JP3147029U - 車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】LEDを用いて、多彩な発光色を安価な製作コストで得られ、消費電力も少なく、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好な車両用表示装置を提供する。
【解決手段】紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより板状体2に表示物3が印刷された表示体1と、紫外線を照射させて表示物を発光させる紫外線発光器4と、を備え、紫外線発光器が、適当な距離、適当な角度θにて車体内や車体装備品5に取付けられ、バッテリーに電気的に接続されたブスバーに車輌の外殻体7内に配索される電気配線を通じて電気的に接続される。
【選択図】図7
【解決手段】紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより板状体2に表示物3が印刷された表示体1と、紫外線を照射させて表示物を発光させる紫外線発光器4と、を備え、紫外線発光器が、適当な距離、適当な角度θにて車体内や車体装備品5に取付けられ、バッテリーに電気的に接続されたブスバーに車輌の外殻体7内に配索される電気配線を通じて電気的に接続される。
【選択図】図7
Description
本考案は車両用表示装置に関し、例えば自動車のドアステップ部を装飾するスカッフプレート、ヘッドライトカバーに好適に使用され、紫外線の照射により発光される板状の表示体と、前記表示体に紫外線を照射する紫外線発光器とが分離されて配備され、構造簡単になり、製作性、組付性、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性に優れ、また表示体の薄形化が容易になり、多色の発光性に優れ、しかも雨や雪に対する水密性に良好であり、電気的配線作業の作業性を向上しようとするのにある。
従来、例えば自動車のドアによる出入口におけるスカッフプレートに用いられる車両用照明装置には、導光体と、光源ユニットと、マスク部材と、光透過性シートとで構成され、前記導光体が、周壁に沿うように設けられた溝部と、該溝部によって形成された枠状の周縁部及び島状の導光部とを一面側に備え、該導光部の中央部表面には発光面が形成され、前記導光部の両端部に光導入部が形成され、前記光源ユニットが、少なくとも複数個のLED、該LEDがマウントされる基板、前記LEDに電力を供給する配線から形成され、前記光源ユニットが前記導光体内での前記溝部内に収納されて前記導光部の両端部の各光導入部に配置され、前記マスク部材が、前記発光面の光放出方向に配置され、所望形状の光透過孔を有し、前記光透過性シートが、前記マスク部材及び前記光源ユニットを覆い、前記枠状の周縁部と溶着され、前記溝部の両側端部に形成される窪みに前記光源ユニットの前記基板が収納され、前記導光体の前記発光面と反対側の面に光反射層が形成され、前記光反射層は、前記マスク部材の前記所望形状が前記導光体の前記発光面と反対側の面状に投影される領域よりも若干広い領域を覆い且つ前記マスク部材の前記所望形状と概略相似形状である、というものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の上記従来の車両用照明装置は、導光体の導光部の両端部に設けた各光導入部内に光源ユニットのLEDが収容され、導光体の発光面の上部には光透過孔を文字形状等に備えたマスク機能を有する文字板と、光透過シートとを重ねて設置する構造なので、部品点数が多くなり、複雑な構造になっていた。このため、車両用照明装置の製作および組付けには多くの時間と手間がかかり、製作性、組付性が悪く、作業効率は低かった。また、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性も悪いものであった。
しかも、特許文献1に記載の上記従来の車両用照明装置は、例えば、文字、図形、記号を発光させるのに、光源ユニットの少なくとも複数個のLEDを、赤、青、緑の発光色のうちから選択し、前記LEDの発光色を文字板に設けられた光透過孔内を通過させることにより、その上面の光透過シートに透過させて照明を行い、表示内容を表示させるので、発光色は前記光源ユニットのLED自体で決定され、色調は前記光透過シート、および導光体を変えることにより行っていた。従って、LEDは、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートのような多数の個別な部品を必要とするため、製作コストは高価になり、消費電力も多くを必要としていた。
また、特許文献1に記載の上記従来の車両用照明装置は、光源ユニットに対する電気的配線も導光体内の狭い空間領域に配索されなければならないため、発光のための電気的配線作業に熟練な技能が必要になり、多くの時間と手間がかかり、保守・点検ならびに部品の交換作業は容易には行えないものであった。
しかも、特許文献1に記載の上記従来の車両用照明装置は、この車両用照明装置自体の厚みが厚くなって薄型設計が難しく、嵩高になるので、自動車のドアによる出入口におけるドアステップに車両用照明装置としてのスカッフプレートを取付けた場合に、搭乗者の乗降に邪魔になったり、外観的にも見栄えがせずに不体裁なものになっていた。
本考案は上記従来の問題点を解決するとともに、製作性、組付性が良好で作業効率が高く、また薄形に形成でき、多彩な発光色を安価な製作コストで容易に得られ、しかも消費電力も少なくて済み、そして、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好な車両用表示装置を提供することを目的とする。
本考案は上記課題に鑑みてなされ請求項1に記載の考案は、
紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより板状体に社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、または印刷が施されたラベルが貼着された表示体と、前記表示体に紫外線を照射させて前記表示物を発光させる紫外線発光器と、を備えた車両用表示装置において、
(イ)前記紫外線発光器が、前記表示体に対して分離されて適当な距離および適当な角度にて車体内もしくは車体装備品に取付けられ、
(ロ)前記紫外線発光器は、バッテリーに電気的に接続されているブスバーに対して車両
を構成する外殻体内に配索される電気配線を通じて電気的に接続可能に設けられる
(ハ)ことを特徴とする。
紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより板状体に社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、または印刷が施されたラベルが貼着された表示体と、前記表示体に紫外線を照射させて前記表示物を発光させる紫外線発光器と、を備えた車両用表示装置において、
(イ)前記紫外線発光器が、前記表示体に対して分離されて適当な距離および適当な角度にて車体内もしくは車体装備品に取付けられ、
(ロ)前記紫外線発光器は、バッテリーに電気的に接続されているブスバーに対して車両
を構成する外殻体内に配索される電気配線を通じて電気的に接続可能に設けられる
(ハ)ことを特徴とする。
また、本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1において、前記表示体が、金属板または合成樹脂板により形成されていることを特徴とする。
また、本考案の請求項3に記載の考案は、請求項1または2において、前記板状体が合成樹脂により形成され、前記板状体には前記紫外線発光器からの紫外線の照射により発光可能な紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されていることを特徴とする。
また、本考案の請求項4に記載の考案は、請求項1〜3の何れか1項において、前記表示体が、自動車のドアステップ部を装飾するスカッフプレートであり、フロント・ドアのドアステップ部を装飾する前方の前記スカッフプレートに対して前記紫外線発光器は、ダッシュ・ボードの下面に前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は前記ダッシュ・ボード内に配索される電気配線を通じて接続され、リア・ドアのドアステップ部を装飾する後方の前記スカッフプレートに対して前記紫外線発光器は、センターピラーロアまたは車体装備品の背面に前記スカッフプレートに向かって設けられ、その電気的配線は前記センターピラーロアまたは車体装備品内に配索されている電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする。
また、本考案の請求項5に記載の考案は、請求項1〜3の何れか1の請求項において、
