JP2006263037A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正に設定値を変更するゴト行為を防止する。
【解決手段】設定値の選択操作を行うには、先ず、下扉を開放する。下扉の開放角度が基準角度以上であると下扉の開放時間が計測される。下扉を開放した後、電源スイッチをオフにし、設定キースイッチに設定選択キーを差し込む。そして、設定選択キーをオン位置に回動し、電源スイッチをオンにする。電源スイッチがオンにされると下扉の開放時間が基準時間以上であるか否かが判定される。下扉の開放時間が基準時間以上である場合には設定選択ボタンの操作が有効化される。下扉の開放時間が基準時間に満たなかった場合には、設定選択ボタンの操作を無効化する。
【選択図】 図5

Description

遊技機本体の内部を開閉する扉を有し、当たりの当選確率が異なる複数種類の抽選テーブルの中から1つを選択する選択操作が前記扉を開放して行われる遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインやパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダル(遊技媒体)投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどにより投入(ベット)することを含む。さらに、図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞、入賞となる前の状態で、当選役を決定する抽選(以下、当選役抽選と称する)により当選役が抽選されている状態を内部入賞とする。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。
パチスロ機は、例えば当選役の当選確率が異なる複数種類の抽選テーブルを備えており、いずれの抽選テーブルを用いて当選役抽選を行うかによって、メダルの投入枚数に対するメダルの払い出し枚数の割合、いわゆるペイアウト率が決定される。ペイアウト率は設定値と称する値に1対1で対応づけられており、設定値を変更する際にはパチスロ機本体の内部を開閉する扉が開放される。そして、設定値を各パチスロ機ごとに設定することによって、遊技場にとっては営業上の利益を確保することができ、遊技者にとっては公平に遊技を行うことができるメリットがある。さらに、遊技者にとっては相対的にペイアウト率の高い設定値が設定されたパチスロ機を推測する楽しみもあるため、遊技の興趣を盛り上げる点でも設定値は重要なものとなっている。
ところで、近年、正規の方法とは異なる方法で不正に設置値を変更する、いわゆるゴト行為が行われ、これによって遊技場は利益を損失することがあった。ゴト行為が行われると遊技の公平性が失われるため、遊技場はゴト行為による直接的な利益の損失に加えて遊技者の減少による利益の損失を被るおそれもある。このため、ゴト行為に対する対策をパチスロ機に施すことは各パチスロ機メーカーにとって重要な課題の1つとなっており、例えば特許文献1や特許文献2のパチスロ機では、上述した扉が閉じた状態で設定値が変更された場合には、この操作を無効にすることが提案されている。これにより、扉に開けた穴から針金などの異物を挿入して設定値を変更するゴト行為を防止できる。
特開2004−135843号公報 特開2004−135844号公報
しかしながら、ゴト行為は年々悪質さを増しており、その手法は多様化している。ゴト行為の手法の1つとして、例えば複製したドアキーや針金などの異物を用いて扉の施錠を解除し、施錠を解除した扉を開放して設定値を変更する方法が知られている。この手法が用いられると、正規に設定値が変更されたのか、あるいは、ゴト行為によって設定値が変更されたのかをパチスロ機側で判断することができないため、例えば遊技者の挙動からゴト行為を発見せざるを得なかった。しかし、ゴト行為は短時間のうちに行われることが殆どであるため、遊技者の挙動からゴト行為を発見することは困難であり、また、正規の方法で遊技を行う遊技者にゴト行為を行っているか否かを確認する必要が生じることもある。このことは、正規の方法で遊技を行う遊技者の遊技への興味を失わせてしまい、遊技を行う遊技者が減少して遊技場の利益が減少する一因となっていた。
本発明は、不正に設定値を変更するゴト行為を防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
遊技機本体の内部を開閉する扉を有し、当たりの当選確率が異なる複数種類の抽選テーブルの中から1つを選択する選択操作が前記扉を開放して行われる遊技機において、前記扉の開放時間を計測する開放時間計測手段と、前記開放時間が予め設定された基準時間以上であるか否かを判定する超過判定手段と、前記基準時間を入力する入力操作手段と、前記開放時間が前記基準時間に満たなかった場合に、前記選択操作を無効にする操作無効手段とを備えたものである。
