JP2018190668A - 表示装置 - Google Patents

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永原 孝行
Takayuki Nagahara
孝行 永原
聡志 谷川
Satoshi Tanigawa
聡志 谷川
和彦 金内
Kazuhiko Kaneuchi
和彦 金内
洋史 森岡
Hiroshi Morioka
洋史 森岡
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Abstract

【課題】スモーク色やハーフミラーなどで表示部を隠蔽している従来の表示装置では得ることができない、表示の点灯時にだけ表面に目的のマークを表示できる新しい表示装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の表示装置は、光源層24aから出射した光が、遮蔽層3の透光部7a,7b,7cを通過して突き板1の背面に照射される。光源層24aからの光がある場合には、突き板1を透過した光で突き板1の表面に表示しようとするマーク11a,11b,11cを表示できる。光源層24aからの光が無い場合には、突き板1の表面などの木目を確認できるがマークが表示されない。そのため、車載表示機器、家電表示機器などの表示部品などにおいて、点灯時にマーク11a,11b,11cが浮かび上がる表示デザインが木の突き板外観で演出可能になる。デザイン差別化の求められる表示装置やスイッチ機能付き表示装置が提供できる。【選択図】図1

Description

本発明は、車載表示機器、家電表示機器などの表示装置に関するものである。
従来より、点灯時表示機能を持つ車載表示機器、家電表示機器などでは、視認性のあるマークや表示部を、通常時は、光源を消灯して見えにくくして、表示をする場合は光源を点灯表示して各種機器の操作情報などを提供している。
これら表示装置の中には、利用者が何らかの操作をすることにより表示部の背面側を照らして表示部の視認性を高める照明装置(バックライト)が設けられているものがある。利用者が操作をしないと、照明装置が消灯して表示部が消えたブラックアウトのままの状態に維持されており表示部を見えにくくすることで機器の意匠性を高めていた。
特許文献1には、利用者がスイッチ操作面に近づくとバックライトが点灯し、表示パネルの表面にある光透過パターンを浮かび上がらせ、その浮かび上がった部分に利用者の指が触れると別の光透過パターンが点灯され、この光透過パターンの輝度や色などを変化させる静電容量式スイッチ装置が開示されている。この構成を図9に示す。
図9の表示装置は、利用者が近付く意匠板31と、この背面に設けられた表示用マスク板32,第1光源としてのバックライト33,検知電極34,第2光源35とで構成されている。利用者の指が意匠板31に近づくと、検知電極34との間の静電容量変化を検出してバックライト33の光源33aがオンしてバックライト導光板36が第1のパターンで点灯する。
これによって表示用マスク板32の光透過パターン32aが意匠板31の表面31aに浮かび上って表示される。
利用者の指が意匠板31に表示されている光透過パターン32に接触すると、検知電極34との間の静電容量変化を検出して第2光源35が第2のパターンで点灯する。これによって意匠板31に浮かび上がった光透過パターン32aの輝度、色などが変化することによりスイッチがオン状態になったことなどを利用者が確認できる。
また、特許文献2には、意匠性の改善としてスイッチ操作面が消えたブラックアウトのままの状態であっても、表示装置の中のマーク等が見えてしまう課題に対しては、ホログラムなどを利用するものが開示されている。この構成を図10(a)(b)に示す。
図10(a)(b)の表示装置40は、筐体41と、筐体41内に保持され表示マークが記録されたホログラム42と、筐体41の外からホログラムの方を見る位置に配置されたスモーク部材43と、ホログラム42に参照光を照射する参照光源44とで構成されている。参照光源44により照明を行わない場合は、スモーク部材43を通して表示マークが筐体41の外部から見えない状態(ブラックアウト状態)となる。参照光源44により照明を行った場合には、スモーク部材43を通して表示マーク45が筐体41の外部から見える状態となる。
特開2006−128019号公報 特開2012−215770号公報
