JP5399751B2 - 届け物預かり装置およびシステム - Google Patents

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Description

本発明は、建物の入口付近に設置されて届け物を一時的に保管する届け物預かり装置およびシステムに関し、特に、不審者による預け入れ行為を抑制する届け物預かり装置およびシステムに関する。
従来、住戸の玄関先や集合住宅のエントランスなどに設置されて、配達先が不在の場合に届け物を一時的に預け入れて保管する届け物の預かり装置が知られている。
このような従来の届け物預かり装置は、配達先が在宅であれば直接在宅者に引き渡し、不在であれば届け物預かり装置への預入を行う。
しかし、近年では、不審者が配達業者を装ってインターホンから在宅者を呼び出して応対にでてきた在宅者に対し犯罪行為を行う事件が発生しているという背景事情から、在宅中であっても配達業者に対応せず、在宅不在問わず常時、届け物預かり装置への預入を促すことが多くなっている。
一方で、誰にでも預かり装置内に物品を預入できるようにすると、小動物や腐敗物などを収納されるという嫌がらせや、危険物を収納されるテロ行為に利用されるおそれがあり、預かり装置の利用には一定の制限を行うことが好ましい。
特許文献1には、配送物を保管するために預け入れを行う者のIDカードからID信号を読み取って、予め登録された登録者であるかどうか認証し、登録者であれば預け入れ扉を解錠可能とする配送物保管ボックス装置が開示されている。
特開2008−37644号公報
しかしながら、住戸への届け物を持った来訪者は予め登録可能な少数名に限らず、多様である。すなわち、近隣者からの回覧物や贈答品、友人知人の手土産、そして配達業者による届け物と、悪意のない種々多様な人物が届け物を持って来訪する可能性がある。
特許文献1のように訪問者を事前の登録情報と照合して認証する場合には、届け物を持って来訪する可能性のある人物を事前に登録しておく必要があり、頻繁に来訪しない人物や初めて来訪してくる人物を含む種々多様な来訪者に対応することができないという問題がある。
また、特許文献1では、IDカードの認証ができれば24時間いつでも物品の預け入れが可能となるが、これは好ましいことではない。
例えば、日中と夜間で比較すると、夜間は日中に比べ配達業者や届け物を持った来訪者が訪れる可能性が低く、衆人の目も届き難いといった環境の相異があり、また、深夜帯には配達業者や届け物を持った来訪者が訪れる可能性が極めて低く、衆人の目が届く可能性も低い。
このように、時間帯によって来訪者が訪れる可能性や周囲の環境が異なるため、特許文献1のように常時同一の利用制限で物品の預け入れを許容する場合には、次のような問題が生じ得る。すなわち、常時厳格な制限を行っていると来訪者の多い日中帯において手間や不便の原因となり、逆に常時簡便な利用制限を行っていると夜間や深夜におけるセキュリティの低下を招くという問題が生じるのである。
そこで、本発明は、初めて来訪してくる訪問者であっても物品の預け入れを可能としつつ、時間帯に応じた制限方法により悪意のある訪問者の利用を制限してセキュリティ性を向上できる届け物預かり装置およびシステムの提供を目的とする。
上記の目的を達成するために本発明による届け物預かり装置は、届け物を一時的に保管する収納部を備えて建物の出入口付近に設置される届け物預かり装置であって、訪問者が操作する預け入れ釦と、前記届け物預かり装置の前方の画像を入力する画像入力部と、前記預け入れ釦が操作されたときの画像に訪問者を識別可能な画像情報が含まれているか否かを判定する画像判定部と、時刻に対応して1日を複数の時間帯に区分した時間帯情報を記憶する記憶部と、現在時刻を計時するとともに該現在時刻と前記時間帯情報とから現在の時間帯を判定する時計部と、前記預け入れ釦が操作されたとき前記現在の時間帯が日中帯と判断されれば、前記画像判定部にて前記訪問者を識別可能な画像情報が少なくとも1種類含まれていると判定されたことを条件に前記収納部への預け入れを許容する預入判定部と、を備えたことを特徴とする。
かかる構成において、届け物預かり装置は、訪問者が預け入れの操作を行ったとき、現在時刻から予め設定された時間帯を判別し、またこのときに撮像した画像データが訪問者を識別可能な、例えば顔画像やIDカード画像などの画像情報を含んでいるか否かを判定する。そして、時間帯が日中帯であれば、画像データ中に訪問者を識別可能な画像情報が含まれていると判定されることを条件として収納部への物品の預け入れを可能とするように作用する。
かかる構成によれば、衆人の目に監視され得る日中帯においては、訪問者を識別可能な情報として複数存在し得る画像情報の何れかが取得されることで物品の預け入れが可能となる。
