JP2594260Y2 - 天井装着型空調装置 - Google Patents

天井装着型空調装置

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JP2594260Y2
JP2594260Y2 JP1993007804U JP780493U JP2594260Y2 JP 2594260 Y2 JP2594260 Y2 JP 2594260Y2 JP 1993007804 U JP1993007804 U JP 1993007804U JP 780493 U JP780493 U JP 780493U JP 2594260 Y2 JP2594260 Y2 JP 2594260Y2
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JP
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bolt
air conditioner
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ceiling
conditioner main
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希佳 新井
啓一 兼杉
裕司 河村
一郎 田中
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、住宅、特にユニット
建物の天井に装着する空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、図9に示す様に、まず
吊りボルト固定用部材70を建物ユニット40の天井開
口部41上に架設し、しかる後にこの吊りボルト固定具
70に吊りボルト15の上部をナット61で挟持して固
定し、更に空調装置本体1の側面に設けられた吊りブラ
ケット60に該吊りボルト15の下部をナット62で挟
持して固定することにより、建物ユニット40の天井の
野縁50間に空調装置本体1を装着するようにしていた
(実開昭61−93714号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装着では、吊りボルトを固定するために吊りボルト固定
具を天井に架設する必要があるので、空調装置本体の天
井への装着は、工場での建物ユニット製造工程では行え
ず、現地で行うしかなかった。
【0004】また、天井の野縁間の寸法は規格で定まっ
ているが、従来の空調装置本体の装着では、吊りボルト
を吊りブラケットにナットで固定しなければならないの
で、空調装置本体と野縁との間にはスパナで前記ナット
を回すための空間が余分に必要となる。このため、空調
装置本体の幅を狭く設定する必要があった。
【0005】更に、吊りボルトを吊りボルト固定部材に
固定するには空調装置本体に設けられた吊りブラケット
の間隔と同じ寸法になる様に位置調整して固定しなけれ
ばならないので、その装着工程が面倒であった。
【0006】更にまた、吊りボルト固定用部材を所定の
高さで設置する必要があるため、下の階下の天井面と上
の階の床面との空間が狭い場合には、空調装置本体を装
着することが困難であった。
【0007】そこで、この考案は、上記問題点に鑑み、
工場での建物ユニット製造工程において装着でき、空調
装置本体と野縁との間にスパナでナットを回すための空
間が不要で、且つ吊りボルトを天井に固定するに際して
の位置調整をしなくても済み、更には下の階の天井面と
上の階の床面との空間がある程度狭くても装着可能な天
井装着型空調装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案に係る天井装着型空調装置は、屈曲した先
端部24を有するJボルト22と、Jボルト22に螺合
するカラー20と、このカラー20に螺合の上部ボルト
16とより成る吊りボルト15と、この吊りボルト15
の上部ボルト16に係止される取付ブラケット28とを
備え、前記吊りボルト15は、それに係止する取付ブラ
ケット28が建物ユニット40の野縁50に固定されて
吊持され、空調装置本体1がその下面に形成の切り欠き
3に前記吊りボルト15のJボルト22の先端部24を
挿入して天井に設置されるものである。
【0009】
【作用】従って、従来の様な吊りボルト固定部材の架設
は必要ないため空調装置本体を工場での建物ユニット製
造工程において装着でき、また取付ブラケット28を吊
りボルト15に予め係止しておくので空調装置本体
装着の際に取付ブラケット28の位置調整もせずに済
