JPH0647060Y2 - 床用ハンガ - Google Patents
床用ハンガInfo
- Publication number
- JPH0647060Y2 JPH0647060Y2 JP1987072586U JP7258687U JPH0647060Y2 JP H0647060 Y2 JPH0647060 Y2 JP H0647060Y2 JP 1987072586 U JP1987072586 U JP 1987072586U JP 7258687 U JP7258687 U JP 7258687U JP H0647060 Y2 JPH0647060 Y2 JP H0647060Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insert
- anchor
- rotating plate
- plate
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はビルディングの床の下面等に、ダクト等を吊
り下げる場合等に用いる床用ハンガに関するものであ
る。
り下げる場合等に用いる床用ハンガに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来ビルディングの床等にダクト等を吊り下げる場合
は、一般にほぼ第7図及び第8図に示すようにして行わ
れる。
は、一般にほぼ第7図及び第8図に示すようにして行わ
れる。
なおこの両図は上記のように従来例を示すものである
が、この両図中インサート45及びアンカー46から成るイ
ンサート部材47は本願考案にもそのまま用いるものであ
るため、一部は本願の実施例を示すものである。
が、この両図中インサート45及びアンカー46から成るイ
ンサート部材47は本願考案にもそのまま用いるものであ
るため、一部は本願の実施例を示すものである。
上記両図において、41はコンクリート製の床であり、そ
の内部42でかつ下部43に、螺孔44を下向きに開口してイ
ンサート45、又はアンカー46から成るインサート部材47
が設けられている。
の内部42でかつ下部43に、螺孔44を下向きに開口してイ
ンサート45、又はアンカー46から成るインサート部材47
が設けられている。
48は吊りボルト、49は支持部材、50はダクトであり51は
パイプを示す。
パイプを示す。
なお、前記インサート45は一般にコンクリート打設の際
に埋設され、アンカー46はコンクリート打設後に、同コ
ンクリートにドリル等で穴をあけ、その穴に取付ける。
そしてその両者とも螺孔44が形成されており、この螺孔
44に図示のように吊りボルト48を螺合させ、ダクト50又
はパイプ51等を吊り下げる。
に埋設され、アンカー46はコンクリート打設後に、同コ
ンクリートにドリル等で穴をあけ、その穴に取付ける。
そしてその両者とも螺孔44が形成されており、この螺孔
44に図示のように吊りボルト48を螺合させ、ダクト50又
はパイプ51等を吊り下げる。
[考案が解決しようとする問題点] 前記インサート45は、上述のようにコンクリート打設の
際に埋設するため、打設後ダクト50等の取付位置に若干
の変更がある場合はそのインサート45が使用できない。
このような場合は一般にアンカー46を前記のようにして
設けるか、又はアンカー46の打ち込みをしてダクト50等
の懸吊等を行う。しかし、上記アンカー46の取り付け、
又は打ち込み等は面倒な手間を要し、しかもその取付
け、打込み位置は正確に、変更した位置に取付け、打ち
込みを行わなければならず、足場の不良な作業環境等に
おいては面倒で作業能率があがらないのである。又アン
カー46を設けた後でも更に取付位置を若干変更する場合
もある。
際に埋設するため、打設後ダクト50等の取付位置に若干
の変更がある場合はそのインサート45が使用できない。
このような場合は一般にアンカー46を前記のようにして
設けるか、又はアンカー46の打ち込みをしてダクト50等
の懸吊等を行う。しかし、上記アンカー46の取り付け、
又は打ち込み等は面倒な手間を要し、しかもその取付
け、打込み位置は正確に、変更した位置に取付け、打ち
込みを行わなければならず、足場の不良な作業環境等に
おいては面倒で作業能率があがらないのである。又アン
カー46を設けた後でも更に取付位置を若干変更する場合
もある。
この考案は、このような問題を解決するためになされた
もので、その目的はインサート45の埋設後に、又はアン
カー46を設けた後でダクト50等の取付位置が若干変更に
なっても、きわめて容易にその変更に対応でき、インサ
ート45又はアンカー46の螺孔44に対して360度全周囲方
向で、かつ近づき、又は遠ざかる方向に無段階で取付位
置を任意に変更できる床用ハンガを提供することであ
