JP4728823B2 - 入力信号処理装置、遊技場管理システム、入力信号処理方法及び入力信号処理プログラム - Google Patents

入力信号処理装置、遊技場管理システム、入力信号処理方法及び入力信号処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、遊技装置から信号を受信するとともに、その信号に対して所定の処理を行う入力信号処理装置、それら遊技装置や入力信号処理装置,さらに管理装置等を備えた遊技場管理システム、入力信号処理装置で実行される入力信号処理方法、及び、入力信号処理装置に所定の処理を実行させるための入力信号処理プログラムに関し、特に、遊技装置から出力された開閉信号のチャタリングやノイズを検知するとともに、信号出力側の不具合を予兆も含めて、その開閉信号の安定度を判定し、事故を未然に防止して、より正確な計数を保証するのに好適な入力信号処理装置、遊技場管理システム、入力信号処理方法及び入力信号処理プログラムに関する。
近年、遊技機の遊技態様は多様化し、遊技機や玉貸機などの遊技装置から出力される信号の数は、ますます多くなっている。
ところが、遊技結果にとって重要な信号は、パチンコ機でいえば遊技機の売上に相当する遊技媒体の貸出信号と、遊技媒体の打込信号(アウト信号、スロットマシンでは投入信号)、遊技媒体の賞球払出信号(セーフ信号又は補給信号、スロットマシンではメダル払出信号)である。
これらの信号の集計結果は、遊技場にとって直接収益にかかるものであるため、これらの信号の扱いは、信号線の断線検出など特別な対策を行っている。
それらの信号は、例えば、補給信号を出力する補給メータ、アウト信号を出力するアウトメータ及び出力リレーの機械式接点、もしくは絶縁された半導体リレーによって出力されている(例えば、特許文献1参照。)。
出力信号が機械式接点信号の場合は、その性質上オン又はオフ時に発生するチャタリング現象や、また接点付着現象でオン状態が継続することがある。
さらに、外来ノイズによる瞬時の信号異常が発生することもある。
チャタリングを検出して,正確な信号のみを取り出す方法は、ノイズ対策も含めて、抵抗(R)とコンデンサ(C)の遅延回路による方法や、サンプリングで所定回数以上の連続したオン又はオフを検出する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2005−270428号公報 特開平05−259836号公報
しかしながら、従来の方法では、チャタリングに対して、1入力毎に専用の電子回路を備えることになるので、コスト及びスペースの面で問題があった。
また、補給メータやアウトメータは、接点にリードリレーを使用しており、接点付着現象でオンになりっぱなしの状態となることがある。また、補給メータやアウトメータのスプロケットが任意の位置で停止しても、1回転当たり安定したパルス幅の信号を得るために、永久磁石を落下させる機構を採用している。しかし、この永久磁石が摩擦、汚染等で落下しない現象がときたま起こることがある。
また、遊技場で集計結果の良否を検証する方法として誤差玉の算定がある。
誤差玉とは、貸出遊技媒体の総数と、遊技機に打込又は投入された遊技媒体の総数と、遊技機から払い出された賞球又は賞メダルの総数と、景品交換のために計数された遊技媒体の総数とから、算出する遊技媒体数の差異をいう。普通、遊技場内のこぼれ玉が、誤差玉に相当する。
この差異が大きくなると異常と判定され、遊技媒体の計数に異常があるか、不正に遊技媒体を窃盗する不正行為によるもののいずれかとなる。
これを特定するため、まず遊技媒体の計数を疑い、計数動作の確認のため、設置全台数分の玉流しテストを、閉店後深夜にかけて行うことがある。この作業には大変な労力が払われる。
スロットマシンの場合、投入信号及び賞メダル払出信号は、リレーを動作させて接点信号が出力されている。
リレーの耐用年数は500万回程度で、1日に2万回の開閉を繰り返すとすれば250日の寿命である。
リレーが収納されている出力基板の交換で対応しているが、事故を起こす前に交換するタイミングを決定することは重要な要件である。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、売上や遊技媒体計数に関する開閉信号の状態をデータで監視して、信号出力側の不具合を予兆も含めて、その信頼性を評価し、事故を未然に防止し、常に正確な計数を保証する入力信号処理装置、遊技場管理システム、入力信号処理方法及び入力信号処理プログラムの提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の入力信号処理装置は、遊技装置から受信した信号に所定の処理を行う入力信号処理装置であって、遊技装置から開閉信号を受信し、この受信した開閉信号の開閉状態を所定の間隔でサンプリングを行い、得られた開閉状態にもとづいてチャタリング及び/又はノイズを少なくとも含む異常の発生の有無を判定し、異常の状態を除去した有効信号のオン状態の継続時間を計測し、この計測した継続時間を予め定めた複数の区分のいずれかに分類し、この分類した区分を示す分類信号を出力する入力信号状態計測処理手段と、分類信号を入力するとともに、分類信号の入力回数を区分ごとにカウントする制御手段と、この制御手段で得られた区分ごとのカウント値を有効個別累積分類情報として記憶する記憶手段とを備えた構成としてある。
入力信号処理装置をこのような構成とすると、開閉信号の状態をデータで監視し、そのデータの解析結果から開閉信号の信頼性を評価することができる。つまり、有効信号のオン状態を計測して、そのバラツキをデータとして管理し、入力信号の安定度を判定し、事前に不具合を予知して、常に正確な集計データを得ることができる。
さらに、従来技術では、チャタリングに対して1入力毎に専用の電子回路を備えていたが、本発明ではその必要がないため、コスト及びスペースの面での問題が解消される。
加えて、従来は、誤差玉が大きくなって異常と判定されたときに、それが遊技媒体の計数異常によるものか、あるいは遊技媒体の窃盗行為(不正行為)によるものかを特定するための作業を行っていたが、本発明は、遊技媒体の計数異常の予兆を把握可能とするものであるため、その作業を大幅に軽減できる。
