JP2013183766A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】停止スイッチが同時操作されたときに、操作のやり直しをさせることなく、停止操作に関する攻略性を排除する。
【解決手段】複数の停止スイッチ50について同時に操作されたと判定された場合において、同時に操作された停止スイッチ50のうち、一の停止スイッチ50が先に操作された場合と、他の停止スイッチ50が先に操作された場合とで、遊技結果に基づく付与利益の大きさが異なるものとなる場合には、遊技結果に基づく付与利益が小さくなるような停止スイッチの優先停止操作順序を設定する優先停止操作順設定手段924を設け、優先停止操作順設定手段924が設定した順序で、同時操作された停止スイッチ50に対応する回転リール40の停止を制御する。
【選択図】図12

Description

この発明は、停止スイッチの操作によって回転リールの回転を停止させ、停止図柄が所定の態様となることにより所定の利益が付与される遊技に関するものである。
この種の遊技機、例えばスロットマシンにおいては、複数図柄の組合せから構成される役について内部抽選を行い、遊技者の停止スイッチの操作に基づき回転リールを停止させる際に、内部抽選の結果が所定の役が当選している場合には、有効ライン上に当選に係る図柄組合せが極力成立するように、内部抽選がハズレの場合には、有効ライン上にいかなる図柄組合せも成立しないように、停止スイッチの操作タイミングと回転リールの停止タイミングとを調整する停止制御が行われる。ここで、回転リールの図柄配列や有効ラインの態様によっては、停止スイッチの操作順序が異なることにより、有効ライン上に当選図柄を引き込めない場合もある。例えば、左リールから順に停止操作する場合には当選図柄を順次有効ライン上に停止させることが可能だが、3個の回転リールを左、右、中のようにいわゆる挟み打ちした場合には、中リールにおいて当選図柄を有効ライン上に引き込めない場合が生じうる。
また、上記した遊技機においては、複数の役を同時当選可能に形成するとともに、その当選状態に応じて、停止スイッチの操作順番(押し順)を設定し、当選状態に応じて設定された押し順(正解の押し順)で停止スイッチが操作されたか否かによって、入賞の有無が異なったり、入賞可能な役が異なるようにすることが行われている。この場合において、正解の押し順で停止操作が行われなかった場合には、正解の押し順で停止操作した場合よりも、不利な遊技結果となるように設定されている場合がある。
ここで、停止スイッチが同時に操作された場合、すなわち複数の停止スイッチの操作信号が同時に入力された場合には、予め定められた順序で停止スイッチが操作されたものとして回転リールを停止させるか、あるいは、特許文献1に示すように、停止操作を無効にして、操作された停止スイッチに対応する回転リールをいずれも停止させないようにする制御が行われている。
特開2000−107344号公報
しかし、同時操作時に予め設定された操作順で停止スイッチが操作されたものとして回転リールを停止させる場合において、予め定められた操作順で当選図柄を引き込んでしまう場合や、予め定められた操作順が正解の押し順となる場合には、かかる同時操作によって、通常想定している遊技態様と異なる確率で、払い出し役が入賞したり、有利遊技への移行契機役が入賞したりしてしまう。そして、このような、普通に遊技を行っている場合には生じる可能性が少ない遊技状況を期待して、故意に停止スイッチを同時操作することが行われることがある。その一方、同時操作の場合にはいずれの回転リールも停止させないようにすると、遊技者に対して再度の操作を要求することとなり、遊技時間が無駄に延長され好ましくない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、停止スイッチが同時操作されたときに、操作のやり直しをさせることなく、停止操作に関する攻略性を排除することを目的とする。
本願発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、表面に複数の図柄が表示された複数の回転リール(40)と、前記回転リール(40)を回転開始させるためのスタートスイッチ(30)と、回転中の前記回転リール(40)を個々に停止させるための複数の停止スイッチ(50)と、所定の図柄組合せが対応付けられた役について当選か否かの役抽選を行うための役抽選手段(70)と、前記役抽選手段(70)の抽選結果、及び前記各停止スイッチ(50)の操作タイミングに基づき、前記各回転リール(40)の回転停止を制御する停止制御手段(92)と、を少なくとも備え、前記各停止スイッチ(50)の操作に基づき回転停止した前記各回転リール(40)の停止図柄が、有効ライン上に所定の態様で表示された場合に、所定の利益が付与されるように形成された遊技機に係る。
本発明に係る遊技機は、一の停止スイッチ(50)の操作信号を入力後、所定時間が経過する前に他の停止スイッチ(50)の操作信号を入力した場合に、複数の停止スイッチ(50)が同時に操作されたと判定する同時操作判定手段(100)と、前記同時操作判定手段(100)が複数の停止スイッチ(50)について同時に操作されたと判定した場合において、同時に操作された停止スイッチ(50)のうち、一の停止スイッチ(50)が先に操作されたとした場合と、他の停止スイッチ(50)が先に操作されたとした場合とで、遊技結果に基づく付与利益の大きさが異なるものとなる場合には、遊技結果に基づく付与利益が小さくなるような停止スイッチ(50)の優先停止操作順序を設定する優先停止操作順設定手段(924)と、をさらに備えている。そして、前記停止制御手段(92)は、前記同時操作判定手段(100)が複数の停止スイッチ(50)について同時に操作されたと判定した場合には、前記優先停止操作順設定手段(924)が設定した順序で、前記各停止スイッチ(50)に対応する各回転リール(40)の停止を制御することを特徴とする。
(作用)
本発明において、一の停止スイッチ(50)が先に操作された場合と、他の停止スイッチ(50)が先に操作された場合とで、遊技結果に基づく付与利益の大きさが異なるものとなる場合とは、停止操作の順序により付与利益、例えば入賞の有無や入賞による払い出しに差が生じる場合である。例えば、回転リール(40)の図柄配列と有効ラインが、一の停止スイッチ(50)が先に操作された場合には当選図柄を有効ライン上に引き込めるが、他の一の停止スイッチ(50)が先に操作された場合には当選図柄を有効ライン上に引き込めないような設定となっていることが該当する。あるいは、所定の当選状態に対して停止スイッチ(50)の操作順(押し順)が対応付けられている場合であって、正解の押し順で停止操作された場合には所定の付与利益が保証され、不正解の押し順で停止操作された場合には同等の付与利益が保証されないように設定されていることが該当する。ここでいう付与利益は、当該遊技において付与される、例えば入賞による遊技媒体の払い出しなどの利益に限られず、その後の遊技状態の有利度が変化する場合も含まれる。
前記優先停止操作順設定手段(924)は、同時操作判定手段(100)により複数の停止スイッチ(50)の同時操作が判定された場合には、例えば、同時操作された2個の停止スイッチ(50)について、一方が先に操作された場合の遊技結果と、他方が先に操作された場合の遊技結果とを対比して、不利な遊技結果となる優先停止操作順序を特定することができる。また、前記停止制御手段(92)は、優先停止操作順設定手段(924)の設定した優先停止操作順序に従って、優先順位が上位の停止スイッチ(50)の操作に基づく停止処理の次に、優先順位が下位の停止スイッチ(50)の操作に基づく停止処理を行う。これにより、同時に操作された停止スイッチ(50)に対応する回転リール(40)が、所定の順序で回転停止する。
本発明によれば、複数の停止スイッチ(50)が同時に操作された場合において、遊技結果に差が生じる場合には、遊技者に不利な遊技結果が選択される。例えば、当選図柄が有効ライン上に揃って停止しないことにより、入賞とならず、又は入賞不能な状態となる。あるいは、所定の有利状態への移行契機となる図柄組合せが表示されず、又は所定の不利状態への移行契機となる図柄組合せが表示される。このため、故意に停止スイッチ(50)を同時に操作して、普通に1つずつ停止スイッチ(50)操作している場合には所定の確率でしか実現できない特定役や特定図柄組合せの表示の確率を上げようという行為を抑制することができ、かかる攻略性を排除することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、前記役抽選の複数の抽選態様に対して、前記複数の停止スイッチ(50)の操作順が対応付けられており、前記操作順の対応付けられたいずれかの抽選態様が当選している場合に、当該抽選態様に対応付けられた操作順で停止スイッチ(50)が操作された場合には、遊技結果に基づき所定の利益が保証され、当該抽選態様に対応付けられた操作順以外の操作順で停止スイッチ(50)が操作された場合には、当該抽選態様に対応付けられた操作順で停止スイッチが操作された場合と同等の利益が保証されないように形成され、前記優先停止操作順設定手段(924)は、前記同時操作判定手段(100)が複数の停止スイッチについて同時に操作されたと判定した場合において、前記役抽選の抽選結果が、前記操作順の対応付けられた抽選態様である場合には、当該抽選態様に対応付けられた操作順以外の操作順となるように、前記同時に操作された停止スイッチ(50)の優先停止操作順序を設定することを特徴とする。
本発明は、所定の当選状態に対して停止スイッチ(50)の押し順が対応付けられている場合に対応したものである。
ここで、抽選態様に対応付けられた操作順以外の操作順で停止スイッチ(50)が操作された場合に「同等の利益が保証されない」とは、抽選態様に対応付けられた操作順(正解の操作順)で操作した場合には所定の役が(必ず)入賞し、抽選態様に対応付けられた操作順以外の操作順(不正解の操作順)で操作した場合には入賞しないあるいは入賞しない場合があるような設定となっていることや、不正解の操作順で操作した場合には正解の操作順で操作した時よりも払い出し枚数の少ない(あるいは多い)役が入賞又は入賞しうる設定となっていることや、正解の操作順で操作した場合には所定役が(必ず)複数の有効ライン上に成立し不正解の操作順で操作した場合には所定役が(必ず)単独の有効ライン上に成立するようなせっていとなっていることが含まれる。
本発明によれば、複数の停止スイッチ(50)が同時に操作された場合において、押し順が対応付けられている所定の役が当選している場合には、正解の押し順で停止操作した場合に得られる利益が保証されず、又は保証不能となり結果として保証されない。これにより、押し順に関する攻略性を排除することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の発明の特徴点に加え、前記優先停止操作順設定手段(924)は、前記同時操作判定手段(100)が複数の停止スイッチについて同時に操作されたと判定し、かつ前記役抽選の結果、所定の役が当選している場合において、同時に操作された停止スイッチ(50)のうち、一の停止スイッチ(50)が先に操作されたとした場合と、他の停止スイッチ(50)が先に操作されたとした場合とでは、操作された一の停止スイッチ(50)に対応する回転リール(40)の引き込み可能な範囲内にある表示図柄と、他の停止スイッチ(50)に対応する回転リール(40)の引き込み可能な範囲内にある表示図柄との関係により、当選役に対応する当選図柄を有効ライン上に引き込み可能であるか、引き込み不能であるかが異なる場合には、前記当選図柄を前記有効ライン上に引き込むことができるように前記同時に操作された停止スイッチの優先停止操作順序を設定することを特徴とする。
