JP4298372B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たばこや飲料などの自動販売機に関し、更に詳しくは、商品の選択に用いられる押しボタン装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動販売機において、新商品やキャンペーン対象商品などの販売を促進したい特定商品に人目を引き付けるように工夫されているものがある。
【0003】
例えば特許文献1、2では、特定商品の商品見本が陳列される商品見本陳列棚に飾りを取り付けたり、陳列棚に照明装置を設けて特定商品の商品見本を照らしたりしている。あるいは、商品見本を陳列棚で動かしたりするものもある。
【0004】
また、特許文献3では、通常商品の商品見本陳列棚とは、別の場所に複数個の同じ特定商品の商品見本を配置し、更に、特定商品の商品選択ボタンを、通常商品の商品選択ボタンとは異なる位置に、かつ形状や大きさを変えて配置している。更に、特定商品の商品見本と、その商品選択ボタンとの間には両者の対応関係を示す一列に並んだ発光部が設けられている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−91504号公報
【特許文献2】
特開平9−91513号公報
【特許文献3】
特開2002−74481号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記で挙げた特許文献1、2は商品見本陳列棚に改造を加える構成であるため手間とコストがかかる。
【0007】
また、特許文献3は、商品見本陳列棚に改造を加えるものではないが、通常商品の商品選択ボタンが多数並んでいる列とは別の離れた場所に特定商品の商品選択ボタンを配置し、かつ通常商品の商品選択ボタンよりも大きくすることで、通常商品の商品選択ボタンと差別化を図り目立たせている。このような構成は、特定商品の商品選択ボタンを、通常商品の商品選択ボタンが並んだ中に組み入れることを困難とし、よって、既存の自動販売機に適用するには大幅な改造を必要とする。また、デザイン的な変更も余儀なくされたり、場合によっては特定商品の商品選択ボタンを新たに別の場所に設置するスペースが確保できないこともあり得る。
【0008】
また、特定商品の商品選択ボタンだけが、他の多数の商品選択ボタンから独立して離れた位置に配置されることは、特定商品の商品選択ボタンが何のための(何の機能を有する)ボタンなのかかわかりづらくもする。
【0009】
以上まとめると、特許文献1、2、3では、自動販売機に大幅な改造や設計変更を必要とし、既存の自動販売機への適用や、特定商品の望む場所への配置変更や、販売促進を行う/停止するという切り換えを容易に行えないという欠点がある。
【0010】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、その目的とするところは、大きな改造やコスト増をもたらすことなく特定商品に人目を引き付けて特定商品の販売促進を図れ、更に特定商品(見本)の配置位置の変更や販売促進をするかしないかの選択に際しても簡単に対処できる押しボタン装置を備えた自動販売機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するにあたり、本発明の自動販売機は、商品見本が陳列される商品見本陳列棚の前面を覆うパネルに対して着脱自在に取り付けられ、商品見本の陳列方向に沿って配置される押しボタン装置を備えており、
その押しボタン装置は、前記陳列方向に沿う帯状の支持板と、この支持板に取り付けられ、販売可能表示部及び売り切れ表示部を内蔵した商品選択ボタンと、この商品選択ボタンの周囲に配置された発光部を有し、商品選択ボタンと発光部は支持板と共に一体的にパネルに対して着脱可能となっていることを特徴としている。
【0012】
本発明では、人目を引いて販売促進効果を奏するための発光部が、商品見本の陳列方向に沿う帯状の支持板に取り付けられ、かつ商品見本の陳列方向に沿って配置された商品選択ボタンの周囲に配置されている。したがって、大幅な改造を加えることなく、上記発光部によって囲まれた(あるいは挟まれた)商品選択ボタンを、容易に特定商品の商品選択ボタンとして機能させることができる。
【0013】
すなわち、商品見本の陳列方向に沿って配置された他の通常商品の商品選択ボタンと並んで、発光部及び特定商品の商品選択ボタンを配置することが可能となる。更に、これら発光部及び特定商品の商品選択ボタンは、支持板ごと一体的にパネルに対して着脱自在となっている。したがって、発光部及び特定商品の商品選択ボタンを、部分的に抜いて他の位置に付け替えたり、既存の自動販売機に取り付けられていた通常商品の商品選択ボタンを部分的に抜いて、上記発光部及び特定商品の商品選択ボタンを取り付けた支持板を取り付けたりすることが容易に行えるので、特定商品の販売を促すために、自動販売機に特別な設計や改造を施すことが不要である。
【0014】
販売可能表示部、売り切れ表示部、発光部の発光源としては、例えば、発光ダイオード(LED)、有機EL素子、電球などを用いることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
(第1の実施の形態)
図10は、本発明の第1の実施の形態による自動販売機1を示す。例えば、たばこ販売用の自動販売機である。
【0017】
