JP4945126B2 - 遊技データ表示装置及び遊技データ表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場用に設置する遊技データ表示装置及び遊技データ表示システムに関する。
従来より、遊技場において、入賞確率を設定する設定値等、遊技者の有利度合いを遊技機毎に変更して設定する場合がある。この設定値は、遊技場で遊技する遊技者にとって最大の関心事である。遊技者は、自分の遊技機の設定値等が遊技者にとって有利な設定であることを期待しつつ遊技を楽しむ。一方、遊技場内に設置する遊技データ表示装置としては、遊技者にとって有利な設定値を設定した遊技機、いわゆる優良台の存在を遊技者に報知することで、遊技者の期待感や射幸心を煽るように構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記従来の遊技データ表示装置では、次のような問題がある。すなわち、優良台が報知された通りに存在しているのかという不安や疑念に起因して、遊技者の期待感が損なわれるおそれがあるという問題があった。
特開2004−215736号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技者にとって有利な設定値を設定した遊技機の存在を利用して、遊技者の射幸心や期待感を効果的に煽るように構成した遊技データ表示装置及び遊技データ表示システムを提供しようとするものである。
第1の発明は、入賞確率の度合いを表す設定値を可変設定し得る遊技機を、複数台設置した遊技場用の遊技データ表示装置であって、
上記設定値として入賞確率が高い所定の設定値を設定した上記遊技機の遊技データを予め設けられた評価基準に照らして評価することにより遊技媒体の収支を表す遊技情報を生成する遊技情報生成手段、及び該遊技情報生成手段が生成した遊技情報を、上記所定の設定値を設定した遊技機に関するものである旨と共に報知する設定情報報知手段を有しており、
該設定情報報知手段が報知する上記遊技情報は、上記所定の設定値が設定されていない少なくとも1台以上の他の遊技機にも当てはまる遊技情報であることを特徴とする遊技データ表示装置にある(請求項1)。
上記第1の発明の遊技データ表示装置は、上記所定の設定値を設定した遊技機に関するものである旨の表示と共に、当該遊技機に関する上記遊技情報を報知するための上記設定情報報知手段を備えている。この設定情報報知手段が報知する上記遊技情報は、上記所定の設定値が設定されていない他の遊技機に共通する遊技情報である。
この遊技情報に基づけば、遊技者は、上記所定の設定値以外の上記他の遊技機と共に上記所定の設定値を設定した遊技機が属する遊技機のグループを特定あるいは推定することが可能である。この遊技情報を報知すれば、上記所定の設定値を設定した遊技機が属する上記遊技機のグループの存在を顕在化でき、これにより、上記所定の設定値を設定した遊技機そのものの存在を遊技者に身近に感じさせることができる。
したがって、上記遊技データ表示装置によれば、上記所定の設定値を設定した遊技機が本当に存在しているのか等の遊技者の疑念や不安を抑制し、その存在を確信度高く信用させることができる。さらに、上記遊技データ表示装置が報知する上記遊技情報に基づけば、遊技者は、上記遊技機のグループを特定あるいは推定し、例えば、自分が遊技中の遊技機がそうかも...あるいは、隣の空いている遊技機がそうかも...といった具合に上記所定の設定値を設定した遊技機がどれかを予想し、期待感を自分勝手に高めていくことができる。
以上のように、上記第1の発明の遊技データ表示装置は、入賞確率の設定値が異なる複数の遊技機を設置した遊技場において、遊技者にとって有利な上記所定の設定値を設定した遊技機の存在を利用して遊技者の射幸心や期待感を効果的に煽ることができるものである。
第2の発明は、入賞確率の度合いを表す設定値を可変設定し得る遊技機を、複数台設置した遊技場用の遊技データ表示システムにおいて、
