JP2007006947A - 回胴式遊技機 - Google Patents

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秀樹 山下
Shunichi Nakano
俊一 中野
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隆男 小森
Yasutaka Matsumoto
靖孝 松本
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Abstract

【課題】 CRユニットが故障した場合にも現金対応型のパチスロ機として遊技を行うことができるパチスロ機を提供する。
【解決手段】 有価情報記憶媒体(カード)の有価情報を読み取り、その有価情報を使用して遊技を行うCR対応可能な回胴式遊技機において、回胴式遊技機をCR対応型として動作させるか或いは現金対応型として動作させるかを切り換えるための切換手段(CRユニット有無スイッチ)43を設ける。現金対応型として動作させるように切換手段43が切換設定されると、主基板CPU60はその切換手段43の設定状態を認識し、CRユニット50との通信を停止する。従って、CRユニット50の状態(CRユニット非接続状態、接続されているCRユニットの故障状態等)の如何に拘わらず、パチスロ機は、現金対応型として動作を継続させることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、有価価値情報及びコイン(メダル)の両方に対応することができるパチスロ機、パロット機、スロットマシン等の回胴式遊技機に関するものである。
従来、回胴式遊技機の一つであるパチスロ機で遊技を行う場合、現金サンドと呼ばれるコイン貸出機で現金をコイン(メダルとも言われている)に替え、遊技者がパチスロ機のコイン投入口にコイン又はメダルを投入して、パチスロ遊技を行う現金対応型の遊技方法が一般的であった。しかし、今後、パチスロ遊技においてもパチンコ遊技における遊技媒体貸し出し方式と同様に、CR(Card Reader)ユニットを備えプリペイドカードを用いる貸し出し方式、あるいは、プリペイドカードに限らず、クレジットカードや銀行カード等の有価価値情報記録媒体を用いる方式や、電話、インターネット等により有価価値情報を送受して用いる方式が普及すると予想される。即ち、パチスロ機においても、いわゆる現金対応型からいわゆるCR対応型、更には、有価価値情報対応型に移行していくことが予想される。
そんな中、下記に示す特許文献1には、カード記録情報を読み取る機能を有したメダル貸出機を備え、スロットマシンとメダル貸出機との間でメダルの貸出処理に関する各種制御信号をやり取りし、カードに記録されている有価価値情報と引き換えに遊技者にメダルを貸出すようにしたCR対応のスロットマシンが開示されている。
特開2005−80916号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたCR対応パチスロ機(スロットマシン)では、CRユニット(メダル貸出機)と接続しなければ動作しない構造となっており、営業時間中にCRユニットが故障した場合には、CRユニットを修理するまでそのCR対応パチスロ機は稼動することができないという不具合があった。
また、パチスロ機では現金対応型のパチスロ機もCR対応型のパチスロ機も同じ遊技仕様(大当りの出率が同じ)であるにも拘わらず、後者のCR対応パチスロ機ではCRユニット操作のための操作部、つまりメダル貸出、精算(返却)等を行うための操作部をパチスロ機側に設ける必要があり、パチスロメーカー側は、現金対応型のパチスロ機とCR対応型のパチスロ機とを作り分けをしなければならず、パチスロホール側は、ホール設備の状態に対応させて現金対応型のパチスロ機あるいはCR対応型のパチスロ機の発注、さらにはCR対応パチスロ機化(CRユニットの設置対応)に伴なう設備投資をしなければならないという不具合があった。
そこで、本願発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、切換手段を切り換えることによって、遊技場の状況に合わせてCR対応機等の有価価値情報対応機あるいは現金対応機のいずれかの回胴式遊技機として遊技を行うことを選択することができ、例えば、パチスロ機に接続されたCRユニットが故障等した場合でも、現金対応パチスロ機として遊技を行うことができるパチスロ機の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る回胴式遊技機の発明は、遊技媒体を投入手段から投入することにより遊技が可能となる第1の状態と、前記遊技媒体と等価な有価価値情報を情報受取手段を通じて受けることにより遊技が可能となる第2の状態とを備え、前記第1の状態又は第2の状態のいずれかの状態に設定を切換える切換手段を筐体内部に備えたことを特徴とするものである。請求項1に係る発明によれば、遊技場の設備の状況に合せて、遊技媒体を投入手段から投入することにより遊技が可能となる第1の状態又は遊技媒体と等価な有価価値情報を情報受取手段を通じて受けることにより遊技が可能となる第2の状態のいずれかの状態に設定を切換えて遊技を行うことが可能な回胴式遊技機を提供することができる。
また、請求項2に係る回胴式遊技機の発明は、請求項1に記載の発明において、切換手段は、前記第1の状態又は第2の状態のいずれかの状態への設定を前記情報受取手段から得た情報に従って切換えることを特徴とするものである。請求項2に係る発明によれば、請求項1の効果に加え、例えば、CRユニットが故障した場合等、情報受取手段から得た情報に不具合が出た場合には、切換手段は、遊技媒体を投入手段から投入することにより遊技が可能となる第1状態に切換えて現金対応型回胴式遊技機として遊技を行うことができる。
