JP4731721B2 - ヒューズ機構付きジョイントコネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源と負荷との間に配設され、過電流により負荷が損傷してしまうことを防止することができるヒューズ機構付きジョイントコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車などの車両には、バッテリーなどの電源と、各種発光装置や、オーディオ装置、パワーステアリング装置、パワーウインドウ装置などの負荷(電装品)とが搭載されている。そして、電源から各負荷に給電可能とするために、電源と負荷との間には、電線や配電ボックス(配電体の一種)、ヒューズなどが配設されている。
【0003】
ここで、配電体とは、一の電源から供給される電力を複数の負荷に分配したり、又は各負荷に過電流(負荷の許容電流を超える電流)が流れてしまうことを防止するためのものであり、その主な形状としては、箱形やコネクタ形が挙げられる。
【0004】
一方、ヒューズは、負荷に過電流が流れることを防止するためのものであり、一般的なヒューズ素子としては、例えば、米国特許第4023264号に係るヒューズ素子、特開平10−199396号に係る多極型ヒューズ素子、及び、特開2000−30599号に係る多極形ヒューズ素子が挙げられる。まず、米国特許第4023264号に係るヒューズ素子は、長尺状ヒューズ材料より打ち抜き加工された略H形のエレメントと、絶縁材料から成りエレメントを被覆するハウジングとを備えている。かかるヒューズ素子を配電ボックスの差込口に差し込めば、負荷に過電流が流れることを防止することができ、更には、ヒューズ素子が飛んだ場合には、その飛んでしまったヒューズ素子を抜いて新しいヒューズ素子を差し込むことにより、容易にヒューズ素子を交換することができるのである。
【0005】
また、特開平10−199396号に係る多極型ヒューズ素子、及び特開2000−30599号に係る多極形ヒューズ素子においては、複数の出力端子部に夫々接続された溶断部が一の入力端子部側に接続されている。従って、負荷に過電流が流れてしまうことを防止するとともに、分岐回路を容易に電路構成することができるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常、車種が異なる場合は勿論のこと、同一車種の場合であっても、車両のグレードや仕様、出荷地(販売地)等の如何により、搭載負荷の数や質が異なる。また、車種の如何や製造メーカーの都合その他の理由によりモデルライフの長い車種もあるが、このようにモデルライフの長い車種の場合、モデルライフ中であるにも拘わらず、仕様の変更や追加がなされることにより、搭載負荷の数や質が変更される。
【0007】
このため、従来においては、車種、グレード、仕様、出荷地(以下、便宜上、単に「車種等」と称する。)の如何の数に応じた種類分の配電ボックスを製造することにより対応していた。また、仕様の追加又は変更がなされた場合には、既存の配電ボックスの代わりに使用される新規の配電ボックスを製造したり、電線の配線方式(取り回しの仕方)を変更することにより対応していた。
【0008】
即ち、従来技術のヒューズ素子は、分岐機構を有する一部のヒューズ素子があるものの、単に「負荷に過電流が流れてしまうことを防止する」ことのみを目的とするものであった。このため、従来技術のヒューズ素子によれば、車種等の如何に応じた配電ボックスの製造を強いてしまうという問題点があった。また、仕様の追加又は変更がなされた場合には、新規の配電ボックスの製造を強いたり、電線の配線方式の変更を強いてしまうという問題点もあった。ひいては、複数の種類の金型等を要するなど、製造コスト削減の大きな障害となってしまうという問題点があった。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するために為されたものであり、車種等の如何により搭載負荷の質又は数が異なる場合にも、配電体の種類を低減することができるとともに、更には、仕様の追加又は変更により搭載負荷の質や数が変更された場合においても、仕様の追加又は変更前に使用されていた既存の配電体自体の設計変更を強いてしまうことを防止又は抑制することができるヒューズ機構付きジョイントコネクタを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタは、一の電線材の端部を支持する第1コネクタ体、及び他の電線材の端部を支持する第2コネクタ体の両コネクタ体間に配設され、且つ其の両コネクタ体と嵌合可能に形成された絶縁性のケース体を備えると共に、該ケース体内部にヒューズ機構を有するエレメントが収容されたヒューズ機構付きジョイントコネクタにおいて、
