JP2019001239A - 車両用照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】主に、非照明時と照明時とで意匠の変化を大きくすることができると共に、立体感のある照明を行うことなどができるようにする。【解決手段】不透光性のケース3と、ケース3の表面を覆う透光性のカバー部材4との内側に、光源5から入射した光6をカバー部材4側へ反射可能な反射部7,8を有する導光板11,12を収容設置した車両用照明装置1に関する。導光板11,12を、上面側に調光層42,43を設けた状態で上下に複数枚重ねて設ける。複数枚の導光板11,12の一端側に、光源5を配置する。下側に位置する導光板11ほど反射部7,8が光源5から遠くなるように各反射部7,8の位置をズラして設ける。各調光層42,43は、光源5から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部42a,43aを有する。【選択図】図3
Description
この発明は、車両用照明装置に関するものである。
自動車などの車両は、車室内に各種の照明装置(車両用照明装置)を備えている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載された車両用照明装置には、非照明時と照明時とで意匠の変化が少なく、また、立体感に乏しいなどの問題があった。
そこで、本発明は、主に、上記した問題点を解決することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、
不透光性のケースと、該ケースの表面を覆う透光性のカバー部材との内側に、光源から入射した光を前記カバー部材側へ反射可能な反射部を有する導光板を収容設置した車両用照明装置において、
前記導光板を、上面側に調光層を設けた状態で上下に複数枚重ねて設けると共に、
複数枚の前記導光板の一端側に、前記光源を配置し、
下側に位置する前記導光板ほど前記反射部が前記光源から遠くなるように前記各反射部の位置をズラして設け、
前記各調光層は、前記光源から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部を有することを特徴とする。
また、本発明は、
不透光性のケースと、該ケースの表面を覆う透光性のカバー部材との内側に、光源から入射した光を前記カバー部材側へ反射可能な反射部を有する導光板を収容設置した車両用照明装置において、
前記導光板を、上面側に調光層を設けた状態で上下に複数枚重ねて設けると共に、
複数枚の前記導光板の一端側に、前記光源を配置し、
下側に位置する前記導光板ほど前記光源から遠くまで延びるように、前記導光板の他端側に、上側に位置する前記各導光板に対して張出すと共に前記反射部を有する張出部を設け、
最も上側に位置する前記導光板の前記調光層に、前記光源から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部を設けると共に、
下側に位置する前記導光板における前記張出部の前記調光層に、前記光源から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部を設けたことを特徴とする。
このため、車両用照明装置は、複数枚の導光板を上下に重ね、各導光板に反射部の位置をズラして設け、各導光板に光透過度が徐々に小さくなる光透過部を設けたものとなる。
不透光性のケースと、該ケースの表面を覆う透光性のカバー部材との内側に、光源から入射した光を前記カバー部材側へ反射可能な反射部を有する導光板を収容設置した車両用照明装置において、
前記導光板を、上面側に調光層を設けた状態で上下に複数枚重ねて設けると共に、
複数枚の前記導光板の一端側に、前記光源を配置し、
下側に位置する前記導光板ほど前記反射部が前記光源から遠くなるように前記各反射部の位置をズラして設け、
前記各調光層は、前記光源から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部を有することを特徴とする。
また、本発明は、
不透光性のケースと、該ケースの表面を覆う透光性のカバー部材との内側に、光源から入射した光を前記カバー部材側へ反射可能な反射部を有する導光板を収容設置した車両用照明装置において、
前記導光板を、上面側に調光層を設けた状態で上下に複数枚重ねて設けると共に、
複数枚の前記導光板の一端側に、前記光源を配置し、
下側に位置する前記導光板ほど前記光源から遠くまで延びるように、前記導光板の他端側に、上側に位置する前記各導光板に対して張出すと共に前記反射部を有する張出部を設け、
最も上側に位置する前記導光板の前記調光層に、前記光源から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部を設けると共に、
