JP4285937B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の図柄の描かれた複数の回胴を有するスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットマシンは、一般に、遊技者が遊技用のメダルを投入してスタートレバーを押下することにより、図柄を表示した複数の回胴(通常は三つの回胴)が回転を開始し、続いて遊技者が任意のタイミングでストップボタンを押すと各回胴が順次停止し、停止した回胴の図柄の配列によって各種入賞が決定し、この入賞内容に応じて、メダルの払い出しが行われる遊技機である。
【0003】
このスロットマシンが複数設置された遊技ホールにおいては、開店前、従業員により、各スロットマシンの回胴に描かれた図柄のうち特定の図柄(通常は「7」)が、手作業で、中段ライン上に揃えられている。
この作業は、営業開始時に来店した遊技客に対して、気持ちよく遊技を楽しんでもらうためのホール経営者側のサービス業務である。
【0004】
ところで、遊技ホールにおいては、スロットマシンに何らかの細工をして、不正にメダルを獲得する行為が行われることがある。
この不正行為には、たとえば、各種入賞の抽選確率として定められている六段階の設定値を不正に変更する設定変更不正行為などがある。
【0005】
通常業務において、各種入賞の抽選確率の設定値を変更する場合は、設定用キースイッチのON/OFFの操作と、電源のON/OFFの操作とを関連させている。
この設定変更行為において、設定用キースイッチの操作だけでなく電源操作をも変更手順に加えることで、設定値変更までの操作が複雑となり、さらに設定用キーを用意しておく必要も生じる。このため、設定変更行為は、遊技ホールの従業員以外の者が容易には行えないようになっている。
【0006】
これに対し、設定変更不正行為は、不正行為者が、設定用キースイッチのON/OFF状態を電気回路基板上で強制的に認識させ、不正に入手した設定用キーを用いて、スロットマシンの電源を切断・投入して、最も当選確率の高い設定値に設定し直す。
【0007】
これにより、スロットマシンにおいては、ホール管理者により予め定められた設定値が、不正行為者により悪意で変更されて、内部当りが非常に当選しやすい設定となってしまう。
そして、不正行為者は、その後、他の客と同様に通常の遊技を行いながらも、当選の確率が高くなり、さらに出率も高くなる設定値にもとづいて、遊技媒体を大量に獲得することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のスロットマシンにおいて、営業開始前に特定図柄を揃える作業は、遊技台の一台一台に対して行う必要があるため、相当の時間と労力とを要し、煩わしいものとなっていた。
特に、この作業は、前面パネルの開閉をともなうものであり、さらに、遊技ホールに設置されたスロットマシンの台数が多いほど作業時間も長くなることから、従業員にとって負担となっていた。
【0009】
また、設定変更不正行為は、スロットマシン内の抽選確率の設定値が変更される不正行為であるため、この発生の前後において、スロットマシンの外観上は、特に変化がみられない。このため、その設定変更不正行為を発見することは容易ではなかった。
【0010】
さらに、遊技ホールによっては、不正行為を発見するために誤差玉や遊び率等を管理するところもあるが、設定変更不正行為において不正変更の対象とされる設定値そのものは、ホール側で用意した正当なものであるため、それら誤差玉等を管理しただけでは、その不正行為を発見することができなかった。
このように設定変更不正行為の発見は非常に困難なことから、その設定変更不正行為の発生を早期に発見でき、かつ効果的な防止も可能な技術の提供が求められていた。
【0011】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、従業員の業務負担の軽減を図るとともに、設定変更不正行為の発見及び防止を可能とするスロットマシンの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明のスロットマシンは、電源スイッチが投入されたことを検出する電源投入検出部と、この電源投入検出部からの検出信号にもとづいて、投入の時刻を判断する投入時刻判断部とを有する制御手段と、この制御手段からの投入時刻を記録する記憶手段とを有した構成としてある。
【0013】