み、更に空調装置本体と野縁50との間にスパナでナ
ットを回すための空間が必要ないので空調装置本体
幅を最大限採ることができ、更にまたほぼ空調装置本体
分の高さが下の階の天井面と上の階の床面との間にあ
れば装着可能であり、これによって上記課題を解決する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0012】図1乃至図3において、この考案に係る天
井装着型空調装置の全体構成が示されている。
【0013】空調装置本体1は、箱状のケース2と、か
かるケース2内に収納された図示しない熱交換器等の空
調機器により構成されるものであり、後述する様に空調
装置本体1と建物ユニット40の野縁50との間に吊り
ボルト15が配置できる様に、かかる空調装置本体1の
幅は野縁50,50間の内幅より幾分小さくなってい
る。
【0014】また、上記ケース2のうち、側面2aとか
かる側面2aに対向する側面2bには、両脇近傍に2個
づつホルダー5が四角く穿たれた取付孔4に挿嵌されて
いる。このホルダー5の先端側において、下記する吊り
ボルト15を挟持するための湾曲した突起片9,9が平
板状の基部8から延出して形成されている。
【0015】また、前記ホルダー5の後端側においては
係止部10が前記基台8から矢じり状に延出されている
が、かかる係止部10は復元力を有する弾性体により形
成されている。このためホルダー5の先端側を持って取
付孔4に係止部10を挿入すれば係止部10を取付孔4
の周縁内部に係止するこができる。尚、前記基部8は取
付孔4より大きいので、基部8より先端側が取付孔4内
に誤って挿入されるこはない。
【0016】吊りボルト15は、図2で示した様に上部
ボルト16,カラー20及びJボルト22とにより構成
されているもので、このうち上部ボルト16は、スパナ
等で嵌める六角形状の頭部17と、円柱部18と、カラ
ー20のネジ孔21に嵌挿されるネジ切り柱19とを連
接して形成されており、このうち頭部17と円柱部18
は下記する長孔30よりは大きく孔29よりは小さい径
をなしている。
【0017】カラー20は、先端に進むに従って若干窄
んでいく略円筒形状をなし、上部ボルト16及びJボル
ト22を嵌挿できるネジ孔21がその中央を貫通してい
る。また、Jボルト22は、上端がネジ切りされたJ字
状をなしているものである。そして、かかるJボルト2
2の先端部24が空調装置本体1の下面2cに形成され
た切り欠き3に挿入されると共に胴部23が前記したホ
ルダー5の突起片9,9に挟持されることにより、空調
装置本体1に固定できる様になっている。
【0018】前記吊りボルト15に係止される取付ブラ
ケット28は、平板形状をなすと共に、その略中央にお
いて孔29と長孔30とが連通して穿たれており、孔2
9側の縁部においてネジ32を介して野縁50に固定す
るための固定孔31が複数形成されている。尚、吊りボ
ルト15を取付ブラケット28に係止した場合、図3に
示す様に、取付ブラケット28は、前記固定孔31が形
成された側の端が野縁50上に載置できるようになって
いる。また、ネジ32の代わりにボルト、くぎを用いて
も良いものである。
【0019】押さえ金具11は、空調装置本体1の下面
2cに穿たれた固定孔14と、押さえ金具11の一方端
に形成された孔12とをピン13で固定することによ
り、Jボルト22の先端部24が押さえられ空調装置本
体1からJボルト22が外れないようにするものであ
る。但し、かかる押さえ金具11は空調装置本体1の運
搬時又は吊り上げ具55で吊り上げた時において外れな
い様にするものであるから、現地では除去される。
【0020】上記した空調装置本体1を天井に装着する
ためのホルダー5,吊りボルト15,取付ブラケット2
8及び押さえ金具11は、天井に装着する前に予め空調
装置本体1に取付られるもので、以下この工程を説明す
る。
【0021】まず、空調装置本体1の取付孔4にホルダ
ー5を固定する。次に、吊りボルト15の上部ボルト1
6をカラー20のネジ孔21に嵌挿し、しかる後にカラ
ー20の下側からJボルト22をネジ孔21に嵌挿させ
ることにより吊りボルト15を完成する。
【0022】次に、吊りボルト15のうち上部ボルト1
6の頭部17及び円柱部18を取付ブラケット28の孔
29に下側かから挿入し、しかる後に長孔30側にスラ
イドさせる。これにより吊りボルト15と取付ブラケッ
ト28が一体となる。
【0023】更に、吊りボルト15のうちJボルト22
の先端部24を空調装置本体1の切り欠き3に挿入した
後、ホルダー5の湾曲片9,9で胴部23を挟持する。
更にまた、押さえ金具11をピン13を介して空調装置
本体1の下面2cに固定することにより、Jボルト22
の先端部24を固定する。
【0024】これにより、取付ブラケット28と一体の
吊りボルト15は空調装置本体1に確実に固定され、ク
レーン等の吊り上げ具55で空調装置本体1を吊り上げ
建物ユニット40の野縁50上に載置した場合、取付ブ
ラケット28によりネジ32で固定せずとも空調装置本
体1は落下することがない。
【0025】また、空調装置本体1の天井への装着に際
図9で示す従来例の吊りブラケット(図上60)及
び吊りブラケット固定用具(図上70)等が不要とな
るので、部品点数を減少できる。そしてこれに伴い、吊
りブラケット(図上60)に、吊りボルト15を固定
するナット(図上62)も不要となるので、ナット
(図上62)を回すためのスパナ等用の余分な空間は
不要となる。
【0026】更に、吊りブラケット固定用具(図上7
0)を建物ユニット40の開口部41上に架設する必要
がないので、工場での建物ユニット40のライン製造に
おいて以下に述べるような工程で空調装置本体1を天井
に装着することが可能である。
【0027】まず、かかる工程を図4で説明すると、空
調装置本体1の上面に穿たれた孔43,43にクレーン
等の吊り上げ具55を引掛けるこができる様に頭部がO
状のアイボルト44,44を嵌挿する。
【0028】次に、図5で示す様に上記アイボルト4
4,44に吊り上げ具55のロープ56を引掛けて空調
装置本体1を吊り上げ、建物ユニット40の野縁50上
に載置する。かかる場合において、取付ブラケット28
が野縁50に係止されるため、空調装置本体1は落下す
ることがない。しかる後に、吊り上げ具55を外し、図
3に示す様に取付ブラケット28をネジ32で野縁50
上に固定する。尚、かかる場合、取付ブラケット28は
吊りボルト15と一体になっているので、取付ブラケッ
ト28,28の間隔を吊りボルト15,15間に対応さ
せるような位置調整は不要となり、装着作業の簡略化を
図れる。
【0029】最後に、図6で示す様に前記アイボルト4
4を外した後、断熱材45を貼って空調装置本体1に穿
たれた孔43を塞ぎ、図1で示すように、天井開口部
1上41をグリル図1上35で塞ぐことにより、空調装
置本体1の天井への装着作業は全て完了する。
【0030】尚、空調装置本体1を持ち上げ吊りボル
ト15のJボルト22の切り欠き3との係止を解いて、
それからJボルト22を回転することによって空調装置
本体1の高さ調整,傾き調整ができるので、現地におい
て短時間で調整をすることができる。また、空調装置本
体1を持ち上げ、吊りボルト15のJボルト22の切り
欠き3との係止を解いて、それからJボルト22を90
度回転することで空調装置本体1をメンテナンスのため
に天井から降ろすことができる。
【0031】以上において、工場での建物ユニット40
の製造工程で空調装置本体1を予め建物ユニット40の
天井に装着する工程について説明してきたが、現場にお
いて空調装置本体1を装着するものであっても良いもの
である。
【0032】即ち、予め吊りボルト15を孔29に下側
から挿入して長孔30にスライドさせて取付ブラケット
28と吊りボルト15とを一体に取付け、しかる後に固
定孔31にネジ32を挿嵌することにより、取付ブラケ
ット28を野縁50に固定しておく。次に、予め上側に
持ち上げておいた空調装置本体1を降ろし、下面2cに
形成された切り欠き3に吊りボルト15のうちJボルト
22の先端部23を挿入することにより空調装置本体1
を野縁50に載置固定しても良いものである。
【0033】この場合、上記取付ブラケット28の形状
は、上述の平板状のものに限定されず、図7に示すよう
に断面がT字形状を成し、取付ブラケット28の垂直部
にネジ32を挿嵌するための固定孔31が穿たれたもの
でも良いものである。尚、前記取付ブラケット28の垂
直部は吊りボルト15の頭部ボルト16が下側から挿嵌
できるよう孔29よりも図7上左側に寄っている必要が
ある。
【0034】また、図8に示す様に、取付ブラッケット
28は上側に延出する端部28aと下側に延出する端部
28bとを有する形状を成し、取付ブラケット28の水
平部28cにネジ32を挿嵌するための固定孔31が穿
たれたものであっても良いものである。このような構成
によれば、前記端部28aにより空調装置本体1が両側
から固定されるので、空調装置本体1のガタつきを防止
することができる。また、端部28bを野縁50の側部
に接するように取付ブラケット28が設置されれば、そ
のままネジ32を挿嵌するための固定孔31の位置が容
易に決定できる。
【0035】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、空調
装置本体の下面の切り欠きに、取付ブラケットを備えた
吊りボルトを挿入することにより吊りボルトを空調装置
本体に固定できるため、空調装置本体を工場での建物ユ
ニット製造工程において天井に装着できる。
【0036】また、取付ブラケットに形成された固定孔
により予め取付場所が位置決めされているので取付ブラ
ケットと一体の吊りボルトを固定の際の位置調整もせず
に済むことができる。
【0037】更に、空調装置本体と野縁との間にスパナ
でナットを回すための空間が不要なので、その分空調装
置本体の幅を従来より採ることができる。なお、吊りボ
ルトは、JボルトとこのJボルトに螺合するカラーと、
このカラーに螺合する上部ボルトとより成っており、該
吊りボルトは直線状で、Jボルトの先端部が空調装置の
下面に露出しており、空調装置本体を持ち上げ、吊りボ
ルトとの係合を解いて、それからJボルトを回転させる
ことにより空調装置の高さの調整、傾き調整ができる
し、またJボルトを90度回転することで、空調装置本
体を天井から降ろすこともできる。
【0038】更にまた、ほぼ空調装置本体分の高さが下
の階の天井面と上の階の床面との間にあれば空調装置本
体を天井に装着することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る空調装置本体が建物ユニットの
天井に装着された状態を示す図である。
【図2】同上の、空調装置本体に吊りボルト等を取付け
る工程を示した説明図である。
【図3】同上の、取付ブラケットを建物ユニットの野縁
に固定する工程を示した説明図である。
【図4】同上の空調装置本体に吊り上げ具により吊り上
げ可能にするための工程を示した斜視図である。
【図5】同上の天井の野縁に空調装置本体を吊り上げ具
により載置した状態を示した斜視図である。
【図6】同上の天井の野縁に空調装置本体を載置固定し
た後の最終工程を示した斜視図である。
【図7】同上の取付ブラケットの第2の実施例を示した
説明図である。
【図8】同上の取付ブラケットの第3の実施例を示した
説明図である。
【図9】従来の空調装置本体が建物ユニットの天井に装
着された状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 空調装置本体 2a 側面 2b 側面 2c 下面 3 切り欠き 5 ホルダー 15 吊りボルト 22 Jボルト 23 胴部 24 先端部 28 取付ブラケット 40 建物ユニット 50 野縁
フロントページの続き (72)考案者 田中 一郎 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番 地 株式会社ゼクセル 江南工場内 (56)参考文献 実開 昭56−175621(JP,U) 実開 平4−74223(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/32 F16M 13/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲した先端部24を有するJボルト2
    2と、Jボルト22に螺合するカラー20と、このカラ
    ー20に螺合の上部ボルト16とより成る吊りボルト1
    5と、 この吊りボルト15の上部ボルト16に係止される取付
    ブラケット28とを備え、 前記吊りボルト15は、それに係止する取付ブラケット
    28が建物ユニット40の野縁50に固定されて吊持さ
    れ、空調装置本体1がその下面に形成の切り欠き3に前
    記吊りボルト15のJボルト22の先端部24を挿入し
    て天井に設置されたことを特徴とする 天井装着型空調装
    置。
JP1993007804U 1993-02-03 1993-02-03 天井装着型空調装置 Expired - Lifetime JP2594260Y2 (ja)

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JPH0659723U JPH0659723U (ja) 1994-08-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038095Y2 (ja) * 1980-05-30 1985-11-14 三菱電機株式会社 空気調和機の懸吊装置
JPH0474223U (ja) * 1990-11-06 1992-06-29

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