下側に位置する前記導光板における前記張出部の前記調光層に、前記光源から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部を設けたことを特徴とする。
このため、車両用照明装置は、複数枚の導光板を上下に重ね、各導光板に反射部の位置をズラして設け、各導光板に光透過度が徐々に小さくなる光透過部を設けたものとなる。
本発明によれば、上記構成によって、非照明時と照明時とで意匠の変化を大きくすることができると共に、立体感のある照明を行うことなどができる。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図7は、この実施の形態を説明するためのものである。
図1〜図7は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
自動車などの車両の車室内に、例えば、図1に示すような照明装置(車両用照明装置1)を設置する。この車両用照明装置1は、スイッチなどの操作用部品2を備えることができる。このような車両用照明装置1を、図2に示すように、不透光性のケース3と、ケース3の表面を覆う透光性のカバー部材4とを備えたものとする。
そして、ケース3とカバー部材4とで構成する容器の内側に、図3に示すように、光源5から入射した光6をカバー部材4側へ向けて反射可能な反射部7,8を有する導光板11,12を収容設置する。
そして、ケース3とカバー部材4とで構成する容器の内側に、図3に示すように、光源5から入射した光6をカバー部材4側へ向けて反射可能な反射部7,8を有する導光板11,12を収容設置する。
ここで、車両用照明装置1は、例えば、センターコンソール13(図1参照)やインストルメントパネルなどに取付けることができる。操作用部品2は、図では縦長の筒状のものとなっているが、これに限るものではない。この場合、操作用部品2は、上端部に押ボタンスイッチや回転式スイッチなどを有している。なお、操作用部品2については、特に設けなくても良いし、或いは、車両用照明装置1の内外に、単数または複数設けることができる。図3は、操作用部品2を設けていない車両用照明装置1の例となっている。
ケース3は、例えば、ABSなどの樹脂製とすることができる。ケース3は、不透光性を有していれば何色としても良いが、例えば、ケース3は、内部における光6の反射率を上げるために白色などとしても良い。または、ケース3は、内部における光6の反射率を下げるために黒色や暗色などとしても良い。
ケース3は、平坦な底面部3aと、この底面部3aの周縁部から図中上方へ延びる側面部3bとを有する浅皿状の容器としている。ケース3の平面形状は、矩形状でも円形状でもその他の形状でも何でも良いが、この場合には、矩形状としている。底面部3aと側面部3bとは、基本的に均一肉厚にしている。
カバー部材4は、例えば、アクリルなどの樹脂製とすることができる。カバー部材4は、無色透明や有色透明のものなどとすることができる。カバー部材4は、平坦な意匠面部4a(上面部)と、この意匠面部4aの周縁部から図中下方へ延びる側面部4bとを有する蓋部としている。カバー部材4の平面形状は、ケース3の平面形状と同じにする。意匠面部4aと側面部4bとは、基本的に均一肉厚にしている。
反射部7,8は、カバー部材4の意匠面部4aへ向けて光6を反射する。カバー部材4の意匠面部4aには、必要に応じて、スモークフィルム4cやハーフミラーフィルム4dなどのフィルムを貼着することができる。この場合、意匠面部4aの上面に対して、意匠面部4aを暗色に着色するためのスモークフィルム4cを貼着している。また、意匠面部4aの下面に光の反射を利用するためのハーフミラーフィルム4dを貼着している。但し、スモークフィルム4cやハーフミラーフィルム4dは、必ずしも必要なものではない。
カバー部材4の側面部4bは、その内面がケース3の側面部3bに外嵌可能な大きさおよび形状を有している。
光源5には、LEDなどを用いることができる。光源5は、例えば、透明な樹脂製の棒状体の端部にLEDを配設した発光棒などとすることができる。この発光棒は、例えば、ケース3の内部に、ケース3の辺に沿って設置することができる。図2では、光源5をケース3の対向する二辺に設置しているが、図3のように光源5はケース3の一辺にのみ設置するようにしても良い。
導光板11,12は、光源5からの光6を内部へ導くようにした透明部材である。導光板11,12は、例えば、アクリルなどの樹脂製とすることができる。図3の場合、導光板11,12は、光源5と対向する端部が入光部になる。導光板11,12は、ケース3の底面部3aと平行に設置されている。