また、請求項3に係る回胴式遊技機の発明は、請求項1に記載の発明において、切換手段は、前記第1の状態又は第2の状態のいずれかの状態への設定を手動操作により切換えるスイッチ手段を含むことを特徴とするものである。請求項3に係る発明によれば、更に、遊技場の係員が、遊技場の設備の状況に合わせて、スイッチ手段を手動で操作することにより、第1の状態又は第2の状態のいずれかの状態へ設定を切換えることができる。
また、請求項4に係る回胴式遊技機の発明は、請求項3に記載の発明において、切換手段は、遊技の難易度を設定するための設定手段とともに電源ユニットに設けられていることを特徴とするものである。請求項4に係る発明によれば、請求項3の効果に加え、電源投入時に遊技の難易度の設定とともに切換手段を設定でき、設定操作を行い易いという特徴がある。
また、請求項5に係る回胴式遊技機の発明は、請求項4に記載の発明において、前記電源ユニットには電源ケースカバーを備え、切換手段は、前記設定手段とともに前記電源ケースカバーにより覆うことができるように構成されていることを特徴とするものである。請求項5に係る発明によれば、請求項4の効果に加え、電源投入時等操作が必要な場合以外には、切換手段や設定手段に容易に触れることができないので、不正行為が介在できないという特徴がある。
また、請求項6に係る回胴式遊技機の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記情報受取手段は、有価価値情報を記録した情報記録媒体を受け入れてその記録情報を読み取る情報記録媒体読取装置からの情報を受け取ることを特徴とするものである。請求項6に係る発明によれば、情報受取手段は、遊技媒体と等価な有価価値情報を記録した情報記録媒体を受け入れてその記録情報を読み取る情報記録媒体読取装置からの情報を受け取ることにより、パチンコ機等で使用されている情報記録媒体読取装置を使用することができ、遊技場にとって導入し易い回胴式遊技機を提供することができる。
ここで、CRユニットとは、遊技媒体であるコインの貸出可能枚数等の有価価値情報が記録された情報記録媒体(例えば、プリペイドカード)を差し込む機器(情報記録媒体読取装置)のことであり、回胴式遊技機の各台に取り付けられることにより各回胴式遊技機は有価価値情報を取り込んで遊技が可能となる。また、回胴式遊技機は、いわゆるパチスロ機が現在一般に普及しており、以下、CR対応型のパチスロ機のことを、単に、CRパチスロ機ともいう。
切換手段はパチスロ機を管理する側、即ち、パチスロホール側で設定するものであり、その異なる第1の状態と第2の状態とは、制御手段(CPU)によって認識される切換手段の設定状態のことである。第1の状態と第2の状態の意味するところは、そのパチスロ機の仕様で予め設定されているものであり、例えば、第1の状態は、パチスロ機を現金対応型のパチスロ機として動作させようとする設定であり、第2の状態は、パチスロ機をCR対応型のパチスロ機として動作させようとする設定である。切換手段が第1の状態に設定されている場合、つまりホール側でそのパチスロ機を現金対応のパチスロ機として動作させようと設定している場合、制御手段は切換手段の第1状態を認識してCRユニットとのプロトコルの通信を停止する。これによりパチスロ機(制御手段側)とCRユニットとは遮断された状態に等しくなり、CRユニットの故障の有無に拘わらずパチスロ機は動作を行い、遊技者は現金サンドでコイン(又はメダル)の貸し出しを受けてきてそのコイン(又はメダル)により遊技を行うことができる。即ち、パチスロ機は現金対応型のパチスロ機として動作することになる。
一方、切換手段が第2の状態に設定されている場合、つまりホール側でそのパチスロ機をCRパチスロ機として動作させようと設定している場合、制御手段は切換手段の第2状態を認識してCRユニットとのプロトコルの通信を行う。これにより制御手段はCRユニット側の状態判別を行い、CRユニットが故障している、あるいは接続されていないと判別した場合には、パチスロ機の動作を停止させ遊技できない状態にする。また、正常のCRユニットが接続されていると判別した場合には、CRユニットを介して遊技媒体の貸し出し等を行える状態にする。即ち、パチスロ機はCRパチスロ機として動作することになる。
切換手段がCR対応側に切り換えられているのにCRユニットが故障、あるいは接続されていない場合には、通信エラーと判別されてパチスロ機は動作しなくなる。正常なCRユニットが接続されているのに切換手段が現金対応側に切り換えられている場合には、CRユニットを介して遊技媒体の貸し出しを行うように設けられたコイン貸出スイッチは有効でなくなる(飾り状態となる)。しかし、現金対応型と認識されるためパチスロ機は動作を行い遊技者は遊技を行うことができる。また、切換手段がCR対応側に切り換えられており通信エラーと判別された場合には、報知手段によってエラーの発生が報知される。このときホール側(従業員)が切換手段を切り換え、現金対応型とすることによりパチスロ機は動作を再開する。
本発明に係る回胴式遊技機によれば、切換手段の切換設定によって回胴式遊技機を現金対応型機としてもCR対応型機等の有価価値情報対応型機としても使用することができるので、ホール側はホールの設備状況、つまり回胴式遊技機の設置場所がCR設備設置状態となっていない場合にも、新たに設備投資しなくても本回胴式遊技機を購入し使用することができる。また、メーカー側は、有価価値情報対応型機と現金対応型機との作り分けをする必要がないので、工数およびその他の生産コストを抑えることができる。
