JP4581046B2 - 遊技台の異常検出装置 - Google Patents

遊技台の異常検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4581046B2
JP4581046B2 JP2003291268A JP2003291268A JP4581046B2 JP 4581046 B2 JP4581046 B2 JP 4581046B2 JP 2003291268 A JP2003291268 A JP 2003291268A JP 2003291268 A JP2003291268 A JP 2003291268A JP 4581046 B2 JP4581046 B2 JP 4581046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
item
monitoring
processing unit
storage unit
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003291268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005058401A (ja
Inventor
近藤  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suncorporation
Original Assignee
Suncorporation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suncorporation filed Critical Suncorporation
Priority to JP2003291268A priority Critical patent/JP4581046B2/ja
Publication of JP2005058401A publication Critical patent/JP2005058401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4581046B2 publication Critical patent/JP4581046B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

この発明は、パチンコ店などの遊技場における遊技台の異常を検出するための異常検出装置に関する。
遊技場では、遊技台ごとの遊技状況を遊技台データとして、管理装置に取り込んでいるが、収集したデータを利用して、遊技台の異常を検出することがあった。
遊技台の異常には、様々なものがあるが、遊技台データが、予め設定した範囲からはずれるような状況を異常という。例えば、特定の遊技台だけが、出玉率が高すぎたり、低すぎたりするとか、特賞の発生確率が高いといったようなことがある。その原因には、遊技台自体の故障や、遊技者が遊技台に何らかの細工をする不正行為などが考えられる。
そして、上記のような異常については、閉店後に遊技台データを解析することによって、異常の発生を発見するだけでなく、遊技台の稼働中にその異常を発見するための異常検出装置もあった。
もしも、遊技者の不正が行われていた場合に、遊技場としては、実際に不正が行われている時点で、それを発見したいはずである。そのため、上記異常検出装置は、営業中の遊技台データを取り込んで、そのデータから異常を判定するようにしていた。
なお、ここでは、不正による遊技台状況の変化や、その他、何らかの原因によって、通常状態と異なる状態が起こった場合は、全て遊技台の異常ということにする。
具体的には、異常検出装置は、取り込んだ遊技台データの中の、特定の項目に着目している。そして、その値が、予め設定した異常条件を満たしているかどうかを判断して、条件を満たしていた場合には異常と判定し、警報などを発するというものである(特許文献1参照)。
上記のような異常検出装置では、不正などの特定の異常状態を検出するために、遊技台データのうち、監視すべき監視項目を特定して、その監視項目に関するデータの回数や個数を計数し、その値が予め設定した条件になったときに不正などの異常と判定するようにしている。
一方で、遊技台の異常状況には、様々なものがあり、特定の種類の異常だけを検出できる異常検出装置では、実際に発生する様々な異常に対応しきれない。そのため、様々な、異常状態に対応した監視項目を遊技場側で設定できる異常検出装置もある。
例えば、出玉率が設定値以上になったとき、あるいは、設定値を超える状態が、設時間以上続いたときや、特賞の発生確率が設定値以上の状態が続いたときに異常と判定するというように、異常を検出するためのデータの種類や、異常と判定するための条件などを、遊技場で設定できるようにしている。
上記のように、種々の異常について、異常と判定する条件を自由に設定できる装置において、その判定条件をどのように設定するのかということが、実際の異常検出の精度に係わってくる。例えば、正常範囲を広く設定すれば、本当は異常なのに、異常と判断されない検出漏れが発生する危険性が増し、反対に、正常範囲を狭く設定すれば、異常でない場合でも異常と判定してしまうことになる。
このような異常レベルを適切に設定したり、監視項目を特定して設定したりするためには、監視対象となる遊技台の機種ごとの特性や、監視項目以外のデータの推移なども考慮する必要がある。そして、このような設定は、誰にでもできるというものではなかった。
例えば、過去の遊技台データの解析から、特定の遊技台の出玉率がいつも高く推移していることが分かった場合、この特定の遊技台について出玉率が高く推移する原因が、不正行為によって特賞回数を操作しているのではないかと考えることができる。このように推測したとき、異常検出装置に、上記出玉率が高く推移している特定の遊技台の特賞回数を監視させることは、不正発見のために意味がある。
しかし、全ての遊技台について、所定時間内の特賞の発生回数を監視し、その値が、一定値を超えたからといって異常と判定するのは適当でない。不正などがなくても、上記所定時間の区切り方や、遊技状況などによって、たまたま特賞回数が多くなる時間帯が発生することも考えられる。そのたびに、異常と判定していたのでは、検出結果に信頼性が無くなってしまう。
