JP5037839B2 - 開示回避情報の選択的な表示をする遊技機 - Google Patents

開示回避情報の選択的な表示をする遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5037839B2
JP5037839B2 JP2006073176A JP2006073176A JP5037839B2 JP 5037839 B2 JP5037839 B2 JP 5037839B2 JP 2006073176 A JP2006073176 A JP 2006073176A JP 2006073176 A JP2006073176 A JP 2006073176A JP 5037839 B2 JP5037839 B2 JP 5037839B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
operation button
button
image display
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006073176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007244678A (ja
Inventor
隆男 小森
巴 戸口
季男 日比野
武史 雪江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2006073176A priority Critical patent/JP5037839B2/ja
Publication of JP2007244678A publication Critical patent/JP2007244678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5037839B2 publication Critical patent/JP5037839B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、前面開口部を形成する本体枠及び前記前面開口部を覆う開閉扉を備える筐体に、遊技媒体を投入することでゲームを行い、ゲーム中における内部抽選処理の結果に基づいて遊技状態コマンドが生成され、生成した遊技状態コマンドに基づいて、画像データの出力の制御を行う演出制御基板を有するパチスロ機等の遊技機に関するものである。
パチスロ機等の遊技機の一例として、遊技方法の説明、遊技履歴、使用する演出効果音等の遊技情報を、表示装置のガイド画面上に表示する画像データの出力の制御を行う演出制御基板を有する遊技機がある
ところで、例えばガイド画面に表示される情報には、ホール側の管理者のみが必要とする設定画面に表示される情報のように、ホール側の管理者のみが確認できればよく、かつ前記「遊技者以外遊技履歴情報」と同様に遊技者には表示することを避けたい情報(以下、便宜上、「開示回避情報」という。)も含まれている。そして、この「開示回避情報」については、ホール側の管理者に対しては表示される一方、遊技者には表示されないようにするために、ガイド画面ヘの表示、非表示を選択的に行うことが望まれている。
この対策として、特許文献1のパスワード方式を用いることが考えられる。しかし、特許文献1のパスワード方式では、パスワードを発行するための複雑な制御が必要となり、かつ、パスワードの入力にも手間がかかってしまうという問題があり、適切な改善策になり得ない。
また、回胴式遊技機では、一般に、表示装置に画像表示するために、筐体内に、画像データの出力の制御を行う演出制御基板を設けているが、上記課題(ガイド画面ヘの表示、非表示を選択的に行うこと)に対処するために、前記演出制御基板に、例えば特許文献2に示されるように、切換スイッチを設けることが考えられる。
特開2003−305162号公報 特開2004−154271号公報
しかしながら、演出制御基板に切換スイッチを設けた場合、この切換スイッチを操作する際、前記演出制御基板に搭載された電子部品等に接触して演出制御基板の損傷を招きやすく、高価な演出制御基板を交換しなければならないこととなり、上記対策としてこの方策を採用することは難しいというのが実情であった。
本願発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、開示回避情報のガイド画面への選択的な表示を、簡易な構成で行うことができるパチスロ機等の遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に係る遊技機の発明は、前面開口部を形成する本体枠及び前記前面開口部を覆う開閉扉を備える筐体に、遊技媒体を投入することでゲームを行う遊技機において、前記筐体、画像データの出力を制御するためのプログラムを格納する記憶部及び前記プログラムを実行するためのプログラム実行部を有する演出制御基板と、前記プログラム実行部に出力する前記画像データの制御に係るコマンドを生成するための主制御基板と、前記プログラム実行部から出力される制御信号にしたがって、静止画あるいは動画の表示を含む遊技の演出を行う画像表示装置と、を有し、前記筐体内に備える基板に、前記プログラム実行部に前記画像データの制御に係る信号を与えるための第1操作ボタンを保持させ、前記開閉扉に、前記画像表示装置によって表示された画像情報に関する選択あるいは決定に係る信号を、前記プログラム実行部に与えるための第2操作ボタンを保持させ、前記第1操作ボタンの操作に基づいて、遊技者に表示することを避けたい開示回避情報を前記画像表示装置へ表示可能とし、前記第2操作ボタンは、その操作された時点に応じて異なる機能を有し、前記第1操作ボタンと協働するようにして、前記第1操作ボタンの操作に基づいて前記開示回避情報の設定処理を可能とし、前記第1操作ボタンと協働するようにしないときは、その操作された時点の遊技状態、及び操作有効であるか否かに基づいて、画像データの出力を制御させるようにすることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の遊技機において、前記第1操作ボタンの操作に基づいて、前記画像表示装置に時刻設定に関する開示回避情報のガイド表示を可能とし、その後の前記第2操作ボタンの操作によって、時刻に関する選択及び決定を可能とすることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記第1操作ボタンの操作に基づいて、前記画像表示装置に履歴設定に関する開示回避情報のガイド表示を可能とし、その後の前記第2操作ボタンの操作によって、履歴設定に関する選択及び決定、又は履歴設定機能の有無を可能とすることを特徴とする。