本発明によれば、所定の当選状態に対して停止スイッチ(50)の押し順が対応付けられており、押し順に関する攻略性が排除されていることを前提として、押し順の設定されていない目押しの必要な役が当選している場合において、複数の停止スイッチ(50)が同時に操作されたときには、入賞又は入賞の可能性が担保される。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、前記優先停止操作順設定手段(924)は、前記同時操作判定手段(100)が複数の停止スイッチについて同時に操作されたと判定し、かつ前記役抽選の結果、所定の役が当選している場合において、同時に操作された停止スイッチ(50)のうち、一の停止スイッチ(50)が先に操作されたとした場合と、他の停止スイッチ(50)が先に操作されたとした場合とでは、操作された一の停止スイッチ(50)に対応する回転リール(40)の引き込み可能な範囲内にある表示図柄と、他の停止スイッチ(50)に対応する回転リール(40)の引き込み可能な範囲内にある表示図柄との関係により、当選役に対応する当選図柄を有効ライン上に引き込み可能であるか、引き込み不能であるかが異なる場合には、前記当選図柄を前記有効ライン上に引き込むことができないように前記同時に操作された停止スイッチ(50)の優先停止操作順序を設定することを特徴とする。
本発明によれば、押し順の設定されていない目押しの必要な役が当選している場合において、複数の停止スイッチ(50)が同時に操作されたときには、入賞せず、又は入賞の可能性がなくなり結果として入賞することがない。これにより、目押しに関する攻略性を排除することができる。
本願発明は、以上のように構成されているので、停止スイッチが同時操作されたときに、操作のやり直しをさせることなく、停止操作に関する攻略性を排除することができる。
本発明の第一の実施の形態であって、スロットマシンの外観正面図である。 第一の実施の形態におけるスロットマシンの制御装置の入力及び出力の概略を示すブロック図である。 第一の実施の形態における回転リールの図柄配列を示す図である。 第一の実施の形態における(A)役構成を示す表及び(B)役抽選テーブルの模式図である。 第一の実施の形態における停止データの模式図である。 第一の実施の形態における図柄表示窓に表示される図柄と引き込み優先順位の決定方法を示す図である。 第一の実施の形態における図柄表示窓に表示される図柄と引き込み優先順位の決定方法を示す図である。 第一の実施の形態であって、押下情報記憶部の概念図である。 第一の実施の形態であって、停止回胴選択テーブルを示す図である。 第一の実施の形態における図柄表示窓に表示される図柄と引き込み優先順位の決定方法を示す図である。 第一の実施の形態におけるスロットマシンの作動の概略を示す流れ図である。 スロットマシンの作動の概略のうち、リール回転停止処理を示す流れ図である。 リール回転停止処理のうち、同時操作時の処理1を示す流れ図である。 リール回転停止処理のうち、同時操作時の処理2を示す流れ図である。 第一の実施の形態の変形例であって、停止回胴選択テーブルを示す図である。 本発明の第二の実施の形態であって、リール回転停止処理を示す流れ図である。 第二の実施の形態におけるリール回転停止処理のうち、同時操作時の処理を示す流れ図である。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、第一の実施の形態及び第二の実施の形態に分けて、図面に基づき説明する。
(第一の実施の形態)
(スロットマシン10)
第一の実施の形態におけるスロットマシン10は、図1に示すように、正面側が開口する方形箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口を開閉自在かつロック可能な前扉3を有している。
前記筐体11の内部において、開口上部には、3個の回転リール40を有するリールユニット60が設置され、開口下部には、ホッパーユニット65と、電源ユニット5が設けられている。また、前記リールユニット60の上方には、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20が配置されている。
前記前扉3は、筐体11にヒンジ(図示せず)を介して水平方向に回動自在に取り付けられた板状の扉である。そして、前記前扉3には、図1に示すように、遊技者側に向かって臨む正面パネル12が設けられており、正面パネル12には、3個の回転リール40の図柄を視認可能な図柄表示窓13が形成されている。そして、この図柄表示窓13の下方であってスロットマシン10の高さ方向略中央部は、スロットマシン10を作動させるための操作スイッチが設けられたカウンター状の操作部3Aとなっており、操作部3Aの右端にはメダル投入口14が設けられている。前扉3の下部には、ホッパーユニット65から払い出されたメダルを受ける下皿3Bが設けられている。また、メダル投入口14の下方であって前扉3の裏側には、投入メダルを検知しメダルを判別するためのメダルセレクター4が設けられている。
前記リールユニット60は、筐体11の内部に収納される枠体(図示せず)に固定された3個のリールモータと、各リールモータの出力軸に取り付けられた3個の回転リール40から構成されている。ここで、3個の回転リール40について、個々の回転リール40を特定して説明する場合には、正面視したときに左側に位置する回転リール40を左リール41と称し、中央に位置する回転リール40を中リール42と称し、右側に位置する回転リール40を右リール43と称するものとし、個々の回転リール40を特定しない場合には、単に回転リール40というものとする。
各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの表面には、図3に示すように、「赤7」、「白7」、「リプレイ」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」などの図柄が、1つの回転リール40につき21個ずつ表示されている。「星」は、何の役にも対応していないダミー図柄である。なお、図3における左側の数字は、各回転リール40に表示された図柄の図柄番号を示すものである。
そして、スロットマシン10を正面視したとき、図柄表示窓13からは、各回転リール40の図柄がそれぞれ3個ずつ視認できるようになっている。具体的には、図1に示すように、図柄表示窓13の左側には、左リール41の図柄のうち、上段に位置する図柄、中段に位置する図柄、下段に位置する図柄を見ることができ、図柄表示窓13の中央には、中リール42の図柄のうち、上段に位置する図柄、中段に位置する図柄、下段に位置する図柄を見ることができ、図柄表示窓13の右側には、右リール43の図柄のうち、上段に位置する図柄、中段に位置する図柄、下段に位置する図柄を見ることができる。
また、特に図示しないが、各回転リール40には、リールユニット60に設けられたインデックスセンサ60A(図2参照)に検知される検知部としてのスタートインデックスが設けられている。スタートインデックスは、例えば回転ドラムの内側や回転ドラムとリールモータをつなぐスポークに設けられた突片とすることができる。
前記ホッパーユニット65は、図1に示すように、筐体11の内部に設けられた払い出し装置であって、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。前記電源ユニット5は、スロットマシン10の主電源のON/OFFを行うためのものである。
ここで、前記操作スイッチとしては、図1に示すように、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、停止スイッチ50が設けられている。なお、操作スイッチとしては、その操作によりスロットマシン10により行われる演出に関わる選択を行うことができる演出選択スイッチが設けられていてもよい。
前記ベットスイッチ16は、カウンター状の操作部3Aの上面左側に設けられたボタンスイッチであって、クレジットをメダル投入に代えるためのものである。ここで、クレジットとは、次遊技以降に使用するためのメダルをあらかじめ遊技機内部に貯留しておくことであり、スロットマシン10は、メダル投入口14から投入された遊技メダル、又は入賞により払い出される遊技メダルを、最大50枚まで、遊技機内部に貯留する扱いができるように形成されている。
前記精算スイッチ17は、操作部3Aの上面左端に設けられたボタンスイッチであって、クレジットを払い戻すためのものである。
前記スタートスイッチ30は、操作部3Aの正面左側に設けられたレバー状のスイッチであって、回転リール40を回転開始させるためのものである。スタートスイッチ30の筐体内部側には、特に図示しないが、レバーの位置移動を検出する接触センサあるいは遮光センサが設けられており、センサの検出信号がスタートスイッチ30の操作信号として扱われるようになっている。
停止スイッチ50は、操作部3Aの正面中央部に設けられた3個のボタンスイッチであって、回転中の回転リール40を停止させるためのものである。ここで、3個の停止スイッチ50について、個々の停止スイッチ50を特定して説明する場合には、正面視したときに左側に位置する停止スイッチ50を左停止スイッチ51と称し、中央に位置する停止スイッチ50を中停止スイッチ52と称し、右側に位置する停止スイッチ50を右停止スイッチ53と称するものとし、個々の停止スイッチ50を特定しない場合には、単に停止スイッチ50というものとする。3個の停止スイッチ50は、それぞれ、3個の回転リール40に対応して設けられている。具体的には、左リール41には左停止スイッチ51が対応し、中リール42には中停止スイッチ52が対応し、右リール43には右停止スイッチ53が対応している。各停止スイッチ50の筐体内部側には、特に図示しないが、ボタンの位置移動を検出する接触センサあるいは遮光センサがそれぞれ設けられており、センサの検出信号が各停止スイッチ50の操作信号として扱われるようになっている。そして、左停止スイッチ51の操作により左リール41を停止させることができ、中停止スイッチ52の操作により中リール42を停止させることができ、右停止スイッチ53の操作により右リール43を停止させることができる。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、1個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、図2に示すように、遊技制御装置21及び演出制御装置22を構成する。
そして、制御装置20の入力側には、図2に示すように、メダルセンサ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、停止スイッチ50、インデックスセンサ60Aの各パーツが接続されている。ここで、メダルセンサ15は、図1に示すように、メダルセレクター4に内蔵された検知センサであって、投入された遊技メダルの通過を検知するものである。
一方、制御装置20の出力側には、図2に示すように、リールユニット60、ホッパーユニット65、画像表示部67、ランプ68、スピーカ69の各パーツが接続されている。ここで、画像表示部67は、図柄表示窓13の上側に設けられた窓部であり、LED、ドットマトリックス、液晶画面等を用いて、入賞の報知その他の演出画像を表示するためのものである。なお、画像表示部67としては上記のものに限られず、例えば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしてもよい。ランプ68は発光体の点灯又は点滅により入賞等を報知するためのものであり、スピーカ69は、BGMや操作音等、所定の音声を出力するためのものである。
(遊技制御装置21)
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及び停止スイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21は、図2に示すように、役抽選手段70、遊技状態移行制御手段80、リール制御手段90、同時操作判定手段100、遊技結果判定手段110、ホッパー制御手段120、の各手段として機能する。
(役抽選手段70)
役抽選手段70は、複数の回転リール40で表示される図柄組合せが対応付けられた所定の「役」について、当選したか否かを抽選により決定するものであり、役抽選テーブルと、判定手段とを備えている。そして、スタートスイッチ30の操作信号受信のタイミングで、特に図示しないカウント抽出手段がループカウンタの数値を読み取り、判定手段がこの数値と役抽選テーブルとを比較して、当選の有無を判定するものである。