前記エレメントは、
いずれも前記ケース体内の幅方向に所定間隔で互いに平行に複数本が配設された、前記第1コネクタ体側の電線材の端部に接続される第1接続端子部 及び前記第2コネクタ体側の電線材の端部に接続される第2接続端子部と、
前記第1接続端子部及び第2接続端子部の両端子部を通電可能に連結する両側端子連結部と、
前記第1接続端子部同士又は第2接続端子部同士を通電可能に連結する同側端子連結部とを備えており、
前記両側端子連結部及び同側端子連結部は、通電電流の大きさに応じて溶断可能とするために前記第1接続端子部及び第2接続端子部よりも断面積の小さくされた溶断部と、その溶断部よりも断面積の大きくされたバスバー部との組み合わせにより構成されており、
前記同側端子連結部のうち、一部の同側端子連結部は、第1接続端子部に対して近い方に形成される近方第5導通バスバー部と、該第1接続端子部に対して遠い方に形成される遠方第5導通バスバー部と、該近方第5導通バスバー部と前記遠方第5導通バスバー部とを、所定間隔毎に連結する連結第5導通バスバー部とによって構成され、
前記ケース体は、
前記エレメントの同側端子連結部の配設箇所に対応する位置に、複数の連結部切断穴が穿設されていると共に、
該複数の連結部切断穴のうち、前記一部の同側端子連結部の配設箇所に対応する位置に設けられた連結部切断穴は、他の連結部切断穴よりも開口寸法が大きく形成されており、
前記エレメントのバスバー部は、第1コネクタ体側の電線材と第2コネクタ体側の電線材とを結ぶ電路、第1コネクタ体側の一の電線材と他の電線材とを結ぶ電路、及び、第2コネクタ体側の一の電線材と他の電線材とを結ぶ電路の少なくとも何れかの電路を構成するために、該電路が前記ケース体の連結部切断穴を介して、一又は複数の箇所において切断され又は切断可能とされている。
【0011】
請求項2記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタは、請求項1記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタにおいて、バスバー部は、溶断部を介して第1接続端子部及び第2接続端子部の両端子部を連結する第1間接バスバー部と、溶断部を介することなく第1接続端子部及び第2接続端子部の両端子部を連結する第1直接バスバー部とを備えている。
【0012】
請求項3記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタは、請求項1又は2に記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタにおいて、バスバー部は、溶断部を介して第1接続端子部同士又は第2接続端子部同士を連結する第2間接バスバー部と、溶断部を介することなく第1接続端子部同士又は第2接続端子部同士を連結する第2直接バスバー部とを備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例について説明する。本発明のヒューズ機構付きジョイントコネクタ(以下、便宜上、単に「ジョイントコネクタ」と称する。)は、一の継電器具と他の継電器具との間に配設されるものであり、車種等の如何により搭載負荷の質又は数が異なる場合にも、配電体の種類を低減することができるとともに、更には、仕様の追加又は変更により搭載負荷の質や数が変更された場合においても、仕様の追加又は変更前に使用されていた既存の配電体自体の設計変更を強いてしまうことを防止又は抑制するものである。
【0014】
図1は、本発明の一実施例であるヒューズ機構付きジョイントコネクタ1の外観斜視図であり、図2は、かかるジョイントコネクタ1の断面図であり、図3は、かかるジョイントコネクタ1を構成するエレメント2のみの平面図である。
【0015】
図1及び図2に示すように、ジョイントコネクタ1は、導電材料(導電性(通電性)を有する材料)から成り且つ電源から負荷へ繋がる電路を構成する部位であるエレメント2と、絶縁材料(絶縁性を有する材料)から成り且つエレメント2を被覆する部位であるケース体3とを備えている。
【0016】
