JP2017097963A - 操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部の照明が可能であって、かつ、意匠性が高く、高級感のある操作装置を提供する。【解決手段】操作装置100は、透光性を備える部材で構成され押圧操作される操作ノブ14と、操作ノブ14が固定され、操作ノブ14の押圧操作方向に進退移動可能なスライダ8と、スライダ8を進退移動可能に内部に保持するケース1と、ケース1に収容された標示用光源3a及び視認向上用光源3bと、標示用光源3a及び視認向上用光源3bから発せられた光を導く第1導光領域8a及び第2導光領域8bと、操作ノブ14と第1導光領域8a及び第2導光領域8bとの間に設けられ、操作ノブ14の透光性よりも低い透光性を備えた加飾部材13と、第1導光領域8a及び第2導光領域8bと操作ノブ14との間に設けられ、標示用光源3a及び視認向上用光源3bからの光の透過量を調整して加飾部材13に伝えるフィルタ12とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、操作装置に関するものである。
車両のスイッチとして用いられる押圧操作が可能な操作部には、合成樹脂が用いられ、スイッチ操作部の意匠性を向上するため、樹脂へ塗装を施したり、水圧転写フィルム等により加飾したりする技術が知られている。
しかし、このように加飾された従来のスイッチ操作部は、高級感や本物感が乏しいものであった。
一方、合成樹脂への加飾を用いずに、高級感や本物感を高めた部材は従来から存在している。しかし、例えば、特許文献1に開示されているように、車両に用いられる操作装置は、操作ポジションをユーザーに標示するための標示部に照明が用いられる。また、夜間等に視認性を向上させるための照明が用いられる。このように、車両に用いられる操作装置には、照明構造が必要であるが、合成樹脂への加飾を用いずに、高級感や本物感を高めた従来の部材に対しては、照明構造を付与することが難しかった。
特開2014−167261号公報
本発明の課題は、操作部の照明が可能であって、かつ、意匠性が高く、高級感のある操作装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、透光性を備える部材で構成され押圧操作される操作ノブ(14,14B)と、前記操作ノブ(14,14B)が固定され、前記操作ノブ(14,14B)の押圧操作方向に進退移動可能なスライダ(8)と、前記スライダ(8)を進退移動可能に内部に保持するケース(1)と、前記ケース(1)に収容された光源(3a,3b)と、前記光源(3a,3b)から発せられた光を導く導光領域(8a,8b)と、前記操作ノブ(14,14B)と前記導光領域(8a,8b)との間に設けられ、前記操作ノブ(14,14B)の透光性よりも低い透光性を備えた加飾部材(13)と、前記導光領域(8a,8b)と前記操作ノブ(14,14B)との間に設けられ、前記光源(3a,3b)からの光の透過量を調整して前記加飾部材(13)に伝えるフィルタ(12,12B)と、を備える操作装置(100,200)である。
請求項2の発明は、前記フィルタ(12)は、光を透光する透光部と光を透光しない非透光部(12a)とを有しており、前記透光部によって文字及び図形の少なくとも一方が表示された第1の表示部(12b,12d)を有すること、を特徴とする請求項1に記載の操作装置(100,200)である。
請求項3の発明は、前記操作ノブ(14B)は有底筒状に形成されており、その底面に文字及び図形の少なくとも一方が表示された第2の表示部(14b)を有しており、前記第1の表示部(12d)は、前記第2の表示部(14b)よりも大きく形成されていること、を特徴とする請求項2に記載の操作装置(200)である。
請求項4の発明は、前記加飾部材(13)は、貝殻をスライスした板状の部材であること、を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の操作装置(100,200)である。
本発明によれば、操作部の照明が可能であって、かつ、意匠性が高く、高級感のある操作装置を提供することができる。