しかも、遊技機がスロットマシンの場合、投入信号及び賞メダル払出信号は、リレーを動作させて接点信号として出力されているが、本発明は、有効信号のオン状態を所定の区分毎に分類し、その接点信号の安定度を判定して、事前に不具合を予知していることから、リレーが収納されている出力基板の交換時期を、事故の起こる前に決定することができる。
また、本発明の入力信号処理装置は、入力信号状態計測処理手段が、異常が発生したものと判定した無効信号を出力し、制御手段は、無効信号を入力するとともに、無効信号の入力回数をカウントし、記憶手段は、制御手段で得られた無効信号の入力回数のカウント値を無効個別累積分類情報として記憶する構成としてある。
入力信号処理装置をこのような構成とすれば、チャタリングやノイズといった異常が発生したことを検知すると、これを無効信号として出力し、その無効信号の入力回数にもとづき開閉信号の信頼性を評価して、正確な計数を保証できる。
また、本発明の入力信号処理装置は、開閉信号が、遊技装置の売上信号、補給信号又は賞球あるいはメダル払出信号、アウト信号又はメダル投入信号のうち、少なくとも1つの入力信号である構成としてある。
入力信号処理装置をこのような構成とすると、遊技場にとって重要な遊技装置の売上信号、補給信号又は賞球あるいはメダル払出信号、アウト信号又はメダル投入信号などについての信頼度・安定度を評価できる。
また、本発明の入力信号処理装置は、個別累積分類情報にもとづいて開閉信号の安定度を評価する評価手段を備え、この評価手段は、所定の期間における有効個別累積分類情報の区分を安定領域情報、上方注意領域情報、下方注意領域情報の三つに区分して、区分情報の総数に対する上方注意領域情報及び/又は下方注意領域情報の比率が、設定した所定の閾値を超過したかを判定する判定手段を有し、判定手段が超過したと判定した入力信号を特定して報知する構成としてある。
入力信号処理装置をこのような構成とすると、有効個別累積分類情報の各区分のうち上方注意領域情報と下方注意領域情報について、区分情報の総数に対する比率を算出することにより、開閉信号の信頼度・安定度を、事故の予兆も含めて、評価できる。例えば、区分情報の総数に対する上方注意領域情報の比率が、設定した所定の閾値を超過しているときは、事故の発生確率が高く、開閉信号の信頼度・安定度が低いものと評価できる。一方、区分情報の総数に対する上方注意領域情報の比率が、設定した所定の閾値を超えていないときは、事故の発生確率が低く、開閉信号の信頼度・安定度が高いものと評価できる。
また、本発明の入力信号処理装置は、評価手段が、所定の期間における有効個別累積分類情報の総数に対する無効個別累積分類情報の比率が、設定した所定の閾値を超過したかを判定する判定手段を有し、判定手段が超過したと判定した入力信号を特定して報知する構成としてある。
入力信号処理装置をこのような構成とすれば、有効個別累積分類情報の総数に対する無効個別累積分類情報の比率を算出することによっても、開閉信号の信頼度・安定度を的確に評価できる。
また、本発明の入力信号処理装置は、制御手段が、有効個別累積分類情報のうち、所定の計測時間以上の分類信号を受信したとき、該入力信号を特定して管理装置に送信し、管理装置は警報を発する構成としてある。
入力信号処理装置をこのような構成とすれば、管理装置が警報を発することで、事故の発生確率が非常に高いことを遊技ホールの管理者や従業員に迅速に知らせることができる。これにより、管理者等は、信号出力側の不具合を早期に知得して、的確に対応できる。
また、本発明の入力信号処理装置は、制御手段が、入力信号毎の最短信号周期を記憶して、該最短信号周期内に複数の有効信号を入力したときは、1個の有効信号として累積して、該入力信号を特定して管理装置に送信し、管理装置は警報を発する構成としてある。
入力信号処理装置をこのような構成とすれば、最短信号周期内に複数の有効信号が入力されるような異常が発生したことを、遊技ホールの管理者に即座に知らせることができる。
また、本発明の遊技場管理システムは、遊技場に設置される一又は二以上の遊技装置と、これら遊技装置を管理する管理装置と、遊技装置から受信した信号に所定の処理を行って管理装置へ送信する入力信号処理装置とを備えた遊技場管理システムであって、入力信号処理装置が、請求項1〜7のいずれかに記載の入力信号処理装置からなる構成としてある。
遊技場管理システムをこのような構成とすれば、遊技装置と管理装置との間に備えられた入力信号処理装置が、遊技装置から出力された開閉信号の開閉状態をデータで監視して、その信頼性・安定性を評価し、事故を未然に防止して、正確な計数を確保できる。
また、本発明の入力信号処理方法は、入力信号処理装置が遊技装置から受信した信号に所定の処理を行う入力信号処理方法であって、入力信号状態計測処理手段が、遊技装置から開閉信号を受信し、この受信した開閉信号の開閉状態を所定の間隔でサンプリングを行い、得られた開閉状態にもとづいてチャタリング及び/又はノイズを少なくとも含む異常の発生の有無を判定し、異常の状態を除去した有効信号のオン状態の継続時間を計測し、この計測した継続時間を予め定めた複数の区分のいずれかに分類し、この分類した区分を示す分類信号を出力し、制御手段が、分類信号を入力するとともに、分類信号の入力回数を区分ごとにカウントし、記憶手段が、制御手段で得られた区分ごとのカウント値を有効個別累積分類情報として記憶する構成としてある。
このように、本発明は、方法としても実現化でき、本発明の入力信号処理装置と同様の効果を得ることができる。
また、本発明の入力信号処理プログラムは、入力信号処理装置に、遊技装置から受信した信号に所定の処理を実行させるための入力信号処理プログラムであって、遊技装置から開閉信号を受信し、この受信した開閉信号の開閉状態を所定の間隔でサンプリングを行い、得られた開閉状態にもとづいてチャタリング及び/又はノイズを少なくとも含む異常の発生の有無を判定し、異常の状態を除去した有効信号のオン状態の継続時間を計測し、この計測した継続時間を予め定めた複数の区分のいずれかに分類し、この分類した区分を示す分類信号を出力する手順を、入力信号状態計測処理手段に実行させ、分類信号を入力するとともに、分類信号の入力回数を区分ごとにカウントする手順を、制御手段に実行させ、制御手段で得られた区分ごとのカウント値を有効個別累積分類情報として記憶する手順を、記憶手段に実行させる構成としてある。