スロットマシン10は、停止スイッチ50の操作によって所定の図柄組合せが有効ライン上に揃って停止すると入賞となり、役に応じた利益が付与されるようになっている。ここで、有効ラインとは、3個の回転リール40にそれぞれ表示されている図柄のうち図柄表示窓13から視認可能な縦3個横3個合計9個の図柄を1個ずつ繋いでできるライン(入賞ライン)のうち、入賞するために有効となる図柄組合せの並びを規定したラインである。本実施の形態においては、図1に示すように、各回転リール40の上段に位置する図柄を結ぶ上段ラインL1と、各回転リール40の中段に位置する図柄を結ぶ中段ラインL2と、左リール41の上段に位置する図柄、中リール42の中段に位置する図柄及び右リール43の下段に位置する図柄を結ぶ右下がりラインL3と、左リール41の下段に位置する図柄、中リール42の中段に位置する図柄及び右リール43の上段に位置する図柄を結ぶ右上がりラインL4とが入賞ラインとして設定されている。そして、本実施の形態では、1ゲームにつき、メダルを3枚ベットする(掛ける)ことが可能となっており、3枚のメダルをベットすると、入賞ラインL1〜L4が有効になり、有効ラインとなるものである。
また、本実施の形態においては、前記役として、入賞により所定枚数の遊技メダルが払い出される小役と、入賞により次遊技において遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行える再遊技役と、入賞によりボーナスゲームに移行するボーナス役とを備えている。
前記ボーナス役としては、「白7・白7・白7」の図柄組合せが対応付けられており入賞によりレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)に移行するRB役と、「赤7・赤7・赤7」の図柄組合せが対応付けられており入賞によりビッグボーナスゲーム(BBゲーム)に移行するBB役とが設けられている。RBゲームは、小役の当選確率が高くなるよう設定されたゲーム期間であり、所定回数のゲーム消化又は所定回数の入賞により終了する。BBゲームは、RBゲームが連続して行われるように設定されたゲーム期間であり、払い出しメダル数が所定枚数を超えると終了する。
再遊技役としては、「リプレイ・リプレイ・リプレイ」の図柄組合せが対応付けられたリプレイ役が設けられている。
そして、小役としては、「ANY・ベル・ANY(ANYは何の図柄でもよい意味)」などのそれぞれ異なる図柄組合せが対応付けられた複数のベル役(ベル1役〜ベル7役、図4参照)と、「スイカ・スイカ・スイカ」の図柄組合せが対応付けられたスイカ役と、「チェリー・ANY・ANY」の図柄組合せが対応付けられたチェリー役とが設けられている。前記スイカ役は入賞により9枚のメダルが払い出され、各ベル役は入賞により4枚のメダルが払い出され、チェリー役は入賞により2枚のメダルが払い出される。
前記役抽選テーブルは、ループカウンタのカウント値(例えば0〜65535)を全領域として、所定の数値領域を役に対応する当選領域に規定したものであり、特に図示しないが、スロットマシン10の出玉の設定ごとに、遊技状態に応じて設けられた複数の役抽選テーブルが設けられている。そして、上述の当選判定を行う際には、スロットマシン10の設定値や遊技状態に対応した役抽選テーブルが参照されるものとなっている。
具体的には、役抽選テーブルとしては、通常状態において参照される通常抽選テーブル、RT状態において用いられるRT抽選テーブル、ボーナス状態において参照されるボーナス抽選テーブル、及びボーナス内部中状態において参照されるボーナス内部中抽選テーブルがあり、これらが設定ごとに設けられている。
ここで、RT状態とは、再遊技役の当選確率が通常状態とは異なるように設定されている遊技状態であり、内部中状態とは、ボーナスフラグが持ち越されている遊技状態であり、ボーナス状態とはボーナスゲームが行われる遊技状態である。なお、通常状態とは、スロットマシン10の初期設定(出荷時又は設定変更後)の遊技状態である。
各役抽選テーブルには、当選の領域と、ハズレの領域とが設定されている。例えば、通常役抽選テーブル及びRT役抽選テーブルのそれぞれには、図4に示すように、各ボーナス役の当選領域と、小役の当選領域と、再遊技役の当選領域がそれぞれ所定の範囲(所定の確率)で設定されている。内部中役抽選テーブルには、図示しないが、小役の当選領域が通常役抽選テーブルと同一の範囲(同一の確率)で設定されているとともに、再遊技役の当選領域が所定の範囲(所定の確率で)設定されている。ボーナス内部中は、BB、RBの当選判定は行われない。また、図示しないが、ボーナス役抽選テーブルには、小役の当選領域が所定の範囲(所定の確率)で設定されている。
なお、再遊技役の当選確率が通常役抽選テーブルともRT役抽選テーブルとも異なるRT役抽選テーブルを設け、複数種類のRT状態を実行可能な仕様にしてもよい。
ここで、抽選の結果、いずれかの役が当選すると、当選に対応する当選フラグが成立する。当選役が小役の場合には小役フラグ(スイカフラグ、ベルフラグなど)が、ボーナス役の場合にはボーナスフラグ(BBフラグ、RBフラグ)が、再遊技役の場合にはリプレイフラグがそれぞれ成立する。小役フラグ及びリプレイフラグは1ゲーム限りでリセットされるが、ボーナスフラグは、当該ボーナス役が入賞するまでリセットされない。すなわち、ボーナス役当選の場合には、当選の権利が次遊技以降に持ち越されるようになっている。
ところで、本実施の形態における役抽選テーブルには、図4に示すように、当選の領域として、一の役に対応付けられた当選領域である単独当選領域の他に、複数種類の役に対応付けられた重複当選領域が設定されている。すなわち、再遊技当選領域、スイカ当選領域、チェリー当選領域、BB当選領域及びRB当選領域は、それぞれ、リプレイ役、スイカ役、チェリー役、BB役、RB役の単独当選領域であるが、ベル役の当選領域である左ベル1から右ベル2までの6つの当選領域は、複数のベル役の重複当選領域となっている。具体的には、左ベル1当選領域は、ベル1役及びベル2役の重複当選領域であり、左ベル2当選領域は、ベル1役及びベル3役の重複当選領域である。中ベル1当選領域は、ベル1役及びベル4役の重複当選領域であり、中ベル2当選領域は、ベル1役及びベル5役の重複当選領域である。右ベル1当選領域は、ベル1役及びベル6役の重複当選領域であり、中ベル2当選領域は、ベル1役及びベル7役の重複当選領域である。
上記した複数の重複当選領域には、左停止スイッチ51、中停止スイッチ52、右停止スイッチ53の3個の停止スイッチ50に基づく3通りの操作順序(押し順)が、それぞれ割り当てられている。すなわち、左ベル1当選領域及び左ベル2当選領域には左停止スイッチ51を最初に操作する押し順(左第一停止)が、中ベル1当選領域及び中ベル2当選領域には中停止スイッチ52を最初に操作する押し順(中第一停止)が、右ベル1当選領域及び右ベル2当選領域には右停止スイッチ53を最初に操作する押し順(右第一停止)が、それぞれ割り当てられている。割り当てられている押し順が、各当選状態に対する正解の押し順となる。そして、前記重複当選領域のいずれかが当選した場合、正解の押し順で停止操作を行ったか否かによって、入賞の有無や表示され得る図柄組合せが変化するようになっているが、これについては後述する。
なお、押し順の設定は、上記した3通りを設定する場合に限られず、3個の停止ボタンに基づく6通りの押し順(左中右、左右中、中左右、中右左、右中左、右左中)を、6つの重複当選領域にそれぞれ割り当ててもよい。また、押し順の設定される役は小役に限られず、複数の再遊技役を設け、上記と同様の手法で、再遊技役に押し順を設定してもよい。
(遊技状態移行制御手段80)
遊技状態移行制御手段80は、所定条件に応じて、遊技状態の移行を制御するためのものである。ここで、遊技状態移行のための所定条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を他の遊技状態へ移行させることができる。
具体的には、遊技状態移行制御手段80は、役抽選手段70の抽選結果に基づいてボーナス内部状態への移行を決定し、遊技結果判定手段110の判定結果に基づいて、ボーナス内部状態の終了、ボーナス状態への移行、再遊技の作動、所定のRT状態への移行又は終了(通常状態への復帰)を決定し、図示しない遊技カウンタの計測値に基づいて、ボーナス状態の終了(通常状態又は所定のRT状態への復帰)、所定のRT状態の終了などを決定するようになっている。
また、遊技状態移行制御手段80は、遊技状態に応じた状態フラグを設定することにより、現在の遊技状態を記憶するようになっている。状態フラグとしては、ボーナス内部中フラグ、ボーナス作動フラグ(BB作動フラグ、RB作動フラグ)、RTフラグがある。ボーナス内部中フラグはボーナス内部状態への移行決定に基づきセットされ、ボーナス状態への移行決定に基づきリセットされる。ボーナス作動フラグは、ボーナス状態への移行決定に基づきセットされ、ボーナス状態の終了決定によりリセットされる。RTフラグは、所定のRT状態への移行条件成立に基づきセットされ、RT状態の終了条件成立に基づきリセットされる。なお、通常状態においては通常状態フラグを設定してもよいし、状態フラグを特に設定しないようにしてもよい。
さらに、遊技状態移行制御手段80は、上記した状態フラグの他に、再遊技作動フラグを設定可能に形成されている。再遊技作動フラグは再遊技の作動決定に基づいてセットされ、1回の再遊技終了によりリセットされる。再遊技作動フラグがセットされてからリセットされるまでの期間を再遊技作動中という。再遊技作動フラグが設定されている場合には、次遊技開始前に、自動的に規定数のメダルが投入された扱い(自動ベット)とされる。具体的には、ベットスイッチ16の操作又はメダル投入によらず、図示しない所定のベット表示部にベット表示(掛け枚数の表示)がされて、その後のスタートスイッチ30の操作が可能となる。
そして、設定した状態フラグに応じて、役抽選手段70が対応する役抽選テーブルを選択し役抽選を行うことにより、通常状態、ボーナス状態、RT状態などの所定の遊技状態が発動する。すなわち、役抽選手段70は、状態フラグが成立していない場合には通常役抽選テーブルを選択し、ボーナス内部中フラグが成立している場合には、内部中役抽選テーブルを選択し、ボーナス作動フラグが成立している場合には図示しないボーナス役抽選テーブルを選択し、RTフラグが成立している場合にはRT役抽選テーブルを選択する。
(リール制御手段90)
リール制御手段90は、スタートスイッチ30及び停止スイッチ50の操作信号に基づいて、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものであり、図2に示すように、回転制御手段91と、停止制御手段92とを少なくとも備えている。
(回転制御手段91)
回転制御手段91は、スタートスイッチ30の有効な操作信号を受信した場合に、リールユニット60のリールモータを駆動させて回転リール40を回転させるためのものである。具体的には、ベットがされている状態でスタートスイッチ30の操作信号を入力した場合には、前ゲームにおける回転リール40の回転開始から一定時間(4.1秒、いわゆるウエイト時間)が経過していることを条件に、各回転リール40のリールモータに駆動信号を出力することにより、全ての回転リール40の回転を一斉に、あるいは所定の順番で開始させる。そして、全ての回転リール40の回転速度が所定の定常回転速度(例えば80rpm)に達すると、この定常回転速度で定速回転を行わせるものとなっている。
(停止制御手段92)