前記表示体が、自動車のヘッドライトを覆うカバーの外側、または前記カバーの内側に社名、標語、記号、図形、もしくは図柄の表示物が表示され、前記紫外線発光器が、前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線はエンジンルーム内、またはランプハウジングに導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする。
前記表示体が、自動車のヘッドライトを覆うカバーの外側、または前記カバーの内側に社名、標語、記号、図形、もしくは図柄の表示物が表示され、前記紫外線発光器が、前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線はエンジンルーム内、またはランプハウジングに導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする。
また、本考案の請求項6に記載の考案は、請求項1〜3の何れか1の請求項において、
スイッチカバーと、該スイッチカバーに対して起伏可能または押込可能に装設されるスイッチノブとが合成樹脂により形成された車両用スイッチに表示物が表示さている車両用表示装置において、
前記スイッチカバーおよび前記スイッチノブは、同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されることにより形成されるか、または同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混入されて形成され、
前記スイッチノブには、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物がスクリーン印刷されることにより前記表示体が形成され、前記紫外線発光器が、前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は車内または車体装備品の外殻体に導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする。
スイッチカバーと、該スイッチカバーに対して起伏可能または押込可能に装設されるスイッチノブとが合成樹脂により形成された車両用スイッチに表示物が表示さている車両用表示装置において、
前記スイッチカバーおよび前記スイッチノブは、同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されることにより形成されるか、または同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混入されて形成され、
前記スイッチノブには、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物がスクリーン印刷されることにより前記表示体が形成され、前記紫外線発光器が、前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は車内または車体装備品の外殻体に導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする。
また、本考案の請求項7に記載の考案は、請求項1〜3の何れか1の請求項において、
前記表示体が、自動車の正面中央に設置されるラジェターグリルに設けられ、前記紫外線発光器は、前記ラジェターグリルの前方適所に前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は前記ラジェターグリルまたはバンパー内に導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする。
前記表示体が、自動車の正面中央に設置されるラジェターグリルに設けられ、前記紫外線発光器は、前記ラジェターグリルの前方適所に前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は前記ラジェターグリルまたはバンパー内に導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする。
また、本考案の請求項8に記載の考案は、請求項1〜7の何れか1項の請求項において、前記紫外線発光器が、車体内もしくは車体装備品に取付可能なベゼル内に紫外線発光LEDのレンズ部を正面視上下左右に取付角度を調整可能に取り付けられることを特徴とする。
本考案の請求項1に記載の考案によれば、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより板状体に社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、または印刷が施されたラベルが貼着された表示体と、前記表示体に紫外線を照射させて前記表示物を発光させる紫外線発光器と、を備えた車両用表示装置において、前記紫外線発光器が、前記表示体に対して分離されて適当な距離および適当な角度にて車体内もしくは車体装備品に取付けられ、前記紫外線発光器は、バッテリーに電気的に接続されているブスバーに対して車両を構成する外殻体内に配索される電気配線を通じて電気的に接続可能に設けられたことにより、表示体は、板状体に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、または印刷が施されたラベルが貼着して形成されるので、構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。そして、車体への取付けおよび取り外しが容易かつ迅速に行うことができる。また表示体は、紫外線発光器とは分離されて板状体に表示物が印刷されるか、または印刷が施されたラベルが貼着されて形成されるので、薄形に形成でき、例えば自動車のドアによる出入口における車両用照明装置としてのスカッフプレートに用いた場合に、搭乗者の乗降に邪魔になったり、外観的に不体裁になることはない。
そして、前記表示体とは分離されて適当な距離および適当な角度にて車体内もしくは車体装備品に取付けられた紫外線発光器から、夜間やトンネルのような暗所で紫外線が表示体に照射されると、表示体に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷されるか、または印刷が施されたラベルが貼着けされた社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物は発光される。この際、表示体に印刷されるか、または貼着されたラベルに印刷される紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、光源ユニットのLED自体に発光色が起因され、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートとの個別な部品を必要とする特許文献1に記載の従来の照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
しかも、発光源は表示体とは分離されて適当な距離および適当な角度にて車体内もしくは車体装備品に取付けられる紫外線発光器が用いられるので、製作性、組付性が良好で作業効率が高く、また薄形に形成でき、しかも消費電力も少なくて済み、そして、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になる。
また、本考案の請求項2に記載の考案によれば、前記表示体が、金属板または合成樹脂板により形成されているので、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、またはラベルに印刷されるだけで表示体を形成することができ、構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。そして、車体への取付けおよび取り外しが容易かつ迅速に行うことができる。また表示体は、紫外線発光器とは分離されて金属板または合成樹脂板によりなる板状体に表示物が印刷されて形成されるので、薄形に形成でき、例えば自動車のドアによる出入口におけるドアステップ部に用いられる車両用照明装置としてのスカッフプレートに用いた場合に、搭乗者の乗降に邪魔になったり、外観的に不体裁になることはない。
そして、金属板または合成樹脂板によりなる前記表示体とは分離されて適当な距離および適当な角度にて車体内もしくは車体装備品に取付けられた紫外線発光器から、夜間やトンネルのような暗所で紫外線が表示体に照射されると、表示体に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷された社名、標語、記号、図形、文字もしくは図柄の表示物は発光される。この際、表示体に印刷される紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、光源ユニットのLED自体に発光色が起因され、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートとの個別な部品を必要とする特許文献1に記載の従来の照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