このように、本発明は、プログラムとしても実現化でき、本発明の入力信号処理装置と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、遊技機から出力された開閉信号の開閉状態を計測して、そのバラツキをデータとして管理し、開閉信号の安定度を判定して、事前に不具合を予知し、常に正確な集計データを得ることができる。
以下、本発明に係る入力信号処理装置、遊技場管理システム、入力信号処理方法及び入力信号処理プログラムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の入力信号処理装置及び遊技場管理システムの実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態の遊技場管理システムの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、遊技場管理システム1は、遊技機P(P1〜Pn)と、玉貸機U(U1〜Un)と、補給メータS(S1〜Sn、S:セーフ)と、アウトメータO(O1〜On、O:アウト)と、台コントローラDC(DC1〜DCn)と、島中継装置SC(SC1〜SCn)と、管理装置10とを備えている。
なお、本実施形態においては、遊技機P,玉貸機U,補給メータS,アウトメータOを「遊技装置」という。ただし、遊技装置は、それら遊技機P等に限るものではなく、遊技場に設置される種々の装置を含む。
ここで、遊技機Pには、パチンコ機,スロットマシン,アレンジボール機,雀球機等、玉やメダルなどの所定の遊技媒体を使用して遊技を行う各種の遊技機が含まれる。
玉貸機Uは、遊技者に遊技媒体(本実施形態においては、玉)を貸し出す装置であって、貸玉に相当する金額の売上開閉信号が出力される。
補給メータ(セーフ)Sは、玉の島補給部(図示せず)から遊技機Pに補給される玉を計数する。この補給メータSの開閉信号の計数値が賞球数(セーフ数)になる。
アウトメータOは、遊技機Pの遊技領域に発射された全ての玉を計数する。このアウトメータOの開閉信号の計数値が打ち込み数(アウト数)となる。
これら補給メータS及びアウトメータOに使用されている玉計数器の構造については、後記の「玉計数器の構造について」において詳述する。
なお、CR機で遊技機Pから貸玉が払い出される場合は、遊技機Pから賞球の払出開閉信号が出力され、補給メータSの計数は、賞球数にならない。
また、遊技機Pがスロットマシンの場合は、セーフ数に相当するのが賞メダル払出信号の出力リレーの開閉信号で、アウト数に相当するのが投入信号の出力リレーの開閉信号である。売上開閉信号は、パチンコ機の場合と同様である。
売上開閉信号の1信号は、売上金額100円である。
補給メータ開閉信号、アウトメータ開閉信号、遊技機Pからの賞球払出開閉信号は、それぞれ10個1信号(スロットマシンの場合は、メダル1個1信号)である。
なお、本実施形態の「開閉信号」には、遊技装置の売上信号(売上開閉信号)、補給信号(補給メータ開閉信号)又は賞球あるいはメダル払出信号(賞球あるいはメダル払出開閉信号)、アウト信号(アウトメータ開閉信号)又はメダル投入信号のうち、少なくとも1つの入力信号が含まれる。
台コントローラDCは、それら開閉信号を入力(受信)し、この入力した信号を処理して正確な信号のみを、島中継装置SCを介して管理装置10へ出力(送信)する。
また、台コントローラDCは、それら開閉信号の他に、遊技機P等からの複数の遊技状態信号を入力し、所要の処理を行って、管理装置10へ送信する。
なお、1つの台コントローラDCにおいては、複数(例えば、4台)の遊技機Pから送信されてきた信号の入力信号処理を行うようになっている。
また、台コントローラDCは、入力信号処理装置として機能させることができる。この入力信号処理装置の構成については、後述する。
島中継装置(島コントローラ)SCは、一又は二以上の台コントローラDCから送信されてきた所定の信号を管理装置10へ送信する。
なお、島中継装置SCは、省略することもできる。
管理装置10は、プログラム制御により動作するコンピュータであって、遊技装置から送信されてきた信号を集計し、遊技機P毎の遊技情報として加工して、遊技場の運営に資するデータを出力する。
特に、管理装置10は、上述した開閉信号にもとづくデータを管理する。その開閉信号にもとづくデータは、遊技機P毎の収支に関連するもので、遊技場にとって最重要なデータである。
なお、管理装置10の構成については、後記の「管理装置の構成について」において詳述する。
次に、現在ほとんどの遊技場で使用されている、補給メータ及びアウトメータに使用される玉計数器の構造について、図2(a),(b)を参照して説明する。
同図(a)は、玉計数器の上面断面図、同図(b)は、玉計数器の正面断面図(同図(a)のA−A断面図)である。
同図(a),(b)に示すように、玉計数器20は、玉を通す玉通路21と、この玉通路21に歯部22−1が突出したスプロケットホイール22とを有している。
ここで、スプロケットホイール22は、外周に10個の歯部(凸部)22−1が形成されるとともに、それら10個の歯部22−1の各間には内側に向かって円弧状に係合部22−2が形成されている。
スプロケットホイール22は、係合部22−2に玉が係合した状態で回転し、1回転で10個の玉が排出されるようになっている。
また、スプロケットホイール22の胴部である円板部22−3には、収納部22−4と呼ばれる円弧状の穴がその円板部22−3の外周と同心円上に穿設されている。
この収納部22−4には、球状又は円筒形状の磁性部材22−5が移動可能に収められている。ここで、スプロケットホイール22が回転すると、磁性部材22−5は、収納部22−4により持ち上げられるが、最も上の位置を過ぎたとことで収納部22−4内を落下する。この落下する経路の途中にはリードスイッチ23が近設されており、磁性部材22−5が通過することで開閉信号を発生する。つまり、スプロケットホイール22が1回転するごとに開閉信号が1回発生する。スプロケットホイール22は1回転で10個の玉を排出するので、10個で1回開閉信号が発生することとなる。
ここで、仮に磁性部材22−5を固定すれば、スプロケットホイール22は、任意の位置に停止するので、リードスイッチ23の位置で停止すればリードスイッチ23は閉のままになり、位置によっては僅かの動きで開閉を繰り返し誤動作する。