しかし、これら従来例では、表示部表面をスモーク色やハーフミラーなどのいかにも表示部を隠蔽しているデザイン意匠にする必要があり、表示部を浮かび上がらせて驚きなどを演出したいデザイン側の考えに合わなくなってきている。
本発明は、前記従来の課題や要請を解決するもので、スモーク色やハーフミラーなどで表示部を隠蔽している従来の表示装置では得ることができない、表示の点灯時にだけ表面に目的のマークを表示できる新しい表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の表示装置は、光が透過する木の突き板と、表示しようとするマークに対応した位置に透光部が形成され、前記突き板の背面に配置された隠蔽層と、前記透光部に対応した位置に光源を有し、前記隠蔽層の前記突き板とは反対側に配置された光源層とを有することを特徴とする。
また、前記突き板の光透過率が50%以上、80%以下でかつ肉厚が0.1mm以上、0.5mm以下であることを特徴とする。
また、前記突き板の前記隠蔽層とは反対側の表面に、木目調の模様で厚さが2μm以上、20μm以下の光透過性の木目印刷層を設けたことを特徴とする。
また、前記隠蔽層と前記光源層の間に、表示したいマークとしての複数セグメント文字の各セグメントに対応した導光路を有するインサートブロックを設けたことを特徴とする。
また、静電検出用の電極パターンを有した検出電極層を、前記突き板の背面側に設け、耐水性を有する耐水層を、前記検出電極層と前記突き板の間に設けたことを特徴とする。
また、前記突き板の表面に、環状または円弧状または直線状の凹部溝を形成し、前記検出電極層の電極パターンが少なくとも前記凹部溝に沿って形成されていることを特徴とする。
また、漂白処理状態の前記突き板の表面に前記木目印刷層を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、光源層から出射した光が、遮蔽層の透光部を通過して突き板の背面に照射されるため、光源層からの光がある場合には、突き板を透過した光で突き板の表面に表示しようとするマークを表示できる。光源層からの光が無い場合には、突き板の表面などの木目を確認できるがマークが表示されない。
そのため、車載表示機器、家電表示機器などの表示部品などにおいて、スモーク色やハーフミラーなどでしか表現出来なかった点灯時に表示部が浮かび上がる表示デザインが木の突き板外観で演出可能になる。
本発明の実施の形態1における表示装置の(a)正面図と(b)A−A断面図 同実施の形態の(a)(b)(c)動作説明図 本発明の実施の形態2における表示装置の(a)正面図と(b)B−B断面図 同実施の形態の(a)(b)(c)動作説明図 本発明の実施の形態3における表示装置の(a)正面図と(b)C−C断面図 同実施の形態の(a)(b)(c)動作説明図 本発明の実施の形態4における表示装置の(a)正面図と(b)D−D断面図 同実施の形態の(a)(b)(c)動作説明図 特許文献1の表示装置の分解斜視図 特許文献2に表示装置の(a)断面図と(b)正面図
以下、本発明を各実施の形態に基づいて説明する。
なお、同様の作用を成すものには同じ符号を付けて説明する。
(実施の形態1)
図1(a)(b)と図2(a)〜(c)は本発明の実施の形態1を示す。
これは、オーディオ、エアコン等の各種車載機器の操作状態表示や操作をするための操作入力装置が設けられている表示装置で、突き板1の裏面に密着層2を介して隠蔽層3が張り合わされている。隠蔽層3の密着層2とは反対側の面には、接着層4を介して樹脂などで構成した補強層5がインサート成形で接合されている。
突き板1は、表面側は白系の自然木で光透過率50%以上、80%以下で厚み0.1mm以上、0.5mm以下のスライス板材で、その表面には自然木自体の凹凸を有している。突き板1の表面には、2μm以上20μm以下の膜厚で模様が木目調の光透過性の木目印刷層6の印刷が施されている。この木目印刷層6の膜厚は、利用者が木目印刷層6の表面を触ることで突き板1の表面の凹凸の触感が残っている厚さである。ここで木目調には、木目の印刷や木の風合い印刷を含んでいる。
密着層2は、光透過性のある不織布やフィルムなどにより形成されており、突き板1と下地部材接合している。
隠蔽層3は、一部に透光部7a,7b,7cが形成され透光部を除いては光が透過しない遮光材で形成されている。
接着層4は、光透過性の接着剤で形成されている。
補強層5は、光透過性の樹脂で形成されている。