反射部7,8は、導光板11,12の内部に導かれた光源5からの光6を導光板11,12からカバー部材4の意匠面部4aを通して外部へ出光するためのものであり、反射部7,8を設けた位置が出光部となる。
以上のような基本的な構成に対し、この実施例では、以下のような構成を備えるようにしている。
(1)導光板11,12を、上面側に調光層42,43を設けた状態で上下に複数枚重ねて設ける。
複数枚の導光板11,12の一端側に、光源5を配置する。
そして、下側に位置する導光板11,12ほど反射部7,8が光源5から遠くなるように各反射部7,8の位置をズラして設ける。
図4に示すように、各調光層42,43は、光源5から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部42a,43aを有している。
複数枚の導光板11,12の一端側に、光源5を配置する。
そして、下側に位置する導光板11,12ほど反射部7,8が光源5から遠くなるように各反射部7,8の位置をズラして設ける。
図4に示すように、各調光層42,43は、光源5から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部42a,43aを有している。
ここで、調光層42,43は、調光フィルムとすることができる。
光透過部42a,43aは、濃度が変化するグラデーション部とすることができる。光透過部42a,43aは、調光層42,43(調光フィルム)に対して印刷によって形成することができる(グラデーション印刷フィルム)。
そして、各光透過部42a,43aのグラデーションは、それぞれ光源5から近い位置の光透過度が大きくなり、光源5から遠い位置の光透過度が小さくなるものになっている。
また、光透過部42a,43aのグラデーションは、それぞれ同じものにしても良いが、異なるものにしても良い。
光透過部42a,43aのグラデーションを異なるものにする場合、下側の導光板11の反射部7が光源5から遠くに位置し、上側の導光板12の反射部8が光源5から近くに位置しているため、光源5から遠い反射部7に対する光透過部42aを、光源5から近い反射部8に対する光透過部43aよりも、全体としての光透過度が小さくなるようにするのが好ましい。
(2)光源5は、複数枚の導光板11,12で共用する共用光源5aとしても良い。
ここで、光源5は、導光板11,12ごとに、個別に設けても良い。光源5を個別に設けることで、導光板11,12ごとに個別に明るさを調整することができるようになる。しかし、この実施例では、光源5を共用光源5aとして数を減らすようにしている。そして、明るさの個別の調整については、反射部7,8や光透過部42a,43aで行うようにしている。
(3)導光板11,12の反射部7,8を光拡散部7a,8aとしても良い。
ここで、光拡散部7a,8aは、光を拡散するためのものである。光拡散部7a,8aは、光を拡散状態で反射できるようにするために、例えば、細かい凹凸部などとすることができる。凹凸部は、規則的なパターンのものや、不規則なパターンのものなどとすることができる。光拡散部7a,8aは、全体的に均一に設けても良いし、または、不均一に設けても良い。光拡散部7a,8aは、例えば、サンドブラストやショットブラストなどの表面加工によって作ることができる。
(4)少なくとも、最も上側に位置する導光板12の反射部8を、導光板12の上面側に設けるようにしても良い。また、最も下側に位置する導光板11の反射部7を、導光板11の下面側に設けるようにしても良い。
ここで、導光板11,12が3枚以上ある場合には、中間の導光板11,12の反射部7,8については、上面側に設けるようにしても、下面側に設けるようにしても良い。
(5)複数枚の導光板11,12の各反射部7,8は、光源5から離れるほど反射率が小さくなるようにしても良い。
ここで、反射率を変化させるためには、各反射部7,8において、凹凸部を光源5に近い側と光源5から離れた側とで異ならせるようにする。凹凸部は、凹凸の数や凹凸の形状(深さや角度)などによって調整することができる。例えば、凹凸の数が多いほど反射率は大きくなり、凹凸の数が少ないほど反射率は小さくなる。また、凹凸の深さが深いほど反射率は大きくなり、凹凸の深さが浅いほど反射率は小さくなる。
各反射部7,8は、それぞれ同じにしても良いが、異なるようにしても良い。
各反射部7,8を異なるものにする場合、下側の導光板11の反射部7は光源5から遠くに位置しており、上側の導光板12の反射部8は光源5から近くに位置しているため、光源5から遠い光拡散部7aを、光源5から近い光拡散部8aよりも、全体としての光透過度が小さくなるようにするのが好ましい。
(6)各調光層42,43の光透過部42a,43aを、直下に位置する導光板11,12の反射部7,8の位置に設けるようにしても良い。
