JP4425575B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体本体に対して筐体扉を開閉可能に取り付け、筐体扉の外面に遊技機外部から操作可能な複数の操作部を配設した遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロットマシン等の遊技機は、筐体内に収容された種々の機構のメンテナンスを行うために、筐体本体の前面に開閉可能な筐体扉が取り付けられており、筐体扉の前面には、スタートレバー、ストップボタン、ベットボタン等の複数の操作部が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような遊技機でメンテナンスを行うには、筐体扉を開いて遊技機の内部へアクセスするが、この際、スタートレバー、ストップボタン、ベットボタンを実際に操作して、あるいは実際に遊技メダルの投入を行って、その動作を確認しなければならない場合がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−306678号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の遊技機では、メンテナンスを行うために筐体扉を開いた状態で、作業者が筐体扉の前面に設けられたスタートレバー、ストップボタン、ベットボタン等を容易に操作できるとは言い難かった。すなわち、筐体扉を開いた状態では、筐体扉の背面側が作業者に向けられており、筐体扉の前面に配設されたスタートレバー、ストップボタン、ベットボタン等を操作するためには、筐体扉の前面側に作業者の上体を回り込ませるか、あるいは筐体扉を閉じる必要があった。
【0006】
このため、作業姿勢が不自然となり効率よく作業を行うことができない場合があった。また、作業内容によってはスタートレバー、ストップボタン、ベットボタン等の操作とメンテナンス作業を同時に行う必要があり、一人で作業を行うことができない場合もあった。
【0007】
また、近年、筐体扉を開いて、あるいは筐体扉を開かずに筐体内部にセル板や針金等を挿入することにより遊技機の内部にアクセスして、遊技媒体を大量に獲得するという不正行為が横行している。このような不正行為に対して、遊技店内に防犯カメラを取り付け、筐体扉の開閉を監視することも考えられる。しかしながら、防犯カメラで遊技店内の全てを監視することは難しく、特に不正行為者により故意に死角が作られた場合には、メンテナンスに伴う正当な開閉であるか、不正行為を行うための開閉であるかを見極めることができなかった。
【0008】
このため、筐体本体に取り付けられた筐体扉の開閉状態を監視し、不正な開閉行為を確実に発見することも必要である。
【0009】
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、筐体扉の外面に配設した操作部を操作しながらメンテナンスを行う必要がある場合に、筐体扉を開いた状態であってもメンテナンス作業の効率を高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、メンテナンス作業以外の筐体扉の不正な開閉により筐体内部に追加された補助スイッチ類が操作されることを確実に防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技機は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。なお、本発明に係る遊技機の各構成要素について、図面に付した符号を参照して、具体的な適用例を示すが、各構成要素はこれらに限定されるものではない。
【0012】
本発明に係る遊技機(例えば、パチスロ遊技機)は、筐体本体(1)に対して筐体扉(2)を開閉可能に取り付け、該筐体扉(2)の外面に遊技機外部から操作可能な複数の操作部(ベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c)を設けるとともに、前記筐体本体(1)に前記操作部の操作信号に応じて各種制御を行う制御基板(主制御基板50)を備えた遊技機であって、
前記筐体扉(2)の内側に、前記複数の操作部(ベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c)と前記制御基板(主制御基板50)との間で信号を中継する中継基板(60)を配設し、
