JP4364548B2 - 筐体構造 - Google Patents

筐体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4364548B2
JP4364548B2 JP2003131267A JP2003131267A JP4364548B2 JP 4364548 B2 JP4364548 B2 JP 4364548B2 JP 2003131267 A JP2003131267 A JP 2003131267A JP 2003131267 A JP2003131267 A JP 2003131267A JP 4364548 B2 JP4364548 B2 JP 4364548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
open
housing
opening
state
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003131267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004329649A (ja
Inventor
一哲 安部
保 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aruze Corp filed Critical Aruze Corp
Priority to JP2003131267A priority Critical patent/JP4364548B2/ja
Publication of JP2004329649A publication Critical patent/JP2004329649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4364548B2 publication Critical patent/JP4364548B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体本体に対して筐体扉を開閉可能に取り付けた筐体構造に関し、特に、筐体扉の開閉状態を検知できるようにした筐体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機等の筐体構造では、筐体内に収容された種々の機構のメンテナンスを行うために、筐体本体の前面に開閉可能な筐体扉が取り付けられている。この筐体扉は、本来、遊技機等の筐体構造内部のメンテナンスを行うために設けられたものであり、施錠機構を設けることにより、メンテナンスを行う遊技店員等のみが開閉を行うことができるようになっている。
【0003】
また、遊技者等により筐体扉が開放され、筐体本体内に収容された種々の機構を不正に動作させる不正行為を防止するために、筐体扉の開閉状態を検知するための開閉検知機構を設けた遊技機の筐体構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−323722号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、筐体構造に開閉検知機構を設けることにより筐体扉の開閉状態を検知することはできるが、上述したように、開閉扉は筐体構造内部のメンテナンスを行う場合にも開閉されるものであり、開閉検知機構による検知のみでは、メンテナンスに伴う正当な開閉であるか、不正行為を行うための開閉であるかを区別することは難しかった。
【0006】
そこで、遊技店内に防犯カメラを取り付け、筐体扉の開閉を監視することも考えられる。しかしながら、防犯カメラで遊技店内の全てを監視することは難しく、特に不正行為者により故意に死角が作られた場合には、メンテナンスに伴う正当な開閉であるか、不正行為を行うための開閉であるかを見極めることができなかった。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、筐体本体に取り付けられた筐体扉の開閉状態を監視し、不正な開閉行為を確実に発見することが可能な筐体構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る筐体構造は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。なお、本発明に係る筐体構造の各構成要素について、図面に付した符号を参照して、具体的な適用例を示すが、各構成要素はこれらに限定されるものではない。
【0009】