る。
もので、その目的はインサート45の埋設後に、又はアン
カー46を設けた後でダクト50等の取付位置が若干変更に
なっても、きわめて容易にその変更に対応でき、インサ
ート45又はアンカー46の螺孔44に対して360度全周囲方
向で、かつ近づき、又は遠ざかる方向に無段階で取付位
置を任意に変更できる床用ハンガを提供することであ
る。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するこの考案について述べると、それ
は、コンクリート製床41の内部42でかつ下部43に、螺孔
44を下向きに開口して設けられたインサート45又はアン
カー46から成るインサート部材47;該インサート部材47
に、上記螺孔44に螺合する支持部1を有する軸支ボルト
2により、回転孔3を用いて回動自在に軸支される回動
板4;該回動板4に、間隔部5を隔てて、かつ該回動板4
に平行に設けられた、摺動板6を有する摺動部7;上記摺
動板6に形成された、前記回転孔3に対して近づき、又
は遠ざかる方向に形成された二つの端縁部8、8から成
る通路9;該通路9に移動自在にかつ吊り下げて設けられ
る、支持部1を有する吊りボルト10;から成ることを特
徴とする床用ハンガである。
は、コンクリート製床41の内部42でかつ下部43に、螺孔
44を下向きに開口して設けられたインサート45又はアン
カー46から成るインサート部材47;該インサート部材47
に、上記螺孔44に螺合する支持部1を有する軸支ボルト
2により、回転孔3を用いて回動自在に軸支される回動
板4;該回動板4に、間隔部5を隔てて、かつ該回動板4
に平行に設けられた、摺動板6を有する摺動部7;上記摺
動板6に形成された、前記回転孔3に対して近づき、又
は遠ざかる方向に形成された二つの端縁部8、8から成
る通路9;該通路9に移動自在にかつ吊り下げて設けられ
る、支持部1を有する吊りボルト10;から成ることを特
徴とする床用ハンガである。
[作用] この考案は前記のように構成されたことにより、吊りボ
ルト10はその位置を、中心となる軸支ボルト2に対し、
周方向において360度変更するこができ、かつ同軸支ボ
ルト2に対し遠ざかり又は近づく方向に変更することが
できるから、インサート45又はアンカー46を設けた後
で、ダクト等の取付位置が若干変更になってもきわめて
容易にその変更に対応することができ、新しい取付位置
に対して無段階で任意に変更することができる。
ルト10はその位置を、中心となる軸支ボルト2に対し、
周方向において360度変更するこができ、かつ同軸支ボ
ルト2に対し遠ざかり又は近づく方向に変更することが
できるから、インサート45又はアンカー46を設けた後
で、ダクト等の取付位置が若干変更になってもきわめて
容易にその変更に対応することができ、新しい取付位置
に対して無段階で任意に変更することができる。
[実施例] 第7図及び第8図は従来の床用ハンガを示すものである
が、両図ともその一部即ちインサート45、又はアンカー
46等のインサート部材47はこの考案にもそのまま用いる
ものであるため、それらはこの考案の実施例となる。従
って同部分の説明は重複するが、同図において、インサ
ート45、又はアンカー46から成るインサート部材47が、
コンクリート製床41の内部42で、かつ下部43に、螺孔44
を下向きに開口して設けられている。
が、両図ともその一部即ちインサート45、又はアンカー
46等のインサート部材47はこの考案にもそのまま用いる
ものであるため、それらはこの考案の実施例となる。従
って同部分の説明は重複するが、同図において、インサ
ート45、又はアンカー46から成るインサート部材47が、
コンクリート製床41の内部42で、かつ下部43に、螺孔44
を下向きに開口して設けられている。
次に、第1図において2は前記螺孔44に螺着させられる
軸支ボルトであり、支持部1により、回動板4を回動自
在に軸支している。3は回転孔を示す。そして上記回動
板4は間隔部5を隔てて、摺動板6を有する摺動部7に
設けられている。そして上記摺動板6は、上記回動板4
に平行に設けられていると共にこれに通路9が設けられ
ている。この通路9は、二つの端縁部8、8から成る空
間で、上記回転孔3に対して近づき、又は遠ざかる方向
に形成されている。10は上記通路9に移動自在に設けら
れた吊りボルトであり、支持部1により上記端縁部8、
8に支持されている。なおこの支持部1は第1図で示す
ようにボルトの頭部であってもよく、又は同図に示すよ
うにナットであって、その周囲方向に形成した溝12によ
り、上記端縁部8、8に摺動自在に係合させられていて
もよい。要するに摺動板6上にあって、吊りボルト10を
支持するものであれば差支えない。11は補強部を示す。