しかも、発光源は表示体とは分離されて発光に必要な適当な距離および適当な角度にて車体内もしくは車体装備品に取付けられる紫外線発光器が用いられるので、製作性、組付性が良好で作業効率が高く、また薄形に形成できる。しかも、消費電力も少なくて済み、そして、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になる。
本考案の請求項3に記載の考案によれば、前記板状体が合成樹脂により形成され、前記板状体には前記紫外線発光器からの紫外線の照射により発光可能な紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されているので、夜間やトンネルのような暗所で紫外線が表示体に照射されると、板状体は全体的に発光される。この際、板状体に紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料の発光色を多種あるうちから選択して用いれば、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
また、本考案の請求項4に記載の考案によれば、前記表示体が、自動車のドアステップ部を装飾するスカッフプレートであり、フロント・ドアのドアステップ部を装飾する前方の前記スカッフプレートに対して前記紫外線発光器は、ダッシュ・ボードの下面に前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は前記ダッシュ・ボード内に配索される電気的配線を通じて接続され、リア・ドアのドアステップ部を装飾する後方の前記スカッフプレートに対して前記紫外線発光器は、センターピラーロアまたは車体装備品の背面に前記スカッフプレートに向かって設けられ、その電気的配線は前記センターピラーロアまたは車体装備品の内に配索されている電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されるので、表示体としてのスカッフプレートは、板状体に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、またはラベルに印刷して貼着されて形成されるため、構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。そして、例えばフロント・ドアのドアステップ部、またリア・ドアのドアステップ部への車体への取付けおよび取り外しを容易かつ迅速に行うことができる。また表示体は、紫外線発光器とは分離されて板状体に表示物が印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷されて形成されるので、薄形に形成でき、搭乗者の乗降に邪魔になったり、外観的に不体裁になることはない。
そして、前記表示体とは分離されて発光に必要な適当な距離および適当な角度にてフロント・ドアのドアステップ部を装飾する前方の前記スカッフプレートに対してダッシュ・ボードの下面に前記表示体に向かって紫外線発光器が取り付けられ、その電気的配線は前記ダッシュ・ボード内に配索される電気配線を通じて接続され、また、リア・ドアのドアステップ部を装飾する後方の前記スカッフプレートに対して前記紫外線発光器は、センターピラーロアまたは車体装備品の背面に前記スカッフプレートに向かって設けられ、その電気的配線は前記センターピラーロアまたは車体装備品内に配索されている電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されるので、車体内もしくは車体装備品としてのインストルメントル・パネル、またはセンターピラーロア等の背面に取付けられた紫外線発光器から、夜間やトンネルのような暗所で紫外線がスカッフプレートに照射されると、スカッフプレートに紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷された社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物は発光される。この際、スカッフプレートに印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷された
紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、光源ユニットのLED自体に発光色が起因され、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートとの個別な部品を必要とする特許文献1に記載の従来の照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、光源ユニットのLED自体に発光色が起因され、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートとの個別な部品を必要とする特許文献1に記載の従来の照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
しかも、発光源としての紫外線発光器は、スカッフプレートとは分離されて発光に必要な適当な距離および適当な角度にて車体内もしくは車体装備品に取付けられる紫外線発光器が用いられるので、製作性、組付性が良好で作業効率が高く、また薄形に形成でき、しかも、消費電力も少なくて済み、そして、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になる。
また、本考案の請求項5に記載の考案によれば、前記表示体が、自動車のヘッドライトを覆うカバーの外側、または前記カバーの内側に社名、標語、記号、図形、もしくは図柄の表示物が表示され、前記紫外線発光器が、前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線はエンジンルーム内、またはランプハウジングに導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されるので、構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。そして、表示体は、自動車のヘッドライトを覆うカバーへの取付けおよび取り外しを容易かつ迅速に行うことができる。また表示体は、紫外線発光器とは分離されて板状体に表示物が印刷されて形成されるので、薄形に形成でき、外観的に見栄えがし、不体裁になることはない。
そして、前記表示体としての自動車のヘッドライトを覆うカバーの外側、または前記カバーの内側に社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物とは分離されて適当な距離および適当な角度にて紫外線発光器が、表示体に向かって設けられ、その電気的配線はエンジンルーム内、またはランプハウジングに導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されるので、紫外線発光器から、夜間やトンネルのような暗所で紫外線が表示体に照射されると、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷された社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物は発光される。この際、表示体に印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷された紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、光源ユニットのLED自体に発光色が起因され、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートとの個別な部品を必要とする特許文献1に記載の従来の車両用照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
しかも、発光源としての紫外線発光器は表示体とは分離されて発光に必要な適当な距離および適当な角度にて車体装備品に取付けられる紫外線発光器が用いられるので、製作性、組付性が良好で作業効率が高く、また薄形に形成でき、しかも消費電力も少なくて済む。そして、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になる。