本発明に係る筐体構造は、筐体本体(1a)に対して筐体扉(1b)を開閉可能に取り付けた筐体構造であって、
前記筐体扉(1b)の開閉を検知する開閉検知手段(例えば、開閉検知センサ21)と、
前記筐体扉(1b)の開放角度を検知する開放角度検知手段(例えば、開放角度検知センサ22)と、
前記開閉検知手段(開閉検知センサ21)および前記開放角度検知手段(開放角度検知センサ22)における検知状態を監視し、前記筐体扉(1b)が開状態であり、かつ所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したと判断された場合に警報信号を発生する条件判断手段(条件判断部24)とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
このような構成からなる筐体構造では、条件判断手段(条件判断部24)により開閉検知手段(開閉検知センサ21)および開放角度検知手段(開放角度検知センサ22)における検知状態を監視し、開閉検知手段(開閉検知センサ21)により筐体扉(1b)の開状態が検知され、かつ開放角度検知手段(開放角度検知センサ22)により所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したことを検知した場合に、異常開放状態であると判断して、警報信号を発生する。
【0011】
ところで、メンテナンス等の正常な開閉動作である場合には、筐体扉(1b)を全開に近い状態として作業を行うが、不正行為を行おうとして筐体扉(1b)を開く場合には、監視カメラで撮影されたり遊技店員に発見されることを恐れて、筐体扉(1b)を少しだけ開く場合が多い。したがって、開閉扉が開状態であり、かつ所定の開放角度(例えば、全開状態)に達しない状態が所定時間以上継続した場合には、不正行為が行われていると判断することができる。
【0012】
そこで、本発明に係る筐体構造では、上述した不正行為が行われていると疑われる状態となった場合に警報信号を発生することにより、迅速かつ確実に不正行為を取り締まることができる。
【0013】
また、本発明に係る筐体構造は、筐体本体(1a)に対して筐体扉(1b)を開閉可能に取り付けた筐体構造であって、
前記筐体扉(1b)の開閉および開放角度を検知する開閉状態検知手段(例えば、開閉状態検知センサ31)と、
前記開閉状態検知手段における検知状態を監視し、前記筐体扉(1b)が開状態であり、かつ所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したと判断された場合に警報信号を発生する条件判断手段(条件判断部33)とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
このような構成からなる筐体構造では、条件判断手段(条件判断部33)により開閉状態検知手段(開閉状態検知センサ31)における検知状態を監視し、開閉状態検知手段(開閉状態検知センサ31)により筐体扉(1b)の開状態が検知され、かつ所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したことを検知した場合に、異常開放状態であると判断して、警報信号を発生する。
【0015】
このように、筐体扉(1b)の開閉と開放角度とを1つの検知手段により検知することにより、部品点数を減らすことができ、製造コストおよびメンテナンスコストの低減を図ることができる。
【0024】
また、本発明に係る筐体構造は、前記構成に加えて、前記条件判断手段(条件判断部24、33)から警報信号が発生された場合に、異常開放状態である旨を告知する警告手段(例えば、警告部25,34)を備えたことを特徴とするものである。
【0025】
このような構成からなる筐体構造では、不正行為が行われたと判断された場合に、警告手段(警告部25,34)による告知が行われるので、不正行為が行われていることをいち早く遊技店員等に知らせて、適切な処理を施すことができる。
【0026】
また、本発明に係る筐体構造は、前記構成に加えて、前記条件判断手段(条件判断部24,33)から警報信号が発生された場合に、該警報信号を筐体外部に送信することを特徴とするものである。
【0027】
このような構成からなる筐体構造では、不正行為が行われたと判断された場合に、警報信号を筐体外部に送信する。そして、管理装置50等により警報信号を監視することにより、不正行為が行われていることをいち早く認識して、適切な処理を施すことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る筐体構造の実施形態を説明する。
