JP2009039386A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
不正な遊技球獲得の意図が明白であり、被害の大きい不正行為を検知した場合、優先して不正発生を報知することが可能なパチンコ遊技機を提供する事を目的とする。
【解決手段】
不正検知処理2では主制御装置50は、磁力フラグが0にセットされているか(磁力検知に基づく不正報知が実行されていない常態か)否かを判定する(S20)。肯定判断であれば(S20:YES)、振動検知スイッチ22が振動を検知したか否かを判定し(S21)、S20が否定判断ならば(S20:NO)リターンとなる。S21が肯定判断であれば(S21:YES)、振動不正コマンドをサブ統合制御装置53に出力し(S22)リターンする。S21が否定判断ならば(S21:NO)リターンとなる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、不正行為の検知と該不正行為に係る不正検知信号に基づいて、不正の発生を報知するパチンコ遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機として、複数の入球口を前面に配設した遊技盤と、該遊技盤が装着された遊技枠と、該遊技枠の前面下部に遊技球を貯留する上皿と、該上皿の遊技球を順次遊技盤に発射操作する発射ハンドルとで構成され、該発射ハンドルによって発射された遊技球が、遊技盤の入球口に入球した場合に所定の賞球が払い出されるようにした構成が一般的である。このようなパチンコ遊技機にあっては、所定の入球口への遊技球の入球に基づいて遊技者に有利な特別遊技を所定確率で付与することとなるものが多く存在する。また近年では、所謂デジパチタイプとハネモノタイプが融合した複合タイプが市場に現れるようになった。
前記パチンコ遊技機に対する代表的な不正行為として、振動、磁力及び電波といった外力を使用する方法が挙げられる。また、各々の外力、所謂不正行為の種類に対応した公知の検知器を備え、不正行為の種類に応じて異なる表示を用いて報知する構成を備えたパチンコ遊技機がある。
特開2003−88665号公報
振動による不正行為の多くは、遊技機の上皿等を手で叩くなどして遊技機に振動を加え、遊技球の自然な落下運動に変化を与え該遊技球を入球口へ誘導するものである。しかしながらその効果は定かでなく、不正行為を意図しない遊技者の行動によっても振動が検知される場合があるため、パチンコ遊技機が設置された遊技場においては、振動による不正をパチンコ遊技機が検知し報知しても、該当するパチンコ遊技機を遊技する遊技者を、振動による不正行為を行った者として摘発するのは難しい状況にある。
磁力による不正行為の多くは、遊技盤面に磁石等を近づけ、鋼球である遊技球を磁力によって入球口へ誘導するものである。所定の入球口への遊技球の入球が直接大当りを発生させるパチンコ遊技機では、大きな効果のある不正行為である。このようなパチンコ遊技機には、所謂ハネモノタイプが該当する。パチンコ遊技機が設置された遊技場においては、磁力による不正を検知し報知すると、該当するパチンコ遊技機を遊技中の遊技者が磁石等を所持していた場合、その磁石等が証拠となり不正行為として摘発される。
電波による不正行為は、電波を出力する何らかの機器を用い、パチンコ遊技機に備えられている入球検知装置を反応させ所定の入球口に遊技球が入球したかのような誤動作を発生させるものである。この場合の入球検知装置は、遊技球の入球を検出するための近接スイッチからなるセンサを指し、所謂デジパチタイプのパチンコ遊技機においては、入球によって図柄の変動を開始することとなる特別図柄始動スイッチを誤動作させることを目的に行われる。パチンコ遊技機が設置された遊技場においては、電波による不正を検知し報知すると、該当するパチンコ遊技機を遊技中の遊技者が電波発信機等を所持していた場合、その電波発信機等が証拠となり不正行為として摘発される。
前述のように、パチンコ遊技機が振動を検知し報知しても、それが不正行為によるものなのか否かの判断が難しく、近年では、その性質を悪用する遊技者が見かけられるようになった。具体的には、磁力又は電波による不正行為を実施後、パチンコ遊技機が磁力又は電波を検知し報知すると、該パチンコ遊技機に対して新たに振動を加え、パチンコ遊技機が振動を検知し報知した状態にする。これにより、先に行った磁力又は電波による不正行為を隠蔽することとなる。従って、遊技場スタッフは、見かけ上、振動検知を報知するパチンコ遊技機を遊技する遊技者を、不正行為を実施した者として摘発等の対応ができない状況が発生している。
不正行為が実施された場合に被害が最も小さいのが、その効果より、振動を用いた不正行為である。磁力と電波では、被害の大きさは機種タイプ毎に異なる。具体的には、ハネモノタイプでは磁力を用いた不正行為の方が被害が大きく、デジパチタイプでは電波を用いた不正行為の方が被害が大きい。また、前記したように振動による不正行為は、不正行為を意図しない偶発的な行動によって検知される場合があるが、磁力又は電波を利用した不正行為は、その不正行為を実行するために磁石や電波発信機等の特別な道具が必要であり、その特別な道具の所持は明らかに不正な遊技球の獲得を意図したものである。この被害の大小又は不正行為実行の意図は、各不正行為が行われた場合に、不正行為発生を報知する重要度の高低として捉えることができる。
本願発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、重要度の高い不正行為を検知した場合、優先して報知することが可能なパチンコ遊技機を提供するものである。