自動販売機1の上部には、商品見本が陳列される商品見本陳列棚2a、2bが、例えば上下2段に分かれて設けられている。商品見本は、自動販売機1の幅方向(左右方向)に沿って陳列されている。本実施の形態では、例えば上段の陳列棚2aの向かって見て右側にある3つが販売促進対象である特定商品Aの商品見本であり、他の位置には、販売促進対象でない通常商品の商品見本が陳列されている。特定商品Aの商品見本は3つとも同じ種類である。通常商品の商品見本についてはそれぞれ異なる種類となっている。
【0018】
自動販売機1の中央部には商品取り出し口3が設けられ、この横に、紙幣挿入口4と、投入した硬貨あるいは釣り銭を戻したい場合に操作する返却レバー5と、硬貨投入口6が設けられている。更に、自動販売機1の下部には硬貨返却口7が設けられている。
【0019】
商品見本陳列棚2a、2bの前面(接客面)側は、例えばアクリルなどの透明樹脂でなるパネル8で覆われている。このパネル8に押しボタン装置9が取り付けられている。なお、パネル8はその周縁部を前面扉10に押さえ金具等により固定されており、前面扉10と共に自動販売機本体11に対して開閉可能となっている。
【0020】
押しボタン装置9は、商品見本の陳列方向に沿って延在する帯状の支持板16a、16bを有し、この支持板16a、16bがパネル8に例えばねじ止めされている。したがって、ねじをゆるめたり、締結することで、支持板16a、16bはパネル8に対して容易に着脱できる。
【0021】
上段側の押しボタン装置9の支持板16a、16bは、上段の商品見本陳列棚2aに陳列された商品見本の下部位置で、商品見本の陳列方向に沿って延在している。同様に、下段側の押しボタン装置9の支持板16aは、下段の商品見本陳列棚2bに陳列された商品見本の下部位置で、商品見本の陳列方向に沿って延在している。
【0022】
支持板16a、16bには、商品見本に対応して商品選択ボタン13a、13bが取り付けられている。通常商品の商品見本に対しては、商品見本と商品選択ボタン13bとは1対1の対応関係となっている。特定商品Aの3個の商品見本に対しては、1個の商品選択ボタン13aが対応している。3個陳列された特定商品Aの商品見本のうちの中央の商品見本の下に商品選択ボタン13aが位置し、両端の商品見本の下にはそれぞれ3個ずつの発光部14a〜14fが位置している。商品選択ボタン13aを挟んで分けられた3個ずつの発光部14a〜14fは、特定商品Aの商品見本の幅とほぼ同じ範囲内で等間隔に並んでいる。
【0023】
支持板16a、16bは、ひとつながりではなく、複数個あるいは単数個の商品選択ボタン13a、13bごとに分割可能なユニットとして構成されている。本実施の形態では、少なくとも、上段の支持板16a、16bにおいて、通常商品の商品選択ボタン13bが取り付けられた支持板16aと、特定商品Aの商品選択ボタン13aが取り付けられた支持板16bとの間で分割可能である。
【0024】
次に、特定商品Aの商品選択ボタン13aを備えた押しボタン装置9bの詳細について、図1を参照して説明する。
【0025】
特定商品A用の押しボタン装置9bの支持板16bは、図において一点鎖線で示す通常商品用押しボタン装置の支持板16aに隣接して、図10で説明したパネル8に例えばねじ止めされている。そして、通常商品用押しボタン装置の支持板16aとは別に、単独でパネル8に対して着脱可能となっている。なお、特定商品A用押しボタン装置9bの支持板16bの向かって見て右端には、他の商品選択ボタンは隣接されておらず、円弧状の端部材9cがはめ込まれている。
【0026】
特定商品A用押しボタン装置9bの支持板16bの長さは、その上に陳列された3個の特定商品Aの商品見本(一点鎖線で示す)が収まる長さであって、これは3個の通常商品の商品見本(これに1対1で対応する3個の商品選択ボタン)の標準的な陳列長さでもある。
【0027】
よって、通常商品見本が3個陳列されている部分の押しボタン装置(支持板)を取り外して、本実施の形態の押しボタン装置9bを組み込み、なおかつ通常商品の商品見本を特定商品の3個の商品見本に交換すれば、簡単に所望の場所を特定商品用の陳列部とすることができる。なお、特定商品A用押しボタン装置9b及び通常商品用押しボタン装置の各支持板16b、16aの幅(高さ)は全て等しい。
【0028】
特定商品A用押しボタン装置9bの支持板16bの、長さ方向に関しての中央位置には、特定商品A選択用の商品選択ボタン13aが押動自在に取り付けられている。更に、商品選択ボタン13aは、販売可能表示部18及び売り切れ表示部19を内蔵している。
【0029】
販売可能表示部18及び売り切れ表示部19は透明又は半透明部として形成されており(これら以外の部分は遮光性の部材で形成されている)、商品選択ボタン13aの裏側には、販売可能表示部18及び売り切れ表示部19に対応して発光ダイオードが設けられている。具体的には、支持板16bの裏側には配線基板が取り付けられ、この配線基板に発光ダイオードが実装されている。
【0030】
客がお金を投入し、特定商品Aが販売可能の状態にあれば、販売可能表示部18に対応して配設された発光ダイオードが発光して、この光は販売可能表示部18を透過して、自動販売機1の前面側にいる客に特定商品Aが販売可能であることを知らせる。特定商品Aが売り切れの状態にあるときには、売り切れ表示部19に対応して配設された発光ダイオードが発光して、この光は売り切れ表示部19を透過して、自動販売機1の前面側にいる客に特定商品の売り切れを知らせる。
【0031】