ここで、直下に位置する導光板11,12とは、調光層42に対する導光板11、および、調光層43に対する導光板12とのことである。
光透過部42a,43aは、各導光板11,12の全域に対して設けることができるが、各導光板11,12の反射部7,8の位置にのみ設けるのが好ましい。反射部7,8以外の部分については、透明部42b,43b(全透過部)などを設けることができる。また、調光層42,43における、光源5からの光6が直接カバー部材4を透過して見えないようにしたい部分については、不透光部42c,43cを設けることができる。不透光部42c,43cは、黒色などの印刷部や塗装部などとすることができる。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
車両用照明装置1は、ケース3に光源5と導光板11,12とを収容して、カバー部材4を取付けることで組み立てられる。或いは更に、カバー部材4の側から筒状部25に操作用部品2を挿入することで組み立てられる。
照明を行わない時は、車両用照明装置1はスモークフィルム4cによって暗色のものとなる。操作用部品2は、暗色のカバー部材4から突出したものとなる。
そして、図3に示すように、光源5を点灯すると、光源5からの光6は導光板11,12の内部へ導かれ、導光板11,12内で反射部7,8によってカバー部材4側へ反射されて、カバー部材4から出光される。これにより、カバー部材4を反射部7,8の形状などに応じて光らせることができる。そのため、操作用部品2は、照明によってカバー部材4が多彩に装飾されたものとなる。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)導光板11,12を反射部7,8の位置をズラして上下に重ねて複数枚設けることで、照明に導光板11,12の重なりによる奥行感や、光源5から反射部7,8までの距離感を出すことができ、全体として立体感のある照明を行うことができる。
この際、下側に位置する導光板11,12ほど反射部7,8を光源5から遠くにすることで、照明に自然な奥行感と距離感とを出すことができる。よって、例えば、光源5から離れるに従い階段状に深くなって行く照明を演出することができる。
そして、各調光層42,43の光透過部42a,43aを光源5から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなるようにすることで、明度が高いと近くに見え、明度が低いと遠くに見えるという消失遠近法による視覚効果を利用して、上記した奥行感などを強調することができる。
以上により、非照明時と照明時とで意匠の変化を大きくすることができると共に、立体感が大きく感じられる照明を行うことができる。
(効果2)複数枚の導光板11,12の一端側に共用光源5aを配置しても良い。これにより、遠近法を利用した立体的な照明における光6の位置を明確に定めて、遠近法をより自然なものにすることができる。また、光源5を共用光源5aとすることで使用する光源5の数を減らすことができる。
(効果3)導光板11,12の反射部7,8を光拡散部7a,8aとしても良い。これにより、ソフトな反射光を得ることができ、光透過度が徐々に小さくなる光透過部42a,43aによるグラデーションが滑らかに変化する自然な感じの照明を行うことができる。
(効果4)最も上側に位置する導光板12の反射部8を導光板12の上面側に設けると共に、最も下側に位置する導光板11の反射部7を導光板11の下面側に設けるようにしても良い。これにより、最も上下に位置する反射部7,8が最大限上下に離れることになるので、立体感や奥行感を最も大きくすることができる。
(効果5)複数枚の導光板11,12の各反射部7,8を、光源5から離れるほど反射率が小さくなるようにするようにしても良い。これにより、各反射部7,8内での反射率の変化を利用して、照明の奥行感と光源5からの距離感とを強調することができる。
(効果6)各調光層42,43の光透過部42a,43aを、直下に位置する導光板11,12の反射部7,8の位置に(のみ)設けるようにしても良い。これにより、光透過部42a,43aを必要な位置に必要な大きさで効率良く設けることができる。
この際、各調光層42,43の光透過部42a,43a以外の部分に全透過部を設けることで、他の導光板11,12の反射部7,8による反射光を妨げないようにすることが可能になる。
また、調光層42,43の必要部分に不透光部42c,43cを設けることで、不透光部42c,43cを設けた部分を、光源5からの光6が直接カバー部材4を透過して見えないようにすることができる。
図5〜図7は、実施例2およびその変形例である。
