JP2010182223A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】節電を図りつつ簡単な構造により販売商品表示機能を損なうことのない自動販売機を提供する。
【解決手段】商品見本等を照明する蛍光灯を節電消灯するようにした自動販売機において、商品展示室4内に商品見本照明用の発光ダイオード8を設け、自動販売機の前面に利用者が接近したことを検出する人体検知センサ7の出力に基づいて発光ダイオード8を点灯制御して自動販売機が稼動状態であることを利用者に知らせるもであって、前記発光ダイオード8の照射方向を可能整としたことにより、発光ダイオード8により商品見本のうち、顧客により展示位置の異なる新発売の商品若しくはお勧め商品の商品見本を照明することを可能とする。
【選択図】図1

Description

この発明は自動販売機に関し、詳しくは節電を図るために販売商品表示用の照明手段を消灯した状態においても販売チャンスを逃がすことがないようにした自動販売機に関する。
この種の自動販売機として缶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の商品を販売する一般的な自動販売機は断熱筐体としてなる本体ケースの前面に開閉自在な外扉が設けられ、当該外扉には複数の商品見本を展示すると共に販売商品の広告等のポスターパネルを展示する商品展示室が形成されている。この商品展示室の前面は商品見本とポスターパネルとを視認できるように透明パネルで覆われ、この透明パネルの一部には広告・ロゴマーク等が印刷等により表示され、前記商品見本やポスターパネルおよび広告・ロゴマークを蛍光灯により照明して販売商品表示機能を高めている。なお、この販売商品表示機能には自動販売機が稼働中であることを表示する機能も含まれている。
また、本体ケースの庫内に収納した商品を直接目視できるようにしたものが知られている。この自動販売機は断熱筐体として形成された本体ケースの前面に内部を透視可能なように大きな透視窓を有する外扉および内扉を備え、前記本体ケースの庫内には各コラムごとに缶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の商品を前後一列に並べて収容する複数の商品コラムを上下段,左右列に配列して構築した商品収納ラック、該商品収納ラックの前方位置で商品コラムから払出した商品を受容するバケットユニット、該バケットユニットを搭載して上下,左右に移動するX−Y搬送機構を装備し、販売指令に基づき前記X−Y搬送機構が移動して選択した商品コラムの前方にバケットユニットをアクセスし、該商品コラムから払出した商品をバケットユニットに移載した上で、当該バケットユニットを外扉の商品取出口の位置に移動して商品を搬出するように構成されている。そして、外扉の左右両端および上端に庫内(商品展示室)の商品を照明する蛍光灯を備え、当該蛍光灯により商品ラックに収容した商品を明るく照らして販売商品表示機能を高めている。
ところで、昨今では商用電源の電力使用量を低減して二酸化炭素の排出量を削減し、地球温暖化等の地球環境の悪化を抑制する取組みが行われており、自動販売機も例に漏れずに節電が求められている。この節電は販売商品表示機能を高めるための蛍光灯を時間帯や周囲の状況(明るさ)等に応じて消灯することで実施されている。このように節電のために蛍光灯を消灯した場合には販売商品表示機能が損なわれ、利用者による商品の選択に支障を来たす事態となる。このため、蛍光灯を消灯した状態においても利用者があれば蛍光灯を点灯するようにした自動販売機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−283544号公報
特許文献1に開示された自動販売機においては自動販売機の前面に人体検知センサを設けて利用者の有無を判断し、当該人体検知センサの出力に基づいて蛍光灯を点灯制御するように構成されており、節電を図りつつ販売商品表示機能が損なわれないようにした点で優れている。しかしながら、この場合には蛍光灯が消灯した暗い状態から蛍光灯が点灯して明るい状態に一気に変化することから利用者を驚かせる恐れがあるとともに蛍光灯が点灯・消灯を頻繁に繰り返すこととなるのでその寿命を害することとなる。このため、蛍光灯を調光制御することも考えられるが、この場合には調光制御手段が比較的高価であることからコストの増加を招来してしまう。また、蛍光灯の寿命の点からは発光ダイオードを利用することも考えられるが、蛍光灯と同一のレイアウト位置に発光ダイードを配置した場合には照度が低下して販売商品表示機能を損なうことから新規の開発が必要であるという課題を有する。