以下、本発明に係る回胴式遊技機(以下、パチスロ機という)の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、パチスロ機の一形態を示す正面図である。箱形に形成されたパチスロ機1の本体(筐体)枠(図示は省略する)の前面開口部を覆うように前面扉2が設けられている。前面扉2は、本体枠に対して上下ヒンジ部により片開き可能に取り付けられた開閉扉である。また、パチスロ機1の左側には、遊技媒体(例えば、コイン又はメダル)の貸出し可能枚数等の有価価値情報が記録されている情報記録媒体(プリペイドカード)によって、コインの貸出しを可能とするためのCRユニット(情報記録媒体読取装置)50が配置されている。
前面扉2の上部には、LED表示灯による遊技の演出内容を表示するためのトップ表示器3が設けられている。トップ表示器3の下側中央部には、画像表示による遊技の演出内容を表示するための液晶表示装置5が配設されている。液晶表示装置5の左右両側には、音の出力により遊技の内容を演出する一対のスピーカ6a、6bが設けられている。また、スピーカ6bの下側には、液晶表示装置5に表示されるメニュー画面の表示内容を選択及び確定するための液晶スイッチボタン9が設けられている。さらに、スピーカ6a、6bの外側には、LED表示灯による遊技の演出内容を表示するためのサイド表示器7a、7bが設けられている。
液晶表示装置5の下側には、窓部8が設けられ、窓部8には透明のガラス板が取り付けられている。この窓部8を介して、本体枠内に配設されているリールユニットの各リール(後述する)が視認可能となっている。窓部8の下側には、パチスロ機1の遊技媒体であるコインの払出し枚数を表示する払出枚数表示器10と、遊技者が貯留装置に貯留して保有しているコインの貯留枚数を表示する貯留枚数表示器11が設けられている。また、払出枚数表示器10の左側には、遊技者が1回のリール回転遊技において投入したコイン枚数(ベット枚数)を表示するコイン投入枚数表示器12が設けられている。詳しくは後述するが、コインを1枚投入する毎に表示器が一つずつ点灯し、1回の遊技で投入することができる最大枚数(MAXベット枚数)は3枚に設定されている。貯留枚数表示器11の右側には、遊技を開始させるためのスタートレバーの操作が可能/不可能状態にあることを表示するためのスタート表示器13が設けられている。スタート表示器13の下側には、パチスロ機にコインを投入することが可能であるか否かを表示するための投入可能表示器14が設けられている。さらに、投入可能表示器14の下側には、リール回転遊技の表示態様(小役)の一種である「リプレイ図柄」が揃って再遊技が開始されることを表示するリプレイ表示器15が設けられている。
払出枚数表示器10及び貯留枚数表示器11の右下方には、パチスロ機1の遊技媒体であるコインを投入するためのコイン投入口(投入手段)16が設けられている。また、左下方には、1回のリール回転遊技においてパチスロ機1にMAXベットを投入するためのMAXベットボタン17が設けられている。遊技者はMAXベットボタン17を1回操作するだけで、1回の遊技でパチスロ機1に投入することができる最大枚数を投入した状態、つまりMAXベット状態にすることができる。MAXベットボタン17の左側には、1回のリール回転遊技においてパチスロ機1にコインを1枚ずつ投入するための1枚投入ボタン18が設けられている。MAXベットボタン17あるいは1枚投入ボタン18が押し操作されると、操作されるたびに貯留装置に貯留されているコインの貯留枚数、即ち、貯留枚数表示器11に表示されている貯留枚数が、投入された枚数分だけ減算されていく。1枚投入ボタン18の左側には、貯留装置に貯留されているコインを精算するため、即ち、コインを後述する受け皿に払出すための精算ボタン19が設けられている。
また、これらの部材の下側左方には、リール(ドラムともいう)の回転を始動させるためのスタートレバー(始動用レバー)20が設けられ、下側中央部、即ち、スタートレバー20の右側には、後述する3個の回転リールに各対応するように3個の停止ボタン21a、21b、21cが設けられている。また、停止ボタンの右側には、コインセレクター内に詰まったコインを返却するためのコイン返却ボタン22が設けられている。コインセレクターはコイン投入口16に連結されており、コイン投入口16から投入されたコインを選別および検知する装置である。
そして、スタートレバー20の左側には、パチスロ機1がCR対応型のパチスロ機として作動している際に、CRユニット50に差し込まれたプリペイドカード(有価価値情報が記録されている情報記録媒体)から遊技媒体であるコインの貸し出しを行うためのコイン貸出ボタン25と、CRユニット50に差し込まれたプリペイドカードを払出し返却するためのカード返却ボタン26が設けられている。また、差し込まれたプリペイドカードに記憶されている有価価値情報、例えば、コイン貸出可能枚数を、表示するためのカード残高度数表示器27が設けられている。CRユニット50とパチスロ機側とは、電気的に接続されており、コイン貸出ボタン25、カード返却ボタン26の操作等に基づいてパチスロ機側に配置されている主制御基板(後述する)に搭載されたCPU(制御手段)とCRユニット50(CRユニットに搭載されたCPU)間で通信を行う。尚、プリペイドカードは、CRユニット50のカード挿入口(カード返却口)51から出し入れされ、プリペイドカードがCRユニット50に挿入されていることは、カード表示器52の点灯表示によって報知される。
前面扉2の下部には、パチスロ機1内に設けられているコイン払出装置から払出されるコインおよび返却されるコインの出口としてのコイン払出し口23が設けられ、このコイン払出し口23の前面部には払出・返却されたコインを貯留しておくための受け皿24が設けられている。