車両用照明装置1が、不透光性のケース3と、ケース3の表面を覆う透光性のカバー部材4との内側に、光源5から入射した光6をカバー部材4側へ反射可能な反射部7,8を有する導光板11,12を収容設置したものである点については、上記した実施例1と同様である。
そして、実施例1では、導光板11,12の光源5とは反対側の端部の位置が揃っていたのに対し、この実施例2では以下の点が異なっている。
車両用照明装置1が、不透光性のケース3と、ケース3の表面を覆う透光性のカバー部材4との内側に、光源5から入射した光6をカバー部材4側へ反射可能な反射部7,8を有する導光板11,12を収容設置したものである点については、上記した実施例1と同様である。
そして、実施例1では、導光板11,12の光源5とは反対側の端部の位置が揃っていたのに対し、この実施例2では以下の点が異なっている。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
(7)導光板11,12を、上面側に調光層42,43を設けた状態で上下に複数枚重ねて設ける。
複数枚の導光板11,12の一端側に、光源5を配置する。
そして、下側に位置する導光板11ほど光源5から遠くまで延びるように、導光板11の他端側に、上側に位置する導光板12に対して張出す張出部11aを設ける。この張出部11aに反射部7を設ける。
各調光層42,43は、光源5から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部42a,43aを有している。
複数枚の導光板11,12の一端側に、光源5を配置する。
そして、下側に位置する導光板11ほど光源5から遠くまで延びるように、導光板11の他端側に、上側に位置する導光板12に対して張出す張出部11aを設ける。この張出部11aに反射部7を設ける。
各調光層42,43は、光源5から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部42a,43aを有している。
ここで、導光板11の他端側は、光源5とは反対側の端部である。但し、操作用部品2が設けられている場合には、操作用部品2を通すために導光板11,12に設けた貫通穴22,23の縁部を他端側としても良い。そして、下側の貫通穴22が小さくなり、上側の貫通穴23が大きくなるように貫通穴22,23の大きさを異ならせることで、下側の導光板11の貫通穴22と上側の導光板12の貫通穴23との間に、下側の導光板11の張出部11aを設けることができる。なお、カバー部材4やケース3に対しても、操作用部品2を通すための貫通穴21,24を設けることができる。
下側に位置する導光板11の反射部7は、張出部11aを越えて上側に位置する導光板12と重なる位置まで延ばしても良い。但し、上側に位置する導光板12の反射部8と重ならないようにする。
最も上側に位置する導光板12の調光層43には、光源5から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部43aを設けるようする。また、下側に位置する導光板11における張出部11aの調光層42に、光源5から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部42aを設ける。
なお、上記実施例1と同様に、各調光層42,43の光透過部42a,43aを、直下に位置する導光板11,12の反射部7,8の位置に設けるようにしても良い。反射部7,8以外の部分については、透明部42b,43b(全透過部)などを設けることができる。また、調光層42,43における、光源5からの光6が直接カバー部材4を透過して見えないようにしたい部分については、不透光部42c,43cを設けることができる。不透光部42c,43cは、黒色などの印刷部や塗装部などとすることができる。
(8)光源5を、複数枚の導光板11,12で共用する共用光源5aとしても良い。共用光源5aについては、実施例1と同様である。
(9)導光板11,12の反射部7,8を光拡散部7a,8aとしても良い。光拡散部7a,8aについては、実施例1と同様である。
(10)導光板11,12の他端部に遮光部31を設けても良い。
ここで、遮光部31は、不透光性を有する黒色などの印刷部や塗装部などとすることができる。遮光部31は、全ての導光板11,12の他端部に対して設けることができる。但し、必要な場合には、特定の導光板11,12(例えば導光板11)の他端部には、後述するように遮光部31を設けないようにすることもできる。
(11)調光層42,43(例えば調光層43)は、直下に位置する導光板11,12(例えば導光板11)の延長部11aの開始位置まで延びるようにしても良い。
ここで、直下に位置する導光板11の延長部11aの開始位置まで延びるとは、上側の導光板12の調光層43を、他端部まで延ばす、または、上側の導光板12の全域に対して設けることである。
