JP4848159B2 - 展示用物品の展示装置及びこれを備えた自動販売機 - Google Patents

展示用物品の展示装置及びこれを備えた自動販売機 Download PDF

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Description

本発明は、缶飲料等の展示用物品(商品見本)を照明するために用いて好適な照明ユニットを内蔵する展示用物品の展示装置及びこれを備えた自動販売機に関する。
煙草、缶飲料、麺類等の物品を自動販売する自動販売機は、コインや紙幣の投入と引き換えに無人で終日販売できるため、駅、店舗や道路の近傍、駐車場、人の集まる場所等に広く設置されている。
このような自動販売機は、購買者の目に止まるように、その表面色彩や装飾に工夫が施されている。更に、前面パネルの裏側には、合成樹脂製の商品見本または販売商品と同一品による缶ジュース、缶コーヒー、清涼飲料等の複数の商品サンプルが購入者(客)の見やすい位置に展示され、同様に、写真等を展示する展示スペースも配置されている。そして、夜間には、照明装置により、商品サンプルや写真等を照明している。また、販売商品の販売の形態や状態が購入者にわかるように、「温かい」、「冷たい」、「準備中」、「品切れ」等の表示もなされている。
従来、自動販売機の前面パネル内の商品サンプルを照明する照明装置には、光源として、一般に、蛍光灯、冷陰極管が用いられており、これを、前面パネル内の例えば横方向に設置して、商品サンプル、写真等を照明している(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、照明装置の光源に蛍光灯や冷陰極管を用いた場合、交換の廃棄処理が煩わしいほか、展示スペースに占める割合が大きく、サンプル展示棚や照明ユニットの配置に制約が生じる。また、蛍光灯や冷陰極管は寿命が短いため、自動販売機の耐用年数の経過前に交換が必要になり、ランニングコストが嵩むほか、メンテナンスが必須になるという問題がある。
そこで、蛍光灯や冷陰極管を用いた構成の不具合を解決するために、商品サンプルの背面に半透明板を配置し、この半透明板(背面パネル)の周囲に光源となる複数の発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)を配置して、半透明板を通して商品サンプルを照明する発光装置を備えた自動販売機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−152142号公報 特開2002−358560号公報
しかし、従来の照明装置及びこれを用いた自動販売機によると、光源を備えた照明ユニットを主体にした単体の部材として設計ならびに製造されており、照明ユニットと照明ユニット以外の他の部材とを一体化する構想がなかった。このため、自動販売機の製造ラインにおける工程が増えたり、メンテナンスに時間を要する等の不具合があった。また、自動販売機においては、季節等に応じて商品の入れ換えが行われ、その際、作業者により、入れ換えた商品の価格に合せて価格表示プレートの差し替えが行われている。しかし、価格表示プレートの保管場所等が定められ或いは設けられていなかったため、交換した価格表示プレートを紛失することがあった。
また、蛍光灯を使用した照明装置では、蛍光灯の一定の長さに応じて商品サンプルの展示台を並べる必要があり、自動販売機のレイアウト設計において大きな制約があった。また、照明装置単位で点灯させることができず、種々の点灯パターンで自動販売機の照明効果を高めることができなかった。
従って、本発明の目的は、組み立て性及びメンテナンス性を向上させた、照明ユニットを内蔵した展示用物品の展示装置及びこれを備えた自動販売機を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、展示用物品が載置される展示台を有する光透過性の背面パネルと、前記背面パネルの背面側に配設され、前記背面パネルに向けて照明光を出射する複数のLEDランプを搭載した照明ユニットと、前記照明ユニットと接続された制御ユニットと、を備え、前記展示台を一体化するとともに、前記背面パネルと前記照明ユニットとを一体化して1つの展示ユニットを形成し、前記1つの展示ユニットが、前記展示用物品を展示するためのスペース内の縦横に複数に並べて配置されてなり、前記制御ユニットは、前記スペース内の縦横に複数に並べて配置された展示ユニットの前記複数のLEDランプが所定のパターンによりパターン点灯させるように構成されてなることを特徴とする展示用物品の展示装置を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するために、展示用物品を展示するためのスペースを有し、前記展示用物品に対応する販売用物品を代金の支払いに応じて払い出すための複数の物品払出ユニットを内蔵する販売機本体と、前記販売機本体内に配設され、前記展示用物品を展示する展示装置とを備えた自動販売機において、前記展示装置は、上記に記載の展示装置であることを特徴とする自動販売機を提供する。