停止制御手段92は、リールユニット60に設けられた回転リール40の回転を検知するためのインデックスセンサ(図示せず)の検知信号に基づき、現時点における回転リール40の回転角度を把握し、停止スイッチ50が操作された時点での回転リール40の回転角度から、所定の有効ライン上に位置している図柄を特定することができるようになっている。そして、特定された図柄を基準として、この基準図柄から回転方向にあらかじめ定められた個数(最大スベリコマ数、例えば4コマ)移動したときの図柄までの範囲で、対応する回転リール40を停止させるように形成されている。換言すれば、停止制御手段92は、停止スイッチ50が操作された時点から対応する回転リール40が停止するまでに、この回転リール40が回転する回転量があらかじめ定められたコマ数の範囲内となるように、リールモータの駆動停止を制御するものである。具体的には、前記基準図柄をその位置に停止させてもよい場合にはそのまま回転リール40を停止させ、その位置に停止させてはいけない場合には、回転リール40が停止するまでの時間を遅らせて、有効ライン上からその当選図柄を蹴飛ばして停止させる。また、最大スベリコマ数の範囲内に、当選図柄が含まれている場合には、回転リール40が停止するまでの時間を遅らせて、有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止させる。
そして、停止制御手段92は、図2に示すように、停止データ記憶手段921、停止データ選択手段922、優先度判定手段923、優先停止操作順設定手段924及び停止信号出力手段925の各手段を備えている。
(停止データ記憶手段921)
停止データ記憶手段921は、回転リール40の停止を制御する際の制御データである停止データを記憶しているものである。
停止データには、優先度に基づいて停止位置候補を特定するための優先度判定データと、基準図柄から何コマ回転させて回転リール40を停止させるかを、役抽選の結果及び停止スイッチ50の操作タイミングに応じて各当選図柄ごとにテーブル上に規定した停止テーブルとが含まれる。本実施の形態においては、優先度判定データに規定されている、基準図柄から最大スベリコマ数の範囲内に位置する図柄の優先度に基づいて、ロジック演算により停止位置を決定する優先度判定停止制御と、停止テーブルに基づいて停止位置を決定するテーブル停止制御とが併用されている。そして、停止データ記憶手段921は、上記した双方の制御方法に応じた停止データ、すなわち優先度判定データ及び停止テーブルを記憶している。
前記停止テーブルとしては、当選図柄引き込みテーブルと、ハズレテーブルとが設けられている。当選図柄引き込みテーブルは、当選図柄の配列が有効ライン上に停止し、かつ、当選図柄以外の図柄が有効ライン上に停止しないように、操作された停止スイッチ50に対応する回転リール40の停止位置をあらかじめ規定してあるものである。ハズレテーブルは、いずれの役を構成する図柄組合せも有効ライン上に停止しないように、対応する回転リール40の停止位置をあらかじめ規定してあるものである。例えば、図5は、スイカ役が当選している場合の当選図柄引き込みテーブルのうち、最初に停止した回転リール40(第一停止リール)が左リール41であり、かつ図6に示すように左リール41の上段にスイカが停止表示されている場合の、中リール42及び右リール43の停止テーブルを示す。左側の数字は、回転リール40が停止したとき所定位置、例えば上段に位置する図柄の図柄番号であり、黒丸印の図柄番号の図柄が上段に位置するタイミングで停止スイッチ50が操作された場合にはその位置で回転リール40を停止させ、それ以外のタイミングで停止スイッチ50が操作された場合には、停止スイッチ50が操作された位置(押下位置)を含めて5コマの範囲内で、押下位置から矢印方向(反回転方向)に最も近い黒丸印の図柄番号の図柄が上段に位置したら回転リール40を停止させる設定となっている。あるいは、押下位置から矢印方向に最も離れている黒丸印の図柄番号の図柄が上段に位置したら回転リール40を停止させる設定としてもよい。
前記優先度判定データの優先度は、単一の役が当選している場合には、基準図柄から最大スベリコマ数の範囲内にある当該当選役を構成する当選図柄の優先度が最も高くなるように設定されており、複数の役が同時に当選状態となっている場合には、ボーナス役、小役、再遊技役の順に優先度が高くなるように設定されている。つまり、ボーナス役と小役が同時に当選している場合には小役図柄が優先され、ボーナス役と再遊技役が同時に当選している場合にはリプレイ図柄が優先される。
さらに本実施の形態においては、複数の役が同時に当選している場合、すなわち図4の左ベル1当選〜右ベル2当選の領域(以下、押し順役という)が当選している場合において、前記回転リール40を停止させる際の優先度判定停止制御として、有効ラインが重複している箇所に当選図柄を優先的に停止させる重複ライン引込制御と、有効ラインが重複していない箇所に当選図柄を優先的に停止させる単独ライン引込制御とが設けられている。そして、停止データ記憶手段921は、これらの制御に関するデータを優先度判定データとして記憶している。
なお、停止データ記憶手段921は、優先度判定データとして、上記以外にも、回転リールが全て停止したときに払い出され得る遊技媒体数が最大となるように当選図柄を引き込んで回転リール40を停止させる払い出し数優先引込制御や、回転リールが全て停止したときに表示され得る図柄組合せ数が最大となるように当選図柄を引き込んで回転リール40を停止させる組合せ数優先引込制御に関する制御データを有していてもよい。
(停止データ選択手段922)
前記停止データ選択手段922は、回転リール40を停止させる際に用いる停止データを、所定条件に応じて選択するためのものである。換言すれば、所定条件に応じて停止制御方法を変更させるためのものである。
具体的には、停止データ選択手段922は、いずれかの役が当選している場合(いずれかの当選フラグが成立しているとき)には、停止テーブルとして、当該当選に対応する当選図柄引き込みテーブルを選択し、いずれの役も当選していない場合(当選フラグが成立していないとき)には、ハズレテーブルを選択する。
一方、いずれかの押し順役が当選している場合には、停止スイッチ50の押し順が正解の押し順である場合には重複ライン引込制御を選択し、押し順が不正解の押し順である場合には単独ライン引込制御を選択する。
(優先度判定手段923)
優先度判定手段923は、停止データに基づいて優先度を判定し、所定の停止位置候補を特定して回転リール40の停止位置を決定するためのものである。
まず、当選役の種類に応じた優先順位及び所定のポイントのカウントにより、優先度が最も高い停止位置候補を特定する。具体的には、停止スイッチ50の押下位置(基準図柄)を含め回転リール40の反回転方向に5コマの範囲内に位置している図柄(図柄番号)について、それぞれに対応する記憶領域が設けられており(図6、7の右表参照)、優先度判定手段923は、その図柄が所定位置(図柄表示窓13の上段)に位置すると当選図柄が有効ライン上に停止することとなる図柄が5コマの範囲に含まれている場合には、当該図柄位置に該当する記憶領域に所定のポイント数を加算する。また、停止テーブルにおいて前記した5コマの範囲に規定されている黒丸印の位置に該当する記憶領域にも所定のポイント数を加算する。そして、5コマの範囲に該当する記憶領域内で、最も得点(ポイント数)が高い領域に対応した図柄位置を、停止位置候補として特定する。そして、最も得点が高い停止位置候補が一つである場合にはその位置を停止位置として決定し、最も得点が高い停止位置候補が複数ある場合には、予め定められた設定(例えば基準図柄の近くにある方を優先)によって停止位置を決定する。
具体例を挙げて説明する。例えば、左リール41について最初の停止操作が行われ、図6に示す配置(上段から順に、スイカ図柄、ベル図柄、リプレイ図柄)となっており、中リール42の4番の図柄(チェリー)が上段に位置するタイミングで中停止スイッチ52が操作されたものとする(図6(A)参照)。この場合において、役抽選の結果がハズレの場合には、どの図柄も優先度は「0」となり、停止テーブル(ハズレテーブル)に従って停止位置が決定される。例えばハズレテーブルにおいて5コマの範囲に黒丸印が1つあればについて1ポイントを加算して停止位置候補に特定する。そして、その停止位置候補が最もポイント数が高い停止位置候補となり、その位置を停止位置として決定する。5コマの範囲に黒丸印が2つ以上ある場合には、いずれの停止位置も優先度が同等なので、予め定められた設定によって停止位置を決定する。
一方、上記の場合に、小役が当選していた場合には、小役に対応する図柄組合せに含まれる図柄を有効ライン上に位置させる停止形が優先度の最も高い停止位置候補に特定される。例えば、スイカ役が当選していた場合には、図6(A)の右表に示すように、中リール42の基準図柄(4番のチェリー図柄)を含め5コマの範囲内に位置している図柄に対応する中リール42用の記憶領域において、0コマ目に対応する停止位置4番の記憶領域に、スイカ役に応じたポイント数(5ポイント)が加算され、図5に示す停止テーブルの黒丸印に従ってさらに1ポイントが加算される。停止テーブルに従って、2コマ目に対応する停止位置2番の領域にも1ポイントが加算されるが、5コマの範囲内で最も得点が高い4番の位置が、停止位置として決定される。決定された停止位置が上段に位置したときに中リール42を停止させることにより(この場合はスベリコマなし)、上段に4番のチェリー図柄、中段に5番のスイカ図柄、下段に6番のリプレイ図柄の配置となる。これにより、左リール41と中リール42のスイカ図柄が、右下がりラインL3上でテンパイした停止形となる。
次に、押し順役のいずれかが当選している場合について説明する。この場合には、前述したように、各当選領域に割り当てられた正解の押し順で停止スイッチ50が操作されることにより、重複ライン引込制御が適用される。具体的には、優先度判定手段923は、停止スイッチ50の押下位置を含め5コマの範囲内に当選図柄が含まれている場合には、当該回転リール40において有効ラインが重複している箇所、すなわち、左リール41の上段、中リール42の中段、右リール43の上段に、当選図柄が停止する位置を停止位置として決定する。ここで、押し順役の図柄組合せを構成する図柄は、全ての回転リール40において最大スベリコマ数以上離れずに配置されているものとする。また、全ての押し順役には、「ANY・ベル・ANY」が対応付けられたベル1役が含まれている。従って、この場合には、中リール42においてベル図柄が中段に停止する停止位置が必ず、停止位置として決定される。その結果、ベル1役は必ず重複入賞する設定となっている。
一方、停止スイッチ50が不正解の押し順で操作された場合には、単独ライン引込制御が適用される。具体的には、優先度判定手段923は、停止スイッチ50の押下位置を含め5コマの範囲内に当選図柄が含まれている場合には、当該回転リール40において有効ラインが重複していない箇所、すなわち、左リール41の中段又は下段、中リール42の上段、右リール43の中段又は下段に、当選図柄が停止する位置を停止位置として決定する。この場合には、中リール42においてベル図柄が上段に停止する位置が必ず、停止位置として決定される。その結果、ベル1役は必ず単独入賞する設定となっている。
具体例を挙げて説明する。例えば、図10(A)に示すように、左リール41が停止しており(停止図柄は何でもよい)、右リール42の上段にチェリー図柄(図柄番号8)を停止可能なタイミングで停止操作されたものとする。最大引き込み可能な図柄は図柄番号4のチェリー図柄とする。この場合において、左第一停止が不正解の押し順であった場合、すなわち左ベル1、左ベル2以外の押し順役が当選している場合には、単独ライン引込制御が適用され、図柄番号7のベル図柄が上段に停止する位置が停止位置として決定される。その結果、中リール42は図10(B)に示す位置で停止し、右リール43の停止図柄の如何に関わらず上段ラインL1にベル1役が成立する。この場合には、入賞により4枚のメダルが払い出される。一方、左第一停止が正解の押し順であった場合、すなわち左ベル1、左ベル2のいずれかが当選している場合には、重複ライン引込制御が適用され、図柄番号7のベル図柄が中段に停止する位置が停止位置として決定される。その結果、中リール42は図10(C)に示す位置で停止し、右リール43の停止図柄の如何に関わらず中段ラインL2、右下がりラインL3及び右上がりラインL4にベル1役が成立する。この場合には、入賞により4×3=12枚のメダルが払い出される。このようにして、正解の押し順で停止操作した場合には、ベル役1が重複入賞して、不正解の押し順で停止操作された場合に入賞により払い出されるメダル数よりも多いメダルを獲得可能な設定を実現しているものである。