図3に示すように、エレメント2は、第1接続端子部2aと、第2接続端子部2bと、第1ヒューズ溶断部2cと、第2ヒューズ溶断部2dと、第1導通バスバー部2eと、第2導通バスバー部2fと、第3導通バスバー部2gと、第4導通バスバー部2hと、第5導通バスバー部2iとによって構成されている。
【0017】
第1接続端子部2aは、エレメント2の一の端部側(図2〜図4においては、エレメント2の上方側)に夫々並列に複数配設されており、それら複数の第1接続端子部2a、…、2aは、夫々、本ジョイントコネクタ1の入力端子又は出力端子の何れか一方の端子を構成する部位である。一方、第2接続端子部2bは、エレメント2の他の端部側(図2〜図4においては、エレメント2の下方側)に配設されており、それら複数の第2接続端子部2b、…、2bも、第1接続端子部2aと同様に、夫々、本ジョイントコネクタ1の入力端子又は出力端子の何れか一方の端子を構成する部位である。また、各第1接続端子部2aは、後述する図10に示すバッテリー200側の第1コネクタ110内の端子部に接続可能とされ、各第2接続端子部2bは、負荷側の第2コネクタ111の端子部に接続可能とされている。
【0018】
第1ヒューズ溶断部2cは、第1接続端子部2aと第5導通バスバー部2iとを通電可能に連結する部位であり、第1接続端子部2aの延長線上であって第1接続端子部2aと第5導通バスバー部2iとの間に配設されている。一方、第2ヒューズ溶断部2dは、第2接続端子部2bと第5導通バスバー部2iとを通電可能に連結する部位であり、第2接続端子部2bの延長線上であって第2接続端子部2bと第5導通バスバー部2iとの間に配設されている。また、かかる第1ヒューズ溶断部2c及び第2ヒューズ溶断部2dは、夫々、第1ヒューズ溶断部2c及び第2ヒューズ溶断部2dに流れる電流(通電電流)の大きさに応じて溶断可能とするために、第1接続端子部2a及び第2接続端子部2bよりも断面積が小さくされている。従って、かかる通電電流の大きさに応じて第1ヒューズ溶断部2c又は第2ヒューズ溶断部2dが溶断することにより、本ジョイントコネクタ1に接続される負荷に対し、該負荷の許容電流を超える電流(過電流)が流れてしまうことを防止し、ひいては、過電流により負荷が損傷してしまうことを防止することもできるのである。なお、当然に、第1ヒューズ溶断部2c及び第2ヒューズ溶断部2dの両方が設けらなくても一方のみが設けられていれば良いし、第1ヒューズ溶断部2cの配設箇所は第1接続端子部2aの延長線上に限定されるものではなく、第2ヒューズ溶断部2dの配設箇所も第2接続端子部2bの延長線上に限定されるものではない。
【0019】
第1導通バスバー部2eは、第1ヒューズ溶断部2c及び第2ヒューズ溶断部2dを介することなく、隣り合う第1接続端子部2a、2a同士を連結する部位であり、各隣り合う第1接続端子部2a、2a間に夫々配設されている。第2導通バスバー部2fは、第1導通バスバー部2eと同様に、第1ヒューズ溶断部2c及び第2ヒューズ溶断部2dを介することなく、隣り合う第2接続端子部2b、2b同士を連結する部位であり、各隣り合う第2接続端子部2b、2b間に夫々配設されている。これら第1ヒューズ溶断部2c及び第2ヒューズ溶断部2dは、共に、第3導通バスバー部2g及び第4導通バスバー部2hよりも断面積が小さくされている。
【0020】
従って、上記第1導通バスバー部2e(又は、第2導通バスバー部2f)により、隣り合う第1接続端子部2a、2a(又は、第2接続端子部2b、2b)同士を利用して、一の第1接続端子部2a(又は、一の第2接続端子部2b)を入力端子とし他の接続端子部2a(又は、他の第2接続端子部2b)を出力端子とする回路(以下、Uターン回路)を電路構成する際に、第1ヒューズ溶断部2c及び第2ヒューズ溶断部2dを介さない回路(バイパス回路)を容易に電路構成することができるのである。
【0021】
また、第1導通バスバー部2e及び第2導通バスバー部2fにより、隣り合う第1接続端子部2a、2a同士及び第2接続端子部2b、2b同士が夫々連結されるので、エレメント2の剛性を高めることができるのである。ひいては、エレメント2のみが流通される場合(例えば、下請け業者から元請け業者へ流通される場合、部品製造工場から部品組立工場へ流通される場合)においても、第1接続端子部2aや第2接続端子部2bが折れ曲がったり、第1ヒューズ溶断部2cや第2ヒューズ溶断部2dが切断してしまう等、エレメント2が損傷してしまうことを防止することができる。即ち、歩留まりが悪化してしまうことを防止することもできるのである。