しかし、この構造でも収納部22−4の摩擦や汚染によって磁性部材22−5が落下せず、固定された磁性部材22−5のような現象を時たま発生することがある。なお、図2に示す玉計数器20は、計数する玉が垂直に落下する場合と、傾斜路を転動する場合のどちらでも使用できるように設計されている。
一方、売上信号や遊技機Pからの賞球払出信号は、リレーが動作することによる接点開閉信号として出力される。これもリレーの劣化や接点の汚染及びリレードライブ回路の異常で信号が不安定になることがある。
本発明は、ノイズやチャタリングを検知して正確な信号のみを取り出すとともに、これらの信号の状態から事前に異常の予兆を判定するシステムである。
次に、入力信号処理装置の構成について、図3を参照して説明する。
同図に示すように、入力信号処理装置30は、入力信号状態計測処理手段31と、制御部32と、記憶部33と、送信手段34とを有している。
なお、同図に示す入力信号処理装置30は、図1に示す台コントローラDC1に対応する。このため、図3においては、一つの台コントローラDCが4台の遊技機P(P1〜P4)から信号を入力する構成となっている。
入力信号状態計測処理手段31は、遊技装置から開閉信号(入力信号)を受信し、この受信した開閉信号の開閉状態(「開」又は「閉」のいずれであるか)を所定の間隔でサンプリングを行い、得られた開閉状態からチャタリングあるいはノイズの発生の有無を判定し、それらチャタリングやノイズを除去した有効信号を生成し、この生成した有効信号のオン状態の継続時間を計測する。
そして、入力信号状態計測処理手段31は、チャタリングが生じている、あるいはノイズが発生していると判定したときは、無効信号を出力する。すなわち、図4に示すように、計測した信号のオン状態の継続時間(オン状態を示す信号のパルス幅)が10ms未満のときには、無効信号を出力する。
さらに、入力信号状態計測処理手段31は、計測した有効信号のオン状態の継続時間を予め定めた所定の区分毎に分類し、その分類された区分を示す有効分類信号(分類1信号〜分類n信号)を出力する。
所定の区分は、任意好適に定めることができるが、例えば、図4に示すように、「10〜25ms」(分類1)、「30〜70ms」(分類2)、「75〜90ms」(分類3)、「95ms〜」(分類4)のように4つの区分(分類)として分けることができる。
ここで、例えば、有効信号のオン状態の継続時間が55msであるときは分類2に分類されて分類2信号が出力される。また、継続時間が80msであるときは分類3に分類されて分類3信号が出力される。
また、入力信号状態計測処理手段31は、生成した有効信号を、制御部32へ送る。
なお、入力信号状態計測処理手段31は、制御部32から送られてきたサンプルパルスを用いて開閉信号の開閉状態のサンプリングを行う。
制御部(制御手段)32は、入力信号状態計測処理手段31から無効信号,有効分類信号(分類1信号〜分類n信号),有効信号等を入力する。そして、無効信号と分類1信号〜分類n信号については、信号毎の入力回数をカウントし、このカウント値を個別累積分類情報として記憶部33へ送って記憶させる。
なお、無効信号の入力回数を示す情報を無効個別累積分類情報、分類1信号〜分類n信号の信号毎の入力回数を示す情報を有効個別累積分類情報という。
また、制御部32は、有効分類信号の総数を演算し、この演算結果をオン状態有効信号合計数情報として記憶部33へ送り記憶させる。
さらに、制御部32は、有効個別累積分類情報,無効個別累積分類情報,オン状態有効信号合計数情報,有効信号等を送信手段34へ送る。
また、制御部32は、サンプルパルスを入力信号状態計測処理手段31へ送る。
さらに、制御部32は、有効個別累積分類情報や無効個別累積分類情報にもとづき、その分布状態から各入力信号の安定度・信頼性を評価して、この評価結果を得る。この評価結果は、送信手段34へ送られる。
このように、制御部32は、入力信号の安定度・信頼性を評価することから「評価手段」としての機能を有している。
なお、その評価の方法の詳細については、後記の「評価の方法について」で詳述する。
記憶部(分類累積記憶手段)33は、個別累積分類情報,オン状態有効信号合計数情報などを記憶する。
送信手段(出力手段)34は、制御部32からの個別累積分類情報,オン状態有効信号合計数情報,有効信号,評価結果等(制御部32は、記憶部33で記憶した有効、無効個別累積分類情報を)を管理装置10へ送信する。
なお、本実施形態においては、台コントローラDCが入力信号処理装置の機能を有することとしているが、台コントローラDCに限るものではなく、例えば、島中継装置SCや管理装置10が入力信号処理装置としての機能を有することもできる。また、台コントローラDC等とは別個独立に入力信号処理装置を備えることもできる。
次に、管理装置の構成について、図5を参照して説明する。
同図は、管理装置の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、管理装置10は、通信手段11と、記憶手段12と、入力手段13と、出力手段14と、制御手段15とを有している。
通信手段11は、島中継装置SCとの間で所定の情報を送受信する。この送受信される情報には、例えば、有効個別累積分類情報,無効個別累積分類情報,オン状態有効信号合計数情報,有効信号,評価結果などがある。
記憶手段12は、通信手段11で受信された各情報を記憶する。
入力手段13は、例えば、キーボードなどで構成されており、管理装置10に所定の動作をさせるための命令や、データの入力などを行う。
出力手段14は、表示装置(モニタ等)や印字出力装置(プリンタ等)などで構成されており、記憶手段12に記憶された各種情報や,この各種情報を加工して生成された表,グラフなどを表示又は印字出力する。
制御手段15は、管理装置10の有する各種機能を実行させるために、管理装置10の有する構成各部の動作を制御する。
例えば、制御手段15は、通信手段11で受信された各種情報を記憶手段12へ送って記憶させる。また、制御手段15は、入力手段13で入力された画面表示命令にもとづき、記憶手段12から所定の情報を取り出して出力手段14へ送り画面表示させる。
さらに、制御手段15は、入力信号処理装置30から報知信号又は警報信号が送られてくると、警報画面を出力手段(モニタ)14に表示させたり、あるいは、スピーカ(図示せず)から警報用音声を出力させたりすることができる。