該中継基板(60)に、前記複数の操作部(ベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c)の各々に対応して、該操作部(ベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c)を操作した場合と同等の疑似操作信号を前記制御基板(主制御基板50)に対して発生する複数の疑似操作信号ボタン(101〜109)を相互に隣接して配設したことを特徴とするものである。
【0013】
ここで、遊技者が実際に操作を行う装置ではないが、メダル投入口(13)に投入された遊技メダルを検知するためのメダルセンサに対応させて疑似操作ボタン(101)を設けることができる。すなわち、本発明における疑似操作ボタンとは、遊技者が実際に操作を行う操作部に対応して設けたものだけではなく、これらの装置以外の装置であってメンテナンスに必要な装置に対応して設けたものであってもよい。
【0014】
なお、疑似操作ボタン(101〜109)は、複数の操作部の全てに対応している必要はなく、メンテナンス作業に必要な操作部(ベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20cの一部)にのみ対応していればよい
【0015】
このような構成からなる遊技機では、筐体扉(2)の内側に中継基板(60)が設けられており、この中継基板(60)に配設された疑似操作ボタン(101〜109)を操作することにより、該当する操作部(ベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c)を操作した場合と同等の疑似操作信号を発生することができる。
【0016】
したがって、筐体扉(2)を開いてメンテナンス作業を行う場合に、疑似操作ボタン(101〜109)を操作することにより、筐体扉(2)の外面に設けられた操作部(ベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c)を実際に操作することなく、操作部(ベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c)を操作した場合と同様のメンテナンス作業を行うことができるので、メンテナンス作業の効率を格段に高めることができる。
【0017】
また、本発明に係る遊技機は、前記構成に加えて、前記疑似操作ボタン(101〜109)は、メダルセンサ、ストップボタン(20c〜20a)、スタートレバー(19)、ベットボタン(マックスベットボタン16、第2ベットボタン15、第1ベットボタン14)および貯留メダル精算ボタン(18)からなる前記複数の操作部にそれぞれ対応し、各操作部の検知信号または操作信号と同等の疑似操作信号を発生する複数の操作ボタンであることを特徴とするものである。
【0018】
このような構成からなる遊技機では、各操作部(ベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c)と各疑似操作ボタン(101〜109)との対応関係が明確となり、目的の疑似操作信号を確実に発生させることができるので、メンテナンス作業の効率をさらに高めることができる。
【0019】
また、本発明に係る遊技機は、前記構成に加えて、前記筐体扉(2)の開閉を検知する開閉検知センサ(71)と、前記筐体扉(2)の開放角度を検知する開放角度検知センサ(72)を設け、
前記開閉検知センサ(71)により筐体扉(2)の開状態が検知された際に、前記開放角度検知センサ(72)により所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したことが検知されると、警報信号を発生するとともに、前記疑似操作ボタン(101〜109)を無効化することを特徴とするものである。
【0020】
このような構成からなる遊技機では、開閉検知センサ(71)と開放角度検知センサ(72)により筐体扉(2)の正常な開状態が検知された場合にのみ、疑似操作ボタン(101〜109)を用いて疑似操作信号を発生させることができる。すなわち、不正行為による異常開放等の場合には、疑似操作ボタン(101〜109)を用いて疑似操作信号を発生させることができないので、筐体扉(2)を不正に開いて遊技機内部へアクセスする等の不正行為を未然に防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る遊技機の実施形態を説明する。