図2は、前面扉2を開いたときのパチスロ機1の本体(筐体)枠29内部を示す図である。上部にはパチスロ機1の遊技の主な制御を行う主制御基板30が配設されている。主制御基板30の下側には、リールユニット31が配設されている。リールユニット31は、回転動作を行う3個のリール32a、32b、32cと、リールを回転動作させるステッピングモータ33a、33b、33cと、各リールの図柄および回転速度を把握するためにリールの特定の位置を検知するためのリールセンサー34a、34b、34cから概略構成されている。各リールには複数種の図柄(例えば、7種類、21個の図柄)が設けられており、停止表示された各リールの図柄の組合せにより入賞か否かが決定する。本体枠29の下部中央には、コインを貯蔵すると共に、コインの払出しを行うコイン払出装置35が設けられている。この払出装置35から払出されたコインは払い出し口23から受け皿24へ放出される。また、コイン投入口16から投入されたコインは、この払出装置35内に貯蔵される。
払出装置35の左側には、電源ユニット36が配設されている。電源ユニット36は、電源基板37および電源基板を収納するためのケースと、このケースに一端が軸支されて回動開閉可能に取り付けられた電源ケースカバー38等から構成されている。図2に示す電源ユニット36は、電源ケースカバー38が回動により閉じられて取り付けられた状態を示している。図3に、電源ケースカバー38を回動により開放した状態の電源ユニット36を示す。電源ユニット36には、パチスロ機1に電源が供給されていることを表示する電源LED39と、パチスロ機1の遊技の難易度、即ち、ビックボーナス、レギュラーボーナス等の当り状態の発生確率を複数(通常は6)段階の中から選択設定するための設定変更スイッチ(設定手段)40と、その難易度の設定の変更および確認を行う際に操作される設定キースイッチ(設定手段)41が設けられている。
また、役物連続作動装置作動終了時に、自動的に打止めおよび自動精算をするか否かを切り換えるための打止め有無切換えスイッチ42と、パチスロ機1をCR対応型のパチスロ機として動作させる(第2の状態)のか、あるいは現金対応型のパチスロ機として動作させる(第1の状態)のかを設定するためのCRユニット有無スイッチ(切換手段)43が設けられている。これらのスイッチ40〜43の操作・設定は、いずれもパチスロホール側で行うものであり、遊技中等これらのスイッチ40〜43を操作する必要がないときは電源カバー38により覆われ、遊技者は操作することができないようになっている。さらに、電源ユニット36に電源が供給されていることを表示する100V表示LED44と、パチスロ機1への電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ45が設けられている。
図4は、パチスロ機1にCRユニット50を接続したときの主制御基板30周辺の電気的な接続状態(概略)を示すブロック図である。パチスロ機1側には上述したように主制御基板30が配設されており、主制御基板30には主なパチスロ遊技を司る主基板CPU(制御手段)60が設けられている。主基板CPU60には入出力ポート(図示省略)が設けられており、この入出力ポートを介して各種の入出力部がバス接続等されている。具体的には、主基板CPU60の入力ポートには、例えば、MAXベットボタン17、1枚投入ボタン18、精算ボタン19、スタートレバー20、停止ボタン左21a、中21b、右21c、コイン貸出ボタン25、カード返却ボタン26等が接続されている。これら入力部が操作されると、その操作信号は入力ポートを介して主基板CPU60に入力される。
遊技者によってMAXベットボタン17が操作されると、貯留枚数表示器11の枚数がMAXベット分(例えば、3枚)減算されると共に、コイン投入枚数表示器12が3個点灯してコインが3枚投入されたことを報知する。これにより当りを発生させるリール図柄の有効ラインは、上中下横ラインと対角線の合計5ラインに設定される。次に、スタートレバー20が操作されると、リール32a、32b、32cが回転動作を開始すると共に、各リール32a、32b、32cの停止図柄を決定するために乱数の内部抽選が行われる。停止ボタン左21a、中21b、右21cの操作により、それぞれ対応しているリール32a、32b、32cの回転動作が停止する。このとき有効ライン上に予め定められている当り図柄の組み合わせが停止表示すると、その当り図柄に対応して定められている枚数のコインが払出装置35から払い出し口23に払出される。尚、パチスロ機内に貯留できる遊技者保有のコイン枚数、即ち、貯留枚数表示器11の最大表示枚数は、例えば50枚までと予め定められているため、当り図柄により遊技者に払出されるコインは、貯留枚数表示器11の表示が最大表示枚数になるまではそこに加算されて貯留され、最大表示枚数を超えた場合には、その超えた分を払い出し口23から払出すようにしてもよい。
また、主基板CPU60の入力ポートには、電源ユニット36に設けられた設定変更スイッチ40と、設定キースイッチ41が接続されており、設定されたパチスロ機の難易度が主基板CPU60に入力されている。また、打ち止め状態およびエラー状態を解除するためのドアセンサー61が接続されている。さらに、CRユニット有無スイッチ43が接続されており、パチスロ機1をCR対応型のパチスロ機として動作させる(第2の状態)か、あるいは現金型のパチスロ機として動作させる(第1の状態)かを設定した切換手段としてのCRユニット有無スイッチ43の状態、例えば、ハイ(High)/ロー(Low)状態の切り換え信号は、主基板CPU60に入力され常時、判別されている。
