JPH0524724Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0524724Y2 JPH0524724Y2 JP1988011608U JP1160888U JPH0524724Y2 JP H0524724 Y2 JPH0524724 Y2 JP H0524724Y2 JP 1988011608 U JP1988011608 U JP 1988011608U JP 1160888 U JP1160888 U JP 1160888U JP H0524724 Y2 JPH0524724 Y2 JP H0524724Y2
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- JP
- Japan
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- piece
- insert
- hanging bolt
- nut
- hole
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- Expired - Lifetime
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 6
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案はインサート調整金具に係り、コンク
リート建造物において、照明器具、ダクト、レー
スウエーその他の電設部材又は衛生、空調部材等
を吊下支持するため天井に施工されたインサート
の位置ずれを調整して、吊りボルトを取付けるイ
ンサート調整金具に関する。
リート建造物において、照明器具、ダクト、レー
スウエーその他の電設部材又は衛生、空調部材等
を吊下支持するため天井に施工されたインサート
の位置ずれを調整して、吊りボルトを取付けるイ
ンサート調整金具に関する。
(従来の技術)
従来より、インサートや吊りボルトに照明器具
等を吊下支持する吊りボルトを取付ける吊り金具
として、インサートや吊りボルトとの相互間に断
面略コ字状の吊り金具を介して取り付ける金具が
ある(実開昭49−2218号公報参照)。
等を吊下支持する吊りボルトを取付ける吊り金具
として、インサートや吊りボルトとの相互間に断
面略コ字状の吊り金具を介して取り付ける金具が
ある(実開昭49−2218号公報参照)。
ところが、コンクリート建造物において、コン
クリート打設中にコンクリートの圧力や作業の衝
撃でこのインサートの位置がずれることがあつ
た。
クリート打設中にコンクリートの圧力や作業の衝
撃でこのインサートの位置がずれることがあつ
た。
そこで、このインサートの位置ずれを調整する
ため、例えば実公昭48−35528号公報により、吊
りボルトが挿通される長孔を有するケース体と、
ケース体内に設けられ、吊りボルトの取付け位置
を調整する長溝内に摺動自在にナツトを内蔵する
基板とから成り、ケース体の長孔から基板の長溝
内のナツトに吊りボルトを固定して使用される建
物用インサートが開示されている。
ため、例えば実公昭48−35528号公報により、吊
りボルトが挿通される長孔を有するケース体と、
ケース体内に設けられ、吊りボルトの取付け位置
を調整する長溝内に摺動自在にナツトを内蔵する
基板とから成り、ケース体の長孔から基板の長溝
内のナツトに吊りボルトを固定して使用される建
物用インサートが開示されている。
また、第8図に示されるように、略溝型鋼状の
金具底板21にインサート取付孔22と吊りボル
ト取付用長孔23が開穿されて成り、インサート
に取付後にインサートの位置ずれがあつた場合、
これを修正すべく吊りボルト24取付用長孔23
の適位置に吊りボルト24を取付けるインサート
調整金具が提供されている。
金具底板21にインサート取付孔22と吊りボル
ト取付用長孔23が開穿されて成り、インサート
に取付後にインサートの位置ずれがあつた場合、
これを修正すべく吊りボルト24取付用長孔23
の適位置に吊りボルト24を取付けるインサート
調整金具が提供されている。