その警報画面の表示等については、後記の「評価の方法について」で詳述する。
また、管理装置10が入力信号処理装置としての機能を有する場合、制御手段15は、入力信号状態計測処理手段31や制御部32が有する機能と同様の機能を有することができる。この場合、記憶手段12は個別累積分類記憶部を有し、この個別累積分類記憶部は、入力信号処理装置30の記憶部33と同様の機能、例えば個別累積分類情報やオン状態有効信号合計数情報などを記憶する機能を有する。
次に、本実施形態の入力信号処理装置の入力信号状態計測処理手段が、チャタリング又はノイズの発生の有無を判定する手順、及びその判定結果にもとづき有効信号のオンオフを切り替える手順について、図6(a),(b)を参照して説明する。
同図は、サンプルパルス,開閉信号(入力信号),有効信号の経時変化を示すタイミングチャートであって、同図(a)は、有効信号がオン状態であって入力信号の開状態が2回連続して判定されたとき、又は有効信号がオフ状態であって入力信号の閉状態が2回連続して判定されたときに有効信号をオフ又はオンに切り替える場合、同図(b)は、有効信号がオン状態であって入力信号の開状態が3回連続して判定されたとき、又は有効信号がオフ状態であって入力信号の閉状態が3回連続して判定されたときに有効信号をオフ又はオンに切り替える場合を示す。
まず、有効信号がオン状態であって入力信号の開状態が2回連続して判定されたとき、又は有効信号がオフ状態であって入力信号の閉状態が2回連続して判定されたときに有効信号をオフ又はオンに切り替える場合について、同図(a)を参照して説明する。
サンプルパルスSは、5msのサンプル周期で発生させるものとする。このサンプルパルスの発生タイミングで入力信号の開閉状態をサンプリングして判定する。
ここで、Aのタイミングでは、入力信号の開閉状態は閉が判定され、Bのタイミングでは開が判定され、さらにCのタイミングでは閉が判定される。このように、連続する3回のタイミングにおいて閉と開が交互に判定された場合は、チャタリング状態にあるか、もしくはノイズが発生したものと判定される。この場合、入力信号は受け付けられず、有効信号(出力信号)は変化しない。
そのCのタイミングで閉が判定された後、さらにDのタイミングで閉が判定されると、この場合は、2回連続して閉の判定があったので、ここで有効信号をオンさせる。
次いで、Fのタイミングでは閉が判定され、Gのタイミングでは開が判定され、さらにHのタイミングでは閉が判定される。このように連続する複数回のタイミングにおいて交互に開と閉の判定があった場合は、ノイズと判定し、無視する。
続いて、Jのタイミングでは閉が判定され、Kのタイミングでは開が判定され、Lのタイミングでは閉が判定され、さらにMのタイミングでは開が判定される。このように開と閉とが交互に繰り返し起こった場合は、チャタリングと判定し、無視する。
そのMのタイミングで開が判定された後、さらにNのタイミングでも開が判定される。このように、タイミングM、Nで開が2回連続して判定されたことにより有効信号をオフさせる。
さらに、Oのタイミングでは開が判定され、Pのタイミングでは閉が判定され、さらにQのタイミングでは開が判定される。このように連続する複数回のタイミングにおいて交互に開と閉の判定があった場合は、ノイズと判定し、無視する。
次に、有効信号がオン状態であって入力信号の開状態が3回連続して判定されたとき、又は有効信号がオフ状態であって入力信号の閉状態が3回連続して判定されたときに有効信号をオフ又はオンに切り替える場合について、同図(b)を参照して説明する。
ここでは、2回連続以下はノイズ又はチャタリングと判定し、3回連続を確認して正式な出力信号とする。
また、サンプルパルスSは、3msのサンプル周期で発生させるものとする。
ここで、Aのタイミングでは、入力信号の開閉状態は開が判定され、Bのタイミングでは閉が判定され、さらにCのタイミングでは開が判定される。このように、連続する3回のタイミングにおいて開と閉が交互に判定された場合は、チャタリング状態にあるか、もしくはノイズが発生したものと判定される。この場合、入力信号は受け付けられず、有効信号は変化しない。
そのCのタイミングで開が判定された後、Dのタイミングでも開が判定されたが、Eのタイミングでは閉が判定される。この場合は、2回連続して開の判定があったものの、3回連続ではないため、チャタリング又はノイズと判定し、無視する。
次いで、Eのタイミングでは閉が判定され、Fのタイミングでも閉が判定され、さらにGのタイミングでも閉が判定される。このように3回連続して閉の判定があったときは、有効信号がオンされる。
その後、Sのタイミングで開が判定され、Tのタイミングでも開が判定されたが、Uのタイミングでは閉が判定される。この場合は、2回連続して開の判定があったものの、3回連続ではないため、チャタリング又はノイズと判定し、無視する。なお、U,V,Wのタイミングにおいても同様に判定される。
続いて、Wのタイミングでは開が判定され、Xのタイミングでも開が判定され、さらにYのタイミングでも開が判定される。このように3回連続して開の判定があったため、有効信号がオフされる。
次に、本実施形態の入力信号処理装置における個別累積分類情報の生成手順について、図6を参照して説明する。
まず、予想されるノイズ幅、チャタリングのパルス幅及び周期によって、サンプリング周期を設定し、所定の連続判定数を決定する。
例えば、同図(a)においては、サンプリング周期は5msが設定され、連続判定数は2が決定される。また、同図(b)においては、サンプリング周期は3msが設定され、連続判定数は3が決定される。
そして、入力信号処理装置30の入力信号状態計測処理手段31で無効と判定されたノイズ又はチャタリング数が、制御部32で積算される。この積算は、制御部32が入力信号状態計測処理手段31から無効信号を入力した回数をカウントすることにより行われる。
なお、無効信号は、図6(a)においてはA,G,K,Pの各タイミングで出力され、また、同図(b)においてはB,S,Tの各タイミングで出力される。
また、入力信号状態計測処理手段31において、有効信号のオン状態の継続時間が計測され、この計測結果が所定の区分毎に分類され、この分類の結果を示す有効分類信号(分類1信号〜分類n信号)が生成されて制御部32へ出力される。この分類例を図4に示す。
