JP3308212B2 - 床の振動減衰構造 - Google Patents

床の振動減衰構造

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JP3308212B2 JP16642898A JP16642898A JP3308212B2 JP 3308212 B2 JP3308212 B2 JP 3308212B2 JP 16642898 A JP16642898 A JP 16642898A JP 16642898 A JP16642898 A JP 16642898A JP 3308212 B2 JP3308212 B2 JP 3308212B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床の振動減衰構造
に関し、特に、支持点間の距離が長く、しかも振動減衰
率の低い床材を用いた床の振動減衰構造に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、ガラス材や石材等の床材を用いた床は、これらの材
料が振動減衰率の低いものであるため、一旦振動が加わ
ると、なかなか揺れが止まらない状態となる。
【0003】特に、このような床において、支持点間の
距離の長い、大スパン、大面積のものになると、中央部
分の揺れが一層大きくなってしまうものである。
【0004】例えば、床を上方から吊り部材で吊り下げ
る吊り床や床の下部に張弦部材を取り付けて床のたわみ
を防止するようにした張弦床などでは、対向する支持点
間の距離が長く、中央部分の揺れが大きなってしまうも
のである。
【0005】また、吊り床などでは、床の外縁部分を歩
く際に、床が揺れてしまうものである。
【0006】本発明は、このような点に着目してなされ
たもので、その目的は、支持点間の距離が長く、しかも
振動減衰率の低い床材を用いた床の振動を確実に減衰す
ることができる床の振動減衰構造を提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、吊り床や張弦床など
に適した床の振動減衰構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためになしたもので、請求項1記載の発明は、支持
点間の距離が長く、床材に振動減衰率の低い材料を用い
た床の振動減衰構造であって、前記床のほぼ中央位置に
配設され、前記床の鉛直方向の振動を減衰させるパッシ
ブ型制振装置と、前記床の端部と前記支持点との間に配
設され、床歩行時の振動を減衰する減衰材と、を有する
ことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、支持点間の距離が長く、
床材に振動減衰率の低い材料を用いた床の全体の鉛直方
向の振動を床のほぼ中央位置に配置したパッシブ型制振
装置により振動を確実に減衰させることができ、しか
も、床外縁部の歩行時の振動を減衰材により確実に減衰
することができ、いずれの位置においても振動のない床
を構築することができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記床材は、ガラス材、石材若しくは鋼材またはこ
れらの組合せで構成されることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、床材が、ガラス材、石材
若しくは鋼材またはこれらの組合せで構成される場合に
も、十分な振動減衰効果が得られる。
【0012】請求項3記載の発明は、鋼材で組まれた床
梁に床材を設けると共に、前記床梁のほぼ中央位置に下
方に突出する張弦支持部材を設け、この張弦支持部材と
前記床梁の縁部との間に張弦部材を張設した床の振動減
衰構造であって、前記張弦支持部材は、内部中空に形成
され、この張弦支持部材内に床の鉛直方向の振動を減衰
させるパッシブ型制振装置を配設したことを特徴とす
る。
【0013】本発明によれば、床のほぼ中央位置に配置
したパッシブ型制振装置によって張弦床の全体の鉛直方
向の振動を確実に減衰させることができ、振動のない張
弦床を構築することができる。
【0014】また、パッシブ型制振装置は、張弦支持部
材内に配置されるため、外部に露出することが無く、外
観上良好で、しかも、床上から挿入可能となり、施工性
も向上することとなる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3におい
て、前記パッシブ型制振装置は、振動減衰用の錘部材
と、この錘部材の上下に配設されて前記張弦支持部材に
接続されたばねとを有することを特徴とする。
【0016】本発明によれば、錘部材の上下にばねが配