請求項1記載のパチンコ遊技機は、振動を検知する振動検知手段と、該振動検知手段による振動検知の結果に応じて振動の発生を所定時間報知する振動報知手段とを備えたパチンコ遊技機において、振動とは異なる外力を検知する不正検知手段と、該不正検知手段による外力検知の結果に応じて外力の発生を所定条件が成立するまで報知する外力報知手段とを設け、前記振動報知手段による報知中に、前記外力検知手段による外力検出がなされた場合には、前記振動報知手段による報知を終了して前記外力報知手段による報知を行うように構成し、前記外力報知手段による報知中に、前記振動検知手段による振動検出がなされた場合には、前記外力報知手段による報知を終了せず前記外力報知手段による報知を継続するよう構成し、前記振動検知手段による振動検出及び前記外力検知手段による外力検出が同時になされた場合には、前記外力検知手段による外力検出を優先し、前記外力報知手段による報知を行うよう構成したことを特徴とするパチンコ遊技機である。
請求項2記載のパチンコ遊技機は、
前記外力検知手段は、磁力又は電波を検出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機である。
請求項3記載のパチンコ遊技機は、
前記所定条件は、所定時間の経過又は電源スイッチの再立ち上げとしたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機である。
請求項1記載のパチンコ遊技機によれば、振動不正を含む複数の不正行為となる外力の検出と、該外力の検出に基づく報知を行う場合、所定期間に重複して前記外力が検出された場合、振動検出に基づく報知の優先順位が最も低くなる。これにより、被害が大きい又はより悪質な不正行為の優先順位が高くなり、遊技場のスタッフは、該当する遊技者に適切な対応をとることが可能となる。
請求項2記載のパチンコ遊技機によれば、振動、磁力及び電波という外力が検知可能となり、前記外力が、所定期間に重複して検知された場合、磁力又は電波検出に基づく報知を実施する。これにより、摘発が難しい振動不正報知を故意に発生させ、磁力又は電波による不正行為を隠蔽することが不可能となり、不正行為報知を確認した遊技機場のスタッフは、該当する遊技者に適切な処分を下すことが可能となる。
請求項3記載のパチンコ遊技機によれば、不正検知手段による外力検出に基づく不正報知は、遊技場スタッフにより電源スイッチの再立ち上げが行われるまで継続して実施されることとなる。これにより不正行為の隠蔽が更に困難となる。
上記構成により、摘発が難しい振動不正報知を故意に発生させ、実被害の可能性が高い磁力又は電波による不正行為の実施を隠蔽することが不可能となり、遊技場スタッフは、該当する遊技者に対して適切に対応することが可能となる。
また、振動による不正行為と磁力による不正行為と電波による不正行為が、所定期間に重複して検知された場合も、磁力による不正行為又は電波による不正行為の発生を優先して報知する。この構成は、デジパチタイプとハネモノタイプが融合した融合(複合)タイプにおいて有効であり、磁力と電波の優先順位は、どちらの機種タイプが主になるかで優先順位を定めるのが効果的である。
以下に本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採り得ることができ、各実施例に記載された内容の相違部分を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
図1に遊技機の一種であるパチンコ機1の正面図を示し、詳細に説明する。図1に示す通り、本実施例のパチンコ機1は、大きく長方形の外枠2、前面枠3、意匠枠4a、意匠枠4bとからなる筐体にて各部を保持する構造である。
外枠2左側の上部には金具5aが、下部に金具5bがそれぞれ設けられており、金具5a及び5bとでヒンジ機構を形成し、前面枠3は外枠2に対して開閉可能に構成されている。また、前面枠3左側の中部には金具5cが設けられ、金具5aと金具5cとでヒンジ機構を形成し、意匠枠4aは前面枠に対して開閉可能に構成されている。さらに、金具5cと金具5bとでヒンジ機構を形成し、意匠枠4bは前面枠に対して開閉可能に構成されている。
ヒンジ機構が形成される逆側(ここでは右側)には、外枠2と前面枠3との施錠、前面枠3と意匠枠4aとの施錠、前面枠3と意匠枠4bとの施錠/解錠を行うための鍵穴6aを有するスライド錠6が設けられている。尚、本実施例のパチンコ機1は、外枠2の左隣にCRプリペイドカードユニット7を設けている所謂CR機として説明するが、CRプリペイドカードユニット7を設けない所謂現金機としても何ら差し支えない。
意匠枠4aは、後述する遊技盤8を視認可能とするために透明樹脂板又はガラス板を備える窓部9、前面枠3に設けられたスピーカ10の前面にスピーカ10を保護し、且つ、効果音を通すための保護音通部11を備えている。また、意匠枠4bは、遊技球を貯留しておくための上皿12及び下皿13を略中央に備え、遊技者が操作可能な遊技ボタン14、CRプリペイドカードユニット7と後述するCRユニット端子板60を介して接続される精算表示装置15、球貸ボタン16及び精算ボタン17を左側に備えている。また、上皿12の内部には、パチンコ遊技機に振動を加えることによる不正を検出する公知の振動検知スイッチ22を備えている。尚、振動検知スイッチ22の設置箇所は、後述する遊技盤8の裏面又は遊技盤8に配置される役物内部でも良い。
前面枠3の右下側(意匠枠4bの右側)には、遊技球の発射強度を調節するための図示しない回動リング、発射停止、及びタッチ部が備えられた発射ハンドル18が設けられている。前面枠3の下側(意匠枠4bの下側)には、スピーカ10を備えたスピーカユニット21が設けられている。
本実施例に於いてパチンコ機1の裏面の構成は、公知技術にしたがっているため図示と説明は割愛する。
次に図2を用いて遊技盤8について説明する。図2はパチンコ機1から取り外した状態の遊技盤8を示す正面図である。遊技盤8の外形はほぼ矩形であり、公知のガイドレール25a、25bによって囲まれた略円形の遊技領域26が設けられ、多数の遊技釘27が植設されている。
遊技盤8のほぼ中央には、羽根部材29の作動により遊技球が入球可能な遊技装置28が配置されている。遊技装置28の上部中央には、窓部28aが設けられており演出図柄表示装置54bが遊技者から視認可能に構成され、各種演出表示、大当り中の遊技状態、エラー及び不正状況等を表示する。遊技装置28の内部には、特別入球口30が配置されており、遊技装置28に入球した遊技球が複数の入球経路を経た後、所定の確率で特別入球口30へ入球する構造となっている。
特別入球口30の配置箇所は、その遊技性から必然的に、遊技者からの視認が良好なパチンコ機1の窓部9に備えられたガラス板に近接した位置となる。しかしながらこれは、遊技盤8の前面から特別入球口30近傍へ外力を加えやすい構成といえ、不正行為防止の観点には反するが、遊技性を優先するための一般的な構成といえる。
遊技装置28の上方には、ランプ風車31が対をなして配置されている。そして、遊技装置28の下方には、遊技球が入球することにより羽根部材29を2回作動させる中羽根作動口32が設けられ、中羽根作動口32の左右斜め上には、遊技球が入球することにより羽根部材29を1回作動させる一対の羽根作動口33が設けられている。
遊技領域26のガイドレール25b沿い左右にはサイドランプ40が設置され、サイドランプ40の下部には、ガイドレール25bに沿って一般入賞口35aを備える入賞口ユニット35が左右対称で配置されている。
また、遊技盤8の裏面には、特別入球口30近傍となる遊技装置28の下部に、磁石等を用いた磁力による不正を検知する公知である磁力検知スイッチ41が配置されている。
続いて、図3にパチンコ機1の電気配線を示すブロック図を示し、詳細に説明する。尚、図3には煩雑になる電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には図示しない電源装置から直接的又は間接的に供給される構成となっている。
図3に示す通り、主制御装置50の入力端には、遊技盤中継端子板62を介して磁力検知スイッチ41と、中羽根作動口32に入球した遊技球を検出する中羽根作動口スイッチ32aと、左右の羽根作動口33に入球した遊技球を検出する左羽根作動口33aと、右羽根作動口33bと、羽根部材29作動時に遊技装置28に入球した遊技球を検出するカウントスイッチ29a、29bと、一般入賞口35aに入球した遊技球を検出する一般入賞口スイッチ35bとが接続されており、裏配線中継端子板63を介して前面枠3が閉鎖していることを検出する前面枠閉鎖スイッチ38と、意匠枠4a・4bが閉鎖していることを検出する意匠枠閉鎖スイッチ39a、39bと、上皿内部に備えられた振動検知スイッチ22が接続されている。尚、振動検知スイッチ22が遊技盤8に設置される場合は、遊技盤中継端子板62を介して接続される
主制御装置50の出力端には、遊技盤中継端子板62を介して遊技装置28の羽根部材29を駆動する大入賞口ソレノイド29cが接続されており、裏配線中継端子板63及び外部接続端子板61を介してホールコンピュータ70と、が接続されている。
主制御装置50はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種コマンド等を生成し、払出制御装置51及びサブ統合装置53に出力する。ここで、主制御装置50と払出制御装置51とは双方向通信回路として構成され、主制御装置50とサブ統合制御装置53とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合制御装置53への一方向通信回路として構成されている。
払出制御装置51の入力端には、裏配線中継端子板63を介して公知の球タンク又はタンクレール内の遊技球が不足していることを検出する球切れスイッチ22a又は23aと、裏配線中継端子板63及び払出中継端子板66を介して払い出した遊技球を検出する払出スイッチ24bと、各種端子板を介することなく下皿13への経路に遊技球が多数あることを検出する満杯スイッチ13aと、が接続されている。払出制御装置51の出力端には、裏配線中継端子板63及び払出中継端子板66を介して遊技球を上皿12へと払い出す払出モータ24aが接続されている。
払出制御装置51はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて遊技球の払い出しに関わる各種コマンド等を生成し、主制御装置50及び発射制御装置52に出力する。
ここで、払出制御装置51と主制御装置50とは双方向通信回路として構成され、払出制御装置51と発射制御装置52とは払出制御装置51から発射制御装置52への一方向通信回路として構成されている。
また、払出制御装置51は、裏配線中継端子板63及び外部接続端子板61を介して賞球に関する情報などをホールコンピュータ70に送信するほか、発射制御装置52に対して発射停止信号を送信する。発射制御装置52は発射モータ36を制御して、遊技球を遊技領域26に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置52には払出制御装置51以外に発射ハンドル18からの回動量信号、タッチスイッチ20aからのタッチ信号、発射停止スイッチ19aから発射停止スイッチ信号が入力される。回動量信号は、遊技者が発射ハンドル18を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル18を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ19aを押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置51に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル18を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置53の入力端には、遊技者により操作可能な遊技スイッチ14aが接続されている。サブ統合制御装置53の出力端には、意匠枠4a、4b及び遊技盤8に備えられる各種LED・ランプ37と、前面枠3及びスピーカユニット21に備えられるスピーカ10と、が接続されている。
尚、サブ統合制御装置53と主制御装置50とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合制御装置53への一方向通信回路として構成され、サブ統合制御装置53と演出図柄制御装置54aとはサブ統合制御装置53から演出図柄制御装置54aへの一方向通信回路として構成されている。
サブ統合制御装置53はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される遊技スイッチ14aの入力ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて遊技に関わる各種コマンド等を生成し、演出図柄ユニット54の演出図柄制御装置54aに出力する。
また、サブ統合制御装置53には、音量を調節する音量調節スイッチ10aが備えられ、音量調節スイッチ10aの状態(位置)を検出し、その検出結果とスピーカ10へ送信する内容とを判断し、スピーカ10から出力する音量をソフト的に制御するように構成されている。
演出図柄制御装置54aは、サブ統合制御装置53から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置50から送信されてきたものとサブ統合制御装置53が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置54bを制御して、各種演出表示、大当り中の遊技状態、エラー及び不正状況等を窓部28aに表示させる。
次に、本実施例における不正検知及び不正検知に基づく不正報知について説明する。本実施例では、パチンコ機1に磁力による不正行為を検知する磁力検知スイッチ41と、振動による不正行為を検知する振動検知スイッチ22が備えられた構成となっており、磁力と振動という2種類の外力を用いた不正行為が検知可能となる。
また、不正行為検知時には、不正行為の発生を遊技場のスタッフ等に知らせるための不正報知として、パチンコ遊技機1に備えられたスピーカ10から異常音を出力し、遊技装置28の窓部28aに不正行為発生を知らせる表示を行う。加えて、外部接続端子板61からも不正行為発生を知らせる信号が出力される。更に、不正行為発生を知らせる報知は、不正行為に磁力または振動のどちらの外力を用いたかによって異なり、報知内容によっていずれかの外力による不正行為が行われたか確認できる構成となっている。具体的には、磁力を検知した場合の報知は、スピーカ10からサイレン音を継続出力し、遊技装置28の窓部28aには数字の1を表示する。振動を検知した場合の報知は、スピーカ10からブザー音を所定時間出力し、遊技装置28の窓部28aには数字の2を所定時間表示する。尚、報知の内容は不正行為に用いられた外力が区別できる物であればこれに限ったものではない。
次に、主制御装置50で実施する不正検知処理と、サブ統合制御装置53で実施する不正報知処理について説明する。尚、主制御装置50及びサブ統合制御装置53における各処理の基本時間は約2msであり、遊技に係る処理については公知内容と同一のため割愛する。
本実施例では、磁力検知スイッチ41の検知に基づく不正検知処理と、振動検知スイッチ22の検知に基づ不正検知処理が、各々異なった処理を行うことにより、磁力検知に基づく報知を、振動不正報知よりも優先して実行する構成となっており、具体的な処理内容を図4、図5、図6、図7を用いて説明する。
図4に示す磁力検知の処理を行う不正検知処理1では、主制御装置50は、磁力フラグに0がセットされているか(磁力検知に基づく不正報知が実施されていない常態か)否かを判定する(S10)。肯定判断であれば(S10:YES)、磁力検知スイッチ41が磁力を検知したか否かを判定し(S11)、S10が否定判断ならば(S10:NO)リターンとなる。S11が肯定判断であれば(S11:YES)、磁力不正コマンドをサブ統合制御装置53に出力し(S12)、磁力フラグに1をセットし(S13)リターンする。S11が否定判断ならば(S11:NO)リターンとなる。
次に、振動検知の処理を行う不正検知処理2について図5を用いて説明する。不正検知処理2では主制御装置50は、磁力フラグが0にセットされているか(磁力検知に基づく不正報知が実行されていない常態か)否かを判定する(S20)。肯定判断であれば(S20:YES)、振動検知スイッチ22が振動を検知したか否かを判定し(S21)、S20が否定判断ならば(S20:NO)リターンとなる。S21が肯定判断であれば(S21:YES)、振動不正コマンドをサブ統合制御装置53に出力し(S22)リターンする。S21が否定判断ならば(S21:NO)リターンとなる。
次に、サブ統合制御装置53が実行する不正報知処理1について図6を用いて説明する。不正報知処理1では、主制御装置50から磁力不正コマンドを受信したか否かを判定する(S30)。肯定判断であれば(S30:YES)振動報知フラグに1がセットされているかどうか(振動不正検知に基づく不正報知が実行中か)否かを判定し(S31)、S30が否定判断であれば(S30:NO)リターンとなる。S31で肯定判断であれば(S31:YES)、振動不正報知の中止処理を行い(S32)磁力不正報知処理を実行し(S33)リターンとなる。S31で否定判断であれば(S31:NO)S32を介さずに磁力不正報知処理を実行し(S33)リターンとなる。
サブ統合制御装置53が実施する磁力不正報知処理は、スピーカ10から磁力不正に対応した異常音を出力し、各種LED、ランプ37では磁力不正に対応した点滅又は点灯を行い、演出図柄制御装置54aに磁力不正に対応した表示を実行するコマンドを送信することにより、遊技装置28の窓部28aにある演出図柄表示装置54bが磁力不正に対応した図柄を表示する。
尚、磁力不正報知は、遊技場のスタッフが報知解除操作を行うまで継続して実行され、報知解除操作は、公知である電源基板に配置された電源スイッチの操作によって行われる。また、磁力不正報知は、振動検知に基づく不正報知時間よりも長い時間であれば、所定時間で解除しても良い。加えて、主制御装置50において磁力不正検知時から磁力不正報知中にかけて1にセットされた状態の磁力フラグは、磁力不正報知の解除を実施することで0がセットされる。
次にサブ統合制御装置53が実行する不正報知処理2について図7を用いて説明する。サブ統合制御装置53は、振動報知フラグに0がセットされているか(振動検知に基づく振動不正報知が実行されていない常態か)否かを判定する(S40)。肯定判断であれば(S40:YES)、主制御装置50から振動不正コマンドを受信したか否かを判定し(S41)、S41が肯定判断ならば(S41:YES)、振動不正報知処理を実行し(S43)、振動報知フラグに1をセットし(S44)、タイマAをクリアする(S45)。S40が否定判断であれば(S40:NO)、肯定判断と同様に主制御装置50から振動不正コマンドを受信したか否かを判定し(S42)、肯定判断であれば(S42:YES)S43及びS44を介さずにタイマAをクリアする(S45)。タイマAクリア(S45)とS41での否定判断(S42:YES)及びS42での否定判断(S42:YES)に続いては、振動報知フラグに1がセットされているか(振動不正報知を実行中か)否かを判定する(S46)。肯定判断であれば(S46:YES)、タイマAにプラス1するインクリメント処理を行い(S47)、タイマAが所定値と等しいか否かを判定する(S48)。肯定判断の場合(S48:YES)、振動不正報知中止処理を実施し(S49)振動報知フラグを0にセットする(S50)。S46及びS48で否定判断の場合(S46:NO、S48:NO)はリターンとなる。尚、タイマAは、振動不正報知が実行される所定時間であり本実施例では約60秒とする。
サブ統合制御装置53が実施する振動不正報知処理は、スピーカ10から振動不正に対応した異常音を出力し、各種LED、ランプ37では振動不正に対応した点滅又は点灯を行い、演出図柄制御装置54aに振動不正に対応した表示を実行するコマンドを送信することにより、窓部28aにある演出図柄表示装置54bが磁力不正に対応した図柄を表示する。
加えて、振動不正報知の実行期間は、約60秒のタイマが設定されているが、振動不正報知期間中に再度振動不正が発生した場合、再度発生した時点から新たに約60秒の振動不正報知を実行することとなる(図8参照)。
上記した主制御装置50の不正検知及びサブ統合制御装置53の不正報知処理を実施することにより、図9で示すように、振動不正報知の実行中に磁力不正を検知した場合は、振動不正報知を中止し磁力不正報知が実行され(図6、S31、S32、S33)、また、磁力不正報知の実行中は、振動不正の検知処理が実施されない(図5、S20、S21参照)。
以上が実施例1の説明であるが、上記の構成により、磁力不正と振動不正のどちらかの不正報知期間中に、異なる外力による不正行為を検知した場合、より被害が大きく、遊技者の不正実行意図が明らか故に重要度が高い磁力不正を、優先して報知することが可能となる。
次に、実施例2について説明する。実施例2のパチンコ遊技機は所謂デジパチタイプと呼ばれるパチンコ遊技機であり、このタイプの遊技機に多い電波を用いた不正行為を検知するために、電波検知スイッチ42が遊技盤に備えられ、振動による不正行為を検知するために振動検知スイッチ22が実施例1と同様に上皿12の内部又は遊技盤108裏面に備えられている。実施例1とは遊技領域内に配置される部材と、それに伴う電気的構成と、各制御装置に搭載されたROMのプログラム及びCPUの処理内容が異なるが、各制御装置のゲーム内容に係る処理は従来技術と同一のため割愛し、遊技領域内の部材配置と電気的構成について説明する。
図10は実施例2における遊技盤108の正面図である。遊技領域126の略中央には、窓部128aを有する液晶枠飾り128が設けられており、演出図柄表示装置154bのLCD画面が遊技者から視認可能に構成され、図示しない公知のワープ入口、ワープ通路、ステージ等も設けられている。また、窓部128aの上方には、7セグメントLED等の発光部材により構成される特別図柄表示装置129及び普通図柄表示装置130が設けられている。
液晶枠飾り128の左右両側又は左側には後述する普通図柄作動スイッチ132a(図11参照)を備える普通図柄作動ゲート132が設けられており、下側には後述する特別図柄始動スイッチ131a(図11参照)を備える普通電動役物131が設けられている。普通電動役物131の下方には、アタッカー式の大入賞口133aを備える大入賞口ユニット133が配置され、該大入賞口ユニット133の下方にはアウト口134が設けられている。大入賞口133aの左側には4個のLEDで構成される特別図柄保留数表示装置129aが、右側には4個のLEDで構成される普通図柄保留数表示装置130aが、各々設けられている。また、大入賞口ユニット133の左右両側には、後述する一般入賞口スイッチ135b(図11参照)を備える一般入賞口135aが複数備えられる入賞口ユニット135が設けられている。
上記のように遊技盤108を構成することによって、普通図柄作動ゲート132に入球(普通図柄作動スイッチ132a(図11参照)にて遊技球を検出)すると、普通図柄表示装置130で普通図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普通図柄の態様に応じて、後述する普通電役ソレノイド131b(図11参照)を駆動させる。普通電役ソレノイド131bを駆動させると、ほぼ同期して普通電動役物131の羽根部材が駆動して、普通電動役物131への入球率(特別図柄始動スイッチ131a(図11参照)での検出率)が高まるように構成されている。
また、普通電動役物131に入球(特別図柄始動スイッチ131a(図11参照)にて遊技球を検出)すると、特別図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止した特別図柄の態様に応じて後述する大入賞口ソレノイド133c(図11参照)を駆動させる。大入賞口ソレノイド133cを駆動させると、ほぼ同期して大入賞口ユニット133の扉部材が駆動して、大入賞口133aへの入球率(カウントスイッチ133b(図11参照)での検出率)が高まるように構成されている。
続いて、図11にパチンコ機1の電気配線を示すブロック図を示し、実施例1と異なる遊技盤108に係る電気的構成について説明する。
図11に示す通り、主制御装置50の入力端には、遊技盤中継端子板62を介して普通電動役物131に入球した遊技球を検出する特別図柄始動スイッチ131aと、普通図柄作動ゲート132に入球した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ132aと、大入賞口133aに入球した遊技球を検出するカウントスイッチ133bと、一般入賞口135aに入球した遊技球を検出する一般入賞口スイッチ135bとが接続されている。また、実施例1と同様に、振動検知スイッチ22を遊技盤108裏面に配置する場合は、遊技盤中継端子板62を介して接続することになる。
主制御装置50の出力端には、遊技盤中継端子板62を介して大入賞口133aの扉部材を駆動する大入賞口ソレノイド133cと、普通電動役物131の羽根部材を駆動する普通電役ソレノイド131bとが接続されており、図柄表示装置中継端子板64を介して特別図柄を表示する特別図柄表示装置129と、特別図柄の保留数を表示する特図保留数表示装置129aと、普通図柄を表示する普通図柄表示装置130と、普通図柄の保留数を表示する普図保留数表示装置130aとが接続されている。
次に、本実施例における不正検知及び不正検知に基づく不正報知について説明する。本実施例では、パチンコ遊技機1に電波による不正行為を検知する電波検知スイッチ42と、振動による不正行為を検知する振動検知スイッチ22が備えられた構成となっており、電波と振動という2種類の外力を用いた不正行為が検知可能となる。
次に、主制御装置50で実施する不正検知処理と、サブ統合制御装置53で実施する不正報知処理について説明する。尚、主制御装置50及びサブ統合制御装置53における各処理の基本時間は約2msであり、遊技に係る処理については公知内容と同一のため割愛する。
本実施例では、電波検知スイッチ42の検知に基づく不正検知処理と、振動検知スイッチ22の検知に基づ不正検知処理が、各々異なった処理を行うことにより、電波検知に基づく報知を、振動不正報知よりも優先して実行する構成となっており、具体的な処理内容を図12、図13、図14を用いて説明する。尚、サブ統合制御装置53における振動不正検知に基づく振動不正報知処理は、実施例1において図7、図8を用いて説明した内容と同一となるため割愛する。
図12に示す電波検知の処理を行う不正検知処理3では、主制御装置50は、電波フラグに0がセットされているか(電波検知に基づく不正報知が実施されていない常態か)否かを判定する(S110)。肯定判断であれば(S110:YES)、電波検知スイッチ42が電波を検知したか否かを判定し(S111)、S110が否定判断ならば(S110:NO)リターンとなる。S111が肯定判断であれば(S111:YES)、電波不正コマンドをサブ統合制御装置53に出力し(S112)、電波フラグに1をセットし(S113)リターンする。S111が否定判断ならば(S111:NO)リターンとなる。
次に、振動検知の処理を行う不正検知処理4について図13を用いて説明する。不正検知処理4では主制御装置50は、電波フラグが0にセットされているか(電波検知に基づく不正報知が実行されていない常態か)否かを判定する(S120)。肯定判断であれば(S120:YES)、振動検知スイッチ22が振動を検知したか否かを判定し(S121)、S120が否定判断ならば(S120:NO)リターンとなる。S121が肯定判断であれば(S121:YES)、振動不正コマンドをサブ統合制御装置53に出力し(S122)リターンする。S121が否定判断ならば(S121:NO)リターンとなる。
次に、サブ統合制御装置53が実行する不正報知処理3について図14を用いて説明する。不正報知処理3では、主制御装置50から電波不正コマンドを受信したか否かを判定する(S130)。肯定判断であれば(S130:YES)振動報知フラグに1がセットされているかどうか(振動不正検知に基づく不正報知が実行中か)否かを判定し(S131)、S130が否定判断であれば(S130:NO)リターンとなる。S131で肯定判断であれば(S131:YES)、振動不正報知の中止処理を行い(S132)電波不正報知処理を実行し(S133)リターンとなる。S131で否定判断であれば(S131:NO)S132を介さずに電波不正報知処理を実行し(S133)リターンとなる。
サブ統合制御装置53が実施する電波不正報知処理は、スピーカ10から電波不正に対応した異常音を出力し、各種LED、ランプ37では電波不正に対応した点滅又は点灯を行い、演出図柄制御装置54aに電波不正に対応した表示を実行するコマンドを送信することにより、窓部128aにある演出図柄表示装置54bが磁力不正に対応した図柄を表示する。
尚、電波不正報知は、実施例1の磁力不正報知と同様に、遊技場のスタッフが報知解除操作を行うまで継続して実行され、報知解除操作は、公知である電源基板に配置された電源スイッチの操作によって行われる。
また、電波不正報知は、振動検知に基づく不正報知時間よりも長い時間であれば、所定時間で解除しても良い。加えて、主制御装置50において電波不正検知時から電波不正報知中にかけて1にセットされた状態の電波フラグは、電波不正報知の解除を実施することで0がセットされる。
上記した主制御装置50の不正検知及びサブ統合制御装置53の不正報知処理を実施することにより、振動不正報知の実行中に電波不正を検知した場合は、振動不正報知を中止し電波不正報知が実行され(図14、S131、S132、S133)、電波不正報知の実行中は、振動不正の検知処理が実施されない(図13、S120、S121参照)。また図9では、磁力を電波と置き換えた内容と同一となる。
以上が実施例2の説明であるが、上記の構成により、電波不正と振動不正のどちらかの不正報知期間中に、異なる外力による不正行為を検知した場合、より被害が大きく、遊技者の不正実行意図が明らか故に重要度が高い電波不正を、優先して報知することが可能となる。
次に、実施例3について説明する。本実施例における遊技盤は実施例2と同一(遊技盤108)であり、裏面に磁力検知スイッチ41が追加配置されている。これに伴い電気的構成は、実施例2で示した図11の電気的構成を示すブロック図において、主制御装置50の入力端に遊技盤中継端子板62を介して磁力検知スイッチ41を追加した構成となる。実施例1,2と重複した内容については詳細な説明を割愛する。
本実施例における不正検知及び不正検知に基づく不正報知について説明する。本実施例のパチンコ機1は、磁力による不正行為を検知する磁力検知スイッチ41と、電波を用いた不正行為を検知する電波検知スイッチ42と、振動による不正行為を検知する振動検知スイッチ22の3個の不正検知器が備えられている。これにより磁力と電波及び振動という外力を用いた3種類の不正行為の検知が可能となり、この3種類の不正行為を検知した場合の不正報知を行う場合の優先順位は、主制御装置50とサブ統合制御装置53の以下の処理によって決定される。
図15に示す実施例3における不正検知処理5では、、主制御装置50は、磁力フラグに0がセットされているか(磁力検知に基づく不正報知が実施されていない常態か)否かを判定する(S210)。肯定判断であれば(S210:YES)電波フラグに0がセットされているか(電波検知に基づく不正報知が実施されていない常態か)否かを判定し(S211)、否定判断(S210:NO)ならばリターンする。S211で肯定判断であれば(S211:YES)磁力検知スイッチ41が磁力を検知したか否かを判定し(S212)、否定判断(S211:NO)ならばリターンする。S212が肯定判断であれば(S212:YES)、磁力不正コマンドをサブ統合制御装置53に出力し(S215)、磁力フラグに1をセットし(S216)リターンする。S212が否定判断ならば(S212:NO)電波検知スイッチ42が電波を検知したか否かを判定し(S213)、S213が肯定判断であれば(S213:YES)、電波不正コマンドをサブ統合制御装置53に出力し(S217)、電波フラグに1をセットし(S218)リターンする。S213が否定判断ならば(S213:NO)振動検知スイッチ22が振動を検知したか否かを判定し(S214)、S214が肯定判断であれば(S214:YES)、振動不正コマンドをサブ統合制御装置53に出力する(S219)。S214が否定判断(S214:NO)ならば、リターンする。
サブ統合制御装置53が実行する不正報知に係る処理は、磁力不正報知(磁力不正コマンド受信)については実施例1で図6を示して説明した、不正報知処理1と同一であり、電波不正報知(電波不正コマンド受信)については実施例2で図14を示して説明した不正報知処理3と同一であり、振動不正報知については実施例1で図7及び図8を示して説明した不正報知処理2と同一である。
本実施例における不正報知の内容については、実施例1、2と同様に、不正行為に使用された外力即ち不正行為の種類により異なる内容となり、報知期間を示すタイミングチャートは実施例1,2の説明と同様となる。
実施例3における主制御装置50の不正検知処理、及びサブ統合制御装置53の不正報知処理を実施することにより、磁力による不正行為と電波による不正行為の不正報知における優先順位は、磁力不正が上位にあるが、どちらも振動による不正行為に比べて高い優先順位となる。これにより、不正行為の認定が難しい振動による不正行為報知を故意に発生させ、磁力又は電波による不正行為を隠蔽することを防止することが可能となる。また、磁力不正と電波不正は、どちらの不正行為も同じように実害が発生する可能性が高く、磁石や電波発信機等の特別な道具を所持し使用する明らかに不正な遊技球獲得を意図したものである。どちらも報知により不正行為が発覚下場合は、特別な道具の所持により即刻摘発されるものであり、あえて不正行為報知に優先順位を付けるまでも無い。
以上が実施例3の説明であるが、本実施例の不正検知と不正報知の構成は、デジパチタイプとハネモノタイプが複合した所謂融合タイプに於いて有効なものである。また、本実施例では、磁力不正検知が優先されているが、前記融合タイプでは、主となる機種タイプによって磁力不正及び電波不正に優先順位を設けても良い。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、不正行為となる外力の種類ごとに複数の検知スイッチを配置したが、複数の外力が検知可能な単一の検知スイッチを用いてもよい。
パチンコ機1の正面図 実施例1における遊技盤8の正面図 実施例1におけるパチンコ機1の電気的構成を示すブロック図 実施例1における主制御装置50が実行する不正検知処理1のフローチャート 実施例1における主制御装置50が実行する不正検知処理2のフローチャート 実施例1におけるサブ統合装置53が実行する不正報知処理1のフローチャート サブ統合装置53が実行する不正報知処理2のフローチャート サブ統合装置53が実行する振動不正報知出力のタイミングチャート サブ統合装置53が実行する不正報知出力のタイミングチャート 実施例2における遊技盤108の正面図 実施例2におけるパチンコ機1の電気的構成を示すブロック図 実施例2における主制御装置50が実行する不正検知処理3のフローチャート 実施例2における主制御装置50が実行する不正検知処理4のフローチャート 実施例2におけるサブ統合装置53が実行する不正報知処理3のフローチャート 実施例3における主制御装置50が実行する不正検知処理5のフローチャート
符号の説明
1:パチンコ機 2:外枠
3:前面枠 4a:意匠枠
4b:意匠枠 5a:金具
5b:金具 5c:金具
6:スライド錠 6a:鍵穴
7:CRプリペイドカードユニット 8:遊技盤
9:窓部 10:スピーカ
10a:音量調節スイッチ 11:保護音通部
12:上皿 12a:遊技球貯留部
12b:遊技球検知スイッチ 12c:検知面
13:下皿 13a:満杯スイッチ
14:遊技ボタン 14a:遊技スイッチ
15:精算表示装置 16:球貸ボタン
16a:球貸スイッチ 17:精算ボタン
17a:精算スイッチ 18:発射ハンドル
19a:発射停止スイッチ 20a:タッチスイッチ
21:スピーカユニット 22:球タンク
22a:球切れスイッチ 23:タンクレール
23a:球切れスイッチ 24:払出装置
24a:払出モータ 24b:払出スイッチ
25a:ガイドレール 25b:ガイドレール
26:遊技領域 27:遊技釘
28:液晶枠飾り 28a:窓部
29:特別図柄表示装置 29a:特別図柄保留数表示装置
30:普通図柄表示装置 30a:普通図柄保留数表示装置
31:普通電動役物 31a:特別図柄始動スイッチ
31b:普通電役ソレノイド 32:普通図柄作動ゲート
32a:普通図柄作動スイッチ 33:大入賞口ユニット
33a:大入賞口 33b:カウントスイッチ
33c:大入賞口ソレノイド 34:アウト口
35:入賞口ユニット 35a:一般入賞口
35b:一般入賞口スイッチ 36:発射モータ
37:各種LED・ランプ 38:前面枠閉鎖スイッチ
39a:意匠枠閉鎖スイッチ 39b:意匠枠閉鎖スイッチ
50:主制御装置 51:払出制御装置
52:発射制御装置 53:サブ統合制御装置
54:演出図柄ユニット 54a:演出図柄制御装置
54b:演出図柄表示装置 55:電源装置
55a:電源スイッチ 55b:RAMクリアスイッチ
60:CRユニット端子板 61:外部接続端子板
62:遊技盤中継端子板 63:裏配線中継端子板
64:図柄表示装置中継端子板 65:演出中継端子板
66:払出中継端子盤 70:ホールコンピュータ
108:遊技盤 125a:ガイドレール
125b:ガイドレール 126:遊技領域
127:遊技釘 128:液晶枠飾り
128a:窓部 129:特別図柄表示装置
129a:特別図柄保留数表示装置 130:普通図柄表示装置
130a:普通図柄保留数表示装置 131:普通電動役物
131a:特別図柄始動スイッチ 131b:普通電役ソレノイド
132:普通図柄作動ゲート 132a:普通図柄作動スイッチ
133:大入賞口ユニット 133a:大入賞口
133b:カウントスイッチ 133c:大入賞口ソレノイド
134:アウト口 135:入賞口ユニット
135a:一般入賞口 135b:一般入賞口スイッチ

Claims (3)

  1. 振動を検知する振動検知手段と、該振動検知手段による振動検知の結果に応じて振動の発生を所定時間報知する振動報知手段とを備えたパチンコ遊技機において、振動とは異なる外力を検知する不正検知手段と、該不正検知手段による外力検知の結果に応じて外力の発生を所定条件が成立するまで報知する外力報知手段とを設け、前記振動報知手段による報知中に、前記外力検知手段による外力検出がなされた場合には、前記振動報知手段による報知を終了して前記外力報知手段による報知を行うように構成し、前記外力報知手段による報知中に、前記振動検知手段による振動検出がなされた場合には、前記外力報知手段による報知を終了せず前記外力報知手段による報知を継続するよう構成し、前記振動検知手段による振動検出及び前記外力検知手段による外力検出が同時になされた場合には、前記外力検知手段による外力検出を優先し、前記外力報知手段による報知を行うよう構成したことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記外力検知手段は、磁力又は電波を検出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記所定条件は、所定時間の経過又は電源スイッチの再立ち上げとしたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
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