JP2008108128A - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008108128A JP2008108128A JP2006291424A JP2006291424A JP2008108128A JP 2008108128 A JP2008108128 A JP 2008108128A JP 2006291424 A JP2006291424 A JP 2006291424A JP 2006291424 A JP2006291424 A JP 2006291424A JP 2008108128 A JP2008108128 A JP 2008108128A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vending machine
- product
- light emission
- light
- user
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
【課題】商品展示室内の商品サンプルの照明に要する維持管理コストを低減することができるとともに、販売機会を無用に逃すことがなく、しかも商品展示室内の商品サンプルのうちの一部の商品サンプルを効果的に目立たせることのできる自動販売機を提供する。
【解決手段】人感センサ40によって利用者が検知されるまでの間は各照明装置L1〜L6を微少光量の光量で点灯させ、人感センサ40によって商品展示室30の前面側に利用者が検知された際に各照明装置L1〜L6を前記光量よりも多い光量で点灯させると、利用者が近づくまでは各照明装置L1〜L6によって無用に電力が消費されることがなく、販売機会を逃すこともない。また、第6照明装置L6を第1照明装置L1〜第5照明装置L5と異なるように動作にさせると、第6照明装置L6によって照明される商品サンプルAが効果的に目立つ。
【選択図】図7
【解決手段】人感センサ40によって利用者が検知されるまでの間は各照明装置L1〜L6を微少光量の光量で点灯させ、人感センサ40によって商品展示室30の前面側に利用者が検知された際に各照明装置L1〜L6を前記光量よりも多い光量で点灯させると、利用者が近づくまでは各照明装置L1〜L6によって無用に電力が消費されることがなく、販売機会を逃すこともない。また、第6照明装置L6を第1照明装置L1〜第5照明装置L5と異なるように動作にさせると、第6照明装置L6によって照明される商品サンプルAが効果的に目立つ。
【選択図】図7
Description
本発明は、複数の商品サンプルを収容して展示する商品展示室を前面に備え、貨幣の投入やボタンの操作等に応じて内部に収容している商品を販売する自動販売機に関するものである。
従来、この種の自動販売機としては、前面を開口した自動販売機本体と、自動販売機本体の前面を開閉可能な外扉と、外扉の前面に設けられ、複数の商品サンプルを展示するための商品展示室と、商品展示室内に展示されている各商品サンプルの下面を支持するための透光性材料から成るサンプル台と、サンプル台の下側にサンプル台に沿って設けられた蛍光灯とを備え、蛍光灯によって各商品サンプルを下方から照明するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、他の自動販売機としては、前記と同様の自動販売機本体、外扉及び商品展示室と、商品展示室内に展示されている複数の商品サンプルの背面側にそれぞれ設けられ、各商品サンプルを背面側からそれぞれ照明する複数のLED(発光ダイオード)照明装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−86853号公報
特開2005−285029号公報
ところで、前者の自動販売機では、各商品サンプルを蛍光灯によって照明するようにしているが、蛍光灯はLEDに比べて消費電力量が大きく、LEDに比べて寿命が短いので、自動販売機の維持管理コストの低減を図る上で好ましくないという問題点があった。
また、後者の自動販売機では、各商品サンプルをLED照明装置によって照明しており、蛍光灯と比較して消費電力量及び寿命の点で有利であるが、例えば前記自動販売機が通行量の少ない場所に設置されている場合は、ほとんど人目につかないにも拘わらず各LED照明装置によって各商品サンプルが照明され、電力を無用に消費するという問題点があった。
一方、夜間に通行量が少なくなることを考慮し、所定の時間以降に各LED照明装置を消灯させることも可能であるが、前記所定の時間の設定には通行量の調査が必要であり、通行量が季節や曜日によって変化する場合もあるので、各LED照明装置の消灯により販売機会を無用に逃すという問題点があった。