なお、以下の説明では、代表的な遊技機としてパチスロ遊技機を例にとって説明を行うが、本発明に係る遊技機はこれに限定されるものではない。
【0022】
図4、図5は、本発明の実施形態に係るパチスロ遊技機を示すもので、図4は筐体扉を開いた状態のパチスロ遊技機の斜視図、図5は筐体扉を閉じた状態のパチスロ遊技機の正面図である。
【0023】
本発明の実施形態に係るパチスロ遊技機は、図4、図5に示すように、筐体本体1の前面に筐体扉2を開閉可能に取り付けることにより遊技機筐体が構成されている。
【0024】
筐体扉2の前面のほぼ中央より上部には、正面パネル5が配設されており、この正面パネル5には、筐体本体1内に配設したリール12a,12b,12cの表面が臨む3個の表示窓11a,11b,11cを横並びに配設し、表示窓11a,11b,11cの下方には、演出表示等を行う液晶表示装置23を配設してある。
【0025】
また、図示しないが、表示窓11a,11b,11cには、表示窓11a,11b,11cを横断するようにして合計5本の有効ライン表示が施されている。この有効ライン表示は、横3本の有効ライン表示、およびこれらと交差する斜め2本の有効ライン表示からなり、遊技に供された遊技メダル数によって有効となるライン数が変化する。
【0026】
また、正面パネル5には、表示窓11aの左側に位置するようにして、遊技に供された遊技メダル数と有効ライン表示との対応関係を表示するための5つの有効ラインランプ17…が設けられている。さらに、表示窓11cの右側に位置するようにして、パチスロ遊技機における遊技情報を表示するための5個の表示ランプ10…が設けられている。これらの表示ランプ10…は、例えば、遊技メダルの投入許可、遊技開始許可、ボーナス遊技の内部当選、遊技禁止、および打ち止めの告知、筐体扉2の不正開放警告等、種々の表示に用いることができる。
【0027】
正面パネル5の下方には、遊技に供する遊技メダルを投入するためのメダル投入口13、クレジットされた範囲内で遊技に供する遊技メダルを投入するための第1ベットボタン14、第2ベットボタン15、マックスベットボタン16、クレジットされた遊技メダルを払い出すための貯留メダル精算ボタン18、リール12a,12b,12cの回転を一斉に開始させるためのスタートレバー19、および各リール12a,12b,12cの回転を個別に停止させるための3個のストップボタン20a,20b,20c等が設けられている。
【0028】
なお、第1ベットボタン14は遊技メダルを1枚投入するためのベットボタンであり、第2ベットボタン15は遊技メダルを2枚投入するためのベットボタンであり、マックスベットボタン16は遊技メダルを最大許容投入枚数(例えば3枚)投入するためのベットボタンである。
【0029】
また、スタートレバー19等の下方に位置する筐体扉2の前面下部には、装飾表示を行うための腰部パネル6が配設されている。さらに、腰部パネル6の下方には、遊技メダルを払い出すためのメダル払出口8が設けられているとともに、メダル払出口8に臨むようにして遊技メダルを貯留するためのメダル貯留皿7および一対のスピーカ9a,9bが設けられている。
【0030】
また、正面パネル5の上部に位置する筐体扉2の前面には、上部ランプ3および配当表パネル4が設けられている。
【0031】
また、図4,図5に示すように、筐体本体1の内部には、リール12a,12b,12c、主制御基板50、電源装置21、ホッパ22等が配設されており、筐体扉2の内側には、液晶表示装置23、主制御基板50の制御の下に液晶表示装置23の制御等を行うためのサブ制御基板(図示せず)および中継基板60が配設されている。
【0032】
<中継基板>
次に、図1を参照して、中継基板について説明する。図1は、中継基板を筐体扉の背面側から見た状態の正面図である。
中継基板60は、筐体扉2の前面に配設されたベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c等の操作部からの電気配線を中継するため基板である。
【0033】
この中継基板60には、メダル投入口から投入されたメダルを検知するメダルセンサ(図示せず)、ストップボタン20a〜20c、マックスベットボタン16、スタートレバー19、第1ベットボタン14および第2ベットボタン15、貯留メダル精算ボタン18からの電気配線を中継するためのコネクタ111〜116と、主制御基板50への電気配線を中継するためのコネクタ110が設けられている。
【0034】