これにより、初めて来た訪問者であっても顔画像など自身を識別する画像情報が取得できれば物品の預け入れをすることが可能となり、訪問者の操作を簡便とできる一方で、カメラを避ける不審な行動を取る者の利用を制限することができる。
また、好適には、前記預入判定部は、前記預け入れ釦が操作されたとき前記現在の時間帯が前記日中帯以降の夜間帯と判断されれば、前記画像判定部にて前記訪問者を識別可能な相異なる複数種類の画像情報を含んでいると判定されたことを条件に前記収納部への預け入れを許容する。
かかる構成において、届け物預かり装置は、時間帯が夜間帯であれば、画像データ中に訪問者を識別可能な画像情報が、例えば顔画像とIDカード画像など複数種類含まれていると判定されることを条件として収納部への物品の預け入れを可能とするように作用する。
かかる構成によれば、衆人の目に監視される可能性が低くなる夜間帯においては、訪問者を識別可能な画像情報が複数取得されることで物品の預け入れが可能となる。
これにより、訪問者に対する制限を日中帯と比べて厳しくしつつも、顔画像やIDカード、名刺など自身を識別する画像情報を複数提示していれば初めて来た訪問者であっても物品の預け入れをすることが可能となり、利便性を図りながらセキュリティ性を向上させることが可能となる。
さらに、好適には、前記預入判定部は、前記現在の時間帯が前記夜間帯以降の深夜帯と判断されれば、前記預け入れ釦が操作されたときに異常出力する。
かかる構成において、届け物預かり装置は、時間帯が深夜帯であれば、預け入れ操作がなされたことを異常と判定してこれを出力するように作用する。
一部の例外を除いて夜間帯以降の深夜帯に配送業者が訪れることはなく、このような時間帯にまで物品の預け入れを可能とするとセキュリティ上問題がある。
かかる構成によれば、衆人の目に監視され難い深夜帯においては、預け入れ行為を異常として判定することにより、セキュリティ性を向上させることが可能となる。
また、好適には、前記訪問者を識別可能な画像情報は、訪問者の顔画像、訪問者のIDカード画像、訪問者の名刺画像を含む訪問者を特定可能な画像情報である。
訪問者を識別可能な画像情報は、例えば顔画像や身分証となるIDカード画像、名刺画像などであって、画像から訪問者を識別して特定可能となる情報とすることが好ましい。
これにより、事前に訪問者を登録するといった作業なしに、その人物が悪意のない正当な訪問者か否か判別して利用可否を判定できる。即ち、悪意ある不審者など自らを特定されることを避ける者についてはその利用を制限することができ、セキュリティ性を向上できるのである。
また、好適には、さらに、前記預け入れ釦が操作されたときに前記画像入力部から入力される画像を前記届け物預かり装置の前方に向けて表示する表示部を備えた。
かかる構成において、届け物預かり装置は、訪問者が預け入れの操作を行ったときの撮像画像を訪問者に参照可能とするよう作用する。これにより、訪問者は自身がどう映っているか確認して自身を識別可能な画像情報を提供することが容易になる。
また、本発明の届け物預かりシステムは、届け物を一時的に保管する収納部を備えて住戸建物の出入口付近に設置される届け物預かり装置と、前記届け物預かり装置と接続されて住戸内に設置されるインターホン親機とを備える届け物預かりシステムであって、訪問者が操作する預け入れ釦と、前記届け物預かり装置の前方の画像を入力する画像入力部と、 前記預け入れ釦が操作されたときの画像に訪問者を識別可能な画像情報が含まれているか否かを判定する画像判定部と、時刻に対応して1日を複数の時間帯に区分した時間帯情報を記憶する記憶部と、現在時刻を計時するとともに該現在時刻と前記時間帯情報とから現在の時間帯を判定する時計部と、前記現在の時間帯が日中帯である場合、前記画像判定部にて前記訪問者を識別可能な画像情報が少なくとも1種類含まれていると判定されれば前記インターホン親機に通知出力する通信部と、前記通知出力の結果インターホン親機が留守設定されている又は前記通知出力に応答しない場合、前記収納部への預け入れを許容する預入判定部と、を備えたことを特徴とする。
かかる構成において、届け物預かりシステムは、訪問者が預け入れの操作を行ったのが日中帯である場合、画像データ中に訪問者を識別可能な画像情報が含まれていれば、これを住戸内のインターホン親機に通知して、インターホン親機が留守に設定されている、又は、インターホン親機より在宅者が応答しない場合には、収納部への物品の預け入れを可能とする。
かかる構成によれば、衆人の目に監視され得る日中帯においては、訪問者を識別可能な情報として複数存在し得る画像情報の何れかが取得されることで、訪問者の来訪を住戸内に通知して住戸利用者が確認することが可能となり、住戸利用者が対応できない又は対応を望まない場合に物品の預け入れを可能とする。
これにより、初めて来た訪問者であっても顔画像など自身を識別する画像情報が取得できれば物品の預け入れをすることが可能となり、訪問者の操作を簡便とできる一方で、カメラを避ける不審な行動を取る者の利用を制限することができる。
本発明によれば、訪問者を識別可能な情報として複数存在し得る画像情報の何れかが取得されることで物品の預け入れが可能となり、初めて来た訪問者であっても顔画像など自身を識別する画像情報が取得できれば物品の預け入れをすることができ、訪問者の操作を簡便とできる一方で、カメラを避ける不審な行動を取る者の利用を制限することができる。
また、時間帯に応じて利用の制限を行うことによりセキュリティ性を向上させ、夜間や深夜などにおける犯罪行為やいたずらを抑制することが可能となる。
本発明の届け物預かりシステムの全体構成を示す図 届け物預かり装置の正面視を示す図 届け物預かり装置の電気的構成を示すブロック図 届け物預かり装置にて実行される主制御処理プログラムの動作を示すフローチャート 預け入れ処理プログラムの動作を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の届け物預かりシステムの全体構成を示す図である。届け物預かりシステム1は、建物となる住戸2の出入口付近に設置される届け物預かり装置3と、住戸2内に設置されるインターホン親機5とを含んで構成される。届け物預かり装置3とインターホン親機5とは通信線6にて接続されている。
本実施形態では建物として戸建て住戸2を例に説明する。なお建物はこれに限定されず、集合住宅やテナントビルなど、何れであってもよい。
図2は、届け物預かり装置3の正面視を示す図である。本実施形態において、届け物預かり装置3は、高さ約150cmであり、住戸2内のインターホン親機5を呼出して通話するインターホン子機機能を備え住戸2の門柱に近接して設置されている。届け物預かり装置3には、施錠された収納扉31が設けられ、収納扉31を開放した内側には収納室32となる空間が設けられている。
また、届け物預かり装置2は施解錠部33を備え、この施解錠部33により収納扉31を施解錠する。施解錠部33は、いわゆる電気錠であり、届け物預かり装置3の処理により施解錠が制御される。施解錠部33は、通常状態においては収納扉31を開放禁止とする施錠状態とし、解錠信号が入力すると、扉31が開放可能となる解錠状態となる。
届け物を持って来訪する配達業者などの訪問者は、届け物預かり装置3を操作して住戸2の在宅者を呼び出して在宅者に届け物があることを告げる。このとき、届け物預かり装置3は、自己の前方画像を取得しており、訪問者が届け物預かり装置3を操作したときの画像とともに呼出信号をインターホン親機5に送信してインターホン親機5より住戸2内に届け物があることが報知される。
インターホン親機5は、届け物預かり装置2から呼出信号を受信すると届け物があることを示す報知音を出力し、在宅者に報知する。インターホン親機5は、届け物預かり装置3から受信する画像データを表示するモニタと、在宅者が操作する操作部と、留守設定と在宅設定に切替設定されるモード設定部と、マイク及びスピーカを備えた通話部を備えている。
在宅者はかかる報知により必要に応じて訪問者に対応する。在宅者が、報知音の鳴動に応じて訪問者と通話するための通話操作または訪問者に届け物を届け物預かり装置3に物品を収納させる預け入れ操作を行うと、これに対応する信号がインターホン親機5から届け物預かり装置3に送信される。
ここで、インターホン親機5が留守設定されているか、在宅者が訪問者への対応を拒否するか、またはインターホン親機5が預け入れ操作されると、届け物預かり装置3は物品の預け入れ可否を判定する。届け物預かり装置3は、訪問者を撮像した画像に訪問者を識別可能な顔画像などの画像情報が含まれていれば、物品の預け入れを許容して、取得した訪問者を識別可能な画像情報を記録する。
そして、届け物預かり装置3は、収納扉31を解錠して訪問者が収納室32に物品を預け入れることを可能とし、物品が収納されると受領伝票を発行して収納室32を施錠する。
なお、このとき既に収納室32に物品が収納されていれば、物品の預け入れを許容せず収納扉31の解錠を禁止してよい。
<届け物預かり装置>
次に、図3を用いて届け物預かり装置3の詳細について説明する。図3は、届け物預かり装置3の電気的構成を示すブロック図である。
届け物預かり装置3は、訪問者が届け物があることを通知する預け入れ釦としての操作部34と、画像入力部としてのカメラ35と、周囲の音声を集音するマイク36と、音声出力するスピーカ37と、画像データを表示する表示部38と、物品の預かり伝票を発行する伝票発行部39と、収納扉31を施解錠する電気錠である施解錠部33と、収納室32に物品が収納されたことを検知する収納検知部40と、インターホン親機5と接続された通信部41と、プログラムなどを記憶する記憶部42と、これら各部の制御を行う制御部45とを有して概略構成される。
カメラ35は、操作部近傍に設けられる。カメラ35は、届け物預かり装置3前方の画像を撮影して制御部45に画像データを出力する。
マイク36は、届け物預かり装置3前方の音声を集音して音声データとして制御部45に出力する。また、スピーカ37は、制御部45より出力されるインターホン親機5から送信された音声データを届け物預かり装置3前方に報知する。マイク36とスピーカ37とは、訪問者がインターホン親機5を介して在宅者と通話するための通話部となる。
表示部38は、LCDやELディスプレイにて構成される表示デバイスである。表示部38は、カメラ35近傍の位置に設けられ、制御部45より出力されるカメラ35が撮影した訪問者の画像データを、訪問者が参照可能に表示する。
伝票発行部39は、訪問者により収納室32に物品が預け入れられると預かり伝票を印字して発行する。
収納検知部40は、収納室32内部に設けられ収納室32内に物品が収納されたことを検知する。本実施形態において収納検知部40は収納室21の床面にかかる重量を検知する重量センサであり、重量の増減により物品の収納と取出しを検知する。
なお、収納検知部40はこれに限らず、赤外線の投受光部を収納室内に対向して設置して投受光部間の赤外線が遮断されることにより物品の収納を検知してもよく、他の何れの手段によって検知してよい。
通信部41は、インターホン親機5と通信線6を介して接続される。通信部41は、制御部45より入力されるカメラ35からの画像データ、マイク36からの音声データ、及び操作部34の操作による呼出信号を通信線6を介してインターホン親機5に送信し、また、インターホン親機5からの音声信号など各種信号を受信して制御部45に出力する。
記憶部42は、ROMやRAM、又はHDDにて構成され、各種プログラムなどを記憶している。また、記憶部42は、予め設定された時間帯情報と、収納室に物品を預け入れた訪問者の画像データと時刻とを対応付けた収納履歴情報とを記憶する。
時間帯情報は、時刻に対応して1日を日中帯、夜間帯、深夜帯の3つに区分する情報である。日中帯は基本的には日出から日没までの時間帯、夜間帯は日没から住戸利用者が就寝すると予想される時間帯、深夜帯は在宅者が就寝していると予想される時間帯である。
本実施形態では、午前6時から午後6時29分までを日中帯、午後6時30分から午後9時59分までを夜間帯、午後10時から午前5時59分までを深夜帯として設定する例について説明する。
なお、これに限らず、時間帯情報は曜日や季節や設置地域に応じてダイナミックに変更するよう設定されてよく、また3区分に限らず早朝帯や夕方帯などより多くの区分としてを設定しても、日中帯と夜間帯の2区分としてもよい。
制御部45は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータ及びその周辺回路で構成され、届け物預かり装置の制御を行う。そのために、制御部45は、このマイクロコンピュータ及びマイクロコンピュータ上で実行されるコンピュータプログラムによって実現される機能モジュールとして、通信制御部451と、時計部452と、画像判定部453と、預入判定部454と、施解錠制御部455と、アクセサリ制御部456とを有する。なお、上述した記憶部42は制御部45内の記憶回路にて実現されてよい。
通信制御部451は、訪問者の操作により操作部34から操作入力を受けると、インターホン親機5に呼出信号及びカメラ35から入力される画像データを送信する。インターホン親機5は呼出信号の入力があると画像データをモニタに表示するとともに、報知音を鳴動させる。そして、在宅者により応答操作がなされると、応答信号を届け物預かり装置3に送信する。通信制御部451は応答信号を受信すると、インターホン親機5にマイク36からの音声データを送信し、またインターホン親機5から受信する音声データをスピーカ37に出力する。これにより、訪問者と在宅者の通話処理がなされる。
ここで、インターホン親機5に呼出信号を送信したときに、インターホン親機5が留守設定されていることを示す留守設定信号を受信すると、または、所定の待機時間(例えば30秒)経過してもインターホン親機5から応答信号を受信しないと、または、インターホン親機5が預け入れ操作されたことを示す預入指示信号を受信すると、通信制御部451は、預け入れ処理開始信号を出力する。
時計部452は、カレンダー機能を備えて現在時刻を計時している。時計部452は、預け入れ処理開始信号を受けると、自己が計時する現在時刻を記憶部42の時間帯情報と比較して現在が何れの時間帯であるか判別し、判別した現在の時間帯情報を出力する。
画像判定部453は、カメラ35から入力される画像データを常時所定時間分バッファしており、新しい画像データが入力されると最も古い画像データを上書きして保持する。画像判定部453は、預け入れ処理開始信号を受けると、最新の画像データについて訪問者を識別可能な画像情報が含まれているか否かを判定する。