さらに、前記各自動販売機では、例えば各商品サンプルのうち一部の商品サンプルを販売促進の目的で目立たせる場合に、その一部の商品サンプルにシール等を貼って他の商品サンプルとの差別化を図っているが、商品展示室を遠くから見た場合に前記のシール等が目立たず、販売促進の効果が少ないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、商品展示室内の商品サンプルの照明に要する維持管理コストを低減することができるとともに、販売機会を無用に逃すことがなく、しかも商品展示室内の商品サンプルのうちの一部の商品サンプルを効果的に目立たせることのできる自動販売機を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、複数の商品サンプルを展示する商品展示室を前面に備えた自動販売機において、前記商品展示室内の互いに異なる所定範囲の商品サンプルをそれぞれ照明可能な複数のLED照明装置と、商品展示室の前面側における所定の検知範囲内の利用者を検知可能な検知手段と、検知手段によって利用者が検知されると、各LED照明装置にそれぞれ所定の動作を行わせる販売時発光制御手段とを備えている。
これにより、各商品サンプルは各LED照明装置によって照明されることから、蛍光灯によって各商品サンプルを照明する場合と比較して消費電力量及び寿命の点で有利である。また、各LED照明装置は各商品サンプルを照明可能であり、検知手段によって商品展示室の前面側に利用者が検知されると、販売時発光制御手段が各LED照明装置にそれぞれ所定の動作を行わせることから、例えば検知手段によって利用者が検知されるまでの間は各LED照明装置の発光量を少なくしておくと、利用者が近づくまでは各LED照明装置によって電力が無用に消費されることがなく、利用者が近づいた際に各LED照明装置を点灯させると、販売可能状態であることを利用者が認識する。また、各LED照明装置は互いに異なる所定範囲の商品サンプルをそれぞれ照明可能であり、販売時発光制御手段は各LED照明装置にそれぞれ所定の動作を行わせることから、例えば各LED照明装置のうち一部のLED照明装置の光量を所定時間おきに変化させるようにすると、前記一部のLED照明装置によって照明される商品サンプルが他の商品サンプルと異なるように照明される。
本発明によれば、蛍光灯によって各商品サンプルを照明する場合と比較して消費電力量及び寿命の点で有利であり、また、検知手段によって利用者が検知されるまでの間は各LED照明装置の発光量を少なくしておくと、利用者が近づくまでは各LED照明装置によって電力が無用に消費されることがなく、利用者が近づいた際に各LED照明装置を点灯させると、販売可能状態であることを利用者に認識させることができるので、商品展示室内の商品サンプルの照明に要する維持管理コストを低減することができるとともに、販売機会を無用に逃すことがない。さらに、一部のLED照明装置によって照明される商品サンプルを他の商品サンプルと異なるように照明することができるので、商品展示室内の商品サンプルのうちの一部の商品サンプルを効果的に目立たせることができ、一部の商品の販売促進等を行う上で極めて有利である。
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1は自動販売機の斜視図、図2は自動販売機の要部斜視図、図3は自動販売機の正面図、図4は各商品サンプルを取外した状態の自動販売機の要部正面図、図5は自動販売機のブロック図、図6は制御装置の動作を示すフローチャート、図7は自動販売機の動作説明図である。尚、以下の文章中の方向の説明は図1に示した方向に準ずる。また、左右方向と幅方向は一致している。
この自動販売機は、前面を開口した自動販売機本体10と、自動販売機本体10の前面を開閉可能な外扉20と、外扉20の前面に設けられ、複数の商品サンプルAを収容して展示するための商品展示室30とを備えている。各商品サンプルAは飲料商品のサンプルであり、透明なプラスチックから成る。また、各商品サンプルAは半円筒状に形成され、それぞれ対応する飲料商品の外観を印刷したシールが貼付されている。
自動販売機本体10は図示しない商品収納部を有し、商品収納部内に飲料商品を収容するとともに、商品収納部内の飲料商品を加熱または冷却するようになっている。
外扉20の前面には、貨幣投入口21、硬貨返却口22、複数の商品選択ボタン23、商品取出口24及び光量センサ25が設けられている。光量センサ25は外部の光量を検出するようになっている。