設されているため、錘部材の上下の移動量を小さくして
張弦支持部材の長さを短くすることができ、床全体の厚
さを薄くして軽量感を持たせることができる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項3または4
において、前記床梁の外縁部は、受け部材に接続され、
この受け部材と前記床梁外縁部との間に床歩行時の振動
を減衰する減衰材が配設されていることを特徴とする。
【0018】本発明によれば、床梁の外縁部が歩行によ
って振動しやすい状態になっている場合であっても、減
衰材によって歩行時の振動を確実に減衰することがで
き、より確実な振動減衰が可能となる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項3〜5のい
ずれかにおいて、前記床材は、ガラス材、石材若しくは
鋼材またはこれらの組み合わせで構成されることを特徴
とする。
【0020】本発明によれば、張弦床において、床材
が、ガラス材、石材若しくは鋼材またはこれらの組合せ
で構成される場合にも、十分な振動減衰効果が得られ
る。
【0021】請求項7記載の発明は、鋼材で組まれた床
梁に床材を設け、外縁部を吊り部材にて吊り下げた床の
振動減衰構造であって、前記床のほぼ中央位置に配設さ
れ、前記床の鉛直方向の振動を減衰させるパッシブ型制
振装置と、前記床の端部に配設され、床歩行時の振動を
減衰する減衰材と、を有することを特徴とする。
【0022】本発明によれば、外縁部を吊り部材にて吊
り下げた床の全体の鉛直方向の振動を、床のほぼ中央位
置に配設したパッシブ型制振装置によって確実に減衰す
ることができ、しかも、床の端部に配設した減衰材によ
って床端部付近の歩行時の振動を確実に減衰することが
でき、その結果、吊り床の振動を確実に防止できること
となる。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項7におい
て、前記吊り部材は、前記床梁の外縁部に連結され、前
記減衰材は、前記吊り部材と床梁の外縁部との間に配設
されることを特徴とする。
【0024】本発明によれば、吊り部材と床梁外縁部と
の連結部において、減衰材により、床外縁部付近の歩行
時の振動を確実に減衰することができる。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項7におい
て、前記床梁の外縁部は、受け部材に接続され、この受
け部材と前記床梁外縁部との間に床歩行時の振動を減衰
する減衰材が配設されていることを特徴とする。
【0026】本発明によれば、受け部材と床梁外縁部と
の間の減衰材により、床外縁部付近の歩行時の振動を確
実に減衰することができ、しかも、万が一吊り部材が切
断したような場合に、受け部材によって床梁を支持して
床の落下を防止することができる。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項7〜9の
いずれかにおいて、前記床材は、ガラス材、石材若しく
は鋼材またはこれらの組み合わせで構成されることを特
徴とする。
【0028】本発明によれば、吊り床において、床材
が、ガラス材、石材若しくは鋼材またはこれらの組合せ
で構成される場合にも、十分な振動減衰効果が得られ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0030】図1〜図7は、本発明の一実施の形態にか
かる床の振動減衰構造を示す図である。
【0031】本実施の形態に係る床の振動減衰構造は、
図1及び図2に示すように、床10の外縁部を複数の吊
り部材12にて上方から吊り下げた支持点間の距離が長
い大面積の吊り床に用いられている。
【0032】また、床10は、図3にも示されるよう
に、張弦床として構成されるようになっており、鋼材に
て組まれた張弦式の床梁14と、この床梁14上に敷設
される格子状に組まれた根太材16aとその上に設けら
れた床材16bを有する。
【0033】床梁14は、張弦支持部材18と、この張
弦支持部材18を中心に放射状に配設された複数の梁材
20と、これら複数の梁材20の途中位置に設けられる
第1及び第2の水平リング梁22、24と、張弦部材2
6とを有する。
【0034】張弦支持部材18は、図4及び図5に示す
ように、内部中空の円筒状の鋼管にて形成され、その下
部外周に張弦部材26取り付け用の複数のリブ28が放
射状に突出形成されている。
【0035】また、張弦支持部材18の上部外周面に
は、梁材20の基端部が固定され、張弦支持部材18は
床梁14の下方に突出した状態にされている。
【0036】梁材20は、図2及び図3に示すように、
鋼材30の両側面に木材製の化粧材32が取り付けられ
た状態となっており、その両端部では鋼材30が露出し
た状態とされている。
【0037】また、鋼材30の外縁側の端部は、図4及
び図6に示すように、下側部分が一部切り欠かれた状態
となっている。
【0038】第1の水平リング梁22は、張弦支持部材
18から所定距離外方に離れて、張弦支持部材18と同
心円上に配設され、複数の梁材20同士を連結した状態
とされている。
【0039】第2の水平リング梁24は、第1の水平リ
ング梁22からさらに所定距離外方に離れて、張弦支持
部材18と同心円上に配設され、複数の梁材20同士を
連結した状態とされている。
【0040】また、これら第1及び第2の水平リング梁
22は、鋼材にて形成されている。
【0041】張弦部材26は、棒鋼にて形成されるもの
で、各梁材20に対応して複数設けられている。
【0042】各張弦部材26は、一端が張弦支持部材1
8のリブ28に連結され、他端が梁材20の外縁部に連
結されて、張弦支持部材18、梁材20及び張弦部材2
6によって三角形が形成され、床梁14の撓みをなくす
ようにしている。
【0043】また、張弦部材26は、梁材20にむくり
を持たせた状態で取り付けられ、自重で梁材20が水平
状態を維持できるようにされている。
【0044】床材16bは、ガラス材で構成され、床梁
14上のほぼ全面に円形に敷設された状態となってお
り、振動減衰率が低い状態となっている。
【0045】本実施の形態では、床材16bとしてガラ
ス材を用いているが、例えば、石材やコンクリート材あ
るいは鋼材等を床材として用いる場合にも、振動減衰率
が低い状態となるものである。
【0046】吊り部材12は、例えば棒鋼やワイヤにて
形成され、各吊り部材12は、各梁材20と対応した位
置で、上端が例えば図示せぬ屋根等の鉄骨フレームに連
結され、下端が各梁材20の外縁部側の端部に連結され
た状態となっている。
【0047】このように、床10を張弦床とし、しか
も、床材16bとして振動減衰率の低いガラス材を用い
ることとしているため、床10上を歩いた際に、その振
動が減衰されずに、床10全体が鉛直方向に振動してな
かなか揺れが止まらない状態となり易く、特に中央部分
において揺れが大きくなり易いものである。
【0048】また、吊り床となっているため、床10の
外縁部分を歩いた際に、床10が振動し易いものであ
る。
【0049】そこで、図4に示すように、床10のほぼ
中央部分にパッシブ型制振装置34を配設して床10全
体の鉛直方向の振動を減衰すると共に、床10の外縁部
に減衰材36を配設して床10の外縁部を歩いた際の振
動を減衰させるようにしている。
【0050】具体的には、パッシブ型制振装置34は、
床10の中央に位置する内部中空の張弦支持部材18内
に配設されるようになっている。
【0051】このパッシブ型制振装置34は、図5に示
すように、ケース38内に振動減衰用の錘部材40が上
下動可能に収納されており、ケース38の底面と錘部材
40の底面との間には錘部材40の動きを規制するばね
42が設けられている。
【0052】また、錘部材40の上面には、ケース38
の上面から上方に突出するフランジ部44が設けられ、
このフランジ部44とケース38の上面との間にも、錘
部材40の動きを規制するばね46が設けられている。
【0053】そして、このような構成のパッシブ型制振
装置34を、張弦支持部材18の上開口48部分から、
張弦支持部材18内に挿入して、張弦支持部材18内に
形成した支持フランジ部50上に載置し、支持フランジ
部50とケース38を固定するようにしている。
【0054】このように、パッシブ型制振装置34は、
張弦支持部材18内に収納されて床10上に突出しない
ため邪魔になることがない。
【0055】また、錘部材40の上下に設けられ、ケー
ス38を介して張弦支持部材18に接続されたばね4
2、46を有するため、錘部材40の上下方向の移動量
を小さくすることができ、それだけ張弦支持部材18の
長さを短くすることができ、床10の厚さを薄くして軽
量感を出すことが可能となる。
【0056】さらに、パッシブ型制振装置34は、床1
0上から張弦支持部材18内に挿入することができるた
め、取り付け作業性を向上させることができる。
【0057】減衰材36は、図6及び図7に示すよう
に、床10の周囲に立設した複数の受け部材としての柱
材52と、この柱材52に対応する梁材20の外縁側の
端部との間に配設されるようになっている。
【0058】具体的には、各梁材20と対応する柱材5
2には、梁材20の端部に対応した形状で、梁材20の
端部よりも大きめの切り込み54が形成され、この切り
込み54内に梁材20の端部が挿入可能にされている。
【0059】梁材20の端部には、減衰材36が装着さ
れ、この減衰材36は、梁材20の端部外周を覆う減衰
ゴム56と、この減衰ゴム56の周囲を囲繞する角形鉄
枠58とを有し、梁材20の端部及び角形鉄枠58に
は、ボルト挿通孔60、62が横方向に形成されてい
る。
【0060】そして、梁材20の端部及び減衰材36を
柱材52の切り込み54内に挿入し、柱材52からボル
ト挿通孔60、62にボルト64を貫通させて締付け、
角形鉄枠58と切り込み54との間に接着剤66を圧入
して固定するようにしている。
【0061】この場合、ボルト挿通孔60、62は、ボ
ルト64の径よりも若干大きく形成され、ボルト64に
対して梁材20の端部が移動可能にされて、減衰ゴム5
6による振動減衰が可能にされている。
【0062】また、切り込み54内の減衰材36下部に
は、接着剤66が切り込み54の下部に回り込むのを防
止する型枠68が設けられている。
【0063】このように、梁材20の端部を柱材52に
接続して振動を減衰させることにより、床10の外縁部
歩行時の振動を減衰することができると共に、床10の
水平方向の揺れをも防止することができる。
【0064】また、柱材52と梁材20の端部とをボル
ト64にて接続することで、万が一吊り部材12が切断
したような場合に、柱材52によって梁材20を支持し
て床10の落下を防止することができる。
【0065】以上のように、本実施の形態では、張弦
床、かつ、吊り床で、床材16bとして振動減衰率の低
いガラス材を用いた床であっても、ほぼ中央部のパッシ
ブ型制振装置34及び外縁部の減衰材36によって、確
実に振動を防止することが可能となる。
【0066】図8及び図9は、本発明の他の実施の形態
に係る床の振動減衰構造を示す図である。
【0067】この実施の形態では、前記実施の形態にお
ける梁材20の端部と、受け部材としての柱材52との
間に配設した減衰材36に代えて、梁材20の端部と、
吊り部材12との間に減衰材70を配設するようにして
いる。
【0068】この減衰材70は、角形鋼管72内に減衰
ゴム74を設け、この減衰ゴム74内に梁材20の端部
を貫通支持させている。
【0069】また、角形鋼管72と、梁材20の端部と
は、角形鋼管72から梁材20の端部に形成したボルト
挿通孔76を貫通するボルト78によって連結されるよ
うになっている。
【0070】このボルト挿通孔76は、ボルト78と直
接接触しないように、ボルト78の外径よりも大きく形
成され、減衰ゴム74による振動減衰が確実に行えるよ
うになっている。
【0071】また、角形鋼管72の上面には、連結ブラ
ケット80が一体に突出形成され、この連結ブラケット
80に吊り部材12の下端が連結されている。
【0072】なお、本実施の形態では、前記実施の形態
における梁材20の端部と、受け部材としての柱材52
との間に配設した減衰材36に代えて、梁材20の端部
と、吊り部材12との間に減衰材70を配設している
が、減衰材36に加えて減衰材70を配設することで、
より一層の振動減衰効果と、床10の水平方向の揺れ防
止と、万が一の際の床10の落下防止を図ることが可能
となる。
【0073】他の構成及び作用は、前記実施の形態と同
様につき、説明を省略する。
【0074】本発明は、前記各実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の実施
の形態に変形可能である。
【0075】例えば、前記各実施の形態では、張弦床
で、かつ、吊り床とした床を示したが、この例に限ら
ず、張弦床または吊り床のみの構造とすることも可能で
あり、あるいは、支持点間の距離の長い通常の床にも適
用することができる。
【0076】また、前記実施の形態では、パッシブ型制
振装置と減衰装置とを組み合わせて用いる場合について
説明したが、張弦床で、外縁部を下部構造体に支持させ
て、外縁部を歩行した際に振動することがないような場
合には、外縁部の減衰装置を省略することも可能であ
る。
【0077】さらに、床材としてガラス材のみを用いた
場合について説明したが、ガラス材の他、石材、コンク
リート材、鋼材あるいはこれらの組合せのように振動減
衰率の低い床材を用いる場合にも適用可能である。
【0078】また、床の形状は円形とされているが、こ
れに限らず種々の形状を採用することができる。
【0079】さらに、梁材の端部を受ける受け部材とし
て柱材を示したが、柱材に限らず、梁材の端部を受ける
ことができるものであれば、種々のものを採用すること
ができる。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる床の振動減衰構
造を用いた床を示す斜視図である。
【図2】図1の床梁の状態を上方からみた拡大斜視図で
ある。
【図3】図2の床梁を下方からみた斜視図である。
【図4】本実施の形態における床の振動減衰構造を示す
縦断面図である。
【図5】図4のV部の拡大断面図である。
【図6】梁材端部と柱材との間に配設した減衰材を示す
部分断面図である。
【図7】図6のVII-VII線に沿う断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る減衰材の斜視図
である。
【図9】図8の縦断面図である。
【符号の説明】
10 床 12 吊り部材 14 床梁 16b 床材 18 張弦支持部材 20 梁材 26 張弦部材 34 パッシブ型制振装置 36、70 減衰材 40 錘部材 42、46 ばね 52 柱材 56、74 減衰ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−109692(JP,A) 特公 平7−6300(JP,B2) 特公 平4−19344(JP,B2) 特許2683447(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/43 E04F 15/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持点間の距離が長く、床材に振動減衰
    率の低い材料を用いた床の振動減衰構造であって、 前記床のほぼ中央位置に配設され、前記床の鉛直方向の
    振動を減衰させるパッシブ型制振装置と、 前記床の端部と前記支持点との間に配設され、床歩行時
    の振動を減衰する減衰材と、 を有することを特徴とする床の振動減衰構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記床材は、ガラス材、石材若しくは鋼材またはこれら
    の組合せで構成されることを特徴とする床の振動減衰構
    造。
  3. 【請求項3】 鋼材で組まれた床梁に床材を設けると共
    に、前記床梁のほぼ中央位置に下方に突出する張弦支持
    部材を設け、この張弦支持部材と前記床梁の縁部との間
    に張弦部材を張設した床の振動減衰構造であって、 前記張弦支持部材は、内部中空に形成され、この張弦支
    持部材内に床の鉛直方向の振動を減衰させるパッシブ型
    制振装置を配設したことを特徴とする床の振動減衰構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記パッシブ型制振装置は、振動減衰用の錘部材と、 この錘部材の上下に配設されて前記張弦支持部材に接続
    されたばねとを有することを特徴とする床の振動減衰構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、 前記床梁の外縁部は、受け部材に接続され、この受け部
    材と前記床梁外縁部との間に床歩行時の振動を減衰する
    減衰材が配設されていることを特徴とする床の振動減衰
    構造。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかにおいて、 前記床材は、ガラス材、石材若しくは鋼材またはこれら
    の組み合わせで構成されることを特徴とする床の振動減
    衰構造。
  7. 【請求項7】 鋼材で組まれた床梁に床材を設け、外縁
    部を吊り部材にて吊り下げた床の振動減衰構造であっ
    て、 前記床のほぼ中央位置に配設され、前記床の鉛直方向の
    振動を減衰させるパッシブ型制振装置と、 前記床の端部に配設され、床歩行時の振動を減衰する減
    衰材と、 を有することを特徴とする床の振動減衰構造。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記吊り部材は、前記床梁の外縁部に連結され、 前記減衰材は、前記吊り部材と床梁の外縁部との間に配
    設されることを特徴とする床の振動減衰構造。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記床梁の外縁部は、受け部材に接続され、この受け部
    材と前記床梁外縁部との間に床歩行時の振動を減衰する
    減衰材が配設されていることを特徴とする床の振動減衰
    構造。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかにおいて、 前記床材は、ガラス材、石材若しくは鋼材またはこれら
    の組み合わせで構成されることを特徴とする床の振動減
    衰構造。
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