本発明に係る開示回避情報の選択的な表示をする遊技機によれば、筐体内に配置される基板に設けられた第1操作ボタンの操作に基づいて、開閉扉に設けられた第2操作ボタンの操作によって開示回避情報の設定処理を可能とすることができる。
以下、本発明に係る開示回避情報の選択的な表示をする遊技機の一つであるパチスロ機の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2において、箱形に形成されたパチスロ機1の本体の枠(以下、本体枠という。)29の前面開口部を覆うように前面扉2が設けられている。前面扉2は、本体枠29に対して上下ヒンジ部により片開き可能に取り付けられた開閉扉である。前面扉2の上部には、ランプ表示により予め定められている所定の役(後述する大役、小役)の入賞を報知するための、あるいは遊技の演出内容を表示するためのトップ表示器3、及びサイド表示器7a、7b(両者を含めて発光装置25ともいう)が設けられている。前面扉2には、施錠機構(符号省略)が設けられ、遊技者には容易には開けられないようにされている。本実施の形態では、前面扉2及び後述する本体枠29が筐体を構成する。
トップ表示器3の下側中央部には、画像表示により予め定められている所定の役(後述する大役、小役)の入賞を報知するための、あるいは遊技の演出内容を表示するための画像表示装置(例えば、液晶表示装置からなる)5が配設されている。液晶表示装置5の左右両側には、音の出力により予め定められている所定の役(後述する大役、小役)の入賞を報知するための、あるいは遊技の演出内容を出力するための一対のスピーカ6a、6bが設けられている。また、スピーカ6bの下側には、メニュー操作ボタン9(第2操作ボタン)が設けられている。メニュー操作ボタン9は、履歴表示ボタンと協働し、液晶表示装置5に、遊技状態に応じた遊技情報を表示・消去、あるいは選択・決定し、かつ「開示回避情報」(後述する)について表示・消去、あるいは選択・決定するようにしている。
液晶表示装置5の下側には、窓部8が設けられ、窓部8には透明のガラス板が取り付けられている。この窓部8を介して、本体枠29内に配設されているリールユニットの各リールが視認可能となっている。
窓部8の下側には、パチスロ機1の遊技媒体であるコインの払出し枚数を表示する払出枚数表示器10と、遊技者が貯留装置にデータとして貯留して保有しているコインの貯留枚数を表示する貯留枚数表示器(クレジット数表示器)11が設けられている。
また、払出枚数表示器10の左側には、遊技者が1回のリール回転遊技(ゲーム)において投入したコイン枚数(ベット枚数)を表示するコイン投入枚数表示器12が設けられている。そして、コインを1枚投入する毎に表示器が一つずつ点灯し、1回の遊技で投入することができる最大枚数(MAXベット枚数)は3枚に設定されている。貯留枚数表示器11の右側には、遊技を開始させるためのスタートレバーの操作が可能/不可能状態にあることを表示するためのスタート表示器13が設けられている。スタート表示器13の下側には、パチスロ機1にコインを投入することが可能であるか否かを表示するための投入可能表示器14が設けられている。さらに、投入可能表示器14の下側には、リール回転遊技の表示態様(小役)の一種である「リプレイ図柄」が揃って再遊技が開始されることを表示するリプレイ表示器15が設けられている。
払出枚数表示器10及び貯留枚数表示器11の右下方には、パチスロ機1の遊技媒体であるコインを投入するためのコイン投入口(投入手段)16が設けられている。
また、左下方には、1回のゲームにおいてMAXベット枚数のコインを投入するためのMAXベットボタン17が設けられている。遊技者はMAXベットボタン17を1回操作するだけで、1回の遊技でパチスロ機1に投入することができる最大枚数を投入した状態、つまりMAXベット状態にすることができる。MAXベットボタン17の左側には、1回のゲームにおいてパチスロ機1にコインを1枚ずつ投入するための1枚投入ボタン18が設けられている。1枚投入ボタン18を1回押すと、コインを1枚賭けてゲームを行なうことが選択され、2回押すとコインを2枚賭けてゲームを行なうことが選択され、三回押すと、コインを3枚賭けてゲームを行なうことが選択される。
MAXベットボタン17あるいは1枚投入ボタン18が押し操作されると、操作されるたびに貯留装置に貯留されているコインの貯留枚数、即ち、貯留枚数表示器11に表示されている貯留枚数が、投入された枚数分だけ減算されていく。また、これとは逆に、コイン投入口16からコインが投入されると、貯留枚数表示器11に表示されている貯留枚数が、投入された枚数分だけ加算されていく。
1枚投入ボタン18の左側には、貯留装置に貯留されているコインを精算するため、即ち、コインを受け皿24に払出すための精算ボタン19が設けられている。
これらの部材の下側左方には、リール(ドラムともいう)の回転を始動させるためのスタートレバー20が設けられている。また、下側中央部、即ち、スタートレバー20の右側には、3個の回転リールにそれぞれ対応するように3個の停止ボタン21a、21b、21cが設けられている。停止ボタン21cの右側には、コインセレクター内に詰まったコインを返却するためのコイン返却ボタン22が設けられている。コインセレクターはコイン投入口16に連結されており、コイン投入口16から投入されたコインを選別および検知する装置である。
図2に示すように、本体枠29の内側の上部にはパチスロ機1の遊技の主な制御を行う主制御基板30が配設されている。主制御基板30の下側には、リールユニット31が配設されている。リールユニット31は、回転動作を行う3個のリール(第一回胴リール32a、第二回胴リール32b、第三回胴リール32c)と、リールを回転動作させるステッピングモータ33a、33b、33cと、各リールの図柄および回転速度を把握するためにリールの特定の位置を検知するためのリールセンサー34a、34b、34cと、から概略構成されている。リールユニット31の左側には、サブ制御基板37が配設されている。サブ制御基板37には、図5に示すように中継基板200(操作部保持基板)を介して、画像表示装置5に接続した画像表示基板135と、発光装置25と、音出力装置45と、が接続されており、主制御基板30から送信されてくるコマンドにしたがって画像表示装置5(画像表示基板135)、発光装置25、および音出力装置45等の制御を行っている
前記中継基板200は、図3に示すように、前面扉2の裏面に配置されている。中継基板200には、画像表示基板135、発光装置25、および音出力装置45に対する図示しない分岐線及び分岐に係る種々の電子部品201が備えられていると共に、表面側(図3紙面手前側)には後述する履歴表示ボタン202(第1操作ボタン)が取付けられている。
リールユニット31の各リール32a、32b、32cには複数種の図柄(例えば、7種類、21個の図柄)が設けられており、停止表示された各リールの図柄の組合せにより入賞か否かが決定する。具体的な図柄としては、赤字の数字「7」図柄、青字の数字「7」図柄、BAR図柄、リプレイ図柄、スイカ図柄、ベル図柄、チェリー図柄等がある。また、リール毎に各図柄の数、及びその配置順序は相違している。