商品展示室30は、商品展示室30の前面を形成する透明板31と、商品展示室30の背面を形成する背面板32とを有する。また、商品展示室30内には互いに上下方向に間隔をおいて3つのサンプル台33が設けられ、各サンプル台33は幅方向に延びるように形成されている。各サンプル台33のうち上側の2つのサンプル台33は商品展示室30内を上下方向に仕切っている。また、商品展示室30内には3つの遮蔽板34が設けられ、各遮蔽板34はそれぞれ各サンプル台33の上面側から上方に延びるように設けられている。また、各遮蔽板34はそれぞれ商品展示室30内を幅方向に仕切るように形成されている。即ち、上側の2つのサンプル台33及び各遮蔽板34によって商品展示室30内が第1ブロックB1〜第6ブロックB6に区画されている(図1乃至図4参照)。
各商品サンプルAは各サンプル台30の上面の所定の位置に取付けられる。また、各商品サンプルAは各ブロックB1〜B6にそれぞれ4つずつ配置され、各商品サンプルAは各ブロックB1〜B6内で互いに幅方向に間隔をおいて配置される。さらに、各商品サンプルAは背面板32に沿うように各サンプル台33に取付けられる。
各ブロックB1〜B6にはそれぞれ第1照明装置L1〜第6照明装置L6がそれぞれ設けられ、各照明装置L1〜L6はそれぞれ12個のLED(発光ダイオード)を有する。各LEDは各商品サンプルAの背面側に3つずつ配置され、3つのLEDは互いに上下方向に並ぶように配置されている。各LEDはそれぞれ白色光を前方に向かって照射可能であり、各LEDの白色光によって各商品サンプルAが背面側から照明される。各照明装置L1〜L6は各LEDに任意の量の電流を供給可能な図示しない基板をそれぞれ有し、各照明装置L1〜L6の基板はそれぞれ背面板32の背面側に配置されている。各基板は12個のLEDを互いに等しい光量で点灯させるようになっている。
商品展示室30内の上端側且つ右側には人感センサ40が設けられ、人感センサ40は商品展示室30の前面側の利用者を検知可能である。詳しくは、人感センサ40は赤外線を用いた周知の構造を有し、自動販売機の設置面における所定範囲SA内に利用者の足元が侵入すると、人感センサ40が利用者を検知するようになっている(図1参照)。
各照明装置L1〜L6、光量センサ25及び人感センサ40は制御装置50に接続されている。制御装置50は周知のマイクロコンピュータから成る。
以上のように構成された自動販売機は、屋外であれば歩道の端などに設置され、屋内であれば通路の端などに設置される。
ここで、制御装置50は人感センサ40の検知結果や光量センサ25の検出結果に基づき各照明装置L1〜L6をそれぞれ動作させるようになっている。制御装置50の動作の一例を図6のフローチャートを参照しながら説明する。図6のフローチャートのステップS1〜ステップS6には特許請求の範囲に記載した販売時発光制御手段及び販売後発光制御手段が含まれている。
先ず、人感センサ40によって商品展示室30の前面側の所定範囲SA内に利用者が検知されない状態では(S1)、各照明装置L1〜L6を微少光量の光量1で点灯させる。各照明装置L1〜L6を光量1で点灯させる状態を待機状態とする。これにより、自動販売機が暗い場所に設置されて待機状態になった場合でも、各商品サンプルAがわずかに認識される状態となり、利用者が自動販売機で販売している商品の種類を認識することができる。
前述のような状態で、人感センサ40によって商品展示室30の前面側の所定範囲SA内に利用者が検知されると(S1)、第1照明装置L1〜第5照明装置L5を前記光量1よりも光量が多い光量2で点灯させ、第6照明装置L6を前記光量2よりも光量が多い光量3と光量2で所定時間(例えば2秒)おきに交互に点灯させる(S3)。即ち、人感センサ40によって利用者が検知されるまでの間は各照明装置L1〜L6を微少光量の光量1で点灯させているので、利用者が近づくまでは各照明装置L1〜L6によって電力が無用に消費されることがない。また、利用者が近づいた際は各照明装置L1〜L6が前述のように各サンプルを明るく照明するので、販売可能状態であることを利用者が認識する。さらに、各照明装置L1〜L6は各ブロックB1〜B6内の商品サンプルAをそれぞれ照明するようになっており、制御装置50は第1照明装置L1〜第5照明装置L5を光量2で点灯させるとともに、第6照明装置L6を光量2と光量3で交互に点灯させるので、第6ブロックB6の各商品サンプルAが他の商品サンプルAと異なるように照明される。
一方、利用者が商品取出口から商品を取出して自動販売機から離れ、人感センサ40によって利用者か検知されなくなってから所定時間(例えば5秒)が経過すると(S4)、各照明装置L1〜L6をそれぞれ所定時間(例えば3秒)ずつ順番に光量L2で点灯させる(S5)。点灯させる順番はL1→L2→L3→L6→L5→L4の順番でも良く、L1→L4→L2→L5→L3→L6の順番でも良い。また、各照明装置L1〜L6を光量2で同時に点滅させても良く、各照明装置L1〜L6をランダムに点滅させても良い。
各照明装置L1〜L6を順番に点灯させ始めてから所定時間(例えば20秒)が経過するとステップS1に戻る。即ち、その時点で人感センサ40によって利用者が検知されなければ(S1)、各照明装置L1〜L6を光量1で点灯させる待機状態にする(S2)。
このように、本実施形態によれば、各商品サンプルAは各照明装置L1〜L6によって照明されることから、蛍光灯によって各商品サンプルAを照明する場合と比較して消費電力量及び寿命の点で有利である。また、各照明装置L1〜L6は各商品サンプルAを照明可能であり、制御装置50は人感センサ40の検知結果に基づき各照明装置L1〜L6をそれぞれ動作させるようになっているので、人感センサ50によって利用者が検知されるまでの間は各照明装置L1〜L6を微少光量の光量1で点灯させると、利用者が近づくまでは各照明装置L1〜L6によって無用に電力が消費されることがなく、人感センサ40によって商品展示室30の前面側に利用者が検知された際に各照明装置L1〜L6を光量1よりも光量の多い光量2または光量3で点灯させると、販売可能状態であることが利用者に認識される。従って、商品展示室30の商品サンプルAの照明に要する維持管理コストを低減することができるとともに、販売機会を無用に逃すことがない。
また、各照明装置L1〜L6はそれぞれ各ブロックB1〜B6の商品サンプルAを照明可能であり、人感センサ40によって利用者が検知されると、制御装置50は第1照明装置L1〜第5照明装置L5を光量L2で点灯させるとともに、第6照明装置L6を光量L2と光量L3で交互に点灯させることから、第6照明装置L6によって照明される商品サンプルAが他の商品サンプルAと異なるように照明される。従って、商品展示室30内の商品サンプルAのうち第6ブロックB6の商品サンプルAを効果的に目立たせることができ、第6ブロックB6に展示した商品の販売促進を図る上で極めて有利である。
ここで、各商品サンプルAを白色以外の例えば緑色光や黄色光で照明すると、各商品サンプルAが本来の色と異なる色に見える。また、各商品サンプルAは飲料商品に応じた様々な色を有するので、一部の商品サンプルAを例えば緑色光や黄色光で背面側から照明するとともに、他の商品サンプルAを白色光で背面側から照明しても、前記一部の商品サンプルAが本来の色で見えなくなるだけで、前記一部の商品サンプルAを他の商品に対して目立たせる効果がほとんど無い場合もある。さらに、各商品サンプルAの背面側にそれぞれ設けられたLEDの動作を商品サンプルAごとに制御し、例えば互いに離れた場所に配置されている2つの商品サンプルAを他の商品サンプルAよりも明るく照明することにより、前記2つの商品サンプルAを目立たせるようにすることも可能であるが、商品サンプルAごとにLEDの動作を制御するため装置の構成が複雑になり、装置の操作も複雑になる。
これに対し、本実施形態では、各照明装置L1〜L6はそれぞれ各ブロックB1〜B6の商品サンプルAを白色光によって照明可能であり、人感センサ50によって利用者が検知されると、第1照明装置L1〜第5照明装置L5を光量2で点灯させるとともに、第6照明装置L6を光量2と光量3で交互に点灯させることから、各商品サンプルAのうち第6照明装置L6によって照明される第6ブロックB6の各商品サンプルAを他のブロックB1〜B5の各商品サンプルAに対して確実に目立たせることができ、しかも各商品サンプルAが本来の色で見える。尚、第6照明装置L6を光量3で光量を変えずに点灯させた場合でも、第6ブロックB6の各商品サンプルAが他のブロックB1〜B5の各商品サンプルAに対して確実に目立つ。また、各照明装置L1〜L6はそれぞれ互いに異なる所定範囲の商品サンプルA照明するようになっており、制御装置50は各照明装置L1〜L6の動作をそれぞれ制御するようになっているので、商品サンプルAごとにLEDの動作を制御する場合と比較して装置の構成を簡素化することができ、装置の操作も容易になる。また、各商品サンプルAのうち所定範囲の商品サンプルAをまとめて目立たせるようにしているので、商品展示室30が落ち着いた雰囲気になる。さらに、各照明装置L1〜L6が全て白色光によって各商品サンプルAを照明するようになっているので、商品展示室30がより落ち着いた雰囲気になる。尚、各照明装置L1〜L6の光が完全な白色ではなく少し青色や黄色等が入っている場合でも、各照明装置L1〜L6の光の色が統一されていれば、前述と同様の効果が得られる。
また、商品展示室30内が上側の2つのサンプル台33及び各遮蔽板34によって6つのブロックB1〜B6に区画され、各照明装置L1〜L6は各ブロックB1〜B6内の商品サンプルAをそれぞれ照明するようになっているので、例えば第6照明装置L6に他の照明装置L1〜L5と異なる点灯を行わせ、第6照明装置L6によって照明される第6ブロックB6の各商品サンプルAを目立たせる場合に、商品展示室30内が各サンプル台33及び各遮蔽板34によって区画されている分だけ第6ブロックB6の各商品サンプルAが目立ち易くなる。
また、人感センサ40によって利用者が検知されなくなってから所定時間が経過すると、各照明装置L1〜L6をそれぞれ所定時間(例えば3秒)ずつ順番に光量L2で点灯させ、各照明装置L1〜L6を順番に点灯させ始めてから所定時間(例えば20秒)が経過すると、各照明装置L1〜L6を光量1で点灯させる待機状態にすることから、利用者や通行人が自動販売機の動作に興味を抱き、販売促進を行う上で有利である。
尚、本実施形態では、図6のように各照明装置L1〜L6を制御するようにしたものを示したが、図8のように各照明装置L1〜L6を制御することも可能である。以下に図8のフローチャートにおける制御装置50の動作を説明する。図8のフローチャートのステップS11〜ステップS21には特許請求の範囲に記載した販売時発光制御手段及び販売後発光制御手段が含まれている。
先ず、人感センサ40によって商品展示室30の前面側の所定範囲SA内に利用者が検知されない状態では(S11)、各照明装置L1〜L6を消灯させる(S2)。これにより、利用者が近づくまでは各照明装置L1〜L6によって無用に電力が消費されることがない。
続いて、人感センサ40によって商品展示室30の前面側の所定範囲SA内に利用者が検知され(S11)、人感センサ40によって利用者が検知された時点の光量センサ25の検出結果が所定の光量N以上である場合は(S13)、第1照明装置L1〜第5照明装置L5を速度1で徐々に光量を増加させて光量2で点灯させるとともに、第6照明装置L6を速度1で徐々に光量を増加させて光量3で点灯させる(S14)。また、人感センサ40によって利用者が検知され(S11)、人感センサ40によって利用者が検知された時点の光量センサ25の検出結果が所定の光量N未満である場合は(S13)、第1照明装置L1〜第5照明装置L5を速度1よりも遅い速度2で徐々に光量を増加させて光量2で点灯させるとともに、第6照明装置L6を速度2で徐々に光量を増加させて光量3で点灯させる(S15)。これにより、第6ブロックB6の各商品サンプルAが他の商品サンプルAと異なるように照明されるので、商品展示室30内の各商品サンプルAのうち第6ブロックB6の商品サンプルAを効果的に目立たせることができる。
続いて、利用者が自動販売機から離れ、人感センサ40によって利用者が検知されなくなってから所定時間(例えば5秒)が経過すると(S16)、各照明装置L1〜L6をそれぞれ光量L2で点灯させる(S17)。各照明装置L1〜L6を光量2で点灯させ始めてから所定時間(例えば20秒)が経過し(S18)、人感センサ40によって利用者が検知された時点の光量センサ25の検出結果が所定の光量N以上である場合は(S19)、各照明装置L1〜L6を速度3で徐々に光量を減少させて消灯させる(S20)。また、各照明装置L1〜L6を光量2で点灯させ始めてから所定時間(例えば20秒)が経過し(S18)、人感センサ40によって利用者が検知された時点の光量センサ25の検出結果が所定の光量N未満である場合は(S19)、各照明装置L1〜L6を速度3よりも遅い速度4で徐々に光量を減少させて消灯させる(S21)。これにより、利用者が自動販売機を離れても所定時間だけ各商品サンプルAが光量L2で照明され、各商品サンプルAが通行人の目にとまるので、販売促進を行う上で有利である。
また、各人感センサ40によって利用者が検知された後、各照明装置L1〜L6をそれぞれ点灯させる初期段階において、点灯させる各照明装置L1〜L6の発光量が徐々に増加するように構成したので、各照明装置L1〜L6が利用者に眩しさを感じさせることがなく、各照明装置L1〜L6のLEDや基板に加わる負荷を低減することもできる。
さらに、各照明装置L1〜L6の発光量が増加する速度を光量センサ25の検出結果に基づいて調整するようにしたので、例えば、自動販売機が屋外に設置されており、前記所定の光量Nが夕刻の光量である場合は、各照明装置L1〜L6の発光量が増加する速度は昼間よりも夜間の方が遅くなり、各照明装置L1〜L6の点灯によって利用者に眩しさを感じさせない上で極めて有利である。
また、人感センサ40によって利用者が検知されなくなり、各照明装置L1〜L6を光量2で点灯させ始めてから所定時間が経過した後に、点灯させている各照明装置L1〜L6を発光量が徐々に減少するように構成したので、自動販売機の周りが突然暗くなることがなく、利用者や通行人の目を自動販売機の周囲の照度に徐々に慣れさせることができる。
さらに、各照明装置L1〜L6の発光量が減少する速度を光量センサ25の検出結果に基づいて調整するようにしたので、例えば、自動販売機が屋外に設置されており、前記所定の光量Nが夕刻の光量である場合は、各照明装置L1〜L6の発光量が減少する速度は昼間よりも夜間の方が遅くなるので、利用者や通行人の目を自動販売機の周囲の照度に徐々に慣れさせる上で極めて有利である。
尚、図8のフローチャートでは、各照明装置L1〜L6の発光量の増減速度を光量センサ25の検出結果に基づき調整するようにしたものを示したが、各照明装置L1〜L6の発光量の増減速度を時間帯に応じて調整することも可能である。
尚、本実施形態では、各照明装置L1〜L6は複数のLEDによって各商品サンプルAを背面側から照明するように構成されている。これに対し、各照明装置L1〜L6の各LEDを各商品サンプルAの上方に設け、各商品サンプルAを上方から照明することも可能であり、この場合でも前述と同様の効果が得られる。また、各照明装置L1〜L6の各LEDを各商品サンプルAの下方に設け、各商品サンプルAを下方から照明することも可能である。
10…自動販売機本体、20…外扉、21…貨幣投入口、22…硬貨返却口、23…商品選択ボタン、24…商品取出口、25…光量センサ、30…商品展示室、31…透明板、32…背面板、33…サンプル台、34…遮蔽板、40…人感センサ、50…制御装置、A…商品サンプル、B1〜B6…ブロック、L1〜L6…照明装置。
Claims (9)
- 複数の商品サンプルを展示する商品展示室を前面に備えた自動販売機において、
前記商品展示室内の互いに異なる所定範囲の商品サンプルをそれぞれ照明可能な複数のLED照明装置と、
商品展示室の前面側における所定の検知範囲内の利用者を検知可能な検知手段と、
検知手段によって利用者が検知されると、各LED照明装置にそれぞれ所定の動作を行わせる販売時発光制御手段とを備えた
ことを特徴とする自動販売機。 - 前記検知手段によって利用者が検知されなくなってから所定時間が経過すると、各LED照明装置にそれぞれ所定の動作を所定時間だけ行わせる販売後発光制御手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記商品展示室内を複数のブロックに区画する区画部材を備え、
前記LED照明装置を、各ブロック内の商品サンプルをそれぞれ照明するように構成した
ことを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機。 - 前記販売時発光制御手段を、各LED照明装置にそれぞれ前記所定の動作を行わせる初期段階で、点灯させるLED照明装置の発光量が徐々に増加するように構成した
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の自動販売機。 - 前記販売時発光制御手段を、前記発光量が増加する速度を時間帯に応じて調整するように構成した
ことを特徴とする請求項4記載の自動販売機。 - 外部の光量を検出する光量センサを備え、
販売時発光制御手段を、前記発光量が増加する速度を光量センサの検出結果に基づいて調整するように構成した
ことを特徴とする請求項4記載の自動販売機。 - 前記販売後発光制御手段を、各LED照明装置にそれぞれ所定の動作を所定時間だけ行わせた後に、点灯させているLED照明装置を発光量が徐々に減少するように構成した
ことを特徴とする請求項2記載の自動販売機。 - 前記販売後発光制御手段を、前記発光量が減少する速度を時間帯に応じて調整するように構成した
ことを特徴とする請求項7記載の自動販売機。 - 外部の光量を検出する光量センサを備え、
販売後発光制御手段を、前記発光量が減少する速度を光量センサの検出結果に基づいて調整するように構成した
ことを特徴とする請求項7記載の自動販売機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006291424A JP2008108128A (ja) | 2006-10-26 | 2006-10-26 | 自動販売機 |
CNA2007103003995A CN101226659A (zh) | 2006-10-26 | 2007-10-26 | 自动售货机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006291424A JP2008108128A (ja) | 2006-10-26 | 2006-10-26 | 自動販売機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008108128A true JP2008108128A (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=39441416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006291424A Pending JP2008108128A (ja) | 2006-10-26 | 2006-10-26 | 自動販売機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008108128A (ja) |
CN (1) | CN101226659A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009129136A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Sharp Corp | 照明制御装置及びそれを備えた自動販売機 |
JP2010182223A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
CN102194280A (zh) * | 2010-03-10 | 2011-09-21 | 松下电器产业株式会社 | 自动售货机 |
JP2011186885A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Panasonic Corp | 自動販売機 |
JP2014102733A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Sanden Corp | センサユニット、自動販売機、及び、人感センサによる雨粒感知識別方法 |
JP2014137340A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Sanden Corp | センサユニット、自動販売機、及び、人感センサによる人感知識別方法 |
JP2014209383A (ja) * | 2014-07-09 | 2014-11-06 | 株式会社クボタ | 自動販売機 |
JP2015222606A (ja) * | 2015-09-14 | 2015-12-10 | サンデンホールディングス株式会社 | センサユニット、自動販売機、及び、人感センサによる人感知識別方法 |
WO2016043119A1 (ja) * | 2014-09-16 | 2016-03-24 | 株式会社光波 | 人検出装置及び自動販売機 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3086694B1 (en) * | 2013-12-23 | 2020-12-02 | Société des Produits Nestlé S.A. | Simple ergonomic user-interface for a beverage machine |
CN105678904B (zh) * | 2015-12-31 | 2018-09-14 | 天津雷云峰科技有限公司 | 一种自动贩售机 |
US10867463B2 (en) * | 2018-09-18 | 2020-12-15 | Pepsico, Inc. | Vending machine |
JP2020187585A (ja) * | 2019-05-15 | 2020-11-19 | 富士電機株式会社 | 自動販売機の商品見本展示装置 |
CN110459005A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-11-15 | 浪潮金融信息技术有限公司 | 一种智能格子柜售货系统 |
-
2006
- 2006-10-26 JP JP2006291424A patent/JP2008108128A/ja active Pending
-
2007
- 2007-10-26 CN CNA2007103003995A patent/CN101226659A/zh active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009129136A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Sharp Corp | 照明制御装置及びそれを備えた自動販売機 |
JP2010182223A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
CN102194280A (zh) * | 2010-03-10 | 2011-09-21 | 松下电器产业株式会社 | 自动售货机 |
JP2011186885A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Panasonic Corp | 自動販売機 |
JP2014102733A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Sanden Corp | センサユニット、自動販売機、及び、人感センサによる雨粒感知識別方法 |
JP2014137340A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Sanden Corp | センサユニット、自動販売機、及び、人感センサによる人感知識別方法 |
JP2014209383A (ja) * | 2014-07-09 | 2014-11-06 | 株式会社クボタ | 自動販売機 |
WO2016043119A1 (ja) * | 2014-09-16 | 2016-03-24 | 株式会社光波 | 人検出装置及び自動販売機 |
JP2015222606A (ja) * | 2015-09-14 | 2015-12-10 | サンデンホールディングス株式会社 | センサユニット、自動販売機、及び、人感センサによる人感知識別方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101226659A (zh) | 2008-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008108128A (ja) | 自動販売機 | |
CA2638076C (en) | Lighting assemblies for vending machines | |
US20090172980A1 (en) | Tower light display for gaming machine | |
JP5369453B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP5111978B2 (ja) | 展示棚照明システム | |
JP2005332253A (ja) | 広告ユニット | |
JP4848159B2 (ja) | 展示用物品の展示装置及びこれを備えた自動販売機 | |
JP2005142032A (ja) | 自動販売機用照明装置および自動販売機 | |
JP5262358B2 (ja) | 自動販売機の制御装置 | |
JP2004259125A (ja) | 自動販売機 | |
JP3172532U (ja) | 自動販売機 | |
JP2006079487A (ja) | 自動販売機用照明装置および自動販売機 | |
JP5228497B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP2013254298A (ja) | 自動販売機 | |
JPH1116033A (ja) | 自動販売機 | |
KR101541692B1 (ko) | Led 조명 시계 | |
JPH10134235A (ja) | 自動販売機の商品表示装置 | |
JP5499787B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP3168537U (ja) | 自動販売機用の照明体 | |
JP5493899B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP2009301316A (ja) | 自動販売機 | |
JP2009042885A (ja) | 自動販売機 | |
JP2929757B2 (ja) | 自動販売機の展示室内照明装置 | |
JP2008097235A (ja) | 自動販売機 | |
JP2011191916A (ja) | 自動販売機 |