第1実施形態の操作装置100を示す斜視図である。 操作装置100の分解斜視図である。 視認向上用光源3bのみがONの状態における操作装置100の正面図である。 図3中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。 図3中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。 標示用光源3a及び視認向上用光源3bがONの状態における操作装置100の正面図である。 第2実施形態の操作装置200を示す斜視図である。 操作装置200の分解斜視図である。 標示用光源3aがOFF(非点灯)であって、視認向上用光源3bがON(点灯)の状態における操作装置200の正面図である。 標示用光源3aがON(点灯)であって、視認向上用光源3bがOFF(非点灯)の状態における操作装置200の正面図である。 標示用光源3a及び視認向上用光源3bがいずれもON(点灯)の状態における操作装置200の正面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の操作装置100を示す斜視図である。
図2は、操作装置100の分解斜視図である。
図3は、視認向上用光源3bのみがONの状態における操作装置100の正面図である。
図4は、図3中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。
図5は、図3中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。
なお、図1から図5を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
さらに、以下の説明では、図4中の左側を前、右側を後として説明を行うが、この向きは、説明の便宜上用いるものであり、実際の使用状況をこの向きに限定するものではない。
本実施形態の操作装置100は、例えば、車両のインストルメントパネルに設置され、スマートイグニッションシステムを搭載した車両のエンジンスタート・ストップスイッチである。なお、本発明は、車両のエンジンスタート・ストップスイッチに用いる場合に限らず、例えば、ヒーターコントロール操作装置のプッシュノブに用いてもよいし、車両以外の機器に用いてもよい。
図1、図2、図4、及び、図5に示すように、本実施形態の操作装置100は、ケース1の内部に、ターミナルベース2と、プリント基板3と、ネジ4と、ラバーコンタクト5と、カバー6と、ボビン7と、スライダ8と、標示用導光体9と、フィルタ12と、加飾部材13と、操作ノブ14とを備え、操作装置100の前端部にベゼル15を備えている。
ケース1は、略円筒形状に形成されており、スライダ8を前後方向で進退移動可能に内部に保持している。ケース1の内部には、スライダ8の進退移動をガイドするガイド部1a,1bが複数形成されている。また、ケース1には、係合部1cが複数箇所設けられている。
ターミナルベース2は、後端側に矩形筒状のコネクタ2aを有している。このコネクタ2aには、複数本の金属製の接続端子2bが設けられている。また、ターミナルベース2は、複数の爪部2cを備えており、この爪部2cがケース1の係合部1cに係合することにより、ターミナルベース2は、ケース1の後側から固定されている。
プリント基板3は、ケース1とターミナルベース2との間に配置されており、ネジ4を用いてターミナルベース2に対して固定された状態で、ケース1内に収容されている。プリント基板3には、端子挿入孔3cが複数開口されており、ターミナルベース2の接続端子2bが挿入されて、半田付けされている。
また、プリント基板3の前側面には、LEDにより構成された光源が複数設けられている。具体的には、標示用光源3aと、視認向上用光源3bとが設けられている。
標示用光源3aは、ユーザーが選択した操作モードを標示するための光、すなわちインジケータとしての光を発する。
視認向上用光源3bは、ユーザーの視認性を向上させるための光、すなわち、照明光を発する。このユーザーの視認性を向上させるための光としては、一般的には、夜間照明を例に挙げることができるが、本実施形態では、後述するシンボル12bを利用者が視認可能とするために、車両使用時には、常に発光を行う。なお、車両使用時とは、利用者が所有する携帯機と車両側の制御部との間で認証が成立しているときを指している。
また、プリント基板3には、ラバーコンタクト5の位置決め用の位置決め孔部3dが2箇所設けられている。
ラバーコンタクト5は、プリント基板3とケース1との間に配置されており、後方に突出した位置決めボス部5bがプリント基板3の位置決め孔部3dに嵌合している。
ラバーコンタクト5は、ドーム状に形成された接点部5aを2つ備えている。この接点部5aの後側面には、導電部が形成されており、スライダ8が後方へ押下されることにより、この接点部5aが後方に押下されると、接点部5aの導電部とプリント基板3上の接点部とが接触して、スイッチ操作が行われる。なお、接点部5aの表面はラバーのみであり、プリント基板3と対向する裏面の一部にのみ導電部が形成されている。