訪問者を識別可能な画像情報とは、画像データ中に含まれる当該訪問者を特定可能な情報であって、本実施形態では訪問者の顔画像、訪問者が胸元などに携帯するIDカード画像、訪問者が提示する名刺画像を例に説明する。
なお、訪問者を識別可能な画像情報はこれに限らず、当該訪問者を特定可能な画像上の情報であれば他の何れであってもよく、腕章や制服の情報などであってもよい。
画像判定部453は、最新の画像データについて、予め無人状態で撮影した背景画像データとの間で互いに対応する画素同士の差分値を算出し差分画像を生成する。そして、生成した差分画像に含まれる各画素の輝度値と所定のしきい値との大小に基づいて差分画像を2値化して、輝度値の変動がしきい値以上となる変動画素を抽出した差分2値画像を生成する。これにより、輝度値の変動がしきい値以上であった変動画素からなる変動領域が抽出される。このとき、膨張・収縮や微小面積除外のフィルタリングによりノイズを除去した2値画像を生成することが好ましい。
画像判定部453は、生成した差分2値画像に含まれる略連続した変動画素群を1つの変動領域としてグループ化し、各変動領域に固有のラベルでラベリングする。そして、ラベリングされた各変動領域について、顔らしさ、IDカードらしさ、名刺らしさ、を算出する。顔らしさは、エッジが楕円形状に類似して左右対称性を有した画像情報であることを評価して得られる値であり、IDカードらしさは、エッジが矩形状に類似してこの矩形領域内に顔写真に相当する肌色楕円領域と印刷文字に相当する黒色直線成分が所定数含まれた画像情報であることを評価して得られる値であり、名刺らしさは、エッジが矩形状に類似してこの矩形領域の平均輝度が所定以上で白色に近似することを示し、領域内に印刷文字に相当する黒色直線成分が所定数含まれた画像情報であることを評価して得られる値である。
画像判定部453は、この算出結果をそれぞれしきい値と比較して画像データ内に訪問者の顔画像、訪問者が携帯するIDカード画像、訪問者が提示する名刺画像が含まれているか否かを判定する。すなわち、画像判定部453は、顔らしさ、IDカードらしさ、名刺らしさの算出結果が対応するしきい値を超えると、該当する画像情報が含まれていると判定し、判定結果を出力する。
預入判定部454は、預け入れ処理開始信号を受けると、時計部452から出力される現在の時間帯情報と、画像判定部453から入力される訪問者を識別可能な画像情報の判定結果とから、訪問者による収納室32への物品預け入れ可否を判定する。
預入判定部454による判定基準は、日中帯については相対的に寛容に設定され、時刻が遅くなるにつれ厳格になるよう設定される。本実施形態では、日中帯は訪問者を識別可能な画像情報が、顔・IDカード・名刺のうち少なくとも何れか1つ検出されれば預け入れを許容し、日中帯以降は訪問者を識別可能な画像情報をより多く含むことを条件としている。具体的には、夜間帯は訪問者を識別可能な画像情報が複数種類(本実施形態では2種類)検出されれば預け入れを許容し、2種検出されなければ預け入れ不可と判定する。また、深夜帯については画像情報の検出如何に因らず預け入れ不可と判定する。
預入判定部454は、現在の時間帯情報と、訪問者を識別可能な画像情報の判定結果とから、預け入れ可と判定すると施解錠制御部455に許可信号を出力する。また、預け入れ不可と判定するとアクセサリ制御部456に不可信号を出力し、表示部38に預け入れ不可と判定されたことを表示させる。
また、深夜帯に預け入れ処理が開始された場合は、不可信号の出力に追加して通信制御部451に異常信号を出力する。通信制御部451はこれをインターホン親機5に送信し、インターホン親機5にて報知出力や通報出力がなされる。
施解錠制御部455は、施解錠部33の作動を電気的に制限して、収納扉31の開放を禁止する施錠状態またはこの禁止を解除して開放可能とする解錠状態に設定する。施解錠制御部455は、預入判定部454から許可信号の入力を受けると施解錠部33に解錠信号を出力する。
施解錠部33は解錠信号の入力を受けると収納扉31を解錠する。そして、施解錠制御部455は、施解錠部33から受信する扉開または扉閉の信号より収納扉31の開閉状態を判別し、収納扉31が一度開放された後閉鎖状態になると収納扉31を施錠するよう施解錠部33に施錠信号を出力する。また、解錠信号を出力後所定の開放許容時間(例えば2分)を経過しても扉31が開放されない場合は施解錠部33に施錠信号を出力する。施解錠部33は施錠信号の入力を受けると収納扉31を施錠する。
なお、この施錠制御は、施解錠部33を自動施錠型の電気錠として実現してもよい。この場合、施解錠部33は収納扉31が一度開放された後閉鎖状態になると収納扉31を施錠し、また、所定の開放許容時間(2分)を経過しても扉が開放されない場合は収納扉31を施錠する。
アクセサリ制御部456は、操作部34、カメラ35、マイク36、スピーカ37、表示部38、伝票発行部39、収納検知部40の各部の動作を制御する。アクセサリ制御部456は、操作部34から操作入力を受けると表示部38を起動して、訪問者にガイダンス表示を行う。例えば、呼出信号を出力して在宅者の応答を待っている間は、しばらくお待ち下さい、というメッセージ表示を行う。
また、アクセサリ制御部456は、預け入れ処理開始信号を受けると、表示部38にカメラ35が撮影する画像データを表示する。このとき、画像判定部453にて訪問者を識別可能な画像情報を取得するためのガイダンス表示を行う。例えば、顔とIDカードが撮影できる位置に移動して下さい、というメッセージ表示などである。
また、アクセサリ制御部456は、収納扉31が解錠された後に施錠されたときに収納検知部40が収納物を検知していれば、時計部452が計時する現在の日時と住戸利用者の氏名を印字した預かり伝票を発行するよう伝票発行部39を制御する。
なお、操作部34が操作入力されたときに時計部452の判定する時間帯情報が夜間帯または深夜帯であれば、アクセサリ制御部456はカメラ35近傍位置に設置された図示しない照明手段を点灯制御してよい。また、照度センサを備えて、アクセサリ制御部456は、操作部34が操作入力されたときに周囲の照度が所定値以下であればカメラ35近傍位置に設置された図示しない照明手段を点灯制御してよい。
<動作の説明>
次に、以上のように構成される届け物預かりシステム1の動作について説明する。図4は、届け物預かり装置3にて実行される主制御処理プログラムの動作を示すフローチャートである。
届け物預かり装置3は、起動すると種々の初期設定を行いかかる処理を実行する。届け物預かり装置3は、操作部34からの入力を待ち受ける(ステップST1)。訪問者により操作部34が操作入力されると(ステップST1−Yes)、通信制御部451はインターホン親機5に呼出信号及びカメラ35から入力される画像データを送信する(ステップST2)。そして、インターホン親機5が在宅者により応答操作され通信制御部451が応答信号を受信すると(ステップST3−Yes)、マイク36及びスピーカ37の入出力をインターホン親機5と接続して訪問者と在宅者の通話処理を開始する(ステップST4)。
訪問者と在宅者の通話中にインターホン親機5が在宅者により預け入れ操作されると(ステップST5−Yes)、通信制御部451は預け入れ処理開始信号を出力し、預け入れ処理プログラムを起動する(ステップST9)。預け入れ処理については図5を用いて後述する。また、通話処理が終了すると(ステップST6−Yes)、届け物預かり装置3は主制御処理を終了する。
他方、通信制御部451が呼出信号を送信したときに、インターホン親機5が留守設定されている、または、在宅者により預け入れ操作されると(ステップST7−Yes)、通信制御部451は預け入れ処理開始信号を出力し、預け入れ処理プログラムを起動する(ステップST9)。
また、呼出信号を出力した後に、インターホン親機5から応答信号、または預入指示信号、留守設定信号を受信することなく待機時間(30秒)が経過すると(ステップST8−Yes)、通信制御部451は預け入れ処理開始信号を出力し、預け入れ処理プログラムを起動する(ステップST9)。
預け入れ処理が終了すると、届け物預かり装置3は主制御処理を終了する。
次に、ステップST9で実行される預け入れ処理について説明する。図5は、預け入れ処理プログラムの動作を示すフローチャートである。
アクセサリ制御部456は、預け入れ処理が開始されると表示部38にカメラ35が撮影する画像データを表示するとともに、訪問者に自身を識別可能な画像情報を映すようにガイダンス表示を行う(ステップST11)。訪問者はかかる表示部の表示を参照して顔やIDカード、名刺などをカメラに撮像させる。画像判定部453は、入力される画像データを処理して画像データ中に顔画像、IDカード、名刺といった訪問者を識別可能な情報が含まれているか判定する(ステップST12)。また、時計部452は、現在時刻が記憶部42に記憶された何れの時間帯であるかを判別する(ステップST13)。
そして、預入判定部454は、判定された現在の時間帯情報を参照し、日中帯であれば(ステップST14−Yes)、画像判定部453にて訪問者を識別可能な情報(顔、IDカード、名刺)として何れかが検出されたか否かを判定する(ステップST15)。何れも検出されていなければ(ステップST15−No)、処理をステップST27へと進めて、アクセサリ制御部456が表示部38に預け入れ不可を表示する(ステップST27)。
他方、画像判定部453にて訪問者を識別可能な何れかの情報が検出されていれば(ステップST15−Yes)、施解錠制御部455が、施解錠部33に解錠信号を出力して収納扉31を解錠し、収納室32への預け入れを許容する(ステップST16)。なお、このとき既に収納室32に物品が収納されていれば、施解錠制御部455は解錠を禁止してステップST27へ処理を進めてもよい。
施解錠制御部455は、収納扉31が開放されて閉鎖されたことを検知すると施錠信号を出力して施解錠部33を施錠させる(ステップST17−Yes)。また、施解錠部33は、解錠信号を送信してから扉31が開放されない又は閉鎖されないままに開放許容時間(2分)を経過すると(ステップST18−Yes)、現在扉31が施錠可能か否か、即ち閉鎖しているか否かを判定する(ステップST19)。開放許容時間(2分)を経過しても扉31が開放したままで施錠できない場合は(ステップST19−No)、アクセサリ制御部456がスピーカ37から異常出力を行い、また通信制御部451がインターホン親機5に異常信号を出力する(ステップST20)。
他方、扉31が開放されずに開放許容時間(2分)を経過した場合(ステップST19−Yes)、施解錠制御部455は、施解錠部33を施錠させる(ステップST21)。
そして、アクセサリ制御部456は、収納扉31が施錠されると収納検知部40が収納物を検知しているか否か判定し(ステップST22)、収納物有りと判定されれば(ステップST22−Yes)、時計部452が計時する現在の日時と住戸利用者の氏名を印字した預かり伝票を発行するよう伝票発行部を制御する(ステップST23)。また、このとき、時計部452が計時した現在時刻と、画像判定部453にバッファされている訪問者を識別可能な画像情報を含むと判定された画像データとを記憶部42の収納履歴情報に記憶する。
そして、制御部45はかかる処理を終了する。
このように、届け物預かり装置3は、一般に人々の活動時間帯となる日中帯においては、訪問者を撮影した画像データから当該訪問者を特定できる少なくとも1の情報が取得された場合に、収納扉31を解錠して訪問者に物品の預け入れを許容する。これにより、来訪者が多く、また衆人の目に監視され得る日中帯においては、訪問者の手間を簡便なものとしつつも、カメラ35を避ける不審な行動を取る者の利用を制限することができる。また、特段の事前登録を不要として、初めて来た訪問者であっても物品の預け入れをすることが可能となる。
また、現在の時間帯が夜間帯であれば(ステップST24−Yes)、預入判定部454は画像判定部453にて訪問者を識別可能な情報(顔、IDカード、名刺)が何れか2種類以上検出されたか否かを判定する(ステップST25)。2種以上の情報が検出されていなければ(ステップST25−No)、処理をステップST27へと進めて、アクセサリ制御部456が表示部38に預け入れ不可を表示する。
このように、届け物預かり装置3は、一般に往来する人々が少なくなる夜間帯においては、訪問者を撮影した画像データから当該訪問者を特定できる複数種類の情報が取得された場合に、収納扉31を解錠して訪問者に物品の預け入れを許容する。これにより、来訪者が少なく、また衆人の目に監視される可能性も低い夜間帯においては、訪問者の正当性を判定する基準をより厳格なものとして、人目やカメラ35を避けた不審な行動を取る者の利用を制限することができる。
他方、画像判定部453にて訪問者を識別可能な情報が2種以上検出されていれば(ステップST15−Yes)、処理をステップST16へと進めて収納室31への預け入れを許容する(ステップST16)。そして、届け物預かり装置3は、上記同様に収納扉31と物品の収納を判別する。
ここで、現在の時間帯が日中帯でも夜間帯でもなければ、預入判定部454は深夜帯に預け入れがなされようとしていることを以って異常と判定し、通信制御部451よりインターホン親機5に異常信号を出力する(ステップST26)。インターホン親機5ではこれを受けて報知出力や通報出力がなされる。また、このとき届け物預かり装置3の表示部38には預け入れ不可の旨が表示される(ステップST27)。
このように、届け物預かり装置3は、一般に往来する人々が極めて少なくなり家人も就寝している深夜帯においては、訪問者を特定できる情報有無に拘らず物品の預け入れを禁止する。また、預け入れ操作がなされたことを異常と判定する。これにより、深夜帯におけるセキュリティ性を向上させて、いたずらや不審な行為を防止することが可能となる。
以上に、届け物預かり装置の実施形態を説明した。
なお、上記実施形態では、訪問者の操作入力を受けてインターホン親機を呼出し、インターホン親機の応答に応じて預け入れ処理を行う例について説明したが、これに限定されない。すなわち、インターホン親機との通信接続を不要として、操作部の操作入力があると直ちに預け入れ処理を行うよう構成してもよい。この場合、図4のステップST2〜ST8をスキップして処理をステップST9に進めるよう構成してよい。
また、操作入力を受け付けた時点で、まず現在の時間帯に応じて訪問者を識別可能な画像情報が検出されるか否かを判定し、検出されたときにインターホン親機に呼出信号を出力する構成としてもよい。
この場合、訪問者により操作部が操作入力されると、届け物預かり装置は現在時刻から時間帯と判別し、日中帯であれば、画像データから当該訪問者を特定できる少なくとも1の情報が取得された場合にインターホン親機に呼出信号を送信して在宅者に報知する。また、操作入力がなされたのが夜間帯であれば、画像データから当該訪問者を特定できる2種類の情報が取得された場合にインターホン親機に呼出信号を送信する。そして、呼出信号を出力した後に、インターホン親機から応答信号、または預入指示信号、留守設定信号を受信することなく待機時間(30秒)が経過すると、届け物預かり装置は、施解錠部を解錠して預け入れを許容する。
また、操作入力がなされたのが深夜帯であれば、インターホン親機に異常信号を送信する。
かかる処理は、図4のステップST1とST2の間に図5のステップST11〜ST15、及びステップST24〜27(図5の上部分)を挿入し、ステップST15とST25でYes判定されたときに処理をステップST2へと進め、ステップST27をエンドに接続することで実現できる。ステップST9の預け入れ処理としては、ステップST16〜ST23(図5の下部分)を実行するよう構成する。
その他、当業者は、本発明の範囲内で、実施される形態にあわせて様々な変形例を用いることができる。
1 届け物預かりシステム
2 住戸
3 届け物預かり装置
5 インターホン親機
6 通信線
31 収納扉
32 収納室
33 施解錠部
34 操作部
35 カメラ
36 マイク
37 スピーカ
38 表示部
39 伝票発行部
40 収納検知部
41 通信部
42 記憶部
45 制御部

Claims (5)

  1. 届け物を一時的に保管する収納部を備えて建物の出入口付近に設置される届け物預かり装置であって、
    訪問者が操作する預け入れ釦と、
    前記届け物預かり装置の前方の画像を入力する画像入力部と、
    前記預け入れ釦が操作されたときの画像に訪問者を識別可能な画像情報が含まれているか否かを判定する画像判定部と、
    時刻に対応して1日を複数の時間帯に区分した時間帯情報を記憶する記憶部と、
    現在時刻を計時するとともに該現在時刻と前記時間帯情報とから現在の時間帯を判定する時計部と、
    前記預け入れ釦が操作されたとき前記現在の時間帯が日中帯と判断されれば、前記画像判定部にて前記訪問者を識別可能な画像情報が少なくとも1種類含まれていると判定されたことを条件に前記収納部への預け入れを許容する預入判定部と、
    を備え
    前記預入判定部は、前記預け入れ釦が操作されたとき前記現在の時間帯が前記日中帯以降の夜間帯と判断されれば、前記画像判定部にて前記訪問者を識別可能な複数種類の画像情報を含んでいると判定されたことを条件に前記収納部への預け入れを許容することを特徴とする届け物預かり装置。
  2. 前記預入判定部は、
    前記現在の時間帯が前記夜間帯以降の深夜帯と判断されれば、前記預け入れ釦が操作されたときに異常出力する請求項に記載の届け物預かり装置。
  3. 前記訪問者を識別可能な画像情報は、訪問者の顔画像、訪問者のIDカード画像、訪問者の名刺画像を含む訪問者を特定可能な画像情報である請求項1または2に記載の届け物預かり装置。
  4. さらに、
    前記預け入れ釦が操作されたときに前記画像入力部から入力される画像を前記届け物預かり装置の前方に向けて表示する表示部を備えた請求項1からの何れかに記載の届け物預かり装置。
  5. 届け物を一時的に保管する収納部を備えて住戸建物の出入口付近に設置される届け物預かり装置と、前記届け物預かり装置と接続されて住戸内に設置されるインターホン親機とを備える届け物預かりシステムであって、
    訪問者が操作する預け入れ釦と、
    前記届け物預かり装置の前方の画像を入力する画像入力部と、
    前記預け入れ釦が操作されたときの画像に訪問者を識別可能な画像情報が含まれているか否かを判定する画像判定部と、
    時刻に対応して1日を複数の時間帯に区分した時間帯情報を記憶する記憶部と、
    現在時刻を計時するとともに該現在時刻と前記時間帯情報とから現在の時間帯を判定する時計部と、
    前記現在の時間帯が日中帯である場合、前記画像判定部にて前記訪問者を識別可能な画像情報が少なくとも1種類含まれていると判定されれば前記インターホン親機に通知出力する通信部と、
    前記通知出力の結果インターホン親機が留守設定されている又は前記通知出力に応答しない場合、前記収納部への預け入れを許容する預入判定部と、
    を備え、
    前記通信部は、前記現在の時間帯が前記日中帯以降の夜間帯である場合、前記画像判定部にて前記訪問者を識別可能な画像情報が複数種類含まれていると判定されれば前記インターホン親機に通知出力することを特徴とする届け物預かりシステム。
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