なお、上側の導光板12他端部の位置では、調光層43に光透過部43aを設けたり、透明部43bや不透光部43c(図4参照)を設けたりすることができる。
(12)最も下側に位置する導光板11の他端部を出光部35としても良い。
ここで、最も下側に位置する導光板11の他端部を出光部35にするとは、例えば、図5のように最も下側に位置する導光板11の他端部(または貫通穴22)が、ケース3の側面部3bや操作用部品2の側面から離れているような場合に、最も下側に位置する導光板11の他端部に遮光部31を設けないようにすることである。
(13)最も下側に位置する導光板11の他端側に、カバー部材4側へ向かって光52を出光する別の光源51を設けても良い。
ここで、別の光源51は、例えば、操作用部品2の外周部に筒状の導光板53を設けてこの導光板53の下端側に設置しても良い。なお、別の光源51と導光板53とをケース54に収容した状態で一体化して発光装置55を作り、この発光装置55をケース3の貫通穴24に下側から一度に設置すると共に、取付部材56などで取付けられるようにしても良い。
また、図5、図6に示すように、最も下側に位置する導光板11の他端部を出光部35にして、出光部35を導光板53に当接することで、出光部35から出た光を導光板53の光源にしても良い。
(14)図7に示すように、カバー部材4の裏面側における別の光源51の周辺にハーフミラーを設けると共に、
ハーフミラーの下側に間隔を有してミラー57を設けても良い。
ハーフミラーの下側に間隔を有してミラー57を設けても良い。
ここで、ハーフミラーは、カバー部材4の貫通穴21の周囲にのみ設けても良いが、カバー部材4の図中下面全面に貼着したハーフミラーフィルム4dなどとしても良い。ハーフミラーは、塗装や表面処理などによって構成することもできる。
ミラー57は、ハーフミラーフィルム4dやカバー部材4と平行に設置する。ミラー57は、少なくとも貫通穴21の周囲に設ける。ミラー57は、ケース3の底面の上側の面や最も下側の導光板11(の張出部11a)の上面などに設けることができる。ミラー57は、粘着性を有するミラーフィルムや塗装や表面処理などによって構成することができる。
この場合、ハーフミラーとミラー57は、カバー部材4と平行な面を有する合わせ鏡となる。そして、合わせ鏡の間に、導光板53の出光部58を配置することで、出光部58の像59が合わせ鏡の合わせ方向へ無限に続く無限ミラー照明として見えるようになる。
<作用効果>この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(作用効果7)導光板11,12を、張出部11aを設けながら上下に重ねて複数枚設けることで、照明に張出部11aの段差による奥行感や、光源から反射部7,8までの距離間を出すことができ、全体として立体感のある照明を行うことができる。
この際、下側に位置する導光板11ほど光源5から遠くまで延びるように、導光板11の他端側に上側に位置する導光板12に対して張出す張出部11aを設けることで、照明に自然な奥行感と距離感とを出すことができる。よって、例えば、光源5から離れるに従い階段状に深くなって行く照明を演出することができる。
そして、各調光層42,43の光透過部42a,43aを光源5から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなるようにすることで、明度が高いと近くに見え、明度が低いと遠くに見えるという消失遠近法による視覚効果を利用して、上記した奥行感を強調することができる。
以上により、非照明時と照明時とで意匠の変化を大きくすることができると共に、立体感が大きく感じられる照明を行うことができる。
(作用効果8)複数枚の導光板11,12の一端側に共用光源5aを配置するようにしても良い。これにより、遠近法を利用した立体的な照明における光6の位置を明確に定めて、遠近法をより自然なものにすることができる。また、光源5を共用光源5aとすることで使用する光源5の数を減らすことができる。
(作用効果9)導光板11,12の反射部7,8を光拡散部7a,8aとしても良い。これにより、ソフトな反射光を得ることができ、光透過度が徐々に小さくなる光透過部42a,43aによるグラデーションが滑らかに変化する自然な感じの照明を行うことができる。
(作用効果10)導光板11,12の他端部に遮光部31を設けるようにしても良い。これにより、導光板11,12の他端部からの光漏れをなくすことができる。そのため、上下の導光板11,12による照明を明瞭に分けることができ、その分、奥行感や段差感を向上することができる。