また、払出装置(ホッパー)35に設けられている払出しセンサー62が入力ポートを介して主基板CPU60に接続され、ホッパーモータ63が出力ポートを介して主基板CPU60に接続されている。各リールに当り図柄が停止表示されると、当り図柄に対応した枚数のコインを払い出す旨の払出命令信号が主制御CPU60から払出装置35に出力される。この払出命令信号により払出装置35のホッパーモータ63が駆動され、払出装置35からコインが払い出される。払い出されたコインの枚数は払出センサー62によって検知され、払出枚数を表わす信号が払出装置35から主制御CPU60に入力される。
また、コインセレクター64に設けられている第1のコインセンサ65および第2のコインセンサ66が入力ポートを介して主基板CPU60に接続され、メダルブロッカー67が出力ポートを介して主基板CPU60に接続されている。コイン投入口16から投入されたコインはコインセレクタ64内を通り、第1のコインセンサ65および第2のコインセンサ66によって検出される。これらのセンサ65、66によって検出された検出信号は、主基板CPU60に入力され、パチスロ機に投入されたコインの投入枚数が認識される。
コインセンサを2個配設することにより、コインの検出されるタイミングを測定し、予め設定されているコイン検出タイミングと照合して、不正行為が行われていないことを検出している。コインの最大貯留枚数、即ち、貯留枚数表示器11の最大表示枚数は予め定められており、貯留枚数がその枚数に達したと主基板CPU60によって検出されると、その旨を表わす信号が主基板CPU60からコインセレクタ64に出力される。この信号を受けたコインセレクタ64は、メダルブロッカー67を動作させ、最大貯留枚数以上に投入されたコインの受付を排除すると共に、そのコインを払い出し口23から払出し処理する。また、メタルブロッカー67はリールの回転動作中、即ち、スタートレバー20の操作によるリールの回転動作開始時から停止ボタン21a、21b、21cの操作によるリールの回転動作停止時までの間も動作し、その間のコインの投入は受け付けられない。
また、主基板CPU60の出力ポートには、各表示部68が接続されている。具体的には、貯留枚数表示器11が接続されており、主基板CPU60から出力される貯留枚数情報信号によって貯留されている遊技者のコインの枚数が表示される。また、払出枚数表示器10が接続されており、当り図柄の組合せが各リール32a、32b、32cに停止表示されると、当り図柄に対して予め定められている払出枚数情報信号が主基板CPU60から出力され、その払出枚数が払出枚数表示器10に表示される。また、停止ボタン21a、21b、21cの操作の可否を表示する停止ボタン表示器69が接続されており、リールの回転動作が開始されてから所定の時間が経過すると、主基板CPU60から表示部68に停止ボタン操作可能信号が出力され、この信号を受けて停止ボタン表示器69が表示される。例えば、リールの回転動作開始時に赤く点灯されていた停止ボタン表示器69が、所定時間が経過後に緑色に点灯し、停止ボタン21a、21b、21cの操作が可能になったことを遊技者に報知する。図示は省略するが、主基板CPU60の出力ポートには、さらに、コイン投入枚数表示器12、スタート表示器13、投入可能表示器14、リプレイ表示器15等が接続されており、主基板CPU60から出力される各表示器制御信号に基づいて表示制御されている。
また、主基板CPU60の出力ポートには、リールユニット31に設けられている右回胴モータ(ステッピングモータ)33a、中回胴モータ(ステッピングモータ)33b、左回胴モータ(ステッピングモータ)33cが接続され、主基板CPU60の入力ポートには、リールユニット31に設けられている右回胴インデックスセンサー(リールセンサー)34a、中回胴インデックスセンサー(リールセンサー)34b、左回胴インデックスセンサー(リールセンサー)34cが接続されている。スタートレバー20が操作されると、主基板CPU60から各リール32a、32b、32cの動作を制御する信号が出力され、この信号が各回胴モータ33a、33b、33cに入力されてリールの回転動作が行われる。リールの図柄およびリールの回転速度を把握するために、各回胴インデックスセンサー34a、34b、34cによって各リール32a、32b、32cの所定の位置が検知され、その検知情報が主基板CPU60に入力されている。主基板CPU60は、この検知情報に基づいてリールの図柄およびリールの回転速度を把握し各リール32a、32b、32cの回転動作を制御している。
また、主基板CPU60の出力ポートには、ホールコンピュータとの通信用、即ち、主基板CPU60からホールコンピュータへの信号の出力用基板としての外部集中端子板70が接続されている。
また、主基板CPU60には、CRユニット用の中継基盤(情報受取手段)71がバス接続されている。この中継基盤71には、その他、CRユニット用の表示部/キー入力部72(図1においてコイン貸出ボタン25とカード返却ボタン26とカード残高度数表示器27が設けられている部分)と、CRユニット50がバス接続されており、主基板CPU60と表示部/キー入力部72とCRユニット50とは中継基盤71を介して通信を行っている。
ここで、中継基盤(情報受取手段)71を介した通信内容を以下に説明する。但し、この中継基盤71を介した通信は、上述した切換手段であるCRユニット有無スイッチ43の設定状態に応じて行われている。即ち、主基板CPU60がCRユニット有無スイッチ43の設定状態を判別し、CRユニット有無スイッチ43がパチスロ機1をCR対応型のパチスロ機として動作させるように設定されている場合(第2の状態)にのみ通信が行われる。従って、CRユニット有無スイッチ43が現金型のパチスロ機として動作させるように設定されている場合(第1の状態)にはこの通信は行われない。