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、節電を図りつつ簡単な構造により販売商品表示機能を損なうことのない自動販売機を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、販売商品表示のための照明手段を有し、当該照明手段を節電消灯するようにした自動販売機において、自動販売機の外扉に設けられ、利用者の有無を検出する人体検知センサと、商品展示室内に設けられた販売商品表示用の発光ダイオードと、前記人体検知センサの出力に基づいて発光ダイオードを点灯制御する制御手段および、前記発光ダイオードの照射方向を調整可能な調節手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機において、調節手段は展示室の構成部材に固着される固定片と、この固定片に回動自在に取付けられるとともに発光ダイオードが装着された調節片からなることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機によれば、販売商品表示のための照明手段を備え、当該照明手段を節電消灯するようにした自動販売機において、自動販売機の外扉に設けられ、利用者を有無を検出する人体検知センサと、商品展示室に設けられた販売商品表示用の発光ダイオードと、前記人体検知センサの出力に基づいて発光ダイオードを点灯制御する制御手段および、前記発光ダイオードの照射方向を調整可能な調節手段とを備えたことにより、照明手段が節電消灯中であっても利用者が自動販売機の前面に接近したことを人体検知センサが検出すると発光ダイオードを強制的に点灯して販売商品表示機能を発揮、すなわち、発光ダイオードにより少なくとも商品見本や販売商品等の一部を照明して利用者に自動販売機が稼働中であることを表示することができる。また、発光ダイオードにより商品見本や販売商品のうちの新発売の商品若しくはお勧め商品を照明する。この場合、顧客ごとに新発売の商品若しくはお勧め商品の展示位置や収納位置が異なるのであるが、発光ダイオードの照射方向を調整可能としたことによって展示位置や収納位置の異なる新発売の商品若しくはお勧め商品を照明することが可能となる。したがって、節電を図りつつ簡単な構造で販売商品表示機能を損なうことがなく、顧客要求を満足することが可能な自動販売機を提供できるという効果を有する。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機によれば、請求項1に記載の自動販売機において、調節手段は展示室の構成部材に固着される固定片および、この固定片に回動自在に取付けられるとともに発光ダイオードが装着された調節片を有する調節機構からなることにより、自動販売機を大幅に設計変更することなく節電を図りつつ簡単な構造で販売商品表示機能を損なうことのない自動販売機を得ることができるという効果を有する。
本発明の実施の形態である自動販売機の全体構成を示し、(a)はその正面図、(b)は外扉の背面図である。 図1の(b)の破線で示すA部を拡大して示した分解図である。 図2の調節手段による発光ダイオードの照射方向の調整動作を説明する調整動作説明図であり、(a)は発光ダイオードの照射方向が鉛直である状態、(b)はその照射方向が鉛直線に対して傾いた状態の説明図である。 本発明の実施の形態である自動販売機のブロック図である。
以下、本発明における実施の形態である自動販売機を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態である自動販売機の全体構成を示し、図において、1は前面が開放した断熱筐体として形成された本体キャビネットである。この本体キャビネット1の庫内は、断熱仕切壁により左右方向に複数の商品収納室に区分され、各商品収納室には、缶入り飲料などの商品を収容するとともにその下端に、商品選択ボタンの操作により商品を搬出する商品払出機構を有する商品収納ラックが収設され、また、各商品収納室の下部には、当該各商品収納室を冷却もしくは加熱して商品収納ラックに収納した商品を冷蔵・温蔵状態に保存する冷却/加熱ユニットが配設されている。
図において、2は本体ケース1の前面に不図示のヒンジ機構により開閉自在に設けられた片開き式の外扉である。この外扉2の前面の上部域は透明パネル3で覆われた商品展示室4として形成されている。前記透明パネル3は、図1の(b)に示すように、外扉2を構成する上下左右の枠体21〜24により形成された窓を外扉2の背後から覆うように装着したうえで、上下左右のパネル押え金具31〜34により固定されている。前記商品展示室4には本体キャビネット1の庫内に収納した商品に対応した複数の商品見本(不図示)を左右に一列に並べて載置した展示台(不図示)が上下方向に複数段取り付けられている。また、商品展示室4の上部および展示台の下部には商品見本などを明るく照らす照明光源としての蛍光灯(不図示)が配設されている。前記透明パネル3の前面には前記商品展示室4に設置された展示台と対峙する位置に商品選択ボタンユニット5が設けられ、この商品選択ボタンユニット5は、展示台に展示された各商品見本に対応して左右に並べて設けた商品選択ボタン5aを有している。前記外扉20の商品展示室4の下方右端側には操作パネル6が設けられ、この操作パネル6には硬貨投入口61、紙幣挿入口62、返却レバー63、投入金額,庫内温度,販売中,準備中などの各種情報をディスプレイに表示する販売情報表示部64、シリンダー錠付きの主ロック装置65および人体検知センサ7が組付けられている。
前記人体検知センサ7のレイアウト位置は元来シリンダー錠付きの主ロック装置65とともに二重ロックを構成するシリンダー錠付きの補助ロック装置取付用の開口(シリンダー錠の貫通穴)が穿孔されているものであり、この実施の形態ではその開口を利用して人体検知センサ7を設置したものである。前記シリンダー錠付きの補助ロック装置はシリンダー錠付きの主ロック装置65と組み合わせて用いられ、高い防盗性が確保できるものの、シリンダー錠を2個必要とすることからコストアップとなり、操作面でも二重のキー操作による施錠・解錠を要するためにキーの管理,操作が面倒であるほか、補助シリンダー錠を掛け忘れる操作ミスも起こり易い。そのため、シリンダー錠付きの補助ロック装置を使わずに、シリンダー錠付きの主ロック装置65のハンドルの操作だけで自動的に二重ロックできるようにして防盗性の強化,並びに操作性の改善が図られており、この種の自動販売機は例えば、特開2002−30842号公報により知られている。この場合、補助ロック装置のシリンダー錠に代えて当該シリンダー錠の外筒を模したダミー錠を取り付けることにより二重ロックのイメージを残して盗難の抑止が行われているが、この実施の形態にかかる人体検知センサ7は前記ダミー錠に代えて配設されているものである。なお、ダミー錠を残して人体検知センサ7を配設することもでき、また、人体検知センサ7のレイアウト位置はシリンダー錠付きの補助ロック装置の位置に限るものではない。
図1に戻り、前記外扉2の前面の操作パネル6の左側には現金の情報を記録したICカードにより決済を行う電子マネーの前記ICカードをかざすアンテナ部66が設けられ、また、外扉2の前面には硬貨返却口67、商品販売口68、ロゴタイプや広告情報を表示する広告展示部69が配設され、外扉2の背面には硬貨処理装置CM、紙幣挿入口62から挿入された紙幣の真偽を識別し、真紙幣を受け入れるとともに偽紙幣を返却する紙幣識別装置BVが配設されている。なお、図1の(b)において、71は前述したシリンダー錠付きの補助ロック装置取付用の開口部に人体検知センサ7を配設するための取付部材であり、人体検知センサ7として反射型の光電センサを利用する場合には前述した補助ロック装置取付用の開口部を介して光の授受が行われる。人体検知センサ7は光電センサに限らず、近接センサや赤外線センサなどを用いることができる。
さて、図1の(b)に示すように、商品展示室4の上端側の左右隅部には発光ダイオード8,8およびこの発光ダイオード8,8の照射方向を調整する調整手段としての調節機構9がそれぞれ配設されている。これらの発光ダイオード8,8および調節機構9はそれぞれ同一であることからその一方(図1の(b)において左端側)の発光ダイオード8および調節機構9について図2を用いて説明する。なお、図2において、3は透明パネルであり、この透明パネル3は前述したように左右上下のパネル押え金具31〜34(図1の(b)参照。なお、図2では自動販売機を正面から見て右側および上側のパネル押え金具31,33が見えている)により外扉2の枠体21〜24(図1の(b)参照。なお、図2では自動販売機を正面から見て右側および上側の枠体21,23が見えている)に押圧して固定されている。
図2に示すように発光ダイオード8はこの実施の形態では発光ダイオードモジュール80からなる。前記発光ダイオードモジュール80は遮光材からなる箱型のケース81と拡散用レンズ82からなる。前記ケース81は開口した下端に拡散用レンズ82が固着される一方、上端には中空の開口を有する取付部83が突出して形成されている。前記ケース81には複数の発光ダイオード素子およびコネクタを実装した回路基板が内蔵されており、前記コネクタが取付部83の開口に臨むように位置決めされている。前記取付部83には放射状に突出する係合片84,84が形成されている。この係合片84,84はケース81の上面との間に所定の間隙を有している。このような発光ダイオードモジュール80は本願出願人から特願2005−182284号(特開2007−4380号)として出願されている。
一方、調節機構9は商品展示室の構成部材としてのパネル押え金具31に固着される固定片91および、この固定片91に回動自在に取付けられるとともに発光ダイオードモジュール80が装着される調節片92からなる。前記固定片91はパネル押え金具31に沿って傾斜した取付部911と、この取付部911に連接した水平部912および鉛直部913からなり、前記取付部911にはねじの挿通穴911a,911aが穿孔され、鉛直部913にはねじ穴913aと、円柱状のガイド突起913bとが形成されている。前記調節片92は鉛直方向に延在する回動部921と、この回動部921から直角に折り曲げられるとともにケース81の矩形平面と同一の矩形形状の装着部922とからなる。前記回動部921にはねじの挿通穴921aが穿孔されるとともに当該挿通穴921aを中心とする円弧状溝921bが形成され、この円弧状溝921bの溝幅は固定片91の鉛直部913に形成されたガイド突起913bが遊嵌される大きさに定められている。また、前記調節片92の装着部922には発光ダイオードモジュール80の取付部83が嵌合する嵌合穴922aが穿孔されている。前記嵌合穴922aの形状は取付部83および係合片84,84の外形形状に一致している。
前記発光ダイオードモジュール80の調節機構9への組付けは、記発光ダイオードモジュール80のケース81における取付部83および係合片84,84に、調節片92を構成する装着部922の嵌合穴922aを合致させた状態で当該嵌合穴922aに取付部83および係合片84,84を挿入する。この状態においては、矩形形状の調節片92と発光ダイオードモジュール80のケース81の矩形平面とがずれた状態にある。そこで、発光ダイオードモジュール80を取付部83の軸心回りに回転させて発光ダイオードモジュール80のケース81(の矩形平面)が矩形形状の調節片92と重なり合うように合致させる。そうすると、前記係合片84,84が前記装着部922の上面に係合するので当該装着部922の嵌合穴922aから発光ダイオードモジュール80が脱落することなく調節片92に一体的に取付けられる。次いで、発光ダイオードモジュール80が取付けられた調節片92の回動部921を前記固定片91の鉛直部913に対峙させ、回動部921の挿通穴921aと鉛直部913のねじ穴913aとを一致させたうえでねじS1により両者を結合させる。この場合、鉛直部913に形成したガイド突起913bが回動部921の円弧状溝921bに嵌合している。このようにして組立てられた調節機構9は固定片91の取付部911をパネル押え金具31に対峙させてねじS2,S3により固着される。このような取付状態を図3に示している。なお、発光ダイオードモジュール80のケース81における中空の取付部83に臨むコネクタには給電用のハーネスが接続されるが、図ではハーネスを省略している。
図3は調節機構9を介して商品展示室4に取付けられた発光ダイオード8の照射方向の調整動作を説明する調整動作説明図であり、その(a)に示した発光ダイオード8の照射方向が垂直方向である状態から(b)に示すように発光ダイオード8の照射方向が鉛直線に対して傾斜して商品展示室4の内部を横切るように調整する場合の調整方法について以下に説明する。前記発光ダイオード8の照射方向を調整する際には先ずねじS1を緩めて調節機構9の固定片91に対して調節片92を回動させる、つまり、調節片92をねじS1を中心として反時計方向に回動させる。この場合、固定片91の鉛直部913に形成したガイド突起913bに回動部921の円弧状溝921bが嵌合していることにより調節片92の回動軌跡は常に一定となり、前記ガイド突起913bと円弧状溝921とは調節片92の回動を規制する部材として機能する。そして、(b)に示すように調節片92を回動させた状態でねじS1を締め付けることにより調整作業が完了する。
次に、図4は本発明の実施の形態にかかる自動販売機の全体構成を示すブロック図であり、以下、このブロック図を用いて本発明の自動販売機の動作を説明する。
図に示すように、この自動販売機は、本体制御部100、人体検知センサ7、硬貨処理装置CM、紙幣識別装置BV、電子マネーの決済制御部101、商品払出機構部102、冷温制御部103、蛍光灯制御部104、LED制御部105、リモコンボックスの設定用キーボード106および商品選択ボタン5aなどからなる。
前記本体制御部100は、自動販売機の全体制御を司る制御部である。人体検知センサ7は自動販売機における前面の所定の領域、この実施の形態では前述したようにシリンダー錠付きの補助ロック装置取付用の開口位置にレイアウトされ、自動販売機の前面に人が存在するか否かを検知するセンサであり、硬貨処理装置CMは硬貨投入口または紙幣投入口61(図1参照)に投入された硬貨の正偽並びに金種を識別して正貨の場合に金種信号を本体制御部100に送信するとともに釣銭若しくは返却硬貨を払い出す機構であり、紙幣識別装置BVは紙幣挿入口62(図1参照)に挿入された紙幣の正偽並びに金種を識別して正貨の場合に金種信号を本体制御部100に送信するとともに正紙幣を受け入れて集積する一方、偽紙幣を返却する機構である。電子マネーの決済制御部101は電子マネーのブランドを選択する不図示のボタン操作により起動して商品選択ボタン5aが操作されるとアンテナ部66にかざされたICカードとの間で信号の授受を行って決済を行う制御部である。商品払出機構部102は商品選択ボタン5aにより選択された商品を庫内の商品収納ラックから切り出して払い出す機構である。冷温制御部103は自動販売機の庫内に設置した冷却/加熱ユニットにより商品収納ラックに収容した商品の温度が所定の温度となるように温度制御する制御部であり、蛍光灯制御部104は蛍光灯の点灯・消灯を制御する制御部であり、LED制御部105は発光ダイオード8の点灯・消灯を制御する制御部である。設定用キーボード106は、商品価格などの各種設定をおこなう入力デバイスである。なお、本体制御部100およびLED制御部105が発光ダイオード8を点灯制御する制御手段を構成する。
今、節電のために蛍光灯制御部104からの制御信号により蛍光灯を消灯した状態において自動販売機の前面に利用者が接近すると人体検知センサ7から本体制御部100に検出信号が出力される。この検出信号に基づいて本体制御部100はLED制御部105に点灯指令を出力し、これに基づきLED制御部105は発光ダイード8を点灯制御する。この発光ダイオード8が点灯することにより自動販売機が稼働中であることを表示するとともに発光ダイオード8が商品展示室4(図1参照)に展示された商品見本を照明して販売商品表示機能を発揮する。この場合、発光ダイオード8はその照射方向を可変可能であることから、商品展示室4に展示された商品見本のうち、新発売商品若しくはお勧め商品に対応する商品見本を照明するように構成されているので、販売促進を図ることができる。利用者が貨幣を投入して商品を購入するまでの制御は従来と同様であるのでここでは説明を省略するが、本体制御部100は商品選択ボタン5aからの選択信号に基づいてLED制御部105に消灯指令を出力し、これにより発光ダイオード8が消灯して待機状態となる。なお、発光ダイオード8を消灯する時期は人体検出センサ7からの検出信号を受信してから所定時間後に発光ダイオード8を消灯するようにすることもでき、この場合、所定時間経過時に人体検出センサ7からの検出信号の有無を判断して検出信号が引き続き入力している場合には再度所定時間の経過を待って発光ダイオード8を消灯するようにすることもできるものであり、前述した実施の態様に限らないものである。
前述したとおり本発明によれば、販売商品表示のための照明手段(例えば、蛍光灯)を備え、当該照明手段を節電消灯するようにした自動販売機において、自動販売機の外扉2に設けられ、利用者を有無を検出する人体検知センサ7と、商品展示室4に設けられた販売商品表示用の発光ダイオード8と、前記人体検知センサ7の出力に基づいて発光ダイオード8を点灯制御する制御手段(本体制御部100およびLED制御部105)および、前記発光ダイード8の照射方向を調整可能な調節手段(調節機構9)を備えたことにより、照明手段が節電消灯中であっても利用者が自動販売機の前面に接近したことを人体検知センサ7が検出すると発光ダイオード8を強制的に点灯して販売商品表示機能を発揮、すなわち、発光ダイオード8により少なくとも商品見本や販売商品等の一部を照明して利用者に自動販売機が稼働中であることを表示することができる。また、発光ダイオード8により商品見本や販売商品のうちの新発売の商品若しくはお勧め商品を照明する。この場合、顧客ごとに新発売の商品若しくはお勧め商品の展示位置や収納位置が異なるのであるが、発光ダイオード8の照射方向を調整可能としたことによって展示位置や収納位置の異なる新発売の商品若しくはお勧め商品を照明することが可能となる。したがって、節電を図りつつ簡単な構造で販売商品表示機能を損なうことがなく、顧客要求を満足することが可能な自動販売機を提供できるという効果を有する。
なお、発光ダイード8の照射方向を調整可能な調節手段は調節機構9に限らず、発光ダイオードモジュール80の拡散用レンズ82に代えてプリズムを配設することもでき、実施の形態に限定されるものではない。
1 本体ケース
2 外扉
3 透明パネル
4 商品展示室
5 商品選択ボタンユニット
7 人体検出センサ
8(80) 発光ダイオード(発光ダイオードモジール)
9 調節機構
91 固定片
92 調節片

Claims (2)

  1. 販売商品表示のための照明手段を有し、当該照明手段を節電消灯するようにした自動販売機において、自動販売機の外扉に設けられ、利用者の有無を検出する人体検知センサと、商品展示室内に設けられた販売商品表示用の発光ダイオードと、前記人体検知センサの出力に基づいて発光ダイオードを点灯制御する制御手段および、前記発光ダイオードの照射方向を調整可能な調節手段とを備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 請求項1記載の自動販売機において、調節手段は展示室の構成部材に固着される固定片と、この固定片に回動自在に取付けられるとともに発光ダイオードが装着された調節片からなることを特徴とする自動販売機。
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