JP2004073262A - 遊技機の異常報知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の枠が開放状態である場合に、その原因が不正であるか否かを適切に判断することができる遊技機の異常報知装置を提供する。
【解決手段】各遊技機に、遊技機の枠の開閉を検出する枠開閉検出手段と、遊技機の枠を電気的に施錠する電気的施錠手段とを設ける。枠開閉検出手段は遊技機の枠の開閉に関する信号を異常報知装置に出力し、電気的施錠手段は異常報知装置から出力される信号に基づいて遊技機の枠を施錠あるいは開錠することが可能である。異常報知装置は、各遊技機に設けられた枠開閉検出手段からの信号に基づいて、各遊技機の枠の開閉に関する情報と、当該遊技機における電気的施錠手段の施錠あるいは開錠に関する情報とを含む枠開閉情報を遊技機に対応させて記憶し、枠開閉情報に記憶されている各遊技機における枠の開閉に関する情報と電気的施錠手段の施錠あるいは開錠に関する情報との組み合わせ状態に基づいて警報を出力する。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の異常報知装置に関し、特に遊技機の枠の開閉に関する異常の報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技場内に設置されている遊技機には、悪意のある遊技者による不正を防止するために、枠の開放状態を検出可能な枠開閉検出手段が設けられている。そして、枠開閉検出手段で枠の開放状態が検出されると、枠の開放が検出された遊技機を判別可能な警報(アラーム、表示等)が異常報知装置から出力され、この警報を確認した係員が、警報に対応した遊技機を確認している。
また、遊技機には、枠を閉状態にする(枠を本体に固定する)ための施錠手段として、機械的な鍵と錠前で枠を閉状態あるいは開状態にすることが可能な機械的施錠手段と、機械的な鍵を使うことなく電気信号で閉状態あるいは開状態にすることが可能な錠前を有する電気的施錠手段とが備えられている。
機械的施錠手段では係員等が遊技機の錠前を鍵で操作して施錠あるいは開錠を行い、電気的施錠手段では係員等が異常報知装置(コンピュータ等)を操作して(遊技機とは離れた場所から)施錠あるいは開錠を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技機の異常報知装置では、枠開閉検出手段で枠の開放状態が検出されると、枠の開放が検出された遊技機を判別可能な警報(アラーム、表示等)が異常報知装置から出力されるので、悪意のある遊技者による不正の場合でなく、遊技場の係員等が当該遊技機の内部をメンテナンスする場合等、明らかに不正でない場合であっても警報を出力している。このため、明らかに不正でない場合の警報がノイズとなり、本来知りたい悪意のある遊技者による不正を適時知ることが困難である。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、遊技機の枠が開放状態である場合に、その原因が不正であるか否かを適切に判断することができる遊技機の異常報知装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技機の異常報知装置である。
請求項1に記載の遊技機の異常報知装置を用いれば、各遊技機における枠の開閉に関する情報(実際に枠が開状態あるいは閉状態にあることを示す情報等)のみで警報を出力するのでなく、電気的施錠手段の施錠あるいは開錠に関する情報との組み合わせ(遊技場の係員等がメンテナンス等の場合に行う施錠あるいは開錠等との組み合わせ)に基づいて警報を出力するので、実際に枠が開状態であってもメンテナンス等の場合は警報を出力しないようにすることができる。
このため、遊技機の枠が開放状態である場合に、その原因が不正であるか否かを適切に判断することができる。
【0005】
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの遊技機の異常報知装置である。
請求項2に記載の遊技機の異常報知装置を用いれば、遊技機の枠の開閉に関する情報と、当該枠の開閉に関する情報の発生時刻に関する情報とを枠開閉情報に記憶し、例えば、枠の開状態を示す時間(開状態の継続時間等)が、所定時間以上である場合に、警報を出力することができる。
このため、例えば、メンテナンス等にかかる時間が所定時間未満となり、不正に枠を開放する時間が所定時間以上となるように、所定時間を適切に設定することで、遊技機の枠が開放状態である場合に、その原因が不正であるか否かを適切に判断することができる。
【0006】
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの遊技機の異常報知装置である。
請求項3に記載の遊技機の異常報知装置では、枠の開状態を示す時間の長い順または短い順に、表示あるいは記憶するので、不正である可能性が高い順に(不正の種類によって、時間が長い場合と短い場合があるため)表示あるいは記憶することができる。
このため、不正の確認作業を行う優先順位が明確になり、係員等の対処が容易になる。
【0007】
また、本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの遊技機の異常報知装置である。
請求項4に記載の遊技機の異常報知装置では、枠開閉情報を記憶する際、開閉を行った者に関する情報の入力があった場合は、当該開閉を行った者に関する情報を、対応する遊技機の枠開閉情報に追加して記憶する。例えば、開閉を行った者に関する情報として係員の識別情報等を記憶させておけば、管理者等は、どのような対処を行ったのか迅速に係員に確認することができ、便利である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の遊技機の異常報知装置の一実施の形態の概略構成図を示している。
●[全体構成(図1)]
遊技場1では、管理装置10、島管理ユニット20、遊技機管理ユニット22、表示装置30、台端末装置40、遊技機50、情報端末装置60等が通信回線等で接続され、各機器の間で種々の信号が送受信されている。
本実施の形態では、本発明の遊技機の異常報知装置は、管理装置10が相当する。図1に示す例では、管理装置10は異常報知装置の機能も兼ね備えている。なお、島管理ユニット20あるいは遊技機管理ユニット22に異常報知装置の機能を持たせるようにすることもできる。
また、各機器の設置場所については、例えば、表示装置30及び台端末装置40は各遊技機50毎に設けられており、情報端末装置60は遊技場内の所定場所(休憩エリア等)に設けられている。島管理ユニット20は、複数の遊技機が設けられているブロック(島)毎に設けられており、遊技機管理ユニット22は、前記ブロック(島)の中の所定台数毎(1台あるいは2台等)の遊技機毎に設けられている。
【0009】
遊技機50は、表示装置30及び遊技機管理ユニット22と、通信回線で接続されている。
表示装置30は、表示手段を備えており、遊技場1内における遊技機の番号(図1の例では「120番、121番」)を表示するとともに、遊技機50の遊技状態(投入遊技媒体数、払出遊技媒体数、入賞回数、大当り回数等)を検出して表示する。また、表示装置30には所定の操作を行う操作部も備えており、遊技者(会員等)の操作に基づいた結果を表示手段に表示する。
遊技機管理ユニット22は、接続された遊技機50の遊技状態(投入遊技媒体数、払出遊技媒体数、入賞回数、大当り回数等)を検出し、検出した遊技状態を、島管理ユニット20を介して管理装置10に送信する。また、遊技機管理ユニット22は、管理装置10から遊技機50への信号の中継、あるいは遊技機50から管理装置10への信号の中継も行う。
【0010】
台端末装置40は、会員識別情報受付手段42を備えており、挿入された会員カード45から会員識別情報を読み取り、読み取った会員識別情報を管理装置10に送信する。
情報端末装置60は、会員識別情報受付手段61と、表示手段62とを備えている。情報端末装置60は、会員識別情報受付手段61に挿入された会員カードから会員識別情報を読み取り、会員の操作に基づいて管理装置10から所定の情報を受信して表示する。なお、図1に示した情報端末装置60は、入力手段を明示していないが、画面上で操作するタッチパネル式の入力手段あるいはキーボード等の入力手段を備えている。
【0011】
管理装置10は、本体部12と、入力手段14と、表示手段16とで構成されている。また、本実施の形態を含む以下の実施の形態では、本体部12の内部に記憶手段を備えている。なお、記憶手段は、管理装置10からアクセス可能であれば、どこに配置されていてもよい。管理装置10は、遊技機50から出力される信号を、遊技機管理ユニット22及び島管理ユニット20を介して受信する。また、遊技機50は、管理装置10から出力される信号を、遊技機管理ユニット22及び島管理ユニット20を介して受信する。
【0012】
●[遊技機の枠の開閉(図2)]
次に、図2を用いて、遊技機50の枠55の開閉を抑制するための施錠方法、及び枠55の開閉状態を管理装置10で認識する方法について説明する。
なお、遊技機50の枠には、以下の2通りの枠がある。
(1)遊技機50の最前面に設けられたガラス等の枠(図2の枠55)
遊技媒体が遊技盤の釘等に詰まった時、釘調整等のメンテナンス時等に開閉させる枠。
(2)遊技機50の本体の側面の外周を構成している木枠(図示せず)
遊技機の電子制御基板等の修理あるいは調整等のメンテナンス時等に開閉させる枠。
以下の説明では、上記の(1)の枠を例として説明する。上記(2)の枠については、枠の開閉を抑制するための施錠方法、及び枠の開閉状態を管理装置10で認識する方法については同様であるので説明を省略する。
遊技機50には、枠55を閉状態にする(枠55を本体に固定する)ための施錠手段として、機械的な鍵54と錠前53で枠を閉状態あるいは開状態にすることが可能な機械的施錠手段と、機械的な鍵を使うことなく電気信号で閉状態あるいは開状態にすることが可能な錠前52を有する電気的施錠手段とが備えられている。
機械的施錠手段は、図2に示すように、係員等が鍵54を錠前53の鍵穴等に挿入して施錠あるいは開錠を行うものである。この場合、係員等は、対象となる遊技機50の設置場所に鍵54を持参して、開錠あるいは施錠を行う。
電気的施錠手段は、係員等が管理装置10を操作して開錠あるいは施錠を行うものである。この場合、係員等は、対象となる遊技機50の設置場所に移動することなく、管理装置10から所定の入力を行うことで、開閉信号が管理装置から島管理ユニット20及び遊技機管理ユニット22を介して遊技機50に出力され、錠前52は開状態あるいは閉状態に設定される。
【0013】
また、遊技機50には、枠55の開状態あるいは閉状態を検出可能な枠開閉検出手段51(枠スイッチ等)が設けられており、開状態あるいは閉状態に応じた信号を、遊技機管理ユニット22及び島管理ユニット20を介して管理装置10に出力する。例えば、遊技機管理ユニット22は、遊技機識別情報(遊技機番号等であり、図2の例では「120」)と枠55の開閉状態とを含む枠開閉メッセージを管理装置10に送信する。管理装置10は、当該枠開閉メッセージを受信して、メッセージに含まれている遊技機識別情報に対応する遊技機(図2の例では「120番遊技機」)が開状態あるいは閉状態であるかを認識することができる。
なお、図2の例では、「枠」は、「機械的施錠手段」と「電気的施錠手段」と「枠開閉検出手段」とを備えているが、「機械的施錠手段」を省略して「電気的施錠手段」と「枠開閉検出手段」とを備えるようにしてもよい。
【0014】
●[枠開閉情報(図3)]
次に、図3を用いて、管理装置10からアクセス可能な記憶手段に記憶されている枠開閉情報12aについて説明する。
図3(A)に示す枠開閉情報12aには、例えば、8月3日の枠開閉情報を示している。
「遊技機番号」には、遊技機の識別情報が記憶されている。図3(A)に示す例では、120番遊技機、121番遊技機、122番遊技機に関する枠開閉情報が記憶されている。
【0015】
「枠開状態」における「開時刻」には、「遊技機番号」に対応する遊技機の枠が、閉状態から開状態になった時刻(時:分)が記憶されている。図3(A)に示す例では、121番遊技機の枠が閉状態から開状態になった時刻が18時34分であったことを示している。
「枠開状態」における「電気的施錠」には、「遊技機番号」に対応する遊技機の枠が、閉状態から開状態になった時点での電気的施錠手段の状態(管理装置10にて設定されている開錠あるいは施錠の状態)が記憶されている。図3(A)に示す例では、121番遊技機の枠が閉状態から開状態になった時点では、電気的施錠手段が施錠状態であったことを示している。
【0016】
「枠閉状態」における「閉時刻」には、「遊技機番号」に対応する遊技機の枠が、開状態から閉状態になった時刻(時:分)が記憶されている。図3(A)に示す例では、121番遊技機の枠が開状態から閉状態になった時刻が18時42分であったことを示している。
「枠閉状態」における「電気的施錠」には、「遊技機番号」に対応する遊技機の枠が、開状態から閉状態になった時点での電気的施錠手段の状態(管理装置10にて設定されている開錠あるいは施錠の状態)が記憶されている。図3(A)に示す例では、121番遊技機の枠が開状態から閉状態になった時点では、電気的施錠手段が開錠状態であったことを示している。
【0017】
「開放時間」には、「遊技機番号」に対応する遊技機の枠が、開状態を継続していた時間(分)が記憶されている。この時間は、「枠閉状態」の「閉時刻」から「枠開状態」の「開時刻」との差から求めることができる。あるいは、「枠開状態」における「開時刻」が記憶されてから、所定時間毎(例えば1分毎)に、開状態が継続されている時間を累積していくようにしてもよい(この場合、「枠閉状態」を認識した時点で累積を停止する)。図3(A)に示す例では、121番遊技機の枠の開放時間が8分であったことを示している。この「開放時間」が、「枠の開閉に関する情報の発生時刻に関する情報から求めた、枠の開状態を示す時間」であり、枠が開状態になった時点から閉状態になった時点までの時間であってもよいし、枠が開状態になった時点から、開状態を継続している時間であってもよい。
「作業者」には、メンテナンス等、不正でなく係員等が対応した場合、当該係員等に関する情報(係員識別情報等)が記憶されている。
【0018】
例えば、120番遊技機をメンテナンスする場合、係員「AAA」は、まず管理装置10を操作して120番遊技機の電気的施錠手段を開錠状態に設定する。そして、120番遊技機の機械的施錠手段を開錠するための鍵54を持ち、120番遊技機に向かう。係員「AAA」は、120番遊技機に到着したら、自己の係員識別情報(この場合「AAA」)が記憶されたカードを台端末装置40の会員識別情報受付手段42に挿入する。そして、鍵54を用いて機械的施錠手段を開錠し、枠を閉状態から開状態にする(枠を開く)。すると、枠開閉検出手段51から、枠が閉状態から開状態になったことを示す信号が遊技機管理ユニット22に出力される。遊技機管理ユニット22は、遊技機識別情報(この場合、120番遊技機を示す情報)と枠状態情報(この場合、枠が閉状態から開状態になったことを示す情報)とを含む枠開閉メッセージを、島管理ユニット20を介して管理装置10に送信する。
【0019】
管理装置10は、この枠開閉メッセージを受信すると、メッセージに含まれている遊技機識別情報に基づいて「遊技機番号」(この場合「120」)を枠開閉情報12aに記憶し、メッセージに含まれている枠状態情報と受信時刻に基づいて「枠開状態」の「開時刻」(この場合「18:11」)を枠開閉情報12aに記憶し、メッセージに含まれている枠状態情報と電気的施錠手段の設定状態に基づいて「枠開状態」の「電気的施錠」(この場合「開錠」)を枠開閉情報12aに記憶する。
また、管理装置10は、遊技機管理ユニット22から遊技機識別情報と枠状態情報を含む枠開閉メッセージを受信すると、当該メッセージに含まれている遊技機識別情報に対応する台端末装置40に、係員識別情報の送信要求信号を出力し、台端末装置40から係員識別情報(この場合「AAA」)を含む作業者メッセージを受信し、「作業者」(この場合「AAA」)を枠開閉情報12aに追加して記憶する。係員識別情報を記憶させることで、現場で作業しない管理者等が、当該係員識別情報に対応する係員に、実際に現場でどのような対処を行ったのか、迅速に確認することができる。
【0020】
係員のメンテナンス作業が終了し、係員が枠を開状態から閉状態にすると(枠を閉じると)、枠開閉検出手段51から、枠が開状態から閉状態になったことを示す信号が遊技機管理ユニット22に出力され、上記と同様に、枠開閉メッセージが管理装置10に送信される。管理装置10は、この枠開閉メッセージを受信すると、枠が開状態から閉状態になったことを認識し、自動的に電気的施錠手段を「施錠」に設定する。「枠閉状態」の「電気的施錠手段」には、自動的に設定された後の「施錠」が記憶される。
そして、上記の説明(枠が閉状態から開状態になった場合の説明)と同様にして、枠開閉情報12aの「枠閉状態」の「閉時刻」が記憶される。また、管理装置10は、「枠閉状態」の「閉時刻」と、「枠開状態」の「開時刻」との差から「開放時間」を求め、枠開閉情報12aに記憶する。
以上のように、枠開閉情報12aは記憶される。
なお、枠が開状態から閉状態になったことを認識して自動的に電気的施錠手段を「施錠」に設定する方式(上記の方式)でない場合は、「開錠」を記憶する。この場合、係員が枠を閉状態にした後、管理装置10から電気的施錠手段を「施錠」に設定する必要がある。また、枠を閉状態にする前に管理装置10から電気的施錠手段を「施錠」に設定できるようにしてもよい(この場合、予め「施錠」に設定しておき、実際に枠を閉めた時点で自動的に施錠される)。
【0021】
そして、管理装置10は、枠開閉情報12aの「各遊技機における枠の開閉に関する情報」と「電気的施錠手段の施錠あるいは開錠に関する情報」との組み合わせに基づいて警報を出力する。
なお、「枠の開閉に関する情報」を枠開閉情報12aに記憶する場合、枠の「開状態」のみを記憶してもよいし、枠の「開状態及び閉状態」を記憶するようにしてもよい。本実施の形態では、枠の「開状態及び閉状態」を記憶している。
例えば、「枠開状態」の「開時刻」が[有り]で、「枠開状態」の「電気的施錠」が[施錠]の場合に警報を出力するように設定する。通常のメンテナンス作業では、枠を開放する場合、必ず係員等が管理装置10を操作して電気的施錠手段を「開錠」にするため、この場合は警報が出力されない。しかし、不正の場合は、電気的施錠手段を「開錠」に設定することなく「施錠」状態のまま枠が開放状態になる。この状態を不正であると判断して警報を出力する。これにより、遊技機の枠が開放状態である場合に、その原因が不正であるか否かを適切に判断することができ、より確実に不正である場合に警報を出力することができる。
この設定をした場合、図3(A)に示す12b(「枠開状態」の「開時刻」が[有り(この場合18:34)]で、「枠開状態」の「電気的施錠」が[施錠]の場合)が異常と判断され、警報が出力される。
なお、枠が「閉状態」であり且つ電気的施錠手段が「開錠」である状態が所定時間継続した場合は、「施錠忘れ」を報知するようにしてもよい。この場合、管理装置10は、枠の「閉状態」を検出し、且つ電気的施錠手段が「開錠」状態にある場合、継続時間を累積して記憶し、当該継続時間が所定時間以上になった場合に報知する。
【0022】
また、警報を出力する条件設定における他の例として、枠の開状態を示す時間に基づいて警報を出力することもできる。
例えば、「開放時間」が所定時間以上である場合に警報を出力する。例えば、通常のメンテナンス作業が1〜2分程度で終了する場合、所定時間を5分に設定すれば、図3(A)に示す12c(この例では8分)が異常と判定され、警報が出力される。この場合、「開放時間」は、枠が開状態になった時点から閉状態になった時点までの時間であってもよいし、枠が開状態になった時点から、開状態を継続している時間であってもよい。また、不正の種類によって時間が長い場合もあれば、短い場合もあるので、「開放時間」が所定時間未満である場合に警報を出力するようにしてもよい。
なお、図3(B)に示す枠開閉情報12aは、図3(A)に示す枠開閉情報12aの、他の実施例を示している。図3(B)に示す枠開放情報12aには「依頼者」が追加されている。例えば「依頼者」には管理装置10を操作して電気的施錠手段を変更した係員の係員識別情報が記憶される(この場合、管理装置10は、電気的施錠手段を操作される時、係員識別情報の入力を強制する)。
また、枠開閉情報12aを、「開放時間」の長い順または短い順に記憶あるいは表示すれば、不正である可能性が高い順に記憶あるいは表示することができる。この場合、不正の確認作業を行う優先順位が明確になるので、係員等が迅速に対処することができる。また、「開放時間」の長い順または短い順に記憶あるいは表示する場合、電気的施錠手段が「施錠」状態であるものを表示あるいは記憶して、電気的施錠手段が「開錠」状態のものを表示あるいは記憶しないようにすれば、明らかに不正でないものを排除できるので、より明確になる。
【0023】
●[異常報知例(図4)]
次に、図4を用いて、警報の出力例(報知の出力例)について説明する。
管理装置10は、上記に説明した判定方法(枠開閉情報12aの「各遊技機における枠の開閉に関する情報」と「電気的施錠手段の施錠あるいは開錠に関する情報」との組み合わせに基づいて判定、あるいは枠の開状態を示す時間に基づいて判定)にて異常を判定した場合、異常表示画面16aを出力する。このとき、画面のみでなく、音声等も同時に出力するようにしてもよい。
図4に示す例では、遊技場内マップ(遊技場内配置図)を表示し、異常と判定された遊技機を判別可能に表示(図4中の16b、16c)することで、係員等が迅速に現場に急行できるようにする。
【0024】
以上、本実施の形態で説明した遊技機の異常報知装置を用いれば、遊技場の係員等が当該遊技機の内部をメンテナンスする場合等、明らかに不正でない場合には警報を出力しないようにすることができるため、本来知りたい悪意のある遊技者による不正を適時知ることができる。
【0025】
●[情報端末装置の表示画面(図5、図6)]
次に、図5及び図6を用いて、情報端末装置60の表示画面等の例を説明する。
従来より、遊技場1には情報端末装置60が設けられており、遊技場1の会員は、当該遊技場1からの各種のサービス情報を、当該情報端末装置60を操作することにより入手している。なお、悪意ある遊技者に不正を行わせないようにするために、情報端末装置60に、図4に示す異常表示画面16aを出力するようにすることもできる。
従来の情報端末装置60の画面は、パソコンの画面程度の大きさであり、ほぼ一人の利用者しか画面を見ることができず、大勢の会員及び非会員の遊技者にサービス情報を提供することが困難であった。そのため、情報端末装置60の利用者は、自己の順番まで利用を待たなければならず、非常に手間であった。
また、従来の情報端末装置60では、サービス情報を表示する場合、複数の画面を自動的に切替えて表示していたため、情報を入手したい会員は、自己が入手したい情報に画面が切替わるまで待たなければならず、非常に手間であった。
【0026】
そこで、大勢の遊技客が同時に情報を得られるような大画面(47インチ等)で、画面の表示を任意に切替え可能な情報端末装置の例を示す。
図5は、情報端末装置60の表示画面63の例である。表示画面63は、メニュー選択部64と、選択内容表示部65と、宣伝部66とで構成されている。
宣伝部66には、遊技場1からの宣伝等がテロップ等で表示される。
メニュー選択部64には、各メニューに対応させたタッチパネル表示部64aが表示されており、利用者はこのタッチパネル表示部64aから所望するメニューを選択する。図5に示す例は、タッチパネル表示部64aの中から、「出玉情報」に対応するタッチパネル部を選択した例である。
【0027】
選択内容表示部65には、選択されたメニューに対応する情報が表示される。なお、この例では、「出玉情報」メニューの中には、更にサブメニューとして「機種別出玉ランキング」、「機種別確変ランキング」、「機種別大当りランキング」がある(図5中の65b)。
従来は、この「機種別出玉ランキング」、「機種別確変ランキング」、「機種別大当りランキング」の表示が一定時間毎に自動的に切替わっていた。このため、例えば「機種別確変ランキング」の情報を入手したい利用者は、当該情報の表示に切替わるまで、待たなければならなかった。
【0028】
しかし、図5に示す本実施の形態では、サブメニュー移動ボタン65aにて、任意のサブメニューに移動して表示させることができる。このサブメニュー移動ボタン65aもタッチパネル式である。図5に示す例では、サブメニュー移動ボタン65aを操作して、サブメニュー65bの中から「機種別確変ランキング」を表示させた例である。
これにより、利用者は、所望する情報に切替わるまで待つことなく、所望する情報を選択することで、所望する情報を迅速に入手することができる。
なお、サブメニュー移動ボタン65aの他にも、サブメニュー65bをタッチパネル式にして、サブメニュー65bから直接的に「機種別確変ランキング」等を表示させることができるようにしてもよい。
【0029】
また、図5に示す「機種別確変ランキング」画面から、「遊技場内マップ」ボタン65dを選択すると、ランキングに対応する遊技機が遊技場内のどこに配置されているかを示した補助画面67(図6)が表示される。利用者は、この補助画面67を確認して、より楽しく遊技ができそうな遊技機を推定することができる。なお、補助画面67にて「戻る」ボタン67bを選択すれば、元の表示画面63に戻ることができる。
【0030】
本発明の遊技場における異常報知装置は、本実施の形態で説明した構成、外観、接続、動作等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態で説明した、遊技機50の枠と、遊技機50の枠55を施錠する施錠手段、及び枠開閉検出手段等は、図2に示す位置、構造、外観等に限定されるものではない。
本実施の形態で説明した、枠開閉情報12aの、構成、項目、内容等は、これに限定されるものではない。
また、本実施の形態の説明に用いた数値は一例であり、この数値に限定されるものではない。
また、以上(≧)、以下(≦)、より大きい(>)、未満(<)等は、等号を含んでも含まなくてもよい。
本実施の形態で説明した、表示画面63、補助画面67は、図5及び図6に示す画面構成、項目、内容等に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機の異常報知装置を用いれば、遊技機の枠が開放状態である場合に、その原因が不正であるか否かを適切に判断することができる遊技機の異常報知装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機の異常報知装置の一実施の形態の概略構成図である。
【図2】遊技機50の枠55の開閉を抑制するための施錠方法、及び枠55の開閉状態を管理装置10で認識する方法について説明する図である。
【図3】記憶手段に記憶されている枠開閉情報12aの例を説明する図である。
【図4】警報の出力例(報知の出力例)を説明する図である。
【図5】情報端末装置60に表示される表示画面63の例を説明する図である。
【図6】情報端末装置60に表示される補助画面67の例を説明する図である。
【符号の説明】
10  管理装置(異常報知装置)
20  島管理ユニット
22  遊技機管理ユニット
30  表示装置
40  台端末装置
50  遊技機
51  枠開閉検出手段
52  錠前(電気的施錠手段)
53  錠前(機械的施錠手段)
55  枠

Claims (4)

  1. 遊技機の枠の開閉に関する異常を報知する、遊技機の異常報知装置であって、
    各遊技機には、当該遊技機の枠の開閉を検出する枠開閉検出手段と、当該遊技機の枠を電気的に施錠する電気的施錠手段が設けられており、
    枠開閉検出手段は、当該枠開閉検出手段が設けられている遊技機の枠の開閉に関する信号を前記異常報知装置に出力し、
    電気的施錠手段は、前記異常報知装置から出力される信号に基づいて、当該電気的施錠手段が設けられている遊技機の枠を施錠あるいは開錠することが可能であり、
    各遊技機に設けられた枠開閉検出手段からの信号に基づいて、各遊技機の枠の開閉に関する情報と、当該遊技機における電気的施錠手段の施錠あるいは開錠に関する情報とを含む枠開閉情報を遊技機に対応させて記憶し、枠開閉情報に記憶されている各遊技機における枠の開閉に関する情報と電気的施錠手段の施錠あるいは開錠に関する情報との組み合わせ状態に基づいて警報を出力する、
    ことを特徴とする遊技機の異常報知装置。
  2. 遊技機の枠の開閉に関する異常を報知する、遊技機の異常報知装置であって、
    各遊技機には、当該遊技機の枠の開閉を検出する枠開閉検出手段が設けられており、
    枠開閉検出手段は、当該枠開閉検出手段が設けられている遊技機の枠の開閉に関する信号を前記異常報知装置に出力し、
    各遊技機に設けられた枠開閉検出手段からの信号に基づいて、各遊技機の枠の開閉に関する情報と、当該枠の開閉に関する情報の発生時刻に関する情報とを含む枠開閉情報を遊技機に対応させて記憶し、枠開閉情報に記憶されている各遊技機における枠の開閉に関する情報の発生時刻に関する情報から求めた、枠の開状態を示す時間に基づいて警報を出力する、
    ことを特徴とする遊技機の異常報知装置。
  3. 請求項2に記載の遊技機の異常報知装置であって、
    枠開閉情報内の遊技機に対応させて記憶されている枠の開閉に関する情報の発生時刻に関する情報から枠の開状態を示す時間を求め、当該枠の開状態を示す時間の長い順または短い順に、表示あるいは記憶する、
    ことを特徴とする遊技機の異常報知装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機の異常報知装置であって、
    枠開閉情報を記憶する際、開閉を行った者に関する情報の入力があった場合は、当該開閉を行った者に関する情報を、対応する遊技機の枠開閉情報に追加して記憶する、
    ことを特徴とする遊技機の異常報知装置。
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