本実施の形態では、3個のリール(第一回胴リール32a、第二回胴リール32b、第三回胴リール32c)を停止させて所定の図柄を揃えるための、いわゆる入賞ラインが5ライン設けられている(図1参照)。窓部8の中央部、上部、下部のそれぞれを通り、水平方向に延びた3つのライン(aライン、bライン、b'ライン)と、窓部8の対角線方向に延びる2つのライン(cライン、c'ライン)である。有効となる入賞ライン数はコインを何枚賭けるかによって異なる。コインを1枚賭けてゲームを行なう場合には、aラインだけが有効な入賞ラインとなり、コインを2枚賭けてゲームを行なう場合には、aライン、bライン、b'ラインが有効なラインとなり、コインを3枚賭けてゲームを行なう場合には、cライン、c'ラインまでを含めた5ライン全てが有効なラインとなる。3個のリールが停止したときに、5つの入賞ラインのうち有効となっている入賞ライン上に所定の図柄が揃い、所定の役(例えば、大役、小役)が成立すると、そのゲームが入賞となり所定数のコインが払出される。
役の種類には、大きく分けて、大当りである大役(ボーナス)と、小当たりである小役とがある。大役には、例えば、赤色の数字「7」の図柄(ビックボーナス(BB)図柄という)が有効な入賞ライン上に揃った場合の役であるビックボーナスと、青色の数字「7」の図柄(チャレンジタイム(CT)図柄)が有効な入賞ライン上に揃った場合の役であるチャレンジタイムボーナスと、「BAR」の図柄(レギュラーボーナス(RB)図柄という。)が有効な入賞ライン上に揃った場合の役であるレギュラーボーナス(RB)と、がある。大役になると回胴式遊技機は遊技者に有利な遊技状態に移行する。
大役のゲーム態様として、BB、RB、CTが成立(入賞)した場合を例にして説明する。例えば、RBが成立(入賞)した場合には、遊技者が短期間で多量のコインを獲得可能なRBゲームに突入する。RBゲームでは、小役の当選確率が飛躍的に向上する。RBゲームは、コインの払出し枚数が所定数(例えば、100枚)に達すると終了する。そして、BBに入賞すると、BBの非入賞時と比較してRBの当選確率が高くなる。また、CTが成立した場合にも、遊技者が多量のコインを獲得可能なCTゲームに突入する。CTゲームでは、当選役によらず遊技者の技量次第でいずれの小役にも入賞できる。CTゲームは、コインの払出し枚数が所定数に達すると終了する。尚、BB図柄、CT図柄、RB図柄のことを、ボーナス図柄あるいは大当り図柄ともいう。
小役には、スイカ図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合の役(スイカ小役)と、ベル図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合の役(ベル小役)と、チェリー図柄が有効な入賞ライン上の所定の位置に停止した場合の役(チェリー小役)とがある。これらの小役が成立(入賞)したときは、それぞれ予め定められた所定枚数のコインが払出される。その他、リプレイ図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合の役(リプレイ)がある。リプレイが入賞した場合には、回胴式遊技機1は再遊技の状態、即ち、今回のゲーム(リプレイが入賞したゲーム)に賭けたコインと同数のコインが無償で自動投入された状態となり、遊技者が新たにコインを投入することなく、再度、ゲームを行うことが可能な状態となる。リプレイはコインの払出しはないが、次の遊技のための賭け数設定、即ち、新たなコインの投入操作が不要であり、その遊技に使用したコインが払出されたと仮定することも可能であるため、本実施の形態では、リプレイを小役として取扱う。尚、役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に揃わなかった場合には外れとなる。
図4は、パチスロ機1の主制御基板30、サブ制御基板(演出制御基板)37および画像表示基板135周辺の電気的な接続状態(概略)を示すブロック図である。
主制御基板30は、主に遊技内容やコインの払出しの制御および管理を行なう制御基板であり、CPU(主制御手段)51と、ROM52と、RAM53と、乱数発生手段54が搭載されている。ROM52には、遊技内容の制御等に関する各種のプログラムが格納されている。RAM53には、遊技に関するデータを一時的に記憶するための作業用領域が設けられている。また、乱数発生手段54は、取得した乱数値をCPU51に送信するものである。CPU51は、ROM52に格納されたプログラムを実行することにより、遊技状態の管理、乱数値に基づく内部抽選処理、回胴リール32a、32b、32cの駆動処理と停止処理、及びサブ制御基板37へのコマンドの送信処理等を行なっている。
主制御基板30からサブ制御基板37へのコマンドの送信処理についてさらに詳しく言えば、CPU51は、スタートレバー20が押下されたときに、内部抽選処理の結果に基づいて遊技状態コマンドおよび当選番号コマンドを生成し、その生成したコマンドをサブ制御基板37に出力している。遊技状態コマンドとは、予め定められる遊技状態(現在の遊技状態がBB未作動時の一般遊技状態、RT遊技状態、CT内部中状態、BB内部中状態、BB中状態など)のうちどの遊技状態かを情報として含んでいるコマンドである。また、当選番号コマンドとは、その回の抽選によって当選した役の情報を含んでいるコマンドである。さらに、CPU51は、リールユニット31が備えるリール32a、32b、32cの駆動若しくは停止に関する状態の変化があった際に、リールの状態コマンドをサブ制御基板37に出力する。リールの状態コマンドとは、現在どのリールが回転中か、現在どのリールが停止しているか、停止指示はいつされたのか、現在どの図柄が停止表示されているのか、現在どの入賞ラインが有効化されているか等の情報を含んでいる。そして、サブ制御基板37は、遊技情報コマンド、当選番号コマンド、リールの状態コマンドのいずれか、若しくはこれらのコマンドの組合わせに基づいて、画像表示装置5と発光装置25と音出力装置45等による遊技の演出内容を決定する。また、演出内容は、コマンドに基づいて予め定められているものと、コマンドを用いて抽選により決定されるものとがある。
主制御基板30には、詳しくは主制御基板のCPU51には、図示を省略する入力ポートを介して、コイン投入口16、MAXベットボタン17、1枚投入ボタン18、スタートレバー20、停止ボタン左21a、中21b、右21c等が接続されている。これら入力部にはそれぞれ検出センサが備えられており、各入力部が操作されるとその操作が検出センサによって検出され、その操作信号が入力ポートを介してCPU51に入力される。