カバー6は、操作装置100の後端部を覆う蓋として設けられており、3箇所の爪部6aがターミナルベース2の不図示の係合部に係合することにより、ターミナルベース2に対して固定されている。
ボビン7は、リング状に形成されており、外周にリング状のコイルアンテナ(不図示)を備えている。
スライダ8は、その前側に操作ノブ14が固定されており、操作ノブ14の押圧操作方向である前後方向に進退移動可能な状態で、ケース1内に保持されている。
スライダ8には、光源から発せられた光を導く導光領域として、第1導光領域8aと第2導光領域8bとが設けられている。
第1導光領域8aは、標示用光源3aが発したインジケータとしての光が通過する領域であり、本実施形態では、この第1導光領域8aの全領域に標示用導光体9を配置している。したがって、標示用光源3aが発した光は、全て第1導光領域8aに設けられた標示用導光体9によって前方へ導かれる。
第2導光領域8bは、視認向上用光源3bが発したユーザーの視認性を向上させるための光(照明光)が通過する領域である。視認向上用光源3bが発した光は、第2導光領域8bの空間内を通過して前方へ進む。
標示用導光体9は、例えば、メタクリル(アクリル)樹脂やポリカーボネイト樹脂等のような透光性の高い樹脂により形成されており、フィルタ12の直後から標示用光源3aの近傍まで略直方体形状で延在している。標示用導光体9は、鍔部9eよりも後方の部分である挿入部9cが第1導光領域8a内に挿入されている。標示用導光体9の前方部9dの前端部9bは、フィルタ12の直後に配置されている。標示用導光体9は、標示用光源3aが発したインジケータとしての光を後端部9aから受け入れ、フィルタ12の直後において前端部9bから出射させる。
標示用光源3aには、LEDを用いていることから、その光は、直進性が高く、標示用導光体9の前端部9bからそのまま出射させると、利用者が視認可能な角度範囲が狭くなってしまう。そこで、視認可能な角度範囲を広げるために、前端部9bには、微細な凹凸形状を設け、光拡散作用を付与している。なお、本実施形態では標示用導光体9を略直方体形状で形成しているが、略円柱形状等の他の形状であってもかまわない。
フィルタ12は、加飾部材13の後面に沿って配置されており、スライダ8の第1導光領域8a及び第2導光領域8bと操作ノブ14との間にあって、光源からの光の透過量及び色彩を調整して加飾部材13に伝える。本実施形態のフィルタ12は、厚さ0.5mmのポリカーボネイト樹脂に、透過量を減らすためのシルク印刷を施して作製している。よって、例えば光が強く照射される部位、弱くしか照射されない部位に応じて、シルク印刷の濃淡を変更することによって、フィルタ12全面の光の透過量を均一にすることもできる。また、シルク印刷のインクに青色や赤色を用いることで、LED発光色(例えば白色)から青色や赤色の発光色が加飾部材13に照射される構成とすることもできる。
フィルタ12は、その面積の大部分が透光性のない非透光部12aとして形成されている。また、フィルタ12には、光を透光する透光部として、シンボル(第1の表示部)12bと、標示光透光部12cとが形成されている。
本実施形態のシンボル12bは、「START」、「STOP」、「ENGINE」の文字により構成されているが、文字に限らず、図形であってもよいし、文字と図形とを組み合わせたものであってもよい。なお、当然のことながら、シンボル12bに用いる文字及び図形には、記号や数字等も含まれるが、本実施形態のように意味の分かるものに限らず、何ら意味を持たない模様等であってもよく、シンボルの形態は、どのようなものであってもよい。
標示光透光部12cは、標示用導光体9の前端部9bと略同一形状に形成されており、標示用光源3aが発して標示用導光体9により導かれたインジケータとしての光を透光する。
加飾部材13は、スライダ8の第1導光領域8a及び第2導光領域8bと操作ノブ14との間に設けられた板状の部材である。本実施形態の加飾部材13は、貝殻をスライスした板状の部材である。加飾部材13は、操作ノブ14の透光性よりも光の透過性が低い透光性を備えており、半透明の状態となっている。加飾部材13として用いる材料の条件として、昼間の外光では、その表面が照らされて、加飾部材13の奥が透けて見えるようなことがなく、かつ、夜間の照明時には、加飾部材13の部材の模様を含めて、照明光が透過できることが挙げられる。したがって、そのような条件を満たすものであれば、加飾部材13に用いることが可能であり、貝殻に限らず、例えば、木材を薄くスライスしたものであってもよいし、自然素材に限らず、人工的に作製したものであってもよい。