軸支ボルトであり、支持部1により、回動板4を回動自
在に軸支している。3は回転孔を示す。そして上記回動
板4は間隔部5を隔てて、摺動板6を有する摺動部7に
設けられている。そして上記摺動板6は、上記回動板4
に平行に設けられていると共にこれに通路9が設けられ
ている。この通路9は、二つの端縁部8、8から成る空
間で、上記回転孔3に対して近づき、又は遠ざかる方向
に形成されている。10は上記通路9に移動自在に設けら
れた吊りボルトであり、支持部1により上記端縁部8、
8に支持されている。なおこの支持部1は第1図で示す
ようにボルトの頭部であってもよく、又は同図に示すよ
うにナットであって、その周囲方向に形成した溝12によ
り、上記端縁部8、8に摺動自在に係合させられていて
もよい。要するに摺動板6上にあって、吊りボルト10を
支持するものであれば差支えない。11は補強部を示す。
13、13は接続部である。又第2図、第3図において14は
溶接部を示す。又第3図、第4図において15はナットで
あり、溶接16されている。即ち回転孔3はこのように形
成されてもよい。又上記回動板4は、第5図に示すよう
に摺動部材7の端部に設けてもよい。又、第9図に示す
ように回動板4を摺動部材7の中央に設け、かつ回転孔
3を長穴状に形成してもよい。このようにすることによ
り回転孔3を摺動部材7の移動に用いることもできる。
この実施例の作用は前記の、この考案の作用と殆ど同様
のため省略する。
溶接部を示す。又第3図、第4図において15はナットで
あり、溶接16されている。即ち回転孔3はこのように形
成されてもよい。又上記回動板4は、第5図に示すよう
に摺動部材7の端部に設けてもよい。又、第9図に示す
ように回動板4を摺動部材7の中央に設け、かつ回転孔
3を長穴状に形成してもよい。このようにすることによ
り回転孔3を摺動部材7の移動に用いることもできる。
この実施例の作用は前記の、この考案の作用と殆ど同様
のため省略する。
[考案の効果] この考案は前記のように構成されたことにより、摺動部
材7をその回動板4により、軸支ボルト2を用いて、イ
ンサート45又はアンカー46等のインサート部材47に設け
た場合、上記摺動板6の通路9に移動自在に支持させた
吊りボルト10は前記軸支ボルト2に対して、その360度
全周囲方向に、かつ近づく方向に又は遠ざかる方向に、
無段階で移動できるから、インサート部材47を床41に設
けた後、ダクト等の吊り下げ位置に若干の変更があって
も、きわめて容易にその変更に応じて吊り下げることが
できる。
材7をその回動板4により、軸支ボルト2を用いて、イ
ンサート45又はアンカー46等のインサート部材47に設け
た場合、上記摺動板6の通路9に移動自在に支持させた
吊りボルト10は前記軸支ボルト2に対して、その360度
全周囲方向に、かつ近づく方向に又は遠ざかる方向に、
無段階で移動できるから、インサート部材47を床41に設
けた後、ダクト等の吊り下げ位置に若干の変更があって
も、きわめて容易にその変更に応じて吊り下げることが
できる。
第1図はこの考案の実施例を示し、一部を省略した床用
ハンガの斜視図、第2図は際1図に示す同ハンガの断面
図、第3図は第4図に示す同ハンガの断面図、第4図は
この考案の他の実施例を示し第1図に相当する図。第5
図は更に他の実施例を示し第1図に相当する図、第6図
は第5図に示す床用ハンガの断面図、第7図はこの考案
の、及び従来の他の同種装置の一部断面図、第8図は同
じくこの考案及び従来の同種装置の一部断面図、第9図
はこの考案の更に他の実施例を示し、第1図に相当する
図である。 1……支持部材 2……軸支ボルト 3……回転孔 4……回動板 5……間隔部 6……摺動板 7……摺動部材 8……端縁部 9……通路 10……吊りボルト
ハンガの斜視図、第2図は際1図に示す同ハンガの断面
図、第3図は第4図に示す同ハンガの断面図、第4図は
この考案の他の実施例を示し第1図に相当する図。第5
図は更に他の実施例を示し第1図に相当する図、第6図
は第5図に示す床用ハンガの断面図、第7図はこの考案
の、及び従来の他の同種装置の一部断面図、第8図は同
じくこの考案及び従来の同種装置の一部断面図、第9図
はこの考案の更に他の実施例を示し、第1図に相当する
図である。 1……支持部材 2……軸支ボルト 3……回転孔 4……回動板 5……間隔部 6……摺動板 7……摺動部材 8……端縁部 9……通路 10……吊りボルト
Claims (1)
- 【請求項1】コンクリート製床(41)の内部(42)でか
つ下部(43)に、螺孔(44)を下向きに開口して設けら
れた、インサート(45)又はアンカー(46)から成るイ
ンサート部材(47);該インサート部材(47)に、上記
螺孔(44)に螺合する支持部(1)を有する軸支ボルト
(2)により、回転孔(3)を用いて回動自在に軸支さ
れる回動板(4);該回動板(4)に、間隔部(5)を
隔てて、かつ該回動板(4)に平行に設けられた、摺動
板(6)を有する摺動部(7);上記摺動板(6)に形
成された、前記回転孔(3)に対して近づき、又は遠ざ
かる方向に形成された、二つの端縁部(8)、(8)か
ら成る通路(9);該通路(9)に移動自在にかつ吊り
下げて設けられる、支持部(1)を有する吊りボルト
(10);から成ることを特徴とする床用ハンガ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987072586U JPH0647060Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 床用ハンガ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987072586U JPH0647060Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 床用ハンガ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63184813U JPS63184813U (ja) | 1988-11-28 |
JPH0647060Y2 true JPH0647060Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=30916164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987072586U Expired - Lifetime JPH0647060Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 床用ハンガ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647060Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0524724Y2 (ja) * | 1988-01-30 | 1993-06-23 | ||
JP2568332Y2 (ja) * | 1993-03-19 | 1998-04-08 | 住友林業株式会社 | アンカー金具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6040614U (ja) * | 1983-08-25 | 1985-03-22 | 株式会社大林組 | 吊り下げ具 |
-
1987
- 1987-05-15 JP JP1987072586U patent/JPH0647060Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63184813U (ja) | 1988-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0343682U (ja) | ||
JPH0647060Y2 (ja) | 床用ハンガ | |
JPH023390U (ja) | ||
JPH0744713Y2 (ja) | 突き出し窓の回転軸構造 | |
JPH022868Y2 (ja) | ||
JPH0620427Y2 (ja) | 衣服吊持回転装置 | |
JP2554874B2 (ja) | 吊 具 | |
JPS6024850Y2 (ja) | 吊下げ式可動パネルの支持装置 | |
JPH0384686U (ja) | ||
JP2563844Y2 (ja) | 建設機械の6角型キャブ | |
JPS5841610Y2 (ja) | 照明器具 | |
JPH0722461Y2 (ja) | 建物内に別の部屋を構築する吊下連結具 | |
JPH0648019Y2 (ja) | 軒樋吊り具 | |
JPS6362481U (ja) | ||
JPS60139837U (ja) | 基礎杭のチヤツキング部材 | |
JPS6246444U (ja) | ||
JP2000291121A (ja) | コンクリート内吊り用クランプ | |
JP2560253Y2 (ja) | グレビテイヒンジの上部吊具 | |
JPS6074850U (ja) | 円弧作図装置 | |
JPH0184766U (ja) | ||
JPS63202357U (ja) | ||
JPH0674642B2 (ja) | 壁材等の吊り込み用治具とその使用方法 | |
JPS61197114U (ja) | ||
JPH03116513U (ja) | ||
JPH0331914U (ja) |