JP4731674B2 - 空気調和機の取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機本体が機能別に複数ブロックに分割された筐体において、搬入、据付けする際に、吊りロープを使って吊り上げ、前記複数ブロックの筐体を互いに接続し、据付け基礎面にアンカーボルトで締結する機能を備えた空気調和機の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気調和機の取付装置について図4を参照しながら説明する。図に示すように、エアーフィルター筐体ブロック107、熱交換器筐体ブロック108、送風装置筐体ブロック109と機能別に構成された空気調和機において、吊り専用金具101は前記筐体を現場搬入する際に使用され、ブロック接続金具102は前記筐体を接続ボルトナット104にて接続する際に使用され、ブロック架台103は前記筐体をアンカーボルト105にて据付け基礎に固定する際に使用される。各金具は目的に合致した形状で製作されている為、吊り専用金具101は、現場搬入後、廃却されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の取付装置では、吊り専用の形状で製作されており、搬入後は廃却されているという課題があった。
【0004】
また、接続金具、アンカー固定金具を各々目的に合致した形状で製作されている為、資源が有効に利用されていないという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、吊り金具を3面から形成される部品で製作することにより、搬入後、ブロック接続及びアンカー固定金具として利用でき、また、現場における廃棄物の削減に繋がる吊り金具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の空気調和機の取付装置は、空気調和機本体が機能別に複数ブロックに分割された筐体において、前記筐体を吊りロープを使って吊り上げるために前記筐体の据付けベースの側面部位に設けられる吊り金具としての取付装置にあって、前記側面部位に一体的に固定されるベース取付け面と、このベース取付け面の下端端部から水平方向に屈曲した据付け面と、前記ベース取付け面の側端部から鉛直方向に屈曲した継手面とを有し、前記ベース取付け面には、前記筐体の据付けベースの側面に取り付けるためのボルト孔を設け、前記据付け面には、前記筐体を据え付ける基礎面に固定するためのアンカーボルト孔を設け、前記継手面には、前記筐体を吊り上げる吊りロープを張架するフックと、前記複数ブロックの筐体を互いに接続するためのボルト孔を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による空気調和機の取り付け装置は、空気調和機本体が機能別に複数ブロックに分割された筐体において、前記筐体を吊りロープを使って吊り上げるために前記筐体の据付けベースの側面部位に設けられる吊り金具としての取付装置にあって、前記側面部位に一体的に固定されるベース取付け面と、このベース取付け面の下端端部から水平方向に屈曲した据付け面と、前記ベース取付け面の側端部から鉛直方向に屈曲した継手面とを有し、前記ベース取付け面には、前記筐体の据付けベースの側面に取り付けるためのボルト孔を設け、前記据付け面には、前記筐体を据え付ける基礎面に固定するためのアンカーボルト孔を設け、前記継手面には、前記筐体を吊り上げる吊りロープを張架するフックと、前記複数ブロックの筐体を互いに接続するためのボルト孔を設けたため、1つの部品形状で、吊りとアンカー固定、ブロック接続とアンカー固定、ブロック接続と吊りと兼用することが出来る。また、部品を兼用することにより現場における、廃棄物の削減にも繋がる。
【0008】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0009】
【実施例】
(実施例1)
図1に示すように、本実施例の空気調和機の取付装置となる吊り金具4は、エアーフィルター筐体ブロック1、熱交換器筐体ブロック2、送風装置筐体ブロック3と機能別に構成された空気調和機の筐体の据付けベースの側面部位に取り付けられるものである。その構成は、前記側面部位に一体的に固定されるベース取付け面21と、このベース取付け面21の下端端部から水平方向に屈曲した据付け面22と、前記ベース取付け面21の側端部から鉛直方向に屈曲した継手面23から構成されている。前記ベース取付け面21は、筐体の据付けベースの側面部位にボルト接続するためのボルト孔26(筐体取付用)を有している。そして、前記据付け面22は、空気調和機を据え付ける基礎面にアンカーボルトで固定するためのアンカーボルト孔(アンカーボルト取付け穴)を有している。また、継手面23には、前記筐体を吊り上げる吊りロープを張架するフック24と、前記複数ブロックの筐体を互いに接続するためのボルト孔25(ブロック接続用)が設けられている。