なお、以下の説明では、代表的な筐体構造としてパチスロ遊技機の筐体構造を例にとって説明を行うが、本発明に係る筐体構造はこれに限定されるものではない。
【0029】
図7は、本発明の実施形態に係るパチスロ遊技機の斜視図である。
本発明の実施形態に係るパチスロ遊技機は、図7に示すように、筐体本体1aの前面に筐体扉1bを開閉可能に取り付けることにより遊技機筐体1が構成されている。
【0030】
筐体扉1bの前面のほぼ中央より上部には、正面パネル2が配設されており、この正面パネル2には、筐体本体1a内に配設したリール3a,3b,3cの表面が臨む3個の表示窓4a,4b,4cを横並びに配設し、表示窓4a,4b,4cの下方には、演出表示等を行う液晶表示装置5を配設し、表示窓4a,4b,4cには、表示窓4a,4b,4cを横断するようにして合計5本の有効ライン表示6a,6b,6c,6d,6eが施されている。
【0031】
この有効ライン表示は、横3本の有効ライン表示6b,6c,6d、およびこれらと交差する斜め2本の有効ライン表示6a,6eからなり、遊技に供された遊技メダル数によって有効となるライン数が変化する。
【0032】
また、正面パネル2には、表示窓4aの左側に位置するようにして、遊技に供された遊技メダル数と有効ライン表示6a,6b,6c,6d,6eとの対応関係を表示するための3つの有効ラインランプ7a,7b,7cが設けられている。さらに、有効ラインランプ7a,7b,7cの上下には、パチスロ遊技機における遊技情報を表示するための複数の表示ランプ8a,8b,8cが設けられている。この表示ランプ8a,8b,8cは、例えば、遊技メダルの投入許可、遊技開始許可、ボーナス遊技の内部当選、遊技禁止、打ち止め、および後に詳述する筐体扉1bの異常開放状態の告知等、種々の表示に用いることができる。
【0033】
正面パネル2の下方には、遊技に供する遊技メダルを投入するためのメダル投入口9、クレジットされた範囲内で遊技に供する遊技メダルを投入するためのベットボタン10、クレジットされた遊技メダルを払い出すための貯留メダル精算ボタン11、リール3a,3b,3cの回転を一斉に開始させるためのスタートレバー12、および各リール3a,3b,3cの回転を個別に停止させるための3個のストップボタン13a,13b,13c等が設けられている。
【0034】
また、スタートレバー12等の下方に位置する筐体扉1bの前面下部には、装飾表示を行うための腰部パネル14が配設されている。さらに、腰部パネル14の下方には、遊技メダルを払い出すためのメダル払出口15が設けられているとともに、メダル払出口15に臨むようにして遊技メダルを貯留するためのメダル貯留皿16が設けられている。
【0035】
また、正面パネル2の上方に位置する筐体扉1bの前面上部には、配当表パネル17、および一対のスピーカ18a,18bが設けられている。
なお、図示しないが、筐体本体1a内には、所定の賞態様が構成された場合に遊技メダルを払い出すためのホッパが設けられている。
【0036】
また、本実施形態に係るパチスロ遊技機は、筐体扉1bの開閉状態を検知するための開閉状態検知装置を備えている。
以下、筐体扉1bの開閉状態を検知するための開閉状態検知装置の具体的な実施形態について説明する。
【0037】
<第1の実施形態>
第1の実施形態に係る開閉状態検知装置20は、筐体扉1bの開閉を検知する開閉検知センサ21と、筐体扉1bの開放角度を検知する開放角度検知センサ22を備えており、開閉検知センサ21および開放角度検知センサ22における検知状態に応じて、筐体扉1bの異常開放を検知するようにしたものである。
【0038】
図1は、第1の実施形態に係る開閉状態検知装置を示すもので、(a)は筐体本体および筐体扉の模式図、(b)は開放角度検知センサの模式図、(c)は開閉状態検知装置の概略構成を示すブロック図である。また、図4は、第1の実施形態に係る開閉状態検知装置おいて、筐体扉の異常開放を検知する手順を示すフローチャートである。
【0039】
図1(a)に示すように、筐体本体1aに対して、左側が支持部となり、右側が開放端となるようにして、筐体扉1bが開閉可能に取り付けられている(第2の実施形態および参考例においても同様)。
【0040】
筐体本体1aの開放端側には、図1(a)に示すように、開閉検知センサ21が取り付けられており、開閉検知センサ21の検知部21aにより筐体扉1bの開閉を検知するようになっている。すなわち、検知部21aが筐体扉1bを検知している状態が閉状態であり、検知部21aが筐体扉1bを検知していない状態が開状態である。
