JP2002028354A - 遊技機島台の欄間装置 - Google Patents

遊技機島台の欄間装置

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JP2002028354A
JP2002028354A JP2000216111A JP2000216111A JP2002028354A JP 2002028354 A JP2002028354 A JP 2002028354A JP 2000216111 A JP2000216111 A JP 2000216111A JP 2000216111 A JP2000216111 A JP 2000216111A JP 2002028354 A JP2002028354 A JP 2002028354A
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Fumio Mori
文雄 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来にない斬新な装飾効果を発揮するととも
に、遊技に関係する情報を報知する機能を備えた遊技機
島台の欄間装置を提供する。 【解決手段】 欄間装置11は、遊技機島台に列設され
た遊技機の上方に蝶番部14を介して開閉自在に設けら
れる本体と、その本体に取り付けられた複数の発光体、
及びそれら発光体を覆う光透過性のカバー部材を含む電
飾部12,13と、少なくとも遊技記の状況に応じた態
様(点灯状態、消灯状態、点滅状態など)で電飾部1
2,13の発光体を発光させる制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機やスロ
ットル機などの各種遊技機が列設される遊技機島台にお
いて、その上部を装飾するために設けられる欄間装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機やスロットル機など、
各種遊技機を設置するための遊技機島台(以下「島台」
という)には、その上部を装飾する欄間が設けられてい
る。この欄間は、表面に模様や色彩が施された化粧合板
などにより形成され、島台の上部に蝶番などによって開
閉自在に取り付けられている。欄間がこのように開閉自
在に設けられるのは、パチンコ玉やコインなどの遊技媒
体を各遊技機に供給するため島台の内部上方に設けられ
ている供給機構を、普段は外部から見えないように隠す
とともに、トラブルが発生したときは、その解消を速や
かに行うようにするためである。
【0003】また、島台に列設される遊技機の上方であ
って、前記欄間よりも下方の位置には、呼出表示装置が
設置されている。この呼出表示装置は、遊技客の操作に
よってランプが点灯又は点滅することにより、遊技に関
するトラブルなどが生じた旨をホールの店員に報知する
機能や、遊技機がいわゆる大当り遊技状態となったこと
などを、異なる態様で点灯又は点滅して報知する機能を
備えている。呼出表示装置がこのような位置に設けられ
るのは、遊技客にとって操作がしやすく、かつ、その報
知を遊技中の遊技客に遮られることなく、遊技機から離
れた位置にいるホールの店員から視認可能とするためで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
欄間では、模様や色彩による装飾に動的変化がなく、装
飾効果に乏しいという欠点があった。とりわけ、近年に
おいては、多数の電飾装置を配置して多様な動的表示を
行うことにより、高い装飾効果を発揮する遊技機が一般
的となっている。このため、遊技機が列設される島台に
も同等の装飾効果を発揮させることが、ホール側や客側
から望まれている。しかしながら、前記従来の欄間で
は、このような要望に十分に応えることができなかっ
た。
【0005】また、呼出表示装置が上述した位置に設け
られている場合、ホール内が混雑して島台間の通路を他
の遊技客が頻繁に往来したりすると、呼出表示装置がそ
の遊技客の頭や体に遮られ、島台の端などにいるホール
の店員から見づらくなるという問題があった。このた
め、店員が呼出表示装置の報知に気付かず、その対応が
遅れることもあった。
【0006】そこで、本発明は上記問題を解決するた
め、従来にない斬新な装飾効果を発揮するとともに、遊
技に関係する情報をホールの店員らに報知する機能を備
えた遊技機島台の欄間装置を提供することを課題とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
ある遊技機島台の欄間装置は、遊技機島台に列設された
遊技機の上方に開閉自在に設けられる本体と、前記本体
に取り付けられた複数の発光体、及びそれらの発光体を
覆う光透過性のカバーを含む電飾部と、少なくとも前記
遊技機の状況に応じた態様で前記電飾部の発光体を発光
させる制御手段とを備えるものである。ここで、遊技機
の状況に応じた態様とは、例えば、点灯状態、消灯状
態、点滅状態などが挙げられる。
【0008】請求項1に記載の発明によると、遊技機島
台には複数の遊技機が列設されるとともに、その上方に
は、欄間装置の本体が蝶番などを介して開閉自在に軸支
される。このため、島台の内部上方に設けられる遊技媒
体の供給機構などにトラブルが発生したときには、該当
する箇所の欄間装置を上方に回動させるなどして島台の
内部を開放し、速やかにそのトラブルに対処することが
可能である。また、欄間装置がこのように高い位置に設
けられるため、その電飾部は、離れた位置にいるホール
の店員や客からも容易に視認される。
【0009】欄間装置では、電飾部の発光体が制御手段
により制御され、少なくとも遊技機の状況に応じた態様
で発光する。別の表現をすると、遊技機の状況が変化す
ると、その変化にともない発光体の発光の態様も変化す
る。そして、発光体から照射された光は、それらを覆っ
て保護するカバーを透過する。このカバーを透過し、か
つ変化する発光の態様により視覚的な装飾効果が奏され
るほか、その態様を見ることにより、対応する遊技機の
状況などを認知することが可能となる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記電飾部は、通電により発光す
る複数の第1発光体を有する第1電飾部と、通電により
発光する複数の第2発光体を有する第2電飾部とを備
え、前記制御手段は、少なくとも前記遊技機の状況に応
じた態様で前記各第1発光体への通電を制御するととも
に、少なくとも前記遊技機の状況に応じて、通電する前
記第2発光体を切り替えるものである。
【0011】請求項2に記載の発明によると、第1電飾
部では、各第1発光体への通電が、少なくとも遊技機の
状況に応じた態様で制御され、各第1発光体が点灯、消
灯、点滅などする。また、第2電飾部では、複数の第2
発光体のうち、通電の対象となる発光体が、少なくとも
遊技機の状況に応じて切り替えられる。第2電飾部で
は、一部の第2発光体が点灯(点滅を含む)し、残りの
第2発光体が消灯する。したがって、複数の第2発光体
の発光色が複数である場合には、前記通電の対象となる
発光体の切り替えにともない、発光色が切り替わる。こ
のように互いに発光の態様が異なる第1電飾部及び第2
電飾部の相乗効果により、全体として高い装飾効果が発
揮される。また、電飾部の態様の違いが明確化され、遊
技機の状況などが確実に報知される。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明の構成に加え、前記電飾部は複数設けられ
ており、最上部に位置する電飾部は他の電飾部よりも前
方に突出しているものである。
【0013】請求項3に記載の発明によると、本体の最
上部で前方に突出した電飾部は、その側方や下方といっ
た位置からも容易に視認される。また、電飾部がこのよ
うな形状に形成されることで電飾部全体の表面積が広が
り、その視認性が一層向上する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1つに記載の発明の構成に加え、前記カバーは
シートにより構成され、前記本体には前記カバーの両側
部が係合される一対の係合溝が設けられ、両係合溝の端
部には前記カバーの出入口が設けられているものであ
る。
【0015】請求項4に記載の発明によると、シートに
より形成されたカバーは、その左右両側部が両係合溝に
係合されることにより、発光体を覆う。このカバーは出
入口を通じて両係合溝から抜き出されると、本体に取り
付けられた発光体が現れる。また、新たなカバーが出入
口を通じて両係合溝に差し込まれると、本体に取り付け
られる。この際、係合溝が湾曲するなどしていて、非直
線状でなくても、このシートが可撓性を有していれば、
その湾曲形状に沿って撓む。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1つに記載の発明の構成に加え、前記カバーに
は模様が付されているものである。模様としては、例え
ば、遊技機の遊技内容に関する図、文字、数字などが挙
げられる。
【0017】請求項5に記載の発明によると、カバーに
照射される発光体の光によってその模様が浮かび上がっ
たように見え、新たな装飾効果が発揮される。また、カ
バーが、模様の異なるカバーに交換された場合には、そ
の交換にともない発光体の光によって浮かび上がる模様