【0022】
第3導通バスバー部2gは、第1接続端子部2aと第5導通バスバー部2iとを通電可能に連結する部位であり、第1接続端子部2aの延長線上であって第1接続端子部2aと第5導通バスバー部2iとの間に配設されている。第4導通バスバー部2hは、第2接続端子部2bと第5導通バスバー部2iとを通電可能に連結する部位であり、第2接続端子部2bの延長線上であって第2接続端子部2bと第5導通バスバー部2iとの間に配設されている。
【0023】
第5導通バスバー部2iは、その長手方向が第1ヒューズ溶断部2c、第2ヒューズ溶断部2d、第3導通バスバー部2g、及び第4導通バスバー部2hに対して交差する向きに配設されており、これらの部位2c、2d、2g、2hを介して、第1接続端子部2a同士、第2接続端子部2b同士、及び、第1接続端子部2aと第2接続端子部2bとを連結する部位である。従って、上記部位2c、2d、2g、2hのうちの何れかを利用することにより、Uターン回路を電路構成する場合、第1接続端子部2a(又は第2接続端子部2b)を入力端子とし第2接続端子部2b(又は第1接続端子部2a)を出力端子とする回路(以下、「スルー回路」と称する。)を電路構成する場合の何れの場合おいても、所望の数に分岐する分岐回路を容易に電路構成することができる。更には、Uターン回路であり且つスルー回路でもあるターンスルー回路をも電路構成することができるのである。
【0024】
また、第5導通バスバー部2iは、第1接続端子部2aに対して近い方に形成される近方第5導通バスバー部2i1と、第1接続端子部2aに対して遠い方(第2接続端子部2bに対して近い方)に形成される遠方第5導通バスバー部2i2と、かかる近方第5導通バスバー部2i1と遠方第5導通バスバー部2i2とを所定間隔毎に連結する連結第5導通バスバー部2i3とによって構成されている。従って、複数の連結第5導通バスバー部2i3のうちの所望(所定、適宜)の連結導通バスバー部2i3を切断することにより、近方第5導通バスバー部2iを通る電路及び遠方第5導通バスバー部2i2を通る電路の、重複する二つ以上の電路を同時に構成することができる。ひいては、第1接続端子部2a側又は第2接続端子部2b側のうちの同じ側に入出力端子が設けられた二つ以上のUターン回路、両側に夫々入出力端子が設けられたUターン回路、及び、スルー回路とUターン回路の両方の回路を容易に電路構成することができるのである。
【0025】
上記説明した通り、第1接続端子部2a同士、第2接続端子部2b同士、並びに、第1接続端子部2a及び第2接続端子部2bは、各ヒューズ溶断部2c、2dと各導通バスバー部2e、2f、2g、2h、2iとの組み合わせにより相互に連結されている。従って、これらの部位2c、2d、2e、2f、2g、2h、2iを適宜の箇所において切断することにより所望の電路を構成することができるとともに、その切断箇所又は切断数を変更することにより、複数の種類(パターン)の電路を構成することができるのである。換言すれば、一の「各ヒューズ溶断部2c、2dと各導通バスバー部2e、2f、2g、2h、2iとの」組み合わせにより、車種等の如何に応じた複数種類の電路を構成することができるのである。
【0026】
図4は、エレメント2の切断前におけるジョイントコネクタ1の平面図であり、図5は、エレメント2の切断後におけるジョイントコネクタ1の平面図であり、図6は、エレメント2の切断後におけるジョイントコネクタ1の断面図である。
【0027】
図1、図2、図4及び図5に示すように、ケース体3には、第1導通バスバー部2e、第2導通バスバー部2f、及び第5導通バスバー部2iの配設箇所に、連結部切断穴3aが複数、穿設されている。これら複数の連結部切断穴3a、3a、3aのうち、第5導通バスバー部2iの配設箇所に対応する位置に設けられた連結部切断穴3aは、図1、図2、図5に示す通り、他のバスバー部に対応する連結部切断穴3a、3aよりも開口寸法が大きく形成されている。従って、エレメント2をケース体3により被覆した後においても、各導通バスバー部2e、2f、2iの配設箇所を視認させることができることは勿論のこと、各導通バスバー部2e、2f、2iを適宜箇所において切断することができるのである。更には、各導通バスバー部2e、2f、2iの配設箇所が視認可能とされているので、各導通バスバー部2e、2f、2iを誤った箇所において切断してしまう等、導通バスバー部2c、2eの切断作業の煩雑さを解消することができるとともに、図5及び図6に示すように、エレメント2の切断後においてもジョイントコネクタ1の外観より各導通バスバー部2e、2f、2i切断箇所を把握させることができ、ひいては、一の電路構成とされたジョイントコネクタ1と他の電路構成とされたジョイントコネクタ1とを区別させることができるのである。なお、連結部切断穴3aは、当然に、上記導通バスバー部2i以外の導通バスバー部2e、2fの全ての配設箇所に形成されているものに限られるものではない。