上記各遊技機が出力する遊技信号を集計して遊技データを生成すると共に、生成した遊技データを上記設定値と関連付けして記憶する遊技データ記憶手段、上記設定値として入賞確率が高い所定の設定値を設定した上記遊技機の上記遊技データを予め設けられた評価基準に照らして評価することにより遊技媒体の収支を表す遊技情報を生成する遊技情報生成手段、及び該遊技情報生成手段が生成した遊技情報を、上記所定の設定値を設定した遊技機に関するものである旨と共に報知する設定情報報知手段を含む遊技データ管理装置と、上記遊技情報生成手段が生成した遊技情報を表示する遊技データ表示装置とを有しており、
上記設定情報報知手段が報知する上記遊技情報は、上記所定の設定値が設定されていない少なくとも1台以上の他の遊技機にも当てはまる遊技情報であることを特徴とする遊技データ表示システムにある(請求項3)。
上記第2の発明の遊技データ表示システムは、上記各遊技機の上記遊技データを上記設定値と関連付けて記憶する遊技データ管理装置と、上記所定の設定値を設定した上記遊技機に関する上記遊技情報を、上記所定の設定値を設定した上記遊技機に関するものである旨と共に表示する遊技データ表示装置とを有している。
この遊技データ表示装置が報知する上記遊技情報は、上記第1の発明の遊技データ表示装置が表示する上記遊技情報と同様、上記所定の設定値が設定されていない少なくとも1台以上の他の遊技機に共通する遊技情報である。遊技者は、この遊技情報に基づいて、上記所定の設定値以外の上記他の遊技機と共に上記所定の設定値を設定した遊技機が属する遊技機のグループを特定あるいは推定し得るのみである。上記遊技情報によっては、上記所定の設定値を設定した遊技機を一意に特定することは困難である。それ故、上記遊技データ表示装置を備えた上記第2の発明の遊技データ表示システムによれば、上記所定の設定値を設定した遊技機が遊技者によって特定されるおそれを回避しながら、当該遊技機の存在を遊技者に信用させ、期待感や射幸心を煽ることができる。
以上のように、上記第2の発明の遊技データ表示システムによれば、入賞確率の設定値が異なる複数の遊技機を設置した遊技場において、遊技者にとって有利な上記所定の設定値を設定した遊技機の存在を利用して遊技者の射幸心や期待感を効果的に煽ることができる。
上記第1及び上記第2の発明における上記遊技データ表示装置としては、例えば、上記遊技機毎に配置した台毎端末や個別情報端末、複数の上記遊技機の機種毎に配設した機種毎情報端末、上記遊技場内のフロアに設置した集中情報端末等を採用することができる。
また、上記遊技情報としては、セーフ数とアウト数との差分である差メダルやボーナス入賞回数等の稼働状況が似通った上記遊技機のグループ、遊技している遊技客の属性(性別、年齢等。)が共通しているという上記遊技機のグループ、設置島内の位置、例えば、真ん中辺りとか、計数カウンタに近い方とか、出口に近い方とか等の位置的な属性に基づく上記遊技機のグループなどを表す遊技情報を採用することができる。
さらに、上記遊技情報としては、上記所定の設定値以外の上記他の遊技機と共に上記所定の設定値を設定した遊技機が属する遊技機のグループの推定のみが可能であり、特定までは困難なように構成しておくことが好ましい。この場合には、上記遊技情報に基づいて上記所定の設定値を設定した遊技機が一意に特定されるおそれを一層、抑制でき、これにより、遊技者の期待感を永く維持させることができる。さらに、上記の場合には、上記遊技機のグループを推定する楽しみを通じて、遊技者が感じ得る興趣を高めることができる。なお、上記遊技機のグループの特定を困難にするためには、例えば、上記遊技機のグループに属するか否かの境界を遊技者から見て不明瞭に設定するのが良い。
また、上記所定の設定値を設定した遊技機のうち、予め設定した開示条件を満たした遊技機を一意に特定して報知する優良台報知手段を備えていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記所定の設定値を設定した遊技機を一意に特定して報知することにより、事後的にではあるが上記所定の設定値を設定した遊技機の存在を遊技者に確信させることができる。
(実施例1)
本例は、入賞確率の度合いを表す設定値を可変設定し得る複数の遊技機2を設置した遊技場用の遊技データ表示装置1に関する例である。この内容について、図1〜図11を用いて説明する。
本例の遊技データ表示装置1は、図1及び図2に示すごとく、入賞確率の度合いを表す設定値を可変設定し得る遊技機2を、複数台設置した遊技場に適用するものである。
遊技データ表示装置1は、設定値として入賞確率が高い所定の設定値(本例では、設定値6。)を設定した遊技機2に関する遊技情報を、上記所定の設定値を設定した遊技機2に関するものである旨と共に報知する設定情報報知手段37を備えている。
この設定情報報知手段37が報知する遊技情報は、上記所定の設定値が設定されていない少なくとも1台以上の他の遊技機2に共通する遊技情報である。
以下、この内容について詳しく説明する。
本例の遊技データ表示装置1は、図1及び図2に示すごとく、各遊技機2の遊技信号を集計して管理する遊技データ管理装置3(以下、単に、管理装置3という。)と共に、遊技データ表示システム10を構成している。
遊技データ表示システム10では、図1及び図2に示すごとく、通信ネットワーク4を介して通信可能な状態で複数の遊技機2と管理装置3とを電気的に接続してある。さらに、この遊技データ表示システム10では、上記遊技データ表示装置1としての島中表示装置(以下、島中表示装置1という。)を通信ネットワーク4に接続してある。この島中表示装置1は、各遊技機2の遊技情報を表示するために機種島毎に設置したものである。
なお、本例では、通信ネットワーク4としてCAN(Controller Area Network)を採用している。なお、本例のCANに代えて、MOSTやイーサネット(R)などのLAN規格等、様々な仕様の通信ネットワーク4を採用することができる。
本例の遊技機2は、図3に示すごとく、回転式リール20により変動表示される図柄200の組み合わせに応じて入賞を与えるスロットマシン(以下、スロットマシン2という。)である。このスロットマシン2では、遊技媒体であるメダルをメダル投入口23から投入するか、クレジットされたメダルを賭けるベットボタン24を操作することでスタート可能状態に設定される。その後、スタートレバー26の操作により全ての回転式リール20の図柄変動を開始でき、ストップボタン27の操作により各回転式リール20の図柄変動を個別に停止させることができる。
本例のスロットマシン2は、図4に示すごとく、内蔵する設定手段(図示略)を用いて設定する1〜6の6段階の設定値に応じて、ボーナス役の入賞確率の度合いを変更し得るものである。設定値6を設定したスロットマシン2がボーナス役の入賞確率が最も高く、遊技者側に有利となる。一方、設定値1を設定したものが、入賞確率が最も低く設定されたスロットマシン2である。以下の説明では、上記所定の設定値として設定値6が設定されたスロットマシン2を「優良台」と記載する。本例では、設定値6のスロットマシン2のみを優良台としたが、設定値5及び設定値6のスロットマシン2を優良台として取り扱うこともできる。なお、同図では、アウト数に対するセーフ数の割合の期待値を出玉率として示してある。
本例のスロットマシン2は、図1及び図2に示すごとく、稼働状況を表す遊技信号及び上記設定値を表すデータを中継器(図示略)を介して通信ネットワーク4に出力するように構成したものである。遊技の状況を表す遊技信号としては、スタートレバー26が1回操作されるごとに出力するゲーム信号、遊技媒体としてのメダルが1枚投入されるごとに出力するアウト信号、入賞賞品としてのメダルを1枚払い出すごとに出力するセーフ信号、BIGボーナス役の入賞時に出力するBIGボーナス役信号、及びREGボーナス役の入賞時に出力するREGボーナス役信号等がある。
なお、上記のごとく本例では、各スロットマシン2の設定値を表すデータを通信ネットワーク4を介して管理装置3側に送信するように構成したが、これに代えて、管理装置3の入力手段303(図2)を利用して、各スロットマシン2に設定された設定値を入力することも可能である。
管理装置3は、図1及び図2に示すごとく、PCディスプレイよりなる表示装置302と、各種の演算処理を実行する装置本体301と、キーボード及びマウスを備えた入力手段303とを有するものである。装置本体301は、ソフトウェアプログラムを実行するCPU(図示略)や記憶装置としてのハードディスクドライブ(図示略)等を備えている。
管理装置3は、図1及び図2に示すごとく、各スロットマシン2の設定値を記憶する設定値記憶手段34と、各スロットマシン2の出力信号を取り込む信号取込手段31と、各スロットマシン2の遊技データを集計する遊技データ集計手段32と、スロットマシン2毎に遊技データを記憶する遊技データ記憶手段33と、優良台の遊技データに基づいて遊技情報を生成する遊技情報生成手段35と、この遊技情報を報知する設定情報報知手段37と、優良台の台番を報知する優良台報知手段36とを備えている。
ここで、管理装置3が奏する各手段のうち、設定値記憶手段34及び遊技データ記憶手段33は、記憶装置としてのハードディスクドライブが構成する手段であり、それ以外の手段は、CPUがソフトウェアプログラムを実行等することにより実現する手段である。
信号取込手段31は、図1及び図2に示すごとく、通信ネットワーク4を介して送信される各スロットマシン2の遊技信号等を受信して取り込む手段である。
遊技データ集計手段32は、信号取込手段31を用いて取り込みした遊技信号を集計してスロットマシン2毎の遊技データを生成するものである。
遊技データ記憶手段33は、遊技データ集計手段32が生成した遊技データをスロットマシン2毎に区別して記憶する手段である。
設定値記憶手段34は、信号取込手段31を用いて取り込みした各スロットマシン2の設定値のデータを記憶する手段である。
ここで、本例の遊技データ記憶手段33は、図1及び図5に示すごとく、各スロットマシン2の遊技データに対して、設定値記憶手段34に記憶した設定値を関連付けて記憶するように構成してある。図5は、台番で特定される各スロットマシン2について、投入メダル数であるアウト数、払い出しメダル数であるセーフ数、セーフ数からアウト数を差し引いた差メダル、アウト数に対するセーフ数の割合である出玉率、通常状態(BIGボーナス及びREGボーナスが発生していない遊技状態。)におけるゲーム数、BIG/REGボーナス役入賞回数を表すBIG/REG、及びBIG/REGボーナス役の入賞確率(BIG/REGボーナスの入賞回数をゲーム数で除した値。)を表すBIG/REG確率の各遊技データを示してある。なお、同図では、閉店30分前の時点の各スロットマシン2の遊技データを例示してある。
遊技情報生成手段35は、図1及び図5に示すごとく、遊技データの中から選択的に読み込みした設定値6の優良台(図5中、ハッチングにより示すもの。)の遊技データ(本例では、差メダル。)を基にして、遊技情報を生成する手段である。本例の遊技情報生成手段35では、図6及び図7に示すごとく、読み込みした「差メダル」に対する評価基準を設けてある。そして、各優良台の差メダルを評価基準に照らして遊技情報を生成する。
上記評価基準として、本例では、遊技場の開店時間から閉店30分前までの営業時間に適用する第1の評価基準(図6)と、閉店30分前から閉店時間までの30分間に適用する第2の評価基準(図7)とを用意してある。なお、本例に代えて、評価基準として、午前用のもの、午後用のもの、15時まで適用するもの、15時以降に適用するものなどを準備しておくことも良い。
上記第1の評価基準を適用した遊技情報生成手段35は、図1及び図6に示すごとく、差メダルが1000枚未満であるとき「あまり出ていません。」、1000〜2999枚であるとき「そこそこ出ています。」、3000〜4999枚であるとき「かなり出ています。」という各評価メッセージを遊技情報として生成する一方、5000枚以上であるときには開示条件を満たしたことを表すフラグ信号を生成するように構成してある。
また、上記第2の評価基準を適用した遊技情報生成手段35は、図1及び図7に示すごとく、差メダルが1000〜2999枚であるとき「そこそこ出ています。」という評価メッセージを遊技情報として生成する一方、1000枚未満であるときには、優良台の設定を据え置きし、翌営業日に持ち越す旨を告知する遊技情報を、3000枚以上であるときには開示条件を満たしたことを表すフラグ信号を生成するように構成してある。
ここで、本例では、上記第1の評価基準(図6)あるいは上記第2の評価基準(図7)の中の差メダルの具体的なしきい値を遊技者に非開示としてある。そのため、本例では、差メダルに基づく上記のような遊技情報を報知しても、該当するスロットマシン2の差メダルの最大値あるいは最小値が明確になるおそれが少ない。
それ故、本例の遊技データ表示装置1では、例えば、「あまり出ていません。」というような優良台の遊技情報を報知しても、遊技者は、漠然と差メダルが少なめの遊技機のグループを想起し、推定し得るのみである。遊技者が、その遊技機のグループを明確に特定するまでには至らない。それ故、「あまり出ていません。」と評価される遊技機の台数が少ない場合であっても、「あまり出ていません。」という優良台の遊技情報に基づいてその優良台が特定されるおそれが少なくなっている。
設定情報報知手段37は、上記のごとく遊技情報生成手段35が生成した遊技情報を、優良台に関するものである旨と共に報知する手段である。
優良台報知手段36は、優良台の差メダルが所定の開示条件を満たしたときに当該優良台を一意に特定して報知するためのものである。本例では、第1の評価基準(図6)における差メダル5000枚以上、あるいは、第2の評価基準(図7)における差メダル3000枚以上を開示条件として設定してある。そして、本例の優良台報知手段36は、上記の開示条件を満たしたときに遊技情報生成手段35が生成する上記フラグ信号に応じて、該当する優良台の台番を表す台番情報を生成し、島中表示装置1に向けて出力するように構成してある。
島中表示装置1は、図1及び図2に示すごとく、機種島毎に設置した大型の表示ディスプレイである。この島中表示装置1は、管理装置3が出力する遊技情報及び台番情報等を通信ネットワーク4を介して取り込み、表示するように構成してある。本例の島中表示装置1は、上記遊技情報生成手段35の遊技情報あるいは、上記優良台報知手段36の台番情報を基にして、例えば、図8〜図10に示すごとく報知パターン510、520、530を表示する。
なお、本例では、機種島毎に設置した島中表示装置1を遊技データ表示装置として利用したが、これに代えて、スロットマシン2毎に設置される個別情報表示端末あるいは台毎端末や、全てのスロットマシン2に対応する集中情報表示端末等を遊技データ表示装置として利用することも可能である。
ここで、上記島中表示装置1に表示する報知パターン510、520、530について簡単に説明しておく。報知パターン510、520は、遊技場の開店からの閉店30分前までの営業時間内に表示するもの(報知パターン510が開店時、報知パターン520が15時のもの。)である。報知パターン530は、遊技場の閉店前30分以降の営業時間内に表示するものである。
各報知パターン510、520、530は、図8〜図10に示すごとく、機種名を示す表示欄511、521、531と、該当機種の優良台の台数を示す表示欄512、522、532と、各優良台に関する情報を表示する表示欄513、523、533とを組み合わせたものである。特に、表示欄513、523、533が、上記遊技情報生成手段35が生成した各優良台の遊技情報あるいは、優良台報知手段36が生成した台番情報を表示する欄である。
次に、以上のように構成した本例の遊技データ表示システム10を利用して優良台の遊技情報を報知する情報表示処理の流れについて、図11に示すフローチャートに沿って説明する。
ステップS101のごとく、各スロットマシン2の設定値を記憶する設定値記憶手段34を参照し、設定値6を設定したスロットマシン2である優良台の台番を読み込みする。ステップS102では、読み込みした優良台の台数をカウントする。そして、ステップS103では、遊技データ記憶手段33を参照し、優良台の遊技データ(図5参照。)の中から差メダルのデータを読み込みする。
続くステップS104では、遊技場の閉店時間まで30分以内であるか否かを判断する。閉店まで30分以上ある場合には、ステップS105に移行する。ステップS105では、遊技情報生成手段35が、第1の評価基準(図6参照。)に照らして各優良台の遊技情報あるいは優良台の告知を表すフラグ信号等を生成すると共に、優良台報知手段36が、上記フラグ信号に基づいて該当する優良台の台番情報を生成する。
例えば、遊技場の開店時であれば、いずれの優良台についても差メダルが発生していない。そのため、この時点では、報知パターン510のごとく、優良台の台数のみが有為な情報として表示欄512に表示され、各優良台の稼働状況を表す遊技情報として「あまり出ていません。」という評価メッセージが表示欄513に表示される。
また、遊技場の開店から数時間を経過した15時の時点において、例えば、優良台のうちの1台の差メダルが5000枚オーバーである一方、他の優良台の差メダルが1000枚未満である場合には、図9に示すごとく報知パターン520が表示される。この報知パターン520は、優良台が4番台であるという台番情報と、4番台の差メダルが5000枚オーバーであるという遊技情報と、他の優良台についての「あまり出ていません。」という遊技情報とを組み合わせて表示欄523に表示するものである。
なお、ここで、優良台の台番を告知せず、「あまり出ていません。」等の稼働状況を表す評価メッセージのみを遊技情報として表示するに当たっては、「あまり出ていない」稼働状況のスロットマシン2が少なくとも2台以上存在することを前提とするのが良い。同様の稼働状況のスロットマシン2が2台未満であるときに優良台の遊技情報を表示すると、遊技者等によって優良台が特定されるおそれが高くなるからである。
一方、閉店まで30分未満である場合(ステップS104)には、ステップS115に移行する。このステップS115では、図7に示す第2の評価基準に照らして遊技情報生成手段35が各優良台の遊技情報を生成する。例えば、この時点の各スロットマシン2の遊技データが図5に示すものである場合には、図10に示すごとく報知パターン530が表示される。
報知パターン530は、図10に示すごとく、優良台が4番台及び10番台であるという台番情報と、4番台、10番台の差メダルが7000枚オーバー、3000枚オーバーであるという遊技情報と、他の優良台についてはあまり出ていない故、その設定値を明日に据え置く旨を告知する遊技情報とを組み合わせて表示欄523に表示するものである。なお、ここで、「あまり出ていない」優良台が2台以上存在していることを条件として、設定値据え置きの告知をすることが好ましい。対象とする台が2台未満であると、翌日の優良台の推定が極めて容易となるおそれがあるからである。
このように、本例の遊技データ表示装置(島中表示装置1)によれば、いずれのスロットマシン2が優良台であるか特定できないように優良台の遊技情報を表示でき、優良台の存在を遊技者に信用させることができる。遊技者にあっては、優良台の稼働状況を表す遊技情報に基づいて、優良台がどの遊技機であるかを予想できるようになり、その予想に基づいて自分勝手に期待感を高めていくことができる。
上記の遊技データ表示装置(島中表示装置1)によれば、優良台が本当に存在しているのか等の遊技者の疑念や不安を抑制することができる。遊技者が感じるおそれがある上記のような疑念や不安を抑制できれば、優良台に対する遊技者の期待感を効果的に煽ることができる。
一般に、閉店時間が迫ったにも関わらず台番告知された優良台の数が少ない場合には、遊技者の上記の不安や疑念が一層、強くなるおそれがある。そこで、本例の遊技情報生成手段35では、閉店時間まで30分に至った時点で優良台の台番を告知するための評価基準を変更することで、優良台の台番告知のためのしきい値を低くしている。このように閉店30分前の段階で評価基準を設定変更することにより台番告知する優良台の数を多くできれば、遊技者の不安や疑念を効果的に抑制できる。
さらに、本例の遊技データ表示装置(島中表示装置1)では、閉店30分の時点で評価基準(図7参照。)を設定変更したにも関わらず台番を告知するに至らなかった優良台のうち、差メダルが特に少なかったものについて、その設定値を翌日に据え置きする旨の遊技情報を表示する。遊技者にあっては、当日の差メダルが少なかったスロットマシン2の中から優良台を予想する楽しみが生じ、その予想に基づき翌日の遊技を一層、楽しむことができるようになる。
以上のように、本例の遊技データ表示装置(島中表示装置1)及び遊技データ表示システム10によれば、設定値が異なる複数の遊技機(スロットマシン2)を設置した遊技場において、遊技者にとって有利な設定値を設定した優良台の存在を利用して遊技者の射幸心や期待感を効果的に煽ることができる。
なお、本例の遊技情報生成手段35では、差メダルに対して評価基準(図6、7参照。)を設けたが、これに代えて、BIGボーナス役の入賞回数やREGボーナス役の入賞回数等を評価基準として設定することもできる。さらに、評価基準としては、上記のごとく予め設定しておくことも良いが、遊技場全体あるいは機種毎の遊技状況に応じて管理者が任意に変更して設定するのも良い。
さらになお、本例では、図6及び図7に示す各評価基準のしきい値を遊技者に非開示としたが、これに代えて、各評価基準の具体的なしきい値を遊技者に開示することもできる。この場合には、例えば、「あまり出ていません。」というような優良台の遊技情報を報知する際、「あまり出ていません。」と評価される非優良台が他に十分、存在していることを前提とする必要がある。
実施例1における、遊技データ表示システムの構成ブロックを示すブロック図。 実施例1における、遊技データ表示システムのシステム構成を示すシステム図。 実施例1における、スロットマシンを示す正面図。 実施例1における、設定値毎のボーナス役入賞確率・出玉率を示す説明図。 実施例1における、各スロットマシンの遊技データの一覧を示す説明図。 実施例1における、第1の評価基準を示す説明図。 実施例1における、第2の評価基準を示す説明図。 実施例1における、開店時の報知パターンを示す正面図。 実施例1における、営業時間内の報知パターンを示す正面図。 実施例1における、閉店30分前の報知パターンを示す正面図。 実施例1における、情報表示処理の流れを示すフロー図。
符号の説明
1 遊技データ表示装置(島中表示装置)
10 遊技データ表示システム
2 遊技機(スロットマシン)
20 回転式リール
26 スタートレバー
27 ストップボタン
3 遊技データ管理装置(管理装置)
31 信号取込手段
32 遊技データ集計手段
33 遊技データ記憶手段
34 設定値記憶手段
35 遊技情報生成手段
36 優良台報知手段
37 設定情報報知手段
4 通信ネットワーク

Claims (3)

  1. 入賞確率の度合いを表す設定値を可変設定し得る遊技機を、複数台設置した遊技場用の遊技データ表示装置であって、
    上記設定値として入賞確率が高い所定の設定値を設定した上記遊技機の遊技データを予め設けられた評価基準に照らして評価することにより遊技媒体の収支を表す遊技情報を生成する遊技情報生成手段、及び該遊技情報生成手段が生成した遊技情報を、上記所定の設定値を設定した遊技機に関するものである旨と共に報知する設定情報報知手段を有しており、
    該設定情報報知手段が報知する上記遊技情報は、上記所定の設定値が設定されていない少なくとも1台以上の他の遊技機にも当てはまる遊技情報であることを特徴とする遊技データ表示装置。
  2. 請求項1において、上記所定の設定値を設定した遊技機のうち、予め設定した開示条件を満たした遊技機を一意に特定して報知する優良台報知手段を備えたことを特徴とする遊技データ表示装置。
  3. 入賞確率の度合いを表す設定値を可変設定し得る遊技機を、複数台設置した遊技場用の遊技データ表示システムにおいて、
    上記各遊技機が出力する遊技信号を集計して遊技データを生成すると共に、生成した遊技データを上記設定値と関連付けして記憶する遊技データ記憶手段、上記設定値として入賞確率が高い所定の設定値を設定した上記遊技機の上記遊技データを予め設けられた評価基準に照らして評価することにより遊技媒体の収支を表す遊技情報を生成する遊技情報生成手段、及び該遊技情報生成手段が生成した遊技情報を、上記所定の設定値を設定した遊技機に関するものである旨と共に報知する設定情報報知手段を含む遊技データ管理装置と、上記遊技情報生成手段が生成した遊技情報を表示する遊技データ表示装置とを有しており、
    上記設定情報報知手段が報知する上記遊技情報は、上記所定の設定値が設定されていない少なくとも1台以上の他の遊技機にも当てはまる遊技情報であることを特徴とする遊技データ表示システム。
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