なお、貝殻をスライスした本実施形態の加飾部材13は、上述の条件を全て満たしており、非常に意匠性が高く、高級感及び本物感の高い素材である。
操作ノブ14は、透光性を備える部材で構成されており、利用者によって押圧操作される部材である。本実施形態の操作ノブ14は、透明のポリカーボネイト樹脂により形成され、傷つき防止のために表面にクリア塗装を施している。
操作ノブ14は、利用者によって直接触れられるため、衝撃による割れ防止の観点から、メタクリル(アクリル)樹脂を用いずにポリカーボネイト樹脂を用いて構成したが、ガラス等、他の材料を用いて構成してもよい。
操作ノブ14は、係合部14aがスライダ8の爪部8cに係合することにより、スライダ8に対して一体となって固定されている。よって、操作ノブ14を利用者が押圧操作すると、操作ノブ14とスライダ8とは、一体となって前後方向で進退移動することができる。
操作ノブ14は、後側に開口した有底筒状に形成され、この後側の底面に沿って加飾部材13とフィルタ12とが配置されている。
操作ノブ14は、押下されると後方に移動するが、利用者が操作をやめて操作ノブ14を押圧する力が取り除かれると、ラバーコンタクト5の接点部5aの復元力により、図4及び図5に示される初期位置に自動的に復帰する。なお、この初期位置は、ケース1に設けられた不図示の当接部にスライダ8の不図示の当接部が当接して位置決めされている。
ベゼル15は、略リング状に形成されており、係合部15aがケース1の爪部1dに係合することにより、ケース1の前端部に固定されている。ベゼル15は、ケース1の前端部、及び、ケース1と操作ノブ14との間の隙間を隠し、外観を装飾することを主な目的として設けられている。
上述した構成によって、本実施形態の操作装置100は、貝殻をスライスして形成した加飾部材13を用いて高級感及び本物感があって意匠性の高い装置としながら、適切な照明及び標示を行えるように構成されている。以下、操作装置100の照明及び標示に関して、より具体的に説明する。
先ず、車両の不使用時、すなわち、利用者が所有する携帯機と車両側の制御部との間で認証が成立していない場合、標示用光源3a及び視認向上用光源3bは、いずれもOFF(非点灯)の状態にある。この場合、加飾部材13により遮られることから、図1に示したように、操作装置100の内部は見えることがなく、外光に照らされた意匠面(前面)が視認されて、貝殻の美しい模様を見せることができる。
次に、車両の使用時、すなわち、利用者が所有する携帯機と車両側の制御部との間で認証が成立した状態では、常時、視認向上用光源3bは、ON(点灯)の状態となる。この場合、図3に示すように、フィルタ12のシンボル12bを透過した光により、シンボル投影像Cが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14を透して表示される。このシンボル投影像Cは、加飾部材13がシンボル12bの形状で光って見えるため、非常に美しいものとなる。
図6は、標示用光源3a及び視認向上用光源3bがONの状態における操作装置100の正面図である。
さらに、車両使用時に、利用者が操作ノブ14を押圧操作することにより、エンジンが始動されると、標示用光源3aがON(点灯)の状態となる。この場合、図6に示すように、フィルタ12の標示光透光部12cを透過した光により、図3の状態に加えて、インジケータ投影像Dが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14を透して表示される。このインジケータ投影像Dも、加飾部材13が所定の形状で光って見えるため、非常に美しいものとなる。
なお、シンボル12b及び標示光透光部12cに対して、標示用光源3aからの光と視認向上用光源3bからの光とが混ざって入射してしまう場合には、これらの光を分けるように遮光構造を追加するとよい。
例えば、第1導光領域8aと第2導光領域8bとを明確に区切るために、スライダ8からリブ等の仕切壁を延設してフィルタ12に近づけて配置するとよい。なお、フィルタ12に非透光部12aが形成されているため、リブ等の仕切壁をフィルタ12に近づけたとしても、加飾部材13を通してリブ等の仕切壁が透けて見えてしまうことはない。
または、例えば、標示用導光体9の前方部9dや鍔部9eに遮光塗料を用いて塗装により遮光部を追加してもよい。
以上説明したように、第1実施形態によれば、操作装置100は、透光性を有する操作ノブ14と、光源から発せられた光を導く第1導光領域8a及び第2導光領域8bとの間に、加飾部材13及びフィルタ12を有しているので、光源から光が発せられない状態では加飾部材13のみが視認され、加飾部材13を通して装置外から装置内部が見えることがない。