また、主制御基板30には、詳しくは主制御基板のCPU51には、図示を省略する出力ポートを介して、第1回胴リール32a、第2回胴リール32b、第3回胴リール32c、クレジット枚数表示器11、コイン投入枚数表示器12、払出枚数表示器10等が接続されている。
遊技者によってコイン投入口16にコインが投入されると、そのコインは投入コイン検出センサ56によって検出される。センサ56による検出結果はコイン検出信号としてCPU51に入力される。CPU51はコイン検出信号を受信すると、その投入されたコインの枚数分をクレジット数表示器11に加算して表示する。パチスロ機内に貯留できる遊技者保有のコイン枚数、即ち、クレジット数表示器11の最大表示枚数は、例えば50枚までと予め定められており、投入されたコインは、貯留枚数表示器11の表示が最大表示枚数になるまではそこに加算されて貯留され、最大表示枚数を超えた場合には、その超えた分は払い出し口23から払出される。
MAXベットボタン17が操作されると、その操作はMAXベットボタン操作検出センサ57によって検出される。センサ57による検出結果はMAXベット検出信号としてCPU51に入力される。CPU51はMAXベット検出信号を受信すると、クレジット枚数表示器11の表示枚数をMAXベット分(例えば、3枚)減算すると共に、コイン投入枚数表示器12を3個点灯して、コインが3枚投入されたことを報知する。これにより当りを発生させるリール図柄の有効ラインは、a、b、b'、c、c'ラインの5ラインに設定される。
また、一枚投入ボタン18が操作されると、その操作は一枚投入ボタン操作検出センサ58によって検出される。センサ58による検出結果は一枚投入検出信号としてCPU51に入力される。CPU51は一枚投入検出信号を受信すると、クレジット枚数表示器11の表示枚数を1ベット分(1枚)減算すると共に、コイン投入枚数表示器12を1個点灯して、コインが1枚投入されたことを報知する。これにより当りを発生させるリール図柄の有効ラインは、aラインの1ラインに設定される。一枚投入ボタン18がさらに操作されると、同様の処理が行なわれ、操作される度にリール図柄の有効ラインは、a、b、b'ラインの3ライン、a、b、b'、c、c'ラインの5ラインと、最大5ラインまで増加していく。
次に、スタートレバー20が操作されると、その操作はスタートレバー操作検出センサ60によって検出される。センサ60による検出結果は開始信号としてCPU51に入力される。CPU51は開始信号を受信すると、リール32a、32b、32cの回転動作を開始させる(駆動開始制御を行なう)と共に、各リール32a、32b、32cの停止図柄を決定するために乱数値に基づく内部抽選処理を行なう。
停止ボタン左21a、中21b、右21cが操作されると、その操作は各停止ボタン操作検出センサ61a、61b、61cによって検出される。センサ61a、61b、61cによる検出結果は停止信号としてCPU51に入力される。CPU51は停止信号を受信すると、それぞれ対応しているリール32a、32b、32cの回転動作を停止させる(リール駆動停止制御を行なう)。この他、CPU51は、例えば、役に当選した場合のリール引き込み制御、役に当選しなかった場合の外れ制御も行なっている。
サブ制御基板37には、CPU71、ROM72、RAM73が搭載されている。ROM72には、演出内容の制御等に関する各種のプログラムの他、音データ、発光パターン等が格納されている。また、RAM73には、演出に関するデータを一時的に記憶するための作業用領域が設けられている。ROM72に格納されているプログラムには、演出の種類に応じて、通常演出のときに読み出され使用される通常演出用パターンと、連続演出のときに読み出されて使用される連続演出用パターンとがある。通常演出とは、1回のゲーム期間の遊技に対して設けられた演出データにしたがって行われる演出をいう。連続演出とは、複数回のゲーム期間の遊技に対して設けられた演出データにしたがって行なわれる演出をいう。即ち、連続演出用のデータとは、スタートレバー20の操作、各停止ボタン21a、21b、21cの操作等によるゲームが複数回行なわれる期間を通して一つの連続した内容の演出を行なうためのデータのことをいう。CPU71(プログラム実行部)は、ROM72に格納されたプログラムを実行することにより、CPU51から受信した遊技状態コマンド、当選コマンド、リールの状態コマンド、若しくはこれらのコマンドの組合わせに基づいて遊技の演出内容を決定し、その決定した遊技の演出内容にしたがって画像表示装置5(画像表示基板135)、発光装置25、音出力装置45を制御している。
サブ制御基板37には、詳しくはサブ制御基板のCPU71には、図示を省略する出力ポートを介して、画像表示基板135のCPU131、トップ表示器3とサイド表示器7a、7bからなる発光装置25、スピーカ6a、6bからなる音出力装置45、そしてメニュー操作ボタンA9a、メニュー操作ボタンB9bからなるメニュー操作ボタン9が接続されている。
画像表示装置5は、複数の文字、数字、図形やキャラクター等の静止画あるいは動画を表示することにより、役の成立の予告、所定の情報の告知、その他の遊技の演出を行なう。例えば、大当り確定を予告するプレミアム演出を行なったり、有効な入賞ライン上に揃えるべき図柄の種類、あるいは成立した役の図柄を告知する。発光装置25は、光により各種の遊技状態を報知したり、遊技の演出を行なう。例えば、役の成立を、トップ表示器3およびサイド表示器7a、7bの点灯、点滅表示により告知する。
音出力装置45は、音により各種の遊技状態を報知したり、遊技の演出を行なうものであり、例えば、役の成立、あるいは成立の予告画像に合わせて音をスピーカ6a、6bから出力することにより演出を行なう。そして、メニュー操作ボタン9は、画像表示装置5上に遊技情報の表示〔画像表示装置5における遊技情報(「開示回避情報」を含む。)の表示を行う画面を、以下、ガイド画面ともいう。〕をオンあるいはオフさせるためのボタン、あるいは表示された遊技情報のいずれかを選択し、決定するためのボタンとして機能するものである。
画像表示基板135は、CPU131、ROM132、及びRAM133、VDP134を備え、CPU131が画像表示装置5に接続されている。CPU131は、CPU71が出力する表示コマンドに従ってROM132から画像データを選択し、RAM133に選択した画像データを一旦保持させ、画像表示装置5にRAM133にて一旦保持された画像データをVDP134を介して表示させる。
CPU71が出力する表示コマンドとしては、例えば図11に示す表示コマンド00〜11などが用いられる。