また、本考案の請求項6に記載の考案によれば、スイッチカバーと、該スイッチカバーに対して起伏可能または押込可能に装設されるスイッチノブとが合成樹脂により形成された車両用スイッチに表示物が表示さている車両用表示装置において、前記スイッチカバーおよび前記スイッチノブは、同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されることにより形成されるか、または同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混入されて形成され、前記スイッチノブには、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷されたことにより前記表示体が形成され、前記紫外線発光器が、前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は車内または車体装備品の外殻体に導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されるので、構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。そして、表示体は、スイッチノブに紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷されたことにより形成されるので、取付けおよび取り外しを容易かつ迅速に行うことができる。また表示体は、紫外線発光器とは分離されてスイッチノブに表示物が印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷されて形成されるので、薄形に形成でき、外観的に見栄えがし、不体裁になることはない。
そして、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が表示された表示体とは分離されて発光に必要な適当な距離および適当な角度にて紫外線発光器が、表示体に向かって設けられ、その電気的配線は車内または車体装備品の外殻体に導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されるので、紫外線発光器から、夜間やトンネルのような暗所で紫外線が表示体に照射されると、スイッチノブに紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷された社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物は発光される。この際、表示体に印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷された紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、光源ユニットのLED自体に発光色が起因され、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートとの個別な部品を必要とする特許文献1に記載の従来の車両用照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
表示体の表示物が前述のように発光するのと同時に、スイッチカバーおよび前記スイッチノブは、同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されることにより形成されるか、またはスイッチカバーおよび前記スイッチノブは、同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混入されている塗料が塗布されて形成されているので、スイッチカバーおよび前記スイッチノブは、各個に同一色相もしくは同一色調であるか、或いは異なる色相もしくは異なる色調に発光されるため、デザイン的に見栄えがし、グレード・アップする。
しかも、発光源としての紫外線発光器は表示体とは分離されて発光に必要な適当な距離および適当な角度にて車体装備品に取付けられる紫外線発光器が用いられるので、製作性、組付性が良好で作業効率が高く、しかも消費電力も少なくて済む。そして、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になる。
また、本考案の請求項7に記載の考案によれば、前記表示体が、自動車の正面中央に設置されるラジェターグリルに設けられ、前記紫外線発光器は、前記ラジェターグリルの前方適所に前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は前記ラジェターグリルまたはバンパー内に導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されるので、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるだけで表示体を形成することができ、構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。そして、車体への取付けおよび取り外しが容易かつ迅速に行うことができる。また表示体は、紫外線発光器とは分離されて板状体に表示物が印刷されるか、または貼着されたラベルに印刷されて形成されるので、薄形に形成でき、例えばラジェターグリルに用いた場合に、外観的に不体裁になることはない。
そして、紫外線発光器から、夜間やトンネルのような暗所で紫外線が表示体に照射されると、表示体に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷された社名、標語、記号、図形、文字もしくは図柄の表示物は発光される。この際、表示体に印刷される紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、光源ユニットのLED自体に発光色が起因され、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートとの個別な部品を必要とする特許文献1に記載の従来の照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
しかも、発光源は表示体とは分離されて発光に必要な適当な距離および適当な角度にてボンネットの前方内部に取付けられる紫外線発光器が用いられるので、製作性、組付性が良好で作業効率が高くできる。しかも、消費電力も少なくて済み、そして、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になる。
また、本考案の請求項8に記載の考案によれば、前記紫外線発光器が、車体内もしくは車体装備品に取付可能なベゼル内に紫外線発光LEDのレンズ部を正面視上下左右に取付角度を調整可能に取り付けられるので、紫外線発光器とは分離して設けられて紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、または貼着されたラベルに印刷された表示体に対して光源としての紫外線発光LEDのレンズ部を正面視上下左右に取付角度を調整するとともに、表示体の発光に充分な適当な距離を確保して紫外線発光器を表示体と分離して車内および車体装備品の適当個所に取付けることができる。従って、紫外線発光器は、構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。また表示体は、紫外線発光器とは分離されて板状体に表示物が印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷されて形成されるので、薄形に形成でき、外観的に見栄えがし、不体裁になることはない。
また、電気的配線は自動車の背部外殻体内に配索されている電気配線を通じてバッテリーに接続されるので、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になる。
そして、紫外線発光器から、夜間やトンネルのような暗所で紫外線が表示体に照射されると、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷された社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物は鮮明な色相にて確実に発光される。この際、表示体に印刷される紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、光源ユニットのLED自体に発光色が起因され、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートとの個別な部品を必要とする特許文献1に記載の従来の車両用照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られ、消費電力も少なく、経済的である。
以下、図面に従って本考案を実施するための最良の形態ににつき、詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は本考案の車両用表示装置の実施形態1を示し、スカッフプレートに適用した場合の斜視図、図2は同じくフロント・ドアのドアステップ部にスカッフプレートを取付ける状態の分解斜視図、図3は同じくスカッフプレートをドアステップに取付けた取付状態を示す断面図、図4は同じく本実施形態1を構成する紫外線発光器を示し、2口のレンズ収容口を有したベゼルを備えた斜視図、図5は同じく本実施形態1を構成する紫外線発光器を示し、1口のレンズ収容口を有したベゼルを備えた斜視図、図6は同じくその取付状態の一例を示す断面図、図7は同じくリア・ドアの取付状態の他例を示す拡大斜視図、図8は同じく配線図、図9は同じくスカッフプレートの他の変形例を示す分解斜視図、図10は同じく取付状態を示す断面図である。