同図に示すアウト信号(O)の有効信号の分類例において、分類1(有効信号のパルス幅が10ms〜25ms)は、分類2の下限閾値(30ms)よりも短いパルス幅が属する範囲であって、下方注意領域である。分類2(30ms〜70ms)は、標準パルス幅(50ms)を含む範囲であって、安定領域である。分類3(75ms〜90ms)は、分類2の上限閾値(70ms)よりも長いパルス幅が属する範囲であって、上方注意領域である。そして、分類4(95ms〜)は、分類3の上限(90ms)よりも長いパルス幅が属する範囲であって、長幅領域である。
そして、有効信号のパルス幅が分類1に属する場合は分類1信号が、分類2に属する場合は分類2信号が、分類3に属する場合は分類3信号が、分類4に属する場合は分類4信号が、それぞれ入力信号状態計測処理手段31から制御部32へ送られる。
さらに小さいパルス幅の信号が続けて2つ以上並んだ場合は、標準パルス周期から少なくとも所定の間隔以下である場合は1個の信号と判定して、その連続したパルスは無効とする処理を行う。
なお、各入力信号の標準パルス幅と標準周期は、通常、次のようになっている。
補給信号及びアウト信号は、幅50ms最短周期500ms、売上信号は幅100ms周期200ms、遊技機から出力される賞球信号は幅100ms最短周期500ms、メダル投入信号及びメダル払出信号は幅50ms周期100msである。
このように、各入力信号によって標準パルス幅、標準周期が仕様として決められているので、最も簡単な分類の方法は、2つの閾値を設定して標準パルス幅を中央値として、有効信号のパルス幅を、短パルス幅領域、安定パルス幅領域、長パルス幅領域に分類し、その数を累算記憶する。
次に、評価の方法について説明する。
[全有効信号数情報との比率による評価]
評価の方法は、所定の区間(例えば営業日毎)ごとに、無効個別累積分類情報、分類された下方注意領域情報、安定領域情報、上方注意領域情報、長幅領域情報、そして全有効信号数情報(オン状態有効信号合計数情報)にもとづいて、全有効信号数情報に対する無効個別累積分類情報の比率、下方注意領域情報の比率、安定領域情報の比率、上方注意領域情報の比率、長幅領域情報の比率を算出して、その比率が設定した値を超えたとき、その比率が認識できるようマークをつけて、遊技機台番及び入力信号毎に、分類した累算値データ、算出データとともに一覧表などで出力する。
以下、具体例を挙げて個々に説明する。
(全有効信号数情報に対する無効個別累積分類情報の比率)
「全有効信号数情報」は、図4においては「合計」として表されており、有効信号(分類1信号〜分類n信号)の各カウント値の合計(各区分情報の総数)を示すものである。
一方、「無効個別累積分類情報」は、図4においては「無効」として表されている。
例えば、同図の台番「1」について見てみると、「合計」は5000であり、「無効」は20である。この場合、全有効信号数情報に対する無効個別累積分類情報の比率は、20/5000=0.004(0.4%)となる。
なお、このように算出された比率を「無効分比率」という。そして、無効分比率は、図4に示すように、「比率」の「無効」の欄に表示させることができる。
(全有効信号数情報に対する下方注意領域情報の比率)
同図の台番「1」において、下方注意領域情報は300であり、合計は5000である。この場合、全有効信号数情報に対する下方注意領域情報の比率は、300/5000=0.06(6%)となる。
このように算出された比率を「下方注意領域比率」という。そして、下方注意領域比率は、図4に示すように、「比率」の「有効」の「1」の欄に表示させることができる。
(全有効信号数情報に対する安定領域情報の比率)
同図の台番「1」において、安定領域情報は4500であり、合計は5000である。この場合、全有効信号数情報に対する安定領域情報の比率は、4500/5000=0.9(90%)となる。
なお、このように算出された比率を「安定領域比率」という。また、安定領域比率は、図4には示されていないが、「比率」の「有効」の「2」の欄を設けて、この欄に表示させることができる。
(全有効信号数情報に対する上方注意領域情報の比率)
同図の台番「1」において、上方注意領域情報は200であり、合計は5000である。この場合、全有効信号数情報に対する上方注意領域情報の比率は、200/5000=0.04(4%)となる。
なお、このように算出された比率を「上方注意領域比率」という。そして、上方注意領域比率は、図4に示すように、「比率」の「有効」の「3」の欄に表示させることができる。
ここで、長幅領域情報についても、全有効信号数情報に対する比率を算出することは可能である。ただし、本実施形態においては、長幅領域情報がカウントされた時点で、全有効信号数情報に対する比率を算出することなく、警報信号を管理装置20へ送信する構成とした。このため、全有効信号数情報に対する長幅領域情報の比率については、その説明を省略する。
(各比率と閾値との比較による評価)
上述した手法で算出された各比率(無効分比率、下方注意領域比率、安定領域比率、上方注意領域比率)は、それぞれについて設定された閾値と比較され、この比較の結果にもとづき入力信号の信頼度・安定度が評価される。
例えば、下方注意領域比率が6%と算出され、その下方注意領域比率についての閾値が20%である場合、その算出された下方注意領域比率は閾値よりも低いため、入力信号は信頼度が高いものと判定される。
また、例えば、上方注意領域比率が25%と算出され、その閾値が20%である場合、その算出された上方注意領域比率は閾値を超過しているため、入力信号は信頼度が低いものと判定される。
さらに、例えば、無効分比率が4%と算出され、その閾値が5%である場合、その算出された無効分比率は閾値より低いものの、閾値に近い値であるため、入力信号は信頼度は高いが注意を要するものと判定される。
ここで、上述した手法で算出された各比率のうち閾値を超過したものについては、例えば、図7に示すように、一つの表にまとめて管理装置10の出力手段(モニタ)14に表示させることができる。
例えば、同図に示すように、分類0(無効)において閾値5%を超過したもの、分類1(下方注意領域)において閾値20%を超過したもの、分類3(上方注意領域)において閾値20%を超過したものについて、それぞれ一つの表にまとめて表すことができる。