CRユニット有無スイッチ43がCR対応型のパチスロ機側に設定されている場合、主基板CPU60によってCRユニットの状態が常時監視されている。例えば、パチスロ機1およびCRユニット50を起動させるための電源が投入されると、電源立ち上がり時の監視が行われる。電源が立ち上がるとパチスロ機1側(主基板CPU60)からCRユニット50側に、動作準備が完了したか否かを確認するパチスロ機レディ信号が送信される。この信号を受信したCRユニット50は、予め定められている所定時間内(例えば、10sec内)に、動作準備が完了した旨を示すレディ応答信号を主基板CPU60に送信する。そしてこの所定時間内にレディ応答信号の返信がない場合、例えば、CRユニット用の中継基盤71にCRユニット50が接続されていない場合、CRユニット50は接続されているが故障している場合等には、主基板CPU60はCRユニット50の状態がエラー状態であると認識する。また、電源の立ち上がり後においてもCRユニットの状態の監視が行われており、主基板CPU60からCRユニット50に対して定期的に、動作準備完了状態にあるか否かを確認するレディ信号が送信されている。そしてこの信号を受信したCRユニット50は、動作準備完了状態にあるときは、予め定められている所定時間内(例えば、50msec内)に、その旨を示すレディ応答信号を主基板CPU60に送信する。主基板CPU60は、このレディ応答信号の有無によりCRユニット50がエラー状態にあるか否かを認識している。
また、CRユニット用の表示部/キー入力部72のコイン貸出ボタン25あるいはカード返却ボタン26が遊技者によって操作されると、コイン貸出要求信号あるいはカード返却要求信号が、CRユニット用の表示部/キー入力部72からCRユニット用の中継基盤71を介してCRユニット50および主基板CPU60に送信される。この信号を受信したCRユニット50は、予め定められている所定時間内(例えば、30〜50msec内)に、要求を確認した旨を示すコイン貸出要求確認信号あるいはカード返却要求確認信号を主基板CPU60に送信する。そしてこの所定時間内にコイン貸出要求確認信号あるいはカード返却要求確認信号の返信がない場合、例えば、CRユニット用の中継基盤71にCRユニット50が接続されていない場合、CRユニット50は接続されているが故障している場合等には、主基板CPU60はCRユニット50の状態がエラー状態であると認識する。
尚、所定時間内にコイン貸出要求確認信号あるいはカード返却要求確認信号の返信があった場合、即ち、CRユニット50が正常に動作している場合には、コイン貸出要求信号に対して、主基板CPU60から払出装置(ホッパー)35に要求されたコインを払出すように命令信号が出力され、払出装置35からコインが払い出されると共に、CRユニット50内に挿入されているプリペイドカードの有価価値がコイン貸出要求枚数に対応した分だけ減算される。また、カード返却要求信号に対して、主基板CPU60からCRユニット50にプリペイドカードを返却するように命令信号が送信され、CRユニット50からプリペイドカードが返却される。
CRユニット50のエラー状態を認識した場合、主基板CPU60は、そのエラー状態が解除されたと認識するまでパチスロ機1自体の動作を停止させる。従って、CRユニット用の表示部/キー入力部72の操作も受け付けられない状態となる。また、このエラー状態の発生は、外部集中端子板70を介してホールコンピュータに報知される。
一方、CRユニット有無スイッチ43が現金対応型のパチスロ機側に設定されている場合には、主基板CPU60によるCRユニットの状態の監視は行われない。従って、この場合、CRユニット用の中継基盤71にCRユニット50が接続されているか否かに拘わらず、また、接続されているCRユニット50が故障しているか否かに拘わらず、パチスロ機1は動作する。つまり、パチスロ機1は現金対応型のパチスロ機として動作を行うことになる。
このようなパチスロ機1において、例えば、CRユニット有無スイッチ43がCR対応型のパチスロ機側に設定され、CR対応型として動作しているパチスロ機1にエラー状態が発生した場合、CRユニット有無スイッチ43を現金対応型のパチスロ機側に設定を切り換えることにより、そのパチスロ機1で遊技を継続することができる。CR対応型として動作しているパチスロ機1にエラー状態が発生した場合、上述のようにパチスロ機自体の動作が停止し、遊技を行うことができなくなる。しかし、このような場合においてもCRユニット有無スイッチ43を現金対応型のパチスロ機側に設定を切り換えると、主基板CPU60はその切換設定状態を認識して、CRユニットの状態の監視を行わなくなると共に、CRユニット50のエラー発生状態をリセットする。そしてパチスロ機1は現金対応型のパチスロ機として動作を行う。
上述した実施の形態では、切換手段として手動によるCRユニット有無スイッチ43を設ける場合について説明したがこの形態に限定されるものではなく、例えば、CRユニット有無スイッチ43は設けずに、主基板CPU60を切換手段として用い、CRユニット50側にエラー状態が発生したと認識した場合には、主基板CPU60の制御によってCR対応型のパチスロ機としての動作から現金対応型のパチスロ機としての動作に切り換えるようにしてもよい。上述した形態と同様に、中継基盤71を介して主基板CPU60と表示部/キー入力部72とCRユニット50との間で通信を行い、主基板CPU60によってCRユニット50側のエラー状態の発生の有無を判別する。エラー状態の発生を検出した場合には、CR対応型のパチスロ機としての動作から現金対応型のパチスロ機としての動作に切り換え、パチスロ機1の動作を継続させる。そして、その後CRユニット50側のエラー状態が解除されたと判別した場合には、現金対応型のパチスロ機としての動作からCR対応型のパチスロ機としての動作に切り換え、パチスロ機1の動作を継続させる。