ROM132は、複数の画像データと、表示コマンドから画像データを選択するためのプログラムと、画像の表示に関するプログラムが記憶されている。特に、ROM132が記憶する複数の画像データには、遊技情報として、本実施の形態が備える複数種類のボーナスの夫々を説明する画面の画像データと、どの画面を表示させるか選択させるメインメニュー画面の画像データとが含まれている。一つ一つのボーナスが個別の画像(画像データ)によって説明されることが最適である。また、その他のどのような遊技情報を説明するための画像データが記憶されていてもよい。なお、前記遊技情報には「開示回避情報」〔ホール側の管理者のみが確認できればよく、かつ遊技者には表示することを避けたい情報〕も含まれている。
そして、本実施形態の画像表示の制御は次のように実行される。
すなわち、最初に、CPU71が、決定した演出内容や、メニュー操作ボタンA9a、B9bに基づいて、画像表示装置5に表示する画像を指定するための表示コマンドをCPU131に出力する。次いで、CPU131は、入力された表示コマンドに従ってROM132から該当する画像データを選択して、選択した画像データを画像表示装置5に表示させる。このように、画像表示装置5の制御は、表示コマンド出力手段であるCPU71と画像(画面)選択手段であるCPU131によって行なわれている。
メニュー操作ボタン9は、画像表示装置5のガイド面における選択、決定などの機能を有し、履歴表示ボタン202が押下されている場合は、メニュー操作ボタン9の作動により、遊技情報(「開示回避情報」を除く)について画像表示装置5(ガイド画面)に表示し得るようにしている。また、履歴表示ボタン202が押下されていない場合は、画像表示装置5に「開示回避情報」を表示可能としている。
ここで、メニュー操作ボタン9の機能について、(1)履歴表示ボタン202が押下されていない場合と、(2)押下されている場合と、に分けて説明する。
(1)履歴表示ボタン202が押下されていない場合:
メニュー操作ボタン9は、押下された時点の遊技状態に応じてそれぞれ異なる機能を有している。パチスロ機1の遊技状態は、大役遊技状態と通常遊技状態とに大別される。大役遊技状態とは、BB、CT等のボーナス遊技が発生しているときの遊技状態のことをいう。通常遊技状態とは、ボーナス遊技の発生していない、大役遊技状態以外の遊技状態のことをいう。
通常遊技状態時において、メニュー操作ボタン9を押下すると、通常遊技に係る全般の遊技情報のメニューが表示される。メニュー操作ボタン9の操作は、通常遊技中のコイン投入待ち時において有効であり、この時、メニュー操作ボタンA9aまたはメニュー操作ボタンB9bのいずれかを押下すると、画像表示装置5には、先ず、図5に示すようなメインメニュー、即ち、分類してある遊技情報の上位の項目である大項目が表示される。この時は、メニュー操作ボタンA9aとメニュー操作ボタンB9bは、いずれも遊技情報(ここではメインメニュー)の表示をオンさせるボタンとして機能するように設定されている。画像表示装置5に表示される大項目としては、例えば、「大当り履歴」、「ボーナス中の遊び方」、「配列・配当」、「リーチ目」、「ゲームに戻る」等がある。
図5のメインメニュー画面において、メニュー操作ボタンA9aを押下すると、押下される毎に選択される大項目のカーソルの位置が、「大当り履歴」→「ボーナス中の遊び方」→「配列・配当」→「リーチ目」→「ゲームに戻る」の順に繰り返してスクロールする。そして、目的の大項目を選択した後、即ち、「大当り履歴」の位置にカーソルを合わせた後に、メニュー操作ボタンB9bを押下すると、「大当り履歴」情報の選択が決定され、画像表示装置5には、大当りの履歴に関する情報(中項目の情報)が表示される。さらに、この情報表示画面からメニュー操作ボタンA9aを押下して、表示された選択項目のうちの「次ページ」の項目を選択し、メニュー操作ボタンB9bを押下すると、大当り履歴に関する下位のさらに詳しい情報(小項目の情報)が画像表示装置5(ガイド画面)に表示される。
また、図5のメインメニュー画面において、「ボーナス中の遊び方」を選択、決定した場合には、ボーナスの遊び方に関する下位の情報(中項目の情報)、例えば、そのパチスロ機に設けられているボーナスの種類(ビックボーナス、チャレンジタイム等)が「BB」、「CT」、「RB」等として画像表示装置5に表示される。この表示画面において、「BB」の項目を選択、決定した場合には、ボーナスの遊び方に関するさらに下位の情報(小項目の情報)、例えば、「BBの遊技仕様、操作説明等」の情報が画像表示装置5に表示される。
同様に、「CT」の項目を選択、決定した場合には、例えば、「CTの遊技仕様、操作説明等」の情報が画像表示装置5に表示され、「RB」の項目を選択、決定した場合には、例えば、「RBの遊技仕様、操作説明等」の情報が画像表示装置5に表示される。
図5のメインメニュー画面において、他の大項目を選択してメニュー操作ボタンA9aを押下した場合も同様であり、選択された情報を上位の情報から下位の情報(例えば、中項目→小項目)の順に画像表示装置5に表示させることができる。これらの時は、メニュー操作ボタンA9aは、項目を選択するためのボタン(選択ボタン)として、メニュー操作ボタンB9bは、項目を決定するためのボタン(決定ボタン)として機能するように設定されている。
また、メインメニュー画面に設けられている選択項目「ゲームに戻る」を選択・決定すると、画像表示装置5に表示されている遊技情報の表示がオフされ、画像表示装置5には、メインメニューを表示させるためにメニュー操作ボタン9を押下した時点で表示されていた演出画像が表示されると共に、通常のゲームを開始することが可能な状態に戻る。また、各大項目の下位の情報が表示される画面にも選択項目「戻る」が設けられており、その項目を選択・決定すると、メインメニューの画面に戻る。尚、これら遊技全般に関する上位項目から下位項目までの遊技情報は、画像表示基板135のROM(記憶手段)132に格納されている。
大役遊技状態時において、メニュー操作ボタン9を押下すると、ボーナス中遊技に係る遊技情報が表示される。大役遊技状態中におけるメニュー操作ボタン9の操作は、全ての回胴リールが停止し、且つ、ゲームを行なうためのコインが未だ投入されていない状態、即ち、コイン投入待ち状態時において有効であり、この時、メニュー操作ボタンA9aまたはメニュー操作ボタンB9bのいずれかを押下すると、画像表示装置5には、押下時点の大役遊技に対応した遊技情報(遊技仕様、操作説明等)が表示される。この時は、メニュー操作ボタンA9aとメニュー操作ボタンB9bは、いずれも遊技情報の表示をオンさせるボタンとして機能するように設定されている。
(2)履歴表示ボタン202が押下されている場合:
なお、通常時、前面扉2は閉じられた状態で図示しない施錠機構により施錠されていることから、遊技者は履歴表示ボタン202を操作することができない。そして、管理者により施錠機構が解除され、前面扉2が開けられた状態で、履歴表示ボタン202は操作可能となっている。ホールにおいて、当該パチスロ機1が遊技に提供される場合、通常、上述したように履歴表示ボタン202が押下されていない状態にされている。