(優先停止操作順設定手段924)
優先停止操作順設定手段924は、いずれか複数の停止スイッチ50が同時に操作された場合において、同時に操作された停止スイッチ50のうち、一の停止スイッチ50が先に操作されたとした場合と、他の停止スイッチ50が先に操作されたとした場合とで、遊技結果に基づく付与利益の大きさが異なるものとなる場合には、役抽選の抽選結果に応じて、停止スイッチ50の優先停止操作順序を設定するためのものである。
具体的には、優先停止操作順設定手段924は、後述する同時操作判定手段100が、複数の停止スイッチ50について同時に操作されたと判断した場合(押下情報記憶部200のビットが複数同時に1となっている場合)には、役抽選の結果所定の役が当選していることを条件として、同時に操作された停止スイッチ50のいずれかが先に操作された場合、及びそれ以外の停止スイッチ50が先に操作された場合のそれぞれについて、対応する回転リール40の停止態様を判定する。そして、役抽選の結果、押し順役以外の小役が当選している場合には、遊技結果に基づく付与利益が大きくなるような停止スイッチ50の優先停止操作順序を設定し、所定の押し順役が当選している場合には、逆に、遊技結果に基づく付与利益が小さくなるような停止スイッチ50の優先停止操作順序を設定するようになっている。
以下、押し順役以外の小役が当選している場合と、押し順役が当選している場合とに分けて説明する。
(1)押し順役以外の小役当選の場合
優先停止操作順設定手段924は、同時に操作された停止スイッチ50のうち、まず一の停止スイッチ50、例えば左側に位置する停止スイッチ50について、当該停止スイッチ50が先に操作されたものとして、優先度判定手段923に停止位置を決定させる。次に、残りの他の停止スイッチ50について、当該停止スイッチ50が一の停止スイッチ50の後に操作されたものとして、停止位置を決定させる。その結果、当選図柄が有効ライン上に揃って停止する停止形となる場合、すなわち入賞可能な場合には、上記した一の停止スイッチ50、他の停止スイッチ50の操作順に対して引き込み可能フラグを設定する。一方、当選図柄が有効ライン上に揃って停止する停止形とならない場合、すなわち入賞しない場合には、引き込み可能フラグを設定しない。続いて、上記とは逆に、他の停止スイッチ50が先に操作されたものとして停止位置を決定させ、その後に一の停止スイッチ50が先に操作されたものとして停止位置を決定させる。そして、同様に、入賞可能な場合には、他の停止スイッチ50、一の停止スイッチ操作順に対して引き込み可能フラグを設定し、入賞しない場合には引き込み可能フラグを設定しない。そして、引き込み可能フラグが設定された操作順を、優先停止操作順序として設定するようになっている。そして、優先停止操作順序及び優先停止操作順序に対応する停止位置に基づき、後述する停止信号出力手段925が各リールモータに停止信号を出力することにより、回転リール40が優先停止操作順序に応じた順序で、入賞の停止形となるように回転停止することとなる。
なお、引き込み可能フラグが設定された操作順がない場合や、すべての操作順について引き込み可能フラグが設定されている場合には、どのような操作順で停止操作されても遊技結果が同じであるということなので、予め定められた順序、例えば左側に位置する停止スイッチ50が先に操作された順序を優先停止操作順序として設定する。この場合には、回転リール40は、予め定められた順序で、所定の停止形(入賞又は非入賞)で、回転停止する。
具体例を挙げて説明する。例えば、スイカ役の当選時において、左リール41が図6に示す位置で停止していたとする。そして、次の停止操作時に、中停止スイッチ52と右停止スイッチ53が同時に操作されたと判断されたものとする。また、中停止スイッチ52は、中リール42の上段に4番のチェリー図柄が位置するタイミングで操作され、右停止スイッチ53は、右リール43の上段に12番のリプレイ図柄が位置するタイミングで操作されたものとする。
上記の場合、まず、同時に操作された停止スイッチ50のうち、中停止スイッチ52が先に操作されたものとして、優先度判定手段923に停止位置を決定させる。前述した手法により停止位置を決定すると、図6(A)に示すように、4番のチェリー図柄が停止位置を決定される。次に、右停止スイッチ53が操作されたものとして、優先度判定手段923に停止位置を決定させる。具体的には、図6(B)に示すように、右リール43の停止位置12番に5ポイントが加算され、停止テーブルに従って停止位置9番にも1ポイントが加算されるが、5コマの範囲内で最も得点が高い12番の位置が、停止位置として決定される。この結果、スイカ図柄が右下がりラインL3に揃う停止形となり、スイカ役が入賞可能であるので、中、右の順に停止操作した操作順に対して引き込み可能フラグを設定する。
続いて、上記とは逆に、同時に操作された停止スイッチ50のうち、右停止スイッチ53が先に操作されたものとして、優先度判定手段923に停止位置を決定させる。この場合には、図7(A)に示すように、右リール43の停止位置12番及び9番にスイカ役に応じた5ポイントが加算され、停止テーブルに従って停止位置9番にはさらに1ポイントが加算される。この結果、9番のスイカ図柄が停止位置として決定される。次に、中停止スイッチ52が操作されたものとして、優先度判定手段923に停止位置を決定させる。停止テーブルに従って中リール42の停止位置4番と2番に1ポイントが加算されるが、この場合には優先度が同等となるため、押下位置から最も近い図柄番号の図柄を停止させる制御を採用して、4番の位置が停止位置として決定される。この結果、スイカ図柄はいずれの有効ライン上にも揃わない停止形となり、スイカ役が入賞不能であるので、右、中の順に停止操作した操作順に対しては引き込み可能フラグを設定しない。なお、上記において、押下位置から最も離れている図柄番号の図柄を停止させる制御を採用して2番の位置が停止位置として決定された場合でも、スイカ役は入賞不能である。
以上のように、中、右の順に停止操作した操作順には引き込み可能フラグが設定され、右、中の順に停止操作した操作順には引き込み可能フラグが設定されない。よって、引き込み可能フラグが設定されている中、右の順に停止操作した操作順が、優先停止操作順序として設定される。
なお、上記例では、すでに停止している回転リール40があるときに残りの回転リール40に対応する停止スイッチ50が同時操作された場合の例であるが、全ての回転リール40の回転中に2つの停止スイッチ50が同時に操作された場合でも、同様の処理を行うことにより、優先停止操作順序が設定される。この場合にも、当選図柄がテンパイ状態で並ぶ停止形となる操作順に引き込み可能フラグを設定することとなる。また、全ての回転リール40の回転中に3つの停止スイッチ50が同時に操作された場合についても、各停止スイッチ50について、いずれか1つが最初に操作されたものとして、各操作順(左中右、左右中、中左右、中右左、右中左、右左中)の引き込み可能フラグの有無を判定し、優先停止操作順序を設定することができる。
(2)押し順役当選の場合
いずれかの押し順役が当選している場合には、優先停止操作順設定手段924は、同時に操作された停止スイッチ50のいずれが先に操作された場合に、不正解の押し順となるかを判定する。具体的には、優先停止操作順設定手段924は、図9に示す停止回胴選択テーブルを備えており、停止回胴選択テーブルに規定された停止回胴選択データ及び押下情報記憶部200(図8参照)に記憶された押下情報に基づいて、優先停止操作順序を判定することができるようになっている。押下情報記憶部200は、3ビットの記憶領域からなり、後述する同時操作判定手段100の制御に基づき各停止スイッチ50の操作信号受信情報を記憶するためのものである。
前記停止回胴選択テーブルは、図9に示すように、押し順役の6つの当選領域のそれぞれについて、不正解の押し順を二進法で3ビットの数値により規定したものである。すなわち、左第一停止が正解の押し順である左ベル1及び左ベル2当選領域については、「011」が、中第一停止が正解の押し順である中ベル1及び中ベル2当選領域については、「101」が、右第一停止が正解の押し順である右ベル1及び右ベル2当選領域については、「110」が、それぞれ規定されており、「1」が不正解の第一停止操作を示している。
そして、優先停止操作順設定手段924は、複数の停止スイッチ50が同時に操作された場合(押下情報記憶部200の複数のビットが「1」となった場合)において、役抽選の結果、押し順役が当選している場合には、押下情報記憶部200に記憶されている押下情報を所定の作業領域(3ビットの記憶部)に取得するとともに、停止回胴選択テーブルを参照して、当選に係る押し順役の当選領域について規定されている停止回胴選択データを読み出し、押下情報と停止回胴選択データの論理積を行う。そして、その結果が「1」となったビットに対応する停止スイッチ50が先に操作されたものとして、優先停止操作順序を設定する。この場合において、「1」となったビットが複数ある場合には、押下情報記憶部200の「1」となったビットのうち上位ビット(左側に位置するビット)に対応する停止スイッチ50が先に操作されたものとして、優先停止操作順序を設定する。
具体例を挙げると、例えば左停止スイッチ51と中停止スイッチ52が同時に操作された場合、押下情報記憶部200には、図8(B)に示すように、左側のビットと中央のビットが「1」となり、右側のビットが「0」と記憶される。このとき、左ベル1当選領域が当選していたとすると、左ベル1当選領域に規定されている「011」と、押下情報記憶部200の3ビットの数値「110」との論理積を算出する。算出結果は「010」となり、中央のビットに対応する中停止スイッチ52が先に操作されたものとして、優先停止操作順序を設定する。すなわち、中、左の順に停止スイッチ50が操作された設定とする。これにより、停止スイッチ50が中第一停止、つまり不正解の押し順で操作されたこととなり、優先度判定手段923は単独ライン引込制御を採用して、停止位置を決定する。そして、決定された停止位置に従って停止信号出力手段925が停止信号を出力することにより、ベル図柄が中リール42の上段に停止する。なお、上記の場合に、中ベル1当選領域が当選していたとすると、中ベル1当選領域に規定されている「101」と、押下情報記憶部200の3ビットの数値「110」との論理積は「100」となり、左側のビットに対応する左停止スイッチ51が先に操作されたものとして、優先停止操作順序を設定する。すなわち、左、中の順に停止スイッチ50が操作された設定とする。この場合にも、ベル図柄が中リール42の上段に停止する。
一方、上記の場合において、右ベル1当選領域が当選していたとすると、右ベル1当選領域に規定されている「110」と、押下情報記憶部200の3ビットの数値「110」との論理積は「110」となる。この場合には、上位ビットに対応する左停止スイッチ51が先に操作されたものとして、優先停止操作順序を設定する。つまりこの場合は、左第一停止でも中第一停止でも不正解の押し順であるが、いずれか一方を優先するために、上位ビットに対応する停止スイッチ50を優先するものである。
なお、上記した方法によれば、同時操作された停止スイッチ50に正解の押し順となる停止スイッチ50が含まれていた場合には、押下情報と停止回胴選択データの算出結果は必ず正解の押し順となる停止スイッチ50に該当するビットが「0」になる。一方、同時操作された停止スイッチ50に正解の押し順となる停止スイッチ50が含まれていない場合には、押下情報と停止回胴選択データの算出結果には必ず「1」が2つ含まれたものになる。
(停止信号出力手段925)
停止信号出力手段925は、操作された停止スイッチ50に対応する回転リール40のリールモータの駆動を停止させるための(つまり停止操作された回転リール40の回転を停止させるための)停止信号を出力するためのものである。
具体的には、停止信号出力手段925は、いずれかの停止スイッチ50の操作信号を受信した場合には、前記優先度判定手段923が決定した停止位置候補が所定の停止位置となったとき、又は停止テーブルにおいて停止させる図柄としてあらかじめ定められている図柄が所定の停止位置となったときに、当該停止スイッチ50に対応する回転リール40のリールモータの駆動を制御するためのモータ制御基板(図示しないがリールユニット60に設けられている)に、停止信号を出力する。