【0041】
また、図1(b)に示すように、筐体扉1bの回動軸19には、筐体扉1bの開閉に従って回動する円板状の遮蔽板23が取り付けられており、筐体本体1aには、遮蔽板23に臨むようにして開放角度検知センサ22が取り付けられている。さらに、遮蔽板23には、筐体扉1bが全開状態(例えば、筐体本体1aに対して約90°の位置)となった際に、開放角度検知センサ22の検知部22aに検知される位置に切り欠き部23aが設けられている。
【0042】
したがって、筐体扉1bが全開状態にまで回動すると、開放角度検知センサ22の検知部22aが遮蔽板23の切り欠き部23bを検知して、筐体扉1bが全開状態となったことを検知することができる。
【0043】
第1の実施形態に係る開閉状態検知装置20は、図1(c)に示すように、前記開閉検知センサ21および前記開放角度検知センサ22と、条件判断部24と、警告部25とを備えている。
【0044】
条件判断部24は、例えばパチスロ遊技機の動作を制御する制御装置により構成することができる。なお、制御装置とは独立して動作するマイクロプロセッサ等により条件判断部24を構成してもよい。
【0045】
警告部25は、例えば、表示ランプ8a,8b,8c、スピーカ18a,18b等により構成することができる。なお、警告を行う特別のランプを設けてもよいし、液晶表示装置5や、他のランプ、LED等により警告部25を構成してもよい。警告部25による警告は、表示ランプ8a,8b,8c等を用いた視覚的警告、およびスピーカ18a,18bを用いた聴覚的警告のいずれか、あるいはこれらを組み合わせたものであってもよい。
【0046】
次に、図1(c)および図4を参照して、筐体扉1bの異常開放を検知する手順を説明する。
条件判断部24は、開閉検知センサ21および開放角度検知センサ22における検知状態を監視しており(S11,S12)、開閉検知センサ21により筐体扉1bの開状態が検知され、かつ開放角度検知センサ22により所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したことが検知されると、警報信号を発生する(S13)。
【0047】
一方、筐体扉1bが閉状態の場合、あるいは筐体扉1bが開状態であっても、所定の開閉角度に達しない状態が所定時間以上継続しない場合には、警報信号は発生しない。
【0048】
そして、警報信号が発生されると、警告部25により筐体扉1bが異常開放状態である旨の報知が行われる。具体的には、表示ランプ8a,8b,8cのいずれかを点灯あるいは点滅させたり、スピーカ18a,18bから警告音を発生する。
【0049】
さらに、警報信号は、遊技店内の適宜箇所に設けられた管理装置50に送信される。管理装置50では、警報信号を受信すると、管理室内に設置された警告ランプ(図示せず)を点灯あるいは点滅させたり、スピーカ(図示せず)から警告音を発生する。
【0050】
第1の実施形態に係る開閉状態検知装置20によれば、不正行為を行おうとして筐体扉1bを少しだけ開いた状態が所定時間以上継続した場合に警告を行うことができ、筐体扉1bの不正開放を予防することができる。
【0051】
なお、異常開放状態を検知するための所定時間は、特に規定されるものではないが、メンテナンス等に伴う正常な開放時において、筐体扉1bが全閉状態から全開状態となる時間を所定時間とする。例えば、所定時間として5秒を設定することができる。
【0052】
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係る開閉状態検知装置30は、筐体扉1bの全閉状態および全開状態を検知する開閉状態検知センサ31を設け、開閉状態検知センサ31における検知状態に応じて、筐体扉1bの異常開放状態を検知するようにしたものである。
【0053】
図2は、第2の実施形態に係る開閉状態検知装置を示すもので、(a)は筐体本体および筐体扉の模式図、(b)は全閉状態における開閉状態検知センサの模式図、(c)は全開状態における開閉状態検知センサの模式図、(d)は、開閉状態検知装置の概略構成を示すブロック図である。また、図5は、第2の実施形態に係る開閉状態検知装置おいて、筐体扉の異常開放を検知する手順を示すフローチャートである。
【0054】
図2(a)に示すように、筐体扉1bの回動軸19には、筐体扉1bの開閉に従って回動する円板状の遮蔽板32が取り付けられており、筐体本体1aには、遮蔽板32に臨むようにして開閉状態検知センサ31が取り付けられている。さらに、遮蔽板32には、筐体扉1bが全閉状態および全開状態(例えば、筐体本体1aに対して約90°の位置)となった際に、開閉状態検知センサ31の検知部31aに検知される位置に切り欠き部32a,32bが設けられている。