本発明の展示用物品の展示装置及びこれを備えた自動販売機によれば、組み立て性及びメンテナンス性を向上させることができる。また、本発明の自動販売機によれば、照明ユニットを内蔵した展示装置を用いているため、自動販売機の展示スペース内での展示装置のレイアウトの自由度が向上すると共に、種々の点灯パターンで照明ユニットを点灯することにより、自動販売機の照明効果を高めることができる。
[第1の実施の形態]
(自動販売機の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動販売機の外観を示す。図1において、自動販売機1は、商品価格以上のコインや紙幣の投入/挿入に応じて収納している各種の缶飲料(販売用物品)を販売する販売機本体2と、を備えている。
販売機本体2は、外装体としての箱型の筐体4を備える。この筐体4は、前方に開口する箱体4A及び箱体4Aの前方開口部を開閉する扉体4Bを有し、全体が略矩形箱を形成している。そして、筐体4は、商品種ごとに複数個の販売用物品を収納するほか、代金と引き換えに指定の商品を外部に払い出すための物品払出ユニット、コインや紙幣による代金を収納する代金収納部、釣り銭を支払う機構、後記する展示装置等を内蔵している。
扉体4Bは、光透過性部材からなる前面上部カバーとしての前面パネル5を前面上部に備えている。アクリル板等で構成される前面パネル5の表面には、操作・表示部6が、展示用物品100に対応して設けられている。さらに、前面パネル5の背面部と筐体4の前面部との間には、展示用物品100を背面パネル14の前に並べて展示するための展示スペース7が確保されている。ここでは、展示スペース7の中で、最上段の中央を広告スペース48にしている。展示スペース7には、複数の展示装置12が設置されている。
扉体4Bは、前面パネル5の下側に、釣銭切れや挿入紙幣・投入硬貨に関する情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示器41と、購入者が紙幣を挿入するための紙幣挿入口42と、購入者が硬貨を投入するための硬貨投入口43と、紙幣挿入口42または硬貨投入口43に挿入/投入された紙幣または硬貨を購買者の操作に応じて返却するための返却レバー44と、釣銭を返却するための釣銭返却口45と、物品払出ユニットから払い出された商品を取り出すための物品取出口46と、扉体4Bの開閉をロックするためのドアロック47と、販売用物品等の情報を宣伝するために用いられる広告スペース48と、を備えている。
図2は、図1の自動販売機における制御系を示す。販売機本体2には、CPU10aを備えて自動販売機1の全体を制御する制御ユニット10と、制御ユニット10に接続された表示駆動部11と、表示駆動部11により夜間等に駆動されて所定の照明を行う照明ユニット120と、を備える。
制御ユニット10には、操作・表示部6の選択ボタン、昼夜を検知するための照度センサ8と、人が販売機本体2の前方に接近したか否かを検知する接近検知センサ9と、代金と引き換えに指定の商品を外部に払い出す複数の物品払出ユニット13と、が接続されている。更に、図示を省略しているが、制御ユニット10には、貨幣や紙幣の投入/挿入を検知するとともに金額を判定する機構、商品の品切れを検知するセンサ、等が接続されている。
照度センサ8は、例えば、硫化カドミウムフォトセル、フォトトランジスタ等の光検知センサを用いて構成されている。この光検知センサの光−電気変換出力に対して閾値を設定し、閾値を超えたときに出力電圧が発生することで、昼間を検知する。
接近検知センサ9は、赤外線センサ、超音波センサ等を用いて構成されており、センサの設置点から或る距離内に人等が入ったときに、人等から反射する反射波を検知して電気信号を発生する。
展示装置12は、前面パネル5の内側に設置され、表示駆動部11に接続されるとともに発光素子としての複数のLEDランプを搭載した各照明ユニット120を備える。この照明ユニット120は、背面パネル14とともに展示ユニットを形成し、各々展示装置12として、自動販売機1の展示用物品の展示をするための展示スペース7の所定の位置に配置される。