図1は本考案の車両用表示装置の実施形態1を示し、スカッフプレートに適用した場合の斜視図、図2は同じくフロント・ドアのドアステップ部にスカッフプレートを取付ける状態の分解斜視図、図3は同じくスカッフプレートをドアステップに取付けた取付状態を示す断面図、図4は同じく本実施形態1を構成する紫外線発光器を示し、2口のレンズ収容口を有したベゼルを備えた斜視図、図5は同じく本実施形態1を構成する紫外線発光器を示し、1口のレンズ収容口を有したベゼルを備えた斜視図、図6は同じくその取付状態の一例を示す断面図、図7は同じくリア・ドアの取付状態の他例を示す拡大斜視図、図8は同じく配線図、図9は同じくスカッフプレートの他の変形例を示す分解斜視図、図10は同じく取付状態を示す断面図である。
本実施形態は、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより板状体2に社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が印刷されるか、または図には示さないが貼着されるラベルに印刷された表示体1と、前記表示体1に紫外線を照射させて前記表示物3を発光させる紫外線発光器4と、を備えた車両用表示装置において、前記紫外線発光器4が、前記表示体1に対して分離されて適当な距離Lおよび適当な角度θにて車体C内もしくは車体装備品5に取付けられ、前記紫外線発光器4は、バッテリーBに電気的に接続されているブスバー6に対して車両を構成する外殻体7内に配索される電気配線6Aを通じて電気的に接続可能に設けられたことにより、表示体1は、板状体2に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が印刷されるか、または図には示さないがラベルに印刷されて形成される。
前記表示体1が、金属板または合成樹脂板により形成され、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が印刷されるか、またはラベルに印刷されることにより表示体1を形成する。印刷手段は、例えばシルク印刷、グラデーション印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、インビジブル印刷等があり、その印刷方法を限定するものではない。この紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキは、既存のものが使用されるが、例えば赤、青、緑、白、黄、橙、ピンクなどの多種の発光色のものが用いられ、鮮やかな色調、輝度を呈するほか、優れた耐候性を発揮する。
また、前記板状体2が合成樹脂により形成されている場合に、前記板状体2には前記紫外線発光器4からの紫外線の照射により発光可能な紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されば、夜間やトンネルのような暗所で紫外線が表示体1に照射されると、板状体2に表示された前記表示物3を発光することができるほか、板状体2は暗所発光用蛍光顔料により全体的に発光される。この際、板状体2に紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料の発光色を多種あるうちから選択して用いれば、多彩な発光色を安価な製作コストで容易に得ることができる。
本実施形態1では、図1に示すように前記表示体1は、例えば自動車のドア8による出入口におけるドアステップ部S,S;S,Sを装飾する車両用表示装置としてのスカッフプレート9に適用した場合を示す。このうち、フロント・ドア8Aのドアステップ部S,Sを装飾する前方の前記スカッフプレート9に対して前記紫外線発光器4は、車体装備品としてのダッシュ・ボード10の下面に前記表示体1に向かって設けられ、その電気的配線は前記ダッシュ・ボード10内に配索される電気配線6Aを通じて前記ブスバー6に接続され、リア・ドア8Bのドアステップ部S,Sを装飾する後方の前記スカッフプレート9に対して前記紫外線発光器4は、自動車の外郭体7としてのセンターピラーロア11Aの背面に前記スカッフプレート9に向かって設けられ、その電気的配線は前記センターピラーロア11A内に配索されている電気配線6Aを通じてブスバー6を介して前記バッテリーBに電気的に接続される。なお、リア・ドア8Bのドアステップ部S,Sを装飾する後方の前記スカッフプレート9に対する前記紫外線発光器4の取付例としては、自動車の外郭体7としてのセンターピラーロア11Aの背面に取付ける場合が説明されているが、これは例示であり、そのほか、例えば図7に示すように、車体装備品5としての前部座席の背もたれの背面に紫外線発光器4が取付けられても良く、この場合には、電気配線6Aは背もたれ、または背もたれから座席の内部を通じて床内部に配索されてブスバー6に接続されてもよい。
前記外殻体7としては、この明細書では、自動車の内部の天井、左右の側面、前後の壁面、床において、壁、柱のような自動車の骨組材を覆う内装材または外装材をいうが、本実施形態1では、この外殻体7には、フロント・ドア8Aに対してダッシュサイド11B、および前記センターピラーロア11Aの柱部分、また、リア・ドア8Bについては、前記センターピラーロア11A、およびリア・ホイールハウス11Cのような柱部分や壁面部分が挙げられるが、これに限られず、要は紫外線発光器4をとして表示体1に向けて取付ける場合に、表示物3を発光させるのに充分な距離Lと、角度θとが確保され、容易に取付易い部所であり、電気配線6Aの配線作業がし易く、ブスバー6に接続し易い部所であり、さらには内部に配索される電気配線6Aの保護と、配線の外観的な見苦しさを防ぐものであればよい。
なお、スカッフプレート9をフロント・ドア8Aのドアステップ部S,S、およびリア・ドア8Bのドアステップ部S,Sに取付けるのには、例えば図3に示すように、スカッフプレート9の裏面に接着した両面接着テープTを用いてスカッフプレート9をドアステップ部S,S;S,Sに接着するか、または他の取付方法としては、図9および図10に示すようにスカッフプレート9を、スカッフプレート9の裏面に接着した両面接着テープTを用いてスカッフプレート9の下面に配置する平面略同形状の合成樹脂製の下地部材13に接着し、この下地部材13の下面に突設された複数個の係合突子13aをドアステップ部S,S;S,Sの対応個所に設けられている係合孔14内に係入させることによりスカッフプレート9をドアステップ部S,S;S,Sに取付けるようにしてもよい。
また、前記紫外線発光器4が、車体C内もしくは車体装備品5に取付可能なベゼル12内に紫外線発光LEDのレンズ部15を正面視上下左右に取付角度を調整可能に取り付けられる。前記紫外線発光器4としては、紫外線発光LEDランプ、例えば通常ブラックランプと言われる本実施形態1では例えばピーク波長が375(nm)を出力するものが使用されるが、これは代表的例示であり、限定されるものではない。このうち、フロント・ドア8Aのドアステップ部S,Sを装飾する前方の前記スカッフプレート9に紫外線を照射するために、車体装備品5としてのダッシュ・ボード10の下面に前記表示体1に向かって設けられる前記紫外線発光器4は、複数口、図4においては縦に2口のレンズ収容口12aと、外周には鍔縁12bとが設けられた外形が略箱形のベゼル12Aが使用されることにより、ダッシュ・ボード10の下面に取付けられる。
また、リア・ドア8Bのドアステップ部S,Sを装飾する後方の前記スカッフプレート9に紫外線を照射するために、外殻体7としてのセンターピラーロア11Aの背面に前記表示体1に向かって設けられる前記紫外線発光器4は、図5に示すようにレンズ収容孔12aと、外周にはひさし形状の鍔縁12bとが設けられた外形が略筒状の1口のベゼル12Bが用いられることによりセンターピラーロア11Aの背面に取付けられる。ベゼル12Aをダッシュ・ボード10の下面に取付けるのには、ダッシュ・ボード10の下面に開設された取付口10a内にアダプターAを取付け、このアダプターAの孔A1内にベゼル12Aの背部を外鍔12bが取付口10aの前面に当接するまで嵌入し、取付ける(図4参照)。同様に、ベゼル12Bをセンターピラーロア11Aの背面に取付けるのには、例えばセンターピラーロア11Aに開設された取付口11a内にアダプターAを取付け、このアダプターAの孔A1内にベゼル12Bの背部を外鍔12bが孔A1の前面に当接するまで嵌入し、取付ける。TはアダプターAの取付用の両面接着テープである。
また、車体C内もしくは車体装備品5に取付可能な前記ベゼル12A,12Bに対して紫外線発光LEDのレンズ部15,15を正面視上下左右に取付角度を調整可能に取り付けるのには、レンズ収容孔12a内においてレンズ部15の光軸を表示体1に向けるように正面視上下左右に取付角度を調整し、接着剤を用いてレンズ部15をレンズ収容孔12a内に取付けることにより、前記紫外線発光器4の前記表示体1に対する角度θを調整する。