また、中継基板60の表面には、ベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c等の操作部を操作した場合と同等の疑似操作信号を発生するための疑似操作ボタンが設けられている。
【0035】
これらの疑似操作ボタンは、メダル投入口から投入されたメダルを検知するメダルセンサ(図示せず)に対応する疑似操作ボタン101、ストップボタン20a〜20cに対応する疑似操作ボタン102〜104、スタートレバー19に対応する疑似操作ボタン105、マックスベットボタン16に対応する疑似操作ボタン106、第2ベットボタン15に対応する疑似操作ボタン107、第1ベットボタンに対応する疑似操作ボタン108、および貯留メダル精算ボタン18に対応する疑似操作ボタン109からなる。
【0036】
すなわち、疑似操作ボタン101を操作するとメダルセンサにより遊技メダルを検出した場合と同等の疑似操作信号が発生し、疑似操作ボタン102を操作すると右側のストップボタン20cを操作した場合と同等の疑似操作信号が発生し、疑似操作ボタン103を操作すると中央のストップボタン20bを操作した場合と同等の疑似操作信号が発生し、疑似操作ボタン104を操作すると左側のストップボタン20aを操作した場合と同等の疑似操作信号が発生し、疑似操作ボタン105を操作するとスタートレバー19を操作した場合と同等の疑似操作信号が発生し、疑似操作ボタン106を操作するとマックスベットボタン16を操作した場合と同等の疑似操作信号が発生し、疑似操作ボタン107を操作すると第2ベットボタン15を操作した場合と同等の疑似操作信号が発生し、疑似操作ボタン108を操作すると第1ベットボタン14を操作した場合と同等の疑似操作信号が発生し、疑似操作ボタン109を操作すると貯留メダル精算ボタン18を操作した場合と同等の疑似操作信号が発生する。
【0037】
したがって、筐体扉2を開いてメンテナンス作業を行う場合には、これらの疑似操作ボタン101〜109を操作することにより、筐体扉の前面に設けられたベットボタン14〜16、貯留メダル精算ボタン18、スタートレバー19、ストップボタン20a〜20c等の操作部を実際に操作することなく、同等の疑似操作信号を発生させてメンテナンス作業を行うことができる。
【0038】
また、筐体扉2を開いて不正行為を行うことを防止するため、あるいは筐体扉2を開かずに、筐体内部にセル板や針金等を挿入して疑似操作ボタン101〜109を不正に操作することを防止するため、メンテナンス作業等に伴う正常な開状態の場合にのみ、疑似操作ボタン101〜109を有効化することが好ましい。
このため、本実施形態に係るパチスロ遊技機は、筐体扉2の正常な開閉状態を検知するための開閉状態検知装置を備えている。
【0039】
<開閉状態検知装置>
以下、図2、図3を参照して、筐体扉2の開閉状態を検知するための開閉状態検知装置について説明する。図2は、開閉状態検知装置を示すもので、(a)は筐体本体および筐体扉の模式図、(b)は開放角度検知センサの模式図、(c)は開閉状態検知装置の概略構成を示すブロック図である。また、図3は、開閉状態検知装置を用いて筐体扉の異常開放を検知する手順を示すフローチャートである。
【0040】
開閉状態検知装置70は、図2(a)〜(c)に示すように、筐体扉2の開閉を検知する開閉検知センサ71と、筐体扉2の開放角度を検知する開放角度検知センサ72を備えており、開閉検知センサ71および開放角度検知センサ72における検知状態に応じて、筐体扉2の異常開放を検知するようにしたものである。
【0041】
本実施形態では、図2(a)に示すように、筐体本体1に対して、左側が支持部となり、右側が開放端となるようにして、筐体扉2が開閉可能に取り付けられている。
【0042】
筐体本体1の開放端側には、図2(a)に示すように、開閉検知センサ71が取り付けられており、開閉検知センサ71の検知部71aにより筐体扉2の開閉を検知するようになっている。すなわち、検知部71aが筐体扉2を検知している状態が閉状態であり、検知部71aが筐体扉2を検知していない状態が開状態である。
【0043】
また、図2(b)に示すように、筐体扉2の回動軸76には、筐体扉2の開閉に従って回動する円板状の遮蔽板73が取り付けられており、筐体本体1には、遮蔽板73に臨むようにして開放角度検知センサ72が取り付けられている。さらに、遮蔽板73には、筐体扉2が全開状態(例えば、筐体本体1に対して約90°の位置)となった際に、開放角度検知センサ72の検知部72aに検知される位置に切り欠き部73aが設けられている。
【0044】