補強層5の接着層4とは反対側の面には、LED(発光ダイオード)光源8a,8b,8cが実装された基板9が配置されている。LED光源8a,8b,8cの間隔は、隠蔽層3の透光部7a,7b,7cと同じ間隔に構成されている。LED光源8a,8b,8cの周囲には、光が漏れないようにそれぞれ遮蔽板10で取り囲まれている。LED光源8a,8b,8cと基板9と遮蔽板10とで光源層24aを構成している。
また、基板9の大きさは、図1(a)に示すように突き板1よりも大きくて、基板9の一部が突き板1から飛び出している。
LED光源8aを点灯させると、隠蔽層3の透光部7aと、突き板1と、木目印刷層6を透過して、木目印刷層6の表面に表示領域を示すマーク11aが表示される。透光部7aがマーク11aの形状に光を透過させる。
LED光源8bを点灯させると、隠蔽層3の透光部7aと、突き板1と、木目印刷層6を透過して、木目印刷層6の表面に表示領域を示すマーク11bが表示される。透光部7bがマーク11bの形状に光を透過させる。
LED光源8cを点灯させると、隠蔽層3の透光部7aと、突き板1と、木目印刷層6を透過して、木目印刷層6の表面に表示領域を示すマーク11cが表示される。透光部7cがマーク11cの形状に光を透過させる。
LED光源8a,8b,8cとして、青色、赤色、緑色(光の三原色)の発光ダイオードチップを単一パッケージに内蔵したものを用いることで色の変化などが容易にコントロール可能となるフルカラーを表現できる。
また、図1(a)に示すように基板9の上には、木目印刷層6に表示されるマーク11a,11b,11cの位置に対応して、操作スイッチ12a,12b,12cが実装されている。
なお、木目印刷層6の膜厚が20μm以上になると、光透過率が低下してマーク11a,11b,11cの点灯時の精細性が悪くなる。また突き板1の表面の凹凸感が失われ自然木の持つ触感が低減してしまう。
LED光源8a,8b,8cの全ての消灯時は、正面から見た場合に図2(a)のように突き板1の上に印刷された木目柄がわかるのみで車内の内装の一部としか認識できない。
使用される突き板1は、自然木であるので表面に印刷を実施してもその印刷表面に自然木の表面凹凸が形成され本物素材を使用している触感が得られる。また白系で肉厚が0.1mm以上0.5mm以下の透過率が50%以上、80%以下の突き板を使用することで表面に印刷する木目や色などを濃い色のデザイン表現も可能になり、通常では、光透過が難しい樹種の色でも、点灯時に透過光によって表示されて浮かび上がるようなライティング演出が可能となる。
自然木の肉厚は、0.1mm以下になると樹種によっては、繊維厚み以下になり板としての状態で扱いにくく、0.5mmを超えると光透過率の点で不利になってしまう。
木目印刷層6については、使用する突き板1の樹種と同じ木目印刷である場合、使用する突き板1の樹種とは異なる木目印刷である場合、木目は印刷せずにただ木の色を付けるにとどめる場合がある。また本物の触感や見た目を追求する場合は、木目印刷層6の印刷なしでの構成も考えられる。
木目印刷層6を設ける場合に、耐候性を良くする場合は、木目印刷層6の上にハードコートなどの印刷を付与させても良い。
木目印刷層6を設けない場合には、耐候性を良くする場合は、突き板1の上にハードコートなどの印刷を付与させても良い。
突き板1は、自然木をそのまま使用しても良いが、自然木の色成分を漂白などして一度抜いた上で木目印刷層6を調整実施することにより、色バラツキなどが抑えた均質な製品を提供できる。
木目印刷層6や隠蔽層3の印刷は、インクジェットやスクリーン印刷などを用いると良い。図1(b)において補強層5は、インサート成形による樹脂で構成している状態を示しているが、樹脂板やガラス板など光透過性と強度を持つ部材であれば接着層4による接合で表示部材とする構成でも良い。補強層5の樹脂材料として使用可能な樹脂としては、PC樹脂、PMMA樹脂、ABS樹脂、PS樹脂、ポリオレフィン系樹脂などの汎用成形樹脂が挙げることができる。また、インサート成形を用いず接着などを用いる場合は、光学用途の樹脂やスーパーエンジニアリング樹脂など高温で成形が必要な樹脂にも対応可能である。
このように構成したため、表示装置と別にあるメインスイッチ(例えば車のイグニッションキー)が入力されるまでは、表示装置の表面には、図2(a)に示すように、自然木の外観のみでマーク11a,11b,11cの何れも表示されない。