【0055】
したがって、筐体扉1bが全閉状態となっている場合、あるいは全開状態にまで回動した場合に、開閉状態検知センサ31の検知部31aが遮蔽板32の切り欠き部32a,32bを検知して、筐体扉1bが全閉状態あるいは全開状態となっていることを検知することができる。
【0056】
第2の実施形態に係る開閉状態検知装置30は、図2(d)に示すように、前記開閉状態検知センサ31と、条件判断部33と、警告部34とを備えている。条件判断部33および警告部34の構成は、上記実施形態1に係る開閉状態検知装置20と同様である。
【0057】
次に、図2(d)および図5を参照して、筐体扉1bの異常開放を検知する手順を説明する。
条件判断部33は、開閉状態検知センサ31における検知状態を監視しており(S21)、開閉状態検知センサ31により筐体扉1bが全閉あるいは全開とならない状態が所定時間以上継続して検知されると、警報信号を発生する(S22)。
【0058】
そして、警報信号が発生されると、警告部34により筐体扉1bが異常開放状態である旨の報知が行われる。具体的には、表示ランプ8a,8b,8cのいずれかを点灯あるいは点滅させたり、スピーカ18a,18bから警告音を発生する。
【0059】
さらに、警報信号は、遊技店内の適宜箇所に設けられた管理装置50に送信される。管理装置50では、警報信号を受信すると、管理室内に設置された警告ランプ(図示せず)を点灯あるいは点滅させたり、スピーカ(図示せず)から警告音を発生する。
【0060】
第2の実施形態に係る開閉状態検知装置によれば、不正行為を行おうとして筐体扉1bを少しだけ開いた状態が所定時間以上継続した場合に警告を行うことができ、筐体扉1bの不正開放を予防することができる。
【0061】
なお、異常開放状態を検知するための所定時間は、特に規定されるものではないが、メンテナンス等に伴う正常な開放時において、筐体扉1bが全閉状態から全開状態となる時間を所定時間とする。例えば、所定時間として5秒を設定することができる。
【0062】
また、第2の実施形態に係る開閉状態検知装置30においても、第1の実施形態に係る開閉状態検知装置20と同様に、筐体扉1bの開閉を検知する開閉検知手段(図1に示す開閉検知センサ21)を設けてもよい。
【0063】
参考例
本発明に含まれない参考例に係る開閉状態検知装置40は、所定期間における筐体扉1bの開放速度を検知する開放速度検知センサ41を設け、開放速度検知センサ41における検知状態に応じて、筐体扉1bの異常開放状態を検知するようにしたものである。
【0064】
図3は、参考例に係る開閉状態検知装置を示すもので、(a)は筐体本体および筐体扉の模式図、(b)は開放速度検知センサの模式図、(c)は正常開放時に開放速度検知センサから出力されるパルスの説明図、(d)は異常開放時に開放速度検知センサから出力されるパルスの説明図、(e)は、開閉状態検知装置の概略構成を示すブロック図である。また、図6は、参考例に係る開閉状態検知装置おいて、筐体扉の異常開放を検知する手順を示すフローチャートである。
【0065】
図3(a)に示すように、筐体扉1bの回動軸19には、筐体扉1bの開閉に従って回動する円板状の遮蔽板42が取り付けられており、筐体本体1aには、遮蔽板42に臨むようにして開放速度検知センサ41が取り付けられている。さらに、遮蔽板42はロータリエンコーダとなっており、遮蔽版42の表面には、回動軸19を中心として放射状に延びる複数の検知マーク42aが設けられている。
【0066】
したがって、筐体扉1bが回動すると、開放速度検知センサ41の検知部41aが遮蔽板42の検知マーク42aを検知して、筐体扉1bの開放速度を検知することができる。
【0067】
参考例に係る開閉状態検知装置40は、図3(e)に示すように、前記開放速度検知センサ41と、条件判断部43と、警告部44とを備えている。
条件判断部43および警告部44の構成は、上記第1の実施形態に係る開閉状態検知装置20と同様である。
【0068】
次に、図3(c)〜(e)および図6を参照して、筐体扉1bの異常開放を検知する手順を説明する。
条件判断部43は、開放速度検知センサ41における検知状態を監視しており(S31,S32)、筐体扉1bが開状態であり、かつ全閉状態から全開状態に至る期間における開放速度が所定値に達しない場合に、警報信号を発生する(S33)。
【0069】