具体的には、同図においては、3番台について無効分比率が閾値を超過していることがわかる。また、15番台と105番台と210番台の下方注意領域比率がそれぞれ閾値を超過しており、さらに、200番台の上方注意領域比率が閾値を超過していることがわかる。
このような表を作成し管理装置10の出力手段14(モニタなど)に表示させることにより、遊技ホールの管理者等は、その表を見て、信頼度が低い入力信号を特定し、適切な対応をとることができる。
なお、上述した各比率の算出,閾値との比較,比較結果にもとづく入力信号の評価は、評価手段の判定手段にて行われる。
さらに、判定手段は、それら各比率の算出等以外にも、例えば、各比率のいずれかが閾値を超過しているときに報知信号を出力して管理装置10へ送ることができる。また、長幅領域情報が一度でもカウントされたときには、警報信号を出力して管理装置10へ送ることができる。
管理装置10の制御手段15は、通信手段11で報知信号又は警報信号が受信されると、図8に示すような警報画面を出力手段(モニタ)14に表示させる。
警報画面には、例えば、「信号異常が発生しました。」,「アウト入力3番(長幅信号)」,「セーフ入力105番(無効信号)」,「至急、点検作業を行って下さい。」など、遊技ホールの管理者等に注意を促したり、異常が発生したことを伝えたり、点検作業を要請したりするメッセージを表示させることができる。これにより、信号異常の状況を遊技ホールの管理者等に迅速に知らせることができる。
なお、制御手段15は、報知信号又は警報信号を受けると、スピーカ(図示せず)から警報用音声を出力させることもできる。
[最短信号周期を用いた評価]
各入力信号については、標準パルス幅や標準周期(最短信号周期)が仕様として決められている。例えば、アウト信号については、最短信号周期は500msである。
そこで、入力信号処理装置30の記憶手段33が、入力信号毎の最短信号周期を記憶し、制御手段32が、該最短信号周期内に複数の有効信号を入力したときは、1個の有効信号として累積して、該入力信号を特定して管理装置10に送信し、管理装置10は警報を発する。
これにより、最短信号周期内に複数の有効信号を入力するような異常についても、遊技ホールの管理者等は、早期に知ることができる。
次に、入力信号処理プログラムについて説明する。
上記の実施形態におけるコンピュータ(入力信号処理装置30、台コントローラDC、島中継装置SC、管理装置10、遊技場管理システム1)の入力信号処理機能(入力信号処理方法を実行するための機能)は、記憶手段(例えば、ROMやハードディスクなど)に記憶された入力信号処理プログラムにより実現される。
入力信号処理プログラムは、コンピュータの制御手段(CPUなど)に読み込まれることにより、コンピュータの構成各部に指令を送り、所定の処理、たとえば、入力信号処理装置における開閉信号の開閉状態判定処理、チャタリング又はノイズの発生有無の判定処理、オン状態の継続時間計測処理、無効信号出力処理、有効分類信号出力処理、個別累積分類情報生成処理、開閉信号安定度評価処理などを行わせる。
これによって、入力信号処理機能は、ソフトウエアである入力信号処理プログラムとハードウエア資源であるコンピュータ(入力信号処理装置30、台コントローラDC、島中継装置SC、管理装置10、遊技場管理システム1)の各構成手段とが協働することにより実現される。
なお、入力信号処理機能を実現するための入力信号処理プログラムは、コンピュータのROMやハードディスクなどに記憶される他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、CD−ROM等の記憶媒体を内蔵し、入力信号処理装置などに外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAM等にロードされて、CPU(制御手段)により実行される。この実行により、上述した本実施形態の入力信号処理装置などの機能が実現される。
さらに、コンピュータで入力信号処理プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された入力信号処理プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされた入力信号処理プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の入力信号処理装置などの入力信号処理機能を実現する。
以上、本発明の入力信号処理装置、遊技場管理システム、入力信号処理方法及び入力信号処理プログラムの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る入力信号処理装置、遊技場管理システム、入力信号処理方法及び入力信号処理プログラムは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、管理装置10を1つのみ備える構成としたが、管理装置10は1つに限るものではなく、複数備えることもできる。
また、有効信号の分類は図4においては4段階としたが、4段階に限るものではなく、3段階以下や5段階以上とすることができる。そして、分類数を増やした場合には、それら分類毎のカウント値の分布をとり、偏差の値を算出して、その数値を設定した閾値と比較して判定するという評価方法も考えられる。
本発明は、遊技装置から出力された開閉信号を入力し、所定の信号を管理装置へ送信する入力信号処理装置やこれを備える遊技場管理システムに関する発明であるため、その開閉信号を入出力する装置や機器に利用可能である。
本発明の遊技場管理システムの構成を示すブロック図である。 玉計数器の構造を示す断面図であって、(a)は上面図、(b)は正面図である。 本発明の入力信号処理装置の構成を示すブロック図である。 無効信号や各有効分類信号の入力回数の累積値を集計した結果、及び算出された各種比率を示す図表である。 管理装置の構成を示すブロック図である。 サンプルパルス,開閉信号(入力信号),有効信号(出力信号)の状態を示すタイミングチャートであって、(a)は、有効信号がオン状態であって入力信号の開状態が2回連続して判定されたとき、又は有効信号がオフ状態であって入力信号の閉状態が2回連続して判定されたときに有効信号をオフ又はオンに切り替える場合、(b)は、有効信号がオン状態であって入力信号の開状態が3回連続して判定されたとき、又は有効信号がオフ状態であって入力信号の閉状態が3回連続して判定されたときに有効信号をオフ又はオンに切り替える場合を示す。 無効分比率,下方注意領域比率,上方注意領域比率のうち閾値を超過したものを示す図表である。 管理装置の出力手段(モニタ)に表示された警報画面の具体例を示す正面図である。