メインスイッチが入力されると、表示装置の表面には、図2(b)に示すように、マーク11a,11b,11cが透過光によって表示される。
これを確認した利用者が、下部にある操作スイッチ12cを操作すると、操作を検出した操作スイッチ12cに対応したマーク11cの色が図2(c)に示すように変化などして操作状態を表示することが可能となる。
このように消灯時は突き板表面触感と外観のみの意匠性の高い内装が、点灯により一変して表示部が現れるため、利用者に驚きを与えるような演出が可能となる。
この実施の形態ではLED光源8a,8b,8cを光源層として設けたが、その他の光源のバックライトを光源層とすることもできる。
(実施の形態2)
図3と図4は、本発明の実施の形態2を示す。
この実施の形態2は、表示したいマークとしてキャラクタの7セグメント文字を表示する表示装置である。実施の形態1のような構成で7セグメント文字などの狭ピッチでLEDを配置して表示する場合、隣り合うLEDの散乱光が透明な補強層5を伝播し表示したくないセグメントまで照らしてしまうことがある。そこで実施の形態1の補強層5は光透過性と補強機能のみの単一材質のブロックであったが、この実施の形態2の補強層5Aは、内側に孔13が形成された枠体14と、孔13に配置されたインサートブロック15で構成し、インサートブロック15には7セグメント文字のセグメント一つ一つに対応した導光路16を持たせることで解像度の高い7セグメント表示している。導光路16を持つインサートブロック15は、2色成形やインサート成形工法などで製造できる。
また、実施の形態2における隠蔽層3の透光部7a,7b,7cは、7セグメント文字のセグメント一つ一つに対応した導光路16の端面に対応して形成されている。
木目印刷層6の表面に7セグメント文字17a,17b,17cを表示させる場合、図3(b)の透光部7a,7b,7cは、それぞれ7セグメント文字17a,17b,17cのセグメント18a,18b,18cに対応している。
7セグメント文字のセグメントのようにLEDを狭ピッチで配置して表示する場合、隣り合うLEDの散乱光が透明な補強層5を伝播し表示したくないセグメントまで照らしてしまうことがある。そこでセグメント一つ一つに対応した導光路を持たせることで解像度の高い7セグメント表示が可能になる。
この場合のインサートブロック15は、枠体14と同じ厚みが必要で、インサートブロック15の下部には、7セグメント文字17a,17b,17cに対応して基板9上にLED光源8a,8b,8c,・・・が設けられている。
実施の形態2では、図3(a)に図示したように基板9で、7セグメント文字17a,17b,17cの下方位置に、2つの操作スイッチ12d,12eが実装されている。
このように構成したため、表示装置と別にあるメインスイッチ(例えば車のイグニッションキー)が入力されるまでは、表示装置の木目印刷層6の表面には、図4(a)に示すように、自然木の外観のみでマークとしての7セグメント文字17a,17b,17cの何れも表示されない。
メインスイッチが入力されると、表示装置の木目印刷層6の表面には、図4(b)に示すように、7セグメント文字17a,17b,17cにより温度設定等の文字情報が透過光によって表示される。
これを確認した利用者が、操作スイッチ12dまたは12eを操作すると、図4(c)に示すように利用者の入力に対応し温度設定などの文字情報表示が増減変化する。このように消灯時は突き板表面触感と外観のみの意匠性の高い内装が点灯により一変して表示部が現れるため利用者に驚きを与えるような演出が可能となる。
この実施の形態2では、操作状態表示や操作をするための操作入力装置が設けられているエアコン等の各種車載機器の表示装置の場合を例に挙げて説明したが、オーディオ等の各種車載機器の表示装置の場合も同様である。
(実施の形態3)
図5と図6は、本発明の実施の形態3を示す。
この実施の形態3は、利用者が突き板1に接近したことを静電容量値の変化から検出する場合に必要な電極パターン19a,19b,19cが、突き板1の背面側に設けられている点と、実施の形態1に設けられていた操作スイッチ12a,12b,12cが設けられていない点が、実施の形態1とは異なる。
具体的には、突き板1の背面側に設けられている隠蔽層3と接着層4の間に、電極パターン19a,19b,19cを有する検出電極層20が、耐水層21を介して隠蔽層3に貼り合わせられている。
