JP2017097963A - 操作装置 - Google Patents
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しかし、このように加飾された従来のスイッチ操作部は、高級感や本物感が乏しいものであった。
請求項1の発明は、透光性を備える部材で構成され押圧操作される操作ノブ(14,14B)と、前記操作ノブ(14,14B)が固定され、前記操作ノブ(14,14B)の押圧操作方向に進退移動可能なスライダ(8)と、前記スライダ(8)を進退移動可能に内部に保持するケース(1)と、前記ケース(1)に収容された光源(3a,3b)と、前記光源(3a,3b)から発せられた光を導く導光領域(8a,8b)と、前記操作ノブ(14,14B)と前記導光領域(8a,8b)との間に設けられ、前記操作ノブ(14,14B)の透光性よりも低い透光性を備えた加飾部材(13)と、前記導光領域(8a,8b)と前記操作ノブ(14,14B)との間に設けられ、前記光源(3a,3b)からの光の透過量を調整して前記加飾部材(13)に伝えるフィルタ(12,12B)と、を備える操作装置(100,200)である。
図1は、第1実施形態の操作装置100を示す斜視図である。
図2は、操作装置100の分解斜視図である。
図3は、視認向上用光源3bのみがONの状態における操作装置100の正面図である。
図4は、図3中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。
図5は、図3中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。
なお、図1から図5を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
さらに、以下の説明では、図4中の左側を前、右側を後として説明を行うが、この向きは、説明の便宜上用いるものであり、実際の使用状況をこの向きに限定するものではない。
図1、図2、図4、及び、図5に示すように、本実施形態の操作装置100は、ケース1の内部に、ターミナルベース2と、プリント基板3と、ネジ4と、ラバーコンタクト5と、カバー6と、ボビン7と、スライダ8と、標示用導光体9と、フィルタ12と、加飾部材13と、操作ノブ14とを備え、操作装置100の前端部にベゼル15を備えている。
また、プリント基板3の前側面には、LEDにより構成された光源が複数設けられている。具体的には、標示用光源3aと、視認向上用光源3bとが設けられている。
標示用光源3aは、ユーザーが選択した操作モードを標示するための光、すなわちインジケータとしての光を発する。
視認向上用光源3bは、ユーザーの視認性を向上させるための光、すなわち、照明光を発する。このユーザーの視認性を向上させるための光としては、一般的には、夜間照明を例に挙げることができるが、本実施形態では、後述するシンボル12bを利用者が視認可能とするために、車両使用時には、常に発光を行う。なお、車両使用時とは、利用者が所有する携帯機と車両側の制御部との間で認証が成立しているときを指している。
また、プリント基板3には、ラバーコンタクト5の位置決め用の位置決め孔部3dが2箇所設けられている。
ラバーコンタクト5は、ドーム状に形成された接点部5aを2つ備えている。この接点部5aの後側面には、導電部が形成されており、スライダ8が後方へ押下されることにより、この接点部5aが後方に押下されると、接点部5aの導電部とプリント基板3上の接点部とが接触して、スイッチ操作が行われる。なお、接点部5aの表面はラバーのみであり、プリント基板3と対向する裏面の一部にのみ導電部が形成されている。
スライダ8には、光源から発せられた光を導く導光領域として、第1導光領域8aと第2導光領域8bとが設けられている。
標示用光源3aには、LEDを用いていることから、その光は、直進性が高く、標示用導光体9の前端部9bからそのまま出射させると、利用者が視認可能な角度範囲が狭くなってしまう。そこで、視認可能な角度範囲を広げるために、前端部9bには、微細な凹凸形状を設け、光拡散作用を付与している。なお、本実施形態では標示用導光体9を略直方体形状で形成しているが、略円柱形状等の他の形状であってもかまわない。
本実施形態のシンボル12bは、「START」、「STOP」、「ENGINE」の文字により構成されているが、文字に限らず、図形であってもよいし、文字と図形とを組み合わせたものであってもよい。なお、当然のことながら、シンボル12bに用いる文字及び図形には、記号や数字等も含まれるが、本実施形態のように意味の分かるものに限らず、何ら意味を持たない模様等であってもよく、シンボルの形態は、どのようなものであってもよい。
標示光透光部12cは、標示用導光体9の前端部9bと略同一形状に形成されており、標示用光源3aが発して標示用導光体9により導かれたインジケータとしての光を透光する。
なお、貝殻をスライスした本実施形態の加飾部材13は、上述の条件を全て満たしており、非常に意匠性が高く、高級感及び本物感の高い素材である。
操作ノブ14は、利用者によって直接触れられるため、衝撃による割れ防止の観点から、メタクリル(アクリル)樹脂を用いずにポリカーボネイト樹脂を用いて構成したが、ガラス等、他の材料を用いて構成してもよい。
操作ノブ14は、係合部14aがスライダ8の爪部8cに係合することにより、スライダ8に対して一体となって固定されている。よって、操作ノブ14を利用者が押圧操作すると、操作ノブ14とスライダ8とは、一体となって前後方向で進退移動することができる。
操作ノブ14は、後側に開口した有底筒状に形成され、この後側の底面に沿って加飾部材13とフィルタ12とが配置されている。
操作ノブ14は、押下されると後方に移動するが、利用者が操作をやめて操作ノブ14を押圧する力が取り除かれると、ラバーコンタクト5の接点部5aの復元力により、図4及び図5に示される初期位置に自動的に復帰する。なお、この初期位置は、ケース1に設けられた不図示の当接部にスライダ8の不図示の当接部が当接して位置決めされている。
さらに、車両使用時に、利用者が操作ノブ14を押圧操作することにより、エンジンが始動されると、標示用光源3aがON(点灯)の状態となる。この場合、図6に示すように、フィルタ12の標示光透光部12cを透過した光により、図3の状態に加えて、インジケータ投影像Dが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14を透して表示される。このインジケータ投影像Dも、加飾部材13が所定の形状で光って見えるため、非常に美しいものとなる。
例えば、第1導光領域8aと第2導光領域8bとを明確に区切るために、スライダ8からリブ等の仕切壁を延設してフィルタ12に近づけて配置するとよい。なお、フィルタ12に非透光部12aが形成されているため、リブ等の仕切壁をフィルタ12に近づけたとしても、加飾部材13を通してリブ等の仕切壁が透けて見えてしまうことはない。
または、例えば、標示用導光体9の前方部9dや鍔部9eに遮光塗料を用いて塗装により遮光部を追加してもよい。
図7は、第2実施形態の操作装置200を示す斜視図である。
図8は、操作装置200の分解斜視図である。
第2実施形態に係る操作装置200は、フィルタ12B及び操作ノブ14Bの形態が、第1実施形態のフィルタ12及び操作ノブ14と異なる他は、第1実施形態の操作装置100と同様な形態をしている。また、視認向上用光源3bが発光する条件が、第1実施形態とは異なっている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
シンボル14bは、非透光性となるように形成されている。また、シンボル14bとシンボル12dとを比べると、シンボル12dは、シンボル14bよりも一回り大きく形成されている。
図9に示すように、標示用光源3aがOFF(非点灯)であって、視認向上用光源3bがON(点灯)の状態では、フィルタ12Bのシンボル12dを透過した光により、シンボル縁取り投影像Eが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14Bを透して表示される。シンボル縁取り投影像Eは、シンボル14bよりも一回り大きく、したがって、シンボル14bのまわりを縁取るようにして光るシンボル縁取り投影像Eを観察でき、大変美しく印象的な照明となる。
図10に示すように、標示用光源3aがON(点灯)となると、フィルタ12Bの標示光透光部12cを透過した光により、図7の状態に加えて、インジケータ投影像Dが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14Bを透して表示される。このインジケータ投影像Dも、加飾部材13が所定の形状で光って見えるため、非常に美しいものとなる。
図11に示すように、標示用光源3a及び視認向上用光源3bがいずれもON(点灯)となると、フィルタ12Bのシンボル12dを透過した光により、シンボル縁取り投影像Eが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14Bを透して表示される。また、フィルタ12Bの標示光透光部12cを透過した光により、インジケータ投影像Dが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14Bを透して表示される。
1a ガイド部
1b ガイド部
1c 係合部
1d 爪部
2 ターミナルベース
2a コネクタ
2b 接続端子
2c 爪部
3 プリント基板
3a 標示用光源
3b 視認向上用光源
3c 端子挿入孔
3d 位置決め孔部
4 ネジ
5 ラバーコンタクト
5a 接点部
5b 位置決めボス部
6 カバー
6a 爪部
7 ボビン
8 スライダ
8a 第1導光領域
8b 第2導光領域
8c 爪部
9 標示用導光体
9a 後端部
9b 前端部
9c 挿入部
9d 前方部
9e 鍔部
12 フィルタ
12B フィルタ
12a 非透光部
12b シンボル
12c 標示光透光部
12d シンボル
13 加飾部材
14 操作ノブ
14B 操作ノブ
14a 係合部
14b シンボル
15 ベゼル
15a 係合部
100 操作装置
200 操作装置
Claims (4)
- 透光性を備える部材で構成され押圧操作される操作ノブと、
前記操作ノブが固定され、前記操作ノブの押圧操作方向に進退移動可能なスライダと、
前記スライダを進退移動可能に内部に保持するケースと、
前記ケースに収容された光源と、
前記光源から発せられた光を導く導光領域と、
前記操作ノブと前記導光領域との間に設けられ、前記操作ノブの透光性よりも低い透光性を備えた加飾部材と、
前記導光領域と前記操作ノブとの間に設けられ、前記光源からの光の透過量を調整して前記加飾部材に伝えるフィルタと、
を備える操作装置。 - 前記フィルタは、光を透光する透光部と光を透光しない非透光部とを有しており、前記透光部によって文字及び図形の少なくとも一方が表示された第1の表示部を有すること、
を特徴とする請求項1に記載の操作装置。 - 前記操作ノブは有底筒状に形成されており、その底面に文字及び図形の少なくとも一方が表示された第2の表示部を有しており、
前記第1の表示部は、前記第2の表示部よりも大きく形成されていること、
を特徴とする請求項2に記載の操作装置。 - 前記加飾部材は、貝殻をスライスした板状の部材であること、
を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の操作装置。
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CN111917404A (zh) * | 2020-07-08 | 2020-11-10 | 上汽大众汽车有限公司 | 一种具有主动光反馈的触控式开关组件及控制方法 |
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CN111917404B (zh) * | 2020-07-08 | 2023-08-25 | 上汽大众汽车有限公司 | 一种具有主动光反馈的触控式开关组件及控制方法 |
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