符号の説明
1 遊技場管理システム
P 遊技機
U 玉貸機
S 補給メータ(セーフ)
O アウトメータ(アウト)
DC 台コントローラ
SC 島中継装置
10 管理装置
20 玉計数器
30 入力信号処理装置
31 入力信号状態計測処理手段
32 制御部
33 記憶部
34 送信手段

Claims (10)

  1. 遊技装置から受信した信号に所定の処理を行う入力信号処理装置であって、
    前記遊技装置から開閉信号を受信し、この受信した開閉信号の開閉状態を所定の間隔でサンプリングを行い、得られた開閉状態にもとづいてチャタリング及び/又はノイズを少なくとも含む異常の発生の有無を判定し、前記異常の状態を除去した有効信号のオン状態の継続時間を計測し、この計測した継続時間を予め定めた複数の区分のいずれかに分類し、この分類した区分を示す分類信号を出力する入力信号状態計測処理手段と、
    前記分類信号を入力するとともに、前記分類信号の入力回数を前記区分ごとにカウントする制御手段と、
    この制御手段で得られた前記区分ごとのカウント値を有効個別累積分類情報として記憶する記憶手段とを備えた
    ことを特徴とする入力信号処理装置。
  2. 前記入力信号状態計測処理手段は、前記異常が発生したものと判定した無効信号を出力し、
    前記制御手段は、前記無効信号を入力するとともに、前記無効信号の入力回数をカウントし、
    前記記憶手段は、前記制御手段で得られた前記無効信号の入力回数のカウント値を無効個別累積分類情報として記憶する
    ことを特徴とする請求項1記載の入力信号処理装置。
  3. 前記開閉信号は、遊技装置の売上信号、補給信号又は賞球あるいはメダル払出信号、アウト信号又はメダル投入信号のうち、少なくとも1つの入力信号である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の入力信号処理装置。
  4. 前記個別累積分類情報にもとづいて前記開閉信号の安定度を評価する評価手段を備え、
    この評価手段は、所定の期間における前記有効個別累積分類情報の区分を安定領域情報、上方注意領域情報、下方注意領域情報の三つに区分して、区分情報の総数に対する上方注意領域情報又は下方注意領域情報の比率が、設定した所定の閾値を超過したかを判定する判定手段を有し、前記判定手段が超過したと判定した入力信号を特定して報知する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の入力信号処理装置。
  5. 前記評価手段は、所定の期間における前記有効個別累積分類情報の総数に対する無効個別累積分類情報の比率が、設定した所定の閾値を超過したかを判定する判定手段を有し、前記判定手段が超過したと判定した入力信号を特定して報知する
    ことを特徴とする請求項4記載の入力信号処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記有効個別累積分類情報のうち、所定の計測時間以上の分類信号を受信したとき、該入力信号を特定して管理装置に送信し、管理装置は警報を発する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに入力信号処理装置。
  7. 前記制御手段は、入力信号毎の最短信号周期を記憶して、該最短信号周期内に複数の有効信号を入力したときは、1個の有効信号として累積して、該入力信号を特定して管理装置に送信し、管理装置は警報を発する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに入力信号処理装置。
  8. 遊技場に設置される一又は二以上の遊技装置と、これら遊技装置を管理する管理装置と、前記遊技装置から受信した信号に所定の処理を行って前記管理装置へ送信する入力信号処理装置とを備えた遊技場管理システムであって、
    前記入力信号処理装置が、請求項1〜7のいずれかに記載の入力信号処理装置からなる
    ことを特徴とする遊技場管理システム。
  9. 入力信号処理装置が遊技装置から受信した信号に所定の処理を行う入力信号処理方法であって、
    入力信号状態計測処理手段が、前記遊技装置から開閉信号を受信し、この受信した開閉信号の開閉状態を所定の間隔でサンプリングを行い、得られた開閉状態にもとづいてチャタリング及び/又はノイズを少なくとも含む異常の発生の有無を判定し、前記異常の状態を除去した有効信号のオン状態の継続時間を計測し、この計測した継続時間を予め定めた複数の区分のいずれかに分類し、この分類した区分を示す分類信号を出力し、
    制御手段が、前記分類信号を入力するとともに、前記分類信号の入力回数を前記区分ごとにカウントし、
    記憶手段が、前記制御手段で得られた前記区分ごとのカウント値を有効個別累積分類情報として記憶する
    ことを特徴とする入力信号処理方法。
  10. 入力信号処理装置に、遊技装置から受信した信号に所定の処理を実行させるための入力信号処理プログラムであって、
    前記遊技装置から開閉信号を受信し、この受信した開閉信号の開閉状態を所定の間隔でサンプリングを行い、得られた開閉状態にもとづいてチャタリング及び/又はノイズを少なくとも含む異常の発生の有無を判定し、前記異常の状態を除去した有効信号のオン状態の継続時間を計測し、この計測した継続時間を予め定めた複数の区分のいずれかに分類し、この分類した区分を示す分類信号を出力する手順を、入力信号状態計測処理手段に実行させ、
    前記分類信号を入力するとともに、前記分類信号の入力回数を前記区分ごとにカウントする手順を、制御手段に実行させ、
    前記制御手段で得られた前記区分ごとのカウント値を有効個別累積分類情報として記憶する手順を、記憶手段に実行させる
    ことを特徴とする入力信号処理プログラム。
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