JP2010179041A - 遊技場の貨幣回収監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 金庫から回収した貨幣を、着服や強奪から護る。
【解決手段】 遊技場に設置された金庫10から、貨幣を回収する係員の行動を監視する遊技場の貨幣回収監視システム1であって、係員に携行され、固有情報を無線で発信する端末装置40と、金庫10を含む遊技場の複数箇所に配置され、所定の領域内において固有情報を受信する中継装置20と、各中継装置20と通信可能に接続され、各中継装置20から固有情報を受信する管理装置30と、を備え、管理装置30は、回収対象となる金庫に対応した領域を少なくとも含む回収ルートを予め設定可能であり、固有情報を送信した中継装置20に対応する領域から、端末装置40の位置を特定するとともに、端末装置40の位置と回収ルートとに基づいて係員の異常行動を判定する構成としてある。
【選択図】 図3
【解決手段】 遊技場に設置された金庫10から、貨幣を回収する係員の行動を監視する遊技場の貨幣回収監視システム1であって、係員に携行され、固有情報を無線で発信する端末装置40と、金庫10を含む遊技場の複数箇所に配置され、所定の領域内において固有情報を受信する中継装置20と、各中継装置20と通信可能に接続され、各中継装置20から固有情報を受信する管理装置30と、を備え、管理装置30は、回収対象となる金庫に対応した領域を少なくとも含む回収ルートを予め設定可能であり、固有情報を送信した中継装置20に対応する領域から、端末装置40の位置を特定するとともに、端末装置40の位置と回収ルートとに基づいて係員の異常行動を判定する構成としてある。
【選択図】 図3
Description
本発明は、遊技場に設置された金庫から貨幣を回収する、係員の回収行動を監視する遊技場の貨幣回収監視システムに関し、特に、係員が携行する回収袋に取付けられた端末装置から発信される固有情報を受信して、係員の回収行動を監視する遊技場の貨幣回収監視システムに関する。
パチンコホール,パチスロホール等の遊技場には、遊技客が遊技に投資した貨幣が収容される金庫が設置されている。
金庫は、遊技台ごとや、複数の遊技台が設置された遊技機島ごとに設置され、遊技客の遊技投資に伴って、その内部に貨幣が蓄積されるようになっている。この蓄積された貨幣は、遊技場の管理者や店員などの係員により、回収袋等の容器に収納されて回収される。
金庫は、遊技台ごとや、複数の遊技台が設置された遊技機島ごとに設置され、遊技客の遊技投資に伴って、その内部に貨幣が蓄積されるようになっている。この蓄積された貨幣は、遊技場の管理者や店員などの係員により、回収袋等の容器に収納されて回収される。
このような金庫は、通常施錠されており、係員の所持する開錠キーでないと開錠することはできない。
ところが、近年では、この開錠キーの合鍵が作製され、不正に開錠されて蓄積された貨幣が窃取されるケースや、回収を行う係員自身が、回収中にトイレなどのひと気のない場所で、回収した貨幣を着服するケース、または、回収中の係員が何者かに襲われ、貨幣が収納された回収袋ごと奪われるケースが多発している。
ところが、近年では、この開錠キーの合鍵が作製され、不正に開錠されて蓄積された貨幣が窃取されるケースや、回収を行う係員自身が、回収中にトイレなどのひと気のない場所で、回収した貨幣を着服するケース、または、回収中の係員が何者かに襲われ、貨幣が収納された回収袋ごと奪われるケースが多発している。
そこで、合鍵対策に関しては、金庫の開錠権限を有する係員を限定するとともに、この係員の指紋などの個人認証データを事前に登録し、金庫を開錠する際には、個人認証データを入力させ、登録された個人認証データとの照合一致により、開錠させる貨幣収納システムが開示されている(例えば、特許文献1)。
さらに、この貨幣収納システムでは、金庫の開錠順序を事前に登録し、この登録した開錠順序と異なる順序で開錠されたときに報知することで、セキュリティの強化を図っている。
さらに、この貨幣収納システムでは、金庫の開錠順序を事前に登録し、この登録した開錠順序と異なる順序で開錠されたときに報知することで、セキュリティの強化を図っている。
また、係員に書換え可能な認証情報を付与したリモコンを携行させ、このリモコンと金庫とが無線通信を行い、認証情報がキーとなって、金庫が開錠される開錠制御システムが開示されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、これらの特許文献に記載されたシステムは、いずれも金庫を開錠する際のセキュリティを向上させることはできるが、回収された貨幣の着服や強奪までは、阻止することはできない。
通常、係員による貨幣の着服は、回収ルートから外れたひと気のない場所で行われ、また、貨幣の強奪は、回収袋ごと回収ルートから外れて持ち逃げされる。
特許文献に記載されたいずれのシステムも、金庫に対するアクセスが前提であることから、金庫から離れた領域を監視することは困難である。
通常、係員による貨幣の着服は、回収ルートから外れたひと気のない場所で行われ、また、貨幣の強奪は、回収袋ごと回収ルートから外れて持ち逃げされる。
特許文献に記載されたいずれのシステムも、金庫に対するアクセスが前提であることから、金庫から離れた領域を監視することは困難である。
本発明は、以上のような問題を解決するために提案されたものであり、自らの位置を発信する端末装置を係員に携行させるとともに、予め設定された回収ルートと端末装置の位置とに基づいて係員の行動を監視することで、異常行動を容易に判定できる画期的な遊技場の貨幣回収監視システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技場の貨幣回収監視システムは、遊技場に設置された金庫から、遊技に投資された貨幣を回収する係員の行動を監視する遊技場の貨幣回収監視システムであって、係員に携行され、固有情報を無線で発信する端末装置と、少なくとも前記金庫を含む遊技場の複数箇所に配置され、所定の領域内において前記固有情報を受信する中継装置と、前記各中継装置と通信可能に接続され、各中継装置から前記固有情報を受信する管理装置と、を備え、前記管理装置は、回収対象となる金庫に対応した前記領域を少なくとも含む回収ルートを、予め設定する回収ルート設定手段と、前記固有情報を送信した中継装置に対応する前記領域から、前記端末装置の位置を特定する位置特定手段と、前記端末装置の位置と前記回収ルートとに基づいて係員の異常行動を判定する異常行動判定手段と、を備える構成としてある。
本発明の遊技場の貨幣回収監視システムによれば、金庫から回収した貨幣を、着服や強奪から護ることができる。
以下、本発明に係る遊技場の貨幣回収監視システムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る遊技場の貨幣回収監視システム1は、複数のパチンコ機やスロットマシンなどの遊技機が設置された遊技場100において、金庫10−1〜10−11から貨幣を回収する係員の行動を監視する貨幣回収監視システムである。
本実施形態の遊技場1には、外部への出入り口となる出入口E1,E2と、トイレRと、複数台(例えば、18台)の遊技機が設置された島1〜11と、遊技場の管理者や貨幣の回収を行う係員が常駐している管理事務所Kとが、図1に示すようなレイアウトで配置されている。
島1〜11の端部には、金庫10−1〜10−11が各々設置され、各金庫10には、各島において遊技者が投資した貨幣が搬送されて、収容されるようになっている。
島1〜11の端部には、金庫10−1〜10−11が各々設置され、各金庫10には、各島において遊技者が投資した貨幣が搬送されて、収容されるようになっている。
また、遊技場100における各金庫10を含む複数の場所には、端末装置40が発信する固有情報(ID)を無線通信で受信する中継装置20が設置されている。
中継装置20は、この中継装置20を中心とした所定の領域内において電波を発信するタグリーダであり、端末装置40は、この電波を受信して発電するとともに、この電波の反射波として固有情報(ID)を発信するRFタグで構成されている。
中継装置20は、端末装置40から固有情報を受信した場合、その位置が遊技場1において特定可能なように、遊技場100のほぼすべての場所に配置されている。
中継装置20は、この中継装置20を中心とした所定の領域内において電波を発信するタグリーダであり、端末装置40は、この電波を受信して発電するとともに、この電波の反射波として固有情報(ID)を発信するRFタグで構成されている。
中継装置20は、端末装置40から固有情報を受信した場合、その位置が遊技場1において特定可能なように、遊技場100のほぼすべての場所に配置されている。
例えば、島1のエリアでは、図2に示すように、島1の周辺に6台の中継装置20−11〜20−16と、トイレRに1台の中継装置20−121が配置されている。
各中継装置20には、各々端末装置40からの固有情報(ID)を受信可能な領域(以下、領域という。)が定められている。中継装置20−11〜20−16には、各々領域1−1〜1−6が対応し、中継装置20−121には、領域トイレRが対応するようになっている。
そして、各領域内に端末装置40があるときに、対応する中継装置20が端末装置40から固有情報(ID)を受信するようになっている。
これにより、固有情報(ID)を受信した中継装置20を特定することで、端末装置40が位置する領域を特定できるようになっている。
各中継装置20には、各々端末装置40からの固有情報(ID)を受信可能な領域(以下、領域という。)が定められている。中継装置20−11〜20−16には、各々領域1−1〜1−6が対応し、中継装置20−121には、領域トイレRが対応するようになっている。
そして、各領域内に端末装置40があるときに、対応する中継装置20が端末装置40から固有情報(ID)を受信するようになっている。
これにより、固有情報(ID)を受信した中継装置20を特定することで、端末装置40が位置する領域を特定できるようになっている。
また、中継装置20−11は、対応する領域1−1が金庫10−1を含むように配置されている。これにより、この領域1−1内で端末装置40から固有情報(ID)を受信した場合に、金庫10−1を開錠させることが可能となる。
そして、中継装置20は、他の各島2〜11においても、ほぼ同様に配置されている。
すなわち、中継装置20は、各島2〜11においても、各島の金庫10をその領域に含む中継装置20が1台と、その他に5台ずつ配置されている。
なお、各金庫10をその領域に含むように中継装置20を配置するのではなく、各金庫10に、中継装置20と同様な機能を有する受信部を設けてもよい。
そして、中継装置20は、他の各島2〜11においても、ほぼ同様に配置されている。
すなわち、中継装置20は、各島2〜11においても、各島の金庫10をその領域に含む中継装置20が1台と、その他に5台ずつ配置されている。
なお、各金庫10をその領域に含むように中継装置20を配置するのではなく、各金庫10に、中継装置20と同様な機能を有する受信部を設けてもよい。
さらに、本実施形態では、中継装置20を、回収ルートから外れた特定箇所に配置してある。具体的には、回収した貨幣を係員が着服する可能性のあるひと気のない場所や、貨幣の強奪された場合の逃走が特定可能な場所として、トイレRと、出入口E1,E2に中継装置20−121〜123を設置してある。
これにより、それぞれの領域トイレR、領域出入口E1、領域出入口E2において、端末装置40から固有情報(ID)を受信した場合には、後述の管理装置30がただちに係員の異常行動と判定することもできる。
これにより、それぞれの領域トイレR、領域出入口E1、領域出入口E2において、端末装置40から固有情報(ID)を受信した場合には、後述の管理装置30がただちに係員の異常行動と判定することもできる。
そして、これらの金庫10と中継装置20、及び管理装置30とは、図1〜図3に示すように、LANケーブルLによって接続され、ローカルエリアネットワーク(LAN)を構成している。
金庫10と中継装置20と管理装置30には、各々物理アドレス(MACアドレス)が付与されており、データ伝送の際にこの物理アドレスを宛先に送信することで、相互に送信元が特定できるようになっている。
例えば、図3に示すように、出入口E1に配置した中継装置20−122が端末装置40から固有情報(ID)を受信した場合には、その中継装置20−122は、受信した固有情報(ID)を中継装置20−122の物理アドレスとともに管理装置30に送信する。その結果、管理装置30は、送信した中継装置20−122をこの物理アドレスにより特定するとともに、端末装置40の位置を特定できるようになっている。
金庫10と中継装置20と管理装置30には、各々物理アドレス(MACアドレス)が付与されており、データ伝送の際にこの物理アドレスを宛先に送信することで、相互に送信元が特定できるようになっている。
例えば、図3に示すように、出入口E1に配置した中継装置20−122が端末装置40から固有情報(ID)を受信した場合には、その中継装置20−122は、受信した固有情報(ID)を中継装置20−122の物理アドレスとともに管理装置30に送信する。その結果、管理装置30は、送信した中継装置20−122をこの物理アドレスにより特定するとともに、端末装置40の位置を特定できるようになっている。
また、各金庫10と、各金庫10をその領域に含む中継装置20とは、管理装置30において、各物理アドレスが一対となり、紐付けして記憶されている。
例えば、図3に示すように、島1に配置されている金庫10−1と、この金庫10−1をその領域に含む中継装置20−11とは、管理装置30において、各物理アドレスが、紐付けして記憶されている。その結果、管理装置30は、中継装置20−11から固有情報(ID)と物理アドレスを受信した場合には、係員がこの金庫10−1にアクセスしようとしているものと判定するとともに、この金庫10−1に対して開錠信号を送信して、金庫10−1を開錠させるようになっている。
例えば、図3に示すように、島1に配置されている金庫10−1と、この金庫10−1をその領域に含む中継装置20−11とは、管理装置30において、各物理アドレスが、紐付けして記憶されている。その結果、管理装置30は、中継装置20−11から固有情報(ID)と物理アドレスを受信した場合には、係員がこの金庫10−1にアクセスしようとしているものと判定するとともに、この金庫10−1に対して開錠信号を送信して、金庫10−1を開錠させるようになっている。
次に、各装置の構成について、図4〜図7のブロック図を参照しつつ説明する。
まず、金庫10は、図4に示すように、管理装置30と相互通信を行う通信部11と、制御プログラム等の記憶や作業領域として機能する記憶部12と、金庫の施錠・開錠を制御する開錠部13と、回収完了を入力する入力部14と、貨幣の貯留量を検出する貯留検出部15と、これらを制御する中央演算処理装置(CPU)を搭載したコンピュータからなる制御部16などで構成されている。
まず、金庫10は、図4に示すように、管理装置30と相互通信を行う通信部11と、制御プログラム等の記憶や作業領域として機能する記憶部12と、金庫の施錠・開錠を制御する開錠部13と、回収完了を入力する入力部14と、貨幣の貯留量を検出する貯留検出部15と、これらを制御する中央演算処理装置(CPU)を搭載したコンピュータからなる制御部16などで構成されている。
開錠部13は、ソレノイドのオン・オフに対応して金庫の鍵を施錠・開錠する電磁ロック機構からなり、管理装置30から通信部11を介して施錠又は開錠信号が送信されると、それぞれに対応して施錠・開錠されるようになっている。
また、開錠部13には、金庫10の扉の開放を検出するセンサ等の検出手段が設けられ、金庫10が開放しているときには、開放信号が、通信部11を介して、管理装置30に送信される。
この場合のセンサとしては、例えば、扉の開放により、遮光板が除去されることで、通光を検出して扉の開放を検出するフォトインタラプタや、扉の開放により、アクチュエータの押下が解除されて開放を検出するマイクロスイッチなどを用いることができる。
このように、金庫10の施錠・開錠及び開放・閉塞状態は、管理装置30からすべて監視・制御できるようになっている。
また、開錠部13には、金庫10の扉の開放を検出するセンサ等の検出手段が設けられ、金庫10が開放しているときには、開放信号が、通信部11を介して、管理装置30に送信される。
この場合のセンサとしては、例えば、扉の開放により、遮光板が除去されることで、通光を検出して扉の開放を検出するフォトインタラプタや、扉の開放により、アクチュエータの押下が解除されて開放を検出するマイクロスイッチなどを用いることができる。
このように、金庫10の施錠・開錠及び開放・閉塞状態は、管理装置30からすべて監視・制御できるようになっている。
貯留検出部15には、金庫10に貯留されている貨幣の量を検出するセンサ等の検出手段が設けられ、金庫10に一定量の貨幣が貯蓄されているときには、満杯信号が、通信部11を介して、管理装置30に送信される。
この場合のセンサとしては、例えば、貨幣の重みを検出する圧力センサや、貨幣の収容スペースに亘って複数配置し、収容スペースの増減を検出するフォトインタラプタなどを用いることができる。
これにより、管理装置30は、各金庫10における貨幣の量を監視することができ、遊技場の管理者や係員が、貨幣を回収するタイミングを図ることができる。
この場合のセンサとしては、例えば、貨幣の重みを検出する圧力センサや、貨幣の収容スペースに亘って複数配置し、収容スペースの増減を検出するフォトインタラプタなどを用いることができる。
これにより、管理装置30は、各金庫10における貨幣の量を監視することができ、遊技場の管理者や係員が、貨幣を回収するタイミングを図ることができる。
入力部14は、金庫10の扉の外側に設けられた所定のボタンスイッチからなり、金庫10の扉が閉じられた状態で、係員により押下操作されると、回収完了信号が、通信部11を介して、管理装置30に送信される。これにより、管理装置30は、貨幣の回収完了を判定し、その金庫10に施錠信号を送信して、開錠部13が扉を施錠するようになっている。
なお、この回収完了信号に代わって、管理装置30が、金庫の扉が開放されて、閉塞したことを示す、開放信号の受信と、その後の受信停止を検出した場合に、貨幣の回収完了と判定してもよい。
さらに、金庫10は、扉の開放を検出するセンサを有しているため、扉の開放と扉の閉塞を判定できることから、扉の開放後に閉塞した場合には、管理装置30からの施錠信号を待たずに、自ら開錠部13を制御して、施錠させてもよい。
なお、この回収完了信号に代わって、管理装置30が、金庫の扉が開放されて、閉塞したことを示す、開放信号の受信と、その後の受信停止を検出した場合に、貨幣の回収完了と判定してもよい。
さらに、金庫10は、扉の開放を検出するセンサを有しているため、扉の開放と扉の閉塞を判定できることから、扉の開放後に閉塞した場合には、管理装置30からの施錠信号を待たずに、自ら開錠部13を制御して、施錠させてもよい。
次に、中継装置20は、図5に示すように、管理装置30と相互通信を行う通信部21と、所定の電波を発信するとともに、端末装置40から固有情報(ID)を受信するID通信部22と、制御プログラム等の記憶や作業領域として機能する記憶部23と、これらを制御する中央演算処理装置(CPU)を搭載したコンピュータからなる制御部24などで構成されている。
中継装置20は、ID通信部22が固有情報(ID)を受信すると、この固有情報(ID)と、自らの送信元を示す物理アドレスとを、通信部21を介して、管理装置30に送信する。これにより、管理装置30は、この物理アドレスにより送信元の中継装置20を特定するとともに、この中継装置20に対応する領域を、端末装置40の現在位置として特定する。
また、中継装置20は、ID通信部22が固有情報(ID)を受信している限り、定期的に(例えば、2msごと)、固有情報(ID)と自らの物理アドレスを、管理装置30に送信している。
これにより、管理装置30は、端末装置40の現在位置をリアルタイムに特定できるとともに、固有情報(ID)が受信されなくなったときからの時間を計時することで、後述の移動時間を監視することができる。
中継装置20は、ID通信部22が固有情報(ID)を受信すると、この固有情報(ID)と、自らの送信元を示す物理アドレスとを、通信部21を介して、管理装置30に送信する。これにより、管理装置30は、この物理アドレスにより送信元の中継装置20を特定するとともに、この中継装置20に対応する領域を、端末装置40の現在位置として特定する。
また、中継装置20は、ID通信部22が固有情報(ID)を受信している限り、定期的に(例えば、2msごと)、固有情報(ID)と自らの物理アドレスを、管理装置30に送信している。
これにより、管理装置30は、端末装置40の現在位置をリアルタイムに特定できるとともに、固有情報(ID)が受信されなくなったときからの時間を計時することで、後述の移動時間を監視することができる。
次に、端末装置40は、図6に示すように、固有情報(ID)を書替え可能な揮発性記録媒体からなるID記憶部41と、中継装置20からの電波を受信するとともに、反射波に記憶した固有情報(ID)を搬送して発信する通信部42と、これらを制御する中央演算処理装置(CPU)を搭載したコンピュータからなる制御部43などで構成されている。
このように、本実施形態の端末装置40は、タグリーダからなる各中継装置20に対応する領域内において、各中継装置20から電波を受信することで、この電波により発電して、反射波に固有情報(ID)を搬送して発信するパッシブタイプのRFタグで構成されている。
これにより、各中継装置20を、対応する領域が各々干渉しないように配置することで、固有情報(ID)を受信した領域内が、端末装置40の現在位置であると断定できる。
このように、本実施形態の端末装置40は、タグリーダからなる各中継装置20に対応する領域内において、各中継装置20から電波を受信することで、この電波により発電して、反射波に固有情報(ID)を搬送して発信するパッシブタイプのRFタグで構成されている。
これにより、各中継装置20を、対応する領域が各々干渉しないように配置することで、固有情報(ID)を受信した領域内が、端末装置40の現在位置であると断定できる。
また、固有情報(ID)は、各金庫10を開錠させる開錠キーとなっている。
すなわち、その領域に金庫10を含む中継装置20から管理装置30に送信された固有情報(ID)は、管理装置30に予め設定されている固有情報(ID)と照合され、一致している場合に、管理装置30からその金庫10に開錠信号が送信されて、開錠される。
そして、ID記憶部41に記憶されている固有情報(ID)は、書替え可能であることから、回収する毎に、新たな固有情報(ID)に書替えるとともに、管理装置30において照合される固有情報(ID)を新たな固有情報(ID)に更新することで、セキュリティの向上が図られる。
すなわち、その領域に金庫10を含む中継装置20から管理装置30に送信された固有情報(ID)は、管理装置30に予め設定されている固有情報(ID)と照合され、一致している場合に、管理装置30からその金庫10に開錠信号が送信されて、開錠される。
そして、ID記憶部41に記憶されている固有情報(ID)は、書替え可能であることから、回収する毎に、新たな固有情報(ID)に書替えるとともに、管理装置30において照合される固有情報(ID)を新たな固有情報(ID)に更新することで、セキュリティの向上が図られる。
また、端末装置40は、貨幣を回収する回収容器である回収袋50に取り外し不能に一体に取付けられている(図3参照)。
これにより、金庫10を開錠させるためには、係員はこの回収袋50を携行しなければならないことから、回収した貨幣と端末装置40の所在が一致することになり、端末装置40の位置が特定できれば、回収した貨幣の位置が特定できることになる。
これにより、金庫10を開錠させるためには、係員はこの回収袋50を携行しなければならないことから、回収した貨幣と端末装置40の所在が一致することになり、端末装置40の位置が特定できれば、回収した貨幣の位置が特定できることになる。
なお、本実施形態では、端末装置40を、パッシブタイプのRFタグとしたが、これより出力範囲の広いアクティブタイプとすることもできる。
この場合には、複数の中継装置20が固有情報(ID)を受信することになるが、中継装置20が、受信した電波入力の強弱を検出することで、端末装置40の現在位置を特定することもできる。
例えば、端末装置40の現在位置と各中継装置20との距離は、受信した電波の強弱に比例することから、中継装置20ごとに、受信した電波の強弱に比例した範囲を、中継装置20を中心して求めるとともに、この範囲において重複した領域を、端末装置40の現在位置と特定してもよい。
この場合には、複数の中継装置20が固有情報(ID)を受信することになるが、中継装置20が、受信した電波入力の強弱を検出することで、端末装置40の現在位置を特定することもできる。
例えば、端末装置40の現在位置と各中継装置20との距離は、受信した電波の強弱に比例することから、中継装置20ごとに、受信した電波の強弱に比例した範囲を、中継装置20を中心して求めるとともに、この範囲において重複した領域を、端末装置40の現在位置と特定してもよい。
管理装置30は、図7に示すように、金庫10及び中継装置20と相互通信を行う通信部31と、制御プログラム、係員の行動履歴などの記憶や、作業領域として機能する記憶部32と、キーボードやマウスなどの入力装置であって、入力操作により、回収ルートや所要時間の設定を行う入力部33と、上記の各設定画面や遊技場のレイアウトを表示する液晶ディスプレイなどの表示部34と、これらを制御する中央演算処理装置(CPU)を搭載したコンピュータからなる制御部35などで構成されている。
通信部31は、金庫10及び中継装置20と相互通信を行うほか、インターネット回線に接続されている。このため、例えば、記憶部32に記憶された係員の行動履歴や、管理装置30が判定した係員の異常行動の発生内容を、遊技場外に待機している遊技場の経営者等が所持する携帯端末に送信できるようになっている。
金庫10に収容された貨幣を回収する回収ルートと、この回収ルートに従った各領域間の移動に要する所要時間と、この回収ルートにおける回収する金庫10の順番の設定は、表示部34に表示された設定画面や遊技場のレイアウト画面を目視しつつ、入力部33を操作することで行われる。
回収ルートの設定は、図8に示した遊技場のレイアウト画面において、マウスを用いて設定できる。
回収ルートの設定は、図8に示した遊技場のレイアウト画面において、マウスを用いて設定できる。
具体的には、入力部33を操作して、表示部34の表示領域341に遊技場のレイアウト画面を表示させるとともに、例えば、マウスを図中反時計回り、又は時計回りに移動させることで、回収ルート1(実線)又は回収ルート2(破線)のいずれかを選択することができる。さらに、このとき、遊技場のレイアウト画面に各中継装置20に対応する領域を表示させ、回収に際して通過する領域をマウスで指示することによって、回収ルートが設定されるようになっている。
そして、回収ルートが設定されると、この回収ルートに沿った係員が通過する領域と、回収する金庫の順番が自動的に表示される。
回収ルートに対して設定された設定内容と、この設定内容に対する実際の係員の行動履歴を、図9を用いて説明する。
回収ルートの設定内容と係員の行動履歴は、同図に示すように、表示部34に、表形式で表示される。
この例では、回収ルート1が設定されたときの設定内容を、表形式の左側の欄に表示してある。
回収ルートに対して設定された設定内容と、この設定内容に対する実際の係員の行動履歴を、図9を用いて説明する。
回収ルートの設定内容と係員の行動履歴は、同図に示すように、表示部34に、表形式で表示される。
この例では、回収ルート1が設定されたときの設定内容を、表形式の左側の欄に表示してある。
回収ルートの設定内容には、回収ルートに沿って係員が通過する領域を示す「回収ルートに沿った領域」と、この領域に対応して回収すべき金庫の順番を示す「対応する金庫番号」と、回収ルートに沿って前の領域で固有情報(ID)が受信されなくなったときから、次の領域で固有情報(ID)が受信されるまでに要する時間、すなわち、各領域間を係員が移動するときに要する時間を示す「所要時間」と、が表示される。
この図9の例では、回収ルート1に沿って、係員が「領域1−1」〜「領域8−1」を通過することで、「金庫10−1」〜「金庫10−8」の順番で貨幣を回収するように設定されるとともに、各領域間の移動に要する所要時間が「3秒」と設定されている。
この図9の例では、回収ルート1に沿って、係員が「領域1−1」〜「領域8−1」を通過することで、「金庫10−1」〜「金庫10−8」の順番で貨幣を回収するように設定されるとともに、各領域間の移動に要する所要時間が「3秒」と設定されている。
なお、これらの各設定は、キーボード入力等により個々に設定変更可能であり、例えば、同じ回収ルートであっても、「対応する金庫番号」における金庫番号を入替えることで、回収すべき金庫の順番を替えることができる。この場合には、同じ領域を幾度も往復して通過する場合もあり、回収ルートをより複雑にすることができる。
また、管理装置30には、非接触で、端末装置40に記憶される固有情報(ID)を書替え可能なIDライタが設けられている(不図示)。そして、この書替えられた固有情報(ID)は、開錠可能な「開錠キーID」として、上記の回収ルートの設定内容とともに、記憶部32に記憶されるようになっている。
また、係員の行動履歴は、回収ルートの設定内容と比較可能なように、表形式の右側の欄に表示される。
表示されているこれらの行動履歴は、通信部31を介して、固有情報(ID)を発信する端末装置40を携行した係員の行動に伴って各中継装置20から受信した固有情報(ID)と、各金庫10から受信した回収完了信号と、これらの送信元を示す物理アドレスと受信時間とに基づいて順次記憶部32に記憶されたものと、制御部35が、予め設定された回収ルートの設定内容と、受信した固有情報(ID)及び送信した中継装置20とを比較照合した結果が、逐次記憶部32に記憶されたものである。
表示されているこれらの行動履歴は、通信部31を介して、固有情報(ID)を発信する端末装置40を携行した係員の行動に伴って各中継装置20から受信した固有情報(ID)と、各金庫10から受信した回収完了信号と、これらの送信元を示す物理アドレスと受信時間とに基づいて順次記憶部32に記憶されたものと、制御部35が、予め設定された回収ルートの設定内容と、受信した固有情報(ID)及び送信した中継装置20とを比較照合した結果が、逐次記憶部32に記憶されたものである。
具体的には、各中継装置20から受信した固有情報(ID)を示す「端末装置ID」と、この固有情報(ID)を受信した中継装置20に対応する領域を示す「受信領域」と、一の領域で固有情報(ID)が受信された後、その領域で受信されなくなったときから計時が開始され、次の領域でその固有情報(ID)が受信されるまでの時間、すなわち、係員の領域間の移動時間を示す「移動時間」と、金庫10から送信された回収完了信号の受信時間を示す「回収完了信号受信時間」と、受信した固有情報(ID)、この固有情報(ID)を受信した領域、移動時間に基づいて、制御部35において判定された係員の異常行動の有無を示す「異常の有無」と、が表示される。
「異常の有無」については、制御部35において、以下のように判定される。
まず、制御部35は、受信した固有情報(ID)と、記憶部32に予め記憶されている「開錠キーID」とを比較照合し、照合の結果一致する場合は、「正常」と判定し、不一致の場合には、異なる「端末装置ID」を用いて不正に開錠しようとする「異常」と判定する。
まず、制御部35は、受信した固有情報(ID)と、記憶部32に予め記憶されている「開錠キーID」とを比較照合し、照合の結果一致する場合は、「正常」と判定し、不一致の場合には、異なる「端末装置ID」を用いて不正に開錠しようとする「異常」と判定する。
また、制御部35は、この固有情報(ID)を受信した中継装置20に対応する「受信領域」と、回収ルートの設定内容である「回収ルートに沿った領域」とを比較照合し、照合の結果一致する場合は、「正常」と判定する。
この「正常」と判定した場合において、「受信領域」がその領域に予め紐付けされている金庫10を含むときには、制御部35は、その金庫10に対して、通信部31を介し、開錠信号を送信する。
これにより、この「受信領域」に対応する金庫10になんら触れることなく、開錠させることができ、回収時の作業効率を向上させることができる。
一方、不一致の場合には、回収ルートから外れた異常行動として「異常」と判定する。
なお、この「回収ルートに沿った領域」には、予め設定された回収すべき金庫の順番が含まれていることは、明らかであるため、「受信領域」が、この「回収ルートに沿った領域」と異なることは、回収すべき金庫の順番が異なることに他ならない。
この「正常」と判定した場合において、「受信領域」がその領域に予め紐付けされている金庫10を含むときには、制御部35は、その金庫10に対して、通信部31を介し、開錠信号を送信する。
これにより、この「受信領域」に対応する金庫10になんら触れることなく、開錠させることができ、回収時の作業効率を向上させることができる。
一方、不一致の場合には、回収ルートから外れた異常行動として「異常」と判定する。
なお、この「回収ルートに沿った領域」には、予め設定された回収すべき金庫の順番が含まれていることは、明らかであるため、「受信領域」が、この「回収ルートに沿った領域」と異なることは、回収すべき金庫の順番が異なることに他ならない。
さらに、制御部35は、計時中の「移動時間」を、回収ルートの設定内容である「所要時間」と比較照合し、「移動時間」が「所要時間」以内であれば、「正常」と判定し、「移動時間」が「「所要時間」を超えたときは、「異常」と判定する。
なお、「移動時間」は、制御部35に搭載されているクロック発振器などを用いたハードウエアタイマや、ソフトウエアタイマを用いて計時するようになっている。
このように、「移動時間」を監視して、「異常」を判定できることから、遊技場100のほぼすべての場所に中継装置20を配置する必要がなくなり、貨幣回収監視システムの構築におけるコストの低減が図られる。
なお、「移動時間」は、制御部35に搭載されているクロック発振器などを用いたハードウエアタイマや、ソフトウエアタイマを用いて計時するようになっている。
このように、「移動時間」を監視して、「異常」を判定できることから、遊技場100のほぼすべての場所に中継装置20を配置する必要がなくなり、貨幣回収監視システムの構築におけるコストの低減が図られる。
そして、制御部35は、上記の各判定において、いずれかひとつでも「異常」と判定された場合は、すべての各金庫10に対して、開錠信号を送信しない、開錠禁止状態に移行する。
このときには、たとえ、その領域に金庫10を含む中継装置20から受信した固有情報(ID)が「開錠キーID」と一致したとしても、その金庫10に対してのみならず、すべての金庫10に、開錠信号を送信しないようになっている。これにより、すべての金庫10に対して施錠状態を保証できる。
このように、固有情報(ID)の一致と、回収する金庫10の順番を含み、係員が通過すべき領域の順番を示す回収ルートの一致と、移動時間の制限とをすべて満足しない限り、金庫10が開錠されないため、セキュリティの向上が図られる。
このときには、たとえ、その領域に金庫10を含む中継装置20から受信した固有情報(ID)が「開錠キーID」と一致したとしても、その金庫10に対してのみならず、すべての金庫10に、開錠信号を送信しないようになっている。これにより、すべての金庫10に対して施錠状態を保証できる。
このように、固有情報(ID)の一致と、回収する金庫10の順番を含み、係員が通過すべき領域の順番を示す回収ルートの一致と、移動時間の制限とをすべて満足しない限り、金庫10が開錠されないため、セキュリティの向上が図られる。
そして、図9に示す例では、領域4−1から領域8−1までの移動時間が、設定された所要時間(3秒)を超えたため、次に回収する予定であった金庫10−8のみならず、すべての金庫10に対し「開錠禁止」としたものである。このときには、「異常の有無」には、「異常」を表示する。なお、固有情報(ID)と回収ルートがともに一致するとともに、移動時間の制限をもすべて満足し、制御部35が、正常と判定したときには、「異常の有無」に、「正常」を表示するようになっている。
さらに、係員の行動履歴において、制御部35が「異常」を判定した場合の異なる例について、図10を参照しつつ説明する。
図10は、制御部35が、固有情報(ID)を受信した中継装置20に対応する「受信領域」と、回収ルートの設定内容である「回収ルートに沿った領域」とを比較照合し、不一致と判定した場合を示し、図10(a)は、トイレRで固有情報(ID)を受信した場合を示す図であり、図10(b)は、で、出入口E1で固有情報(ID)を受信した場合を示す図である。
図10は、制御部35が、固有情報(ID)を受信した中継装置20に対応する「受信領域」と、回収ルートの設定内容である「回収ルートに沿った領域」とを比較照合し、不一致と判定した場合を示し、図10(a)は、トイレRで固有情報(ID)を受信した場合を示す図であり、図10(b)は、で、出入口E1で固有情報(ID)を受信した場合を示す図である。
図10(a)に示す例では、予め設定された「回収ルートに沿った領域」によると、領域1―1で固有情報(ID)が受信された後に、領域2―1で受信されるはずであるが、係員の行動履歴における「受信領域」では、領域1―1で受信された後に、領域トイレRで受信されている。
その結果、制御部35は、領域が不一致であるため「異常」と判定する。
また、この場合、計時中の移動時間(8秒)も、所定時間(3秒)を超えることになり、制御部35は、このことからも、「異常」と判定することができる。
その結果、制御部35は、領域が不一致であるため「異常」と判定する。
また、この場合、計時中の移動時間(8秒)も、所定時間(3秒)を超えることになり、制御部35は、このことからも、「異常」と判定することができる。
特に、この例では、領域1―1に、金庫10−1を含むとともに、金庫10−1から既に回収完了信号を受信している。その結果、制御部35は、係員が金庫10−1から貨幣を回収した後に、トイレRにおいて、回収した貨幣が着服された可能性がある「異常行動」と判定できる。
このようなときは、制御部35は、表示部34を制御して、係員の異常行動を示すメッセージとして、例えば、「トイレRで、異常行動発生中」などを表示させたり、管理装置30に接続された店内放送用のスピーカを制御して、係員の異常行動を外部に報知するようになっている。
このようなときは、制御部35は、表示部34を制御して、係員の異常行動を示すメッセージとして、例えば、「トイレRで、異常行動発生中」などを表示させたり、管理装置30に接続された店内放送用のスピーカを制御して、係員の異常行動を外部に報知するようになっている。
同様に、図10(b)では、予め設定された「回収ルートに沿った領域」によると、領域3―1で固有情報(ID)が受信された後に、領域7−5で受信されるはずであるが、係員の行動履歴における「受信領域」では、領域3―1で受信された後に、領域出入口E1で受信されている。
その結果、制御部35は、領域が不一致であるため「異常」と判定する。
また、この場合、計時中の移動時間(7秒)も、所定時間(3秒)を超えることになり、制御部35は、このことからも、「異常」と判定することができる。
その結果、制御部35は、領域が不一致であるため「異常」と判定する。
また、この場合、計時中の移動時間(7秒)も、所定時間(3秒)を超えることになり、制御部35は、このことからも、「異常」と判定することができる。
特に、この例では、領域1―1、領域2―1、領域3―1に、各々金庫10−1、金庫10−2、金庫10−3を含むとともに、各金庫10−1〜10−3から既に回収完了信号を受信している。その結果、制御部35は、係員が金庫10−3から貨幣を回収した後に、貨幣が収納された回収袋50が何者かに強奪され、その者が出入口E1から遊技場外に逃走する可能性がある「異常行動」と判定できる。
このようなときは、制御部35は、表示部34を制御して、異常行動を示すメッセージとして、例えば、「出入口E1で、異常行動発生中」などを表示させたり、管理装置30に接続された店内放送用のスピーカを制御して、異常行動を外部に報知するようになっている。
このようなときは、制御部35は、表示部34を制御して、異常行動を示すメッセージとして、例えば、「出入口E1で、異常行動発生中」などを表示させたり、管理装置30に接続された店内放送用のスピーカを制御して、異常行動を外部に報知するようになっている。
次に、制御部35が、表示部34を制御して、遊技場のレイアウトを示すレイアウト画面において、係員の回収状況をリアルタイムで表示させた表示例を図11〜図13に示す。
各図に示すように、表示部34は、複数の表示領域341〜344に区画され、例えば、表示領域341には、遊技場100のレイアウトを表示し、表示領域342には、現在の日時を表示し、表示領域343には、現在の係員の行動がメッセージとして表示し、また、表示領域344には、遊技場100のレイアウトにおける各領域の状態説明を表示してある。
各図に示すように、表示部34は、複数の表示領域341〜344に区画され、例えば、表示領域341には、遊技場100のレイアウトを表示し、表示領域342には、現在の日時を表示し、表示領域343には、現在の係員の行動がメッセージとして表示し、また、表示領域344には、遊技場100のレイアウトにおける各領域の状態説明を表示してある。
表示領域341に表示されている遊技場100のレイアウトには、予め設定された回収ルートが表示されるとともに(この例では、回収ルート1)、少なくとも回収対象となっている金庫10を含む領域1−1〜11−1と、特定箇所を示す領域として領域トイレR、領域出入口E1,E2とが表示されている。
図11に示す例では、表示領域344に表示されている各領域の状態説明によると、領域1−1、領域2−1、領域3−1、領域7−1、領域11−1は、格子模様が施されていることから、それぞれの領域に対応する金庫10は、「回収完了」となっていることがわかる。
これは、制御部35が、各金庫10から回収完了信号が送信されたときに、「回収完了」と判定して、表示させている。
図11に示す例では、表示領域344に表示されている各領域の状態説明によると、領域1−1、領域2−1、領域3−1、領域7−1、領域11−1は、格子模様が施されていることから、それぞれの領域に対応する金庫10は、「回収完了」となっていることがわかる。
これは、制御部35が、各金庫10から回収完了信号が送信されたときに、「回収完了」と判定して、表示させている。
同様に、領域4−1、領域5−1、領域8−1、領域9−1、領域10−1は、横縞模様が施されていることから、表示領域344に表示されている各領域の状態説明によると、それぞれの領域に対応する金庫10は、「未回収」となっていることがわかる。これは、制御部35が、未だ回収完了信号が送信されていない金庫10を、「未回収」と判定して、表示させている。
また、制御部35は、この判定に、各金庫10から送信される満杯信号の受信を加えて、両方が成立したときにのみ、「未回収」と判定してもよい。
これにより、満杯信号を送信していない金庫10があるときには、その金庫10を回収の必要のない金庫10として、回収対象から除外させることもできる。この場合には、その領域を空白にして無模様としてもよい。
また、制御部35は、この判定に、各金庫10から送信される満杯信号の受信を加えて、両方が成立したときにのみ、「未回収」と判定してもよい。
これにより、満杯信号を送信していない金庫10があるときには、その金庫10を回収の必要のない金庫10として、回収対象から除外させることもできる。この場合には、その領域を空白にして無模様としてもよい。
また、上記の「回収完了」と「未回収」の状態の表示に加え、制御部35が、該当する各金庫10から開放信号が送信されていないこと判定して、各金庫10の扉が閉塞されている表示を行うこともできる。この場合には、例えば、各金庫に対応する領域に鍵の形状を施した「鍵マーク」を重ねて表示させることもできる。
これにより、表示部34を注視して、係員の行動を監視している遊技場の管理者は、「鍵マーク」が表示されている領域に対応する金庫10は、その扉が閉塞されているものと、一目で識別でき、反対に、「回収完了」と「未回収」の状態であるにもかかわらず、「鍵マーク」が表示されていない領域に対応する金庫10は、「異常状態」と判定できる。
これにより、表示部34を注視して、係員の行動を監視している遊技場の管理者は、「鍵マーク」が表示されている領域に対応する金庫10は、その扉が閉塞されているものと、一目で識別でき、反対に、「回収完了」と「未回収」の状態であるにもかかわらず、「鍵マーク」が表示されていない領域に対応する金庫10は、「異常状態」と判定できる。
また、図11に示す例では、領域6−1は、斜線模様が施されていることから、表示領域344に表示されている各領域の状態説明によると、端末装置40、すなわち、係員は、現在、この領域6−1に位置していることがわかる。
そして、この領域6−1は、管理装置30において、金庫10−6と紐付けされている。
その結果、制御部35は、この領域6−1に対応する中継装置20から送信された固有情報(ID)と「開錠キーID」とを比較照合し、一致していた場合には、金庫10−6に開錠信号を送信する。
そして、この領域6−1は、管理装置30において、金庫10−6と紐付けされている。
その結果、制御部35は、この領域6−1に対応する中継装置20から送信された固有情報(ID)と「開錠キーID」とを比較照合し、一致していた場合には、金庫10−6に開錠信号を送信する。
また、制御部35は、この金庫10−6から開放信号を受信することで、この金庫10−6の扉が開放中であることを判定することができる。
この場合には、この領域6−1を点滅表示させるなど、この金庫10−6が現在開放中であることを一目で認識できるような表示を行うことで、表示部34を注視している遊技場の管理者に、係員の現在の行動を、リアルタイムに伝達することもできる。
そして、このときには、表示領域343に、現在の係員の行動として、「回収ルート1 金庫10−6回収中」などのメッセージが表示されるようになっている。
この場合には、この領域6−1を点滅表示させるなど、この金庫10−6が現在開放中であることを一目で認識できるような表示を行うことで、表示部34を注視している遊技場の管理者に、係員の現在の行動を、リアルタイムに伝達することもできる。
そして、このときには、表示領域343に、現在の係員の行動として、「回収ルート1 金庫10−6回収中」などのメッセージが表示されるようになっている。
次に、図12と図13は、制御部35が異常と判定した場合を示す、回収状況における係員の異常行動の表示例である。
図12は、図10(a)における係員の行動履歴に対応させた図であり、図13は、図10(b)における係員の行動履歴に対応させた図である。
各図に示すように、領域トイレR、又は領域出入口E1に、縦縞模様が施されていることから、表示領域344に表示されている各領域の状態説明によると、係員は、現在回収ルート1から外れた領域に位置し、異常行動をとっていることがわかる。
このとき、表示領域343には、「トイレR 異常行動発生中」や「出入口E1 異常行動発生中」などのメッセージが表示されるようになっている。
このように表示部34において、係員の現在位置、異常行動の発生位置が一目で認識できるとともに、金庫10ごとの貨幣の回収・未回収状況、扉の開放・閉塞状態、異常行動の発生状況をリアルタイムで確認することができる。
図12は、図10(a)における係員の行動履歴に対応させた図であり、図13は、図10(b)における係員の行動履歴に対応させた図である。
各図に示すように、領域トイレR、又は領域出入口E1に、縦縞模様が施されていることから、表示領域344に表示されている各領域の状態説明によると、係員は、現在回収ルート1から外れた領域に位置し、異常行動をとっていることがわかる。
このとき、表示領域343には、「トイレR 異常行動発生中」や「出入口E1 異常行動発生中」などのメッセージが表示されるようになっている。
このように表示部34において、係員の現在位置、異常行動の発生位置が一目で認識できるとともに、金庫10ごとの貨幣の回収・未回収状況、扉の開放・閉塞状態、異常行動の発生状況をリアルタイムで確認することができる。
次に、以上のように構成された本実施形態の遊技場の貨幣回収監視システム1を構成する金庫10と、中継装置20と、管理装置30と、端末装置40とが連関して行う制御処理について、図14のフローチャートを参照して説明する。
同図に示すように、まず、金庫10は、貯蓄された貨幣が満杯になると、満杯信号を、管理装置30に送信する(S1)。管理装置30は、満杯信号を受信すると(S2)、例えば、満杯信号を送信した金庫10の数を計数し、その数が所定数以上になると、回収を促すような報知を行うこともできる。この場合の報知としては、アラーム音を発するとともに、回収ルートの設定を行う遊技場のレイアウトを表示部34に表示させることもできる。
なお、満杯信号の受信によらず、定期的に回収を行う場合もあり、このような場合は、管理装置30に、回収を促す報知を、一定の時間毎に行わせることもできる。
そして、このアラーム音やレイアウトの表示に促された遊技場の管理者は、回収する金庫10の順番を含み、係員が通過すべき領域の順番を示す回収ルートの設定を行う(S3)。
を、さらに、所要時間を通過する領域間毎に設定する(S4)。
また、今回の回収で各金庫10を開錠可能な「開錠キーID」を設定する(S5)。
このときには、端末装置40に記憶される固有情報(ID)を書替えるとともに、管理装置30に記憶されている「開錠キーID」を書替えたIDに更新する。
そして、開錠禁止状態を解除する(S6)。これにより、その領域に金庫10を含む中継装置20から受信した固有情報(ID)が「開錠キーID」と一致したときには、その金庫10に対して、開錠信号を送信できるようになる。
なお、満杯信号の受信によらず、定期的に回収を行う場合もあり、このような場合は、管理装置30に、回収を促す報知を、一定の時間毎に行わせることもできる。
そして、このアラーム音やレイアウトの表示に促された遊技場の管理者は、回収する金庫10の順番を含み、係員が通過すべき領域の順番を示す回収ルートの設定を行う(S3)。
を、さらに、所要時間を通過する領域間毎に設定する(S4)。
また、今回の回収で各金庫10を開錠可能な「開錠キーID」を設定する(S5)。
このときには、端末装置40に記憶される固有情報(ID)を書替えるとともに、管理装置30に記憶されている「開錠キーID」を書替えたIDに更新する。
そして、開錠禁止状態を解除する(S6)。これにより、その領域に金庫10を含む中継装置20から受信した固有情報(ID)が「開錠キーID」と一致したときには、その金庫10に対して、開錠信号を送信できるようになる。
このような回収ルートの設定が終了した後、遊技場の管理者は、回収ルート(回収する金庫10の順番を含み、係員が通過すべき領域の順番)を、係員のみに教示する。
係員は、教示された回収ルートに従って、端末装置40が取外し不能に取付けられた回収袋50を携行しつつ、各金庫10から貨幣の回収を行う。
端末装置40は、中継装置20から発信される電波を受信すると、反射波として、固有情報(ID)を発信する(S7)。
中継装置20は、固有情報(ID)を受信すると(S8)、この固有情報(ID)を管理装置30に送信する(S9)。
係員は、教示された回収ルートに従って、端末装置40が取外し不能に取付けられた回収袋50を携行しつつ、各金庫10から貨幣の回収を行う。
端末装置40は、中継装置20から発信される電波を受信すると、反射波として、固有情報(ID)を発信する(S7)。
中継装置20は、固有情報(ID)を受信すると(S8)、この固有情報(ID)を管理装置30に送信する(S9)。
管理装置30は、この固有情報(ID)を受信すると(S10)、送信した中継装置20に対応する領域が、端末装置40の現在位置であると特定するとともに(S11)、この固有情報(ID)と「開錠キーID」との照合を行う(S12)。
また、この領域が、回収ルートに沿った領域か否かの照合と(S13)、移動時間と所要時間との照合を行う(S14)。
その照合の結果、異常行動か否かの判定を行い(S15)、異常行動と判定したときは(S15−YES)、再び開錠禁止状態にするとともに(S16)、表示部34や、店内放送用のスピーカを制御して、異常の報知を行う(S17)。
一方、異常行動でないと判定したときは(S15−NO)、この固有情報(ID)を送信した中継装置20が金庫10と紐付けされている場合には、その金庫10に対して、開錠信号を送信する(S18)。
また、この領域が、回収ルートに沿った領域か否かの照合と(S13)、移動時間と所要時間との照合を行う(S14)。
その照合の結果、異常行動か否かの判定を行い(S15)、異常行動と判定したときは(S15−YES)、再び開錠禁止状態にするとともに(S16)、表示部34や、店内放送用のスピーカを制御して、異常の報知を行う(S17)。
一方、異常行動でないと判定したときは(S15−NO)、この固有情報(ID)を送信した中継装置20が金庫10と紐付けされている場合には、その金庫10に対して、開錠信号を送信する(S18)。
金庫10は、開錠信号を受信すると(S19)、扉を開錠させる(S20)。そして、係員により貨幣の回収が完了すると、扉を施錠するとともに、所定の操作により、回収完了信号が管理装置30に送信される(S21)。
管理装置30は、回収完了信号を受信すると(S22)、表示部34の係員の行動履歴や、レイアウトの画面に、回収の完了を表示させる(S23)。なお、管理装置30が、この回収完了信号を受信したとき、金庫10に施錠信号を送信し、この施錠信号に基づいて、金庫10の扉が施錠されるようにしてもよい。
管理装置30は、回収完了信号を受信すると(S22)、表示部34の係員の行動履歴や、レイアウトの画面に、回収の完了を表示させる(S23)。なお、管理装置30が、この回収完了信号を受信したとき、金庫10に施錠信号を送信し、この施錠信号に基づいて、金庫10の扉が施錠されるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る遊技場の貨幣回収監視システム1によれば、係員に携行させる端末装置40から発信する固有情報(ID)に基づき、係員の位置を特定することで、金庫10から回収した貨幣を、着服や強奪から護ることができる。
以上、本発明の遊技場の貨幣回収監視システムについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る遊技場の貨幣回収監視システムは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、端末装置40に記憶された固有情報(ID)を書替え可能としたが、それぞれ固有情報(ID)が異なる複数の端末装置40を用意しておき、貨幣の回収毎に係員に携行させる端末装置40を変更することもできる。これによっても、固有情報(ID)の書替えと同様、セキュリティを向上させることができる。
また、本実施形態では、固有情報(ID)の照合を管理装置で行ったが、予め各金庫に「開錠キーID」を送信して記憶させておき、各金庫において、固有情報(ID)との照合を行ってもよい。そして、照合の結果、一致した場合は、管理装置からの送信される開錠信号によらず、各金庫の自らの判定によって開錠させることもできる。
また、本実施形態では、固有情報(ID)の照合を管理装置で行ったが、予め各金庫に「開錠キーID」を送信して記憶させておき、各金庫において、固有情報(ID)との照合を行ってもよい。そして、照合の結果、一致した場合は、管理装置からの送信される開錠信号によらず、各金庫の自らの判定によって開錠させることもできる。
本発明は、遊技場に設置されている金庫を監視する貨幣回収監視システムとして広く利用することができる。
1 貨幣回収監視システム
10 金庫
20 中継装置
30 管理装置
40 端末装置
50 回収袋
100 遊技場
10 金庫
20 中継装置
30 管理装置
40 端末装置
50 回収袋
100 遊技場
Claims (11)
- 遊技場に設置された金庫から、遊技に投資された貨幣を回収する係員の行動を監視する遊技場の貨幣回収監視システムであって、
係員に携行され、固有情報を無線で発信する端末装置と、
少なくとも前記金庫を含む遊技場の複数箇所に配置され、所定の領域内において前記固有情報を受信する中継装置と、
前記各中継装置と通信可能に接続され、各中継装置から前記固有情報を受信する管理装置と、を備え、
前記管理装置は、
回収対象となる金庫に対応した前記領域を少なくとも含む回収ルートを、予め設定する回収ルート設定手段と、
前記固有情報を送信した中継装置に対応する前記領域から、前記端末装置の位置を特定する位置特定手段と、
前記端末装置の位置と前記回収ルートとに基づいて係員の異常行動を判定する異常行動判定手段と、を備えることを特徴とする遊技場の貨幣回収監視システム。 - 前記端末装置を、回収する貨幣を収納する収納容器に取外し不能に取付けた請求項1記載の遊技場の貨幣回収監視システム。
- 前記異常行動判定手段は、前記端末装置の位置が前記回収ルートから外れているときに異常行動と判定する請求項1又は2記載の遊技場の貨幣回収監視システム。
- 前記回収ルートに含まれない特定箇所に前記中継装置を配置し、
前記異常行動判定手段は、いずれかの金庫に対応する前記領域で前記端末装置の位置が特定された後に、前記特定箇所に対応する前記領域で前記端末装置の位置が特定されたときに、異常行動と判定する請求項3記載の遊技場の貨幣回収監視システム。 - 前記回収ルートには、回収する金庫の順番が含まれ、
前記管理装置は、
前記端末装置の位置の変遷を記憶する記憶手段を備え、
前記異常行動判定手段は、この記憶した変遷が前記回収する金庫の順番と異なるときに、異常行動と判定する請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技場の貨幣回収監視システム。 - 前記管理装置は、
前記回収ルートにおける前記領域間を係員が移動するのに要する所要時間を、領域間ごとに予め設定する所要時間設定手段と、
前記回収ルートにおける一の領域で前記端末装置の位置が特定された後に、この領域で前記端末装置の位置が特定されなくなったときから計時を開始し、この回収ルートに従う次の領域で前記端末装置の位置が特定されるまでの移動時間を監視する移動時間監視手段と、を備え、
異常行動判定手段は、前記移動時間が前記所要時間を超えたときに、異常行動と判定する請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技場の貨幣回収監視システム。 - 前記金庫は、前記固有情報を受信可能な受信手段と、この固有情報の受信に基づいて開錠させる開錠手段と、を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の遊技場の貨幣回収監視システム。
- 前記管理装置は、前記各金庫と通信可能に接続されるとともに、
前記各金庫を制御して、前記開錠手段による開錠を禁止する開錠禁止手段を備える請求項7記載の遊技場の貨幣回収監視システム。 - 前記端末装置は前記固有情報を書換え可能に設けられ、又は、各々異なる前記固有情報を発信する前記端末装置を複数設け、
前記管理装置は、前記各金庫と通信可能に接続されるとともに、
前記固有情報を予め設定する固有情報設定手段と、
前記各金庫が受信した固有情報と予め設定された固有情報とを照合して一致したときに、前記開錠手段を制御して開錠させる開錠制御手段と、を備える請求項7又は8記載の遊技場の貨幣回収監視システム。 - 前記金庫は、その扉が開放されたことを検出する扉開放検出手段を備え、
前記管理装置は、前記各金庫と通信可能に接続されるとともに、
前記各金庫の開放・閉塞状態を表示する表示部を備え、
表示部は、遊技場における前記金庫の設置位置を示すレイアウト画面を表示するとともに、このレイアウト画面において、前記金庫の開放・閉塞状態を、所定の表示態様で表示する請求項1〜9のいずれか一項に記載の遊技場の貨幣回収監視システム。 - 前記表示部は、前記レイアウト画面において、前記回収ルートと、前記回収ルートに含まれる前記領域と、前記端末装置の現在位置とを、所定の表示態様で表示する請求項10記載の遊技場の貨幣回収監視システム。
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