次に、図5から図8のフローチャートに従ってパチスロ遊技の動作説明を行う。
図5に示す遊技のメインループにおいて、ステップ80でパチスロ機1がCR対応型に設定されているのか、あるいは現金対応型に設定されているのかの判別が行われる。詳しくは、図8のサブルーチンで説明する。続いて、ステップ81において、メダルブロッカー67を開放し、コイン投入口16から投入されるコインを受け付ける状態にする。ステップ82において、コイン投入口16から投入されたコインの枚数が、予め定められている規定枚数であるか否か、例えば、3枚賭け専用機なら規定枚数3枚に達しているか、1〜3枚までの賭け数を選択できるパチスロ機であれば規定枚数1〜3枚に達しているか、即ち、コインが投入されているかの判別が行われ、規定枚数でない場合には、規定枚数であると判別されるまでステップ82の判別処理を行う。一方、ステップ82において規定枚数であると判別された場合には、ステップ83に進み、その後は貯留装置にコインが貯留される。貯留されたコインの枚数(クレジット枚数)が上限枚数、例えば、50枚であるか判別し、上限枚数である場合にはメダルブロッカー67を閉塞しパチスロ機1内への上限枚数以上のコインの投入を排除する。
続いて、ステップ84において、スタートレバー20が押下されたか否かの判別が行われ、押下されたと判別した場合にはステップ85に進み、メダルブロッカー67を閉塞してステップ86に進む。一方、スタートレバー20が押下されていないと判別した場合には、ステップ82から84までの処理をスタートレバー20が押下されるまで繰返す。ステップ86において、スタートレバー20の押下に対する、即ち、1回のリール回転遊技に対する乱数抽選が行われ、遊技の当り外れが決定される。また、ステップ87において、各リール(回胴)の回転動作が開始される。
続いて、ステップ88において、リールの回転動作を認識するために必要な時間(最短一遊技時間)が経過したか否かの判別が行われる。リールの回転図柄を所定の位置で停止表示させるためにはリールの回転動作状態を正確に認識することが必要であり、予め定められたリールの位置と回転速度をセンサーによって検出する。即ち、最短一遊技時間とは、リールの回転動作を認識することができまでの時間、つまり回転動作しているリールを遊技者が停止ボタン21a、21b、21cの操作により停止させることができるようになるまでの時間を意味する。最短一遊技時間が経過したと判別された場合には、ステップ892に進み、停止ボタン21a、21b、21cの操作により各リール32a、32b、32cを停止させることができるようになったことを報知するため回胴停止表示器を点灯する(例えば、表示器の点灯により停止ボタンの色を赤色から緑色に変化させる)。一方、最短一遊技時間が経過していないと判別された場合には、経過するまでステップ88の処理を繰返す。
回胴停止表示器を点灯させた後ステップ90において、停止ボタンが押下されたか否か、あるいは、予め定められた自動停止時間が経過したか否かの判別が行われる。停止ボタンが押下された等と判別された場合には、ステップ91に進み、停止ボタン21a、21b、21cに対応した各リールの停止位置が決定されると共に、リールが停止される。一方、停止ボタンが押下されてない等と判別された場合には、押下等されるまで処理を繰返して待つ。続いて、ステップ92において、3つのリールとも停止表示されたか否かの判別が行われ、停止したと判別された場合にはステップ93において停止表示された図柄の入賞判定が行われる。一方、停止していないと判別された場合には、ステップ89に戻り、3つのリールが停止表示されるまで各処理が繰返される。
ステップ94において、停止表示された図柄が再遊技図柄の組み合わせであるか否かの判別が行われ、再遊技図柄でないと判別された場合には、ステップ95に進み、停止表示された図柄が予め定められている入賞図柄であるか否かの判別が行われる。一方、ステップ94において、再遊技図柄であると判別された場合には、ステップ102(図7)に進み、前回の投入枚数分のコインが自動投入されて再遊技の設定が行われる。ここで、再遊技とは、再遊技の図柄が停止表示された場合、次の遊技に関して遊技者がコインを投入しなくても前回の遊技で遊技者が投入した枚数のコインが自動的に投入され、再度、遊技を行うことができる状態になる遊技のことをいう。ステップ102に続いてステップ103に進み、スタートレバー20が押下されたか否かの判別が行われ、押下されていないと判別された場合には、押下されるまで待ち状態となる。一方、押下されていると判別された場合には、ステップ86に進み、上述と同様に各ステップの処理を行う。
ステップ95において停止表示された図柄が入賞図柄であると判別された場合には、ステップ96に進み、その入賞図柄がビックボーナス(BB)図柄であるか、レギュラーボーナス(RB)図柄であるかの判別が行われる。一方、ステップ95において停止表示された図柄が入賞図柄でないと判別された場合には、ステップ99に進み、BBまたはRBのゲームが作動中であるか否かの判別が行われる。ステップ96において、BBあるいはRB図柄であると判別された場合には、ステップ97に進み、BB・RB入賞時の処理が行われ、ステップ98で入賞に応じたコインの払い出しが行われる。一方、ステップ96でBBおよびRB図柄でないと判別された場合には、ステップ98に進み、その入賞図柄に応じた枚数のコインが払い出される。