スロットマシンをこのような構成とすると、電源スイッチの投入時刻が履歴として記憶手段に記録されるため、遊技ホールの従業員は、営業時間終了後、この履歴を辿ることで、電源スイッチの投入が、営業時間中に行われたか否かを確認できる。
この確認において、営業時間中に電源スイッチが投入されているときは、修理等必要な場合を除き、不正行為が発生したものと判断できる。特に、設定変更不正行為は、スロットマシンの電源の切断・投入をともなう行為であるため、電源スイッチの投入時刻を管理することで、その不正行為の発見を可能とする。
【0014】
また、本発明のスロットマシンは、複数の図柄が描かれた複数の回胴と、これら回胴の回転を制御するドラムユニットとを有し、制御手段が、電源投入検出部からの検出信号にもとづいて、ドラムユニットへ、特定図柄表示信号を送る図柄表示制御部を有し、ドラムユニットが、特定図柄表示信号にもとづき、回胴を回転制御して特定の図柄を入賞ライン上に表示する構成としてある。
【0015】
スロットマシンをこのような構成とすれば、電源スイッチが投入されると、回胴に描かれた特定の図柄が、自動的に入賞ライン上に並ぶため、従業員が営業時間開始前に手作業で、その特定図柄を揃える必要がなくなる。このため、従業員の業務負担の軽減を図ることができる。
【0016】
さらに、営業開始直後を除く営業時間中において、内部当りに当選した場合、各種入賞に当たった場合、あるいは修理等のため電源を落とした場合以外の場合に、特定の図柄が入賞ライン上に並んだときは、不正に電源スイッチが再度投入されたことが考えられる。したがって、この場合は、不正行為が発生したものと判断できる。
【0017】
また、本発明のスロットマシンは、各種入賞の抽選確率の設定値を変更する設定手段を有し、制御手段が、設定手段で設定値が変更された時刻を判断する設定管理部を有し、記憶手段が、制御手段からの設定値の変更時刻を記録する構成としてある。
スロットマシンをこのような構成とすると、各種入賞の抽選確率の設定値が変更されるたびに、この変更時刻が記憶手段に記録されるため、従業員は、その記録された設定値の変更履歴を確認することで、設定変更不正行為を発見できる。
【0018】
また、本発明のスロットマシンは、現在の時刻を計る時計手段を有し、投入時刻判断部が、時計手段からの現在時刻にもとづいて、投入時刻を判断し、設定管理部が、時計手段からの現在時刻にもとづいて、設定値の変更時刻を判断する構成としてある。
スロットマシンをこのような構成とすれば、投入時刻判断部及び設定管理部は、それぞれ電源投入時及び設定変更時を、正確な時刻で特定できる。
【0019】
また、本発明のスロットマシンは、記憶手段が、営業開始時刻及び営業終了時刻を記憶し、制御手段が、記憶手段から営業開始時刻及び営業終了時刻を取り出すとともに、これら営業開始時刻及び営業終了時刻によって示される営業時間内に、投入時刻及び/又は設定値変更時刻が含まれるか否かを判断する営業時間比較部を有した構成としてある。
【0020】
スロットマシンをこのような構成とすると、電源スイッチの投入や抽選確率の設定値の変更が営業時間内に行われたものか否かが、営業時間比較部において自動的に判断されるため、設定変更不正行為の発生を早期に発見できる。
そして、設定変更不正行為の発生が営業時間比較部で確認されたことを報知手段を用いて外部に報知することとすれば、遊技ホールの従業員にとっても、設定変更不正行為の発生を早期に発見できる。
【0021】
また、本発明のスロットマシンは、制御手段からの検出信号、投入時刻及び/又は設定値変更時刻をホールコンピュータへ送信する信号出力手段を有した構成としてある。
スロットマシンをこのような構成とすれば、ホールコンピュータにおいて、スロットマシンにおける電源スイッチの投入、この投入の時刻、抽選確率の設定値の変更時刻を管理できる。このため、閉店後において、その電源投入時刻等を確認することで、従業員は、不正行為が発生したか否かを判断できる。
【0022】
さらに、ホールコンピュータに接続された機器(たとえば、ホール管理装置等)においても、電源投入時刻等のデータを入力して表示することができる。
このため、従業員は、スロットマシンやホールコンピュータの他に、ホール管理装置の周辺機器においても、不正行為の発生を早期に発見できる。
【0023】
また、本発明のスロットマシンは、電源スイッチが投入されたことを外部へ報知する報知手段を有し、制御手段の電源投入検出部が、検出信号を受け取ると、報知手段へ報知信号を送り報知させる構成としてある。