そこで、上記の所定時間内の特賞発生回数というような特定の監視項目に注目して異常を検出する場合でも、注目すべき台を特定することが有効である。しかし、どの台に対して、どのような項目での監視を行うべきかという設定を、遊技場の従業員が個々に行うことは、手間が掛かって大変であるとともに、このような設定は、誰にでも間単にできるものではなく、ノウハウを必要とする作業であった。
この発明の課題は、遊技台ごとに適切な監視項目を自動的に設定できる異常検出装置を提供することである。
第1の発明は、営業中の遊技台データを記憶した現在データ記憶部と、上記現在データ記憶部に連係した第1処理部と、遊技台の過去の遊技台データを記憶した過去データ記憶部と、上記過去データ記憶部に連係した第2処理部と、上記第1処理部または第2処理部と連係し、上記現在データ記憶部が記憶している遊技台データの項目のうち、遊技台が異常と想定されることを判定するために監視すべき項目である監視項目および監視項目に対応づけた判定基準を記憶した監視項目記憶部と、上記第2処理部に連係し、上記過去データ記憶部が記憶している遊技台データに基づいて判定可能な、遊技台の異常と想定される状況を示す注意項目を記憶し、かつ、この注意項目に対応づけて、遊技台あるいは遊技台グループごとの遊技台データが上記注意項目に当たるかどうかをチェックするためのチェック項目、チェック項目判定条件および上記監視項目を記憶した注意項目記憶部とを有する。
そして、上記第2処理部は、特定された注意項目に対応したチェック項目を、上記過去データ記憶部に記憶された遊技台または遊技台グループごとの遊技台データから特定する機能と、特定したチェック項目が上記注意項目に対応するチェック項目判定条件を満足しているか否かを判定する機能と、上記チェック項目がチェック項目判定条件を満足していた場合に、そのチェック項目に対応する遊技台または遊技台グループの遊技台特定情報を要監視遊技台として特定する機能と、上記注意項目に対応する監視項目を要監視項目として特定する機能とを備え、上記第1処理部は、上記第2処理部が特定した要監視遊技台の営業中の遊技台データを上記現在データ記憶部から抽出する機能と、この抽出した遊技台データが、上記第2処理部が特定した要監視項目についての判定基準を満たしているか否かを判定する機能と、上記判定基準を満たしたとき、異常と判定した判定結果を出力する機能とを備えた点に特徴を有する。
第2の発明は、第1の発明を前提とし、過去データ記憶部に記憶された遊技台または遊技台グループごとの遊技台データが、特定の注意項目に対応したチェック項目のチェック項目判定条件を満たしているか否かを判定する機能と、上記判定結果を出力する機能とを備えた点に特徴を有する。
第3の発明は、第1、第2の発明を前提とし、第2処理部、過去データ記憶部に記憶された遊技台または遊技台グループごとの遊技台データが、特定の監視項目に付いての判定基準を満たしているか否かを判定する機能と、その判定結果を出力する機能とを備えた点に特徴を有する。
第1〜第3の発明によれば、営業中の遊技台の異常な遊技状況を検出するための異常検出装置において、監視すべき遊技台や監視項目を自動的に特定し、その項目によって遊技台データを監視する機能を自動的に設定することができるようになる。従って、異常検出装置においてもっとも面倒な、監視すべき遊技台や監視項目の設定作業に、人手をかける必要がなくなる。特にノウハウを持っていない遊技場でも、的確な異常検出ができる。
第2の発明によれば、特定の注意項目に対応したチェック項目判定条件が、妥当な条件として設定されているかどうかを判断することができる。
第3の発明によれば、特定の監視項目についての判定基準が、妥当な基準であるかどうかを判断することができる。
特に、上記第2、第3の発明は、異常検出装置を新たに導入したときや、新たな注意項目や監視項目を利用しようとしたとき、また、遊技台の設定条件を大幅に変更したときなどに、予め設定されているチェック項目判定条件や、判定基準が妥当であるかどうかを、従業員などが判断するために有効である。そして、妥当なチェック項目判定条件や、判定基準が、設定されれば、遊技台の異常検出精度が上がることになる。
遊技場の従業員の手間を掛けないで、異常を検出するための適切な監視項目が、自動的に設定できる異常検出装置を実現した。以下に、遊技台がパチンコの場合の、実施例を説明する。
図1〜図5に、第1実施例の異常検出装置を示す。図1に示すように、異常検出装置1は、遊技場の営業中に、図示しない遊技台から取り込んだ遊技台データを記憶する現在データ記憶部2と、この現在データ記憶部2に接続した第1処理部3と、第1処理部3に接続した監視項目記憶部4とを備えている。さらに、第1処理部3には、第2処理部5を接続し、この第2処理部5には、注意項目記憶部6および過去の遊技台データを記憶した過去データ記憶部7を接続している。
なお、図中符号8は出力装置であり、上記第1処理部3が異常を検出したときに、その判定結果を出力する出力先である。例えば、判定結果を表示させるディスプレイや、音声で通知するための遊技場の従業員が装着しているイヤホンや、警報器などである。
また、上記異常検出装置1の各構成要素は、一体化した装置内に設けられたものでなくてもかまわない。例えば、第1、第2処理部3,5として、別々のコンピュータを用い、各記憶部は、上記コンピュータの外部に設けるようにしてもよい。さらに、上記第1、第2処理部は、ハードウエアとして別々に構成したものであってもよいが、例えば同一コンピュータ内にソフト的に構成したものでもかまわない。
そして、上記過去データ記憶部7には、過去の遊技台データが過去データとして記憶されているが、現在データ記憶部2が記憶しているデータが、営業中のリアルタイムの遊技台データであるのに対し、過去データ記憶部7が記憶しているデータは、例えば前日までの遊技台データである。現在データ記憶部2が記憶しているデータを、遊技場の閉店後にそのまま過去データ記憶部7に移動させるようにしてもよい。ただし、過去データ記憶部7では、現在データ記憶部2で記憶している現在データをそのまま記憶するだけでなく、第2処理部5などによって集計処理した処理結果も記憶できるようにしている。
図2に、上記過去データ記憶部7に記憶している過去データの例を示している。図2の表9は、遊技場に設置されている各遊技台の遊技台データを機種ごとに集計した時の、特定の機種についての集計結果を示したものである。
つまり、ある機種の全ての遊技台について、4月1日から、5月1日までの毎日のアウト数、セーフ数、始動数、特賞回数、売上げ、単位始動数、出玉率、特賞確率、稼動単価などを、1日ごとに合計した結果をその機種の遊技台数で割った平均値を示している。つまり、ここに示したデータは、この発明における遊技台グループごとの遊技台データの例である。
なお、上記アウト数とは、遊技台から打ち出された玉数のこと、セーフ数とは打ち出した玉が入賞することによって遊技台から払い出された玉数のことである。また、始動数とは、特定の入賞口である始動口に入賞して、遊技台の図柄が回転し始める(始動)状態になった回数のことである。そして、特賞回数とは上記始動状態から、予め決められた特別のパターンになって図柄が停止し、多量の玉が払い出される状態(特賞)になった回数であり、売上げは、その遊技台で遊技したパチンコ玉の玉貸し金額である。
また、単位始動数とは、単位アウト数に対する始動回数のことで、ここでは、アウト数100に対する始動数のことである。さらに、出玉率とはアウト数に対するセーフ数の割合であり、特賞確率は、上記始動数に対する特賞回数の割合である。また、上記稼動単価とは、上記アウト数に対する売上げの割合である。
上記したように遊技台データには、遊技台から取り込んだそのままのデータの外に、それらを集計したり、加工したりしたものも含まれるが、遊技台データの種類は、上記のものに限らない。遊技台から収集できるデータならどのようなものでも遊技台データとすることができる。
また、図2では、機種別に集計した結果を示しているが、個々の遊技台について集計したり、遊技場全体で合計や平均値を算出したり、1日単位のデータや、過去の全てのデータを算出したりして、それらを過去データ記憶部7に記憶させておくようにしてもよい。
なお、過去の遊技台データの集計処理は、第2処理部5で行うようにしてもよいし、図示しない他の演算部によって処理し、その結果を過去データ記憶部7に記憶させておくようにしてもよい。
次に、上記監視項目記憶部4に記憶しているデータについて説明する。
監視項目記憶部4が記憶しているデータの例を図3の表10に示している。この監視項目記憶部4は、監視項目と、各監視項目に判定基準を対応付けて記憶している。
上記監視項目とは、上記現在データ記憶部2に記憶している遊技台データのうち、遊技台の異常を検出するために、第1処理部3が監視すべき項目のことであり、判定基準とは、上記監視項目の値を異常であると判定するための基準である。
監視項目には、例えば、No.1「総出玉率」、No.2「特賞を除いた出玉率」、No.3「所定時間当たりの特賞回数」、No.4「特賞の発生確率」、No.5「所定時間当たりの始動回数」、No.6「呼び出しランプの点灯時間」、No.7「持ち玉数」等がある。
そして、後で説明する手順によって第2処理部5が、第1処理部3に特定の監視項目を設定した場合、その監視項目について現在データ記憶部の遊技台データを監視する。例えば、No.1「総出玉率」を監視項目として設定した場合には、第1処理部3は、現在データ記憶部2のデータに基づいて、特定の遊技台の出玉率を演算し、その値を、上記判定基準、すなわち設定値A以上であるという基準(図3参照)に基づいて異常かどうか判定するようにしている。
上記監視項目記憶部4には、No.1「総出玉率」以外の監視項目にも、上記と同様にして異常と判定する判定基準が対応付けて記憶されている。
さらに、上記第1処理部3が、設定された監視項目に対応するデータを演算するために必要な演算式も、各監視項目に対応付けて監視項目記憶部4に記憶させている。例えば、No.1の「総出玉率」の演算式は{セーフ数/アウト数}である。No.3「所定時間当たりの特賞回数」やNo.5「所定時間当たりの始動回数」を算出する際の所定時間も予め設定されている。
また、上記注意項目記憶部6に記憶されているデータの例を図4の表11に示す。
この注意項目記憶部6には、注意項目と、注意項目に対応させて、チェック項目、チェック項目判定条件、監視項目を記憶している。
上記注意項目は、過去データに基づいて、この異常判定装置によってチェック可能な、異常な遊技台状況を示す項目である。例えば、「釘を閉めているのに出玉率が高い」とか、「釘を閉めていないのに稼動率が上がらない」というものなどがある。
上記「釘を閉めているのに出玉率が高い」とは、釘を閉めた場合には入賞しにくくなるため、釘を閉めていない時と比べて、出玉率が低くなることが通常であると予想されるのに、実際には、出玉率が高くなっているという状況のことである。このような状況は、一般の予想に反した異常状態である。例えば、出玉率を高くするための不正が行われているのではないかと考えることもできる。
また、注意項目の「釘を閉めていないのに稼動率が低い」という状態は、釘を開けている場合には、入賞し易くなるので、そのような台は人気が出て、稼動率が高くなると予想されるのに、その予想に反した異常状態である。
そして、上記のような状態が起こっているかどうかを判定するためのチェック項目として、それぞれの注意項目に、単位始動数の偏差S、X=(単位始動数の偏差S)×(出玉率の偏差T)と、単位始動数の偏差Sおよびアウト数の偏差Uを対応付けて、注意項目記憶部に記憶させている。なお、各チェック項目には、それを特定するために、演算が必要な場合には、必要な演算式が予め対応づけられている。ただし、特に演算しなくても特定できるチェック項目があってもかまわない。例えば、過去データ記憶部7が記憶している遊技台データの数値そのままをチェック項目として使う場合等である。
また、上記チェック項目判定条件は、各注意項目に対応する監視項目を、第1処理部3に設定すべきかどうかを判断するためのチェック項目の値に対する条件である。つまり、演算したチェック項目の値が、上記チェック項目判定条件を満たしている場合に、対応する監視項目を、第2処理部5が上記第1処理部3に設定するようにしている。