また、本実施形態の操作装置100は、光源からの光の透過量及び色彩を調整して加飾部材13に伝えるフィルタ12を備える。貝殻をスライスした加飾部材13は、物理的・化学的耐性が比較的弱く、直に調光処理を施せない。しかし、フィルタ12を別途設けることにより、照明OFF時は加飾部材13の視認性を向上させることができ、照明ON時は加飾部材13を透過する光の輝度を調整することが容易となり、また、必要に応じて色彩の調整も可能である。よって、照明のON/OFFいずれの場合であっても、意匠性が高く、高級感のある操作装置を提供することができる。
さらに、本実施形態の操作装置100は、フィルタ12にシンボル12bを形成し、このシンボルを透光する構成としたので、シンボル12bが発光する構成となり、また、照明OFF時は、シンボル12bが発光せずに見えない状態となるので、照明時のシンボル投影像Cを印象的に表示させることができる。
さらにまた、本実施形態の操作装置100は、加飾部材13が貝殻をスライスした板状部材で形成されているので、照明のON/OFFいずれの場合においても意匠性が高く、高級感、本物感のある操作装置とすることができる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態の操作装置200を示す斜視図である。
図8は、操作装置200の分解斜視図である。
第2実施形態に係る操作装置200は、フィルタ12B及び操作ノブ14Bの形態が、第1実施形態のフィルタ12及び操作ノブ14と異なる他は、第1実施形態の操作装置100と同様な形態をしている。また、視認向上用光源3bが発光する条件が、第1実施形態とは異なっている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態のフィルタ12Bは、第1実施形態のシンボル12bに代えて、一回り大きく形成されたシンボル12dが第1の表示部として形成されている。フィルタ12Bのその他の構成は、第1実施形態のフィルタ12と同様である。
また、第2実施形態の操作ノブ14Bは、後側に開口した有底筒状の底面に、第2の表示部としてシンボル14bが印刷により形成されている点が、第1実施形態の操作ノブ14と異なっている。操作ノブ14Bのその他の構成は、第1実施形態の操作ノブ14と同様である。
シンボル14bは、非透光性となるように形成されている。また、シンボル14bとシンボル12dとを比べると、シンボル12dは、シンボル14bよりも一回り大きく形成されている。
第1実施形態では、視認向上用光源3bは、車両使用時には、常に発光を行う形態とした。しかし、第2実施形態では、車両使用時に、視認向上用光源3bが常に発光する必要はない。これは、操作ノブ14Bにシンボル14bを設けたことに関係している。すなわち、視認向上用光源3bが発光しているか否かに関わらず、シンボル14bは、視認可能な状態にあるので、視認向上用光源3bが常に発光する必要がない。よって、視認向上用光源3bは、夜間照明と連動して点灯するように設定されてもよいし、車両の使用時に常に点灯するように設定されてもよい。
上述した構成によって、第2実施形態の操作装置200は、第1実施形態と同様に貝殻をスライスして形成した加飾部材13を用いて高級感及び本物感があって意匠性の高い装置としながら、適切な照明及び標示を行えるように構成されている。以下、操作装置200の照明及び標示に関して、より具体的に説明する。
標示用光源3a及び視認向上用光源3bがいずれもOFF(非点灯)の場合、加飾部材13により遮られることから、図7に示したように、操作装置200の内部は見えることがなく、外光に照らされた意匠面(前面)が視認されて、貝殻の美しい模様を見せることができる。また、操作ノブ14Bを透してシンボル14bが視認可能となっている。
図9は、標示用光源3aがOFF(非点灯)であって、視認向上用光源3bがON(点灯)の状態における操作装置200の正面図である。
図9に示すように、標示用光源3aがOFF(非点灯)であって、視認向上用光源3bがON(点灯)の状態では、フィルタ12Bのシンボル12dを透過した光により、シンボル縁取り投影像Eが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14Bを透して表示される。シンボル縁取り投影像Eは、シンボル14bよりも一回り大きく、したがって、シンボル14bのまわりを縁取るようにして光るシンボル縁取り投影像Eを観察でき、大変美しく印象的な照明となる。