一方、筐体扉1bが閉状態の場合、あるいは筐体扉1bが開状態であっても、全閉状態から全開状態に至る期間における開放速度が所定値に達した場合には、警報信号は発生しない。
【0070】
なお、開放角度検知センサ41の検知部41aが検知マーク42aを検知する毎に検知パルスが発生するが、この検知パルスの間隔および個数を判断することにより、筐体扉1bの開放速度を検知することができる。
【0071】
すなわち、筐体扉1bが全閉状態から全開状態まで一気に開かれた場合には、図3(c)に示すように、開放速度検知センサ41からの検知パルスが略等間隔で所定個数(例えば10個)となる。筐体扉1bがこのように開かれた場合には、所定の時間内の検知パルス数が所定の個数であるか、または夫々のパルス間隔が所定の間隔であるかといった条件から、メンテナンス等による正常開放状態と判断して、警報信号は発生しない。
【0072】
一方、筐体扉1bが不正行為により不自然に開かれ場合には、図3(d)に示すように、検知パルス数が所定個数(例えば10個)となったとしても、検知パルスが等間隔に発生しない。また、不正行為により全閉状態から少しだけ開かれた場合には、開放速度検知センサ41からの検知パルスが所定個数よりも少なくなる(例えば2個)。このように、検知パルスが乱れている場合には、不正行為による異常開放状態と判断して、警報信号を発生する。
【0073】
なお、筐体扉1bを開方向に回動する場合のみならず、閉方向に回動する場合にも検知パルスが発生するが、検知パルスの個数を合わせるために筐体扉1bを開閉した場合、例えば筐体扉1bを中間位置まで開いた後、筐体扉1bを閉方向に戻り回動させたとしても、中間位置において検知パルスの幅に乱れが生じるため、不自然な開放であると判断することができる。
【0074】
そして、警報信号が発生されると、警告部44により筐体扉1bが異常開放状態である旨の報知が行われる。具体的には、表示ランプ8a,8b,8cのいずれかを点灯あるいは点滅させたり、スピーカ18a,18bから警告音を発生する。
【0075】
さらに、警報信号は、遊技店内の適宜箇所に設けられた管理装置50に送信される。管理装置50では、警報信号を受信すると、管理室内に設置された警告ランプ(図示せず)を点灯あるいは点滅させたり、スピーカ(図示せず)から警告音を発生する。
【0076】
参考例に係る開閉状態検知装置によれば、不正行為を行おうとして筐体扉1bを少しだけ開く等、所定期間内に筐体扉1bの開放速度が所定値に達しない場合に警告を行うことができ、筐体扉1bの不正開放を予防することができる。
【0077】
なお、異常開放状態を検知するための所定期間および開放速度の所定値は、特に規定されるものではないが、メンテナンス等に伴う正常な開放時において、筐体扉1bが全閉状態から全開状態となる期間を所定期間とし、この期間における筐体扉1bの通常の開放速度を所定値とする。
【0078】
また、参考例に係る開閉状態検知装置においても、第1の実施形態に係る開閉状態検知装置と同様に、筐体扉1bの開閉を検知する開閉検知手段(図1における開閉検知センサ21)を設けてもよい。
【0079】
<他の実施形態>
本発明に係る遊技機は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えて実施することが可能である。
例えば、開閉検知センサ21、開放角度検知センサ22、および開閉状態検知センサ31は、どのようセンサであってもよく、光学センサ(透過型あるいは反射型)、磁気センサ、マイクロセンサ等を用いることができる。なお、これらの場合には、遮蔽板の検知マークをスリットに変更するなどのように、センサが検知し得る形状または素材にすることが必要である。
【0080】
また、パチスロ遊技機に警告部25,34,44を設けずに、管理装置50等で警報信号を管理するようにしてもよい。あるいは、管理装置50に対して警報信号を送信せずに、パチスロ遊技機に設けた警告部25,34,44のみによって警告を行ってもよい。さらに、管理装置50では警告を行わずに、警報信号の履歴を管理するようにしてもよい。
【0081】
また、警報信号を送信するパチスロ遊技機の外部装置は、遊技店内に設置された管理装置に限られず、サービスセンター等に設置された集中管理装置に対して警報信号を送信してもよい。この場合、パチスロ遊技機(管理装置)と集中管理装置とは、公衆電話回線、専用通信線、無線通信等の手段を用いて接続される。
【0082】
