JPH05121122A - ヒユーズ及びシヤント機能を有する電気コネクタ - Google Patents

ヒユーズ及びシヤント機能を有する電気コネクタ

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JPH05121122A
JPH05121122A JP3091751A JP9175191A JPH05121122A JP H05121122 A JPH05121122 A JP H05121122A JP 3091751 A JP3091751 A JP 3091751A JP 9175191 A JP9175191 A JP 9175191A JP H05121122 A JPH05121122 A JP H05121122A
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JP
Japan
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fuse
base film
insulator
conductive pattern
parallel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3091751A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Tanaka
光穂 田中
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Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 可撓性絶縁ベースフィルム1上に形成した各
導電路2の所与部位に、ヒューズ部3と、これに並列に
接続する切断加工部4と、これら各導電路の両端に接続
タブ部13を設ける。絶縁体10に所与深さの各窓孔1
2を形成し、これらに各切断加工部を位置させるととも
に、各接続タブ部を絶縁体の両側縁から突出させる。 【効果】 各切断加工部のいずれかを選択的に切断する
ことで、その切断した切断加工部と対をなして並列に接
続するヒューズ部を有する導電路をヒューズ回路として
利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヒューズ及びシャン
ト機能を有する電気コネクタに関し、更に詳しくは、導
電路に設けられた切断加工部を切断することで、これと
並列に設けられたヒューズ部を有する導電路を利用する
ことができるように構成された電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】従来、金
属板をプレス加工して得た複数のストラップ又はポスト
状のコンタクトを絶縁体に配列するとともに、これら各
コンタクトの一部に容易に切断することができるよう
に、これら各コンタクトの一部にV型溝を形成し、又は
これら各コンタクトの一部を細く形成するなどして切断
加工部を設け、これら切断加工部を絶縁体に形成した各
窓孔に位置させた、シャント機能を有するコネクタが知
られている(特開昭55ー56679参照)。
【0003】しかし、この種のコンタクトは、比較的に
厚く剛性が高いことから形状の自由度が低く、プレス精
度に限界があることから各コンタクト間の小ピッチ化が
困難であり、またこうした理由からコネクタの軽薄短小
化の要求に応えることができない。更に、前記各切断加
工部は、これらを切断したとき、材質上弾性復帰(スプ
リングバック)してその切り口が閉じて接続してしまう
傾向がある。このため前記各窓孔を可及的に小さく形成
してそうした弾性復帰の防止をはかっているが、そうし
てある場合には、前記切断加工部の切断の有無を目視で
容易にチェックすることが困難である。
【0004】一方、従来、特定の導電路の一部に導電路
を細く形成して電気抵抗を高くしたヒューズ機能を有す
るフレキシブル印刷配線板が知られている(実開昭53
ー109058参照)。
【0005】しかし、これは、コネクタではなくプリン
ト配線板であるうえ、必要に応じ選択的にヒューズ機能
を付与することができるものではない。
【0006】この発明の課題は、コネクタにおいて、導
電パターンを形成した可撓性絶縁フィルムを従来のプレ
ス加工によるコンタクトに替えて用い、また、必要に応
じ選択的にヒューズ機能を付与することができるように
導電パターンを構成することで、前記欠点を一挙に解決