図10は、標示用光源3aがON(点灯)であって、視認向上用光源3bがOFF(非点灯)の状態における操作装置200の正面図である。
図10に示すように、標示用光源3aがON(点灯)となると、フィルタ12Bの標示光透光部12cを透過した光により、図7の状態に加えて、インジケータ投影像Dが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14Bを透して表示される。このインジケータ投影像Dも、加飾部材13が所定の形状で光って見えるため、非常に美しいものとなる。
図11は、標示用光源3a及び視認向上用光源3bがいずれもON(点灯)の状態における操作装置200の正面図である。
図11に示すように、標示用光源3a及び視認向上用光源3bがいずれもON(点灯)となると、フィルタ12Bのシンボル12dを透過した光により、シンボル縁取り投影像Eが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14Bを透して表示される。また、フィルタ12Bの標示光透光部12cを透過した光により、インジケータ投影像Dが加飾部材13に投影されて、操作ノブ14Bを透して表示される。
以上説明したように、第2実施形態によれば、操作装置200は、加飾部材13の意匠面よりも操作部に近い面である操作ノブ14Bの底面にシンボル14bが印字形成されている。これにより、操作装置200は、照明OFF時は加飾部材13を背後にシンボル14bを視認でき、照明ON時は加飾部材13を透過した光がシンボル14bの印字部分のみ遮られて、シンボルをはっきりと視認することができる。
また、操作装置200は、シンボル14bが操作ノブ14Bの底面に印字形成され、フィルタ12Bのシンボル12dは、シンボル14bに沿った形状で、シンボル14bより大きい形状に形成されている。よって、操作装置200は、操作ノブ14Bに印字されたシンボル14bの周囲が光る、縁取り発光をさせることができ、照明時のシンボル14bを印象的に表示させることができる。
1 ケース
1a ガイド部
1b ガイド部
1c 係合部
1d 爪部
2 ターミナルベース
2a コネクタ
2b 接続端子
2c 爪部
3 プリント基板
3a 標示用光源
3b 視認向上用光源
3c 端子挿入孔
3d 位置決め孔部
4 ネジ
5 ラバーコンタクト
5a 接点部
5b 位置決めボス部
6 カバー
6a 爪部
7 ボビン
8 スライダ
8a 第1導光領域
8b 第2導光領域
8c 爪部
9 標示用導光体
9a 後端部
9b 前端部
9c 挿入部
9d 前方部
9e 鍔部
12 フィルタ
12B フィルタ
12a 非透光部
12b シンボル
12c 標示光透光部
12d シンボル
13 加飾部材
14 操作ノブ
14B 操作ノブ
14a 係合部
14b シンボル
15 ベゼル
15a 係合部
100 操作装置
200 操作装置

Claims (4)

  1. 透光性を備える部材で構成され押圧操作される操作ノブと、
    前記操作ノブが固定され、前記操作ノブの押圧操作方向に進退移動可能なスライダと、
    前記スライダを進退移動可能に内部に保持するケースと、
    前記ケースに収容された光源と、
    前記光源から発せられた光を導く導光領域と、
    前記操作ノブと前記導光領域との間に設けられ、前記操作ノブの透光性よりも低い透光性を備えた加飾部材と、
    前記導光領域と前記操作ノブとの間に設けられ、前記光源からの光の透過量を調整して前記加飾部材に伝えるフィルタと、
    を備える操作装置。
  2. 前記フィルタは、光を透光する透光部と光を透光しない非透光部とを有しており、前記透光部によって文字及び図形の少なくとも一方が表示された第1の表示部を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記操作ノブは有底筒状に形成されており、その底面に文字及び図形の少なくとも一方が表示された第2の表示部を有しており、
    前記第1の表示部は、前記第2の表示部よりも大きく形成されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の操作装置。
  4. 前記加飾部材は、貝殻をスライスした板状の部材であること、
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の操作装置。
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