また、前記優先停止操作順設定手段924が優先停止操作順序を設定している場合には、優先停止操作順序として設定された順番で連続的に停止スイッチ50が操作されたものとして、停止信号を出力する。すなわち、先に操作されたものとされた停止スイッチ50に対応する回転リール40のリールモータのモータ制御基板に停止信号を出力し、その出力後に、次に操作されたものとされた停止スイッチ50に対応する回転リール40のリールモータのモータ制御基板に停止信号を出力する。
(同時操作判定手段100)
同時操作判定手段100は、複数の停止スイッチ50が同時に操作された同時操作の判定をするためのものである。具体的には、同時操作判定手段100は、一の停止スイッチ50の操作信号を入力後、所定時間が経過する前に他の停止スイッチ50の操作信号を入力した場合に、複数の停止スイッチが同時に操作されたと判定する。前記所定時間は、例えば、先の停止操作に基づき対応する回転リール40の停止位置が特定されるまでの時間に設定することができる。
ここで、同時操作判定手段100は、押下情報記憶部200を用いて、停止スイッチ50の操作信号の受信を監視している。押下情報記憶部200は、図8に示すように、3ビットの記憶領域からなり、各停止スイッチ50の操作信号受信情報を記憶するためのものである。押下情報記憶部200は、初期状態(遊技開始時)においては、図8(A)に示すように、3ビットの数値はいずれも「0」となっている。また、押下情報記憶部200の記憶は、停止スイッチ50に対応する回転リール40の停止により初期化される。停止した回転リール40に対応する停止スイッチ50の操作は無効であるため、既に停止している回転リール40に対応する停止スイッチ50の押下情報は記憶されない。そして、同時操作判定手段100は、左停止スイッチ51の操作信号を受信した場合には、前記した所定時間経過後に押下情報記憶部200の左側のビットを「0」から「1」にし、中停止スイッチ52の操作信号を受信した場合には、所定時間経過後に押下情報記憶部200の中央のビットを「0」から「1」にし、右停止スイッチ53の操作信号を受信した場合には、所定時間経過後に押下情報記憶部200の右側のビットを「0」から「1」にする。一方、一の停止スイッチ50の操作信号を受信してから、所定時間経過経過前に、他の停止スイッチ50の操作信号を受信した場合には、押下情報記憶部200の複数のビットを同時に「0」から「1」にする。例えば中停止スイッチ52の操作信号受信後、所定時間経過前に右停止スイッチ53の操作信号を受信した場合には、図8(B)に示すように、中央のビットと右側のビットを「0」から「1」にする。
このようにして、押下情報記憶部200の単独のビットが「1」となっている場合には、前記した優先度判定手段923はその情報に基づき、操作された停止スイッチ50を特定することができる。また、押下情報記憶部200に複数のビットが同時に「1」となっている場合には、同時操作判定手段100が複数の停止スイッチ50の同時操作と判定した扱いとなり、前記した優先停止操作順設定手段924はその情報に基づき、同時操作された停止スイッチ50を特定することができるものである。
(遊技結果判定手段110)
遊技結果判定手段110は、回転リール40が全て停止したときの停止図柄に基づいて遊技結果の判定をするものである。すなわち、有効ライン上に当選役に対応付けられた図柄組合せが表示された場合には、役に応じた処理を行わせる。具体的には、小役が入賞した場合には、役に応じた枚数のメダルを払い出す処理を行わせ、ボーナス役が入賞した場合にはボーナスゲームに移行させる処理を行わせ、再遊技役が入賞した場合には次遊技のためのメダルが投入された扱いとする(自動ベット)処理を行わせる。
なお、役ではない所定の図柄組合せ(ブランク)の表示がRTへの移行契機となっている場合において所定の図柄組合せが表示された場合には、RTに移行させるためのRTフラグを成立させてその旨を記憶する。
(ホッパー制御手段120)
ホッパー制御手段120は、精算スイッチ17の操作信号及び前記遊技結果判定手段100の判定結果に基づいてホッパーユニット65の作動を制御するためのものである。すなわち、クレジットが在る場合に精算スイッチ17が操作されたときにはホッパーユニット65を作動させてクレジットメダルを払い戻し、遊技結果判定手段100から所定枚数の払い出し指令を受けた場合にはホッパーユニット65を作動させて当該枚数のメダルを払い出す。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、遊技制御装置21からの出力信号に基づいて、演出を制御するためのものであり、図示しないが、ランプ68の点灯表示を制御する手段や、画像表示装置67の画像表示を制御する手段や、スピーカ69から出力される音声出力を制御する手段を備えており、当選や入賞など、遊技状態に応じて、所定の演出を実行可能となっている。そして、図2に示すように、少なくともAT制御手段130として機能する。
(AT制御手段130)
AT制御手段130は、アシストタイム(AT)を制御する手段である。すなわち、所定のAT開始条件に該当した場合には、ATゲームを開始させるとともに、所定のAT終了条件に該当した場合には、ATゲームを終了させる。
そして、ATゲーム中は、停止スイッチ50の押し順を報知するいわゆる押し順ATを行わせるようになっている。前述したように、複数小役の同時当選領域である「左ベル1当選」〜「右ベル2当選領域」には、それぞれ押し順が割り当てられている。そして、AT制御手段130は、押し順の種類に応じた表示データを備え、遊技制御装置21から、押し順が設定されている当選領域が当選した信号を入力したときには、当該押し順に応じた表示データを選択し、例えば画像表示装置67に表示させる。表示は、例えば、3個の停止スイッチ50のうち、最初に停止操作すべきスイッチを左、中、右などの文字や矢印で表示する。また、押し順の報知は、画像表示装置67を用いたものに限られない。例えば、各停止スイッチ50の押しボタンの内部に発光体を設け、押しボタンの発光色を例えば赤から青に変化させることにより、操作すべき停止スイッチ50を報知するようにしてもよい。
報知に従い、停止スイッチ50が正解の押し順で操作された場合には、遊技者に有利な結果がもたらされる。すなわち、停止制御手段92で説明したように、重複ライン引込制御が適用され、中リール42においてベル図柄が優先的に中段位置に引き込まれ、ベル1役を重複入賞させることができる。ベル図柄は全ての回転リール40において5コマ(最大スベリコマ数以上の間隔をあけないコマ数)の範囲に配置されているので、正解の押し順で停止操作を行えば、ベル1役を必ず重複入賞させることができる。
一方、報知に従わなかった場合、あるいは報知がされなかったために正解の押し順で操作することができなかった場合には、単独ライン引込制御が適用され、中リール42においてベル図柄が優先的に上段位置に引き込まれる。この場合も、ベル1役は必ず入賞するものの、重複して入賞することはないため、正解の押し順で停止操作した場合よりも獲得メダル数は少なくなる。
ちなみに、報知が行われていない場合であっても、遊技者が上述したような有利な結果がもたらされる操作順で停止スイッチ50を操作した場合には、有利な結果を得ることができる場合があるが、報知が行われ、その報知に従うことにより、確実に有利な結果を得ることができるものとなる。
なお、通常遊技中の所定時、例えばレア役(チェリーなど)の当選又は入賞時、あるいはボーナス当選時などに、ATに移行するか否かのAT抽選を行い、AT抽選に当選している場合のみ、例えばボーナス終了後にATゲームが行われるようにしてもよい。また、RT中にATゲームが行われるようにしてもよい。RT中にATゲームが行われるいわゆるART(アシストリプレイタイム)では、手持ちのメダルの目減りが少なくなるだけでなく、報知に従った押し順で停止操作を行うことにより小役の入賞によるメダル獲得が確実に増えるので、RTよりもさらに有利な遊技状態となる。
(スロットマシン10の作動の概略)
上記構成を有するスロットマシン10の作動の概略を、図11のフローに基づき説明する。図11はスロットマシン10の1回の遊技の流れを示すものである。
まず、図11のステップ100において、1回の遊技を行うためのベットがされたか(投入スイッチ15がメダルを検知したか又はベットスイッチ16が操作されたか)否かが判断される。ベットされない場合にはステップ100に戻り、ベットされた場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、スタートスイッチ30がONとなったか否かが判断される。スタートスイッチ30がONにならない場合にはステップ101に戻り、スタートスイッチ30がONとなった場合には、次のステップ102進む。
ステップ102において、当選抽選手段80による抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、3個の回転リール40が回転開始する。そして次のステップ104に進む。
ステップ104において、いずれかの停止スイッチ50がONとなったか否かが判断される。停止スイッチ50がONにならない場合にはステップ104に戻り、停止スイッチ50がONになった場合には、次のステップ105に進む。
ステップ105において、操作された停止スイッチ50に対応する回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、3個全ての回転リール40が停止したか否かが判断される。全ての回転リール40が停止していない場合にはステップ104に戻り、全ての回転リール40が停止した場合には、次のステップ107に進む。
ステップ107において、遊技結果判定処理が行われる。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、遊技結果に応じた処理が行われる。具体的には、BB又はRBが入賞した場合にはBBゲーム又はRBゲームへの移行処理が、再遊技役が入賞した場合には次遊技のためのメダル投入処理(ベット表示部の表示を自動的に規定数まで表示させる)が行われる。また、小役が入賞した場合には、入賞役に応じたメダルの払い出し処理が行われる。そして1回の遊技を終了する。
前記ステップ105のリール回転停止処理について、図12のフローに基づき説明する。
まず、図12のステップ200において、複数の停止スイッチ50が同時に操作されたか否か、すなわち同時操作判定手段100が同時操作の判定をしたか否かが判断される。複数の停止スイッチ50が同時に操作されたと判断された場合には、次のステップ201に進む。
ステップ201において、所定の役が当選しているか否かが判断される。いずれの役も当選していない場合には、次のステップ202に進む。
前記ステップ200において、複数の停止スイッチ50が同時に操作されていないと判断された場合には、ステップ201を飛び越してステップ202に進む。
ステップ202において、優先度判定手段923により停止位置候補の優先度判定処理が行われる。すなわち、前述したように、図柄種類に応じたポイントのカウントにより、停止位置候補の特定が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、最も優先度の高い停止位置候補は1つであるか否かが判断される。最も優先度の高い停止位置候補が1つでない場合、すなわち、最も優先度の高い停止位置候補が複数ある場合、又は全ての停止位置候補の優先度が同じ場合には、ステップ205に進み、あらかじめ定められた方法に従って停止位置を決定する。一方、最も優先度の高い停止位置候補が1つである場合には、ステップ204に進み、ステップ204において、最も優先度の高い停止位置候補を停止位置として決定する。そして、次のステップ206に進む。
ステップ206において、回転リール40が停止位置まで回転したか否か、すなわち回転リール40の回転によって停止させるべき図柄が停止位置となるまで移動したか否かが判断される。回転リール40が停止位置まで回転していない場合にはステップ206に戻り、回転リール40が停止位置まで回転した場合には、次のステップ207に進む。