遊技メダル投入待ち時に履歴表示ボタン202が押下されると、図12(A)に示すように「各種設定メインメニュー」を題名にしたガイド画面になる。この「各種設定メインメニュー」のガイド画面では、「時刻設定」、「履歴設定」、「ゲームへ戻る」がメニュー操作ボタンの操作により選択、決定可能に表示され、メニュー操作ボタンA9aが押下される毎に「時刻設定」⇒「履歴設定」⇒「ゲームへ戻る」の順にカーソルが繰返して移動する。そして、カーソルの位置が、現在有効な項目となる。
そして、カーソルが例えば「履歴設定」に配置されて、メニュー操作ボタンA9aが押下されると、「履歴設定」が選択され、この状態でメニュー操作ボタンB9bが押下されると、図12(B)〜(D)に示すように、「履歴設定」を題名とし、「あり」、「なし」、「データクリア」について、選択、決定可能のガイド画面になる。この「履歴設定」のガイド画面において、メニュー操作ボタンA9aが押下される毎に「あり」⇒「なし」⇒「データクリア」の順にカーソルが繰返して移動する。
この「履歴設定」のガイド画面において、図12(B)に示すように、メニュー操作ボタンA9aの押下で「あり」が選択され、この状態でメニュー操作ボタンB9bが押下されると、履歴設定機能ありの状態になり、図12(A)のガイド画面に戻る。
また、「履歴設定」のガイド画面において、図12(C)に示すように、メニュー操作ボタンA9aの押下で「なし」が選択され、この状態でメニュー操作ボタンB9bが押下されると、履歴設定機能なしの状態になり、図12(A)のガイド画面に戻る。
また、「履歴設定」のガイド画面において、図12(C)に示すように、メニュー操作ボタンA9aの押下で「データクリア」が選択され、この状態でメニュー操作ボタンB9bが押下されると、履歴データクリアの状態になり、図12(A)のガイド画面に戻る。
図12(A)に示す「各種設定メインメニュー」のガイド画面で、メニュー操作ボタンA9aにより「時刻設定」が選択され、さらにメニュー操作ボタンB9bにより決定されると、「時刻設定」を題名としたガイド画面になる。この「時刻設定」のガイド画面では、西暦の「年」、「月」、「日」、「曜日」、「時」、「分」、「秒」、「確定」、「キャンセル」がメニュー操作ボタンの操作により選択、決定可能に表示され、メニュー操作ボタンA9aが押下される毎に、上記順で、カーソルが繰返して移動する。そして、カーソルの位置が、現在有効な項目となる。なお、カーソル位置にある数値の変更は、メニュー操作ボタンA9aの押下により行う。ただし、メニュー操作ボタンA9aを連続して押下する場合、約0.5秒毎に数値が自動的に変化する。
また、時刻設定」のガイド画面で、カーソルを「確定」の位置に移動した上で、メニュー操作ボタンB9bを押下すると時刻設定が修了する。
また、図12(A)に示す「各種設定メインメニュー」のガイド画面で、メニュー操作ボタンA9aにより「ゲームへ戻る」が選択され、さらにメニュー操作ボタンB9bにより決定されると、通常遊技画面に戻る。
本形態では、メニュー操作ボタン9が操作されると、その操作信号がサブ制御基板37のCPU71に入力される。CPU71は、メニュー操作ボタン9の操作信号が、履歴表示ボタン202が押下されている状態、又は押下されていない状態のいずれの状態のものであるかを判定する。
CPU71は、メニュー操作ボタン9の操作信号が、履歴表示ボタン202が押下されていない状態のものである場合、メニュー操作ボタン9が操作された時点の遊技状態、即ち、通常遊技状態であるか大役遊技状態(BB、CT1、CT2)であるか、さらには、メニュー操作ボタンが操作有効であるか否かを主制御基板30のCPU51から送信されてくる遊技状態コマンドに基づいて判別して表示コマンド(表示コマンド00〜11など)を出力する。そして、CPU131が、入力された表示コマンドに応じた遊技情報、例えば、BB遊技状態である場合にはBB遊技のみに関する遊技情報の画像データを、また、通常遊技状態である場合にはメインメニューの画像データをROM132から読み出して画像表示装置5に表示するように制御する。
また、CPU71は、メニュー操作ボタン9の操作信号が、履歴表示ボタン202が押下されている状態のものである場合、例えば図12(A)〜(D)に示される画像データをROM132から読み出して画像表示装置5に表示するように制御する。
次に、図6から図9のフローチャートに従って、CPU71によるパチスロ遊技のガイド画面表示処理について説明する。
メニュー操作ボタン9の操作信号がCPU71に入力されると、キー操作の割込み処理であるステップ91(図6)のサブルーチンに入る。そして、ステップ92において割込み要因フラグをリセットした後、ステップ93のガイド画面表示処理のサブルーチンに進む。
図7に示すガイド画面表示処理において、先ず、ステップ95で、押下されたボタンは履歴表示ボタン202であるか否かが判定される。
ステップ95でNOと判定されると、ステップ96に進み、現在の遊技状態が特別遊技状態(大役遊技状態)であるか否かの判別が行なわれる。ステップ96で特別遊技状態であると判別された場合には、図8に示す、ステップ97に進み、ボーナスガイド(ボーナス遊技情報)表示フラグがONかOFFか、即ち、ボーナス遊技に関する遊技情報が既に画像表示装置5(ガイド画面)に表示されているか否かの判別が行なわれる。
ステップ97において、既に遊技情報が表示されていると判別された場合には、ステップ100に進み、ボーナスガイド(ボーナス遊技情報)表示解除コマンドをCPU131に送信して、画像表示装置5に表示されているボーナス遊技に関する情報の表示をオフにした後、ステップ101に進み、ボーナスガイド表示フラグをOFFにして処理を終了する。
一方、ステップ97において、遊技情報が表示されていないと判別された場合には、ステップ98に進み、CPU51から受信した遊技状態コマンドに基づいて現在のボーナスを判別し、そのボーナス遊技に応じた遊技情報を表示するように、ガイド画面(遊技情報画面)コマンド(例えば表示コマンド05,06,07)をCPU131に送信する。続いて、ステップ99に進み、ボーナスガイド表示フラグをONにして処理を終了する。
一方、図7のステップ96において、特別遊技状態ではないと判別された場合には、ステップ102に進み、画像表示モードが通常遊技状態であるか否かの判別が行なわれる。ここで、画像表示モードが通常遊技状態であるとは、遊技状態が通常遊技状態で画像表示装置5に遊技情報が何も表示されていない状態のことをいう。これに対して、例えば、遊技状態が通常遊技状態で画像表示装置5にメインメニューが既に表示されている状態のことを、画像表示モードがメニュー画面表示状態であるという。したがって、ステップ102では画像表示装置5に遊技情報が表示されているか否かの判別が行なわれる。ステップ102において、遊技情報が何も表示されていないと判別された場合には、図9のステップ103に進み、画像表示装置5にメインメニューを表示させるためのメインメニュー画面コマンド(例えば表示コマンド00)をCPU131へ送信する。続いて、ステップ104に進み、画面表示モードをメニュー画面表示状態、即ち、画像表示装置5にメインメニューが既に表示されている状態に設定し、処理を終了する。
一方、ステップ102において画面表示モードが通常遊技状態ではない、即ち、画像表示装置5に遊技情報が既に表示されている(例えば、ステップ104で設定されたメニュー画面表示状態)と判別した場合には、ステップ105に進み、押下されたボタンがメニュー操作ボタンA9a(選択ボタン)であるか否かの判別が行なわれる。ステップ105で選択ボタン9aであると判別された場合には、ステップ106に進み、選択ボタン9aの押下に応じて順次カーソルの位置を次の選択項目の位置に移動させ、そのカーソルの位置をメニューカーソル位置コマンドとして画像表示装置5に送信する。これにより画像表示装置5には選択ボタン9aの押下に応じてカーソルが移動する画像が表示される。
一方、ステップ105において、押下されたボタンが選択ボタン9aではないと判別された場合、即ち、押下されたボタンがメニュー操作ボタンB9b(決定ボタン)であると判別された場合には、ステップ107に進み、現在選択されている遊技情報の項目、即ち、カーソルが位置している遊技情報の項目を決定された項目として確定し、そのカーソルの位置に応じた表示コマンドをCPU131に送信する。
続いて、ステップ108に進み、ステップ107で送信した表示コマンドが、選択項目「通常遊技画面へ戻る」を選択・決定したものであったか否かの判別が行なわる。ステップ108で「通常遊技画面へ戻る」が選択・決定されたのではないと判別された場合には、処理を終了する。これにより決定された項目の遊技情報が画像表示装置5に表示される。一方、ステップ108において、「通常遊技画面へ戻る」が選択・決定されたと判別された場合には、ステップ109に進み、画面表示モードを通常遊技状態に設定する。これにより、画像表示装置5に表示されている遊技情報の表示がオフされ、画像表示装置5には、メニュー操作ボタン9が押下される以前の演出画像が表示され、パチスロ機1はコイン投入待ち状態となり、ゲームを行うことが可能な状態に戻る。
また、ステップ95でYESと判定されると、図10に示すステップ120に進み、メインメニュー画面(表示コマンド00)を出力し、履歴等設定サブルーチンを実行する。履歴等設定サブルーチンでは、図12(A)〜(D)を用いて説明したように、「開示回避情報」についてガイド画面へ表示する。ステップ120に続いて、画面モードを通常遊技状態にして(ステップ121)、処理を終了する。
上述したようにガイド画面への「開示回避情報」の表示は、前面扉2を開けて履歴表示ボタン202を押下することにより可能となり、このように履歴表示ボタン202を押下した上で、ホール側の管理者は「開示回避情報」を画像表示装置5(ガイド画面)で把握でき、「開示回避情報」の内容に応じた処理を行うことができる。一方、遊技者への遊技提供時には、履歴表示ボタン202は押下されておらず、かつ前面扉2は施錠機構を介して閉じられていることから、遊技者に対する「開示回避情報」の開示は、適切に回避できる。
また、本実施の形態では、前面扉2が施錠機構を介して閉じられる場合を例にしたが、本発明はこれに限らない。例えば、履歴表示ボタン202が設けられる基板を前面扉2又は本体枠29の内側に配置し、施錠機構を設けずに構成してもよい。この場合にも、履歴表示ボタン202が遊技者に操作されることは、通常時においては回避でき、「開示回避情報」の読取りを抑制できる。
履歴表示ボタン202は、上述したように「開示回避情報」の選択的開示を行えるようにしているが、その配置は、サブ制御基板37及び画像表示基板135とは別個の中継基板200に行われている。このため、履歴表示ボタン202の操作に伴い、サブ制御基板37及び画像表示基板135の損傷を招く虞はなく、ひいては損傷に伴い高価であるサブ制御基板37及び画像表示基板135の交換を招くような事態を確実に回避できる。また、履歴表示ボタン202の操作に伴い、仮に中継基板200を損傷しても、中継基板200は、サブ制御基板37及び画像表示基板135に比べ廉価であることから、サブ制御基板37及び画像表示基板135の交換に比べて損害額を低くして対処できる。
また、サブ制御基板37と画像表示基板135との間に中継基板200を介在したことにより、サブ制御基板37の機種依存性をなくすことができる。即ち、仮に中継基板200を設けずに、サブ制御基板37及び画像表示基板135を直接に接続した場合、例えば、機種変更などに伴い、発光装置の数が変更された場合、その度にサブ制御基板37も設計しなければならない。これに対し、サブ制御基板37からの情報を複数の演出装置に分岐して送出し得るように中継基板200を設けることにより、演出装置として異なるタイプのものが用いられる場合にも、演出装置の構成によらず、サブ制御基板37の設計変更を行わずに、共通のサブ制御基板37を用いることができ、生産上、効率のよいものとなる。
本発明に係る開示回避情報の選択的な表示をする遊技機の一つであるパチスロ機の一形態を示す正面図である。 図1に示すパチスロ機の前面扉を開いたときの本体枠内部を示す図である。 図1の前面扉の裏面側を示す図である。 図1のパチスロ機の主制御基板、サブ制御基板および画像表示基板周辺の電気的な接続状態周辺を示すブロック図である メニュー操作ボタンを押下したときに画像表示装置に表示される遊技情報の一形態を示す図である。 図1のパチスロ機に係るガイド画面表示処理の一形態を示すフローチャートである。 図6のガイド画面表示サブルーチンを示すフローチャートである。 図7のステップ96に続く処理内容を示すフローチャートである。 図7のステップ102に続く処理内容を示すフローチャートである。 図7のステップ95に続く処理内容を示すフローチャートである。 図4のサブ制御基板のCPUが出力する表示コマンドの一例を表形式で示す図である。 履歴表示ボタンが押下された場合にメニュー操作ボタンの押下により表示される競って行画面を(A)〜(D)に分けて示す図である。
符号の説明
1…パチスロ機(回胴式遊技機)、2…前面扉(筐体)、5…画像表示装置、29…本体枠(筐体)、37…サブ制御基板(演出制御基板)、71…CPU(プログラム実行部)、200…中継基板(操作部保持基板)、202…履歴表示ボタン(操作部)、135…画像表示基板(画像制御基板)。

Claims (3)

  1. 前面開口部を形成する本体枠及び前記前面開口部を覆う開閉扉を備える筐体に、遊技媒体を投入することでゲームを行う遊技機において、
    前記筐体
    画像データの出力を制御するためのプログラムを格納する記憶部及び前記プログラムを実行するためのプログラム実行部を有する演出制御基板と、