耐水層21は、レジストなどで構成されており、突き板1の水分や湿度の影響がAGペーストなどで印刷された電極パターン19a,19b,19cに影響しないようにすることを目的として設けられている。
また、電極パターン19a,19b,19cの平面形状は次の通りである。
電極パターン19aは、マーク11aの位置に対応して図5(a)に示すように木目印刷層6を正面から見たときに、マーク11aを取り囲む環状になるように検出電極層20に形成されている。電極パターン19bは、マーク11bの位置に対応して図5(a)に示すように木目印刷層6を正面から見たときに、マーク11bを取り囲む環状になるように検出電極層20に形成されている。電極パターン19cは、マーク11cの位置に対応して図5(a)に示すように木目印刷層6を正面から見たときに、マーク11cを取り囲む環状になるように検出電極層20に形成されている。
このように構成したため、表示装置と別にあるメインスイッチ(例えば車のイグニッションキー)が入力されるまでは、表示装置の木目印刷層6の表面には、図6(a)に示すように、自然木の外観のみでマーク11a,11b,11cの何れも表示されない。
メインスイッチが入力されると、表示装置の木目印刷層6の表面には、図6(b)に示すように、マーク11a,11b,11cが透過光によって表示される。
これを確認した利用者が、操作スイッチ12eを操作しようと指を、例えばマーク11cに接近させると、電極パターン19cとの間の静電容量値の変化から検出して、LED光源8cの発光色を切り替えることで、図6(c)に示すように木目印刷層6の表面に表示させるマーク11cの色などが変化して操作状態を表示することが可能となる。
このように消灯時は突き板表面触感と外観のみの意匠性の高い内装が点灯により一変して表示部が現れるため利用者に驚きを与えるような演出が可能でさらに表示部自体を触ることにより位置情報が信号出力することが出来るスイッチ機能も意匠面での差別化が可能となる。
なお、突き板1に残存する水分による電極パターン19a,19b,19cへのアタックを耐水層21により阻止できるため、マイグレーションなどの不良発生を防いで長期にわたって信頼性を確保できる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4を示す。
実施の形態2では、操作スイッチ12d,12eの操作を検出して7セグメント文字の表示をアップ/ダウンするように構成した。また、実施の形態3では、操作スイッチ12d,12eを設けずに、電極パターンを突き板1の背面側に配置して利用者の操作を検出した。この実施の形態4では、表示装置の操作パネル上で利用者が指をスライドさせた入力操作を検出して、例えば、温度設定値や音響機器の出力音量設定値などをアップ/ダウンする場合に好適な構成を説明する。
この実施の形態4では、図7(a)に示すように設定値を表示する7セグメント文字17の表示位置の周囲に、環状の凹部溝22が形成されている。この凹部溝22は、突き板1の表面に設けた環状の凹部23の表面に木目印刷層6を形成して構成されている。木目印刷層6と突き板1の材質と光透過性は、何れも実施の形態1と同じである。
突き板1の背面には、密着層2,隠蔽層3,検出電極層20,耐水層21,接着層4を介して補強層5に張り合わされている。補強層5の接着層4と反対側には、光源層24bが配置されている。光源層24bは、7セグメント文字表示用の複数のLED光源8aと、凹部溝22を照明するよう基板9に間隔を空けて環状に実装された複数のLED光源8d・・・とで構成されている。
なお、検出電極層20は、凹部溝22の底部に利用者が指を近付け、凹部溝22に沿って指をスライドさせた場合に、利用者の指の時々の近接中の座標を検出できるよう電極パターンがマトリクス状に形成された静電容量式の入力装置で、凹部溝22に沿って電極パターンが少なくとも形成されている必要がある。
このように構成したため、メインスイッチが入力されると、表示装置の木目印刷層6の表面には、図8(a)に示すように、設定値の文字情報がLED光源8aからの出射光によって透過照明された7セグメント文字17によって表示される。詳しくは、LED光源8aからの出射光が、導光路16,接着層4,検出電極層20,耐水層21,隠蔽層3,密着層2,突き板1,木目印刷層6を通過した透過光によって表示される。
さらに、木目印刷層6の表面の凹部溝22の初期位置25aが、LED光源8dからの出射光によって透過照明される。