商品選択ボタン13aの左右には、それぞれ3個ずつの発光部14a〜14fが形成されている。これら発光部14a〜14fは、遮光性部材で形成された発光部配置エリア17の中に、透明あるいは半透明部として形成されている。各発光部14a〜14fの裏側には、各発光部14a〜14fに対応して6個の発光ダイオードが設けられている。これら発光ダイオードは、上記販売可能表示部18及び売り切れ表示部19用の発光ダイオードが実装された配線基板に実装されている。
【0032】
各発光部14a〜14fそれぞれは、ある1つの頂点を商品選択ボタン13aに向けた三角形状を呈しており、支持板16bの延在方向に沿って一列に並んでいる。
【0033】
なお、通常商品の商品選択ボタン13b(図10参照)は、特定商品Aの商品選択ボタン13aと同じ構成(形状、大きさ、商品選択機能を含めて)となっている。あるいは、大きさについては、特定商品Aの商品選択ボタン13aを通常商品の商品選択ボタン13bより少し大きくしてもよい。これは、両選択ボタン13a、13bを同じ大きさとしても、すぐ横に他の商品選択ボタンが位置していない特定商品Aの商品選択ボタン13aでは、目の錯覚により通常商品の商品選択ボタン13bより少し小さく見えることがあるからである。
【0034】
通常商品の商品選択ボタン13bに対しては1つの商品見本(商品)が1対1の関係で対応している。また、通常商品の商品選択ボタン13bに関しては、その左右に発光部は設けられていない。
【0035】
図6は、上述した、販売可能表示部18、売り切れ表示部19、及び各発光部14a〜14fの発光源である各発光ダイオードを動作させるための回路図を示す。この回路図の下に、販売可能表示部18、売り切れ表示部19、及び各発光部14a〜14fを、各発光ダイオードに対応させて図示している。
【0036】
端子V5に接続する信号線45には販売可能表示部18用の発光ダイオード30のアノードが接続されている。端子V4に接続する信号線44には売り切れ表示部19用の発光ダイオード40のアノードが接続されている。端子V2に接続する信号線42には、上記発光部14a〜14fのうちで、商品選択ボタン13aの向かって見て左側に配置された3個の発光部14a〜14c用の発光ダイオードL1、L2、L3のアノードが接続されている。端子V1に接続する信号線41には、上記発光部14a〜14fのうちで、商品選択ボタン13aの向かって見て右側に配置された3個の発光部14d〜14f用の発光ダイオードR1、R2、R3のアノードが接続されている。
【0037】
端子C0に接続する信号線46には、上記発光ダイオード30、40のカソードが、ダイオードd1を介して接続されている。端子C1に接続する信号線47には、上記発光ダイオードL1、R3のカソードが、それぞれダイオードd3、d8を介して接続されている。端子C2に接続する信号線48には、上記発光ダイオードL2、R2のカソードが、それぞれダイオードd4、d7を介して接続されている。端子C3に接続する信号線49には、上記発光ダイオードL3、R1のカソードが、それぞれダイオードd5、d6を介して接続されている。
【0038】
端子V3に接続する信号線43には、スイッチSWの一端が接続され、スイッチSWの他端は、ダイオードd2を介して、端子C0に接続する信号線46に接続されている。各ダイオードd1〜d8は、端子C0〜C3側から端子V1〜V5側へ逆方向電流が流れるのを防止する。
【0039】
以上の発光ダイオード30、40、L1〜L3、R1〜R3は、対応する端子を通じて、アノードとカソード間に電流が流れると点灯または点滅する。また、スイッチSWは、上述した特定商品A選択用の商品選択ボタン13aが押されるとオンとなる。
【0040】
各発光ダイオード30、40、L1〜L3、R1〜R3の動作(点灯、点滅、消灯)は、自動販売機1内部に設けられた制御部(例えばマイクロコンピュータ)37によって制御される。各発光ダイオード30、40、L1〜L3、R1〜R3は、それぞれ個別にその動作が制御可能である。
【0041】
例えば、本実施の形態では、図6の左に示したマトリクス表の行単位ごとに動作制御を行う。すなわち、外側の発光部14a、14fの対と、真ん中の発光部14b、14eの対と、内側の発光部14c、14dの対とが、中央の商品選択ボタン13aに向かって、順次切り換わって点灯する。
【0042】
また、制御部37は、設定入力部38と記憶部39に接続されており、オペレータが設定入力部38で設定した設定内容に基づいて制御部37は各発光ダイオード30、40、L1〜L3、R1〜R3の動作を制御する。記憶部39は、その設定内容を記憶する。
【0043】
図7は、上記図6で示した回路の変形例を示す。
【0044】
端子V14に接続する信号線58には販売可能表示部18用の発光ダイオード30のアノードが接続されている。端子V13に接続する信号線57には売り切れ表示部19用の発光ダイオード40のアノードが接続されている。端子V12に接続する信号線56には発光部14a用の発光ダイオードL1のアノードが接続されている。端子V11に接続する信号線55には発光部14b用の発光ダイオードL2のアノードが接続されている。端子V10に接続する信号線54には発光部14c用の発光ダイオードL3のアノードが接続されている。端子V9に接続する信号線53には発光部14d用の発光ダイオードR1のアノードが接続されている。端子V8に接続する信号線52には発光部14e用の発光ダイオードR2のアノードが接続されている。端子V7に接続する信号線51には発光部14f用の発光ダイオードR3のアノードが接続されている。
【0045】
端子C4に接続する信号線59には、上記発光ダイオード30、40、L1〜L3、R1〜R3のカソードが、ダイオードd9を介して接続されている。
【0046】
端子V6に接続する信号線50には、スイッチSWの一端が接続され、スイッチSWの他端は、ダイオードd2を介して、端子C4に接続する信号線59に接続されている。ダイオードd2、d9は、端子C4側から端子V6〜V14側へ逆方向電流が流れるのを防止する。
【0047】
すなわち、図7に示す回路では、全ての発光ダイオードについての逆方向電流防止用のダイオードが1個で済むようにしている。
【0048】
次に、本実施の形態の自動販売機1の作用について説明する。
【0049】
発光部14a〜14fは、例えば販売待機中(特定商品Aが売り切れでない場合)には点滅して特定商品Aに人目を引くようにしており、特定商品Aの商品選択ボタン13aが押されると、図6に示すスイッチSWがオンとなり、この信号を受けて発光部14a〜14fは消灯する。そして、特定商品Aの払出しが完了し、再び販売待機中に戻った時点で点滅に戻る。
【0050】
発光部14a〜14fの点滅制御としては、全てを同期させて点滅させてもよいし、例えば左側3個、右側3個のそれぞれの組の中で何れか1つのみが交互に点滅するようにしてもよい。あるいは、点滅でなく点灯させてもよい。更には、これら点滅や点灯は、商品選択ボタン13aが押されても一旦消灯させることなく、点滅あるいは点灯状態を続けさせてもよい。
【0051】
また、販売待機中は点灯あるいは点滅させておいて、お金が投入されるとその状態を変化させる(点灯→点滅、点滅→点灯)ようにしてもよい。更には、販売待機中には、消灯させておいて、お金が投入されると点灯あるいは点滅させるようにしてもよい。何れにしても、客が何れかの商品選択ボタンを押す前に、発光部14a〜14fの点灯あるいは点滅にて特定商品についての注意を引き付けるようにする。
【0052】
故障などによる販売停止中は、発光部14a〜14fは消灯させる。特定商品Aが売り切れのときは、売り切れ表示部19を点灯させ、発光部14a〜14fは消灯させる。
【0053】
また、自動販売機1の設置される環境に応じて、発光部14a〜14fの動作を制御してもよい。例えば、自動販売機1が商店街などのにぎやかな場所に設置されている場合には販売待機状態で点滅させたり、古都に設置されている場合には販売待機状態で点灯させたり、住宅街に設置されている場合には販売待機状態では消灯させておいて、お金が投入されたら点灯または点滅させるなどの制御も可能である。
【0054】
このような発光部14a〜14fの動作パターン、換言すれば販売促進を行う程度は、販売促進設定情報として、オペレータによって設定入力部38に入力される。そして、制御部37は設定入力部38で設定された設定内容に基づいて、発光部の上述したような動作を制御する。なお、設定内容は記憶部39に記憶されて保持される。設定内容が変更されると記憶部39の設定内容も書き換えられる。
【0055】
以上のように構成される押しボタン装置9bは、商品選択ボタン13aと発光部14a〜14fとが、支持板16bと共に一体的に、パネル8に対して着脱自在にねじ止めされている。したがって、既に据え置かれている自動販売機に対して、通常商品の商品選択ボタンの一部を取り外して、代わりに本実施の形態の押しボタン装置9bを取り付けることで、容易に、既存の自動販売機に特定商品の販売促進機能を備えさせることができる。自動販売機の設計やデザインの変更も不要である。また、販売促進キャンペーンが終了後、押しボタン装置9bを取り外して、通常商品用の押しボタン装置に戻すことも容易に行える。もちろん、特定商品の陳列位置の変更にも簡単に対応できる。
【0056】
なお、図10において、上段にある通常商品選択ボタン13b用の支持板16aと、特定商品選択ボタン13a用の支持板16bとは一体的であってもよく、例えば、特定商品Aの陳列位置を下段の向かって見て右端に変更したい場合には、上下の押しボタン装置9を入れ替えるだけで簡単に対処できる。
【0057】
もちろん、下段右端の3個の商品選択ボタンを支持した支持板が1つのユニットとして他の支持板から切り離せる構成であれば、このユニットと、上段の押しボタン装置9bのみを入れ替えてもよい。
【0058】
なお、制御部37のその他の機能としては、お金が投入されると、投入金額と商品の設定価格を比較し販売可能と判断されると、販売可能である商品に対応する全ての商品選択ボタン13a、13bの販売可能表示部18を点灯させる。売り切れ表示部19が点灯している商品選択ボタン13a、13bの販売可能表示部18は点灯させない。
【0059】
そして、何れかの商品選択ボタンが押され、商品が選択されるとこの選択された商品選択ボタンの販売可能表示部18のみが点灯もしくは点滅する。金銭装置などが故障し、自動販売機として機能できない場合には、売り切れ表示部19を全て点灯させる。
【0060】
以下、その他の実施の形態について説明する。なお、以下の各実施の形態について、上記第1の実施の形態と同じ構成部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0061】
(第2の実施の形態)
図2は、特定商品Aの商品選択ボタン13aを備えた第2の実施の形態による押しボタン装置60近傍の拡大正面図を示す。
【0062】
本実施の形態が上記第1の実施の形態と異なるのは、特定商品Aの商品見本を1個だけにし、更にこの特定商品Aの商品選択ボタン13aの左右にはそれぞれ1個ずつの発光部62a、62bを配置した点である。これら商品選択ボタン13a及び発光部62a、62bが取り付けられた支持板61は、他の通常商品B、C用の商品選択ボタン13bが取り付けられた支持板16aと分割可能となっており、商品選択ボタン13a及び発光部62a、62bは支持板61と共に一体的に、パネル8に対して着脱可能となっている。
【0063】
図8は、商品選択ボタン13aに内蔵された販売可能表示部18、売り切れ表示部19、及び発光部62a、62bの発光源である各発光ダイオードを動作させるための回路図を示す。
【0064】
端子V18に接続する信号線84には販売可能表示部18用の発光ダイオード30のアノードが接続されている。端子V17に接続する信号線83には売り切れ表示部19用の発光ダイオード40のアノードが接続されている。端子V15に接続する信号線81には、発光部62a用の発光ダイオードL10及び発光部62b用の発光ダイオードR10のアノードが接続されている。
【0065】
上記発光ダイオード30及び40のカソードは、ダイオードd1を介して、端子C5に接続する信号線85に接続されている。発光ダイオードL10及びR10のカソードは、ダイオードd10を介して、端子C5に接続する信号線85に接続されている。
【0066】
端子V16に接続する信号線82には、商品選択ボタン13aのオン/オフを検出するスイッチSWの一端が接続され、スイッチSWの他端は、ダイオードd2を介して、端子C5に接続する信号線85に接続されている。ダイオードd1、d2、d10は、端子C5側から端子V15〜V18側へ逆方向電流が流れるのを防止する。
【0067】
このような回路構成では、発光部62a、62bの動作は2つまとめて同時に制御される。もちろん、上記第1の実施の形態のよう個別に制御してもよい。
【0068】
あるいは、図9に示すように、RGBの発光ダイオードを1つのユニットとして、発光部62a、62bそれぞれの裏側に配置してもよい。
【0069】
図9において、端子V21に接続する信号線93には、販売可能表示部18用の発光ダイオード30と、発光ダイオードL11〜L13のアノードが接続されている。端子V20に接続する信号線92には、売り切れ表示部19用の発光ダイオード40と、発光ダイオードR11〜R13のアノードが接続されている。
【0070】
端子C6に接続する信号線94には、上記発光ダイオード30、40のカソードが、ダイオードd1を介して接続されている。端子C7に接続する信号線95には、上記発光ダイオードL11、R11のカソードが、それぞれダイオードd11、d14を介して接続されている。端子C8に接続する信号線96には、上記発光ダイオードL12、R12のカソードが、それぞれダイオードd12、d15を介して接続されている。端子C9に接続する信号線97には、上記発光ダイオードL13、R13のカソードが、それぞれダイオードd13、d16を介して接続されている。
【0071】
端子V19に接続する信号線91には、スイッチSWの一端が接続され、スイッチSWの他端は、ダイオードd2を介して、端子C6に接続する信号線94に接続されている。各ダイオードd1、d2、d11〜d16は、端子C6〜C9側から端子V19〜V21側へ逆方向電流が流れるのを防止する。
【0072】
発光ダイオードL11〜L13は、発光部62aの裏側に1つのユニットとして配置されている。発光ダイオードR11〜R13は、発光部62bの裏側に1つのユニットとして配置されている。発光部L11とR11は例えば赤色発光ダイオードであり、発光部L12とR12は例えば青色発光ダイオードであり、発光部L13とR13は例えば緑色発光ダイオードである。
【0073】
したがって、各発光部62a、62bを、赤、青、緑それぞれの点灯制御で得られる任意の色で発光させることができる。この場合7色が可能である。発光部62a、62b間で色を揃えて同期させて動作させることも可能である。
【0074】
本実施の形態においても、発光部62a、62bの動作パターンは、設定入力部38で設定された設定内容に基づいて制御部37によって制御される。
【0075】
本実施の形態では、特定商品Aの商品見本の個数と、発光部62a、62bの個数が上記第1の実施の形態に比べて少ないだけであり、上記第1の実施の形態と同様な効果が得られる。
【0076】
(第3の実施の形態)
図3は、特定商品Aの商品選択ボタン13aを備えた第3の実施の形態による押しボタン装置65の拡大正面図を示す。
【0077】
本実施の形態が上記第1の実施の形態と異なるのは、通常商品B、Cの商品選択ボタン13bと、特定商品Aの商品選択ボタン13aとで区別なく、全ての商品選択ボタン13a、13bの左右にそれぞれ1個すつ発光部67a〜67fを配置している点である。
【0078】
すなわち、支持板66には、通常商品B、C用の2個の商品選択ボタン13bと、特定商品A用の商品選択ボタン13aが取り付けられ、更に、通常商品B用の商品選択ボタン13bを挟むように発光部67a、67bが配置され、通常商品C用の商品選択ボタン13bを挟むように発光部67c、67dが配置され、特定商品A用の商品選択ボタン13aを挟むように発光部67e、67fが配置されている。これらを1つのユニットの押しボタン装置65として、パネル8に対して一体的に着脱可能となっている。
【0079】
このような構成によれば、どの発光部67a〜67fを点灯あるいは点滅させるかの制御だけで、特定商品Aの陳列位置の変更や、通常商品へ切り換えに対して対処できる。すなわち、図示の状態では、発光部67e、67fだけを点灯あるいは点滅させて特定商品Aについて人目を引くようにする。なお、この押しボタン装置65だけでなく、他の商品選択ボタンが取り付けられた支持板16aにも発光部を設けて、その発光部の動作制御にて販売促進をするかしないかを設定してもよい。
【0080】
(第4の実施の形態)
図4は、特定商品Aの商品選択ボタン13aを備えた第4の実施の形態による押しボタン装置70の拡大正面図を示す。
【0081】
本実施の形態では、商品選択ボタン13aの左右に配置された3個ずつの発光部72a〜72fの形状が四角形状であり、更に、発光部72a〜72fが配置される遮光部材でなるエリア73a〜73fが、各発光部72a〜72fごとに分割されている。遮光部材でなるエリア73a〜73fも四角形状である。その他構成及び得られる効果は上記第1の実施の形態と同様である。
【0082】
なお、個々に分割された四角形状の遮光部材でなるエリアに対して円形状の発光部を配置する組み合わせや、個々に分割された円形状の遮光部材でなるエリアに対して円形状の発光部を配置する組み合わせ、あるいは個々に分割された円形状の遮光部材でなるエリアに対して四角形状の発光部を配置する組み合わせとしてもよい。
【0083】
(第5の実施の形態)
図5は、特定商品Aの商品選択ボタン77を備えた第5の実施の形態による押しボタン装置75の拡大正面図を示す。
【0084】
本実施の形態では、特定商品Aの商品選択ボタン77を、通常商品の商品選択ボタンよりも横長にしている。高さは、通常商品の商品選択ボタンとほぼ同じであり、支持板76内に収まっている。この商品選択ボタン77の左右にはそれぞれ3個ずつの発光部78a〜78fが配置されている。
【0085】
発光部78a〜78fは、光透過性を有する有色樹脂材でなる発光部配置エリア79内に配置されている。発光部配置エリア79は、発光部78a〜78fの配列方向に沿う帯状を呈している。したがって、発光部78a〜78fの裏側に配置された発光ダイオードが点灯すると、その光は発光部配置エリア79も透過し、押しボタン装置75の正面側からは、商品選択ボタン77の左右が発光部配置エリア79の形状、すなわち帯状に光って見える。
【0086】
このように本実施の形態では、発光部78a〜78fの発光に加えて、特定商品Aの商品選択ボタン77の形状と大きさに、通常商品の商品選択ボタンとは異なる特徴を出すことによっても人目を引き付けるようにしている。
【0087】
(第6の実施の形態)
第6の実施の形態に係る自動販売機は図11に示されるシステムを備えている。このシステムは、入力手段101と、スイッチ組換部102と、コラム検索部104と、再設定部105と、発光源機能切替部103と、出力手段106と、記憶部107、108、109とから構成される。
【0088】
記憶部108にはボタン取付位置設定データが格納される。ボタン取付位置設定データは、販売促進を行うべき特定商品用の商品選択ボタンがどの位置に取り付けられているかを示すデータである。具体的には、予め、各商品選択ボタンが取り付けられる位置に番号を与えておき、その各位置における特定商品用の商品選択ボタンの取付の有無を入力手段101にて設定する。
【0089】
記憶部107にはボタン取付位置と回路の対応データが格納される。ボタン取付位置と回路の対応データは、各商品選択ボタン取付位置に付されたそれぞれの番号と、各商品選択ボタン取付位置に配設されている各回路(販売可能表示部や売り切れ表示部を点灯させる発光ダイオードや商品選択ボタンが押されることによってオンとなるスイッチ)との対応関係のデータである。
【0090】
記憶部109にはボタンとコラムの対応設定データが格納される。ボタンとコラムの対応設定データは、各商品選択ボタン取付位置に設けられたスイッチと、庫内に区画されて設けられ商品が収納される各コラムとの対応関係のデータである。
【0091】
以上のシステムの動作を説明するにあたり、図12の状態から図13に示すように押しボタン装置20、21の取付位置が変更された場合を例にして考える。
【0092】
図12に示す状態においては、帯状の支持板24に取り付けられた商品選択ボタン22a〜22cがそれぞれ通常商品A、B、Cの選択用に対応し、同じく帯状の支持板25に取り付けられた商品選択ボタン22dが特定商品Dの選択用に対応している。支持板25において商品選択ボタン22dの左右両側には発光部23a〜23dが透明または半透明部として設けられ、その裏側に配置される発光ダイオードからの光を接客面側に透過可能となっている。
【0093】
支持板24の裏側には、図14に示す回路を形成した配線基板が配設されている。端子a3−b1間に接続された発光ダイオード111は商品選択ボタン22aの販売可能表示部18を点灯可能にその裏側に位置し、端子a1−b1間に接続された発光ダイオード112は商品選択ボタン22aの売り切れ表示部19を点灯可能にその裏側に位置している。商品選択ボタン22aが押されると、スイッチSW1がオンとなり端子a2−b1間を接続させる。
【0094】
端子a3−b2間に接続された発光ダイオード113は商品選択ボタン22bの販売可能表示部18を点灯可能にその裏側に位置し、端子a1−b2間に接続された発光ダイオード114は商品選択ボタン22bの売り切れ表示部19を点灯可能にその裏側に位置している。商品選択ボタン22bが押されると、スイッチSW2がオンとなり端子a2−b2間を接続させる。
【0095】
端子a3−b3間に接続された発光ダイオード115は商品選択ボタン22cの販売可能表示部18を点灯可能にその裏側に位置し、端子a1−b3間に接続された発光ダイオード116は商品選択ボタン22cの売り切れ表示部19を点灯可能にその裏側に位置している。商品選択ボタン22cが押されると、スイッチSW3がオンとなり端子a2−b3間を接続させる。
【0096】
支持板25の裏側にも図14に示す回路と同様な回路を形成した配線基板が配設されている。この場合には、端子a3−b1間に接続された発光ダイオード111は発光部23aを点灯あるいは点滅させるために機能し、端子a1−b1間に接続された発光ダイオード112は発光部23bを点灯あるいは点滅させるために機能する。
【0097】
端子a3−b2間に接続された発光ダイオード113は商品選択ボタン22dの販売可能表示部18を点灯可能にその裏側に位置し、端子a1−b2間に接続された発光ダイオード114は商品選択ボタン22dの売り切れ表示部19を点灯可能にその裏側に位置している。商品選択ボタン22dが押されると、スイッチSW2がオンとなり端子a2−b2間を接続させる。
【0098】
端子a3−b1間に接続された発光ダイオード115は発光部23cを点灯あるいは点滅させるために機能し、端子a1−b1間に接続された発光ダイオード116は発光部23dを点灯あるいは点滅させるために機能する。
【0099】
図13に示すように、販売促進用の押しボタン装置21を図12とは別の位置(例えば右端位置からその左隣りの位置)に変更する場合には、支持板25ごと商品選択ボタン22d及び発光部23a〜23dを一体的に図12の位置から取り外し、図13の位置に取り付ける。通常商品用の押しボタン装置20についても同様にして取付位置を変更する。
【0100】
上記回路を形成した配線基板は自動販売機本体側と接続されているため、配線基板の位置換えは行われず、押しボタン装置20、21だけ支持板24、24ごと入れ替わる。このため、図12において▲1▼番位置、▲3▼番位置に対応していたスイッチSW1、SW3は図13では不要となり、図12では不要であった▲4▼番位置、▲6▼番位置に対応していたスイッチSW1、SW3を図13では新たに認識する必要がある。
【0101】
そこで、上記スイッチ組換部102は、入力手段101より入力されるボタン取付位置設定データと、記憶部107に格納されたボタン取付位置と回路の対応データとに基づいて不要となったスイッチと新たに必要となったスイッチを認識する。
【0102】
具体的には、図13において、商品選択ボタン22aが押されるとこれに対応する▲4▼番位置のスイッチSW1がオンになり、商品選択ボタン22cが押されるとこれに対応する▲6▼番位置のスイッチSW3がオンになるようにすると共に、▲1▼番位置及び▲3▼番位置のスイッチSW1及びSW3を回路から電気的に切り離した状態とする。
【0103】
そして、コラム検索部104は、スイッチ組換部102で得られる不要スイッチ情報と、記憶部109に格納されたボタンとコラムの対応設定データとから、不要となった▲1▼番位置と▲3▼番位置のスイッチに対応付けられていたコラム(商品選択ボタンとの関連付けが消えてしまったコラム)を検索する。
【0104】
このコラム検索部104での検索結果は入力手段101の表示部に出力され、入力手段101もしくは複数の商品選択ボタンの選択的動作にてコラムと商品選択ボタンとの対応関係を再設定部105に再設定する。例えば、不要となった▲1▼番位置と▲3▼番位置のスイッチに対応付けられていたコラムを、新たに▲2▼番位置のスイッチと対応付けさせる。すなわち、▲1▼番位置と▲3▼番位置のスイッチに対応付けられていたコラムを、▲2▼番位置の商品選択ボタン22dと対応付ける。
【0105】
また、再設定部105での処理結果は出力手段106に出力され、商品選択ボタンとの対応付けができなくなったコラム、及び新たにコラムとの対応付けが必要となった商品選択ボタンが出力手段106に明示される。これを見てサービスマンなどがコラムの商品を入れ替えたり、陳列棚の商品見本の配置変更を行う。
【0106】
また、発光源機能切替部103は、入力手段101から入力される情報を受けて、発光ダイオード111〜116を販売促進用の発光部23a〜23dの光源として動作させるか、販売可能表示部18の光源として動作させるか、売り切れ表示部19の光源として動作させるかを制御する。
【0107】
通常商品用の押しボタン装置20に対応する発光ダイオード111〜116においては、発光ダイオード111は商品選択ボタン22aの販売可能表示部18の光源として動作され、発光ダイオード112は商品選択ボタン22aの売り切れ表示部19の光源として動作され、発光ダイオード113は商品選択ボタン22bの販売可能表示部18の光源として動作され、発光ダイオード114は商品選択ボタン22bの売り切れ表示部19の光源として動作され、発光ダイオード115は商品選択ボタン22cの販売可能表示部18の光源として動作され、発光ダイオード116は商品選択ボタン22cの売り切れ表示部19の光源として動作される。
【0108】
特定商品用の押しボタン装置21に対応する発光ダイオード111〜116においては、発光ダイオード111は発光部23aの光源として動作され、発光ダイオード112は発光部23bの光源として動作され、発光ダイオード113は商品選択ボタン22dの販売可能表示部18の光源として動作され、発光ダイオード114は商品選択ボタン22dの売り切れ表示部19の光源として動作され、発光ダイオード115は発光部23cの光源として動作され、発光ダイオード116は発光部23dの光源として動作される。
【0109】
以上述べた第6の実施の形態によれば、回路自体の取り替えや位置変更を行うことなく、ソフトウェア的な設定変更のみで容易に販売促進用商品選択ボタンの位置変更や配置個所の増減に対処できる。また、商品選択ボタンとの対応付けができなくなったコラムを検索することで、このコラムについての再設定を行うだけでよくサービスマンなどの負担を軽減できる。
【0110】
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0111】
商品選択ボタンの左右に配置される発光部の数や形状は上記各実施の形態で示したものに限らない。また、商品選択ボタンの左右以外に上下にも配置してもよい。あるいは、商品選択ボタンを発光部で囲んでしまってもよい。
【0112】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、周囲に発光部を有する商品選択ボタンを、これらが取り付けられた支持板と共に一体的に、商品陳列棚を覆うパネルに対して着脱自在としているので、既存の自動販売機にて多数並べられている商品選択用ボタンの中に部分的に組み込んだり、取り外したり、配置位置を変更したりすることが容易に行える。したがって、特定商品を目立たせて販売促進をするにあたって、設計変更や改造を不要にすることができ、従来に比べて手間やコストを大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る押しボタン装置の拡大正面図である。
【図2】第2の実施の形態に係る押しボタン装置の拡大正面図である。
【図3】第3の実施の形態に係る押しボタン装置の拡大正面図である。
【図4】第4の実施の形態に係る押しボタン装置の拡大正面図である。
【図5】第5の実施の形態に係る押しボタン装置の拡大正面図である。
【図6】図1に示す発光部を動作させるための回路図である。
【図7】図6の回路の変形例を示す。
【図8】図2に示す発光部を動作させるための回路図である。
【図9】図8の回路の変形例を示す。
【図10】第1の実施の形態に係る自動販売機の斜視図である。
【図11】第6の実施の形態に係るシステムブロック図である。
【図12】第6の実施の形態に係る押しボタン装置の正面図である。
【図13】販売促進用の押しボタン装置の位置を図12から変更した図である。
【図14】第6の実施の形態に係る押しボタン装置を動作させるための回路図である。
【符号の説明】
1…自動販売機、2a…商品見本陳列棚、2b…商品見本陳列棚、8…パネル、9…押しボタン装置、9b…押しボタン装置、13a…特定商品の商品選択ボタン、13b…通常商品の商品選択ボタン、14a〜14f…発光部、16a…支持板、16b…支持板、18…販売可能表示部、19…売り切れ表示部、20…押しボタン装置、21…押しボタン装置、22a〜22d…商品選択ボタン、23a〜23d…発光部、24…支持板、25…支持板、60…押しボタン装置、61…支持板、62a,b…発光部、65…押しボタン装置、66…支持板、67a〜67f…発光部、70…押しボタン装置、71…支持板、72a〜72f…発光部、75…押しボタン装置、76…支持板、77…商品選択ボタン、78a〜78f…発光部。
Claims (4)
- 商品見本が陳列される商品見本陳列棚と、
前記商品見本陳列棚の前面を覆うパネルと、
前記商品見本複数個分の陳列長さを有し前記商品見本の陳列方向に沿う帯状の支持板と、該支持板に取り付けられ販売可能表示部及び売り切れ表示部を内蔵した商品選択ボタンと、該商品選択ボタンの周囲に配置された発光部とを有し、前記商品選択ボタンと前記発光部が前記支持板と共に一体的に前記パネルに対して着脱可能に取り付けられる押しボタン装置と、
前記商品選択ボタンの配置可能位置ごとに設けられ、前記商品選択ボタンが押されたことを検知可能なスイッチと、
前記押しボタン装置の取付位置変更に応じて、前記スイッチの機能を停止させる、あるいは機能停止状態から復帰させるスイッチ組換部と、
前記スイッチ組換部での処理結果を受けて、機能が停止された前記スイッチに対応していた商品収納コラムを検索するコラム検索部と、
前記コラム検索部の検索結果を受けて、機能が停止された前記スイッチに対応していた複数の前記商品収納コラムを、機能が停止していない別の単一のスイッチに新たに対応付ける再設定部と
を具備する自動販売機。 - 請求項1に記載の自動販売機であって、
前記支持板の裏側に配置される発光源と、
前記発光源を、前記発光部、前記販売可能表示部及び前記売り切れ表示部のうち何れの光源として動作させるかを制御する発光源機能切替部とをさらに具備する
自動販売機。 - 請求項1に記載の自動販売機であって、
販売促進設定情報が入力される設定入力部と、
前記設定入力部で設定された設定内容に基づいて、前記発光部の動作を制御する制御部とをさらに具備する
自動販売機。 - 請求項1に記載の自動販売機であって、
前記支持板の長さは、前記商品見本3個分の陳列長さであって、
前記支持板の中央に前記商品選択ボタンを1個だけ配置し、該商品選択ボタンの左右に前記発光部を配置し、
前記商品選択ボタンによって選択される特定商品の3個の商品見本を前記支持板の長さ方向に沿って前記支持板と対向させて陳列した
自動販売機。
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