JP2573812Y2 - 天井装着部材用固定金具 - Google Patents

天井装着部材用固定金具

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JP2573812Y2
JP2573812Y2 JP1991106038U JP10603891U JP2573812Y2 JP 2573812 Y2 JP2573812 Y2 JP 2573812Y2 JP 1991106038 U JP1991106038 U JP 1991106038U JP 10603891 U JP10603891 U JP 10603891U JP 2573812 Y2 JP2573812 Y2 JP 2573812Y2
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locking
seat
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hole
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JP1991106038U
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JPH0547135U (ja
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桂蔵 高橋
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Fujita Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建造物の天井スラブに
固定した軽量鉄骨等の梁材に吊架する天井乃至空調機器
等の天井装着部材用固定金具とその固定部の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建造物の空調設備は、ビル屋上等に集中
設置した熱交換装置から屋内の各吹出口に空調ダクトを
配管して、空調空気を供給するものであったが、この方
式の場合には、吹出口ごとに温度、流量、作動の切入等
を任意に設定することができにくいため、設置場所、環
境条件の相違等によって生じる冷えすぎ、冷え不足等の
問題を解決することができなかった。
【0003】これに対応して近時は、各室ごと或いは各
吹出口ごとに空調機器を独立的に配設するシステムが採
用されるようになっている。これは熱源や送風機を吹出
口裏側にセットしてなる所謂ファンコイルユニットとし
て構成されているかなりの重量の空調ユニットを、天井
面の所定吹出口に両下面が揃うように合わせて配置し、
天井裏に交差架設したC形チャンネル材に吊架して設置
しているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このシステム
は、C形チャンネル材は軽量鉄骨工事屋が架設する一
方、C形チャンネル材を溶接して固定するために溶接用
の足場も組み、その後、溶接工が交差チャンネルを溶接
固着すると共に、空調ユニットを吊架するための吊りボ
ルト支持具を該C形チャンネルに溶接固着し、その後に
該支持具を利用して吊りボルトにより空調ユニットを設
置施工しているものであるため、作業性と熟練性の両面
が要求され、作業上かなり負担の大きいものであった。
【0005】本考案は、このような問題点に着眼し、空
調ユニットを吹出口ごとに配設するシステムにおいて、
溶接をしない施工手段を採用し、熟練性を要することな
く天井部の施工作業を簡便になし得るようにしたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、天井装着部材を吊架する吊り金具を挿通
可能でかつ該吊り金具に螺着したナットを係止可能な係
止孔を形成した係止座と、該係止座から立設した起立部
と、該起立部から所定間隙をもって係止座形成側に折返
した固定座とを少なくとも具備し、前記係止孔は、起立
部から係止座の中間部より先端寄り側部位までの長孔と
すると共に起立部の係止孔上部をナットを挿入可能な拡
大孔部とし、係止座の係止孔周縁部に沿ってナットが回
転せずに係止する間隔を持って突縁を形成し、 当該突縁
は、突縁両側基端部を起立部に連結して係止座端縁部ま
で延設すると共に、突縁先端部が係止孔先端縁を囲んで
なる連続突縁とし、 係止孔、凸縁間のナット載置部の基
端部を係止孔内で起立させて、起立部の係止孔内下側部
にナット係止部を形成してなる天井装着部材用固定金具
としたものである。
【0007】上記において、上記起立部、固定座間の所
定間隙において梁材側面部を挟着するように固定座に挟
着部を設けるのが好ましい。
【0008】
【0009】
【作用】梁材の側面部を起立部と固定座との間隙に挿入
して挟着すると共に、梁材の内側面に固定座を当接させ
れば、固定金具を梁材に固定することができる。次に、
起立部の拡大孔部を通して天井装着部材を吊架するため
の吊り金具上部を係止孔に挿通し、当該吊り金具上部に
ナットを螺着し、該ナットを係止座に係止すれば、吊り
金具を天井装着部材に吊架することができる。突縁は、
ナットを係止してナットの回転を阻止すると共に、係止
座の長手方向が折れ線となるような外力に対して補強リ
ブとして働く。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面によって説明
する。図示の固定金具1は、矩形金属プレートをプレス
加工することによって簡便に製造可能であるが、本考案
の構成は製法の如何によって限定されないことは勿論で
ある。また、以下では、梁材をC形チャンネル材として
説明する。
【0011】固定金具1は、下端に水平板状の係止座2
を有し、この係止座2の一側端から垂直板状の起立部3
を折曲形成し、起立部3上端から下方に所定間隙4をも
って折返した垂下板状の垂下固定座5aを形成し、さら
に該固定座先端から水平に折曲して上記係止座の上方に
対面状に位置する水平板状の水平固定座5bを形成し、
該垂直固定座5aと水平固定座5bとで固定座5とな
し、上記係止座2と水平固定座5bとの間隔は、吊り金
具10の上下長さ調整が可能なように適度な距離を保っ
て設定してあり、このようにして全体を折曲形成してな
っている。
【0012】また、上記係止座2には、その中央部を含
んで垂直面3側に開口した切欠孔としての係止孔6を形
成し、垂直面3には、該係止孔6と連通し、吊り金具1
0及びこれに螺着するナット11が挿通可能な大きさ
で、好ましくは水平固定座5bの高さに略々至る大きさ
の切欠孔7を形成し、上記係止座2上面の係止孔6周囲
にはナット11の回り止め兼側方への抜け外れ防止とし
ての突起8を形成し、上記垂直固定座5aには、垂直面
3間の間隙4内に突出しかつ該垂直面3とによってチャ
ンネル材12の側面部を挟着可能な突部9を適個数形成
してある。
【0013】なお、上記において、突起8は、係止座2
を折曲して形成することも可能であるが、別体成形物を
溶接して形成することができる。また、上記突部9に代
えて、垂直固定座5aのみに或いは垂直固定座5aと垂
直面3とを通してボルト孔を穿設し、チャンネル材12
にボルトで或いはボルトナットで締付け固定する構成と
することができる。
【0014】上記固定金具1によれば、間隙4にチャン
ネル材12の側面部を嵌め込むようにして固定座5をチ
ャンネル材12に掛止し、垂直固定座5a、水平固定座
5bを共にチャンネル材12の内面に当接させて固定
し、その上で、係止座2の上側にナット11を配置し、
吊り金具10の上部を係止孔6に通して該ナット11を
螺着させれば、該ナット11が係止座2に係止して、吊
り金具10が固定金具1に吊架される。
【0015】吊り金具10とナット11の螺合状態を調
節することにより、水平固定座5bと係止座2との間隔
内の長さ相当分だけ吊り金具10の長さを調節すること
ができ、一方、ナット11は突起8によって回り止めさ
れておりかつ抜け外れるおそれがない。
【0016】また、吊り金具10を支持する係止座2が
チャンネル材の下側に位置していることにより、さらに
特には水平固定座5bと係止座2とが上下対向位置にあ
ることにより、重心と吊り金具の支点とが面内で略合致
するので、強いねじれ圧が生じるたとがなく、吊架状態
が安定して好ましい。吊り金具による吊架は、空調機器
に限らず、天井材その他任意の天井装着部材の吊架が可
能である。
【0017】
【考案の効果】上記のようにして本考案によれば、現場
加工する必要がなく、簡潔かつ強固な形態であって、か
つ掛止するだけの簡便な操作によって固定が可能な天井
装着部材用固定金具を提供することができ、この固定金
具に形成してある係止孔に吊り金具を挿通しナットを螺
合させれば、吊り金具を吊架することができるので、吊
り金具を用いた天井装着部材の装着施工作業が極めて簡
便なものとなると共に、安定した吊架状態を得ることが
できる。特に固定座部分と係止座とを対面状として形成
してあれば、荷重を重心付近でとらえることができるの
で、固定の安定性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る固定金具の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の固定金具による吊架状態を示す断面図で
ある。
【図3】図2の吊架状態の左側面図である。
【符号の説明】
1 固定金具 2 係止座 3 垂直面 4 間隙 5 固定座 5a 垂直固定座 5b 水平固定座 6 係止孔 8 突起 9 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−143116(JP,U) 実開 昭62−189414(JP,U) 実開 昭49−87714(JP,U) 実開 昭54−21751(JP,U) 実開 昭60−37431(JP,U) 実開 昭63−26490(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 9/18 F16B 39/00 - 43/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井装着部材を吊架する吊り金具を挿通
    可能でかつ該吊り金具に螺着したナットを係止可能な係
    止孔を形成した係止座と、該係止座から立設した起立部
    と、該起立部から所定間隙をもって係止座形成側に折返
    した固定座とを少なくとも具備し、前記係止孔は、起立部から係止座の中間部より先端寄り
    側部位までの長孔とすると共に 起立部の係止孔上部をナ
    ットを挿入可能な拡大孔部とし、係止座の係止孔周縁部
    に沿ってナットが回転せずに係止する間隔を持って突縁
    を形成し、 当該突縁は、突縁両側基端部を起立部に連結して係止座
    端縁部まで延設ると共に、突縁先端部が係止孔先端縁
    を囲んでなる連続突縁とし、 係止孔、凸縁間のナット載置部の基端部を係止孔内で起
    立させて、起立部の係止孔内下側部にナット係止部を形
    成してなる 天井装着部材用固定金具。
JP1991106038U 1991-11-29 1991-11-29 天井装着部材用固定金具 Expired - Lifetime JP2573812Y2 (ja)

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JPH0547135U JPH0547135U (ja) 1993-06-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016205084A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 株式会社ケーワン 天井下地構造及び接合治具

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JPS62189414U (ja) * 1986-05-22 1987-12-02
JPH0524724Y2 (ja) * 1988-01-30 1993-06-23

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