    前記プログラム実行部に出力する前記画像データの制御に係るコマンドを生成するための主制御基板と、
    前記プログラム実行部から出力される制御信号にしたがって、静止画あるいは動画の表示を含む遊技の演出を行う画像表示装置と、
    を有し、
    前記筐体内に備える基板に、前記プログラム実行部に前記画像データの制御に係る信号を与えるための第1操作ボタンを保持させ、
    前記開閉扉に、前記画像表示装置によって表示された画像情報に関する選択あるいは決定に係る信号を、前記プログラム実行部に与えるための第2操作ボタンを保持させ、
    前記第1操作ボタンの操作に基づいて、遊技者に表示することを避けたい開示回避情報を前記画像表示装置へ表示可能とし、
    前記第2操作ボタンは、その操作された時点に応じて異なる機能を有し、前記第1操作ボタンと協働するようにして、前記第1操作ボタンの操作に基づいて前記開示回避情報の設定処理を可能とし、前記第1操作ボタンと協働するようにしないときは、その操作された時点の遊技状態、及び操作有効であるか否かに基づいて、画像データの出力を制御させるようにすることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1操作ボタンの操作に基づいて、前記画像表示装置に時刻設定に関する開示回避情報のガイド表示を可能とし、
    その後の前記第2操作ボタンの操作によって、時刻に関する選択及び決定を可能とすることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記第1操作ボタンの操作に基づいて、前記画像表示装置に履歴設定に関する開示回避情報のガイド表示を可能とし、
    その後の前記第2操作ボタンの操作によって、履歴設定に関する選択及び決定、又は履歴設定機能の有無を可能とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
JP2006073176A 2006-03-16 2006-03-16 開示回避情報の選択的な表示をする遊技機 Expired - Fee Related JP5037839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006073176A JP5037839B2 (ja) 2006-03-16 2006-03-16 開示回避情報の選択的な表示をする遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006073176A JP5037839B2 (ja) 2006-03-16 2006-03-16 開示回避情報の選択的な表示をする遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007244678A JP2007244678A (ja) 2007-09-27
JP5037839B2 true JP5037839B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=38589584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006073176A Expired - Fee Related JP5037839B2 (ja) 2006-03-16 2006-03-16 開示回避情報の選択的な表示をする遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5037839B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017170269A (ja) * 2017-07-11 2017-09-28 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3811340B2 (ja) * 2000-08-11 2006-08-16 Kpe株式会社 表示装置及び遊技機
JP4517183B2 (ja) * 2002-11-14 2010-08-04 株式会社大一商会 遊技機
JP4395300B2 (ja) * 2002-11-27 2010-01-06 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機検査器
JP4425575B2 (ja) * 2003-06-23 2010-03-03 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2005304641A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Olympia:Kk 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007244678A (ja) 2007-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6799345B1 (ja) 遊技台
JP6088756B2 (ja) 遊技機
JP6114095B2 (ja) 遊技機
JP2007130400A (ja) 回胴式遊技機
JP2006061476A (ja) 遊技機
JP2005204785A (ja) 遊技機
JP4850494B2 (ja) 回胴式遊技機
JP6417520B2 (ja) 遊技機
JP2013183766A (ja) 遊技機
JP5376431B2 (ja) 遊技機
JP2007181556A (ja) 回胴式遊技機
JP2006238923A (ja) 遊技機
JP6612732B2 (ja) 遊技機
JP5037839B2 (ja) 開示回避情報の選択的な表示をする遊技機
JP2021159274A (ja) 遊技台
JP2006238924A (ja) 遊技機
JP2008125647A (ja) 遊技機
JP2007006947A (ja) 回胴式遊技機
JP5743289B2 (ja) 遊技機
JP2007252612A (ja) 回胴式遊技機
JP5760228B2 (ja) 遊技機
JP2010142337A (ja) 遊技機
JP2015123169A (ja) 遊技機
JP5878319B2 (ja) 遊技機
JP2021010390A (ja) 遊技台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120627

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5037839

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees