JP4294703B2 - パチンコ店におけるセキュリティ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店に設置されているパチンコ台、パチスロ等の遊技台における電波・磁気等を使用した不正行為・不正状態又は故障による異常状態を検出するパチンコ店における遊技台のセキュリティ装置に関する。
従来のパチンコ店では、遊技台の入玉出玉をカウントするカウンタを設けているが、入玉、出玉がカウント出来ない等の機械的なトラブルが発生した場合、単にランプ表示、音声放送で報知するだけのものであった。又、電波や磁気などを発生させて遊技台・そのコンピュータシステムに異常又は不正の状態を引き起こす不正行為・不正状態の対策として、単に電波センサー、磁気センサーを取付けた装置があるが、異常電波、異常磁気を感知した時点で異常を報知するものであるが、外乱ノイズによる誤動作が多く、又誤動作をなくすように感度を低下させると異常検出ができなくなるといった問題点があった。
本発明は上記問題に鑑みたもので、入玉・出玉の玉数の情報から異常状態の判断ができるようにすることを目的とする
請求項に記載の発明では、パチンコ店の遊技台の入玉センサーから入玉数に応じて出力される入玉信号と、前記遊技台の出玉センサーから出玉数に応じて出力される出玉信号と、前記遊技台の大当りセンサーから大当り時に出力される大当り信号と、前記遊技台の確率変動大当りセンサーから確率変動時に出力される確率変動信号とが入力される情報入力部と、前記入玉信号の累積値とその時刻を記憶する入玉カウンタと前記出玉信号の累積値とその時刻を記憶する出玉カウンタとを有する情報累積メモリと、確率変動中の前記入玉信号の累積値を記憶する入玉カウンタと確率変動中の前記出玉信号の累積値を記憶する出玉カウンタとを有する確変中累積メモリとを有するメモリ部と、前記情報入力部に入力された情報に基づき、入力された前記入玉信号により前記情報累積メモリの入玉カウンタに前記入玉信号の累積値とその時刻を書き込むとともに、入力された前記出玉信号により前記情報累積メモリの出玉カウンタに前記出玉信号の累積値とその時刻を書き込み、大当り及び確率変動時を除いた通常時を判断しているときに、前記情報累積メモリの入玉カウンタと出玉カウンタとを定期的に又は不定期的にサンプリングしてサンプリング時刻の間における前記情報累積メモリの入玉カウンタのカウント値の差値と前記情報累積メモリの出玉カウンタのカウント値の差値から第1の所定時間の間の入玉数と出玉数を算出するとともに、(前記第1の所定時間の間の出玉数)/(前記第1の所定時間の間の入玉数)により通常入出玉数比値を計算し、この通常入出玉数比値が所定値を超えたときに異常状態と判断し、また確率変動中に入力された前記入玉信号によりその累積値を前記確変中累積メモリの入玉カウンタに書き込むとともに、確率変動中に入力された前記出玉信号によりその累積値を前記確変中累積メモリの出玉カウンタに書き込み、確率変動時を判断しているときに、前記確変中累積メモリの入玉カウンタ及び前記確変中累積メモリの出玉カウンタのそれぞれのカウント値により第2の所定時間の平均の出玉数の入玉数に対する比が前記所定値より大きな値に設定された確率変動時入出玉数比異常設定値より大きいときに異常状態と判断するCPUと、を備えたパチンコ店におけるセキュリティ装置を特徴としている。
請求項に記載の発明では、請求項に記載のパチンコ店におけるセキュリティ装置において、前記CPUは、(前記第1の所定時間の間の出玉数)/(前記第1の所定時間の間の入玉数)の前記第1の所定時間より長い時間の間の平均値を前記通常入出玉数比値とすることを特徴としている。