これを確認した利用者が、凹部溝22の底部に指を近接させて、さらに凹部溝22でガイドされる、例えば矢印26方向に指をスライドさせると、利用者の指の動きに追従して図8(b)(c)に示すようにスライドした軌跡の位置25b,25c,・・・が透過照明されるため、利用者は自身による設定値の変更操作が良好に受け付けられたことを認識できる。この利用者の操作に伴って、7セグメント文字17による設定値が図8(a)〜(c)に変更される。
このように利用者の指を接触状態でスライドさせたい場所に、窪んだ溝形状の凹部溝22を形成することにより静電スイッチ動作の確実性を上げることができた。さらに、消灯時は突き板の表面触感と外観のみの意匠性の高い内装が点灯により一変して表示が現れるため利用者に驚きを与えるような演出が可能となる。
なお、この実施の形態では凹部溝22を環状にしたが、円弧状や所定長さの直線にすることにより回動操作の入力表示だけで無く、スライドスイッチに見られるような直線操作の入力表示などを実現できる。
なお、上記の各実施の形態では複数のセグメントの組み合わせで記号,文字などのマークを表示する一例として、7セグメントの場合を例に挙げて説明したが、7セグメントに限定されない。
本発明の表示装置は、自然木の透過率の高いものの表面に木目や木の風合い印刷を施し裏面側に隠蔽層を構成することで消灯時は、木本来の表面の触感や見栄えを確保した表層部材として車載内装などに高意匠感を与え点灯時は、記号やサイン、その他マーク及び7セグメントなど情報文字などを出現させる驚きのあるデザインを提供することが可能となる。また、突き板裏面にAG電極などで静電回路を構成することが出来、表示部に位置情報の信号出力機能を持たせてスイッチとしての機能も付与することが可能な表示装置の提供が可能となる。
1 突き板
2 密着層
3 隠蔽層
4 接着層
5,5A 補強層
6 木目印刷層
7a,7b,7c 透光部
8a,8b,8c,8d LED光源
9 基板
10 遮蔽板
11a,11b,11c マーク
12a,12b,12c,12d,12e 操作スイッチ
13 孔
14 枠体
15 インサートブロック
16 導光路
17,17a,17b,17c 7セグメント文字
18a,18b,18c セグメント
19,19a,19b,19c 電極パターン
20 検出電極層
21 耐水層
22 凹部溝
23 突き板の凹部
24a,24b 光源層
25a 凹部溝22の初期位置

Claims (7)

  1. 光が透過する木の突き板と、
    表示しようとするマークに対応した位置に透光部が形成され、前記突き板の背面に配置された隠蔽層と、
    前記透光部に対応した位置に光源を有し、前記隠蔽層の前記突き板とは反対側に配置された光源層とを有する、表示装置。
  2. 前記突き板の光透過率が50%以上、80%以下でかつ肉厚が0.1mm以上、0.5mm以下であることを特徴とする、請求項1記載の表示装置。
  3. 前記突き板の前記隠蔽層とは反対側の表面に、木目調の模様で厚さが2μm以上、20μm以下の光透過性の木目印刷層を設けたことを特徴とする、請求項1記載の表示装置。
  4. 前記隠蔽層と前記光源層の間に、表示したいマークとしての複数セグメント文字の各セグメントに対応した導光路を有するインサートブロックを設けたことを特徴とする、
    請求項1〜請求項3の何れかに記載の表示装置。
  5. 静電検出用の電極パターンを有した検出電極層を、前記突き板の背面側に設け、
    耐水性を有する耐水層を、前記検出電極層と前記突き板の間に設けたことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の表示装置。
  6. 前記突き板の表面に、環状または円弧状または直線状の凹部溝を形成し、
    前記検出電極層の電極パターンが少なくとも前記凹部溝に沿って形成されていることを特徴とする、請求項5記載の表示装置。
  7. 漂白処理状態の前記突き板の表面に前記木目印刷層を設けたことを特徴とする、
    請求項3記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111522166A (zh) * 2019-02-01 2020-08-11 松下知识产权经营株式会社 显示装置

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