JPS6038095Y2 - 空気調和機の懸吊装置 - Google Patents

空気調和機の懸吊装置

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JPS6038095Y2
JPS6038095Y2 JP1980075480U JP7548080U JPS6038095Y2 JP S6038095 Y2 JPS6038095 Y2 JP S6038095Y2 JP 1980075480 U JP1980075480 U JP 1980075480U JP 7548080 U JP7548080 U JP 7548080U JP S6038095 Y2 JPS6038095 Y2 JP S6038095Y2
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JP
Japan
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air conditioner
hanging
suspension system
vibration
ceiling plate
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JP1980075480U
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JPS56175621U (ja
Inventor
正夫 成田
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えば天井面あるいは粱などから吊り下げら
れた吊り金具によって空気調和機を懸吊するタイプの空
気調和機に係るもので、特にその耐震性の向上に関する
ものである。
第1図、第2図はそれぞれ従来の空気調和機の懸吊装置
を示す正面図、側面図であり、これらの図において、1
は天井面あるいは粱、2はこの天井面あるいは粱に固定
されたアンカボルト、3はこのアンカボルト2に固定さ
れた吊り下げ枠、4はこの吊り下げ枠3の上部に設けら
れた吊り下げ棒、5はこの吊り下げ棒4に固定された吊
りボルト、6はこの吊りボルト5の下部に固定された先
端がU字形に折れ曲がった吊り金具、7は空気調和機、
8はこの空気調和機7下部に設けられたアングル、9は
天井板であり、上記空気調和機7は上記吊り金具6を上
記アングル8に引掛けて、上記天井板9の上部に吊り下
げられる。
従来の空気調和機の懸吊装置は上記のように構成されて
いるので、地震時に天井面あるいは粱1が水平方向に振
動した場合、アンカボルト2にって天井面あるいは粱に
固定された吊り下げ枠3は天井面あるいは粱と同様に水
平方向に振動する。
このとき空気調和機7は吊りボルト5の上端を支点とし
、吊りボルト5と吊り金具6を振り子の腕とした振り子
運動を行なう。
この振り子運動の固有周波数fは吊りボルト5と吊り金
具6の長さの和を1、重力加速度をgとした場合、式(
1)によって表わされる。
f=悶J (H2) ・・・(1)式(1)
によると上記振り子運動の固有周波数と地震動の主要周
波数範囲が一致することがあり、このとき上記従来の空
気調和機の懸吊装置には振動を減衰させる摩擦部などが
少ないため、空気調和機が大きな振動振幅で振動するこ
とがあった。
従来の空気調和機の懸吊装置は地震時に上記にような動
作をするので、空気調和機7と天井板9が衝突すること
があり、空気調和機7または天井板9が損傷することが
あるという欠点と、この衝撃によって吊り金具6が、ア
ングル8から外える危険性があるという欠点があった。
この考案は空気調和機が地震などの振動を受けた場合に
空気調和機の振動を抑制し、空気調和機と天井板の衝突
を防ぐことによって空気調和機および天井板などの損傷
を防ぎ、また空気調和機の吊り金具がアングルから外れ
ることのない安全性の高い空気調和機の懸吊装置を提供
するものである。
第3図および第4図はこの考案の一実施例を示す図であ
り、それぞれの図において5〜7は上記従来装置と全く
同一のものである。
10は吊り金具6の一部に固定された摩擦材であり、第
4図に示すように空気調和機7を懸吊したときに空気調
和機7と吊り金具6との間に挾まれるように構成されて
いる。
上記のように構成された空気調和機の懸吊装置において
は地震などの振動によって空気調和機7に振り子状の振
動が誘発された場合、摩擦材10が空気調和機の側面を
摺動し、この摩擦力によって上記の振動を減衰させる。
第5図は上記実施例の動作を従来装置と対比して表わし
た図であり、天井面の正弦波振動に対する空気調和機の
振動増幅率αを周波数fの関数として示したものである
図において曲線A1曲線Bはそれぞれ従来装置と上記実
施例の振動増幅率を示しており、従来装置では振動増幅
率の共振時の値が約2であるのに対し、この考案の実施
例では振動増幅時の値が1.05である。
したがって、上記実施例では空気調和機7の振動が大幅
に抑制され、空気調和機7と天井板9の衝突が起こりに
くく、たとえ、空気調和機7と天井板9の衝突が起こっ
た場合でも空気調和機7と天井板の衝突時の相対速度が
小さいため、大きな衝撃力が発生しない。
このため、空気調和機7または天井板9が損傷しにくく
、また衝撃によって吊り金具6がアングル8から外れる
危険性が殆んどないという効果がある。
なお、上記実施例では摩擦材10を吊り金具6に固定す
ることにより空気調和機の懸吊装置の振動減衰を図って
いるが、逆に摩擦材10を空気調和機7に固定しても同
様の効果を期待できる。
この考案は以上説明したとおり、吊り金具と空気調和機
との間に摩擦材を設けることにより地震時の空気調和機
の振動増幅率を効果的に抑制し、空気調和機あるいは天
井板の損傷を防止する効果と、吊り金具が空気調和機の
アングルから外れることを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の空気調和機の懸吊装置を示す正面図、第
2図は従来の空気調和機の懸吊装置を示す側面図、第3
図および第4図はこの考案の一実施例を示す部分斜視図
および側面図、第5図は従来のものとこの考案の装置と
の振動時における振動増幅率を示す図である。 図において、1は天井面あるいは梁、6は吊り金具、7
は空気調和機、10は摩擦材である。 なお各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井面あるいは粱などから吊り下げられた吊り金具に空
    気調和機下部を引っ掛けて懸吊する空気調和機において
    、上記吊り金具と空気調和機との間に摩擦材を設けたこ
    とを特徴とする空気調和機の懸吊装置。
JP1980075480U 1980-05-30 1980-05-30 空気調和機の懸吊装置 Expired JPS6038095Y2 (ja)

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JPS56175621U JPS56175621U (ja) 1981-12-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2594260Y2 (ja) * 1993-02-03 1999-04-26 株式会社ゼクセル 天井装着型空調装置

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JPS56175621U (ja) 1981-12-25

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