ステップ207において、停止信号出力手段925から停止信号が出力され、回転リール40の回転が停止する。そしてリール回転停止処理を終了する。
前記ステップ201において、いずれかの役が当選している場合には、ステップ210に進む。
ステップ210において、いずれかの押し順役が当選しているか否かが判断される。押し順役が当選していないと判断された場合には、次のステップ211に進み、ステップ211において同時操作時の処理1が行われる。そして、リール回転停止処理を終了する。一方、いずれかの押し順役が当選していると判断された場合には、ステップ212に進み、ステップ212において同時操作時の処理2が行われる。そして、リール回転停止処理を終了する。
上記ステップ211の同時操作時の処理1について、図13のフローに基づき説明する。なお、図13は、2つの停止スイッチ50が同時に操作された場合の処理を示す。
まず、図13のステップ300において、未停止リールすなわち回転中の回転リール40であって同時操作された停止スイッチ50に対応する回転リール40のうち、いずれか一方(例えば左側に位置する回転リール40)について、停止位置の決定を行う。停止位置の決定は、図11におけるステップ202〜204(※参照)と同様の処理により行われる。また、決定された停止位置は順序1に対応する一時記憶部に記憶される。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、未停止リールのうちの他方について、上記と同様に停止位置の決定を行う。決定された停止位置は順序1(一方、他方の順序)に対応する一時記憶部に記憶される。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、決定された停止位置で各回転リール40を停止させた場合に入賞可能か否かが判断される。入賞可能であると判断された場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、順序1について引き込み可能フラグを設定する。そして、次のステップ304に進む。
前記ステップ302において、入賞不能であると判断された場合には、ステップ303を飛び越して、ステップ304に進む。
ステップ304において、未停止リールのうちの他方について、上記と同様に停止位置の決定を行う。なお、決定された停止位置は順序2(他方、一方の順序)に対応する一時記憶部に記憶される。そして、次のステップ305に進み、ステップ305において、未停止リールのうちの一方について、上記と同様に停止位置の決定を行う。決定された停止位置は順序2に対応する一時記憶部に記憶される。そして、次のステップ306に進む。
ステップ306において、決定された停止位置で各回転リール40を停止させた場合に入賞可能か否かが判断される。入賞可能であると判断された場合には、次のステップ307に進み、ステップ307において、順序2について引き込み可能フラグを設定する。そして、次のステップ308に進む。
前記ステップ306において、入賞不能であると判断された場合には、ステップ307を飛び越して、ステップ308に進む。
ステップ308において、設定されている引き込み可能フラグは1つか否かが判断される。設定されている引き込み可能フラグが1つであると判断された場合には、次のステップ309に進む。
ステップ309において、引き込み可能フラグが設定されている順序(順序1、順序2のいずれか)で、当該順序に対応する一時記憶部に記憶されている停止位置に基づき、停止信号が出力される。すなわち、回転リール40が記憶されている停止位置まで回転したときに、停止信号が出力される。そして同時操作時の処理1を終了する。
前記ステップ308において、設定されている引き込み可能フラグが1つでないと判断された場合、すなわち、引き込み可能フラグが2つ設定されている場合、あるいは引き込み可能フラグが1つも設定されていない場合には、ステップ310に進む。
ステップ310において、予め設定された順序、例えば順序1で、当該順序に対応する一時記憶部に記憶されている停止位置に基づき、停止信号が出力される。そして同時操作時の処理1を終了する。
図12のステップ212の同時操作時の処理2について、図14のフローに基づき説明する。
図14のステップ500において、押下情報記憶部200に記憶されている押下情報が取得される。そして、次のステップ501に進む。
ステップ501において、押下情報と、抽選結果に基づき読み出された停止回胴選択データとの論理積が算出される。そして、次のステップ502に進む。
ステップ502において、算出結果が「1」となったビットは1つであるか否かが判断される。算出結果が「1」となったビットが1つである場合には、次のステップ503に進む。
ステップ503において、該当するビットに対応する停止スイッチ50から順に停止操作されたものとして、回転リール40の停止処理を行う。具体的には、図11のステップ202からステップ207までの処理が、順次行われる。この場合には、不正解の押し順で停止操作された場合の処理(単独ライン引込制御)が行われる。そして、同時操作時の処理の処理2を終了する。
前記ステップ502において、算出結果が「1」となったビットが1つでない場合には、ステップ504に進む。
ステップ504において、上位のビットに対応する停止スイッチ50から順に停止操作されたものとして、回転リール40の停止処理を行う。この場合には、不正解の押し順で停止操作された場合の処理(個数優先引込制御)が行われる。そして、同時操作時の処理の処理2を終了する。
(変形例)
上記した実施の形態では、3個の停止スイッチ50のうち、最初に停止操作する押し順が設定されている場合について説明したが、本発明は、3個の停止ボタンに基づく6通りの押し順(左中右、左右中、中左右、中右左、右左中、右中左)が設定されている場合にも利用できる。この場合には、図15に示すように、停止回胴選択データとして、押し順役の6つの当選領域のそれぞれについて、不正解の押し順を3ビットの数値により規定した第一停止用のデータと、第二停止用のデータを設ける。例えば、左中右が正解の押し順である左ベル1については、第一停止用データとして「011」が、第二停止用データとして「101」が規定されている。そして、同時操作がされたときに、既に停止している回転リール40がない場合には第一停止用のデータを参照し、既に停止している回転リール40がある場合には第二停止用のデータを参照することにより、上記した実施の形態と同様の手法で不正解の押し順を優先停止操作順に設定することが可能である。
具体的には、優先停止操作順設定手段924は、複数の停止スイッチ50が同時に操作された場合(押下情報記憶部200の複数の領域が「1」となった場合)において、役抽選の結果、押し順役が当選している場合には、未停止リールの有無を確認後、押下情報と停止回胴選択データの論理積を行う。ここで、第一停止用データを用いる場合には、算出結果が「1」となった領域に対応する停止スイッチ50が最初に操作されたものとして、優先停止操作順序を設定する。また、「1」となった領域が複数ある場合(例えば正解押し順が左中右で中と右を同時に操作した場合)には、上位ビットに対応する停止スイッチ50から順に操作されたものとして優先停止操作順序を設定する。また、第二停止用データが用いられている場合には、算出結果が「1」となった領域に対応する停止スイッチ50が先に操作されたものとして、優先停止操作順序を設定する。この場合、第一停止が正解の押し順で操作されていたときには、第二停止、第三停止とも不正解の押し順での操作となり、第一停止が不正解の押し順で操作されていたときには、第二停止、第三停止の態様に関係なく不正解の押し順での操作となる。
(まとめ)
以上のように、第一の実施の形態では、所定の役が当選しているときに複数の停止スイッチ50が同時に操作された場合において、停止制御の関係で、操作順によって引き込み可能な回転リール40の図柄が異なることにより、入賞の有無が分かれる場合には、入賞を可能とする停止スイッチ50の操作順序が、優先停止操作順序として設定される。そして、この優先停止操作順序で停止スイッチ50が操作されたものとして、回転リール40の停止制御が行われることにより、当選図柄が有効ライン上に揃い、入賞し、あるいは入賞の可能性が担保される。従って、例えば、不慮の操作ミスにより、停止スイッチ50の押しボタンを同時に押下してしまった場合などに、当選図柄を引き込み不能である順序で停止スイッチ50が操作されたものとして扱われ、その結果入賞を逃してしまうことがなく、遊技者に損失感を与えることがない。
なお、3つの停止スイッチ50が同時に操作された場合についても、図13のステップ300〜306と同様の処理を、3つの停止スイッチ50による6通りの操作順の分だけ繰り返し、引き込み可能フラグの設定された順序に基づいて停止信号を出力する処理を行うようにすることにより、入賞可能な順序で回転リール40を停止させることができる。
一方、所定の押し順役が当選しているときに複数の停止スイッチ50が同時に操作された場合においては、不正解の押し順となる停止スイッチ50の操作順序が、優先停止操作順序として設定される。そして、この優先停止操作順序で停止スイッチ50が操作されたものとして、回転リール40の停止制御が行われることにより、ベル役が単独の有効ライン上に成立し、遊技者には不利な遊技結果となる。例えば押し順の報知が行われていないとき(非AT状態)において、停止スイッチ50を故意に同時に操作して、有利な結果(重複入賞)を得ようとした場合には、たとえ押し順役が当選しており同時操作した停止スイッチ50に正解操作が含まれていたとしても、不正解の押し順に従って停止制御が行われるため、不正解の押し順に対応する利益しか得られない。このように形成することにより、押し順の報知が行われておらず、本来ならば所定の確率でしか正解の押し順で操作できない状態において、複数の停止スイッチ50を同時に操作することによって、正解の押し順で操作することとなる可能性を上げようという攻略性を排除することができる。
そして、押し順役の当選時には停止スイッチ50の同時操作により不利な結果となり、小役の当選時には停止スイッチ50の同時操作により不利な結果となるように形成したことにより、押し順役に関する攻略性は排除するが、目押しの必要な小役については同時操作によって入賞する可能性を残し、遊技者に損失感を与えないようにすることができる。
なお、上記した実施の形態では、押し順の正解、不正解により当該遊技での獲得利益に差が生じる場合の例について説明したが、本発明は、押し順の正解、不正解により当該遊技での獲得利益には差が生じないが、その後の遊技における有利度が変化する場合にも適用できる。
例えば、既述したように再遊技役の重複当選領域に押し順を設定するとともに、通常状態中又は有利状態への準備期間中において特定の再遊技役(移行契機役)が入賞した場合には、遊技状態が通常状態よりも有利な状態(例えばRT、AT、ART状態)に移行するように形成し、正解の押し順で停止操作した場合には移行契機役が入賞し、不正解の押し順で停止操作した場合には移行契機役が入賞しないように形成することができる。あるいは、所定の有利状態(例えばAT、ART)中に特定の再遊技役(転落契機役)が入賞した場合には、遊技状態が当該有利状態よりも不利な状態(例えば非AT状、通常状態、通常状態よりもリプレイ当選確率の低いRT状態)に移行するように形成し、正解の押し順で停止操作した場合には転落契機役が入賞せず、不正解の押し順で停止操作した場合には転落契機役が入賞するように形成することができる。AT中には、前記した移行契機役や転落契機役の当選時に、正解の押し順を報知する。このような仕様とした場合、正解の押し順で停止操作した場合も不正解の押し順で停止操作した場合も、遊技結果は再遊技の作動であって、差は生じないものの、有利状態に移行するかしないか、あるいは不利な状態に転落するかしないかの差が生じてくる。このような場合であっても、上記と同様の制御を行うことにより、押し順の報知が行われていないために、本来ならば有利状態に移行する可能性が低く、あるいは不利状態に移行する可能性が高くなっている状態において、複数の停止スイッチ50を同時に操作することによって、有利状態に移行し又は不利状態に転落しない押し順で操作することとなる可能性を上げようという攻略性を排除することができる。