物品払出ユニット13は、販売用物品(商品)を貯蔵する物品貯蔵部(図示せず)を有し、箱体4Aの収容空間に複数の販売用物品が収容され、かつ制御ユニット10に接続されている。そして、紙幣挿入口42及び硬貨投入口43に対する紙幣・硬貨の挿入/投入による代金の支払いと引き換えに、販売用物品を物品取出口46に払い出すように構成されている。
(展示ユニットの構成)
図3は、1つの展示装置12の正面構成を示す。展示装置12は、展示用物品100を載置する展示台14aを備えた背面パネル14と、背面パネル14の下側に設置された操作・表示部6とを備えている。この展示装置12を8個用いて自動販売機1を構成すると、図1のようになる。
操作・表示部6は、購入商品を指定するための複数の選択ボタン15a〜15dを備える選択ボタン部15と、この選択ボタン部15の上側に配置され、裏面からの照明光により販売商品の「準備中」や「売切」を表示する選択ボタン表示部16と、価格表示ラベル17及び冷温表示ラベル18が装着されるとともに、選択ボタン部15の下部に一体化されている冷温・価格表示部19とを備える。選択ボタン表示部16、価格表示ラベル17、冷温表示ラベル18、及び冷温・価格表示部19の文字部分は、無色、白、赤、青等の色の光透過になる構造を有している。これにより、購入者は鮮明な文字を見ることができる。
背面パネル14は、樹脂製であるが、無色透明ではなく、背面からの照明光を拡散するように加工されており、照明パターン等に応じて着色や絵柄等が施されている。
価格表示ラベル17、及び冷温表示ラベル18は、商品(販売用物品)の入れ換えに対応して交換することができる。価格表示ラベル17及び冷温表示ラベル18は、その背面側に設置されたLEDランプによって照明される。
図4は、展示装置のA−A線の断面図を示す。展示装置12は、上記したように、自動販売機1の展示スペース7に複数台配置されるが、これらは同一構成である。
照明ユニット120は、複数のLEDランプ24と、これらを所定の間隔で装着するランプ搭載基板23とで構成される。この照明ユニット120と、LEDランプ24からの透過光で照明される展示用物品を載置する展示台14Aを有した背面パネル14、複数のビス22によって販売機本体2の箱体4A内のフレーム等に固定されるベース21、及び、ベース21の周縁の立設部で支持されたランプ搭載基板23とを一体化して、展示ユニットとしての展示装置12を構成する。
背面パネル14の展示台14aは、前面パネル5側に突出した突起部25を形成している。この突起部25には、価格表示ラベル17及び冷温表示ラベル18が取り付けられているホルダ26が装着されている。
突起部25の下側には、選択ボタン表示部16及び選択ボタン部15が上下に配置されている。選択ボタン表示部16は、後部に交換用のホルダ(スペア)29を収納しているホルダ受け部(受け部)28に取り付けられている。そして、ホルダ受け部28の前部には、選択ボタン表示部16を裏面から照明するためのLEDランプ27が取り付けられている。このLEDランプ27は、図2に示した表示駆動部11に接続されている。
選択ボタン部15の選択ボタン15a〜15dは、操作面が前面パネル5の表面から露出しており、この前面パネル5の取り付け面から雨水等がボタン内に侵入し、或いは前面パネル5の裏面側に侵入するのを防止するため、防水構造が採用されている。
LEDランプ24は、互いに異なる色の光を発する3種類のLED、例えば、赤色LED、緑色LED、及び青色LEDを備えて構成されている。このようなLEDランプ24は、赤色光、緑色光、青色光のうちの1色、2種の単色光の混合による1色、あるいは3種の単色光の混合による白色光をそれぞれ発光することができる。また、LEDランプ24は、光照射範囲を広くできるように、拡散レンズを備えていることが望ましい。
LEDランプ24の使用数は、例えば、展示用物品100のサイズが500mlであれば3個/缶、350mlであれば2個/缶といった基準で決めることができる。したがって、図3のような展示形態であれば、ランプ搭載基板23上に10個のLEDランプ24を搭載すればよい。あるいは、展示用物品100のサイズにかかわらずランプ搭載基板23上に所定数のLEDランプ24を均等に分散配置する構成であってもよい。
(自動販売機及び照明装置の動作)
自動販売機1は、電源ONにあれば、図2に示す制御ユニット10によってLEDランプ27を点灯し、選択ボタン表示部16に商品の在庫状態に応じた表示を行っている。また、夜間には、照度センサ8の検知に基づいて、制御ユニット10は、照明ユニット120の全てのLEDランプ24を点灯させる。LEDランプ24による照明光(例えば、白色光)は、背面パネル14に入射し、更に背面パネル14を透過して展示用物品100を照明する。
照度センサ8が昼間を検知した場合、制御ユニット10は表示駆動部11を制御して、照明ユニット120の全てのLEDランプ24を消灯する。なお、LEDランプ24は、低消費電力かつ長寿命であるので、24時間常時点灯の駆動にしてもよい。
購入者等の人が、自動販売機1に対して所定範囲内に接近すると、この状態を接近検知センサ9が検知する。この検知に基づいて制御ユニット10は、表示駆動部11を介して照明ユニット120の全てのLEDランプ24を点灯させる。これにより、照度センサ8が動作しないときでも、購入者は、自動販売機1の存在を知ることができる。
購入者が、展示用物品100を見て、その中に購入したいものがあった場合、その展示用物品100の下側にある選択ボタン表示部16を見て、希望の商品が購入可能か否かを確認するとともに、その上方の価格表示ラベル17に印刷されている価格を確認する。次に、購入者は、価格額またはそれ以上の金額の紙幣または硬貨を紙幣挿入口42または硬貨投入口43から入れる。更に、購入者は、購入希望の商品に対応する選択ボタン15a〜15dの1つを指で押す。
以上の操作により、制御ユニット10は、指定の商品が物品払出ユニット13に在庫していれば、その物品払出ユニット13を駆動し、商品を物品取出口46へ排出する。また、制御ユニット10は、購入者の支払い金額と商品価格の差額を計算し、その差額に応じた釣り銭を釣銭返却口45へ返金する。その後、接近検知センサ9が、人のいなくなったことを検知すると、制御ユニット10は照明ユニット120を消灯させる。
次に、自動販売機1の商品入れ換えについて説明する。一般に、自動販売機1は、地下通路の壁の前、建物の前などのように、壁を背面にして設置されている。このため、販売用物品の補充や入れ換えは、扉体4Bを開けて、販売機本体2の前面から行われる。
季節替わり等により、販売用物品に入れ換えが生じた場合、展示用物品100の入れ換えが生じたり、価格や冷温表示の変更が必要になることがある。価格や冷温表示が変更になった場合、ホルダ26の冷温・価格表示部19に装着されていた価格表示ラベル17や冷温表示ラベル18を取り外し、ホルダ29に装着されていた新価格に合致する価格表示ラベル17や冷温表示ラベル18と交換する。ホルダ26から取り外して使用しなくなった価格表示ラベル17等は、ホルダ29に装着することができる。また、入れ換えた販売用物品に対応する展示用物品100の交換も実施する。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(1)展示装置12は、照明ユニット120、背面パネル14、及び展示台14aを一体化しているため、製造工程の簡略化、メンテナンス時間の短縮を図ることができる。
(2)販売用物品の入れ換えに際し、冷温・価格表示部19の内容に変更が生じても、不使用になった価格表示ラベル17や冷温表示ラベル18を自動販売機1の内部にあるホルダ29に保管することができるため、これらのラベルが紛失するのを防止することができる。
(3)スペースをとる蛍光灯等に代えて、照明ユニット120の光源にLEDランプ24を用いたことにより、蛍光灯の規格長さに制約されずに自動販売機1のレイアウト設計ができ、商品サンプル展示数の自由度が向上する。
(4)LEDランプ24は、展示用物品100の個々のサイズに応じた個数を割り当てることにより、展示用物品100に対する照明を均一にすることができる。
(5)冷温・価格表示部19を単独の構成にし、価格表示ラベル17及び冷温表示ラベル18をLEDランプ27により背面側から照明しているため、鮮明な光透過像を生成することができる。

(6)展示装置12は、他の展示装置12と個別に交換できるため、メンテナンス性を高めることができる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る自動販売機1の照明パターンを示す。なお、図5においては、展示装置12の背面パネル14の図示を省略している。また、図6は、第2の実施の形態における照明制御の処理内容を示す。
本実施の形態は、第1の実施の形態において、9個の照明ユニット120a〜120iを備えた9個の展示装置12が展示スペース7に配置され、予め定めた条件及びパターンにより照明ユニット120a〜120iのLEDランプ24を所定のパターンで点灯するようにしたものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
まず、照度センサ8の検知結果に基づいて、制御ユニット10により現在が夜間であるか否かを判定する(S101)。制御ユニット10により夜間が判定されると、図5に示す照明パターンによるパターン点灯が実行される(S102)。このパターン点灯は、図5の(a)を一定時間表示した後、(b),(c),・・・(e),(f),(a),(b),・・・の順に、各照明ユニットの斜線で示す部分を一定時間ごとに点灯する。
まず、図5の(a)に示すように、照明ユニット120a,120b,120c内の全LEDランプが一定時間点灯する。次に、図5の(b)に示すように、照明ユニット120d,120e,120f内の全LEDランプが一定時間点灯する。以後、同様にして、図5の(c)〜(f)に示すように各照明ユニットが駆動される。図5の(f)の点灯が終了すると、図5の(a)に戻り、上記ランプ点灯が繰り返し実行される。このパターン点灯は、制御ユニット10が夜明けを判定するまで継続される。
図5のようなパターンで背面パネル14の照明を行っているときに、自動販売機1の近くに人(購入者等)が接近し、接近検知センサ9の検知範囲に進入すると、制御ユニット10は、人の接近を判定する(S103)。このとき、現在が夜間にあるか否かを再度判定し(S104)、夜間であれば、全てのLEDランプ24を点灯(全点灯)させる(S105)。これにより、購入者は、展示用物品100の視認が容易になる。
購入者が、価格相当もしくはそれ以上の金額の紙幣または硬貨を紙幣挿入口42または硬貨投入口43から入れ、購入希望の商品に対応する選択ボタン15a〜15dのいずれかを押すと(S106)、物品払出ユニット13が動作し、商品が物品取出口46へ払い出される(S107)。この際の釣り銭処理は、第1の実施の形態で説明した通りである。
その後、接近検知センサ9が人のいなくなったことを検知し、あるいは所定時間が経過すると(S108)、制御ユニット10は、割り込みの発生の有無を判定する(S109)。割り込みが発生していないとき、制御ユニット10は照明装置12をパターン点灯に復帰させ(S101)、割り込みが発生していれば、これに対応した他の処理を実行する(S110)。
なお、図5に示した照明パターンは、一例にすぎず、ユーザ等の好みに応じて設定できるようにすることも、メーカー側で予め数パターンを用意しておき、ユーザが選択できるようにすることもできる。例えば、新製品や販売促進を行いたい展示用物品100の展示スペースのみを点滅点灯させたり、赤色等の目立つ色で照明し、他の展示スペースの白色光による照明と異ならせる等の照明法が考えられる。
また、図5において、「当たり」が出たときに購入製品とは別に販売用物品をプレゼントする機能、いわゆるルーレット機能を自動販売機1に付加することができる。従来のルーレット機能を備えた自動販売機は、ルーレット機能を1つの装置(ルーレット装置)にして前面パネル5内に設置していた。このため、ルーレット装置の分だけコストアップになっていたが、照明ユニット120a〜120iの内の1または複数、更には全部を用いてルーレットを表示させることで、ルーレット装置が不要になる。
(第2の実施の形態の効果)
第2の実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(1)待機時には、照明ユニット120のパターン点灯により人目を引くことができ、人が接近したときには、全点灯により展示用物品100を見やすくすることができるので、集客性の向上や販売アピールの向上を図ることができる。
(2)光源にLEDランプ24を用いてパターン点灯を行っているため、省エネルギー化を図ることができる。
(3)ルーレット機能を照明ユニット120に持たせることで、ルーレット装置が不要になるほか、自動販売機1のコストダウンを図ることができる。
その他の効果は、第1の実施の形態と同様である。
[第3の実施の形態]
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る照明装置を示す。本実施の形態においても、展示装置12の背面パネル14の図示を省略している。
本実施の形態は、第1,第2の実施の形態において、展示スペース7の中での配置を変更し、非展示スペース20あるいはポスター等を展示するポスタースペース200を設けた自動販売機1にしたものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図7の(a)は、第1の実施の形態において、図5で照明ユニット120d,120e,120fを備える展示装置12を設置していた場所に3個分の非展示スペース20を縦に設けたものであり、図7の(b)は、図5で照明ユニット120eを備える展示装置12を設置していた場所に1個分の非展示スペース20を設けたものである。
なお、図7の(a),(b)に示した構成は一例であり、例えば、図7の(a)の場合、非展示スペース20を上側や下側に設けてもよい。同様に、図7の(b)において、図1の非展示スペースの位置とは逆の下側に非展示スペース20を設けてもよい。
図7の(c)は、ポスタースペース200を図5で照明ユニット120eを備える展示装置12を設置していた場所に設けたものである。図7の(c)においても、ポスタースペース200は、前面パネル5内の任意の位置に設けることができるし、その設定数も任意にできる。
(第3の実施の形態の効果)
第3の実施の形態によれば、非展示スペース20やポスタースペース200を設けることにより、展示デザインの自由度を高めることができる。その他の効果は、第1の実施の形態と同様である。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々な変形が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る自動販売機の外観を示す正面図である。 図1の自動販売機における制御系を示すブロック図である。 1つの展示装置の正面側構成を示す正面図である。 図3の展示装置のA−A線の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る照明ユニットの照明パターンを示す説明図である。 第2の実施の形態における照明制御の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る自動販売機の展示スペースを示す正面図である。
符号の説明
1 自動販売機
2 販売機本体
4 筐体
4A 箱体
4B 扉体
5 前面パネル
6 操作・表示部
7 展示スペース
8 照度センサ
9 接近検知センサ
10 制御ユニット
11 表示駆動部
12、12a〜12i 照明装置
13 物品払出ユニット
14、14a〜14i 背面パネル
14A 展示台
15 選択ボタン部
15a〜15d 選択ボタン
16 選択ボタン表示部
17 価格表示ラベル
18 冷温表示ラベル
19 冷温・価格表示部
20 非展示スペース
21 ベース
22 ビス
23 ランプ搭載基板
24 LEDランプ
25 突起部
26 ホルダ
27 LEDランプ
28 ホルダ受け部
29 ホルダ
41 表示器
42 紙幣挿入口
43 硬貨投入口
44 返却レバー
45 釣銭返却口
46 物品取出口
47 ドアロック
48 広告スペース
100 展示用物品
120、120a〜120i 照明ユニット
200 ポスタースペース

Claims (5)

  1. 展示用物品が載置される展示台を有する光透過性の背面パネルと、
    前記背面パネルの背面側に配設され、前記背面パネルに向けて照明光を出射する複数のLEDランプを搭載した照明ユニットと、
    前記照明ユニットと接続された制御ユニットと、
    を備え、
    前記展示台を一体化するとともに、前記背面パネルと前記照明ユニットとを一体化して1つの展示ユニットを形成し
    前記1つの展示ユニットが、前記展示用物品を展示するためのスペース内の縦横に複数に並べて配置されてなり、
    前記制御ユニットは、前記スペース内の縦横に複数に並べて配置された展示ユニットの前記複数のLEDランプが所定のパターンによりパターン点灯させるように構成されてなることを特徴とする展示用物品の展示装置。
  2. 前記背面パネルは、冷温表示ラベル及び価格表示ラベルを装着した冷温・価格表示部を装着する突起部が前記展示台に形成されていることを特徴とする請求項1記載の展示用物品の展示装置。
  3. 展示用物品を展示するためのスペースを有し、前記展示用物品に対応する販売用物品を代金の支払いに応じて払い出すための複数の物品払出ユニットを内蔵する販売機本体と、
    前記販売機本体内に配設され、前記展示用物品を展示する展示装置とを備えた自動販売機において、
    前記展示装置は、請求項1または2に記載の展示装置であることを特徴とする自動販売機。
  4. 前記販売用物品を指定するための選択ボタンが、前記販売機本体の前面に操作面が露出するようにして前記展示装置の下側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。
  5. 前記選択ボタンは、冷温表示ラベル及び価格表示ラベルを装着した冷温・価格表示部のスペアを保管する受け部を有することを特徴とする請求項4に記載の自動販売機。
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