【0028】
次に、図7から図9までを参照して、一の「各ヒューズ溶断部2c、2dと各導通バスバー部2e、2f、2g、2h、2iとの」組み合わせにより構成される、車種等の如何に応じた3つの種類の電路について説明する。なお、本発明の理解を容易とするために、図7から図9までの各図面において、各第1接続端子部2aには、上端の第1接続端子部2aから順番に丸一から丸六までの符号を付す一方、第2接続端子部2bにも、上端の第2接続端子部2bから順番に丸十一から丸十六までの符号を付している。
【0029】
図7(a)に示すエレメント2においては、前述した図3に示した第1導通バスバー部2e、第2導通バスバー部2f、近方第5導通バスバー部2i1、及び遠方第5導通バスバー部2i2が、丸一から丸六までの各間(即ち、丸十一から丸十六までの各間に対応。以下、便宜上、丸一から丸六の符号を優先的に使用する。)において切断されている。従って、図7(b)に示すように、第1接続端子部2a又は第2接続端子部2bを接続端子とする、6つ(複数)のスルー回路を電路構成することができるのである。
【0030】
また、第1接続端子部2aと第2接続端子部2bとの間には、丸二と丸十二との間、丸三と丸十三との間、丸四と丸十四との間、丸五と丸十五との間、及び、丸六と丸十六との間に、第1ヒューズ溶断部2c又は第2ヒューズ溶断部2dが配設される一方、丸一と丸十一との間には、何れのヒューズ溶断部2c、2dも非配設とされている(設けられていない)。従って、第1導通バスバー部2e、第2導通バスバー部2f、近方第5導通バスバー部2i1、及び遠方第5導通バスバー部2i2を丸一から丸六までの各間において切断することにより、スルーヒューズ回路(スルー回路であり且つヒューズ回路である回路)、及びスルーバイパス回路(スルー回路であり且つバイパス回路である回路)の両回路を一つのエレメント2中に電路構成することができるのである。
【0031】
ひいては、通常、ジョイントコネクタ1の上流側(即ち、ジョイントコネクタ1とバッテリーとの間)には、所定の大きさの定格容量を有するヒューズが設けられることが多いが、このヒューズの定格容量の如何によらず、ジョイントコネクタ1の下流側に、所望の許容電流の負荷を設けることができるのである。
【0032】
図8(a)に示すエレメント2においては、前述した図3に示した第1導通バスバー部2eおよび第2導通バスバー部2fが、丸一から丸六までの各間において切断され、近方第5導通バスバー部2i1が、丸一と丸二との間、及び丸五と丸六との間において切断されている。更には、遠方第5導通バスバー部2i2が、丸一と丸二との間、及び丸四と丸五との間において切断され、連絡第五導通バスバー部2i3が、丸二と丸十二との間、丸三と丸十三との間、丸四と丸十四との間、及び丸五と丸十五との間において切断されている。
【0033】
従って、図8(b)に示すように、丸二から丸五までの第1接続端子部2aが入出力端子となるUターン回路、及び、丸十二から丸十四までの第2接続端子部2bが入出力端子となるUターン回路の、両Uターン回路を電路構成することができるとともに、丸一の第1接続端子部2a及び丸十一の第2接続端子部2bを入出力端子とするスルーバイパス回路(スルー回路であり且つバイパス回路でもある回路のこと)、丸六の第1接続端子部2aを入力端子とし丸十五及び丸十六の第2接続端子部2bを出力端子とする分岐回路を電路構成することができるのである。更には、分岐回路及びUターン回路中に、ヒューズ回路及びバイパス回路の両回路を電路構成することもできるのである。即ち、上記4つの異なる種類の回路を一つのエレメント2中に電路構成することができるのである。
【0034】