本考案の車両用表示装置としての実施形態1を示すスカッフプレート9は以上のように、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより板状体2に社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が印刷されるか、または図には示さないが貼着されるラベルに印刷された表示体1に対して紫外線を照射させて前記表示物3を発光させる紫外線発光器4が、分離されて適当な距離Lおよび適当な角度θにて車体C内もしくは車体装備品5に取付けられるので、車両用表示装置自体、表示体1としてのスカッフプレート9に対して光源として紫外線発光器4が、適当な距離Lおよび適当な角度θにて分離されて車体C内もしくは車体装備品5に取付けられるため、スカッフプレート9および紫外線発光器4は構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。そして、車体C等への取付けおよび取り外しが容易かつ迅速に行える。ここにおいて、上記適当な距離Lとは、紫外線発光器4から表示体1に紫外線が照射された場合に、表示物3が発光されるのに充分な距離であり、例えば20〜100cm程度である。
また表示体1としてのスカッフプレート9は、紫外線発光器4とは分離されて金属板または合成樹脂板よりなる板状体2に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより表示物3が印刷されて形成されるか、または図には示さないが貼着されるラベルに印刷されるので、スカッフプレート9は薄形に形成されるため、フロント・ドア8Aまたはリア・ドア8Bにおけるドアステップ部S,S;S,Sを装飾する場合に、車両に対して搭乗者の乗降に邪魔になったり、外観的に見栄えがされず、不体裁になることはない。
そして、金属板または合成樹脂板によりなる前記表示体1とは分離されて適当な距離Lおよび適当な角度θにて車体C内もしくは車体装備品5に取付けられた紫外線発光器4から、夜間やトンネルのような暗所で紫外線が表示体1に照射されると、表示体1に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷された社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3は発光される。このように、夜間や暗所でスカッフプレート9に表示された表示物3が鮮明な色相で、鮮明な輝度にて発光されるので、搭乗者の乗降時に足元を照明して安全性を高め、また、表示物3に表示された社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示内容が的確に発揮され、デザイン性もグレードアップされる。
また、表示体1の前記板状体2が合成樹脂により形成されている場合に、この板状体2に紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料を混入させたものを使用すれば、夜間やトンネルのような暗所で紫外線発光器4から紫外線が照射されると、板状体2に表示された前記表示物3が発光されるほか、板状体2は全体的に発光される。そして、板状体2に紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料の発光色を多種あるうちから選択して用いれば、多彩な発光色を安価な製作コストで容易に得ることができる。
この際、フロント・ドア8Aが開閉される前方のドアステップS,Sを装飾する前方のスカッフプレート9においては、ダッシュ・ボード10の下面に表示体1に向かって縦に設けられた紫外線発光器4の2口のレンズ収容口12a,12aのうち、上方のレンズ収容口12aには前記スカッフプレート9における表示体1の遠くの表示物3に対して光軸とスカッフプレート9とがなす角度θ1が緩やかな鋭角に紫外線発光LEDのレンズ部15が調整されて取付けられ、また下方のレンズ収容孔12aにはスカッフプレート9における近くの表示物3に対して光軸とスカッフプレート9とがなす角度θ2が急な鋭角に紫外線発光LEDのレンズ部15が調整されて取付けられるので、紫外線発光器4から照射される紫外線は、レンズ部15,15からの距離Lが遠い、または近いと異なる位置に設けられている表示物3,3に応じて適切に且つ充分に紫外線を照射することができる。なお、緩やかな鋭角の前記角度θ1、および急な鋭角の角度θ2は、例えば15°〜60°の範囲に設定される。
また、リア・ドア8Bのドアステップ部S,Sを装飾する前方の前記スカッフプレート9においては、センターピラーロア11Aの背面にスカッフプレート9の表示体1に向かって設けられた紫外線発光器4のレンズ収容口12aには前記スカッフプレート9における表示体1の表示物3に対して光軸とスカッフプレート9とがなす角度θに紫外線発光LEDのレンズ部15が調整されて取付けられているので、紫外線発光器4から照射される紫外線は、表示物3に応じて適切に且つ充分に紫外線を照射することができる。
この際、表示体1に印刷される紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を、例えば赤、青、緑、白、黄、橙、ピンクなどの多種あるうちから選択して用いれば、光源ユニットのLED自体に発光色が起因され、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートとの個別な部品を必要とする特許文献1に記載の従来の照明装置とは異なり、光源としての紫外線発光器4自体は色相を帯びることなく、一様で変化がないままでも、多彩にして鮮やかな色調、輝度の発光色を発揮するという車両用表示装置が安価な製作コストで容易に得られる。そして、紫外線発光器4は、優れた耐候性を発揮し、消費電力も少なくて済む。
そして、光源としての紫外線発光器4は、自動車のフロント・ドア8Aのドアステップ部S,Sを装飾する表示体1としての前方のスカッフプレート9に対して分離されてダッシュ・ボード10の下面に前記表示体1に向かって設けられ、その電気的配線は前記ダッシュ・ボード10内に配索される電気配線6Aを通じて接続され、また、紫外線発光器4は、リア・ドア8Bのドアステップ部S,Sを装飾する後方の前記スカッフプレート9に対してセンターピラーロア11Aの背面に前記スカッフプレート9に向かって設けられ、その電気的配線は前記センターピラーロア11A内に配索されている電気配線6Aを通じて前記バッテリーBに電気的に接続されるので、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行える。そして、紫外線発光器4と、表示体1とは分離して取付けられるので、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になる。
<実施形態2>
図11乃至図13に示すものは本考案の車両用表示装置の実施形態2を示す。この実施形態2では、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が描かれた前記表示体1が、図11および図12に示すように、自動車のヘッドライト50を覆うカバー51の外側に表示されるか、または図13に示すように前記カバー51の内側に、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が描かれた表示体1が表示され、前記紫外線発光器4が、前記表示体1に向かって設けられ、その電気的配線は図12に示すようにボンネット52が開閉されるエンジンルームE内、または図13に示すようにランプハウジング53に導通する電気配線6Aを通じて前記バッテリーBに電気的に接続されるという構成である。
図11乃至図13に示すものは本考案の車両用表示装置の実施形態2を示す。この実施形態2では、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が描かれた前記表示体1が、図11および図12に示すように、自動車のヘッドライト50を覆うカバー51の外側に表示されるか、または図13に示すように前記カバー51の内側に、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が描かれた表示体1が表示され、前記紫外線発光器4が、前記表示体1に向かって設けられ、その電気的配線は図12に示すようにボンネット52が開閉されるエンジンルームE内、または図13に示すようにランプハウジング53に導通する電気配線6Aを通じて前記バッテリーBに電気的に接続されるという構成である。
そして、この実施形態2においても、表示体1と、この表示体1を発光させる紫外線発光器4とは適当な距離L、および適当な角度θを確保して分離されたことにより構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。そして、表示体1は、自動車のヘッドライト50を覆うカバー51への取付けおよび取り外しを容易かつ迅速に行うことができる。また表示体3は、紫外線発光器4とは分離されて板状体2に表示物3が印刷されて形成されるので、薄形化が可能で外観的に見栄えがし、不体裁になることはない。