また、本発明は、筐体本体11aに対して筐体扉11bを開閉可能に取り付けた筐体構造であれば、パチンコ機、ゲームマシン、スロットマシン、両替機、カード発行機等、他の筐体構造にも適用することができる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る筐体構造では、筐体扉の開閉を検知するための手段を設け、筐体扉が開状態であり、かつ所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したと判断された場合に、不正行為等による異常開放状態であると判断して警報信号を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る開閉状態検知装置を示すもので、(a)は筐体本体および筐体扉の模式図、(b)は開放角度検知センサの模式図、(c)は開閉状態検知装置の概略構成を示すブロック図
【図2】第2の実施形態に係る開閉状態検知装置を示すもので、(a)は筐体本体および筐体扉の模式図、(b)は全閉状態における開閉状態検知センサの模式図、(c)は全開状態における開閉状態検知センサの模式図、(d)は、開閉状態検知装置の概略構成を示すブロック図
【図3】 本発明に含まれない参考例に係る開閉状態検知装置を示すもので、(a)は筐体本体および筐体扉の模式図、(b)は開放速度検知センサの模式図、(c)は正常開放時に開放速度検知センサから出力されるパルスの説明図、(d)は異常開放時に開放速度検知センサから出力されるパルスの説明図、(e)は、開閉状態検知装置の概略構成を示すブロック図
【図4】第1の実施形態に係る開閉状態検知装置おいて、筐体扉の異常開放を検知する手順を示すフローチャート
【図5】第2の実施形態に係る開閉状態検知装置おいて、筐体扉の異常開放を検知する手順を示すフローチャート
【図6】 図3の参考例に係る開閉状態検知装置おいて、筐体扉の異常開放を検知する手順を示すフローチャート
【図7】本発明の実施形態に係るパチスロ遊技機の斜視図
【符号の説明】
1 遊技機筐体
1a 筐体本体
1b 筐体扉
2 正面パネル
3a,3b,3c リール
4a,4b,4c 表示窓
5 液晶表示装置
6a,6b,6c,6d,6e 有効ライン表示
7a,7b,7c 有効ラインランプ
8a,8b,8c 表示ランプ
9 メダル投入口
10 ベットボタン
11 貯留メダル精算ボタン
12 スタートレバー
13a,13b,13c ストップボタン
14 腰部パネル
15 メダル払出口
16 メダル貯留皿
17 配当表パネル
18a,18b スピーカ
19 回動軸
20 開閉状態検知装置(第1の実施形態)
21 開閉検知センサ
21a 検知部
22 開放角度検知センサ
22a 検知部
23 遮蔽板
23a 切り欠き部
24 条件判断部
25 警告部
30 開閉状態検知装置(第2の実施形態)
31 開閉状態検知センサ
31a 検知部
32 遮蔽板
32a,32b 切り欠き部
33 条件判断部
34 警告部
40 開閉状態検知装置(第3の実施形態)
41 開放速度検知センサ
41a 検知部
42 遮蔽板
42a 検知マーク
43 条件判断部
44 警告部
50 管理装置

Claims (4)

  1. 筐体本体に対して筐体扉を開閉可能に取り付けた筐体構造であって、
    前記筐体扉の開閉を検知する開閉検知手段と、
    前記筐体扉の開放角度を検知する開放角度検知手段と、
    前記開閉検知手段および前記開放角度検知手段における検知状態を監視し、前記筐体扉が開状態であり、かつ所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したと判断された場合に警報信号を発生する条件判断手段とを備えたことを特徴とする筐体構造。
  2. 筐体本体に対して筐体扉を開閉可能に取り付けた筐体構造であって、
    前記筐体扉の開閉および開放角度を検知する開閉状態検知手段と、
    前記開閉状態検知手段における検知状態を監視し、前記筐体扉が開状態であり、かつ所定の開放角度に達しない状態が所定時間以上継続したと判断された場合に警報信号を発生する条件判断手段とを備えたことを特徴とする筐体構造。
  3. 前記条件判断手段から警報信号が発生された場合に、異常開放状態である旨を告知する警告手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の筐体構造。
  4. 前記条件判断手段から警報信号が発生された場合に、該警報信号を筐体外部に送信することを特徴とする請求項1または2記載の筐体構造。