したがって、筐体扉2が全開状態にまで回動すると、開放角度検知センサ72の検知部72aが遮蔽板73の切り欠き部73aを検知して、筐体扉2が全開状態となったことを検知することができる。
【0045】
また、開閉状態検知装置70は、図2(c)に示すように、開閉検知センサ71および開放角度検知センサ72の他に、条件判断部74と、警告部75とを備えている。
【0046】
条件判断部74は、例えばパチスロ遊技機の動作を制御する制御装置により構成することができる。なお、制御装置とは独立して動作するマイクロプロセッサ等により条件判断部74を構成してもよい。
【0047】
警告部75は、例えば、表示ランプ10、スピーカ9a,9b等により構成することができる。なお、警告を行う特別のランプを設けてもよいし、液晶表示装置23や、他のランプ、LED等により警告部75を構成してもよい。警告部75による警告は、表示ランプ10等を用いた視覚的警告、およびスピーカ9a,9bを用いた聴覚的警告のいずれか、あるいはこれらを組み合わせたものであってもよい。
【0048】
次に、図2(c)および図3を参照して、筐体扉2の異常開放を検知する手順を説明する。
条件判断部74は、開閉検知センサ71および開放角度検知センサ72における検知状態を監視している(S11,S13)。そして、開閉検知センサ71により筐体扉2の開状態が検知されない場合、すなわち、筐体扉2が閉状態の場合には、疑似操作ボタン101〜109を無効化し(S12)、たとえ筐体内部へセル板や針金等が挿入されたとしても、疑似操作ボタン101〜109が不正に操作されることを確実に防止する。
【0049】
また、開閉検知センサ71により筐体扉2の開状態が検知され、かつ開放角度検知センサ72により所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したことが検知されると(S11,S13)、警報信号を発生するとともに、疑似操作ボタン101〜109を無効化する(S14)。
【0050】
一方、筐体扉2が開状態であっても、所定の開閉角度に達しない状態が所定時間以上継続しない場合には、疑似操作ボタン101〜109を有効化する(S15)。
【0051】
そして、警報信号が発生されると、警告部75により筐体扉2が異常開放状態である旨の報知が行われる。具体的には、表示ランプ10のいずれかを点灯あるいは点滅させたり、スピーカ9a,9bから警告音を発生する。
【0052】
さらに、警報信号は、遊技店内の適宜箇所に設けられた管理装置90に送信される。管理装置90では、警報信号を受信すると、管理室内に設置された警告ランプ(図示せず)を点灯あるいは点滅させたり、スピーカ(図示せず)から警告音を発生する。
【0053】
このような構成からなる開閉状態検知装置70によれば、不正行為を行おうとして筐体扉2を少しだけ開いた状態が所定時間以上継続した場合に警告を行うこととともに、疑似操作ボタン101〜109を無効化することができ、筐体扉2の不正開放およびこれに伴う不正行為を防止することができる。
【0054】
なお、異常開放状態を検知するための所定時間は、特に規定されるものではないが、メンテナンス等に伴う正常な開放時において、筐体扉2が全閉状態から全開状態となる時間を所定時間とする。例えば、所定時間として5秒を設定することができる。
【0055】
また、開閉状態検知装置として、他の構成のものを用いることもできる。
例えば、筐体扉の全閉状態および全開状態を検知する開閉状態検知センサを設け、開閉状態検知センサにおける検知状態に応じて、筐体扉の異常開放状態を検知するようにしてもよい。
【0056】
また、所定期間における筐体扉の開放速度を検知する開放速度検知センサを設け、開放速度検知センサにおける検知状態に応じて、筐体扉の異常開放状態を検知するようにしてもよい。
【0057】
<他の実施形態>
本発明に係る遊技機は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えて実施することが可能である。
例えば、疑似操作ボタン101〜109は、他の操作部に対応して設けることができる
【0058】
また、開閉検知センサ71、開放角度検知センサ72は、どのようセンサであってもよく、光学センサ(透過型あるいは反射型)、磁気センサ、マイクロセンサ等を用いることができる。なお、これらの場合には、遮蔽板の検知マークをスリットに変更するなどのように、センサが検知し得る形状または素材にすることが必要である。
【0059】