図9(a)に示すエレメント2においては、前述した図3に示した第1導通バスバー部2eが、丸一から丸五までの各間において、第2導通バスバー部2fが、丸一と丸二との間、及び丸三と丸四との間において、近方第5導通バスバー部2i1が、丸一と丸二との間、及び丸三から丸六までの各間において、遠方第5導通バスバー部2i2が、丸四から丸六までの各間において、夫々切断されている。更には、第2導通バスバー部2hが、丸二と丸十二との間、丸三と丸十三との間、丸四と丸十四との間、及び丸五と丸十五との間において、連結第五導通バスバー部2i3が、丸二と丸十二との間、丸三と丸十三との間、及び丸五と丸十五との間において、夫々切断されている。
【0035】
従って、図9(b)に示すように、丸一の第1接続端子部2aを入力端子とし丸四の第1接続端子部2a及び丸十一の第2接続端子部2bを出力端子とするターンスルー回路、丸二の第1接続端子部2aを入力端子とし丸三の第1接続端子部2aを出力端子とするUターン回路、丸十二及び丸十三の第2接続端子部2bを入出力端子とするUターン回路、並びに、丸六の第1接続端子部2aを入力端子とし丸十四から丸十六までの第2接続端子部2bを出力端子とする分岐回路、4つの異なる種類の回路を電路構成することができるのである。
【0036】
次に、上記のように構成されたジョイントコネクタ1の設置例について説明する。図10は、車両100内にジョイントコネクタ1を設置した状態を示した概略図である。図10に示すように、ジョイントコネクタ1は、エンジンルーム101とキャビン102との境目近傍、即ち、エンジンルーム101とキャビン102とを仕切る仕切板104の近傍に配設され、かかるジョイントコネクタ1の一端側は、バッテリー200側に繋がる第1コネクタ110に接続され、他端側は、負荷側に繋がる第2コネクタ111に接続されている。勿論、ジョイントコネクタ1の設置箇所は、エンジンルーム101とキャビン102との境目近傍に限定されるものではなく、例えば、キャビン102とトランクルーム103との境目近傍に設置されても良いし、キャビン102内のステアリング下部に配設されても良い。
【0037】
ここで、通常、電源であるバッテリー200は、エンジンルーム101内に配設され、配電器であり且つ遮断器でもあるヒューズボックス(図示せず)は、キャビン102内(具体的には、ステアリング(図示せず)の下部)に配設されている。そして、バッテリー200とキャビン102内、及びトランクルーム103内に配設される各負荷(図示せず)とを接続する電線は、かかる仕切板104に穿設された透孔104aを介して各負荷へと接続されるのである。
【0038】
このため、従来においては、エンジンルーム101内、キャビン102内またはトランクルーム103内に負荷を増設した場合、その増設に伴って新設される電線は、負荷へ接続される前に、一度ステアリング下部のヒューズボックスを介する必要があった。このため、配線の取り回しが煩雑となってしまうという不具合(問題点)があった。
【0039】
特に、エンジンルーム101内に負荷を増設した場合には、ヒューズボックスを介した電線を、再度、透孔104aを介して、戻す必要があった。このため、配線の取り回しが煩雑となってしまうことは勿論のこと、透孔104aを通過する電線の量が極端に多くなるため、透孔104aの周縁によって電線が傷ついてしまったり、透孔104a内に電線が通らず別途、仕切板104に透孔を穿設しなければならないという、不具合もあった。
【0040】
しかしながら、前記した通りジョイントコネクタ1をエンジンルーム101とキャビン102との境目近傍に配設することにより、仕様の変更又は追加により搭載負荷の質や数が変更された場合にも、その変更に伴い、配線の取り回しが煩雑となってしまうことを防止することができる。即ち、仕切板104に余分な透孔を穿設する煩雑さを解消することができるのである。
【0041】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は当然に上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察することができるものである。
【0042】
例えば、本実施例によれば、第5導通バスバー部2iは、近方第5導通バスバー部2i1及び遠方第5導通バスバー部2i2の二つの導電板により構成されている。しかしながら、第5導通バスバー部2iは、当然に、二つの導電板により構成されるものに限られるものではなく、一つの導電板により構成されても良いし、三つ以上の導電板により構成されても良い。
【0043】
また、本実施例によれば、ケース体3に連結部切断穴3aが形成されている。しかしながら、各導通バスバー部2e、2f、2g、2h、2iの配設箇所の一部又は全部が、凹部とされ、又は透明とされていても良い。