一方、吊りボルトに懸吊りされる水平板に長孔
を設け、この長孔に更に吊りボルトを懸吊する床
用ハンガが提供されている。
を設け、この長孔に更に吊りボルトを懸吊する床
用ハンガが提供されている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、前者の建物用インサートによれ
ば、インサート自体に長孔に沿つて線状に調整自
在な吊りボルトの取付構造を設けたものであるか
ら線状の範囲でしか調整することが出来ず、しか
も、コンクリート打設後、インサートが正確な位
置にあるか否かに拘らず予め施工しておかなけれ
ばならず、作業コストが高くなるという欠点があ
つた。
ば、インサート自体に長孔に沿つて線状に調整自
在な吊りボルトの取付構造を設けたものであるか
ら線状の範囲でしか調整することが出来ず、しか
も、コンクリート打設後、インサートが正確な位
置にあるか否かに拘らず予め施工しておかなけれ
ばならず、作業コストが高くなるという欠点があ
つた。
また、後者のインサート調整金具を使用する
も、インサート取付孔22と吊りボルト24取付
用長孔23との間(実際には0〜30mm程度)の調
整ができないという欠点があつた。しかして、従
来のコンクリート建造物にあつては、天井ふとこ
ろ寸法が高く、径9mm程度の吊りボルト24なら
容易に折曲して矯正できるだけの空間があつた
が、近年のコンクリート建造物にあつては、コス
トの低減、居住空間の拡張等の要請により天井の
ふところ寸法を100mm以下に低く押さえる傾向が
多くなり、そのため、径9mm吊りのボルトでも矯
正が困難になり、これを調整する金具が必要であ
つた。
も、インサート取付孔22と吊りボルト24取付
用長孔23との間(実際には0〜30mm程度)の調
整ができないという欠点があつた。しかして、従
来のコンクリート建造物にあつては、天井ふとこ
ろ寸法が高く、径9mm程度の吊りボルト24なら
容易に折曲して矯正できるだけの空間があつた
が、近年のコンクリート建造物にあつては、コス
トの低減、居住空間の拡張等の要請により天井の
ふところ寸法を100mm以下に低く押さえる傾向が
多くなり、そのため、径9mm吊りのボルトでも矯
正が困難になり、これを調整する金具が必要であ
つた。
そしてこれら従来のものは、いずれも吊りボル
トを取付ける際に、インサート内、或いは調整金
具内のナツトが下のナツトと共回りすることがあ
り、作業能率が悪かつた。
トを取付ける際に、インサート内、或いは調整金
具内のナツトが下のナツトと共回りすることがあ
り、作業能率が悪かつた。
更に、水平板に長孔を設け、この長孔に更に吊
りボルトを懸吊する床用ハンガは、長孔に沿つて
摺動するナツトを使用するものである。このた
め、ナツトの側面に、長孔の開口縁を嵌入する溝
を設ける必要があるなど、ハンガの形成に特殊な
加工を施す手間を要する。
りボルトを懸吊する床用ハンガは、長孔に沿つて
摺動するナツトを使用するものである。このた
め、ナツトの側面に、長孔の開口縁を嵌入する溝
を設ける必要があるなど、ハンガの形成に特殊な
加工を施す手間を要する。
しかも、長孔に沿つて吊りボルトを移動する際
に、目測で調整するため、正確な位置に調整する
までに吊りボルトを何度も微調整することも多
く、この調整作業に手間を要するものであつた。
に、目測で調整するため、正確な位置に調整する
までに吊りボルトを何度も微調整することも多
く、この調整作業に手間を要するものであつた。
そこでこの考案は、従来存した叙上の欠点を解
消すべく案出されたものであり、インサートの取
付位置から360°の面状の範囲で微小な位置調整が
容易に行なうことができ、しかも、吊りボルト取
付け作業の効率化を促進し、吊りボルトの高さ方
向での調整もできるインサート調整金具を提供す
ることを目的とする。
消すべく案出されたものであり、インサートの取
付位置から360°の面状の範囲で微小な位置調整が
容易に行なうことができ、しかも、吊りボルト取
付け作業の効率化を促進し、吊りボルトの高さ方
向での調整もできるインサート調整金具を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
