JP2008086472A - 遊技場用管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技場用管理システム1は、検知期間を設定する検知期間設定手段11と、基準出玉率を設定する基準出玉率設定手段15と、基準払出遊技媒体数を設定する基準払出数設定手段14と、特定入賞1回当たりの単位払出遊技媒体数を設定する単位払出数設定手段140と、基準入賞数を算出する基準入賞数算出手段16と、閾値入賞数として設定する閾値入賞数設定手段17と、異常判定しきい値として設定する異常判定閾値設定手段19と、この異常判定閾値設定手段19が設定した異常判定しきい値を出力する異常判定閾値出力手段190とを備えたものである。
【選択図】図1
Description
上記検知期間に渡って遊技機を遊技した場合の基準となる遊技媒体数である基準払出遊技媒体数を設定する基準払出数設定手段と、
上記遊技機の入賞のうち、特定入賞1回当たりに上記遊技機が払い出す遊技媒体数である単位払出遊技媒体数を設定する単位払出数設定手段と、
上記単位払出遊技媒体数により上記基準払出遊技媒体数を除算することにより基準入賞数を算出する基準入賞数算出手段と、
上記基準入賞数に対して許容偏差を加算した上限入賞数、及び上記基準入賞数から上記許容偏差を減算した下限入賞数のうちの少なくともいずれか一方を閾値入賞数として設定する閾値入賞数設定手段と、
上記閾値入賞数に対して上記単位払出遊技媒体数を乗じた閾値払出数、及び上記検知期間に渡って上記遊技機を遊技した場合に使用が想定される遊技媒体数である想定使用遊技媒体数に対する上記閾値払出数の割合である閾値出玉率のうちの少なくともいずれか一方を、異常判定しきい値として設定する異常判定閾値設定手段と、
当該異常判定閾値設定手段が設定した上記異常判定しきい値を出力する異常判定閾値出力手段とを備えたことを特徴とする遊技場用管理システムにある(請求項1)。
また、例えば、上記基準入賞数を算出するなど、「算出する」とは、演算することを意味しており、算出した数値等については表示あるいは印字等の出力を必要としない。
さらに、スロットマシンよりなる上記遊技機については、入賞確率の最も高い小役、あるいは検知期間における払出枚数が最も多くなると期待される小役の入賞等を、上記特定入賞として設定することができる。
この場合には、上記基準払出数設定手段は、上記基準出玉率に対応する上記基準払出遊技媒体数を設定できるようになる。
上記入賞数の標準偏差に基づく上記許容偏差を設定する場合には、所定のばらつき範囲から外れる入賞数を呈する遊技機を異常と判定できるようになる。上記基準入賞数の所定の割合に相当する値を上記許容偏差として設定する場合には、上記基準入賞数からの偏差が上記所定の割合に相当する値以上の入賞数を呈する遊技機を異常と判定できるようになる。
上記異常報知手段は、上記実測払出遊技媒体数と上記基準払出遊技媒体数との間の数値的な範囲内に上記閾値払出数が属するか、あるいは上記実測使用遊技媒体数に対する上記実測払出遊技媒体数の割合である実測出玉率と上記基準出玉率との間の数値的な範囲内に上記閾値出玉率が属したとき、異常と判定するように構成してあることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記遊技場用管理システムに対して上記実測使用遊技媒体数及び上記実測払出遊技媒体数を入力する必要性を省略でき、一層、容易に上記遊技機の異常を検知できるようになる。
本例は、遊技機の異常を検知する遊技場用管理システム1に関する例である。この内容について、図1〜図6を用いて説明する。
本例の遊技場用管理システム1は、図1及び図2に示すごとく、検知対象の遊技期間である検知期間を設定する検知期間設定手段11と、遊技機2に対して基準出玉率を設定する基準出玉率設定手段15と、検知期間に渡って遊技機2を遊技した場合の基準となる遊技媒体数である基準払出遊技媒体数を設定する基準払出数設定手段14と、遊技機2の入賞のうち、特定入賞1回当たりに遊技機2が払い出す単位払出遊技媒体数を設定する単位払出数設定手段140と、単位払出遊技媒体数により基準払出遊技媒体数を除算することにより基準入賞数を算出する基準入賞数算出手段16と、基準入賞数に対して許容偏差を加算した上限入賞数、及び上記基準入賞数から許容偏差を減算した下限入賞数のうちの少なくともいずれか一方を閾値入賞数として設定する閾値入賞数設定手段17と、閾値入賞数に対して単位払出遊技媒体数を乗じた閾値払出数を、異常判定しきい値として設定する異常判定閾値設定手段19と、この異常判定閾値設定手段19が設定した異常判定しきい値を出力する異常判定閾値出力手段190と、を備えたものである。
以下に、この内容について詳しく説明する。
中継器23は、遊技機2側から取り込むアウト信号や、セーフ信号や、遊技機2毎の玉貸機の売上信号等の遊技信号を通信ネットワーク10上の通信データに変換する装置である。この中継器23は、各遊技機2を特定する遊技機IDを関連付けした状態で、上記遊技信号等を通信ネットワーク10に向けて送信するように構成してある。
またなお、上記検知期間としては、遊技機2の機種毎あるいは遊技場全体に対して、一律の期間を設定することができる。さらに、本例に代えて、半日、2時間、1時間等、時間的に区分した検知期間を設定することもできる。
σ=((想定使用遊技媒体数)×(入賞確率)×(1−入賞確率))の平方根
なる計算式により、入賞数の標準偏差σを求めている。
ここで、入賞確率は、使用した遊技媒体1玉当たりの入賞確率であり、基準入賞数を想定使用遊技媒体数で除算することにより算出される確率である。
また、本例では、上記のごとく、基準出玉率設定手段15を介して設定した基準出玉率に基づいて基準払出遊技媒体数を設定している。これに代えて、基準出玉率を設定することなく、遊技場の管理者等が入力した基準払出遊技媒体数を設定することもできる。
本例は、実施例1の遊技場用管理システムを基にして、中継器23が異常判定を実施するように構成した例である。この内容について、図1及び図2を用いて説明する。
本例の管理装置は、図1に示す実施例1の管理装置3から払出数検知手段12、使用数検知手段13及び異常報知手段18を省略したものである。本例では、管理装置3から省略した上記の3手段を、中継器23が備えている。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
本例は、実施例1の遊技場管理システムを基にして、インターネット回線101を使用したシステムに変更した例である。この内容について、図7を用いて説明する。
本例の遊技場管理システム1は、各遊技場に設置された管理装置3と、遊技場とは異なる場所に設置された遊技場管理サーバ100とをインターネット回線101を介して通信可能な状態で接続したものである。なお、インターネット回線101に代えて、専用回線によるネットワークを採用することも良い。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
10 通信ネットワーク
101 インターネット回線
100 遊技場管理サーバ
11 検知期間設定手段
12 払出数検知手段
13 使用数検知手段
14 基準払出数設定手段
140 単位払出数設定手段
15 基準出玉率設定手段
16 基準入賞数算出手段
17 閾値入賞数設定手段
18 異常報知手段
19 異常判定閾値設定手段
190 異常判定閾値出力手段
2 遊技機
22 台ランプ
23 中継器
3 遊技場用管理装置
33 単位払出数入力手段
301 装置本体
302 表示手段
303 入力手段
Claims (4)
- 検知対象の遊技期間である検知期間を設定する検知期間設定手段と、
上記検知期間に渡って遊技機を遊技した場合の基準となる遊技媒体数である基準払出遊技媒体数を設定する基準払出数設定手段と、
上記遊技機の入賞のうち、特定入賞1回当たりに上記遊技機が払い出す遊技媒体数である単位払出遊技媒体数を設定する単位払出数設定手段と、
上記単位払出遊技媒体数により上記基準払出遊技媒体数を除算することにより基準入賞数を算出する基準入賞数算出手段と、
上記基準入賞数に対して許容偏差を加算した上限入賞数、及び上記基準入賞数から上記許容偏差を減算した下限入賞数のうちの少なくともいずれか一方を閾値入賞数として設定する閾値入賞数設定手段と、
上記閾値入賞数に対して上記単位払出遊技媒体数を乗じた閾値払出数、及び上記検知期間に渡って上記遊技機を遊技した場合に使用が想定される遊技媒体数である想定使用遊技媒体数に対する上記閾値払出数の割合である閾値出玉率のうちの少なくともいずれか一方を、異常判定しきい値として設定する異常判定閾値設定手段と、
当該異常判定閾値設定手段が設定した上記異常判定しきい値を出力する異常判定閾値出力手段とを備えたことを特徴とする遊技場用管理システム。 - 請求項1において、上記遊技機に対して基準出玉率を設定する基準出玉率設定手段を有し、上記基準払出数設定手段は、上記想定使用遊技媒体数に上記基準出玉率を乗じて算出した遊技媒体数を上記基準払出遊技媒体数として設定するように構成してあることを特徴とする遊技場用管理システム。
- 請求項1又は2において、上記閾値入賞数設定手段は、上記遊技機における上記検知期間内の入賞数に関する標準偏差に所定値を乗じた値、あるいは上記基準入賞数の所定の割合に相当する値を上記許容偏差として設定するように構成してあることを特徴とする遊技場用管理システム。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、上記検知期間内に上記遊技機に使用された遊技媒体数である実測使用遊技媒体数を検知する使用数検知手段と、上記検知期間内に上記遊技機が払い出した遊技媒体数である実測払出遊技媒体数を検知する払出数検知手段と、上記検知期間設定手段が設定した上記検知期間が経過する毎に異常を判定し、異常と判定した場合には異常である旨を報知する異常報知手段とを備え、
上記異常報知手段は、上記実測払出遊技媒体数と上記基準払出遊技媒体数との間の数値的な範囲内に上記閾値払出数が属するか、あるいは上記実測使用遊技媒体数に対する上記実測払出遊技媒体数の割合である実測出玉率と上記基準出玉率との間の数値的な範囲内に上記閾値出玉率が属したとき、異常と判定するように構成してあるを特徴とする遊技場用管理システム。
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