【0010】
このような構成によれば、図1に示すような空気調和機の工場出荷時には、ブロックごとに分けて、図2に示すようにトラックへの積載、現場搬入時に積み下ろしを行う。吊り金具4は、各ブロックの据付けベースに取り付けられている。そして、図2に示すように、吊りロープ11を吊り金具4のフック24に引っ掛け、吊りフック10にて移動する。搬入後は、吊り金具4をブロック接続ボルトナット6を使用してブロック同士を接続する。また、アンカーボルト5を使用して前記筐体を据付ける基礎面と固定する。よって、吊り金具4は、搬出・搬入時に吊る部品と現場固定用の部品を兼用することができ、現場における廃棄物の削減が可能となる。
【0011】
【発明の効果】
以上の発明から明らかなように、本発明によれば取付装置として、吊りとアンカー固定、ブロック接続とアンカー固定、ブロック接続と吊り、吊りとブロック接続とアンカー固定と兼用することができ、現場における廃棄物の削減と資源の有効利用に繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の実施例1の吊り金具としてのブロック接続、アンカー固定状態を示す斜視図
(b)同図aの吊り金具(○印部)の拡大斜視図
【図2】 本発明の実施例1の搬入時の吊り詳細図
【図3】 本発明の実施例1の吊り金具詳細図
【図4】 (a)従来の空気調和機のブロック構成図とブロック接続、アンカー固定状態を示す斜視図
(b)同図aの吊り金具部分(○印部)の拡大正面図
(c)同図bのA−A′断面図
【符号の説明】
1 エアーフィルター筐体ブロック
2 熱交換器筐体ブロック
3 送風装置筐体ブロック
4 吊り金具
5 アンカーボルト
6 ブロック接続ボルトナット
7 フレーム
8 コーナージョイント
9 外装板
10 吊りフック
11 吊りロープ
21 ベース取付け面
22 据付け面
23 継手面
24 フック
25 ボルト孔(ブロック接続用)
26 ボルト孔(筐体取付用)
101 吊り専用金具
102 ブロック接続金具
103 ブロック架台
104 ブロック接続ボルトナット
105 アンカーボルト
106 外装板
107 エアーフィルター筐体ブロック
108 熱交換器筐体ブロック
109 送風装置筐体ブロック
Claims (1)
- 空気調和機本体が機能別に複数ブロックに分割された筐体において、
前記筐体を吊りロープを使って吊り上げるために前記筐体の据付けベースの側面部位に設けられる吊り金具としての取付装置にあって、
前記側面部位に一体的に固定されるベース取付け面と、
このベース取付け面の下端端部から水平方向に屈曲した据付け面と、
前記ベース取付け面の側端部から鉛直方向に屈曲した継手面とを有し、
前記ベース取付け面には、前記筐体の据付けベースの側面に取り付けるためのボルト孔を設け、
前記据付け面には、前記筐体を据え付ける基礎面に固定するためのアンカーボルト孔を設け、
前記継手面には、前記筐体を吊り上げる吊りロープを張架するフックと、前記複数ブロックの筐体を互いに接続するためのボルト孔を設けた空気調和機の取付装置。
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JP2000357297A JP4731674B2 (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | 空気調和機の取付装置 |
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JP2000357297A JP4731674B2 (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | 空気調和機の取付装置 |
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JP2002162095A JP2002162095A (ja) | 2002-06-07 |
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2000
- 2000-11-24 JP JP2000357297A patent/JP4731674B2/ja not_active Expired - Fee Related
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