このため、この考案は、第1の手段として、イ
ンサート取付孔が開穿された上片と、上片に垂下
された所定の長さを有する側片と、側片から上片
に対応するよう略直角に延成されると共に、吊り
ボルトが挿通されて上下のナツトにより締付固定
される吊りボルト位置調整用長孔が、前記インサ
ート取付孔に対応する位置に開穿された下片とか
ら成ること、第2の手段として、長孔に挿通され
た吊りボルトを固定する上のナツトの回転を防止
すべく、下片側部を側片と対向するように立ち上
げてナツト共回り防止片を形成したこと、第3の
手段として、上片のインサート取付孔を、下片の
長孔の一端に対応する位置に設けたこと、第4の
手段として、側片に目盛りを設けたことにより、
上述した目的を達成した。
ンサート取付孔が開穿された上片と、上片に垂下
された所定の長さを有する側片と、側片から上片
に対応するよう略直角に延成されると共に、吊り
ボルトが挿通されて上下のナツトにより締付固定
される吊りボルト位置調整用長孔が、前記インサ
ート取付孔に対応する位置に開穿された下片とか
ら成ること、第2の手段として、長孔に挿通され
た吊りボルトを固定する上のナツトの回転を防止
すべく、下片側部を側片と対向するように立ち上
げてナツト共回り防止片を形成したこと、第3の
手段として、上片のインサート取付孔を、下片の
長孔の一端に対応する位置に設けたこと、第4の
手段として、側片に目盛りを設けたことにより、
上述した目的を達成した。
(作用)
しかして、叙上の考案の第1の手段にあつて
は、上片に開穿されたインサート取付孔により、
ボルト等の手段でインサートに仮止めされる一
方、上片に垂下された側片に略直角に下片が延成
され、この下片のインサート取付孔に対応する位
置に開穿された吊りボルト位置調整用長孔に吊り
ボルトを挿通して、インサート取付孔からの高
さ、位置を調整しながら上下のナツトで吊りボル
トが固定される。この際、そのインサートに対す
る吊りボルトの調整範囲は仮止めされたインサー
ト取付孔を中心として360°の範囲で面状に行われ
る。
は、上片に開穿されたインサート取付孔により、
ボルト等の手段でインサートに仮止めされる一
方、上片に垂下された側片に略直角に下片が延成
され、この下片のインサート取付孔に対応する位
置に開穿された吊りボルト位置調整用長孔に吊り
ボルトを挿通して、インサート取付孔からの高
さ、位置を調整しながら上下のナツトで吊りボル
トが固定される。この際、そのインサートに対す
る吊りボルトの調整範囲は仮止めされたインサー
ト取付孔を中心として360°の範囲で面状に行われ
る。
また、下片に開穿された長孔に吊りボルトを固
定する際に、下片側部を側片に対向するよう立ち
上げて形成されたナツト共回り防止片により、吊
りボルトを締付固定する上のナツトの回転が防止
され、下のナツトと共回りすることなく締付けら
れる。
定する際に、下片側部を側片に対向するよう立ち
上げて形成されたナツト共回り防止片により、吊
りボルトを締付固定する上のナツトの回転が防止
され、下のナツトと共回りすることなく締付けら
れる。
更に、側片に設けた目盛りで、吊りボルトの正
確な取付け位置を読み取れるものである。
確な取付け位置を読み取れるものである。
第2の手段にあつては、下片の長孔の一端に対
応する位置に開穿された上片のインサート取付孔
は、長孔の他端との距離が最も長くなり、インサ
ート取付孔を中心に回転してできる円内の調整範
囲が最も大きくなる。
応する位置に開穿された上片のインサート取付孔
は、長孔の他端との距離が最も長くなり、インサ
ート取付孔を中心に回転してできる円内の調整範
囲が最も大きくなる。
(実施例)
以下、図面を参照して、この考案の実施例を説
明する。
明する。
図において示される符号1は、適宜鈑板11に
て成形された上片1であり、その略中央位置にボ
ルトBにてインサートIに取付けられるインサー
ト取付孔2が開穿されている。そして、鈑板11
を内側方向に直角に折曲して、上片1に所定の長
さを有する側片3が垂下されるよう形成する。
て成形された上片1であり、その略中央位置にボ
ルトBにてインサートIに取付けられるインサー