請求項に記載の発明では、パチンコ店の遊技台の入玉数を計測する入玉カウンタと、前記遊技台の出玉数を計測する出玉カウンタと、前記入玉カウンタが計測する入玉数と前記出玉カウンタが計測する出玉数とから入玉数と出玉数の相関の異常状態を判断する玉数異常検出手段と、この玉数異常検出手段が出力する異常検出信号によって異常を警報する警報手段とを備えたパチンコ店におけるセキュリティ装置であって、前記玉数異常検出手段は、大当り及び確率変動時を除いた通常時において前記入玉カウンタと出玉カウンタとを定期的に又は不定期的にサンプリングして第1の所定時間の間の入玉数と出玉数を算出するとともに、(前記第1の所定時間の間の出玉数)/(前記第1の所定時間の間の入玉数)により通常入出玉数比値を計算し、この通常入出玉数比値が所定値を超えたときに異常状態と判断する通常入出玉数比値異常判断部と、確率変動時に前記入玉カウンタによって計測された入玉数と前記出玉カウンタによって計測された出玉数とから第2の所定時間の平均の前記出玉数の前記入玉数に対する比が前記所定値より大きな値に設定された確率変動時入出玉数比異常設定値より大きいときに異常状態と判断する確率変動入出玉数比値異常判断部とを有することを特徴としている。
請求項に記載の発明では、請求項に記載のパチンコ店におけるセキュリティ装置において、前記通常入出玉数比値異常判断部は、(前記第1の所定時間の間の出玉数)/(前記第1の所定時間の間の入玉数)の前記第1の所定時間より長い時間の間の平均値を前記通常入出玉数比値とすることを特徴としている。
請求項に記載の発明では、請求項またはに記載のパチンコ店におけるセキュリティ装置において、前記玉数異常検出手段は、前記入玉カウンタと出玉カウンタをサンプリングするサンプリング時刻の間における前記入玉カウンタのカウント値の差値と前記出玉カウンタのカウント値の差値から前記第1の所定時間の間の入玉数と出玉数を算出することを特徴としている。
本発明の実施の形態に係るパチンコ店におけるセキュリティ装置では、入玉カウンタは遊技台の入玉数をカウントし、出玉カウンタは遊技台の出玉数をカウントしている。この入玉カウンタと出玉カウンタがカウントした玉数の値の相関の異常状態(入玉数が少なく,出玉が多くなる,所定時間の間の入玉数と出玉数の差・比率が正常な状態から逸脱している,入玉数・出玉数の時系列の変動が正常な値を逸脱している,等)を玉数異常検出手段が判断し、異常状態であれば異常信号を出力する。警報手段は異常信号を入力すると、音・電気信号・光・振動等の方法でその異常を人又はコンピュータに伝達する。
玉数異常検出手段の判断方法としては、入玉カウンタ、出玉カウンタを所定時間毎にサンプリングして、そのサンプリング時刻の間における入玉カウンタのカウンタ値の差値(入玉数)と出玉カウンタの数の差値(出玉の数)との大小を比較し、入玉数が出玉数より小さいとき(言い換えれば出玉数が入玉数より大きいとき)は異常とする方法が簡単で短かい計算時間で済む。この方法は、単なる入玉だけ又は出玉だけの単独の絶対値から判断する方法に比べて、不正・異常状態と正常状態との分別がより正確にできる。又電波センサー、磁気センサーのセンサ−を取付けていれば、この玉数異常検出手段による正常・異常の判断と電波感知信号・磁気感知信号を関連づけることができ、電波ノイズ・磁気ノイズによる誤動作か否か判別し易くなり、低感度でも電波異常と磁気異常との判別ができ易くなり、不正・異常の原因も特定でき易くなる。
上記した入玉カウンタ、出玉カウンタの値のサンプリングは一定時間毎行ってもよいし、ランダムに行ってもよいし、あるいは出玉数に応じてそのサンプリング間隔を決めることもできる。サンプリングタイミング及び玉数異常検出手段・警報手段はコンピュータを使用するのが実用的である。コンピュータで処理プログラムソフトを作動させて入力される入玉カウント値と出玉カウント値をデジタル処理して、その正常・異常もソフトで判断させる。その異常のレベル・相関性・関連性・時系列判断もソフト上できめ細かく行うのがより正確な結果を得ることができて好ましい。
また、電波センサー・磁気センサー等・不正方法の媒介方法のセンサーを設け、出玉異常検出手段と関連づけ、時系列の相関性を行うのがより正確な異常判断・原因特定上好ましい。その他のセンサーとしては、遊技台の前面ドアのドア開閉センサー・窓枠開閉センサー・ホッパーセンサー・止め打ちセンサー等がある。ドア開閉センサーは、パチンコ台のROM交換を行う大当り連チャン異常・大当り出玉異常の検出に有効である。窓枠開閉センサーは、スタートチャッカー,役モノ不正による入賞なし大当りの検出に有効であり、電波センサーは電波を発生させてコンピュータを異常にさせての入賞異常,入賞なし大当り,入出玉数比異常に有効であり、磁石を使って入賞異常または入賞なし大当りに対しては磁気センサーが有効であり、止打ち異常に対しては止打ちセンサーが有効であり、パチスロにおけるホッパー払い出しによる入出玉数比異常,大当り出玉異常に対してはホッパーセンサーが有効となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、実施例の全体構成を示す説明図である。図2は、実施例のハード構成図である。図3は、実施例の玉数異常検出手段の処理フローを示す説明図である。
図中、1はパチンコ店、2は遊技台であるパチンコ台、3aは入玉センサー、3bは出玉センサー、3cは大当りセンサー、3dは確率変動大当りセンサー、3eは回転センサー、3fはスタートチャッカーに設けた入賞センサー、3gはサンド玉貸器に取付けられた売上センサー、3hはドアセンサー、3i窓枠開閉センサー、3jはパチンコ台2の近くに設けた電波センサー、3kはパチンコ台2の近くに設けた磁気センサー、3lは止打センサー、3mは欠番、3nは各センサーの出力基板である。
4は各パチンコ台2の情報入力部、5は、各情報入力部4からの情報をCPU6に入力して各パチンコ台毎に累積して時刻とともに記憶するRAMからなるメモリ部,メモリ部5は各情報累積メモリ51,大当り中累積メモリ52,確率変動中(確変中ともいう)累積メモリ53,1分間毎集計メモリ54,大当り毎集計メモリ55,外部センサーの状態の開閉時間と開閉状態を書き込む外部センサメモリ56であり、各情報累積メモリ51は各情報の累積値とその時刻を記憶する入玉カウンタ511,出玉カウンタ512,大当りカウンタ513,入賞カウンタ514,回転カウンタ515,売上カウンタ516,確変カウンタ517のカウンタメモリを有している。
大当り中累積メモリ52は、大当り中の各センサーの信号を累積する入玉カウンタ521,出玉カウンタ522,入賞カウンタ524,回転カウンタ525,売上カウンタ526,確変カウンタ527のカウンタメモリを有している。
確変中累積メモリ53は、確変中の各センサーの信号を累積する入玉カウンタ531,出玉カウンタ532,大当りカウンタ533,入賞カウンタ534,回転カウンタ535,売上カウンタ536のカウンタメモリを有している。
又、1分間毎集計メモリ54は1分間毎の各センサー信号の累積数を記憶する入玉カウンタ541,出玉カウンタ542,大当りカウンタ543,入賞カウンタ544,回転カウンタ545,売上カウンタ546のカウンタメモリを有している。大当り毎集計メモリ55は、大当り毎(1回目,2回目,・・・・・)のセンサーの信号の累積の値の入玉カウンタ551,出玉カウンタ552,入賞カウンタ554,回転カウンタ555,売上カウンタ556のカウンタメモリを有している。
外部センサメモリ56は、各種外部センサーの検出又は開閉の変化した時刻と、その検出又は開閉の状態を記憶するドア開閉メモリ561,窓枠開閉メモリ562,電波検出メモリ563,磁気検出メモリ564,止打メモリ565,ホッパメモリ566がある。
又、6は玉数異常検出手段をコンピュータソフトによって実行するCPU、7は玉数異常検出手段のソフト及び各判断部の設定値・基準値等を記憶しているROM、8はRAM、9は時刻発生部、10は監視員に音・光・振動で異常・不正があることを伝達する警報装置、10aは警報音を発生するスピーカー、10bは点滅警報灯、10cは警報信号を発生させるバイブレータ、10dはモニターディスプレイである。
(a)大当りセンサー3cは大当りが発生し終了するまで大当り信号を出力する。
(b)確率変動大当りセンサー3dは確率変動大当りが発生して確率変動が終了するまで確率変動信号を出力する。
(c)回転センサー3eはデジタルが停止した時点、役モノが開いた時点で回転信号を出力する。
(d)入賞センサー3fはスタートチャッカーに玉が入賞した時点に入賞信号を出力する。
(e)出玉センサー3bは遊技台から玉の払出しに応じて玉10個に1パルスの出玉信号を出力する。玉補給器より補給がある毎に(一度の補給で400〜10個入り,10個につき1パルス)出力される場合もある。
(f)入玉センサー3aは遊技台の下側に取付けられた受皿から出力される玉(遊技台から玉は1分間に100発発射される)に応じて入玉10個につき1パルスの入玉信号を発生させる。
(g)売上センサー3gは遊技台の横に取付けてあるサンド玉貸器から売上信号(25個100円につき1パルス)を発生させる。
この実施例では、パチンコ店1に設置したパチンコ台2の入玉センサー3a,出玉センサー3b,大当りセンサー3c,確率変動大当りセンサー3d,回転センサー3e,入賞センサー3f及びサンド玉貸器の売上カウンタ3g及び電波センサー3j,磁気センサー3k,止打センサー3l,ドアセンサー3h,窓枠開閉センサー3iから入玉数(信号),出玉数(信号),大当り信号,確率変動信号,回転信号,入賞信号,売上信号は各パチンコ台2の情報入力部4へ入力され、更に各パチンコ台2の情報入力部4の各データはコンピュータのCPU6に入力され、ROM7に記憶されたソフトによって、これら信号を累積(回数加算;球数,回数計算)し、そのカウント値をメモリ部5へ書き込む。
最初から連続して信号を累積する値は、各情報累積メモリ51の入玉カウンタ511,出玉カウンタ512,大当りカウンタ513,入賞カウンタ514,回転カウンタ515,売上カウンタ516,確変(確率変動)カウンタ517それぞれのカウンタメモリに記憶される。
又、大当り中の各センサーの信号の累積値(球数,回数)は、大当り中累積メモリ52の入玉カウンタ521,出玉カウンタ522,入賞カウンタ524,回転カウンタ525,売上カウンタ526,確変カウンタ527のカウンタメモリに記憶する。確変中の各センサーの信号の累積値(球数,回数)は、確変中累積メモリ53の入玉カウンタ531,出玉カウンタ532,大当りカウンタ533,入賞カウンタ534,回転カウンタ535,売上カウンタ536のカウンタメモリに記憶される。
又、1分間毎にソフトによって各センサーの信号の累積値の差数を計算し、1分間毎集計メモリ54の入玉カウンタ541,出玉カウンタ542,大当りカウンタ543,入賞カウンタ544,回転カウンタ545,売上カウンタ546の各カウンタメモリに記憶される。又その時刻も時刻発生部9から入力されてそのカウント開始した時刻も関連づけて記憶される。
更に、大当り毎(1回目,2回目,3回目・・・・)に各センサーのカウント値を大当り毎集計メモリ55の入玉カウンタ551,出玉カウンタ552,入賞カウンタ554,回転カウンタ555,売上カウンタ556のカウンタメモリにその大当り回数番号と関連づけて記憶する。
更に、外部センサーのドアセンサー3h,窓枠開閉センサー3i,電波センサー3j,磁気センサー3kの作動信号(開閉信号)は、その発生時刻とともにCPU6によって外部センサメモリ56のドア開閉メモリ561,窓枠開閉メモリ562,電波検出メモリ563,磁気検出メモリ564,止打メモリ565,ホッパメモリ566に記憶される。コンピュータのCPU6は、これらセンサーの入力信号によって、その種々の累積値を回数・時刻等を計算してメモリ部5へ書き込むとともに、これらの計算結果の値からその状態が異常か正常状態かの判断を、入玉カウント値、出玉カウント値等のカウンタの値及び外部センサメモリ56のセンサー状態から下記の異常判断を行う。
(1)通常入出玉数比値異常判断部
通常入出玉数比値計算及び通常入出玉数比異常判断、パチンコの大当り及び確率変動時を除いた通常状態における入玉カウンタ511と出玉カウンタ512の入玉数と出玉数の所定時間における数値の比(累積入玉数、累積出玉数の所定の時間のある時刻での値の差分の比)を通常入出玉数比値として計算する。所定時間として1分間をとっている。
通常入出玉数比値=所定時間の間の出玉数/所定時間の間の入玉数
この通常入出玉数比値は、大当り、確率変動中でない通常時は40%前後であり、出玉には多少のタイムラグがあるので10分間の間の平均値をとる。この入出玉数比値が100%(1.0)を超えた場合差玉(出玉−入玉)が増加して不正状態・異常状態と判断し、異常検出信号を発生させる。
(2)確率変動入出玉数比値異常判断部
確率変動入出玉数比値計算及び確率変動入出玉数比異常パチンコ台において確変時の入玉数と出玉数の比の入出玉数比値は概ね100%前後(80〜120%)であり、確変中は大当りの確率が高くなる。大当りが発生して次の大当りが発生するまでの確率変動時間は約5分間程度である。従って本実施例では、確率変動入出玉数比値計算部では確変中累積メモリ53の入玉カウンタ531と出玉カウンタ532とから5分間の平均の確変中の入出玉数比値(確率変動入出玉数比値)をとる。この平均の確率変動入出玉数比値が所定の設定値(実施例では200%)を超えると、不正・異常とみなし異常検出信号を発生する。
(3)入賞なし大当り判断部
入賞なし大当り、大当り信号が入力されると、その所定の短かい時間前(実施例では3秒前)入賞信号があったか否かを各情報累積メモリ51の大当りカウンタ513と入賞カウンタ514とから判断し、入賞信号がなく大当りが発生すれば不正とみなし、異常検出信号を発生させる。これは、ほとんどのパチンコ台はスタートチャッカーに玉が入賞した時点でデジタルが回転するか、役モノが開放する。そのデジタルが揃うか、開放した役モノに玉が入ることにより大当りが発生するからである。
(4)止打ち異常判断部
パチンコ遊技台の最高打ち出しは1分間に100個以内と決められており、実際に遊技される場合でも、リーチなどの遊技停止時間があるとしても平均的には1分間に80個以上は発射されている。この打出した玉数は入玉としてカウントされるので、入玉の推移を常時監視する。1分間の1分間毎集計メモリ54の入玉カウンタ541の入玉数が一定期間連続して設定値を下回った場合に(例えば5分連続で50個以下の場合など)不正止打ちとみなし異常検出信号を発する。
(5)入賞異常判断部
遊技台の種類により平均的な入賞個数は決まる。(通常の状態で打出し(入玉)100個につき入賞は最高8回程度である)しかし、スタートチャッカー付近の釘状態によっては入賞の個数にバラツキがでる。そこで一定期間入賞個数を入賞カウンタ514から平均分析する。その平均が設定値を超えた場合に異常検出信号を発する。(100個の打出し毎の入賞個数をカウントし、その10回(任意)分の平均が設定値(例えば1.5倍の12個)を超えた場合に不正とみなす。)また、バラツキの大小は遊技台の釘調整が可能となる。
(6)大当り出玉異常判断部
遊技台の種類により大当り中の出玉2000個から2500個程度は決まる。大当り中の信号が出力されている間の出玉を大当り毎集計メモリ55の出玉カウンタ552から常時監視し、あらかじめ設定されている値(例えば2500個)を超えた場合に不正とみなし異常検出信号を発する。大当り終了から最後の玉がでるまではタイムラグがあるため遅延時間をとる。
遅延時間のとり方
1.30秒から2分程度固定された時間をあらかじめ設定する。
2.大当り終了後、任意に設定した時間(10〜30秒)以内に出玉検出しなくなるまで遅延時間をとる。
(7)大当りパンク異常判断部
上記6項において、出玉が設定された値(例えば300個)より少ない場合にトラブルとして異常検出信号を発する。
(8)大当り連チャン異常判断部
遊技台によって確率変動中の大当り回数が定められている。以下のように確率変動中の大当り回数を確変中累積メモリ53の大当りカウンタ533から監視する事により不正を検出する。これらの異常判断部で、種々の点から玉数からの異常を判断する。
(9)外部センサーと玉異常との関連性判断部
更に、これらの結果は、外部センサーの感知状態(ドア開閉,窓枠開閉,磁気感知,電波感知,ホッパー感知等の状態)を時刻とともに記憶した外部センサメモリ56の状態と照合して、その関連性(相関性)を判断して、相関性を確認できれば又は有意であれば、その結果の情報を警報装置10に送ってモニターディスプレイ10dに出力表示し、又スピーカー10aで警報音を発し、点滅警報灯を点滅させ、監視員が持っているバイブレータ10cを作動させる。
以上の様に、単なる入玉・出玉の玉数のみで異常・不正を判断するのではなく、入玉・出玉の玉数の相関性を判断して異常・不正を判断するので、遊技で起る正常な状態と、不正行為による不正・異常とを区別し易くして正確な警報を与えることができる。特に、電波センサー,磁気センサー,遊技台のドアセンサー,窓枠センサー等の玉を感知するものでない他のセンサーと組み合せればその因果が明確に分り、その不正・異常がより明確に分るとともに、その原因まで正確に特定できるようになる。特に入玉数と出玉数の入出玉数比値,大小,差数に基づく入玉・出玉の異常・不正はその相関性の一つの有力な方法となる。又入賞センサー,大当りセンサーと各センサーの信号の相関性、あるいは所定時間の絶対玉数の異常を組み合せることで更に正常,異常を区別し易くできる。
実施例の全体構成を示す説明図である。 実施例のハード構成図である。 実施例の玉数異常検出手段の処理フローを示す説明図である。
符号の説明
1…パチンコ店、2…パチンコ台、3a…入玉センサー、
3b…出玉センサー、3c…大当りセンサー、
3d…確率変動大当りセンサー、3e…回転センサー、
3f…入賞センサー、3g…売上センサー、3h…ドアセンサー、
3i…窓枠開閉センサー、3j…電波センサー、3k…磁気センサー、
3l…止打センサー、3n…出力基板、4…情報入力部、5…メモリ部、
51…情報累積メモリ、52…大当り中累積メモリ、
53…確変中累積メモリ、54…1分間毎集計メモリ、
55…大当り毎集計メモリ、56…外部センサメモリ、
511,521,531,541,551…入玉カウンタ、
512,522,532,542,552…出玉カウンタ、
513,533,543…大当りカウンタ、
514,524,534,544,554…入賞カウンタ、
515,525,535,545,555…回転カウンタ、
516,526,536,546,556…売上カウンタ、
517,527…確変カウンタ、561…ドア開閉メモリ、
562…窓枠開閉メモリ、563…電波検出メモリ。

Claims (5)

  1. パチンコ店の遊技台の入玉センサーから入玉数に応じて出力される入玉信号と、前記遊技台の出玉センサーから出玉数に応じて出力される出玉信号と、前記遊技台の大当りセンサーから大当り時に出力される大当り信号と、前記遊技台の確率変動大当りセンサーから確率変動時に出力される確率変動信号とが入力される情報入力部と、
    前記入玉信号の累積値とその時刻を記憶する入玉カウンタと前記出玉信号の累積値とその時刻を記憶する出玉カウンタとを有する情報累積メモリと、確率変動中の前記入玉信号の累積値を記憶する入玉カウンタと確率変動中の前記出玉信号の累積値を記憶する出玉カウンタとを有する確変中累積メモリとを有するメモリ部と、
    前記情報入力部に入力された情報に基づき、入力された前記入玉信号により前記情報累積メモリの入玉カウンタに前記入玉信号の累積値とその時刻を書き込むとともに、入力された前記出玉信号により前記情報累積メモリの出玉カウンタに前記出玉信号の累積値とその時刻を書き込み、大当り及び確率変動時を除いた通常時を判断しているときに、前記情報累積メモリの入玉カウンタと出玉カウンタとを定期的に又は不定期的にサンプリングしてサンプリング時刻の間における前記情報累積メモリの入玉カウンタのカウント値の差値と前記情報累積メモリの出玉カウンタのカウント値の差値から第1の所定時間の間の入玉数と出玉数を算出するとともに、(前記第1の所定時間の間の出玉数)/(前記第1の所定時間の間の入玉数)により通常入出玉数比値を計算し、この通常入出玉数比値が所定値を超えたときに異常状態と判断し、また確率変動中に入力された前記入玉信号によりその累積値を前記確変中累積メモリの入玉カウンタに書き込むとともに、確率変動中に入力された前記出玉信号によりその累積値を前記確変中累積メモリの出玉カウンタに書き込み、確率変動時を判断しているときに、前記確変中累積メモリの入玉カウンタ及び前記確変中累積メモリの出玉カウンタのそれぞれのカウント値により第2の所定時間の平均の出玉数の入玉数に対する比が前記所定値より大きな値に設定された確率変動時入出玉数比異常設定値より大きいときに異常状態と判断するCPUと、を備えたパチンコ店におけるセキュリティ装置。
  2. 前記CPUは、(前記第1の所定時間の間の出玉数)/(前記第1の所定時間の間の入玉数)の前記第1の所定時間より長い時間の間の平均値を前記通常入出玉数比値とすることを特徴とする請求項に記載のパチンコ店におけるセキュリティ装置。
  3. パチンコ店の遊技台の入玉数を計測する入玉カウンタと、前記遊技台の出玉数を計測する出玉カウンタと、前記入玉カウンタが計測する入玉数と前記出玉カウンタが計測する出玉数とから入玉数と出玉数の相関の異常状態を判断する玉数異常検出手段と、この玉数異常検出手段が出力する異常検出信号によって異常を警報する警報手段とを備えたパチンコ店におけるセキュリティ装置であって、
    前記玉数異常検出手段は、
    大当り及び確率変動時を除いた通常時において前記入玉カウンタと出玉カウンタとを定期的に又は不定期的にサンプリングして第1の所定時間の間の入玉数と出玉数を算出するとともに、(前記第1の所定時間の間の出玉数)/(前記第1の所定時間の間の入玉数)により通常入出玉数比値を計算し、この通常入出玉数比値が所定値を超えたときに異常状態と判断する通常入出玉数比値異常判断部と、
    確率変動時に前記入玉カウンタによって計測された入玉数と前記出玉カウンタによって計測された出玉数とから第2の所定時間の平均の前記出玉数の前記入玉数に対する比が前記所定値より大きな値に設定された確率変動時入出玉数比異常設定値より大きいときに異常状態と判断する確率変動入出玉数比値異常判断部とを有することを特徴とするパチンコ店におけるセキュリティ装置。
  4. 前記通常入出玉数比値異常判断部は、(前記第1の所定時間の間の出玉数)/(前記第1の所定時間の間の入玉数)の前記第1の所定時間より長い時間の間の平均値を前記通常入出玉数比値とすることを特徴とする請求項に記載のパチンコ店におけるセキュリティ装置。
  5. 前記玉数異常検出手段は、前記入玉カウンタと出玉カウンタをサンプリングするサンプリング時刻の間における前記入玉カウンタのカウント値の差値と前記出玉カウンタのカウント値の差値から前記第1の所定時間の間の入玉数と出玉数を算出することを特徴とする請求項またはに記載のパチンコ店におけるセキュリティ装置。
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