そして、図12に示すように、前記表示体1としての自動車のヘッドライト50を覆うカバー51の外側、または図13に示すように前記カバー51の内側に、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3とは分離されて適当な距離Lおよび適当な角度θにて紫外線発光器4が、表示体1に向かって設けられ、その電気的配線は図12に示すようにエンジンルームE内に導通するか、または図13に示すようにランプハウジング53に導通される電気配線6Aを通じて前記バッテリーBに電気的に接続されるので、紫外線発光器4から、夜間や暗所で紫外線が表示体1に照射されると、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷された表示物3は発光され、表示物3の内容が発揮される。この際、表示体1に印刷される紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、前記各実施形態1と同様に特許文献1に記載の従来の車両用照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
しかも、紫外線発光器4は表示体1とは分離されて適当な距離Lおよび適当な角度θにて車体装備品5に取付けられる紫外線発光器4が用いられるので、製作性、組付性が良好で作業効率が高く、消費電力も少なくて済む。そして、紫外線発光器4に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になるという、前記各実施形態1と同様の作用・効果を奏する。
<実施形態3>
図14および図15に示すものは本考案の車両用表示装置の実施形態3を示す。この実施形態3では、スイッチカバー60と、該スイッチカバー60に対して起伏可能または押込可能に装設されるスイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・とが合成樹脂により形成された車両用スイッチ62に表示物3が表示さている車両用表示装置において、前記スイッチカバー60および前記スイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・は、同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されることにより形成されるか、または同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混入されて形成され、前記スイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・には、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷されることにより前記表示体1が形成され、前記紫外線発光器4が、前記表示体1に向かって例えばドア・ノブ63を収容しているケース64の凹部64aの壁面65に設けられ、その電気的配線は車内、例えばフロント・ドア8Aあるいはリア・ドア8Bに導通するか、または車体装備品5に導通する電気配線6Aを通じて前記バッテリーBに電気的に接続されるという構成である。
図14および図15に示すものは本考案の車両用表示装置の実施形態3を示す。この実施形態3では、スイッチカバー60と、該スイッチカバー60に対して起伏可能または押込可能に装設されるスイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・とが合成樹脂により形成された車両用スイッチ62に表示物3が表示さている車両用表示装置において、前記スイッチカバー60および前記スイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・は、同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されることにより形成されるか、または同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混入されて形成され、前記スイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・には、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が印刷されるか、または貼着されるラベルに印刷されることにより前記表示体1が形成され、前記紫外線発光器4が、前記表示体1に向かって例えばドア・ノブ63を収容しているケース64の凹部64aの壁面65に設けられ、その電気的配線は車内、例えばフロント・ドア8Aあるいはリア・ドア8Bに導通するか、または車体装備品5に導通する電気配線6Aを通じて前記バッテリーBに電気的に接続されるという構成である。
そして、この実施形態3では、表示体1は、紫外線発光器4とは分離されてスイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより表示物3が印刷されることにより形成されるので、構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。また表示体1は、紫外線発光器4とは分離されてスイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・に表示物3が印刷されて形成されるので、薄形に形成でき、外観的に見栄えがし、不体裁になることはない。
そして、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより表示物3が表示された表示体1とは分離されて適当な距離Lおよび適当な角度θにて紫外線発光器4が、表示体1に向かって設けられ、その電気的配線は自動車の車内、例えばフロント・ドア8Aあるいはリア・ドア8Bに導通するか、または車体装備品5に導通する電気配線6Aを通じて前記バッテリーBに電気的に接続されるので、紫外線発光器4から、夜間や暗所で紫外線が表示体1に照射されると、スイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷された表示物3は発光され、車内が暗くても所望のスイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・を的確に識別でき、デザイン性もグレードアップされる。この際、表示体1に印刷される紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、特許文献1に記載の従来の車両用照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
また、表示体1の表示物3が前述のように発光するのと同時に、スイッチカバー60および前記スイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・は、同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されることにより形成されるか、またはスイッチカバー60および前記スイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・は、同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混入されている塗料が塗布されて形成されているので、スイッチカバー60および前記スイッチノブ61A,61B,61C,61D・・・は、各個に同一色相もしくは同一色調であるか、或いは異なる色相もしくは異なる色調に発光されるため、デザイン的に見栄えがし、グレード・アップするという効果がある。
しかも、発光源としての紫外線発光器4は表示体1とは分離されて適当な距離Lおよび適当な角度θにて例えばドア・ノブ63を収容しているケース64の凹部64aの壁面65に前記アダプターAを介して取付けられる紫外線発光器4が用いられるので、紫外線発光器4および表示体1は、製作性、組付性が良好で作業効率が高く、しかも紫外線発光器4は、消費電力も少なくて済む。そして、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になるという効果がある。
<実施形態4>
図16に示すものは本考案の車両用表示装置の実施形態4を示す。この実施形態4では、前記表示体1が、自動車の正面中央に設置されるラジェターグリル70に設けられ、前記紫外線発光器4は、前記ラジェターグリル70の前方適所に前記表示体1に向かって設けられ、その電気的配線は前記ラジェターグリル70またはバンパー71内に導通する電気配線を通じて前記バッテリーBに電気的に接続されるので、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が印刷されるか、またはラベルに印刷されるだけで表示体1を形成することができ、構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。そして、車体Cへの取付けおよび取り外しが容易かつ迅速に行うことができる。また表示体1は、紫外線発光器4とは分離されて板状体に表示物3が印刷されるか、またはラベルに印刷されるだけで形成されるので、薄形に形成でき、例えばラジェターグリル70に用いた場合に、外観的に不体裁になることはない。