ト取付孔2が開穿されている。そして、鈑板11
を内側方向に直角に折曲して、上片1に所定の長
さを有する側片3が垂下されるよう形成する。
更に、鈑板11を内側方向に略直角に折曲し、
上片1に対応する下片4が側片3に略直角に延成
されるよう形成する。この下片4には、吊りボル
ト9が挿通され、上下のナツト7,8により締付
固定される吊りボルト9位置調整用長孔5が、上
片1のインサート取付孔2に対応する位置に開穿
されている。
上片1に対応する下片4が側片3に略直角に延成
されるよう形成する。この下片4には、吊りボル
ト9が挿通され、上下のナツト7,8により締付
固定される吊りボルト9位置調整用長孔5が、上
片1のインサート取付孔2に対応する位置に開穿
されている。
そして、下片4側部を側片3と対向するように
立ち上げてナツト共回り防止片6を形成する。ナ
ツト共回り防止片6は、第3図に示すように、吊
りボルト9を締付固定する上のナツト7が下のナ
ツト8を締付けた際に共回りするのを防止すべ
く、ナツト7の回転を衝止するように近接した位
置にて立ち上げられている。
立ち上げてナツト共回り防止片6を形成する。ナ
ツト共回り防止片6は、第3図に示すように、吊
りボルト9を締付固定する上のナツト7が下のナ
ツト8を締付けた際に共回りするのを防止すべ
く、ナツト7の回転を衝止するように近接した位
置にて立ち上げられている。
また、インサートの調整範囲を最大限とするに
は、第5図及び第6図に示す如く、下片4に開穿
された長孔5の一端に対応する上片1位置にイン
サート取付孔2aを開穿する。
は、第5図及び第6図に示す如く、下片4に開穿
された長孔5の一端に対応する上片1位置にイン
サート取付孔2aを開穿する。
そして、吊りボルト9の取付位置を正確にする
ためには、第1図、第5図、第7図に示す如く側
片3の吊りボルト9装着がわの側面に、取付位置
調整用の目盛り10を刻設する。
ためには、第1図、第5図、第7図に示す如く側
片3の吊りボルト9装着がわの側面に、取付位置
調整用の目盛り10を刻設する。
次にこれが使用を説明すると、第2図及び第3図
に示す如く、コンクリートCを打設して埋設され
たインサートIに、上片1のインサート取付孔を
介してボルトBが仮止めされる。そして下片4の
長孔5にナツト8が取付けられた吊りボルト9を
挿通し、その先端にナツト7を取付けて、長孔5
内で適宜吊りボルト9を摺動させる。このとき、
ボルト9の摺動位置は、側片3に設けた取付位置
調整用の目盛り10を基準に行う。一方、第4図
に示す如く、ボルトBにより仮止めされた上片1
を回転させて、インサートIのずれた位置を修正
する適位置に吊りボルト9を位置決めする。
に示す如く、コンクリートCを打設して埋設され
たインサートIに、上片1のインサート取付孔を
介してボルトBが仮止めされる。そして下片4の
長孔5にナツト8が取付けられた吊りボルト9を
挿通し、その先端にナツト7を取付けて、長孔5
内で適宜吊りボルト9を摺動させる。このとき、
ボルト9の摺動位置は、側片3に設けた取付位置
調整用の目盛り10を基準に行う。一方、第4図
に示す如く、ボルトBにより仮止めされた上片1
を回転させて、インサートIのずれた位置を修正
する適位置に吊りボルト9を位置決めする。
しかる後、吊りボルト9の高さを調節しつつボ
ルトB及びナツト8をしつかりと締付け、位置ず
れしたインサートIを修正する位置にて吊りボル
ト9を固定する。
ルトB及びナツト8をしつかりと締付け、位置ず
れしたインサートIを修正する位置にて吊りボル
ト9を固定する。
(考案の効果)
従つて、この考案は、上述した通りに構成され
ているので、以下に記載する実用上有益な種々の
効果を奏する。
ているので、以下に記載する実用上有益な種々の
効果を奏する。
すなわち、請求項1のインサート調整金具にあ
つては、インサート取付孔2が開穿された上片1
と、上片1に垂下された所定の長さを有する側片
3と、側片3から上片1に対応するよう略直角に
延成されると共に、吊りボルト9が挿通されて上
下のナツト7,8により締付固定される吊りボル
ト9位置調整用長孔5が、インサート取付孔2に
対応する位置に開穿された下片4とから成るか
ら、吊りボルト9の取付位置を、長孔5内の線状
の移動とインサート取付孔2を中心とした回転移
動とにより、第4図に示す如く、インサート取付
孔2を中心として360°の面状の範囲内で調整でき
る。しかも、長孔5の長さを適宜設定して、イン
サート取付孔2に対応する位置、すなわち従来調
整することができなかつた0から30mmの調整もで
きる。更には側片3の長さ分だけ吊りボルト9を
下片4の長孔5に挿通できるから、吊りボルト9
の上下方向での高さ調整も可能である。
つては、インサート取付孔2が開穿された上片1
と、上片1に垂下された所定の長さを有する側片
3と、側片3から上片1に対応するよう略直角に
延成されると共に、吊りボルト9が挿通されて上
下のナツト7,8により締付固定される吊りボル
ト9位置調整用長孔5が、インサート取付孔2に
対応する位置に開穿された下片4とから成るか
ら、吊りボルト9の取付位置を、長孔5内の線状
の移動とインサート取付孔2を中心とした回転移
動とにより、第4図に示す如く、インサート取付
孔2を中心として360°の面状の範囲内で調整でき
る。しかも、長孔5の長さを適宜設定して、イン
サート取付孔2に対応する位置、すなわち従来調
整することができなかつた0から30mmの調整もで
きる。更には側片3の長さ分だけ吊りボルト9を
下片4の長孔5に挿通できるから、吊りボルト9
の上下方向での高さ調整も可能である。
また、下片4の長孔5に取付けられた吊りボル
ト9を固定する上のナツト7の回転を防止すべ
く、長孔5側部を側片3と対向するように立ち上
げてナツト共回り防止片6を形成したから、この
ナツト共回り防止片6によりナツト7の回転が衝
止され、下のナツト8を締付けても共回りするこ
とがなく、作業能率が向上する。
ト9を固定する上のナツト7の回転を防止すべ
く、長孔5側部を側片3と対向するように立ち上
げてナツト共回り防止片6を形成したから、この
ナツト共回り防止片6によりナツト7の回転が衝
止され、下のナツト8を締付けても共回りするこ
とがなく、作業能率が向上する。
更に、側片3に目盛り10を設けたから、吊り
ボルト9の取付位置を正確に確認することがで
き、インサートIの位置ずれを迅速確実に修正で
きる。
ボルト9の取付位置を正確に確認することがで
き、インサートIの位置ずれを迅速確実に修正で
きる。
請求項2のインサート調整金具にあつては、上
片1のインサート取付孔2aを、下片4の長孔5
の一端に対応する位置に設けたから、その調整範
囲が第6図に示す如く、インサート取付孔2を中
心として、最大限長孔5の長さを半径とする円形
の範囲内で行うことができる。
片1のインサート取付孔2aを、下片4の長孔5
の一端に対応する位置に設けたから、その調整範
囲が第6図に示す如く、インサート取付孔2を中
心として、最大限長孔5の長さを半径とする円形
の範囲内で行うことができる。
このように、この考案によると、インサートの
取付位置から360°の面状の範囲で微小な位置調整
が容易に行なうことができ、しかも、吊りボルト
取付け作業の効率化を促進し、吊りボルトの高さ
方向での調整もできるなどといつた実用上有益な
種々の効果を奏するものである。
取付位置から360°の面状の範囲で微小な位置調整
が容易に行なうことができ、しかも、吊りボルト
取付け作業の効率化を促進し、吊りボルトの高さ
方向での調整もできるなどといつた実用上有益な
種々の効果を奏するものである。
第1図乃至第7図はこの考案の実施例を示すも
ので、第1図は分解斜視図、第2図は使用状態に
おける正面図、第3図は同じく側面図、第4図は
調整範囲を示す平面図、第5図は他の実施例に於
ける斜視図、第6図は第5図の実施例での調整範
囲を示す平面図、第7図はこの考案の斜視図であ
り、第8図は従来例の使用状態に於ける斜視図で
ある。 I……インサート、B……ボルト、C……コン
クリート、1……上片、2……インサート取付
孔、2a……インサート取付孔、3……側片、4
……下片、5……長孔、6……ナツト共回り防止
片、7……ナツト、8……ナツト、9……吊りボ
ルト、10……目盛り、11……鈑板、21……
底板、22……インサート取付孔、23……長
孔、24……吊りボルト。
ので、第1図は分解斜視図、第2図は使用状態に
おける正面図、第3図は同じく側面図、第4図は
調整範囲を示す平面図、第5図は他の実施例に於
ける斜視図、第6図は第5図の実施例での調整範
囲を示す平面図、第7図はこの考案の斜視図であ
り、第8図は従来例の使用状態に於ける斜視図で
ある。 I……インサート、B……ボルト、C……コン
クリート、1……上片、2……インサート取付
孔、2a……インサート取付孔、3……側片、4
……下片、5……長孔、6……ナツト共回り防止
片、7……ナツト、8……ナツト、9……吊りボ
ルト、10……目盛り、11……鈑板、21……
底板、22……インサート取付孔、23……長
孔、24……吊りボルト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 インサート取付孔が開穿された上片と、上片
に垂下された所定の長さを有する側片と、側片
から上片に対応するよう略直角に延成されると
共に、吊りボルトが挿通されて上下のナツトに
より締付固定される吊りボルト位置調整用長孔
が、前記インサート取付孔に対応する位置に開
穿された下片とから成るインサート調整金具で
あつて、下片は、長孔に挿通された吊りボルト
を固定する上のナツトの回転を防止すべく、下
片側部を側片と対向するように立ち上げてナツ
ト共回り防止片を形成し、一方、側片は、吊り
ボルト装着がわの側面に取付位置調整用の目盛
りを設けたことを特徴とするインサート調整金
具。 2 上片のインサート取付孔を、下片の長孔の一
端に対応する位置に設けた請求項1記載のイン
サート調整金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988011608U JPH0524724Y2 (ja) | 1988-01-30 | 1988-01-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988011608U JPH0524724Y2 (ja) | 1988-01-30 | 1988-01-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01118008U JPH01118008U (ja) | 1989-08-09 |
JPH0524724Y2 true JPH0524724Y2 (ja) | 1993-06-23 |
Family
ID=31220311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988011608U Expired - Lifetime JPH0524724Y2 (ja) | 1988-01-30 | 1988-01-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524724Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2573812Y2 (ja) * | 1991-11-29 | 1998-06-04 | 株式会社フジタ | 天井装着部材用固定金具 |
JP2568332Y2 (ja) * | 1993-03-19 | 1998-04-08 | 住友林業株式会社 | アンカー金具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4922718U (ja) * | 1972-05-31 | 1974-02-26 | ||
JPH0647060Y2 (ja) * | 1987-05-15 | 1994-11-30 | 株式会社丸山産業 | 床用ハンガ |
-
1988
- 1988-01-30 JP JP1988011608U patent/JPH0524724Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01118008U (ja) | 1989-08-09 |
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