(第二の実施の形態)
図16及び図17は、本発明の第二の実施の形態を示す。なお、第一の実施の形態を示す図1乃至図3及び図5乃至図11は、本実施の形態と共通する。また、第二の実施の形態における符号は、第一の実施の形態と同じ構成には同一の符号を用いている。
第二の実施の形態は、押し順役を有していない場合に、所定の役の当選時に停止スイッチ50が同時に操作された場合には、当選図柄を引き込めない操作順となるよう、優先停止操作順序が設定されるようにした例である。
ここで、第二の実施の形態に係るスロットマシン10の基本的構成は、第一の実施の形態と同様であるので、重複する部分は説明を省略し、本実施の形態における特徴点のみ説明する。
(優先停止操作順設定手段924)
本実施の形態における優先停止操作順設定手段924は、いずれか複数の停止スイッチ50が同時に操作された場合において、同時に操作された停止スイッチ50のうち、一の停止スイッチ50が先に操作されたとした場合と、他の停止スイッチ50が先に操作されたとした場合とで、遊技結果に基づく付与利益の大きさが異なるものとなる場合には、遊技結果に基づく付与利益が大きくなるような停止スイッチ50の優先停止操作順序を設定するためのものである。
優先停止操作順設定手段924は、同時操作判定手段100が、複数の停止スイッチ50について同時に操作されたと判断した場合には、役抽選の結果、所定の役が当選していることを条件として、同時に操作された停止スイッチ50のいずれかが先に操作された場合、及びそれ以外の停止スイッチ50が先に操作された場合のそれぞれについて、対応する回転リール40の停止態様を判定する。判定手法は、第一の実施の形態と同様である。
そして、優先停止操作順設定手段924は、引き込み可能フラグが設定されていない操作順を、優先停止操作順序として設定するようになっている。優先停止操作順序及び優先停止操作順序に対応する停止位置候補に基づき、後述する停止信号出力手段925が各リールモータに停止信号を出力することにより、回転リール40が優先停止操作順序に応じた順序で、非入賞の停止形となるように回転停止することとなる。
なお、すべての操作順について引き込み可能フラグが設定されている場合には、どのような操作順で停止操作されても遊技結果が同じであるということなので、予め定められた順序、例えば左側に位置する停止スイッチ50が先に操作された順序を優先停止操作順序として設定する。この場合には、回転リール40は、予め定められた順序で、所定の停止形(入賞又は非入賞)で、回転停止する。
(リール回転停止処理)
第二の実施の形態におけるリール回転停止処理について、図16のフローに基づき説明する。
まず、図16のステップ600において、複数の停止スイッチ50が同時に操作されたか否か、すなわち同時操作判定手段100が同時操作の判定をしたか否かが判断される。複数の停止スイッチ50が同時に操作されたと判断された場合には、次のステップ601に進む。
ステップ601において、所定の役が当選しているか否かが判断される。いずれの役も当選していない場合には、次のステップ602に進む。
前記ステップ600において、複数の停止スイッチ50が同時に操作されていないと判断された場合には、ステップ601を飛び越してステップ602に進む。
ステップ602からステップ607までの流れは、第一の実施の形態を示す図12のステップ202からステップ207までの流れと同様であるので、説明を省略する。
前記ステップ601において、いずれかの役が当選している場合には、ステップ610に進む。
ステップ610において、同時操作時の処理が行われる。そして、リール回転停止処理を終了する。
上記ステップ610の同時操作時の処理について、図17のフローに基づき説明する。なお、図17は、2つの停止スイッチ50が同時に操作された場合の処理を示す。
ここで、図17のステップ700からステップ707までの流れは、第一の実施の形態を示す図13のステップ300からステップ307までの流れと同様であるので、説明を省略する。
ステップ708において、設定されている引き込み可能フラグは1つか否かが判断される。設定されている引き込み可能フラグが1つであると判断された場合には、次のステップ709に進む。
ステップ709において、引き込み可能フラグが設定されていない順序(順序1、順序2のいずれか)で、当該順序に対応する一時記憶部に記憶されている停止位置に基づき、停止信号が出力される。すなわち、回転リール40が記憶されている停止位置まで回転したときに、停止信号が出力される。そして同時操作時の処理を終了する。
前記ステップ708において、設定されている引き込み可能フラグが1つでないと判断された場合、すなわち、引き込み可能フラグが2つ設定されている場合、あるいは引き込み可能フラグが1つも設定されていない場合には、ステップ710に進む。
ステップ710において、予め設定された順序、例えば順序1で、当該順序に対応する一時記憶部に記憶されている停止位置に基づき、停止信号が出力される。そして同時操作時の処理を終了する。
(まとめ)
以上のように、第二の実施の形態では、所定の役が当選しているときに複数の停止スイッチ50が同時に操作された場合において、停止制御の関係で、操作順によって引き込み可能な回転リール40の図柄が異なることにより、入賞の有無が分かれる場合には、入賞を不能とする停止スイッチ50の操作順序が、優先停止操作順序として設定される。そして、この優先停止操作順序で停止スイッチ50が操作されたものとして、回転リール40の停止制御が行われることにより、当選図柄が有効ライン上に停止せず、入賞することがない。従って、例えば、故意に複数の停止スイッチ50を同時に操作して、目押しの必要な役をあわよくば入賞させようという攻略性を排除できる。また、複数の停止スイッチ50の同時押しを抑制することができ、制御に負担がかからないようにすることができる。
なお、第一の実施の形態において、押し順役以外の役が当選しているときに複数の停止スイッチ50が同時に操作された場合に、第二の実施の形態と同様の制御を行うことにより、押し順に関する攻略性を排除するとともに、目押しの必要な役に関する攻略性を排除することができる。
また、押し順役が当選しているときに複数の停止スイッチ50が同時に操作された場合には、正解の押し順となるように優先停止操作順序を設定し、押し順役以外の役が当選しているときに複数の停止スイッチ50が同時に操作された場合には、入賞を不能とする停止スイッチ50の操作順序を優先停止操作順序として設定するように形成してもよい。このように形成した場合には、押し順役当選時の操作ミスを救済可能であるとともに、目押しの必要な役に関する攻略性を排除することができる。
本発明は、スロットマシン以外の遊技機、例えば、遊技メダルの代わりにパチンコ球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機に利用することができる。
10 スロットマシン(遊技機) 13 図柄表示窓
18 スタートスイッチ 19 停止スイッチ
20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
40 回転リール 80 当選抽選手段
90 リール制御手段 92 停止制御手段
922 停止データ選択手段 923 優先度判定手段
924 優先停止操作順設定手段 200 押下情報記憶部

Claims (4)

  1. 表面に複数の図柄が表示された複数の回転リールと、
    前記回転リールを回転開始させるためのスタートスイッチと、
    回転中の前記回転リールを個々に停止させるための複数の停止スイッチと、
    所定の図柄組合せが対応付けられた役について当選か否かの役抽選を行うための役抽選手段と、
    前記役抽選手段の抽選結果、及び前記各停止スイッチの操作タイミングに基づき、前記各回転リールの回転停止を制御する停止制御手段と、を少なくとも備え、
    前記各停止スイッチの操作に基づき回転停止した前記各回転リールの停止図柄が、有効ライン上に所定の態様で表示された場合に、所定の利益が付与されるように形成された遊技機において、
    一の停止スイッチの操作信号を入力後、所定時間が経過する前に他の停止スイッチの操作信号を入力した場合に、複数の停止スイッチが同時に操作されたと判定する同時操作判定手段と、
    前記同時操作判定手段が複数の停止スイッチについて同時に操作されたと判定した場合において、同時に操作された停止スイッチのうち、一の停止スイッチが先に操作されたとした場合と、他の停止スイッチが先に操作されたとした場合とで、遊技結果に基づく付与利益の大きさが異なるものとなる場合には、遊技結果に基づく付与利益が小さくなるような停止スイッチの優先停止操作順序を設定する優先停止操作順設定手段と、をさらに備え、
    前記停止制御手段は、前記同時操作判定手段が複数の停止スイッチについて同時に操作されたと判定した場合には、前記優先停止操作順設定手段が設定した順序で、前記各停止スイッチに対応する各回転リールの停止を制御することを特徴とする遊技機。
  2. 前記役抽選の複数の抽選態様に対して、前記複数の停止スイッチの操作順が対応付けられており、
    前記操作順の対応付けられたいずれかの抽選態様が当選している場合に、当該抽選態様に対応付けられた操作順で停止スイッチが操作された場合には、遊技結果に基づき所定の利益が保証され、当該抽選態様に対応付けられた操作順以外の操作順で停止スイッチが操作された場合には、当該抽選態様に対応付けられた操作順で停止スイッチが操作された場合と同等の利益が保証されないように形成され、
    前記優先停止操作順設定手段は、前記同時操作判定手段が複数の停止スイッチについて同時に操作されたと判定した場合において、前記役抽選の抽選結果が、前記操作順の対応付けられた抽選態様である場合には、当該抽選態様に対応付けられた操作順以外の操作順となるように、前記同時に操作された停止スイッチの優先停止操作順序を設定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記優先停止操作順設定手段は、前記同時操作判定手段が複数の停止スイッチについて同時に操作されたと判定し、かつ前記役抽選の結果、所定の役が当選している場合において、
    同時に操作された停止スイッチのうち、一の停止スイッチが先に操作されたとした場合と、他の停止スイッチが先に操作されたとした場合とでは、操作された一の停止スイッチに対応する回転リールの引き込み可能な範囲内にある表示図柄と、他の停止スイッチに対応する回転リールの引き込み可能な範囲内にある表示図柄との関係により、当選役に対応する当選図柄を有効ライン上に引き込み可能であるか、引き込み不能であるかが異なる場合には、前記当選図柄を前記有効ライン上に引き込むことができるように前記同時に操作された停止スイッチの優先停止操作順序を設定することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記優先停止操作順設定手段は、前記同時操作判定手段が複数の停止スイッチについて同時に操作されたと判定し、かつ前記役抽選の結果、所定の役が当選している場合において、
    同時に操作された停止スイッチのうち、一の停止スイッチが先に操作されたとした場合と、他の停止スイッチが先に操作されたとした場合とでは、操作された一の停止スイッチに対応する回転リールの引き込み可能な範囲内にある表示図柄と、他の停止スイッチに対応する回転リールの引き込み可能な範囲内にある表示図柄との関係により、当選役に対応する当選図柄を有効ライン上に引き込み可能であるか、引き込み不能であるかが異なる場合には、前記当選図柄を前記有効ライン上に引き込むことができないように前記同時に操作された停止スイッチの優先停止操作順序を設定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015089414A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
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