【0044】
なお、疑義が生じないように念のために説明すれば、特許請求の範囲に記載の「バスバー部」は、溶断部とバスバー部との組み合わせの仕方、及び、両側端子連結部と同側端子連結部との組み合わせの仕方により、必ずしも、「第1間接バスバー部」又は「第1直接バスバー部」の何れか一方の部位に区分できるものではなく、第1間接バスバー部でもあり第1直接バスバー部でもある部位が存在する。同様にして、特許請求の範囲に記載の「バスバー部」は、「第2間接バスバー部」又は「第2直接バスバー部」の何れか一方の部位に区分できるものではなく、第2間接バスバー部でもあり第2直接バスバー部でもある部位が存在する。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタによれば、第1接続端子部と第2接続端子部とを通電可能に連結する両側端子連結部、及び、第1接続端子部同士又は第2接続端子部同士を通電可能に連結する同側端子連結部の両連結部は、溶断部とバスバー部との組み合わせにより構成されており、このバスバー部は、第1コネクタ側の電線材と第2コネクタ側の電線材とを結ぶ電路、第1コネクタ側の一の電線材と他の電線材とを結ぶ電路、及び第2コネクタ側の一の電線材と他の電線材とを結ぶ電路の少なくとも何れかの電路を構成するために、一又は複数の箇所において切断され、又は切断可能とされている。従って、少なくともバスバー部の切断箇所の位置又は数の何れか一方を変更すれば、一の「溶断部とバスバー部との」組み合わせにより、車種等の如何、及び、仕様の追加又は変更の如何に応じた複数種類の電路を構成することができるという効果がある。ひいては、車種等の如何に応じて搭載負荷の質又は数が異なる場合にも、本ヒューズ機構付きジョイントコネクタとともに使用される配電体の規格(仕様)を統一することができる一方、仕様の追加又は変更により搭載負荷の質又は数が変更された場合においても、仕様の変更又は追加前に使用されていた既存の配電体自体を設計変更するという煩雑さを解消することができるのである。
【0046】
請求項2記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタによれば、請求項1に記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタの奏する効果に加え、更に、バスバー部が第1間接バスバー部と第1直接バスバー部とによって構成されており、第1間接バスバー部により、第1接続端子部と第2接続端子部とが溶断部を介して連結され、第1直接バスバー部により、第1接続端子部と第2接続端子部とが溶断部を介することなく連結されるので、一の「溶断部とバスバー部との」組み合わせであるにも拘わらず、一の閉塞空間と他の閉塞空間とを結ぶ電路として、溶断部を介する電路及び溶断部を介さない電路の何れの電路をも構成することができるという効果がある。
【0047】
請求項3記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタによれば、請求項1又は2に記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタの奏する効果に加え、更に、バスバー部が第2間接バスバー部と直接バスバー部とによって構成されており、第2間接バスバー部により、第1接続端子部同士または第2接続端子部同士が溶断部を介して連結され、第2直接バスバー部により、第1接続端子部同士または第2接続端子部同士が溶断部を介して連結されるので、一の「溶断部とバスバー部との」組み合わせであるにも拘わらず、一の閉塞空間側より入って一の閉塞空間側へ抜ける電路、又は他の閉塞空間側より入って他の閉塞空間側へ抜ける電路として、溶断部を介する電路及び溶断部を介さない電路の何れの電路をも構成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるヒューズ機構付きジョイントコネクタ(ジョイントコネクタ)の上方斜視図である。
【図2】 上記ジョイントコネクタの断面図である。
【図3】 上記ジョイントコネクタを構成するエレメントのみの平面図である。
【図4】 上記エレメントの切断前におけるジョイントコネクタの平面図である。
【図5】 上記エレメントの切断後におけるジョイントコネクタの平面図である。
【図6】 上記エレメントの切断後におけるジョイントコネクタの断面図である。
【図7】 (a)は、上記エレメントにより構成される一の電路を示した図であり、(b)は、(a)に示す電路構成を示す回路図である。
【図8】 (a)は、上記エレメントにより構成される他の電路を示した図であり、(b)は、(a)に示す電路構成を示す回路図である。
【図9】 (a)は、上記エレメントにより構成される他の電路を示した図であり、(b)は、(a)に示す電路構成を示す回路図である。
【図10】 上記ジョイントコネクタの一設置例を示した図である。
【符号の説明】
1 ヒューズ機能付きジョイントコネクタ
2 エレメント
2a 第1接続端子部
2b 第2接続端子部
2c 第1ヒューズ溶断部
(同側端子連結部および両側端子連結部並びに溶断部の一部)
2d 第2ヒューズ溶断部
(同側端子連結部および両側端子連結部並びに溶断部の一部)
2e 第1導通バスバー部(同側端子連結部およびバスバー部の一部)
2f 第2導通バスバー部(同側端子連結部およびバスバー部の一部)
2g 第3導通バスバー部
(同側端子連結部、両側端子連結部、及びバスバー部の一部)
2h 第4導通バスバー部
(同側端子連結部、両側端子連結部、及びバスバー部の一部)
2i 第5導通バスバー部
(同側端子連結部、両側端子連結部、及びバスバー部の一部)
3 ケース体
Claims (3)
- 一の電線材の端部を支持する第1コネクタ体、及び他の電線材の端部を支持する第2コネクタ体の両コネクタ体間に配設され、且つ其の両コネクタ体と嵌合可能に形成された絶縁性のケース体を備えると共に、該ケース体内部にヒューズ機構を有するエレメントが収容されたヒューズ機構付きジョイントコネクタにおいて、
前記エレメントは、
いずれも前記ケース体内の幅方向に所定間隔で互いに平行に複数本が配設された、前記第1コネクタ体側の電線材の端部に接続される第1接続端子部及び前記第2コネクタ体側の電線材の端部に接続される第2接続端子部と、
前記第1接続端子部及び第2接続端子部の両端子部を通電可能に連結する両側端子連結部と、
前記第1接続端子部同士又は第2接続端子部同士を通電可能に連結する同側端子連結部とを備えており、
前記両側端子連結部及び同側端子連結部は、通電電流の大きさに応じて溶断可能とするために前記第1接続端子部及び第2接続端子部よりも断面積の小さくされた溶断部と、その溶断部よりも断面積の大きくされたバスバー部との組み合わせにより構成されており、
前記同側端子連結部のうち、一部の同側端子連結部は、第1接続端子部に対して近い方に形成される近方第5導通バスバー部と、該第1接続端子部に対して遠い方に形成される遠方第5導通バスバー部と、該近方第5導通バスバー部と前記遠方第5導通バスバー部とを、所定間隔毎に連結する連結第5導通バスバー部とによって構成され、
前記ケース体は、
前記エレメントの同側端子連結部の配設箇所に対応する位置に、複数の連結部切断穴が穿設されているとともに、
該複数の連結部切断穴のうち、前記一部の同側端子連結部の配設箇所に対応する位置に設けられた連結部切断穴は、他の連結部切断穴よりも開口寸法が大きく形成されており、
前記エレメントのバスバー部は、第1コネクタ体側の電線材と第2コネクタ体側の電線材とを結ぶ電路、第1コネクタ体側の一の電線材と他の電線材とを結ぶ電路、及び、第2コネクタ体側の一の電線材と他の電線材とを結ぶ電路の少なくとも何れかの電路を構成するために、該電路が前記ケース体の連結部切断穴を介して、一又は複数の箇所において切断され又は切断可能とされていることを特徴とするヒューズ機構付きジョイントコネクタ。 - バスバー部は、溶断部を介して第1接続端子部及び第2接続端子部の両端子部を連結する第1間接バスバー部と、溶断部を介することなく第1接続端子部及び第2接続端子部の両端子部を連結する第1直接バスバー部とを備えていることを特徴とする請求項1記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタ。
- バスバー部は、溶断部を介して第1接続端子部同士又は第2接続端子部同士を連結する第2間接バスバー部と、溶断部を介することなく第1接続端子部同士又は第2接続端子部同士を連結する第2直接バスバー部とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒューズ機構付きジョイントコネクタ。
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