JP2003131267A 2003-05-09 2003-05-09 筐体構造 Expired - Fee Related JP4364548B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003131267A JP4364548B2 (ja) 2003-05-09 2003-05-09 筐体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003131267A JP4364548B2 (ja) 2003-05-09 2003-05-09 筐体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004329649A JP2004329649A (ja) 2004-11-25
JP4364548B2 true JP4364548B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=33506491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003131267A Expired - Fee Related JP4364548B2 (ja) 2003-05-09 2003-05-09 筐体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4364548B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4456510B2 (ja) * 2005-03-23 2010-04-28 株式会社オリンピア 遊技機
JP4662845B2 (ja) * 2005-12-20 2011-03-30 株式会社オリンピア 遊技機及び遊技機管理システム
JP5020531B2 (ja) * 2006-04-25 2012-09-05 高砂電器産業株式会社 パチンコ遊技機
JP2009028346A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Olympia:Kk 遊技機
JP5667921B2 (ja) * 2011-04-18 2015-02-12 株式会社高尾 遊技機
CN113870502B (zh) * 2021-10-12 2023-08-22 元气森林(北京)食品科技集团有限公司 陈列柜的警报方法、电子设备、介质及产品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004329649A (ja) 2004-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5382731B2 (ja) 遊技機
JP4373945B2 (ja) 遊技機
JP2001029543A (ja) 遊技機の不正警報装置
JP2006247129A (ja) 遊技機
JP2005211123A (ja) 遊技機及び遊技機への収納ケースの取り付け方法
JP2012205953A (ja) 遊技機
JP2012115611A (ja) 遊技台
JP2011147508A (ja) 遊技台
JP2005143596A (ja) 遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラム
JP4364548B2 (ja) 筐体構造
JP4222999B2 (ja) 遊技機
JP2006218200A (ja) 遊技機
JP4498109B2 (ja) 遊技機
JP2003117055A (ja) 遊技機
JP4008160B2 (ja) スロットマシンの扉開放検出用ドアセンサ保護構造
JP2005152107A (ja) 遊技機
JP4570575B2 (ja) 遊技機
JP4425575B2 (ja) 遊技機
JP2005052430A (ja) 遊技場内の不正検出システム
JP2005211650A (ja) 遊技機
JP2006239239A (ja) 遊技機
JP2006263035A (ja) 遊技機及び遊技機の制御方法
JP2006141461A (ja) 遊技機
JP4326783B2 (ja) 遊技機
JP2007044199A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090812

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090819

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees