のステップS8へ進む。
ステップS8では、第2材料の注入部を閉鎖し、成形が完了した2次成形体から2次用成形型の第2キャビを離型し、更に2次成形体をコアから離型する工程を実施する。この場合、必要であれば離型後の2次成形体から余分なバリなどを排除したり、成形体のゆがみを修正したりする加工を実施してもよい。ステップS8の工程を終えると、製造工程は終了する。
以上のように、本実施例4の遮光部付き透光部材の製造方法は、1次用成形型に第1材料を注入して第1成形体を成形し、つづいて、成形した第1成形体を2次用成形型にセットした後に第2材料を注入して第2成形体を成形するダブルモールド法を適用することで、光を透光する透光部と、透光部を透過する透過光の進行方向周りの透光部の一部の外面全周に遮光部とを有する遮光部付き透光部材を任意の形状で容易に製造することができる。また、ダブルモールド法を適用することで、透光部と遮光部とが非常に高い密着性を有する遮光部付き透光部材を得ることができる。
上記実施例は本発明を実施するための一例にすぎない。よって本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
車載システムの概略構成を示した説明図である。 車載システムを車両に搭載した状態を示した図である。 車載システムの操作部および切断面を示した説明図である。 実施例1の桟照明を示した説明図である。 実施例2の桟照明を示した説明図である。 実施例3の桟照明を示した説明図である。 実施例4の遮光部付き透光部材の製造方法のフローを示している。
符号の説明
1 車載システム
11 本体部
12 前面部
13 操作部
14 表示部
20 透光部
21 遮光部
22 入力部
23 出力部
131 操作釦
132 桟照明
133 操作釦光源
134 桟照明光源
135 取付パネル部
136 凹部

Claims (9)

  1. 光が透光する透光部と、
    前記透光部の、当該透光部を透過する透過光の進行方向周りに設けられた遮光部とを有し、
    前記遮光部によって位置決めされることを特徴とする遮光部付き透光部材。
  2. 前面部に複数の操作釦を有し、前記操作釦の桟部分に複数の取付部を有する装置の前記取付部に設置されることを特徴とする請求項1記載の遮光部付き透光部材。
  3. 前記遮光部は、2以上の前記透光部を有することを特徴とする請求項1または2記載の遮光部付き透光部材。
  4. 前記遮光部が前記取付部に接着されることで、前記装置に設置されることを特徴とする請求項2または3記載の遮光部付き透光部材。
  5. 前記遮光部が前記取付部に熱溶着されることで、前記装置に設置されることを特徴とする請求項2または3記載の遮光部付き透光部材。
  6. 前記透光部は、結晶性であるか、色が透明色か稀薄色であるかの少なくとも1つであることにより透光する透光部材からなり、
    前記遮光部は、非結晶性であるか、色が濃厚色であるかの少なくとも1つであることにより遮光する遮光部材からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の遮光部付き透光部材。
  7. 前記透光部は、ポリカーボネート(PC)樹脂と、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)樹脂との少なくとも1つからなり、
    前記遮光部は、アクリルニトリルブタジエンスチレン共重合合成(ABS)樹脂と、PC樹脂とABS樹脂とを所定の比率で混合したPC/ABS混合樹脂と、フェノール樹脂と、所定の樹脂にカーボンブラック、またはチタンブラックを所定量混合した黒色樹脂とのいずれか1つからなることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の遮光部付き透光部材。
  8. 光が透光する透光部からなる1次成形体を製造する1次モールドステップと、
    前記1次モールドステップで製造された前記1次成形体を透過する透過光の進行方向周りの前記1次成形体の外面に設けられた遮光部を有する2次成形体を製造する2次モールドステップと、
    を有することを特徴とする遮光部付き透光部材の製造方法。
  9. 前記1次モールドステップは、透光性を有する第1の材料を1次用成形型に注入し、前記1次成形体を調製する1次成形体調製ステップと、
    前記1次成形体調製ステップにて調製された前記1次成形体を前記1次用成形型から離型する1次成形体離型ステップと、を有し、
    前記2次モールドステップは、前記1次成形体離型ステップにて離型した前記1次成形体を2次用成形型に設置する2次用成形型設置ステップと、
    遮光性を有する第2の材料を前記2次用成形型に注入し、前記2次成形体を調製する2次成形体調製ステップと、
    前記2次成形体調製ステップにて調製された前記2次成形体を前記2次用成形型から離型する2次成形体離型ステップと、
    を有することを特徴とする請求項8記載の遮光部付き透光部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017142945A (ja) * 2016-02-09 2017-08-17 三菱電機株式会社 ボタンの加飾桟構造および電子機器

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