また、パチスロ遊技機に警告部75を設けずに、管理装置90等で警報信号を管理するようにしてもよい。あるいは、管理装置90に対して警報信号を送信せずに、パチスロ遊技機に設けた警告部75のみによって警告を行ってもよい。さらに、管理装置90では警告を行わずに、警報信号の履歴を管理するようにしてもよい。
【0060】
また、警報信号を送信するパチスロ遊技機の外部装置は、遊技店内に設置された管理装置に限られず、サービスセンター等に設置された集中管理装置に対して警報信号を送信してもよい。この場合、パチスロ遊技機(管理装置)と集中管理装置とは、公衆電話回線、専用通信線、無線通信等の手段を用いて接続される。
【0061】
また、本発明は、筐体扉2の外面に操作部を設けた遊技機であれば、パチンコ機、ゲームマシン、スロットマシン等の他の遊技機にも適用することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る遊技機によれば、筐体扉を開いてメンテナンス作業を行う場合に、疑似操作ボタンを操作することにより、筐体扉の外面に設けられた操作部を実際に操作することなく、操作部を操作した場合と同等の疑似操作信号を発生させることができる。
【0063】
したがって、メンテナンス作業を行うために無理な姿勢をとる必要がなく、また1人の作業者のみでメンテナンス作業を行うことができるので、メンテナンス作業の効率を格段に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中継基板を筐体扉の背面側から見た状態の正面図
【図2】開閉状態検知装置を示すもので、(a)は筐体本体および筐体扉の模式図、(b)は開放角度検知センサの模式図、(c)は開閉状態検知装置の概略構成を示すブロック図
【図3】開閉状態検知装置を用いて筐体扉の異常開放を検知する手順を示すフローチャート
【図4】本発明の実施形態に係るパチスロ遊技機において、筐体扉を開いた状態の斜視図
【図5】本発明の実施形態に係るパチスロ遊技機の正面図
【符号の説明】
1 筐体本体
2 筐体扉
3 上部ランプ
4 配当表パネル
5 正面パネル
8 腰部パネル
7 メダル貯留皿
8 メダル払出口
9a,9b スピーカ
10 表示ランプ
11a〜11c 表示窓
12a〜12c リール
13 メダル投入口
14〜16 ベットボタン
17 有効ラインランプ
18 貯留メダル精算ボタン
19 スタートレバー
20a〜20c ストップボタン
21 電源装置
22 ホッパ
23 液晶表示装置
50 主制御基板
60 中継基板
70 開閉状態検知装置
71 開閉検知センサ
71a 検知部
72 開放角度検知センサ
90 管理装置
101〜109 疑似操作ボタン

Claims (3)

  1. 筐体本体に対して筐体扉を開閉可能に取り付け、該筐体扉の外面に遊技機外部から操作可能な、少なくともスタートレバーおよびストップボタンを含む複数種類の操作部を設けるとともに、前記筐体本体に前記操作部の操作信号に応じて各種制御を行う制御基板を備えた遊技機であって、
    前記筐体扉の内側に、前記複数の操作部と前記制御基板との間で信号を中継する中継基板を配設し、
    該中継基板に、前記複数の操作部の各々に対応して、該操作部を操作した場合と同等の疑似操作信号を前記制御基板に対して発生する複数の疑似操作ボタン相互に隣接して配設したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記疑似操作ボタンは、メダルセンサ、ストップボタン、スタートレバー、ベットボタンおよび貯留メダル精算ボタンからなる前記複数の操作部にそれぞれ対応し、各操作部の検知信号または操作信号と同等の疑似操作信号を発生する複数の操作ボタンであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記筐体扉の開閉を検知する開閉検知センサと、前記筐体扉の開放角度を検知する開放角度検知センサを設け、
    前記開閉検知センサにより筐体扉の開状態が検知された際に、前記開放角度検知センサにより所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したことが検知されると、警報信号を発生するとともに、前記疑似操作ボタンを無効化することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
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