(作用効果11)調光層43が、直下に位置する導光板11の延長部11aの開始位置まで延びるようにしても良い。これにより、上側の導光板12の他端部の位置まで確実に調光を行うことができるようになる。また、上側の導光板12の他端部の位置で調光層43を、その下側に位置する導光板11の調光層42と繋げて連続しているように見せることなども可能になる。
(作用効果12)最も下側に位置する導光板11の他端部(のみ)を出光部35としても良い。これにより、最も下側に位置する導光板11の他端部から出た光6によって、最も下側の導光板11の外側に新たな照明を作り出すことができる。よって、導光板11,12を増やさずに導光板11,12を1枚増やしたのと同様の照明効果を得ることができ、その分、深さ感をより向上することができる。
更に、最も下側に位置する導光板11の他端部から出た光6がケース3の立壁(側面部3b)や操作用部品2の側面などに当たることによって更に別の立体的な照明を作り出すこともできる。
(作用効果13)最も下側に位置する導光板11の他端側に、カバー部材4側へ向かって光52を出光する別の光源51を設けても良い。これにより、別の光源51による異なる照明を演出することができると共に、別の光源51からの光52が最も下側に位置する導光板11の周辺を照らすことで、深さ感を出すことができる。
(作用効果14)ハーフミラー(ハーフミラーフィルム4d)とミラー57とで合わせ鏡を作り、合わせ鏡の間に位置する出光部58を別の光源51からの光52で光らせるようにしても良い。これにより、別の光源51の周辺に無限に繰り返される出光部58の像59を作り出して無限ミラー照明とすることができる。そして、無限ミラー照明によって無限の奥行き感のある立体的な照明効果を得ることができる。
以上により、非照明時と照明時とで意匠の変化を大きくすることができると共に、立体感のある照明をより強調することができる。
1 車両用照明装置
3 ケース
4 カバー部材
4d ハーフミラー
5 光源
5a 共用光源
6 光
7 反射部
7a 光拡散部
8 反射部
8a 光拡散部
11 導光板
11a 張出部
12 導光板
22 貫通穴
23 貫通穴
31 遮光部
35 出光部
42 調光層
42a 光透過部
43 調光層
43a 光透過部
51 別の光源
52 光
57 ミラー
3 ケース
4 カバー部材
4d ハーフミラー
5 光源
5a 共用光源
6 光
7 反射部
7a 光拡散部
8 反射部
8a 光拡散部
11 導光板
11a 張出部
12 導光板
22 貫通穴
23 貫通穴
31 遮光部
35 出光部
42 調光層
42a 光透過部
43 調光層
43a 光透過部
51 別の光源
52 光
57 ミラー
Claims (14)
- 不透光性のケースと、該ケースの表面を覆う透光性のカバー部材との内側に、光源から入射した光を前記カバー部材側へ反射可能な反射部を有する導光板を収容設置した車両用照明装置において、
前記導光板を、上面側に調光層を設けた状態で上下に複数枚重ねて設けると共に、
複数枚の前記導光板の一端側に、前記光源を配置し、
下側に位置する前記導光板ほど前記反射部が前記光源から遠くなるように前記各反射部の位置をズラして設け、
前記各調光層は、前記光源から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部を有することを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項1に記載の車両用照明装置であって、
前記光源を、複数枚の前記導光板で共用する共用光源としたことを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項1または請求項2に記載の車両用照明装置であって、
前記導光板の前記反射部を光拡散部としたことを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用照明装置であって、
少なくとも、最も上側に位置する前記導光板の前記反射部を、導光板の上面側に設けると共に、最も下側に位置する前記導光板の前記反射部を、導光板の下面側に設けたことを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用照明装置であって、
複数枚の前記導光板の前記各反射部は、光源から離れるほど反射率が小さくなっていることを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用照明装置であって、
前記各調光層の前記光透過部を、直下に位置する前記導光板の反射部の位置に設けたことを特徴とする車両用照明装置。 - 不透光性のケースと、該ケースの表面を覆う透光性のカバー部材との内側に、光源から入射した光を前記カバー部材側へ反射可能な反射部を有する導光板を収容設置した車両用照明装置において、
