JP5121122B2 - 監視装置 - Google Patents
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Description
この警備システムは、監視領域に配置された防犯センサと接続される監視装置と、この監視装置と通信網を介して接続される監視センタとを有し、監視装置が監視セットモードにあるときに防犯センサが検知信号を出力すると、監視装置が警報したり遠隔の監視センタに通報したりする。
監視セットモードは、防犯センサが検知したときに異常信号を監視センタへ通報する状態である。
監視解除モードは、防犯センサが検知しても異常信号を監視センタへ通報しない状態である。
巡回モードは、監視センタからの指示により急行した対処員が異常の発生した監視領域を点検するとき、巡回点検用のIDカードによって設定されるモードで、監視解除モードと同様に監視装置は、防犯センサが検知しても監視センタへ通報しない。
そうすると、正当な利用者であっても、解除禁止時間帯内において監視セットモードを解除することが一切できないという問題が生じる。
例えば、残業をしたために退社が夜遅くなり、解除禁止時間帯に監視セットモードを設定することになった場合、監視セットモードを一度設定してしまうと、忘れ物に気がついても取りに戻ることができなくなってしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、利用者の利便性と防犯性を両立させた監視装置を提供することを目的とする。
制御部202は、センタ装置201の各部を制御するMPU又はCPUである。
通信部203は、監視装置1から送信された信号を受信する。
記憶部204は、制御部202の動作プログラム、監視装置1の現在の状態等を記憶する。
表示部205は、監視装置1から送られてきた信号に基づいて制御部202が把握した監視装置1の状況を監視員に対して表示する液晶等のディスプレイである。
操作部206は、監視員がセンタ装置201の操作を行うためのキーボード、マウス等の入力装置である。
制御部101は、監視装置1の各部を制御するMPU又はCPUである。
操作部102は、利用者や対処員が所持するID(認証情報)カードの操作をするカードリーダである。利用者や対処員は、IDカードを用いて、後述の監視モードを設定する。
通信部103は、監視領域にて発生した状況を示す信号を電話回線5を通じて遠隔の監視センタ2に送信する。
表示部105は、制御部101の様々な判定に基づいて、利用者に対してメッセージを表示するための液晶等のディスプレイである。
タイマ部106は、制御部101の指令に従って、所定の時間を計時する。
時計部107は、現在の時刻や日付を記憶している。
電気錠4は、監視領域の出入り口に設けられ、制御部101からの制御信号により施錠又は解錠が行われる。電気錠I/F109は、電気錠4と制御部101のインターフェースである。
同図に示した監視装置1の記憶部110の各構成要素について説明する。
プログラム領域120は、監視装置1の制御部101を動作させるためのプログラムを格納する。
モード記憶領域121は、後述する監視モード及び解除禁止フラグを記憶する。
図3は、登録認証情報記憶領域122を示す図である。
同図に示したように、異なる種類のカード(利用者カード、管理者カード、巡回カード)毎に認証情報(ID)が、この領域に記憶されている。
利用者カードは、一般の利用者が用いるIDカード、管理者カードは、事業所等の管理者が用いるカード、巡回カードは、対処員が用いるカードである。特に、管理者カードと巡回カードのように一般の利用者と違う人が使用するカードを合わせて、以下では、特定カードと呼ぶ。
尚、本実施の形態では、第1の解除禁止時間帯としての解除禁止時間帯と第2の解除禁止時間帯としての本解除禁止時間帯を設定しているが、第1の解除禁止時間帯としての解除禁止時間帯のみを設定するようにしてもよい。
かかる動作は、記憶部110に記憶されているプログラムに基づいて、制御部101にて実行される。
同図を参照して、監視装置1が監視モード(監視セットモード又は監視解除モードのいずれか)を設定する方法について説明する。
最初に、監視装置1の操作部102に対してIDカード操作があるか否かを判定する(S501)。カード操作がない場合は、この判定を反復する。IDカード操作がある場合は、IDカードから認証コードを読み出し、次のステップに進む。
監視セットモードが記憶されていない(S503のN)(すなわち、監視解除モードが記憶されている)場合には、モード記憶領域121に監視セットモードを記憶し、かつ、通信部103及び電話回線5を介して監視センタ2へ監視セット信号を送信する(S508)。かかる監視セットモードを記憶する処理が、モード設定手段における監視セットモードの設定である。
尚、本実施の形態においては、簡単のため、巡回モードを監視解除モードと同一視して説明する。
解除禁止フラグがONでない(すなわち、OFFである)場合(S504のN)には、記憶部110のモード記憶領域121に監視解除モードを記憶し、かつ、通信部103及び電話回線5を介して監視センタ2へ監視解除信号を送信する(S507)。かかる監視解除モードを記憶する処理が、モード設定手段における監視解除モードの設定である。
特定カードでない場合(S505のN)には、表示部105にて解除禁止を示す表示を行い、かつ、通信部103及び電話回線5を介して監視センタ2へ不正解除操作信号を送信する(S506)。かかる、S504において解除禁止フラグがONであり特定カードの操作でない(S505のN)場合に、監視セットモードから監視解除モードへ移行させない処理が、解除禁止手段の一部の処理を構成している。
これらの図を参照して、解除禁止手段の主要的な役割を担う解除禁止フラグについて説明する。
ここで、解除禁止手段は、後述する解除禁止フラグの制御動作と解除禁止フラグのON/OFFの状態によって、監視セットモードから監視解除モードへの移行を禁止する処理にて実現される。
監視セットモードに移行した場合には、S602以降の処理に進み、そうでない場合には、監視モードが監視解除モードに移行したか否かを判定する(S610)。
監視解除モードに移行した場合には、S611以降の処理に進み、そうでない場合には、図7に示すS613以降の処理に進む。
第2の解除禁止時間帯としての本解除禁止時間帯である場合には、直ちに解除禁止フラグをONにし(S607)、そうでない場合には、操作部102に入力されたIDカードが特定カードであるか否かを判定する(S603)。
T1が経過していない場合は、記憶部110のモード記憶領域121を参照して、ここに監視解除モードが記憶されているか否かを判定する(S609)。
つまり、T1計時中に監視解除モードに移行されることがあれば、直ちにT1計時のループから脱出し、タイマ部106をリセットして(S608)、S613以降の処理に進む。
第1の解除禁止時間帯としての解除禁止時間帯であるときは、解除禁止フラグをONにし(S607)、そうでないときは、記憶部110のモード記憶領域121を参照して、ここに監視解除モードが記憶されているか否かを判定する(S609)。
これにより、T1計時が終了しても、現在時刻が第1の解除禁止時間帯としての解除禁止時間帯にない限りは、監視解除モードに移行されるのを待ち続けることになる。
尚、T1は、利用者が、監視装置を監視セットモードに移行させた後、忘れ物に気づいて戻ってくる可能性のある時間を考慮して設定するので、T1≒30分とする。
まず、記憶部110のモード記憶領域121を参照して、監視セットモードが記憶されているか否かを判定する(S613)。
監視セットモードが記憶されている場合には、時計部107及び記憶部110の解除禁止時間帯記憶領域123(図4参照)を参照して、現在時刻が第1の解除禁止時間帯としての解除禁止時間帯であるか否かを判定する(S614)。
第1の解除禁止時間帯としての解除禁止時間帯でない場合には、解除禁止フラグがOFFであるか否かを判定し(S617)、OFFでない場合には、解除禁止フラグをOFFにする(S618)。
Claims (4)
- 監視セットモードを記憶していると防犯センサの検知信号を受信したときに異常信号を監視センタに通報し、監視解除モードを記憶していると防犯センサの検知信号を受信しても異常信号を監視センタに通報しない監視装置において、
前記監視セットモード又は前記監視解除モード、第1の時間帯として当該時間帯の開始時刻及び終了時刻、並びに解除禁止フラグのON又はOFFを記憶する記憶部と、
利用者によって前記監視セットモード又は前記監視解除モードの設定操作がされる操作部と、
前記操作部にて前記監視セットモードの設定操作を受けた場合に前記監視セットモードを前記記憶部に記憶させて前記監視セットモードへ移行させ、前記操作部にて前記監視解除モードの設定操作を受けた場合に前記記憶部に前記解除禁止フラグのOFFが記憶されていると前記監視解除モードを前記記憶部に記憶させて前記監視解除モードに移行させ、前記操作部からの前記監視解除モードの設定操作を受けた場合に前記記憶部に前記解除禁止フラグのONが記憶されていると前記監視解除モードを前記記憶部に記憶させずに前記監視解除モードへ移行させないモード設定手段と、
現在時刻を取得する時計部と、
前記現在時刻が前記記憶部に記憶されている前記第1の時間帯に入っているか否かを判定する判定手段と、
所定の猶予時間を計時するタイマ部と、
前記モード設定手段による前記監視セットモードへの移行があると前記タイマ部を起動させて当該タイマ部により計時された前記所定の猶予時間を経過した後、かつ前記判定手段にて前記現在時刻が前記第1の時間帯に入っていると判定されている間、前記解除禁止フラグのONを前記記憶部に記憶させ、
一方、前記猶予時間を経過するまで、又は前記判定手段にて前記現在時刻が前記第1の時間帯に入っていると判定されていない間、前記解除禁止フラグのOFFを前記記憶部に記憶させる解除禁止手段を具備することを特徴とした監視装置。 - 請求項1に記載の監視装置において、
前記記憶部は、前記第1の時間帯に加え、第2の時間帯として当該時間帯の開始時刻及び終了時刻を記憶しており、
前記判定手段は、更に前記現在時刻が前記第2の時間帯に入っているのかを判定し、
前記解除禁止手段は、前記モード設定手段による前記監視セットモードへの移行があった場合に、前記判定手段にて前記現在時刻が前記第2の時間帯に入っていると判定すると前記所定の猶予時間の経過を待たずに前記解除禁止フラグのONを前記記憶部に記憶させる監視装置。 - 請求項2に記載の監視装置において、
前記第2の時間帯は、前記第1の時間帯の一部に含まれている監視装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の監視装置において、
前記操作部は、前記利用者の認証情報を入力する入力手段を有し、
前記記憶部は、特定の登録認証情報を記憶し、
前記入力手段から入力された前記認証情報が前記記憶部に記憶された前記特定の登録認証情報と一致するか否かの認証を行う認証手段を更に有し、
前記解除禁止手段は、前記操作部にて前記監視解除モードの設定操作があると、当該設定操作において前記入力手段から入力された前記認証情報について前記認証手段にて前記特定の登録認証情報と一致と認証されると、前記解除禁止フラグがONであっても、前記監視解除モードを前記記憶部に記憶させて前記監視解除モードに移行させる処理を前記モード設定手段に実行させるとともに、前記解除禁止フラグのOFFを前記記憶部に記憶させる監視装置。
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