図16に示すものは本考案の車両用表示装置の実施形態4を示す。この実施形態4では、前記表示体1が、自動車の正面中央に設置されるラジェターグリル70に設けられ、前記紫外線発光器4は、前記ラジェターグリル70の前方適所に前記表示体1に向かって設けられ、その電気的配線は前記ラジェターグリル70またはバンパー71内に導通する電気配線を通じて前記バッテリーBに電気的に接続されるので、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物3が印刷されるか、またはラベルに印刷されるだけで表示体1を形成することができ、構造的に単純になり、部品点数も少なく、製作性、組付性が良好になって作業効率が高くなる。そして、車体Cへの取付けおよび取り外しが容易かつ迅速に行うことができる。また表示体1は、紫外線発光器4とは分離されて板状体に表示物3が印刷されるか、またはラベルに印刷されるだけで形成されるので、薄形に形成でき、例えばラジェターグリル70に用いた場合に、外観的に不体裁になることはない。
そして、紫外線発光器4から、夜間やトンネルのような暗所で紫外線が表示体1に照射されると、表示体1に紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより印刷された社名、標語、記号、図形、文字もしくは図柄の表示物3は発光される。この際、表示体1に印刷される紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキの発光色を多種あるうちから選択して用いれば、光源ユニットのLED自体に発光色が起因され、発光色によっては高価なものを少なくとも複数個を使用するのと、文字板や光透過シートとの個別な部品を必要とする特許文献1に記載の従来の照明装置とは異なり、多彩な発光色が安価な製作コストで容易に得られる。
しかも、発光源は表示体1とは分離されて発光に必要な適当な距離Lおよび適当な角度θにてラジェターグリル70の前方適所に取付けられる紫外線発光器4が用いられるので、製作性、組付性が良好で作業効率が高くできる。しかも、消費電力も少なくて済み、そして、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好になる。
本考案は、製作性、組付性が良好で作業効率が高く、また薄形に形成でき、多彩な発光色を安価な製作コストで容易に得られ、しかも消費電力も少なくて済み、そして、光源に対する電気的配線作業が迅速かつ確実に行え、分解性、メンテナンス性、リサイクル分別性が良好な用途、機能に適する。
1 表示体
2 板状体
3 表示物
4 紫外線発光器
5 車体装備品
6 ブスバー
6A 電気配線
7 外殻体
8 バッテリー
9 スカッフプレート
10 ダッシュ・ボード
12 ベゼル
15 レンズ部
A アダプター
B バッテリー
L 距離
θ 角度
2 板状体
3 表示物
4 紫外線発光器
5 車体装備品
6 ブスバー
6A 電気配線
7 外殻体
8 バッテリー
9 スカッフプレート
10 ダッシュ・ボード
12 ベゼル
15 レンズ部
A アダプター
B バッテリー
L 距離
θ 角度
Claims (8)
- 紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより板状体に社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、または印刷が施されたラベルが貼着された表示体と、前記表示体に紫外線を照射させて前記表示物を発光させる紫外線発光器と、を備えた車両用表示装置において、
(イ)前記紫外線発光器が、前記表示体に対して分離されて適当な距離および適当な角度にて車体内もしくは車体装備品に取付けられ、
(ロ)前記紫外線発光器は、バッテリーに電気的に接続されているブスバーに対して車両
を構成する外殻体内に配索される電気配線を通じて電気的に接続可能に設けられる
(ハ)ことを特徴とする車両用表示装置。 - 前記表示体が、金属板または合成樹脂板により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
- 前記板状体が合成樹脂により形成され、前記板状体には前記紫外線発光器からの紫外線の照射により発光可能な紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置。
- 前記表示体が、自動車のドアステップ部を装飾するスカッフプレートであり、フロント・ドアのドアステップ部を装飾する前方の前記スカッフプレートに対して前記紫外線発光器は、ダッシュ・ボードの下面に前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は前記ダッシュ・ボード内に配索される電気配線を通じて接続され、リア・ドアのドアステップ部を装飾する後方の前記スカッフプレートに対して前記紫外線発光器は、センターピラーロアまたは車体装備品の背面に前記スカッフプレートに向かって設けられ、その電気的配線は前記センターピラーロアまたは車体装備品内に配索されている電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用表示装置。
- 前記表示体が、自動車のヘッドライトを覆うカバーの外側、または前記カバーの内側に社名、標語、記号、図形、もしくは図柄の表示物が表示され、前記紫外線発光器が、前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線はエンジンルーム内、またはランプハウジングに導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1の請求項に記載の車両用表示装置。
- スイッチカバーと、該スイッチカバーに対して起伏可能または押込可能に装設されるスイッチノブとが合成樹脂により形成された車両用スイッチに表示物が表示さている車両用表示装置において、
前記スイッチカバーおよび前記スイッチノブは、同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混合されることにより形成されるか、または同一色相もしくは同一濃度であるか、或いは異なる色相もしくは異なる濃度の紫外線反応型の暗所発光用蛍光顔料が混入されて形成され、
前記スイッチノブには、紫外線反応型の暗所発光用蛍光インキにより社名、標語、記号、図形、もしくは図柄の表示物が印刷されることにより前記表示体が形成され、前記紫外線発光器が、前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は車内または車体装備品の外殻に導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1の請求項に記載の車両用表示装置。 - 前記表示体が、自動車の正面中央に設置されるラジェターグリルに設けられ、前記紫外線発光器は、前記ラジェターグリルの前方適所に前記表示体に向かって設けられ、その電気的配線は前記ラジェターグリルまたはバンパー内に導通する電気配線を通じて前記バッテリーに電気的に接続されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1の請求項に記載の車両用表示装置。
- 前記紫外線発光器が、車体内もしくは車体装備品に取付可能なベゼル内に紫外線発光LEDのレンズ部を正面視上下左右に取付角度を調整可能に取り付けられることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項の請求項に記載の車両用表示装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008006854U JP3147029U (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | 車両用表示装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010254257A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Honda Access Corp | 車両用照明装置 |
KR20160102131A (ko) * | 2015-02-19 | 2016-08-29 | 발레오 비젼 | 자동차 조명 장치 |
US9855866B2 (en) | 2016-03-08 | 2018-01-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Two piece step garnish |
-
2008
- 2008-09-30 JP JP2008006854U patent/JP3147029U/ja not_active Expired - Fee Related
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