スロットマシンをこのような構成とすると、このスロットマシンは、電源スイッチの投入にともなって特定図柄を並べるだけでなく、その投入の事実を報知手段により外部に報知することができる。
【0024】
このため、遊技ホールの従業員は、その報知により、スロットマシンの電源が投入されたことを知得できる。
そして、従業員は、故障や修理等以外の理由で、営業時間中に、電源スイッチが投入された旨を示す報知が実行されたときは、不正行為が発生したものとして認識し、適切に対応することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明のスロットマシンの実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態のスロットマシンの内部構成を示すブロック図である。
同図に示すように、スロットマシン10は、電源スイッチ11と、設定手段12と、時計手段13と、制御手段14と、記憶手段15と、ドラムユニット16と、報知手段17と、信号出力手段18とを有している。
【0026】
ここで、電源スイッチ11は、スロットマシン10の各部へ供給される電源を投入/切断(ON/OFF)する。
設定手段12は、図示しない設定用キースイッチ、設定値表示部、操作ボタン、確定ボタン等を有しており、このスロットマシン10におけるビッグボーナスやレギュラーボーナス等に代表される各種入賞についての抽選確率を設定する。
【0027】
各種入賞の抽選確率は、通常六つの設定値が予め決められており、これらのうちから、営業計画等にもとづき、一つの設定値が選択され、その日のスロットマシン10の設定とされる。
六つある設定値のうち、その確率値の大きい方(通常、設定段階の大きい方)がビッグボーナス等に当選しやすく、逆に、確率値の小さい方(通常、設定段階の小さい方)が当選しにくい。このため、不正行為者は、現行の設定値(ホール側が設定した設定値)を、ビッグボーナス等に当選しやすい設定値に不正に変更することで、自己の獲得する遊技媒体数を増加させることができる。
【0028】
時計手段13は、時刻の測定機能と、営業開始時刻及び営業終了時刻の記憶機能とを有している。
そして、時計手段13は、測定した時刻を現在時刻データとして、制御手段14の投入時刻判断部14−2及び設定管理部14−3(後述)へ送る。
なお、営業開始時刻及び営業終了時刻は、記憶手段15に記憶させることもできる。
【0029】
制御手段14は、電源投入検出部14−1と、投入時刻判断部14−2と、設定管理部14−3と、営業時間比較部14−4と、図柄表示制御部14−5とを有している。
電源投入検出部14−1は、電源スイッチ11が投入されたことを検出すると、検出信号を投入時刻判断部14−2、図柄表示制御部14−5、信号出力手段18及び報知手段17へ送る。
【0030】
投入時刻判断部14−2は、電源投入検出部14−1から検出信号を受け取ると、時計手段13から現在時刻データを読み込んで、電源スイッチ11の投入時刻を確定する。
そして、投入時刻判断部14−2は、この確定した投入時刻を、営業時間比較部14−4及び記憶手段15へ送る。なお、記憶手段15においては、この送られてきた投入時刻が、履歴として記録される。
【0031】
設定管理部14−3は、設定手段12で変更された抽選確率の設定値を受け取ると、時計手段13から現在時刻データを読み込んで、その設定値の変更時刻を確定する。
そして、設定管理部14−3は、その設定値と変更時刻(設定値変更時刻)とを、記憶手段15へ送って記憶させ、さらに、変更時刻を営業時間比較部14−4へ送る。
【0032】
なお、この設定管理部14−3で実行される処理(設定手段12から変更された設定値を受け取る処理、設定値の変更時刻を確定する処理、変更設定値及び変更時刻を記憶手段15へ送り記録させる処理)を、設定変更処理という。
また、記憶手段15においては、その送られてきた設定値及び変更時刻が、履歴として記録される。
【0033】
営業時間比較部14−4は、投入時刻判断部14−2から電源スイッチ11の投入時刻を受け取ると、時計手段13又は記憶手段15から営業開始時刻及び営業終了時刻を読み込んで、その投入時刻が営業時間内(営業開始時刻及び営業終了時刻により示される時間内)に含まれる時刻か否かを判断する。
【0034】
また、営業時間比較部14−4は、設定管理部14−3から設定値の変更時刻を受け取ると、時計手段13又は記憶手段15から営業開始時刻及び営業終了時刻を読み込んで、その変更時刻が営業時間内に含まれる時刻か否かを判断する。
そして、営業時間比較部14−4は、これら判断した結果を、記憶手段15へ送り、記憶させる。
【0035】
さらに、営業時間比較部14−4は、電源スイッチ11の投入時刻あるいは設定値の変更時刻が営業時間内に含まれる時刻であるときは、報知信号を報知手段17へ、また異常信号を信号出力手段18へそれぞれ送る。
なお、報知手段17においては、その報知信号を受け取ると、不正行為が発生した可能性があることを報知する。また、信号出力手段18においては、受け取った異常信号をホールコンピュータ20へ送信する。
【0036】
図柄表示制御部14−5は、電源投入検出部14−1から検出信号を受け取ると、特定図柄表示信号をドラムユニット16へ送る。
記憶手段15は、電源スイッチ11の投入時刻、現在の抽選確率の設定値、この設定値の変更時刻を履歴として記録する。
なお、記憶手段15は、営業開始時刻及び営業終了時刻などを記憶することもできる。
【0037】
ドラムユニット16は、複数の回胴(通常は、回胴(左)16−1、回胴(中)16−2及び回胴(右)16−3の三つの回胴)を有しており、これら回胴の回転を制御する。
また、ドラムユニット16は、制御手段14の図柄表示制御部14−5からの特定図柄表示信号にもとづき、各回胴16−1〜16−3に描かれた特定の図柄(通常は「7」)が中段ライン(入賞ラインのうち中央を横切るライン)上に並ぶように、それら回胴16−1〜16−3を回転制御する。
【0038】
報知手段17は、図示しないスピーカとランプとを有している。
この報知手段17は、電源投入検出部14−1又は営業時間比較部14−4からの報知信号にもとづき、電源スイッチ11が投入された旨あるいは不正行為が発生した可能性がある旨を外部へ報知する。この場合、スピーカからは所定の音声が出力され、またランプは所定の間隔で点滅(点灯)する。
【0039】
信号出力手段18は、図2に示すように、ネットワーク30を介してホールコンピュータ20の受信手段21と接続されている。
そして、信号出力手段18は、電源投入検出部14−1からの検出信号、投入時刻判断部14−2からの投入時刻、設定管理部14−3からの設定値変更時刻、及び営業時間比較部14−4からの異常信号をホールコンピュータ20へ送信する。
【0040】
ホールコンピュータ20は、スロットマシン10から検出信号、投入時刻、設定値変更時刻を受け取ると、これらを記憶する。
また、スロットマシン10から異常信号を受け取ると、所定の画面をディスプレイ(図示せず)に表示して、従業員に対し、不正行為が発生した可能性がある旨を知らせる。
【0041】
次に、本実施形態のスロットマシンの動作について、図3を参照して説明する。
同図は、本実施形態のスロットマシンにおける制御手段の動作を示すフローチャートである。
まず、電源スイッチ11が投入されると、この投入が、制御手段14の電源投入検出部14−1で検出される(ステップ10)。
【0042】
次いで、制御手段14の設定管理部14−3において、設定手段12で各種入賞の抽選確率の設定値が変更されたか否かが判断される(ステップ11)。
判断の結果、変更されたときは、この設定管理部14−3において設定変更処理が実行される(ステップ12)。設定変更処理には、設定手段12から変更された設定値を受け取る処理、設定値の変更時刻を確定する処理、変更設定値及び変更時刻を営業時間比較部14−4及び記憶手段15へ送る処理、及び設定手段12からのスロットマシン10の初期化処理が含まれる。
【0043】
続いて、営業時間比較部14−4において、設定管理部14−3からの設定値の変更時刻が営業時間内に含まれているか否かが判断される(ステップ13)。
判断の結果、営業時間中に含まれているものであるときは、異常信号がホールコンピュータ20へ出力される(ステップ14)。
一方、営業時間中でないときは、異常信号の出力は実行されない。
【0044】
そして、設定管理部14−3において、抽選確率の設定値が、記憶手段15へ送られ、履歴として記録される(ステップ15)。
さらに、電源投入検出部14−1から図柄表示制御部14−5へ検出信号が送られると、この図柄表示制御部14−5からドラムユニット16へ特定図柄表示信号が送出される(ステップ16)。
【0045】
この特定図柄表示信号にもとづき、ドラムユニット16において、各回胴16−1〜16−3が回転自動制御されて、特定の図柄が入賞ラインに並べられる。
このとき、営業時間比較部14−4は、報知手段17へ報知信号を送出して(ステップ17)、電源スイッチ11が投入されたことを外部へ報知させる。
【0046】
ところで、投入時刻判断部14−2における判断(ステップ11)で、抽選確率の設定値が変更されていないときは、次いで、リセットされたか否かが判断される(ステップ18)。リセットとは、スロットマシン10の初期化が実行されることをいう。
判断の結果、リセットされていないときは、続いて、遊技媒体の投入待ち状態か否かが判断される(ステップ19)。
【0047】
判断の結果、投入待ち状態でないときは、前回の電断場所へ復帰される。
一方、遊技媒体の投入待ち状態であるとき、及びステップ18の判断においてリセットでないときは、図柄表示制御部14−5からドラムユニット16へ特定図柄表示信号が送られ、ドラムユニット16において、各回胴16−1〜16−3が回転自動制御されて、特定の図柄が入賞ラインに並べられ(ステップ16)、電源スイッチ11が投入されたことが外部へ報知される(ステップ17)。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、電源スイッチが投入されると、自動的に特定の図柄が入賞ラインに揃うため、従業員の業務負担が軽減される。
さらに、電源投入時刻や設定変更時刻が履歴として記憶手段に記録されるため、設定変更不正行為を早期に発見でき、また発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスロットマシンの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のスロットマシン及びホールコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のスロットマシンにおける動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 スロットマシン
11 電源スイッチ
12 設定手段
13 時計手段
14 制御手段
14−1 電源投入検出部
14−2 投入時刻判断部
14−3 設定管理部
14−4 営業時間比較部
14−5 図柄表示制御部
15 記憶手段
16 ドラムユニット
16−1 回胴(左)
16−2 回胴(中)
16−3 回胴(右)
17 報知手段
18 信号出力手段
20 ホールコンピュータ
21 受信手段
30 ネットワーク

Claims (2)

  1. 電源スイッチの投入に関連させて、各種入賞の抽選確率の設定値を変更する設定手段と、複数の図柄が描かれた複数の回胴と、これら回胴の回転を制御するドラムユニットと、を有するスロットマシンであって、
    現在の時刻を計る時計手段と、
    電源スイッチが投入されたことを検出する電源投入検出部と、
    前記設定手段における前記設定値の変更を判断するとともに、設定値変更時刻を判断する設定管理部を有する制御手段と、
    前記設定値変更時刻と営業開始時刻及び営業終了時刻を記録する記憶手段と、
    前記電源投入検出部からの検出信号にもとづいて、前記電源スイッチが投入されたことを外部へ報知する報知手段と、を有し、
    前記制御手段が、
    前記記憶手段から前記営業開始時刻及び前記営業終了時刻を取り出すとともに、これら営業開始時刻及び営業終了時刻によって示される営業時間内に、前記設定値変更時刻が含まれるか否かを判断する営業時間比較部を有し、
    前記営業時間比較部が前記営業時間内に前記設定値変更時刻が含まれると判断した場合に、異常信号をホールコンピュータへ送信する信号出力手段を有した
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記報知手段は、前記営業時間比較部が前記営業時間内に前記設定値変更時刻が含まれると判断した場合に、外部へ報知し、
    前記制御手段が、
    前記電源投入検出部からの検出信号にもとづいて、前記ドラムユニットへ、特定図柄表示信号を送る図柄表示制御部を有し、
    前記ドラムユニットが、前記特定図柄表示信号にもとづき、前記回胴を回転制御して前記特定の図柄を入賞ライン上に表示する
    ことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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