前記導光板を、上面側に調光層を設けた状態で上下に複数枚重ねて設けると共に、
複数枚の前記導光板の一端側に、前記光源を配置し、
下側に位置する前記導光板ほど前記光源から遠くまで延びるように、前記導光板の他端側に、上側に位置する前記導光板に対して張出す張出部を設けて、該張出部に前記反射部を設け、
前記各調光層は、前記光源から離れるに従い光透過度が徐々に小さくなる光透過部を有することを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項7に記載の車両用照明装置であって、
前記光源を、複数枚の前記導光板で共用する共用光源としたことを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項7または請求項8に記載の車両用照明装置であって、
前記導光板の前記反射部を光拡散部としたことを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の車両用照明装置であって、
前記導光板の他端部に遮光部を設けたことを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の車両用照明装置であって、
前記調光層は、直下に位置する前記導光板の前記延長部の開始位置まで延びていることを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項8ないし請求項11のいずれか1項に記載の車両用照明装置であって、
最も下側に位置する前記導光板の他端部を出光部としたことを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項7ないし請求項12のいずれか1項に記載の車両用照明装置であって、
最も下側に位置する前記導光板の他端側に、前記カバー部材側へ向かって光を出光する別の光源を設けたことを特徴とする車両用照明装置。 - 請求項13に記載の車両用照明装置であって、
前記カバー部材の裏面側における前記別の光源の周辺にハーフミラーを設けると共に、
該ハーフミラーの下側に間隔を有してミラーを設けたことを特徴とする車両用照明装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017115980A JP2019001239A (ja) | 2017-06-13 | 2017-06-13 | 車両用照明装置 |
PCT/JP2018/019765 WO2018230285A1 (ja) | 2017-06-13 | 2018-05-23 | 車両用照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017115980A JP2019001239A (ja) | 2017-06-13 | 2017-06-13 | 車両用照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019001239A true JP2019001239A (ja) | 2019-01-10 |
Family
ID=65007249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017115980A Pending JP2019001239A (ja) | 2017-06-13 | 2017-06-13 | 車両用照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019001239A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2862472A1 (es) * | 2020-04-06 | 2021-10-07 | Antolin Grupo Ing Sa | Guarnecido interior emisor de luz de vehiculo con un dispositivo de iluminacion superficial |
-
2017
- 2017-06-13 JP JP2017115980A patent/JP2019001239A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2862472A1 (es) * | 2020-04-06 | 2021-10-07 | Antolin Grupo Ing Sa | Guarnecido interior emisor de luz de vehiculo con un dispositivo de iluminacion superficial |
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