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
のこの発明に係るコネクタの一つの基本的態様において
は、可撓性絶縁ベースフィルム上に導電パターンを並列
に形成する。この導電パターンを構成する各導電パター
ンエレメントの所与部位に、前記各エレメントの一部か
ら細く形成し電気抵抗を高めたヒューズ部と、前記各エ
レメントの一部から前記各ヒューズ部よりも太く形成し
電気抵抗を低め、前記ベースフィルムを除去し、前記ヒ
ューズ部と並列に接続した切断加工部とを設ける。前記
ベースフィルムを絶縁体内に一体的に固定する。前記各
切断加工部を前記絶縁体に形成した所与深さの各窓孔に
位置させる。前記各導電パターンエレメントの、前記ベ
ースフィルムを除去した接続タブ部を前記絶縁体の側縁
から突出させて設ける。
【0008】この発明に係るコネクタのもう一つの基本
的態様においては、前記各切断加工部で前記各エレメン
トを並列に接続する。
【0009】
【作用】前記構成を有するこの発明に係るコネクタにお
いては、電流は、電気抵抗の低い切断加工部を有する導
電路を通るが、これを切断すると、これと対をなして並
列に接続し電気抵抗の高いヒューズ部を有する導電路を
通り、その電流値が一定以上になると、そのヒューズ部
が溶断しヒューズ機能を果たす。
【0010】
【実施例】図面を参照して、この発明に係るコネクタの
実施例を説明すると、以下のとおりである。
【0011】図1(a),(b)において、可撓性絶縁
ベースフィルム1はプラスチックから作られ、その表面
には薄い銅皮膜(銅箔)である数条の導電パターンエレ
メント2が公知のエッチング技術で並列に形成されてい
る。各導電パターンエレメント2の中央部には細く形成
されたヒューズ部3と、これよりも太く形成された切断
加工部4とが並列に設けられている。各切断加工部4を
囲む帯状領域においては、ベースフィルム1が除去さ
れ、各窓孔5が設けられている。更に、各導電パターン
エレメント2の両端部の近傍を横切る帯状領域において
もベースフィルム1が除去され、各窓孔6が設けられて
いる。
【0012】各導電パターンエレメント2の両端部に連
なる銅箔帯7と、これら銅箔帯7に連なり各導電パター
ンエレメント2から成る導電パターン領域の両外側部に
位置する銅箔帯8とが形成され、更にベースフィルム1
の長さ方向に沿う両側部にスプロケットが係合する送り
孔9が形成されている。銅箔帯7,8は、導電パターン
を電解メッキする際の給電路として用い、またベースフ
ィルム1を加工機で移送するときなどの場合、各導電パ
ターンエレメント2から成る導電パターン領域の損傷を
防護するために形成されている。
【0013】このベースフィルム1は、絶縁材料から成
形された絶縁体10に一体に固定される。絶縁体10に
は前記各窓孔5と合致し各仕切壁11を有する各窓孔1
2が設けられている。絶縁体10の側縁から張り出すベ
ースフィルム1は前記窓孔6の外側縁において切除さ
れ、その結果、各導電パターンエレメント2には接続タ
ブ部13が形成されている(図2参照)。各接続タブ部
13は、図2に示すように、例えば、プリント配線板上
の配線パターンにハンダ付けで接続するに適した形状に
屈曲される。
【0014】図3(a),(b)から明らかなように、
ベースフィルム1は、各窓孔12から露出する各切断加
工部4及び前記各タブ13を除く導電パターン領域にお
いて絶縁体10内に一体的に固定されている。図3
(a)に示すように、絶縁体10の窓孔12は、その上
半分が小さくその下半分が大きく形成されることが、切
断加工部4を切断治具15で切断するときに好ましい
(図3(c)参照)。また、図3(b)に示すように、
各窓孔12に底部14が形成されていることが、切断加
工部4を切断治具15で切断するとき、コネクタの下面
に位置するプリント配線板を過って損傷することから防
止するうえで好ましい(図3(c)参照)。
【0015】図4(a),(b)においては、前記各切
断加工部4が各導電パターンエレメント2を並列に接続
するように形成され、各切断加工部4に沿って位置する
帯状領域においては、ベースフィルム1が除去され、各
窓孔5が設けられている。また、各ヒューズ部3を横切
る帯状領域においては、ベースフィルム1が除去され、
ヒューズ状態を視認する絶縁体10の窓孔17と合致す
る窓孔16が形成されている。その他の構成は図1
(a),(b)及び図2に示す態様と同じであるので、