図4では、2種類の注意項目しか示していないが、注意項目は、過去データ記憶部7に記憶している遊技台データから判断できるものであれば、どのような項目でもかまわない。また、各注意項目に対応する監視項目は、図4の表11では、図3に示した表1中のNo.で示しているが、この監視項目の種類も、この実施例に限らないし、監視項目を注意項目に対して1対1に対応させる必要はない。
上記注意項目として示した状況が実際に起こっている場合には、対応する遊技台を監視して異常を突き止める必要がある。この第1実施例の異常検出装置1は、監視すべき遊技台を特定するとともに、特定した遊技台の監視項目を自動的に特定して、第1処理部3に設定する機能を備えているので、その処理手順を以下に説明する。
まず、遊技場の従業員は、この異常検出装置1の図示しない操作部を介して、上記注意項目を指定する。例えば、ディスプレイに注意項目の一覧を表示させてその中から、チェックしたい項目を選択するようにする。選択する注意項目は、複数でもかまわない。
ただし、この第1実施例では、図4の表11に示した2つの注意項目のうち、「釘を閉めているのに出玉率が高い」を選択したことにする。
なお、この実施例では、上記注意項目を従業員が選択して特定するようにしているが、注意項目は、従業員が選択しないでも、予め設定されている注意項目についての処理が、予め設定された順序で自動的に行われるようにしておくこともできるし、従業員の選択の代わりに、第2処理部5が自動的に特定するようにしてもよい。
第2処理部5が自動的にチェック項目を選択する方法として、例えば、第2処理部5は、過去データ記憶部7に記憶されている全てのデータの、特定の項目について、予め設定された規準を満たしているかどうかを判定し、その基準を満たしていた場合には、対応する注意項目を特定すると言うものが考えられる。このようにして注意項目を特定するためには、注意項目に、過去データに関する特定の項目と、判定基準とを予め対応づけた情報を、上記第2処理部5に連係させた記憶部に記憶しておく必要がある。
上記注意項目が選択されたら、第2処理部5は、特定の機種に「釘を閉めているのに出玉率が高い」という状況が起こっているかどうかを検出するために、対応するチェック項目を特定する。ここで、特定すべきチェック項目は、単位始動数の偏差S、X=S×Tである。なお、Tは出玉率の偏差である。そして、これらのチェック項目を特定するために演算が必要な場合には、上記注意項目記憶部6に記憶されている演算式に基づいて、チェック項目の値を算出する。このチェック項目の算出結果を、図5の表12に示している。
このチェック項目を算出するためには、第2処理部5は、まず、図2に示す過去データから、単位始動数と、出玉率のデータを抽出する。抽出したデータから、それぞれの平均値を算出する。
次に、毎日の単位始動数から単位始動数の平均値を引いて、単位始動数の偏差Sとして算出する。この単位始動数の偏差Sがマイナスの値になっているのは、始動数が平均より少ないということである。そして、始動口に玉が入りにくいということは、釘が平均よりも閉まっていることを表していると考える。
また、出玉率についても、出玉率の平均値との差をとって、出玉率の偏差Tを算出する。出玉率の偏差がマイナスの値になっている場合、出玉率が平均より低く、プラスでは出玉率が高いことを表している。そして、上記2種類の偏差の積Xを算出する。
次に、第2処理部5は、注意項目記憶部6が記憶しているチェック項目判定条件から、上記注意項目に対応するチェック項目判定条件を特定して、上記演算結果が、チェック項目判定条件を満たしているかどうかを判定する。上記注意項目「釘を閉めているのに、出玉率が高い」も対応するチェック項目判定条件は、「単位始動数の偏差Sがマイナスであって、Xが{−0.02}以下」である(図4参照)。
すなわち、上記チェック項目判定条件は、「釘を閉めている」ために単位始動数の偏差Sがマイナスであって、「出玉率が高い」ので出玉率の偏差Tはプラスになり、Xがマイナスになるという条件である。なお、Xを{−0.02}以下としたのは、単位始動数の偏差と出玉率の偏差の絶対値がある程度大きい場合、つまり、釘の閉め方が十分であるか、出玉率がある程度以上大きいかを特定するためである。例えば、釘を閉めれば閉めるほど、単位始動数の偏差Sがマイナスでその絶対値が大きくなり、出玉率が大きくなればなるほど、出玉率の偏差Tがプラスで絶対値が大きくなるはずである。
第2処理部5は、上記のような判定を行った結果、上記単位始動数Sとチェック項目Xとが、上記チェック項目判定条件を満足した場合には、その遊技台(ここでは特定の機種グループ)が、特定の日において釘を閉めたのに出玉率が高い状態にあると判断する。図5における4月30日、5月1日の状態12aである。この2日間の単位始動数の偏差Sは、マイナスの値であり、チェック項目Xは{−0.02}以下である。
このように、第2処理部5が、演算したチェック項目の演算結果がチェック項目判定条件を満たしていると判定した場合には、上記チェック項目に対応する遊技台を要監視遊技台として特定し、その遊技台特定情報と、対応する監視項目No.3とを第1処理部3へ設定する。第2処理部5が特定する遊技台は、この実施例では機種単位であるが、個々の遊技台単位で特定してもよい。つまり、上記チェック項目XやSを算出する際に用いた過去データの単位に応じた単位である。
また、上記監視項目No.3が、この実施例におけるこの発明の要監視項目に相当する。
一方、第1処理部3は、第2処理部5から、要監視遊技台の遊技台特定情報と、要監視項目とが設定されたら、上記遊技台特定情報に対応する遊技台の遊技台データについて、監視項目を監視する動作を開始する。すなわち、上記第2処理部5が、第1処理部3に対して、監視すべき特定の遊技台と、監視項目とを自動的に設定したことになる。
そこで、第1処理部3は、設定された監視項目について監視を行う。この第1実施例では、図3の監視項目No.3「所定時間当たりの特賞回数」が設定されたので、第1処理部3は、特定の遊技台について、現在データ記憶部2が記憶しているデータを用いて所定時間当たりの特賞回数を算出するとともに、監視項目記憶部4が記憶している判定基準(図3)に基づいて異常の発生を判定する。上記判定基準は、所定時間当たりの特賞回数が設定値C以上であるので、第1処理部3は、特定の遊技台がこの条件を満たした時点で、その旨を出力部8に対して出力する。
なお、この第1実施例では、第2処理部5が特定した要監視遊技台および要監視項目を、第2処理部5が、第1処理部に直接設定するようにしているが、第1処理部3から第2処理部5へ、上記要監視遊技台および要監視項目の情報を取りに行くようにしてもよい。さらに、両処理部3,5とは別の記憶部を備え、第1処理部5が、その記憶部に特定した要監視遊技台および要監視項目を記憶させ、第1処理部3がその記憶部から取り込むようにすることもできる。その場合には、上記第1処理部3と第2処理部5とが直接接続されている必要はない。要するに、第1処理部3は、第2処理部5が特定した要監視遊技台を、第2処理部5が特定した要監視項目で監視できればよい。
また、上記第1実施例では、上記監視項目記憶部4を第1処理部3に接続しているが、第2処理部5に接続するようにしてもよい。その場合には、第2処理部5が、要監視項目を特定したときに、監視項目記憶部4から対応する判定基準項目も特定するようにする。また、監視項目記憶部4と注意項目記憶部6とを一体化した記憶部としてもかまわない。
なお、上記監視項目として、所定時間当たりの特賞回数としたのは、出玉率を高くする方法として、特賞回数を多くする不正が行われている可能性があると考えたからであるが、監視項目としては、様々な項目が考えられる。上記注意項目にどの監視項目を対応づけるかということや、判定基準をどのくらいにするかということは、遊技場側で異常検出装置1に設定したり変更したりできるようにしてもよい。
上記第1実施例では、釘を閉めたのに出玉率が高い状況の遊技台を特定して、その台に付いてのみ、監視を行うようにしているが、監視すべき台と、監視すべき項目が、自動的に設定されるので、遊技場の従業員の手間が省けるとともに、個人差が無く、的確な異常検出ができるようになる。
また、上記したように、第2処理部5が、特定の注意項目に関するチェック項目がチェック項目判定条件を満たしているかどうかを判定したときに、その判定結果を出力するようにしてもよい。上記判定結果が出力されれば、従業員などがそれを見て、判定の妥当性を推測することもできる。例えば、遊技台の異常でなくても、たまたま、特定のチェック項目が上記チェック項目判定条件を満たした結果が出る場合もある。しかし、同じ判定結果が、複数連続して出ていることが分かった場合には、特定の注意項目に対応する異常が実際に発生している可能性が高いと推測できる。従って、上記第2処理部5が特定した要監視遊技台を、要監視項目によって監視することに意味があると考えられる。
反対に、特定の遊技台あるいは遊技台グループの遊技データに対する多数の判定結果のうち、ひとつだけチェック項目判定条件を満たしているという結果が出力された場合には、遊技台の異常ではなく、たまたま、特別な遊技状況になっただけと判断することもできる。その場合には、第1処理部3への監視項目の設定を中止することもできる。
次に、上記図4に示した注意項目「釘を閉めていないのに稼働率が低い」を選択した第2実施例について説明する。
この第2実施例も、装置の構成は図1と同じであり、監視項目記憶部4および注意項目記憶部6に記憶しているデータも、第1実施例と同じなので、図1,図3,図4を、以下の説明にも用いる。
第2処理部5は、上記注意項目が選択されたとき、対応するチェック項目や、チェック項目判定条件、監視項目を上記注意項目記憶部5のデータ(図4参照)から特定する。
上記注意項目「釘を開けているのに稼働率が低い」に対応するチェック項目は、単位始動数の偏差Sと、アウト数の偏差Uである。また、チェック項目判定条件は、単位始動数の偏差Sの値が0以上であって、アウト数の偏差Uが{−0.9}以下である。そして、監視項目は、No.6「呼び出しランプの点灯時間」と、No.7「持ち玉数」である。
上記注意項目に、上記監視項目を対応づけているのは、以下の理由による。
「釘を閉めていないのに稼働率が低い」理由として、従業員の対応に問題があることが考えられる。例えば、呼び出しランプを点灯させても、従業員がなかなか現れない場合、遊技者は不満になり、それが原因で稼働率が下がることが考えられる。本当にそのようなことが起こっているかどうかを検出するために、呼び出しランプの点灯時間を監視するという考えに基づいて、監視項目No.6「呼び出しランプの点灯時間」を対応づけている。
また、従業員の対応が原因ではなく、遊技台自体に飽きてしまって稼働率が落ちていることも想定できる。その場合、持ち玉数がある程度以上になると、その遊技台での遊技を止めてしまうことが考えて、監視項目No.7「持ち玉数」を対応づけている。
第2処理部5は、上記注意項目記憶部6からチェック項目を特定したら、その値を、過去データ記憶部7の過去データに基づいて算出する。ここで利用する具体的な遊技台データは図示していないが、第2処理部5は、過去データ記憶部7から、遊技台に対応した単位始動数とアウト数のデータを抽出する。そして、単位始動数の平均値を算出するとともに、単位始動数の偏差Sを算出する。また、抽出したアウト数からアウト数の平均値を算出し、アウト数の偏差Uを算出する。
さらに、第2処理部5は、算出した上記チェック項目S,Uについて、注意項目記憶部6に記憶している対応するチェック項目判定条件を満たしているかどうかを判断する。
上記チェック項目判定条件の単位始動数の偏差Sが0以上であるということは、単位始動数が平均値以上ということで、釘を閉めていない状況と判断できる。また、アウト数の偏差Uが{−0.9}以下であるという条件は、アウト数が低い、つまり、稼働率が低い状態と判断できる。従って、上記チェック項目判定条件を満たしている遊技台は、「釘を閉めていないのに稼働率が低い」状態である。第2処理部5は、上記条件を満たすチェック項目に対応する遊技台を要監視遊技台として特定し、その遊技台特定情報と、要監視項目とを第1処理部3に設定する。
以上の手順により、第2処理部5が、第1処理部3に、要監視遊技台と、要監視項目とを自動的に設定することになる。なお、上記要監視遊技台として、第2処理部5が特定する遊技台の単位は、個々の遊技台単位でもよいし、機種単位などのグループ単位でもかまわない。
また、この第2実施例においても、上記第1実施例と同様に、上記要監視遊技台と、要監視項目とを第1処理部3に第2処理部5が設定するのではなく、第1処理部3が第2処理部5に設定すべき情報を取りに行くようにしてもよいし、他の記憶部を介して第1処理部3が必要な情報を取り込むようにしてもよい。
このように、要監視遊技台と、要監視項目とを設定された第1処理部3は、現在データ記憶部2のデータから、上記遊技台特定情報に対応する遊技台データの監視項目を抽出して監視する。その際、第1処理部3は、設定された監視項目に対応する判定基準を、監視項目記憶部4から特定して、現在データと対比する。
監視項目No.6「呼び出しランプの点灯時間」については、特定の遊技台の呼び出しランプの点灯時間を計測して、その値が、監視項目記憶部4の判定基準である設定値F以上(図3参照)となった時点で、異常と判定して、その結果を上記出力部8へ出力する。上記設定値Fの値は、稼働率が低くない状態での呼び出しランプの点灯時間の平均値などを基にして人が決めるようにする。
また、監視項目No.7「持ち玉数」についても、第1処理部3は、上記現在データ記憶部2のデータから持ち玉数を算出する。持ち玉数は、遊技媒体であるパチンコ玉の購入数にセーフ数を加算した値からアウト数を引いた値である。遊技中、アウト数およびセーフ数は、刻々と変化するが、第1処理部3は、その値の変化に応じて持ち玉数を算出する。そして、その持ち玉数が、上記監視項目記憶部4に記憶されている判定基準である設定値以上になった時点で、上記第1処理部3は異常発生と判定し、その判定結果を出力部8へ出力する。
以上のように、第2実施例においても、注意項目に対応する監視項目の特定と、監視すべき遊技台の特定を、第2処理部5が行い、要監視項目と、要監視遊技台を、第1処理部3に自動的に設定することができる。従って、遊技場の従業員など、人手によって、監視項目の種類を特定して設定する必要がなくなる。そのため、設定される監視項目や、異常の判定基準などに個人差が出るようなこともなく、安定して、的確な異常検出ができる。
次に、上記第2処理部が、上記注意項目記憶部6に記憶されているチェック項目判定条件や、監視項目記憶部4に記憶されている判定基準が妥当であるかどうかを判断するための処理を行う第3実施例を説明する。
この第3実施例の異常検出装置の構成は、図1に示す上記第1実施例と同様なので、この第3実施例の説明にも、図1を用いる。
また、上記監視項目記憶部4や注意項目記憶部6に記憶されているデータも、上記実施例と同様なので、詳細な説明は省略する。さらに、第2処理部5が、過去データ記憶部7の遊技台または遊技台グループごとの遊技台データについて、特定の注意項目から、対応するチェック項目判定条件を満たすかどうかの判定をして、要監視遊技台および要監視項目を特定する処理手順と、第1処理部3が、上記第2処理部5が特定した要監視遊技台および要監視項目に基づいて、営業中の遊技台データを監視する処理手順も、上記第1、第2実施例と同様である。
ただし、この第3実施例では、上記第1処理部3に設定する要監視遊技台や要監視項目を特定するためとは別に、上記過去データ記憶部7の全データについて、特定の注意項目に対応するチェック項目判定条件を満足するかどうかを判定してその処理結果を、チェック項目判定条件確認画面として出力する。このチェック項目判定条件確認画面の例を図6の表13に示す。
第2処理部5は、特定の注意項目に対応するチェック項目判定条件が妥当であるかどうかを確認するための処理を行うが、ここでは、上記特定の注意項目として「釘を閉めているのに出玉率が高い」という項目について説明する。つまり、この注意項目に対応するチェック項目判定条件「単位始動数の偏差S<0であってX(=S×T)≦{−0.02}」が妥当かどうかを確認することにする(図4参照)。
第2処理部5は、過去データ記憶部7に記憶されている遊技台または遊技台グループごとの全遊技台データについて、チェック項目としてのS、Xを算出する。そして、算出したチェック項目の値S、Xを上記チェック項目判定条件と対比して、この条件を満たすかどうかを判定する。図6の表13には、その判定結果を、条件を満たしているものを「○」、満たしていないものを「×」で示している。
その結果、表13の判定結果欄13a、13bのように、条件を満たした結果「○」が、複数個連続している場合には、上記チェック項目判定条件は妥当と推定できる。なぜなら、1ヶ月間のデータの中で、ひとつだけ条件を満足していた場合には、様々な要因によって、たまたま、上記条件を満足するような状態になったのではないかと考えられる。それは、遊技台の異常な特性では無いと推測できるけれど、図6の表13のように、数個の「○」があって、しかも、それが連続している場合には、そのころに異常があったと推測し、その異常を特定できる妥当なチェック項目判定条件であると考えることができるからである。
一方、この判定結果から、上記チェック項目判定条件が妥当であると判断できなかった場合には、チェック項目判定条件の変更を検討する。チェック項目判定条件を変更した場合には、上記の確認を再度行ってその妥当性を確認することができる。
また、第2処理部5は、監視項目の判定基準の妥当性を確認するために、過去データ記憶部の全ての遊技台データについて判定基準を満たしているかどうかの判定を行って、その判定結果を、監視項目の判定基準確認画面として出力するようにする。その判定基準確認画面の例を図7の表14に示す。
この表14で確認しようとしている判定基準は、監視項目No.3「単位時間当たりの特賞回数」についての「設定値C以上」である(図3参照)。
そして、上記単位時間を1時間、設定値Cを6回として、過去データ記憶部7に記憶されている全データについて、遊技台ごと、単位時間ごとの特賞回数を抽出して、上記判定基準とを対比して、その結果として表14を出力する。
判定結果が、上記判定基準を満たしているという「○」が、判定結果欄14a,14b,14cのように、1日のうちに複数の時間帯で発生しているということから、特定の遊技台が、上記判定基準を満たすような特性を持った台であると推測することができ、そのような台を検出できる妥当な判定基準であると考えられる。