なお、前記扉の開放角度が予め設定された基準角度以上であるか否かを検出する開放角度検出手段を備え、前記開放時間計測手段は、前記開放角度が前記基準角度以上である場合に前記開放時間の計測を開始することが好ましい。
また、前記開放時間が前記基準時間に満たなかったことを報知する報知手段を備えることが好ましい。
(請求項で用いた語句の説明)
「遊技機本体」とは、遊技を実行するための装置(例えばリールユニットや液晶ユニット、ホッパー装置など)やこの装置の駆動を制御する基板などを収納箱に収納してユニットにしたものを示す。
また、「当たり」は、1種類に限らず複数種類の当たりで構成してもよい。複数種類の当たりを設定した場合には、少なくともいずれか1つの当たりの当選確率が抽選テーブル同士で異なればよい。
また、「無効」とは、抽選テーブルの選択操作を行っても、これに応答する処理が行われないことを示し、選択操作を無効にするために、例えば選択操作が行われても抽選テーブルを選択しない、あるいは、選択操作で選択された抽選テーブルを設定しないなど、適宜の手段を講じることができる。
本発明の遊技機では、扉の開放時間が基準時間に満たなかった場合に、抽選テーブルの選択操作を無効にするので、扉を不正に開放して設定値を変更するゴト行為を短時間のうちに行うことが不可能になり、ゴト行為を行う遊技者を発見しやすくなる。これにより、不正に設定値を変更するゴト行為を防止できる。
扉の開放角度が基準角度以上である場合に扉の開放時間の計測を開始するので、設定値の変更を行う際の動作を大きくすることが可能になり、ゴト行為を行う遊技者を発見しやすくなる。
扉の開放時間が基準時間に満たなかったことを報知するので、ゴト行為が行われたか否かを確認しなくてもよくなり、ゴト行為を行った遊技者を即座に発見できる。
図1に示すように、スロットマシン10は、スロットマシン本体11と前面扉12とを備えている。スロットマシン本体11は収納箱11aを備えている。収納箱11aには後述する第1〜第3リール15a〜15cなど、遊技を実行するための装置やこの装置の駆動を制御する基板などが収納されている。前面扉12は上下に2分割されており、上扉12aと下扉(扉)12bとからなる。スロットマシン本体11の内部は上扉12a及び下扉12bによって開閉される。
上扉12aには表示窓14が設けられている。表示窓14の奥には第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが設けられている。第1〜第3リール15a〜15cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、リールが停止すると表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。そして、表示窓14から表示された図柄の組み合わせによって当選役抽選の結果が表示される。
表示窓14の下方には、数字や特定のアルファベットなどを表示する表示装置(報知手段)16が設けられている。スロットマシン10は、当選役抽選で用いられる6種類の抽選テーブルを備えている。この抽選テーブルは当選役の当選確率が互いに異なっている。そして、いずれの抽選テーブルを用いて当選役抽選を行うかによって、メダルの投入枚数に対するメダルの払い出し枚数の割合、すなわちペイアウト率が変化する。ペイアウト率は抽選テーブルのそれぞれと対応して6段階の範囲で変化し、各ペイアウト率は設定値と称される値に対応付けされている。設定値は、各ペイアウト率に対応するように設定1〜6の6段階で構成されている。設定1〜6は、設定1→設定2→設定3→設定4→設定5→設定6の順にペイアウト率が高くなっていくように、各ペイアウト率との対応付けが行われている。そして、表示装置16からは、設定値の選択操作によって選択された設定値やエラーが発生した際のエラー表示が表示される。
下扉12bには、メダル投入口17、第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させるときや選択した設定値を確定させるときに押下されるスタートレバー18、回転するリールを停止させる第1〜第3ストップボタン19a〜19cなどが設けられている。
下扉12bの前面で側方にはシリンダー20が設けられている。シリンダー20に専用のドアキーを差し込んで回転させると下扉12bの施錠が解除される。これにより、下扉12bを回動させてスロットマシン本体11の内部を開放することが可能になる。また、スロットマシン本体11の下部を開放した状態でスロットマシン本体11と上扉12aとの係合を解除すると、上扉12aを回動させることが可能になる。
図2に示すように、スロットマシン本体11の内部には、6段階の設定値の中から1つを選択する選択操作を行うときに使用される設定選択装置41が設けられている。設定選択装置41はスロットマシン本体11の内部に設けられており、下扉12bを回動させると外部に露呈される。
図3に示すように、設定選択装置41は箱形に形成されている。設定選択装置41の前面には、設定値を選択するか否かを切り替える設定キースイッチ41aと、電源のオン/オフを切り替える電源スイッチ41bと、設定値を選択する設定選択ボタン41c、設定値の選択操作を無効又は有効のいずれにするかを判定するときに用いる基準時間を入力する基準時間入力ボタン(入力操作手段)41d、基準時間入力ボタン41dの使用の有無を切り替える入力切り替えボタン41eが設けられている。
設定キースイッチ41aはキーシリンダからなる。設定値の選択操作を行う際には、下扉12bが開放された後に設定選択キー42が設定キースイッチ41aに差し込まれる。そして、電源スイッチ41bをオフにすると下扉12bの開放時間が決定される。この後、設定選択キー42をオフ位置からオン位置に回動して電源スイッチ41bをオンにすると、電源スイッチ41cをオフにしたときに決定された開放時間が基準時間以上であるか否かが判定される。下扉12bの開放時間が基準時間以上である場合には、設定変更モードに移行される。設定変更モードに移行されると設定選択ボタン41cの操作が有効化される。設定選択ボタン41cの操作が有効化されると、投入されたメダルは受け付けられなくなり、遊技を行うことが不可能となる。
設定変更モード中に設定選択ボタン41cを押下すると設定値が選択される。設定選択ボタン41cを押下すると、その1プッシュごとに6段階の設定値が設定1→設定2→設定3→設定4→設定5→設定6→設定1・・・の順番で一巡しながら順次に選択されていく。設定選択ボタン41cで設定値の選択が終了した後にスタートレバー18が押下されると、設定選択ボタン41cで選択された設定値が確定される。設定値を確定した後に設定選択キー42をオフ位置に回動し、下扉12bを閉じると設定値の選択が終了となる。
前述したように、スロットマシン10では、下扉12bの開放時間が基準時間以上であるか否かによって設定変更ボタン41cの操作を有効化するか否かが決定される。そして、判定で用いられる基準時間は基準時間入力ボタン41dによって予め入力される。基準時間入力ボタン41dは、入力切り替えボタン41eが押下されるとその操作が有効化される。基準時間入力ボタン41dを押下すると、その1プッシュごとに基準時間が例えば10秒単位で上乗せされていく。基準時間を入力した後に入力切り替えボタン41eを押下すると、入力した基準時間が確定される。再び基準時間を入力する場合には入力切り替えボタン41eを押下すればよい。なお、基準時間を入力する手段及びその態様は適宜に設定してよい。
図2に示すように、下扉12bの背面には略弓形板状に屈曲した遮蔽板50が取り付けられている。遮蔽板50は、その長手方向における一端側の端面が下扉12bに対して垂直に延び、かつ下扉12bのヒンジ側に屈曲するように取り付けられている。スロットマシン本体11の内部には遮蔽板50の端面と対向する開放検知部材51が設けられている。開放検知部材51は箱形状に形成されており、遮蔽板50と対向する面には開口51aが形成されている。開放検知部材51の内部には、開口51aと連通し、遮蔽板50の形状に合わせて屈曲する通路51bが形成されている。開口51a及び通路51bは遮蔽板50よりも一回り大きく形成されている。遮蔽板50は、下扉12bが閉じられたときに通路51b内に収納され、下扉12bの開放角度が予め設定された基準角度を超えると通路51b内から抜け出る長さに設定されている。なお、基準角度は適宜に設定してよく、基準角度を設定するには遮蔽盤50の長さを調節すればよい。
通路51bの壁面で開口51aの近傍には開放検出センサ(開放角度検出手段)52が設けられている。開放検知センサ52は受光素子52aと投光素子52bとからなり、互いに対面するように通路51bの上下の壁面に取り付けられている。下扉12bを閉じた状態では、投光素子52bの光は遮蔽板50によって遮られる。受光素子52aと投光素子52bとは、下扉12bを基準角度まで開放したときに遮蔽板50による光の遮断が解除され、投光素子52bからの光を受光素子52aが受光するように配置されている。そして、前述した基準時間の計測は、下扉12bの開放角度が基準角度を超えたときに開始される。
収納箱11aの側壁には、下扉12bと対面する下扉開閉スイッチ53が取り付けられている。下扉開閉スイッチ53は、下扉12bが閉じられた状態では下扉12bの背面に押圧されてオンになり、下扉12bが開放された状態ではオフとなる。これにより、下扉12bが開放されているか否かが検知される。なお、下扉12bが開放された状態では遊技を行うことが不可能になる。
図4に示すように、スロットマシン10の作動は基本的にCPU(超過判定手段及び操作無効手段)60及びメモリ61を含む制御部62によって管制される。制御部62にはCPU60及びメモリ61の他、後述する電子抽選部70、当選役決定部71、タイマー(開放時間計測手段)74が設けられている。メモリ61のROM領域には、遊技を実行するための処理を行う遊技実行プログラムや設定値の選択操作に伴う処理を実行するための処理を行う設定選択実行プログラム、表示装置16から各種の表示を行うためのデータなどが格納されており、これらのプログラムをCPU60が読み出すことによって、各動作に係る処理が行われる。
メダルセンサ63はメダル投入口17から投入されたメダルを検知し、メダルの検知信号をCPU60に入力する。CPU60は、メダルセンサ63からの検知信号に基づいてメダルの枚数を計数し、これにより入賞有効ラインの有効化本数を決定する。スタート信号センサ64は、スタートレバー18が操作されたときに遊技スタート信号をCPU60に入力する。これに応答して、CPU60は第1〜第3リール15a〜15cを回転させる。第1〜第3リール15a〜15cの回転及び停止制御は、CPU60及びリール駆動コントローラ65によって行われる。ストップボタンセンサ66a〜66cは、ストップボタン19a〜19cが操作されたときにCPU60にリールごとのストップ信号を入力する。これに応答して、CPU60及びリール駆動コントローラ65は、第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。ホッパー装置67は、メダルの払い出しを伴う当選役に当選した場合に作動される。ホッパー装置67が駆動されると、当選役の種類に応じて規定枚数のメダルが払い出される。
CPU60は、遊技スタート信号を受けて電子抽選部70を作動させる。電子抽選部70は乱数発生器と乱数値のサンプリング回路とを含み、遊技が開始されるごとに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は当選役決定部71に入力される。当選役決定部71では、入力された乱数値に応じて当選役の種類が決定される。
当選役決定部71には抽選テーブル72が設けられている。抽選テーブル72では、電子抽選部70の乱数発生器で発生される全乱数値を複数の数値範囲にグループ分けし、それぞれのグループに当選役又はハズレが割り当てられている。そして、サンプリングされた乱数値がいずれの当選役を割り当てたグループに属する値であるかによって当選役の種類が決定される。なお、サンプリングされた乱数値がハズレを割り当てたグループに属する値である場合にはハズレとなる。
抽選テーブル72には、6段階の設定値に対応づけられた6種類の第1〜第6設定テーブル73a〜73fが設けられている。第1〜第6設定テーブル73a〜73fは、当選役の当選確率が互いに異なるように当選役を割り当てた乱数値の数値範囲が互いに異なっている。このため、電子抽選部70でサンプリングされた乱数値を第1〜第6設定テーブル73a〜73fの中のいずれのテーブルと照合するかによってスロットマシン10のペイアウト率が変化する。
第1〜第6設定テーブル73a〜73fは、第1設定テーブル73aが最もペイアウト率が低く、第2、第3、第4、第5、第6設定テーブルの順にペイアウト率が高くなるように当選役の当選確率が設定されている。そして、設定1が選択されたときには第1設定テーブル73a、設定値2が選択されたときには第2設定テーブル73b、設定値3が選択されたときには第3設定テーブル73c、設定値4が選択されたときには第4設定テーブル73d、設定値5が選択されたときには第5設定テーブル73e、設定値6が選択されたときには第6設定テーブル73fが用いられる。
CPU60には、設定キースイッチ41a、電源スイッチ41b、設定選択ボタン41c、基準時間入力ボタン41d、入力切り替えボタン41eからの操作信号、受光素子52aからの受光信号、下扉開閉スイッチ53のオン信号などが入力される。そして、CPU60は、各信号に応答して設定値の選択操作に伴う処理を行う。
受光素子52aが投光素子52bからの光を受光すると、受光信号が受光素子52aからCPU60に入力される。CPU60は、受光信号を受信したか否かによって下扉12bの開放角度が基準角度を超えたか否かを検出する。下扉12bの開放角度が基準角度を超えたことが検知されるとタイマー74が作動される。そして、CPU60は、電源スイッチ41bのオフ信号が入力されたときにタイマー74の時間を不揮発性のメモリ、いわゆるフラッシュメモリ(図示せず)に記憶させる。この後、電源スイッチ41bのオン信号が入力されたときにCPU60はフラッシュメモリに記憶させた時間を読み出し、読み出した開放時間が基準時間以上であるか否かを識別することによって、設定変更モードに移行させるか否か、すなわち設定選択ボタン41cの操作を有効化するか否かを決定する。なお、CPU60は、基準時間入力ボタン41dで入力された基準時間もフラッシュメモリで保存される。
設定選択ボタン41cが操作されてその操作信号が入力されると、CPU60は、設定選択ボタン41cで選択された設定値を表示装置16から表示させる。設定値は、例えば、設定1が設定されているときには「−1−」、設定2が設定されているときは「−2−」、設定3が設定されているときは「−3−」、設定4が設定されているときは「−4−」、設定5が設定されているときは「−5−」、設定6が設定されているときは「−6−」というように、「―(設定値)―」の態様で表示装置16から表示される。CPU60は、設定選択ボタン41cが押下されるごとにこれらの表示を、「−1−」→「−2−」→「−3−」→「−4−」→「−5−」→「−6−」→「−1−」→・・・の順番で切り替える。そして、スタートレバー18が押下されて選択された設定値が確定されると、CPU60は、「 (設定値) 」(−を非表示)の態様で確定された設定値を表示装置16から表示させる。
また、設定選択ボタン41cの操作信号に応答して、CPU60は設定選択ボタン41cで選択された設定値に対応する第1〜第6設定テーブル73a〜73fを識別する。スタートレバー18が押下されると、選択された第1〜第6設定テーブル73a〜73fの種類をメモリ61のRAM領域に書き込み、設定値を確定させる。これにより、設定値の選択が完了する。遊技が行われると、CPU60はメモリ61のRAM領域を参照し、電子抽選部70でサンプリングされた乱数値を照合する設定テーブルの種類を識別する。そして、識別した第1〜第6設定テーブル73a〜73fを用いて当選役抽選を行う。
次に、上記のように構成されたスロットマシン10で設定値の選択操作の流れ及びこれに伴う処理の流れについて説明する。先ず作業者は、基準時間入力ボタン41d及び入力切り替えボタン41eの操作によって基準時間を予め設定しておく。CPU60は、設定された基準時間をメモリ61のRAM領域に書き込んでおく。
図5に示すように、スロットマシン10で設定値の選択操作を行うには、先ず、下扉12bの施錠を解除して下扉12bを開放する。下扉12bの開放角度が基準角度を超えると、タイマー74が作動されて下扉12bの開放時間が計測される。下扉12bを開放した後に電源スイッチ41bをオフにすると、CPU60は、電源スイッチ41bがオフにされたときのタイマー74の時間をフラッシュメモリに記憶させる。作業者が設定キースイッチ41aに設定選択キー42を差し込み、設定選択キー42をオン位置に回動し、電源スイッチ41bをオンにする。電源スイッチ41bがオンにされると下扉12bの開放時間が基準時間以上であるか否かが判定される。なお、判定が終了した後にCPU60はフラッシュメモリで記憶している開放時間をクリアする。
下扉12bの開放時間が基準時間以上である場合には、CPU60は設定選択実行プログラムをメモリ61から読み出して設定変更モードに移行させる。設定変更モードに移行されると表示装置16からは設定中の設定値が表示される。また、設定変更モードでは、CPU60は、設定選択ボタン41cが押下されたときに設定選択ボタン41cの操作信号を受け付ける。これにより、設定選択ボタン41cの操作が有効化される。設定選択ボタン41cが押下されると、CPU60は、このとき選択された設定値に対応する第1〜第6抽選テーブル73a〜73fを識別する。設定値の選択が終了した後に、スタートレバー18を押下すると、CPU60は選択された設定値に対応する第1〜第6抽選テーブル73a〜73fをメモリ61のRAM領域に書き込む。これにより、選択された設定値が確定される。設定選択キー42をオフ位置に回動すると設定変更モードが終了する。下扉12bが閉じられたことを検出すると、CPU60は遊技実行プログラムをメモリ61から読み出し、遊技を行うことが可能な状態にする。
また、下扉12bの開放時間が基準時間に満たなかった場合には、CPU60は、設定変更モードに移行させずに設定選択ボタン41cの操作を無効化する。そして、CPU60は、下扉12bの開放時間が基準時間以上となる前に電源スイッチ41bがオフになった旨を示すエラー表示を表示装置16から表示させる。なお、下扉12bの開放角度が基準角度を超えなかった場合、CPU60は設定変更モードに移行させず、設定値の選択を不可能な状態にする。また、エラー表示を解除する方法は、例えば下扉12bを閉じる、エラー復帰用のボタンを押下する、シリンダー20に差し込んだドアキーを施錠の解除方向とは逆方向に回動させるなど適宜に設定してよい。
上記実施形態では、設定変更モードへの移行に併せて下扉12bの開放時間が基準時間以上であるか否かを判定したが、この判定を行う契機は設定変更モード中や設定変更モードの終了に併せて行うなど適宜に設定してよい。また、これらの契機を組み合わせてもよい。
例えば設定変更モード中に判定を行う場合、図6に示すように、電源スイッチ41bがオンになったときにタイマー74の計時、すなわち下扉12bの開放時間の計時を開始させる。そして、電源スイッチ41bがオンされた後に、最初に設定選択ボタン41cが押下されたときに下扉12bの開放時間が基準時間以上であるか否かを判定する。下扉12bの開放時間が基準時間以上である場合には、以降、設定選択ボタン41cの操作を有効化する。また、下扉12bの開放時間が基準時間を超えていなかった場合には、設定選択ボタン41cの操作を無効化してエラー表示を行う。
例えば設定変更モードの終了に併せて判定を行う場合、図7に示すように、設定値の選択後に設定キースイッチ41aがオフになったときにタイマー74の計時を開始させる。そして、下扉開閉スイッチ53がオンになったとき、すなわち、下扉12bが閉じられたときに下扉12bの開放時間が基準時間以上であるか否かを判定する。この例では、設定選択ボタン41cで選択された設定値に対応する第1〜第3抽選テーブル73a〜73fの種類が判定の結果に応じて書き込まれる。下扉12bの開放時間が基準時間以上である場合には、設定選択ボタン41cで選択された設定値に対応する第1〜第3抽選テーブル73a〜73fの種類をメモリ61に書き込み、設定選択ボタン41cで選択された設定値を有効にする。また、下扉12bの開放時間が基準時間に満たない場合は設定選択ボタン41cで選択された設定値に対応する第1〜第3抽選テーブル73a〜73fの種類をメモリ61に書き込まずに、設定選択ボタン41cで選択された設定値を無効にし、エラー表示を行う。
上記実施形態では、遮蔽板50と開放検出センサ52によって下扉12bの開放角度が基準角度を超えたか否かを検出したが、例えば下扉12bの回動量を検出するセンサを下扉12bのヒンジに取り付け、下扉12bの回動量から開放角度を算出するなど、適宜の方法で下扉12bの開放角度が基準角度を超えたか否かを検出してよい。
上記実施形態では、報知手段として表示装置16を用い、下扉12bの開放時間が基準時間に満たない場合には表示装置16によってエラー表示を行ったが、報知手段として例えばスロットマシン10の外部にスピーカーやランプを設け、これらを用いて音や光でエラーを報知してもよい。
スロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの内部構成を示す斜視図である。 設定選択装置の前面を示した斜視図である。 スロットマシンの電気的な構成の概略を示したブロック図である。 設定値の選択操作及びこれに伴う処理の流れを示すフローチャートである。 電源スイッチがオンされたときに扉の開放時間の計測を開始した場合での設定値の選択操作及びこれに伴う処理の流れを示すフローチャートである。 設定選択キーがオフにされたときに扉の開放時間の計測を開始した場合での設定値の選択操作及びこれに伴う処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機)
11 スロットマシン本体
12b 下部扉(扉)
29 タッチセンサ
41 設定選択装置
41a 設定キースイッチ
41b 電源スイッチ
41c 設定選択ボタン
41d 基準時間入力ボタン(入力操作手段)
52 開放検出センサ(開放角度検出手段)
52a 受光素子
52b 投光素子
60 CPU(超過判定手段及び操作無効手段)
74 タイマー(開放時間計測手段)

Claims (3)

  1. 遊技機本体の内部を開閉する扉を有し、当たりの当選確率が異なる複数種類の抽選テーブルの中から1つを選択する選択操作が前記扉を開放して行われる遊技機において、
    前記扉の開放時間を計測する開放時間計測手段と、
    前記開放時間が予め設定された基準時間以上であるか否かを判定する超過判定手段と、
    前記基準時間を入力する入力操作手段と、
    前記開放時間が前記基準時間に満たなかった場合に、前記選択操作を無効にする操作無効手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記扉の開放角度が予め設定された基準角度以上であるか否かを検出する開放角度検出手段を備え、
    前記開放時間計測手段は、前記開放角度が前記基準角度以上である場合に前記開放時間の計測を開始することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記開放時間が前記基準時間に満たなかったことを報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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