同一部分に同じ符号を付して説明を省略する。
【0016】
【発明の効果】この発明に係るコネクタによれば、従来
のプレス加工による導電コンタクトに替えて、可撓性絶
縁ベースフィルムに導電パターンを形成したものを用い
てあるので、しかも導電パターンは前記コンタクトに比
較して高精度加工が可能なエッチングで形成することが
できるので、導電パターンを構成する各導電パターンエ
レメントの形状の自由度が高く、小ピッチ化などが可能
であって、コネクタの軽薄短小化の要求に応えることが
できる。しかも各導電パターンエレメントの切断加工部
は、前記コンタクトに比較して薄いうえに、絶縁体上に
開口する所与深さの窓孔に他の部位を絶縁体に固定され
た緊張状態で位置するので、極めて弱い切断力で容易に
切断することができるとともに、前記コンタクトとは異
なり、切断後に弾性復元して切り口が閉じて接続してし
まうようなおそれもなく、その切断が確実である。
【0017】必要に応じて各切断加工部のいずれかを選
択的に前述のように切断することで、この切断した切断
加工部と対をなして並列に接続するヒューズ部を有する
導電路を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明に係るコネクタに用いる
ための、ベースフィルム上の導電パターンを示す平面
図。図1(b)は前記ベースフィルムを絶縁体に固定し
た平面図。
【図2】図1(b)の斜視図。
【図3】図3(a),(b)はそれぞれの窓孔の態様を
有する前記コネクタの断面図、図3(c)は窓孔に位置
する導電パターンエレメントの切断加工部を切断治具で
切断する例を示す前記コネクタの断面図。
【図4】図4(a)はこの発明に係るコネクタに用いる
ための、ベースフィルム上の別例の導電パターンを示す
平面図。図4(b)は図4(a)のベースフィルムを絶
縁体に固定した平面図。
【符号の説明】
1 ベースフィルム 2 導電パターンエレメント 3 ヒューズ部 4 切断加工部 10 絶縁体 12 窓孔 13 接続タブ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性絶縁ベースフィルム上に並列に形成
    された導電パターンを構成する各導電パターンエレメン
    トの所与部位に、 前記各エレメントの一部から細く形成された電気抵抗が
    高いヒューズ部と、 前記各エレメントの一部から前記各ヒューズ部よりも太
    く形成された電気抵抗が低く、前記ベースフィルムが除
    去され、前記各ヒューズ部と並列に接続する切断加工部
    とが設けられ、 前記ベースフィルムが絶縁体内に一体的に固定され、 前記各切断加工部が前記絶縁体に形成された所与深さの
    各窓孔に位置し、 前記各導電パターンエレメントの、前記ベースフィルム
    が除去された接続タブ部が前記絶縁体の側縁から突出し
    て設けられているヒューズ及びシャント機能を有する電
    気コネクタ。
  2. 【請求項2】可撓性絶縁ベースフィルム上に並列に形成
    された導電パターンを構成する各導電パターンエレメン
    トの所与部位に、 前記各エレメントの一部から細く形成された電気抵抗が
    高いヒューズ部と、 前記各エレメントの一部から前記各ヒューズ部よりも太
    く形成された電気抵抗が低く、前記ベースフィルムが除
    去され、前記各エレメントを並列に接続する切断加工部
    とが設けられ、 前記ベースフィルムが絶縁体内に一体的に固定され、 前記各切断加工部が前記絶縁体に形成された所与深さの
    各窓孔に位置し、 前記各導電パターンエレメントの、前記ベースフィルム
    が除去された接続タブ部が前記絶縁体の側縁から突出し
    て設けられているヒューズ及びシャント機能を有する電
    気コネクタ。
JP3091751A 1991-03-28 1991-03-28 ヒユーズ及びシヤント機能を有する電気コネクタ Withdrawn JPH05121122A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001093399A (ja) * 1999-09-28 2001-04-06 Taiheiyo Seiko Kk マルチスローブローヒューズ
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Effective date: 19980514