ステップ98におけるコインの払い出しに続いて、ステップ99において、BBまたはRBのゲームが作動中であるか否かの判別が行われ、いずれかのボーナスゲーム中であると判別された場合には、ステップ100に進み、そのボーナスゲームの作動時の処理が行われる。続いてステップ101に進み、BBまたはRBゲームの作動終了のチェックおよび終了処理が行われた後、ステップ80(図5)に戻り、各ステップの処理が行われる。一方、ステップ99において、BBまたはRBのゲームが作動中でないと判別された場合には、ステップ80に戻り、各ステップの処理が行われる。
次に、図8に示すCR/現金機の判別処理のサブルーチンについて説明する。このサブルーチン処理は遊技メインループ中(図5)において毎回行われる処理である。ステップ104において、パチスロ機1が、CR機として動作するように設定されているのか、あるいは現金機として動作するように設定されているのか判別される。この設定は、切換手段、例えば、CRユニット有無スイッチ43の切り換えによって行われ、切換手段がCR対応側(第2の状態)に設定されているのか、あるいは現金対応側(第1の状態)に設定されているのかを主基板CPU60によって認識している。ステップ104において、パチスロ機1がCR機として動作するように設定されていると判別された場合には、ステップ105に進み、主基板CPU60とCRユニット50およびCRユニット用の表示部/キー入力部72間の通信により、CRユニット50が正常に動作しているか否か判別される。一方、ステップ104でパチスロ機1が現金機として動作するように設定されていると判別された場合には、CRユニット50の動作判別(正常か異常かの判別)は行わずに、サブルーチンを終了し図5のステップ81に戻り(リターン)、各ステップの遊技処理が行われる。
ステップ105においてCRユニット50が異常であると判別された場合(CRユニットが)には、ステップ106に進み、CRユニットエラー設定処理を行う。エラー設定処理は、CRユニット50にエラーが発生した旨を液晶表示装置5に表示することによって行われたり、さらにはエラー状態が解除されるまで遊技を一時停止させることによっても行われる。CRユニットエラー設定処理が行われるとサブルーチンを終了しステップ81に戻り(リターン)、ステップ106で設定されたCRユニットエラー設定処理に基づき、各ステップの遊技処理が行われる。一方、ステップ105においてCRユニット50が正常であると判別された場合には、サブルーチンを終了しステップ81に戻り(リターン)、各ステップの遊技処理が行われる。尚、ステップ106で設定されたCRユニットエラー設定処理状態は、例えば、CRユニット有無スイッチ43を現金対応側(第1の状態)に切り換えることにより解除され、パチスロ機1は現金対応型のパチスロ機として動作を行う。
本発明に係る回胴式遊技機の、全体正面図の一形態を示す図である。 回胴式遊技機の前面扉を開いたときの本体枠内部を示す図である。 図2に示されている電源ユニットの、電源ケースカバーを取り外した状態を示す図である。 CRユニット接続時の主基板周辺の入出力部を示す図である。 本発明に係る回胴式遊技機の遊技内容を示すフローチャートである。 本発明に係る回胴式遊技機の遊技内容を示すフローチャートである。 本発明に係る回胴式遊技機の遊技内容を示すフローチャートである。 本発明に係る回胴式遊技機のCR/現金機判別の制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチスロ機(回胴式遊技機)
2 前面扉
5 液晶表示装置
16 コイン投入口(投入手段)
17 MAXベットボタン
20 スタートレバー
21a、21b、21c 停止ボタン
25 コイン貸出ボタン
26 カード返却ボタン
36 電源ユニット
38 電源ケースカバー
40 設定変更スイッチ(設定手段)
41 設定キースイッチ(設定手段)
43 CRユニット有無スイッチ(切換手段)
50 CRユニット(情報記録媒体読取装置)
51 カード挿入口(カード返却口)
60 主基板CPU(制御手段、切換手段)
71 CRユニット用の中継基板(情報受取手段)

Claims (6)

  1. 遊技媒体を投入手段から投入することにより遊技が可能となる第1の状態と、前記遊技媒体と等価な有価価値情報を情報受取手段を通じて受けることにより遊技が可能となる第2の状態とを備え、
    前記第1の状態又は第2の状態のいずれかの状態に設定を切換える切換手段を筐体内部に備えたことを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 切換手段は、前記第1の状態又は第2の状態のいずれかの状態への設定を前記情報受取手段から得た情報に従って切換えることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  3. 切換手段は、前記第1の状態又は第2の状態のいずれかの状態への設定を手動操作により切換えるスイッチ手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  4. 切換手段は、遊技の難易度を設定するための設定手段とともに電源ユニットに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の回胴式遊技機。
  5. 前記電源ユニットには電源ケースカバーを備え、切換手段は、前記設定手段とともに前記電源ケースカバーにより覆うことができるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の回胴式遊技機。
  6. 前記情報受取手段は、有価価値情報を記録した情報記録媒体を受け入れてその記録情報を読み取る情報記録媒体読取装置からの情報を受け取ることを特徴とする請求項1又は2に記載の回胴式遊技機。
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