の種類も変わる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を遊技機島台の欄間
装置に具体化した一実施形態につき、図に基づいて詳細
に説明する。図4は、欄間装置が設置される遊技機島台
(以下「島台」という)の概略を示す部分正面図であ
り、図5は、そのB−B間を破断して概略を示す部分断
面図である。
【0019】島台23は略直方体状に形成され、その長
手方向の中央前後面に遊技機としての複数のパチンコ機
24が背向して列設されている。パチンコ機24の内部
には、遊技機制御装置及び不正検知装置が設けられてい
る。遊技機制御装置は、パチンコ機24の各種遊技状
態、例えば、遊技客に有利な大当り遊技状態などの特別
遊技状態を発生させ、あるいはその大当り遊技状態を発
生させる確率が高く設定された確率変動状態を発生させ
るなど、パチンコ機24の各種遊技状態を制御する機能
を備えている。一方、不正検知装置は、パチンコ機24
の窓枠の不正開放や、振動、磁石又は電波などによる各
種不正行為を検知する機能を備えている。
【0020】各パチンコ機24の上部には呼出表示装置
25が設けられている。呼出表示装置25には操作ボタ
ン及び表示ランプが備えられ、遊技客が操作ボタンを操
作すると表示ランプが点灯又は点滅するように構成され
ている。このように、呼出表示装置25は、遊技に関す
るトラブルなどが生じた旨をホールの店員に報知する機
能を備えている。
【0021】島台23の内部上方には、パチンコ機24
にパチンコ玉を供給するための供給機構が設けられてい
る。なお、図5においては島台23の内部構成を省略し
ているが、周知のように、その下部にパチンコ機24で
使用するパチンコ玉を回収する回収経路と、その中央に
回収されたパチンコ玉を揚送する揚送装置と、その上部
に揚送されたパチンコ玉を各パチンコ機24に分配供給
する供給経路とが、それぞれ設けられている。
【0022】前記島台23において、各呼出表示装置2
5の上方には、パチンコ機24に対応して欄間装置が設
けられている。図1は欄間装置の本体を示す斜視図であ
る。また、図2は欄間装置の本体の一部を破断して示す
部分正面図であり、図3はそのA−A間を破断して示す
部分断面図である。
【0023】図1に示すように、欄間装置はパチンコ機
24と略同じ横幅を有する本体11を備え、この本体1
1は蝶番部14により島台23に開閉自在に支持されて
いる。本体11の左右両側部21は、その中下部を占め
る幅狭部21bと、最上部を占め、かつ幅狭部21bよ
りも前方へ突出する幅広部21aとからなる。幅広部2
1aの下部は後方へ湾曲して幅狭部21bに滑らかにつ
ながっている。本体11において両側部21に挟まれた
箇所、すなわち、本体11の略全体を占める部分には複
数の電飾部が設けられている。ここでは、電飾部は、両
幅広部21a間に位置する第1電飾部12と、両幅狭部
21b間に位置する第2電飾部13とからなる。
【0024】図2に示すように、第1電飾部12は、通
電により発光する複数の第1発光体としてのLEDラン
プと、第1カバー16とを備えている。複数のLEDラ
ンプは、上下左右に規則性をもって配置されており、こ
こでは、上列、中列、下列の3つのグループに分けられ
ている。上列では、発光色が緑色であるLEDランプ1
5aが、本体11の略全幅にわたって等間隔で配置され
ている。中列では、発光色が赤色であるLEDランプ1
5bが、本体11の略全幅にわたって等間隔で配置され
ている。下列では、発光色が青色であるLEDランプ1
5cが、本体11の略全幅にわたって等間隔で配置され
ている。第1カバー16は、無色透明で硬質な合成樹脂
によって断面略コ字形に形成されている。第1カバー1
6は、全LEDランプ15a,15b,15cを覆った
状態で、本体11にビス等の締結部品によって取り付け
られ、これらを保護している。なお、第1カバー16が
このように無色透明の材料で形成されているのは、LE
Dランプ15a,15b,15cの各色の光をそのまま
透過させるためである。
【0025】一方、第2電飾部13は、通電により発光
する複数の第2発光体としての直管型のネオン管と、第
2カバー18とを備えている。複数本のネオン管は、互
いに上下に離間した位置に横向きに配置されている。こ
こでは、発光色が白色であるネオン管17aと、その下
側に位置し、かつ発光色が青色であるネオン管17bと
が用いられているが、一例にすぎない。
【0026】第2カバー18は、無色透明の前シート1
8aと、光透過性を有する乳白色の後シート18bと、
それらの間に位置する中間シート18cとからなる3層
構造を採っている。前後両シート18a,18bは、い
ずれも合成樹脂によって薄板状に形成されており、ある
程度の硬度と可撓性とを有している。なお、3層構造の
うちの1層を乳白色の後シート18bによって構成した
のは、欄間装置の外部から第2電飾部13の内部構造を
見えにくくし、各ネオン管17a,17bの色の光をな
るべく損なわないで透過させるためである。中間シート
18cは前後両シート18a,18bよりも薄く形成さ
れ、硬度も低く、それ自体で形状を保持する機能を有し
ていない。中間シート18cの表面にはパチンコ機24
の遊技内容に関する模様29、例えば、表示装置で表示
される左・中・右の図柄の組み合せが印刷等によって付
されている。図柄としては、例えば、キャラクタ、文
字、数字等が挙げられる。また、パチンコ機24の機種
名や、ホール名などが模様とされてもよい。
【0027】第2カバー18は、ネオン管17a,17
bを覆った状態で両側部21に脱着可能に取り付けら
れ、これらを保護している。詳しくは、各側部21の内
側前部において、幅狭部21bと、幅広部21aの下部
に対応する箇所には係合溝19が形成されている。各係
合溝19は、第2カバー18の厚みよりも若干広い幅を
有している。各係合溝19は、幅広部21aと幅狭部2
1bとの境界部分では、後方へ緩やかに湾曲している。
各係合溝19の上端部は開放されており、ここが第2カ
バー18の出入口20となっている。なお、この出入口
20は、第1カバー16が本体11に取り付けられたと
きに、その第1カバー16によって閉鎖される。
【0028】図6のブロック図に示すように、欄間装置
11は、制御手段としての制御装置26を備えている。
制御装置26には、前述したLEDランプ15a〜15
c及びネオン管17a,17bが電気的に接続されると
ともに、呼出表示装置25、不正検知装置28及び遊技
機制御装置27が電気的に接続されている。制御装置2
6の制御内容の1つに、LEDランプ15a〜15c及
びネオン管17a,17bへの通電を制御することが挙
げられる。制御装置26は、LEDランプ15a〜15
cに関しては、少なくともパチンコ機24の状況に応じ
た態様で通電を制御する。また、ネオン管17a,17
bに関しては、通電する対象を、少なくともパチンコ機
24の状況に応じて切り替える。
【0029】例えば、パチンコ機24が通常の状態にあ
るときには、制御装置26は、第1電飾部12に関して
は、上・中・下の各列の各LEDランプ15a,15
b,15cへの通電を断続し、第2電飾部13に関して
は、ネオン管17aに通電し、ネオン管17bへの通電
を停止する。すると、第1電飾部12では、上列の緑色
のLEDランプ15a、中列の赤色のLEDランプ15
b、下列の青色のLEDランプ15cが規則的に点滅
し、第2電飾部13ではネオン管17aが白色で点灯
し、ネオン管17bが消灯する。
【0030】パチンコ機24で大当り状態などの特別遊
技状態が発生すると、制御装置26は、第1電飾部12
に関しては、上・中・下の各列の全てのLEDランプ1
5a,15b,15cへの通電を断続し、第2電飾部1
3に関しては、ネオン管17aへの通電を停止し、ネオ
ン管17bに通電する。第1電飾部12では、全てのL
EDランプ15a,15b,15cが同期して点滅し、
第2電飾部13では、ネオン管17aが消灯し、ネオン
管17bが青色で点灯する。なお、大当り状態以外に
も、パチンコ機24の各種遊技状況、例えば確率変動状
態が発生したときや、大当り状態の発生回数が所定値を
超えたときなどにも、電飾部12,13を異なる態様で
発光させてもよい。
【0031】遊技客によって呼出表示装置25の操作ボ
タンが操作されると、制御装置26は、ネオン管17b
への通電を停止したままで、ネオン管17aへの通電を
断続する。すると、第2電飾部13ではネオン管17a
が白色で点滅する。また、パチンコ機24の不正遊技が
不正検知装置28により検知されると、制御装置27
は、ネオン管17aへの通電を停止し、ネオン管17b
への通電を断続する。すると、第2電飾部13では、ネ
オン管17aが消灯し、ネオン管17bが青色で点滅す
る。
【0032】このように、本実施形態の遊技機島台の欄
間装置11によれば、模様や色彩による装飾に動的変化
がなく装飾効果に乏しい従来の欄間とは異なり、LED
ランプ15a,15b,15c及びネオン管17a,1
7bに対する通電を制御して、点灯、消灯、点滅などの
多様多彩な態様にすることにより、動的変化を伴った斬
新な装飾効果を発揮させることができる。これにより、
遊技客の遊技に対する意欲を高めることができる。
【0033】また、パチンコ機24の遊技状況などに応
じて電飾部12,13の態様を異ならせることにより、
ホールの店員に対してパチンコ機24の遊技状況などを
明確に視覚的に報知することができる。別の表現をする
と、両電飾部12,13の態様を見た店員は、その欄間
装置11の直下のパチンコ機24がどのような遊技状況
になっているかを即座に把握することができる。同様
に、店員などは、呼出表示装置25の操作ボタンが操作
されたこと、不正行為がなされたことなども即座に認知
し、それぞれの状況に応じた対応を迅速にとることがで
きる。
【0034】本実施形態は、上述した事項以外にも次の
特徴を有する。 (a)島台において玉詰まりなどのトラブルが発生した
ときは、図5に示すように、蝶番部14を支点として欄
間装置11を前上方に回動させて開放することにより、
そのトラブルの解消を速やかに行うことができる。
【0035】(b)各欄間装置11は島台23の上部と
いう高い位置に設けられ、しかもその大部分が電飾部1
2,13によって占められていて、発光面積が広い。こ
のため、パチンコ機24から離れた位置にいるホールの
店員や客からも、各欄間装置11の電飾部12,13を
容易に視認することができる。この効果は、ホール内が
混雑して島台23間の通路を遊技客が頻繁に往来してい
ても同様である。
【0036】特に、第1電飾部12が前方へ突出してい
ることから、島台23の端など側方の位置にいるホール
の店員や客からも容易に視認することができる。また、
第2電飾部13が後方に湾曲して形成されているため、
平板状に形成される場合よりも表面積が広くなり、側方
にいる店員のみならず、下方に位置する遊技客からも見
やすくなる。
【0037】(c)第1電飾部12と第2電飾部13と
では、発光の態様が異なっている。すなわち、第1電飾
部12では、全てのLEDランプ15a,15b,15
cが通電の対象となっている。通電が断続されている期
間には、厳密には通電が停止されている状態が起こって
いるが、それは短時間である。通電が一定の時間にわた
って停止されることはない。これに対し、第2電飾部1
3では、ネオン管17a,17bに対する通電対象が選
択的に切り替えられる。
【0038】したがって、第1電飾部12では、各列の
LEDランプ15a,15b,15cが点灯したり、順
に点滅したり、一斉に点滅したりするのに対し、第2電
飾部13では、例えば一方のネオン管17aが点灯又は
点滅しているときは、他方のネオン管17bは点灯され
ない。同時に複数の色で発光することがなく、白色及び
青色のいずれかの色で発光する。発光色の違いによっ
て、遊技機の各状況を明確に区別して報知することがで
きる。このように、欄間装置11は発光の態様が異なる
2つの電飾部12,13を備えることから、その相乗効
果によって高い装飾効果を発揮することができる。
【0039】(d)前後両シート18a,18b間に、
模様29の付された中間シート18cが挟み込まれてい
るので、その模様が内部のネオン管17a,17bから
照射される光によって浮かび上がり、新たな装飾効果を
発揮させることができる。
【0040】(e)第2カバー18の模様29を変更す
ることができる。変更に際しては、本体11から第1カ
バー16を取り外す。すると、第1カバー16によって
閉鎖されていた係合溝19の出入口20が開放される。
それまで装着されていた第2カバー18(前後両シート
18a,18b及び中間シート18c)を上方へ押し上
げるか、又は引き上げて、出入口を通じて係合溝19か
ら外す。そして、それまでとは異なる模様の付された別
の中間シートを前後両シート18a,18b間に入れて
3層構造とし、前記と逆の作業を行う。すなわち、第2
カバー18の左右両側部を、出入口20を通じて左右両
係合溝19に差し込む。この差し込みに際しては、第2
カバー18が係合溝19の形状に沿って撓む。第2カバ
ー18の下端部が本体11の底部22に当接すると、ネ
オン管17a,17bが前方から第2カバー18によっ
て覆われる。そして、第1カバー16を本体11に取り
付けると、出入口20が閉鎖され、第2カバー18が取
り外し不能となる。
【0041】このように、第2カバー18が脱着可能で
あることから、中間シートを交換して模様を変更するこ
とができる。しかも、その変更は、第2カバー18を係
合溝19から外したり、入れたりするという非常に簡単
な作業ですむ。したがって、例えば、パチンコ機24の
機種を変更する際には、その島台23の欄間部の装飾を
新しい機種にあわせて容易に変更することができる。ま
た、中間シートを交換するのみでよく、前後両シート1
8a,18bに関しては再度使用できる。
【0042】(f)前記模様の変更に際しては、それま
での中間シート18cを抜き出した後、新たな中間シー
トを用いることなく、前後両シート18a,18bのみ
によって第2カバー18とし、これを左右両係合溝19
に係合させてもよい。このようにすると、ネオン管17
a,17bから照射された光は、後シート18b及び前
シート18aを透過するため、遊技客などには、ネオン
管17a,17bの発光色に後シート18bの乳白色が
加わった色(淡い青色など)が見えることになる。
【0043】(g)合成樹脂によって薄板状に形成され
た前シート18aは、ある程度の硬度を有しているた
め、模様の付された中間シート18cの保護シートとし
て機能する。なお、前シート18aは無色透明であるの
で、中間シート18cの模様29の視認性を低下させる
おそれはない。
【0044】(h)発光体としてのLEDランプ及びネ
オン管は、設置スペースや消費電力の点で有利に使用す
ることができる。このため、欄間装置の小型化や省電力
化に寄与することができる。また、これらの発光体は耐
久性に優れるため、欄間装置をほぼメンテナンスフリー
の装置として構成することができる。
【0045】(i)第2カバー18の一構成部品とし
て、薄板状をなし可撓性を有するシートを用いているの
で、係合溝19が前記のように湾曲していても、その形
状に合わせて撓ませ、確実に係合溝19に係合させるこ
とができる。
【0046】ところで、本発明の遊技機島台の欄間装置
は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例え
ば、次に記す別の実施形態に具体化することができる。
【0047】(1)制御装置26は、さらに他の種類の
信号に応じて電飾部12,13の発光体を制御するよう
にしてもよい。例えば、図6に示すように、欄間装置1
1の制御装置26と、隣接する他の欄間装置11の制御
装置26とを電気的に接続することにより、複数の制御
装置26を直鎖状に接続する。そして、1つの欄間装置
11の制御装置26から、接続された全ての欄間装置1
1の制御装置26に信号を送り、これら全ての欄間装置
11で電飾部12,13の発光体を発光させる。
【0048】より具体的に説明すれば、例えば、パチン
コ機24で大当り遊技状態が発生し、その旨を伝達する
信号が遊技機制御装置27によって対応する欄間装置1
1の制御装置26に送られたときには、その制御装置2
6は自身の電飾部12,13の発光表示を制御すると同
時に、島台23に列設された他の欄間装置11の制御装
置26に対して信号を送るようにする。そして、その信
号を受けた制御装置26は、それぞれの第1電飾部12
の発光体を点滅させ、島台23に列設された各欄間装置
11の間で、その点滅表示が左右に流れて見えるように
制御する。このようにすれば、大当り遊技状態の発生を
ホール内の広範囲に知らしめることができる。そして、
遊技客の満足度を一層高めることができるとともに、ホ
ールのサービス状況を他の遊技客に広くアピールするこ
とができる。
【0049】また、各欄間装置11の制御装置26をホ
ール側のコンピュータに接続して相互に信号をやりとり
し、このコンピュータによって、各欄間装置11間での
電飾部12,13での発光を連動(同期)させてもよ
い。
【0050】(2)欄間装置11は、パチンコ機24以
外の遊技機、例えば、スロットル機などの各種遊技機が
列設される島台に設けられてもよい。とりわけ、スロッ
トル機が設けられるホールでは、その島台付近の照明を
暗めに落としていることが多いため、欄間装置による装
飾効果が一層際立って発揮される。
【0051】(3)電飾部の数を1又は3つ以上に変更
してもよい。また、各電飾部に用いる発光体の種類を変
更してもよい。例えば、電飾部の数を1つとし、その発
光体として、LEDランプ又はネオン管のいずれか1種
類のみを用いてもよい。もちろん、電球や蛍光灯など他
種類の発光体を用いても差し支えない。また、各電飾部
の発光体に関し、その色種や色数、あるいはその配置な
どの構成を変更してもよい。例えば、ホール内の島台ご
とに、発光体の構成を異ならせた欄間装置を設けること
により、それぞれの島台の差別化を図ることができる。
【0052】(4)欄間装置11を横手方向に複数台連
結した状態で、島台23に設置してもよい。従来の欄間
は遊技機2〜3台分の横幅を有する板状に形成されたも
のが多く、このようにすれば、従来の欄間に合わせて設
計された島台にも、本実施形態の欄間装置11をそのま
ま適用することができる。
【0053】(5)制御装置26による通電制御によ
り、光の色を変えたり、明るさを変えたりしてもよい。
また、点滅状態において、点灯時間及び消灯時間の比を
可変とし、点滅の間隔を変えてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、遊技機島台の内部のメンテナンス性を損なうこ
となく、その島台の上部に従来にない斬新な装飾効果を
発揮させることができる。また、遊技機の遊技に関係す
る情報を視認が容易な態様でホールの店員らに報知する
ことができる。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、その装飾効果を一層高める
ことができる。また、遊技に関係する情報などを明確に
報知することができる。
【0056】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加え、遊技機島台の端など
の側方や下方からも電飾部を見やすくすることができ
る。これにより、その装飾効果や報知機能を向上させる
ことができる。
【0057】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれか1つに記載の発明の効果に加え、カバー
の取付け、取外し及び交換を簡単に行うことができる。
【0058】請求項5に記載の発明によれば、カバーに
付した模様を浮上がったように見せることで、新たな装
飾効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である遊技機島台の欄間装
置を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態である遊技機島台の欄間装
置を、その一部を破断して示す部分正面図である。
【図3】本発明の一実施形態である遊技機島台の欄間装
置を、A−A間を破断して示す部分断面図である。
【図4】本発明の一実施形態である遊技機島台の欄間装
置を設置した遊技機島台の概略を示す部分正面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態である遊技機島台の欄間装
置を設置した遊技機島台を、B−B間を破断してその概
略を示す部分断面図である。
【図6】本発明の一実施形態である遊技機島台の欄間装
置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 欄間装置(本体) 12 第1電飾部 13 第2電飾部 14 蝶番部 15a,15b,15c LEDランプ 16 第1カバー 17a,17b ネオン管 18 第2カバー 19 係合溝 20 出入口 23 遊技機島台 24 パチンコ機 26 制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機島台に列設された遊技機の上方に
    開閉自在に設けられる本体と、 前記本体に取り付けられた複数の発光体、及びそれらの
    発光体を覆う光透過性のカバーを含む電飾部と、 少なくとも前記遊技機の状況に応じた態様で前記電飾部
    の発光体を発光させる制御手段とを備えることを特徴と
    する遊技機島台の欄間装置。
  2. 【請求項2】 前記電飾部は、通電により発光する複数
    の第1発光体を有する第1電飾部と、通電により発光す
    る複数の第2発光体を有する第2電飾部とを備え、 前記制御手段は、少なくとも前記遊技機の状況に応じた
    態様で前記各第1発光体への通電を制御するとともに、
    少なくとも前記遊技機の状況に応じて、通電する前記第
    2発光体を切り替えるものであることを特徴とする請求
    項1に記載の遊技機島台の欄間装置。
  3. 【請求項3】 前記電飾部は複数設けられており、最上
    部に位置する電飾部は他の電飾部よりも前方に突出して
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機島
    台の欄間装置。
  4. 【請求項4】 前記カバーはシートにより構成され、前
    記本体には前記カバーの両側部が係合される一対の係合
    溝が設けられ、両係合溝の端部には前記カバーの出入口
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1つに記載の遊技機島台の欄間装置。
  5. 【請求項5】 前記カバーには、前記遊技機の遊技内容
    に関する模様が付されていることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1つに記載の遊技機島台の欄間装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009039386A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Takao:Kk パチンコ遊技機

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