一方、この判定基準についても、上記チェック項目判定条件の場合と同様に、1日のうち特別の時間帯でのみ判定基準を満たしているような場合には、たまたま、であると判断することもできる。
また、上記判定基準を満たす遊技台または遊技台グループがほとんどであったり、全くなかったりするような場合には、全ての遊技台が異常であるとか、ひとつも異常な遊技台が無いというよりも、判定基準が妥当でないと考えられる。
このようにして、監視項目の判定基準の妥当性が疑わしいと判断した場合には、その判定基準を設定し直すことを検討する。そして、判定基準を変更した場合には、上記の確認を再度行ってその妥当性を確認することができる。
なお、この第3実施例では、第2処理部5が過去データ記憶部7の遊技台データにについて上記判定基準をあてはめて、この判定基準を満たすかどうかの判定を行ってその結果を出力するようにしているが、同じ処理を、第1処理部3が行うようにしてもかまわない。ただし、その場合には、第1処理部3は、過去の遊技台データを過去データ記憶部7から直接取り込むようにしてもよいし、第2処理部5を介して取り込むようにしてもかまわない。
このように、上記チェック項目判定条件や判定基準の妥当性を判断して、適切な条件や基準を設定できる。それによって、実際に営業中の遊技台データの監視を行う際に、より正確な判定ができることになる。
ただし、厳密には、上記のような確認画面の表13,14から、上記チェック項目判定条件や、判断基準の妥当性を正確に判断することは難しい。その妥当性は、実際に、不正などの異常が起こっているかどうかを確認しなければ分からないことである。ただし、例えば、この発明の異常検出装置を、遊技場に新規に導入したときや、すでに設置済みの異常検出装置に新しい注意項目や監視項目を設定して使う時などに、予め設定されている条件や基準が、妥当かどうかを判断する目安にすることはできる。また、遊技台の設定条件を大幅に変更したときなどにも、異常の基準が変わるはずなので、上記のような方法で、チェック項目判定条件や、監視項目の判定基準を確認することが有効である。
なお、上記第1〜第3実施例の異常検出装置の監視項目記憶部4や注意項目記憶部6をチェーン店本部に設置し、他の部分を同一チェーンの各遊技場に設置して、各遊技場の第1、第2処理部3,5が、チェック項目判定条件や監視項目の判定基準を共有することもできる。この場合、上記チェック項目判定条件や判定基準は、本部側で設定することができる。
また、第2処理部5と、注意項目記憶部6と、過去情報記憶部7とを本部に設け、現在データ記憶部2と第1処理部3と、監視項目記憶部4とを同一チェーンの各遊技場に設け、上記過去データ記憶部7に、各遊技場の遊技台データを記憶させておけば、遊技場ごとの要監視遊技台や要監視項目は、本部側で特定されることになる。そして、各チェック項目判定条件や、判定基準の妥当性を、本部で確認することもできる。
第1実施例の異常検出装置の構成を示した図である。 第1実施例の、過去データの例である。 第1実施例の監視項目記憶部に記憶しているデータの例である。 第1実施例の注意項目記憶部に記憶しているデータの例である。 第1実施例のチェック項目の算出手順を説明するための図である。 第3実施例のチェック項目判定条件の確認画面である。 第3実施例の監視項目に対応した判定基準の確認画面である。
符号の説明
1 異常検出装置
2 現在データ記憶部
3 第1処理部
4 監視項目記憶部
5 第2処理部
6 注意項目記憶部
7 過去データ記憶部

Claims (3)

  1. 営業中の遊技台データを記憶した現在データ記憶部と、上記現在データ記憶部に連係した第1処理部と、遊技台の過去の遊技台データを記憶した過去データ記憶部と、上記過去データ記憶部に連係した第2処理部と、上記第1処理部または第2処理部と連係し、上記現在データ記憶部が記憶している遊技台データの項目のうち、遊技台が異常と想定されることを判定するために監視すべき項目である監視項目および監視項目に対応づけた判定基準を記憶した監視項目記憶部と、上記第2処理部に連係し、上記過去データ記憶部が記憶している遊技台データに基づいて判定可能な、遊技台の異常と想定される状況を示す注意項目を記憶し、かつ、この注意項目に対応づけて、遊技台あるいは遊技台グループごとの遊技台データが上記注意項目に当たるかどうかをチェックするためのチェック項目、チェック項目判定条件および上記監視項目を記憶した注意項目記憶部とを有し、上記第2処理部は、特定された注意項目に対応したチェック項目を、上記過去データ記憶部に記憶された遊技台または遊技台グループごとの遊技台データから特定する機能と、特定したチェック項目が上記注意項目に対応するチェック項目判定条件を満足しているか否かを判定する機能と、上記チェック項目がチェック項目判定条件を満足していた場合に、そのチェック項目に対応する遊技台または遊技台グループの遊技台特定情報を要監視遊技台として特定する機能と、上記注意項目に対応する監視項目を要監視項目として特定する機能とを備え、上記第1処理部は、上記第2処理部が特定した要監視遊技台の営業中の遊技台データを上記現在データ記憶部から抽出する機能と、この抽出した遊技台データが、上記第2処理部が特定した要監視項目についての判定基準を満たしているか否かを判定する機能と、上記判定基準を満たしたとき、異常と判定した判定結果を出力する機能とを備えた遊技台の異常検出装置。
  2. 上記第2処理部は、過去データ記憶部に記憶された遊技台または遊技台グループごとの遊技台データが、特定の注意項目に対応したチェック項目のチェック項目判定条件を満たしているか否かを判定する機能と、上記判定結果を出力する機能とを備えた請求項1に記載の遊技台の異常検出装置。
  3. 上記第2処理部は、過去データ記憶部に記憶された遊技台または遊技台グループごとの遊技台データが、特定の監視項目に付いての判定基準を満たしているか否かを判定する機能と、その判定結果を出力する機能とを備えた請求項1または2に記載の遊技台の異常検出装置。
JP2003291268A 2003-08-11 2003-08-11 遊技台の異常検出装置 Expired - Fee Related JP4581046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003291268A JP4581046B2 (ja) 2003-08-11 2003-08-11 遊技台の異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003291268A JP4581046B2 (ja) 2003-08-11 2003-08-11 遊技台の異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005058401A JP2005058401A (ja) 2005-03-10
JP4581046B2 true JP4581046B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=34369000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003291268A Expired - Fee Related JP4581046B2 (ja) 2003-08-11 2003-08-11 遊技台の異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4581046B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5132909B2 (ja) * 2006-09-29 2013-01-30 ダイコク電機株式会社 遊技場用管理システム
JP6084052B2 (ja) * 2013-01-31 2017-02-22 株式会社ソフイア 遊技システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11342253A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 San Denshi Kk 遊技機の不正遊技発見システム
JP2000237437A (ja) * 1999-02-22 2000-09-05 Takeshi Saito ゲーム機の不正検知装置
JP2002102513A (ja) * 2000-09-27 2002-04-09 Sun Corp 遊技台の異常検出装置
JP2002253817A (ja) * 2001-02-27 2002-09-10 Fuji Shoji:Kk 遊技機の管理システム
JP2003144728A (ja) * 2001-11-09 2003-05-20 Hyuutekku Kk 遊技機管理方法及び遊技機管理装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11342253A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 San Denshi Kk 遊技機の不正遊技発見システム
JP2000237437A (ja) * 1999-02-22 2000-09-05 Takeshi Saito ゲーム機の不正検知装置
JP2002102513A (ja) * 2000-09-27 2002-04-09 Sun Corp 遊技台の異常検出装置
JP2002253817A (ja) * 2001-02-27 2002-09-10 Fuji Shoji:Kk 遊技機の管理システム
JP2003144728A (ja) * 2001-11-09 2003-05-20 Hyuutekku Kk 遊技機管理方法及び遊技機管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005058401A (ja) 2005-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2997692B2 (ja) 遊技場の管理システム
JP5078006B2 (ja) 遊技場用管理装置
JP2010128915A (ja) カジノ遊技場において不正行為を検出するシステムおよび方法
JP6906253B1 (ja) 遊技用装置及びプログラム
JP4947644B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP5132909B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP2009172200A (ja) 遊技場用管理装置
JP5782625B2 (ja) 遊技場用装置
JP2009189441A (ja) 交換管理システム、及びこの交換管理システムを構成する計数装置、管理装置、端末装置
JP4581046B2 (ja) 遊技台の異常検出装置
JP4077057B2 (ja) 遊技機の異常検出装置
JP5956131B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP6557924B2 (ja) 遊技用装置
JP4808061B2 (ja) 遊技場管理システム
JP5782624B2 (ja) 遊技場用装置
JP7313672B2 (ja) 遊技用装置及び遊技用プログラム
JP5368010B2 (ja) 遊技情報表示装置
JP5215096B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP2021145730A (ja) 遊技用装置及びプログラム
JP2004049746A (ja) 遊技場における情報管理装置
JP5555875B2 (ja) 遊技場装置
JP4945126B2 (ja) 遊技データ表示装置及び遊技データ表示システム
JP5941649B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP3112666B2 (ja) 遊技場の管理システム
JP5057446B2 (ja) 遊技場用管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees