JP2002360774A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002360774A
JP2002360774A JP2001178541A JP2001178541A JP2002360774A JP 2002360774 A JP2002360774 A JP 2002360774A JP 2001178541 A JP2001178541 A JP 2001178541A JP 2001178541 A JP2001178541 A JP 2001178541A JP 2002360774 A JP2002360774 A JP 2002360774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
payout
front door
switch
forced
open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001178541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3763757B2 (ja
Inventor
Sadao Ioki
定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP2001178541A priority Critical patent/JP3763757B2/ja
Publication of JP2002360774A publication Critical patent/JP2002360774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3763757B2 publication Critical patent/JP3763757B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強制払い出しスイッチの操作による不正行為
を防止でき、さらに、この不正行為を容易に発見できる
遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技制御装置7は、前面扉が開放された
ら監視タイマーを始動する。この監視タイマーがタイム
アップするまで前面扉が継続的に開放された後に強制払
い出しスイッチ26がオン操作されたならば、ホッパー
9を作動してコインの強制払い出し動作を実行する。こ
の強制払い出し動作の実行期間中に亘って音発生装置5
7や表示器58による報知を行う。一方、前面扉が閉状
態のままで強制払い出しスイッチ26が操作されたなら
ば、遊技制御装置7は、異常報知を行う。この異常報知
はホールコンピュータや島設備の代表灯に対してなさ
れ、ホールの店員に対応を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチスロ遊技機や
球スロ遊技機など、賞の成立に基づいて所定数の遊技媒
体を払い出し、強制払い出しスイッチの操作に基づいて
遊技媒体払い出し装置内の遊技媒体を強制的に払い出す
ようにした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を代表的な遊技機であるパチ
スロ遊技機を例に挙げて説明する。このパチスロ遊技機
は、図柄合わせゲームで賞が成立するとこの賞態様に応
じた数の賞コイン(遊技媒体の一種)を受け皿に払い出
す。この賞コインの払い出しは、コイン払い出し装置と
してのホッパーを作動させることで行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の強制
払い出しスイッチはオン操作すれば直ちにコインが排出
されるので、遊技者の中には、セル板等の不正操作具を
用いる等して外部から強制払い出しスイッチをオン操作
し、コインを不正に獲得する不心得な者がいる。この場
合、前面扉は閉じられているか、極く僅かに開かれてい
るだけであるので、強制的に払い出しされたコインは、
賞として払い出されたコインと同じ経路を辿って受け皿
に排出され、外部からは不正行為を発見し難い。
【0004】なお、強制払い出し機能をなくしてしまえ
ば、このような不正行為を防止することはできるが、清
掃時等においてホッパー内に貯留されているコインを手
で抜き出さねばならず、ホールの従業員等の労力が増え
てしまう。このため、強制払い出し機能をなくすことは
問題であった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、強制払い出しスイッチの操作による不正
行為を防止でき、さらに、この不正行為を容易に発見で
きる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、請求項1に記載の
ものは、賞の成立に基づき遊技媒体払い出し装置を作動
して所定数の遊技媒体を払い出し、且つ、強制払い出し
スイッチの操作に基づき遊技媒体払い出し装置を作動し
て該装置内の遊技媒体を強制的に払い出させる払い出し
制御手段を備えた遊技機において、前記遊技媒体払い出
し装置を収納可能であって前面が開口した設置空間を有
する筐体本体部と、一側部が筐体本体部に軸着されて設
置空間の開口面を開閉可能な前面扉と、前面扉の開閉状
態を検出可能な前面扉開閉検出スイッチとを備え、強制
払い出しスイッチを、閉状態の前面扉と筐体本体部とで
形成される閉空間内に配置し、払い出し制御手段は、前
面扉開閉検出スイッチからの検出信号に基づいて前面扉
の開放状態を判別可能な前面扉開放状態判別手段と、前
面扉開放状態判別手段が開放状態と判別し、強制払い出
しスイッチがオン操作されている場合に強制払い出し情
報を出力する強制払い出し情報出力手段と、強制払い出
し情報出力手段からの強制払い出し情報に基づいて遊技
媒体払い出し装置による遊技媒体払い出し動作を実行さ
せる強制払い出し動作実行手段と、強制払い出し動作実
行手段によって実行された遊技媒体払い出し動作を停止
させる強制払い出し動作停止手段と、を含むことを特徴
とする遊技機である。
【0007】請求項2に記載のものは、前記前面扉開閉
検出スイッチは、前面扉の開放量が外部から視覚的に確
認し得る量以上の場合に、前面扉が開放状態であること
を示す開放検出信号を出力することを特徴とする請求項
1に記載の遊技機である。
【0008】請求項3に記載のものは、前記前面扉開放
状態判別手段は、上記前面扉開閉検出スイッチからの開
放検出信号が開放確定時間に亘って出力された場合に前
面扉の開放状態が確定したか否かを判別し、強制払い出
し情報出力手段は、前面扉開放状態判別手段が開放確定
と判別して強制払い出しスイッチがオン操作されている
場合に強制払い出し情報を出力することを特徴とする請
求項1又は請求項2に記載の遊技機である。
【0009】請求項4に記載のものは、払い出し制御手
段は、前記強制払い出しスイッチのオン操作時の前面扉
開放状態判別手段の判別結果を取得し、取得した判別結
果に基づいて強制払い出しの可否を報知することを特徴
とする請求項1から請求項3の何れかに記載の遊技機で
ある。
【0010】請求項5に記載のものは、前記強制払い出
し動作停止手段は、上記強制払い出しスイッチのオフ操
作に基づいて遊技媒体払い出し動作を停止させることを
特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の遊技
機である。
【0011】請求項6に記載のものは、前記強制払い出
し動作実行手段の制御の下で遊技媒体払い出し動作が行
われていることを報知する動作状態報知手段を設けたこ
とを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の
遊技機である。
【0012】請求項7に記載のものは、前記動作状態報
知手段を、発光表示可能な表示器及び音を発生可能な音
発生装置から構成し、これらの表示器及び音発生装置を
同時に作動させることを特徴とする請求項6に記載の遊
技機である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。ここで、図1は代表的な遊技機
であるパチスロ遊技機1の正面図、図2(a)は前面扉
2を開いたパチスロ遊技機1の正面図である。
【0014】例示したパチスロ遊技機1は、遊技者側と
なる前面が開口して後面が閉塞された箱状の筐体本体部
3と、ヒンジ機構(図示せず)によって左右の一側部が
筐体本体部3の一側部に軸着された前面扉2とを備え、
前面扉2により筐体本体部3の開口面を開閉可能として
いる。
【0015】図2(a)に示すように、この筐体本体部
3内の上下略中央には棚板4を水平方向に架設して空部
を上下に分割している。そして、棚板4よりも上側の上
側空部5は変動表示ユニット6や遊技制御装置7等が設
置される空間として用いられ、棚板4よりも下側の下側
空部8はコインを排出するホッパー9(コイン払出部)
や電源ユニット10等を設置するための空間である。な
お、ホッパー9は本発明における遊技媒体払い出し装置
の一種であり、下側空部8は本発明における設置空間に
相当する。
【0016】また、棚板4の前端であって左右の他側部
には、前面扉2の開閉状態を検出するための前面扉開閉
検出スイッチ11を設けている。本実施形態では、図2
(b)に示すように、スイッチケース12と、前後方向
へ移動可能な状態でスイッチケース12に取り付けられ
た柱状の検出子13とからなる所謂押し釦式であり、前
面扉2の閉状態では検出子13が押し込まれて検出信号
がオンレベルとなり、開放状態では検出子13が前方に
戻り移動して検出信号がオフレベルとなる。即ち、この
前面扉開閉検出スイッチ11は、スイッチケース12に
対して出没可能な検出子13を有し、検出子13の突出
状態で前面扉2の開放状態を検出し、検出子13の押し
込み状態で前面扉2の閉状態を検出する構成である。
【0017】なお、この前面扉開閉検出スイッチ11
は、前面扉2の開閉状態を検出できればどのような構成
でもよい。例えば、フォトセンサと遮光板とを組にし、
一方を筐体本体部3側に他方を前面扉2側にそれぞれ取
り付けてもよい。この構成では、前面扉2が開放される
と遮光板によるフォトセンサの遮光状態が解かれるの
で、前面扉2が開放されたことを電気的に検出できる。
そして、本実施形態のように、スイッチケース12に対
して出没可能な検出子13を有する構成にすると、前面
扉2を開放することなく検出子13を突出させるのは困
難であるため、高い防犯効果を得ることができる。
【0018】上側空部5に配設される変動表示ユニット
6は、図中左側の第1リール14と、左右中央の第2リ
ール15と、右側の第3リール16と、これらの各リー
ル14〜16を個別に回転制御するリール駆動部17
(図3参照)とから構成されている。各リール14〜1
6は、周面が縦方向になるよう配置され、この周面には
複数の可変表示図柄が記されている。従って、リール1
4〜16を回転させると可変表示図柄を縦方向にスクロ
ールさせることができるし、リール14〜16の回転を
停止させると可変表示図柄のスクロールを停止させるこ
とができる。
【0019】上記のホッパー9は、例えば、略漏斗状の
コイン貯留部20と、コイン貯留部20の底部に設けら
れて該底部のコインを1枚ずつ排出する排出機構21と
から構成されている。この排出機構21は、例えば、1
枚のコインを嵌合可能な溝を周方向に複数形成した円盤
状の排出板と、この排出板を回転駆動する減速機付モー
タとから構成され、排出板を回転させることで溝に嵌合
したコインをホッパー出口22から排出する。
【0020】コイン貯留部20の側面には、オーバーフ
ロー排出口23を設けている。このオーバーフロー排出
口23は、所定量以上のコインを外部に排出するための
ものであり、コイン貯留部20の内外を連通する。この
オーバーフロー排出口23から排出されたコインは、ホ
ッパー9の側方に配置された回収ボックス24に回収さ
れる。この回収ボックス24は、上面開放の箱状体であ
り、その上面開口をオーバーフロー排出口23のすぐ下
に位置させている。また、この回収ボックス24の内部
であって所定高さには、コイン検知センサ25を設けて
ある。
【0021】上記の電源ユニット10は、回収ボックス
24とは反対側のホッパー9側方に配設されている。こ
の電源ユニット10は、上記の変動表示ユニット6や遊
技制御装置7等、パチスロ遊技機1内の各部に動作電源
を供給するものである。そして、この電源ユニット10
の前面上側には、強制払い出しスイッチ26を設けてい
る。この強制払い出しスイッチ26は、ホッパー9によ
るコインの強制払い出し動作を実行させたり、実行中の
強制払い出し動作を停止させたりする際に操作される。
なお、この強制払い出しスイッチ26の取り付け場所
は、電源ユニット10の前面上側に限定されるものでは
なく、閉状態の前面扉2と筐体本体部3とで形成される
閉空間内であれば、任意の場所に取り付けられる。
【0022】本実施形態における強制払い出しスイッチ
26はトグルスイッチによって構成されており、レバー
を上下方向に操作可能な状態で配設している。この強制
払い出しスイッチ26は、図2(c)に示すように、常
態ではレバー27が中立状態(実線の状態)であり、中
立状態からレバー27を上側に傾倒させるとスイッチオ
ンの状態になる。一方、中立状態からレバー27を下側
に傾倒させるとスイッチオフの状態になる。そして、オ
ン操作されている期間に亘ってオン信号が出力され、オ
フ操作されている期間に亘ってオフ信号が出力され、常
態ではオン信号もオフ信号も出力されない。なお、例示
したトグルスイッチは、外力を解くと復帰バネの力によ
って中立状態に復帰するものであるため、オン操作或い
はオフ操作中にレバー27から手を離すとオンオフ状態
が解かれる。
【0023】そして、遊技制御装置7(本発明の払い出
し制御手段に相当。)は、この強制払い出しスイッチ2
6からのオン信号に基づいて賞コインの強制払い出し動
作を実行させ、オフ信号に基づいて実行中の強制払い出
し動作を停止させる。なお、この強制払い出し動作につ
いては、後で詳しく説明する。
【0024】次に、パチスロ遊技機1における前面の構
成について説明する。図1に示すように、このパチスロ
遊技機1は、前面側の高さ方向のほぼ中央に設けた操作
部30と、この操作部30の上方に設けた可変表示窓3
1と、前面下部に設けたコイン受け皿32とを備えてい
る。
【0025】可変表示窓31は、横に少し長い矩形状を
しており、変動表示ユニット6の各リール14〜16を
遊技者から視認させるための透明部材(ガラス板や樹脂
板等)が取り付けられている。
【0026】操作部30は、スタートレバー33、第1
リール14に対応した押し釦式の第1リール停止ボタン
34、第2リール15に対応した押し釦式の第2リール
停止ボタン35、第3リール16に対応した押し釦式の
第3リール停止ボタン36、コインを投入するためのコ
イン投入部37、クレジットを「1」消費してベットラ
インを設定する1ベットボタン38、及び、クレジット
を消費して最大数までベットラインを設定するMAXベ
ットボタン39等から構成されている。
【0027】コイン受け皿32は、ホッパー9から排出
されたコインを貯留する貯留受部であり、上面が開放し
た凹部によって構成されている。そして、このコイン受
け皿32とホッパー出口22とは、前面扉2の閉状態に
おいてコイン排出口40を通じて連通している。
【0028】次に、図3に基づいてパチスロ遊技機1の
電気的構成について説明する。
【0029】このパチスロ遊技機1は、遊技制御装置7
によって変動表示ユニット6やホッパー9等の各部を制
御する構成である。即ち、遊技制御装置7は、遊技の進
行を制御する遊技制御手段として機能したり、コインの
払い出し動作を制御する払い出し制御手段として機能す
る。
【0030】この遊技制御装置7は、中央制御装置とし
てのCPU7aと、CPU7aに実行させる制御プログ
ラムや各種の設定値を記憶したROM7bと、CPU7
aの動作時においてデータを一時的に記憶するRAM7
cと、各種スイッチやセンサからの信号を受信したり、
各表示部や変動表示ユニット6(リール駆動部17)に
対する制御信号を出力する入出力インターフェース7d
とを含んで構成されている。
【0031】そして、この遊技制御装置7には次の各信
号が入力される。例えば、コイン検知センサ25からの
コイン検出信号と、スタートレバー33に付設されたス
タートレバースイッチ33aからの操作検出信号と、第
1リール停止ボタン34〜第3リール停止ボタン36か
らの停止操作信号と、1ベットボタン38、MAXベッ
トボタン39及びクレジット選択ボタン41からのボタ
ン操作信号と、リールの回転位置(回転角度)を示すリ
ール位置検出部42からのリール位置検出信号と、払い
出されたコインを1枚宛検出可能な払い出しコイン検知
センサ43からのコイン検出信号と、前面扉開閉検出ス
イッチ11からの扉開閉検出信号と、強制払い出しスイ
ッチ26からの操作信号と、リセットスイッチ44から
のリセット信号が入力される。
【0032】また、この遊技制御装置7からは次の各信
号が出力される。例えば、演出表示部50への演出制御
信号と、ベットライン表示部51、クレジット数表示部
52及び払出表示部53への表示制御信号と、第1操作
情報ランプ54〜第3操作情報ランプ56への発光制御
信号と、音発生装置57(動作状態報知手段の一種。)
への音制御信号と、ホッパー9(コイン払出部)への作
動制御信号と、リール駆動部17への駆動信号と、強制
払い出し動作が行われていることを発光表示によって報
知可能な表示器58(動作状態報知手段の一種。)への
発光制御信号と、遊技状態報知部59への報知制御信号
と、成立小役報知部60への報知制御信号と、稼働状況
情報出力部61への稼働状況情報とが出力される。
【0033】次に、上記構成のパチスロ遊技機1による
遊技や清掃(メンテナンス)等の動作について説明す
る。
【0034】最初に、パチスロ遊技機1による遊技につ
いて説明する。このパチスロ遊技機1では、所謂図柄合
わせゲームが行われる。この図柄合わせゲームでは、コ
インをコイン投入口から投入したり、1ベットボタン3
8やMAXベットボタン39を操作したりして、ベット
ラインを設定する。
【0035】ベットラインを設定したならば、遊技者は
スタートレバー33を操作する。スタートレバー33が
操作されると、スタートレバースイッチ33aからの操
作検出信号が遊技制御装置7に入力される。この操作検
出信号が入力されると、遊技制御装置7はリール駆動部
17を制御して各リール14〜16を回転させる。これ
により、可変表示図柄のスクロールが開始し、遊技者は
可変表示窓31を通して図柄のスクロールを視認でき
る。そして、図柄のスクロールに連動して各種の演出表
示が行われる。例えば、演出表示部50を作動させて演
出表示を行ったり、音発生装置57から演出効果音を出
力したりする。また、成立小役報知部60を作動させて
成立した小役を表示させたりもする。
【0036】図柄がスクロールされたならば、遊技者
は、第1リール停止ボタン34〜第3リール停止ボタン
36を順次押し、対応するリールの回転を停止させる。
このリールの回転は、所定の役のフラグが成立していて
リール停止操作を行ったときに停止制御可能な範囲であ
ればその役が揃うように停止される。また、フラグが成
立していないとき、或いは、フラグが成立していても停
止制御不能な範囲であれば、ハズレ図柄を導出するよう
に停止される。そして、各リール14〜16が停止した
状態で、設定されたベットライン上の図柄が所定の当た
り態様で揃うと当たりとなり、当たり態様に応じた賞特
典が得られる。例えば、ビッグボーナス、レギュラーボ
ーナス、チャレンジタイム、賞コインの払出し、図柄合
わせゲームのリプレイといった賞特典が得られる。ここ
で、賞コインの払い出しを行う場合、遊技制御装置7
は、本発明の払い出し制御手段として機能し、成立した
賞に基づいてホッパー9を作動させ、賞に応じた枚数の
コインを払い出させる。この払い出された賞コインは、
コイン排出口40を通って受け皿32に排出される。
【0037】次に、ホッパー9内部の清掃等、パチスロ
遊技機1のメンテナンスを行う場合について説明する。
一日の営業の終了後や営業開始前等においては、パチス
ロ遊技機1に対するメンテナンス作業が行われる。この
メンテナンス作業では必要に応じてホッパー9に貯留さ
れているコインを外部に抜き取り、ホッパー9の清掃が
行われる。また、営業中であってもホッパー9内に異物
が入ってしまった場合等には、この異物を排除するため
貯留されているコインを外部に抜き取る。
【0038】貯留されているコインを抜き取る場合、ま
ず、ホールの店員等の作業者は、鍵で前面扉2の施錠状
態を解除し、前面扉2を開放する。この前面扉2の開放
により、遊技制御装置7は前面扉2の開放状態を判別す
る。本実施形態では、開放確定時間(例えば、10秒
間)に亘って開放され続けた場合に開放状態が確定した
と判別する。即ち、遊技制御装置7は、本発明の前面扉
開放状態判別手段、詳しくは、この前面扉開放状態判別
手段が備える開放監視手段として機能し、前面扉開閉検
出スイッチ11からの開放検出信号(オフレベルの検出
信号)に基づき、この開放検出信号が開放確定時間に亘
って出力された場合に、開放確定と判断する。
【0039】前面扉2を開放したならば、作業者は、強
制払い出しスイッチ26に対するオン操作を行う。ここ
で、前面扉2の開放状態が確定する前に強制払い出しス
イッチ26に対するオン操作が行われた場合には、ホッ
パー9によるコインの強制払い出し動作は行われない。
このとき、遊技制御装置7(払い出し制御手段)は、強
制払い出し条件が成立していない旨を報知する(図4参
照)。この報知は、例えば、強制払い出しスイッチ26
の隣に設けられた指示表示部62(図2参照)により行
われる。この指示表示部62は、例えば、LED等の発
光素子によって構成され、強制払い出しスイッチ26に
対するオン操作がなされた際に、強制払い出し条件が成
立していないと発光する。そして、指示表示部62の発
光により、作業者は未だ条件が成立していないことが判
り、強制払い出し動作が行われなくても、その理由を直
ちに認識できる。なお、この指示表示部62は、その他
の態様で表示するように構成してもよい。例えば、常
態、及び、前面扉2の開放後から条件が成立するまでは
非発光状態としておき、条件の成立によって発光状態に
切り換えるようにしてもよい。要するに条件が成立して
いるかどうかが遊技者に把握可能であればよい。
【0040】一方、前面扉2の開放状態の確定後に強制
払い出しスイッチ26に対するオン操作が行われた場合
には、強制払い出しの開始に必要な条件が揃うので、遊
技制御装置7は強制払い出し情報出力手段としても機能
し、ホッパー9の作動設定情報(本発明の強制払い出し
情報の一種。)を出力する。さらに、遊技制御装置7
は、強制払い出し動作実行手段としても機能し、この作
動設定情報の出力に基づいてホッパー9を作動させ、コ
インの強制払い出し動作を行わせる。
【0041】そして、この強制払い出し動作の実行期間
中に亘り、上記の表示器58及び音発生装置57は本発
明の動作状態報知手段として機能し、強制払い出し動作
が行われていることを外部に報知する(図4参照)。即
ち、表示器58は実行期間中に亘って発光し、音発生装
置57は音声や警報音等の音を発生する。コインの強制
払い出し動作の開始を確認すると、作業者は強制払い出
しスイッチ26から手を離す。これにより、強制払い出
しスイッチ26のレバー27は中立状態に復帰し、操作
オン信号の出力が停止される。
【0042】このホッパー9によるコインの強制払い出
し動作は、強制払い出しスイッチ26のレバー27をオ
フ操作するまで継続される。これにより、作業者は、1
台のパチスロ遊技機1(ホッパー9)がコインの強制払
い出し動作を行っている最中であっても、このパチスロ
遊技機1から離れることができる。これにより、他のパ
チスロ遊技機1についても強制払い出し動作を開始する
ことができ、作業効率を向上させることができる。
【0043】ホッパー9内のコインが全部排出されたな
らば、作業者は強制払い出しスイッチ26のレバー27
をオフ操作する。即ち、レバー27を下側に傾倒させ
る。このオフ操作によって強制払い出しスイッチ26か
らはオフ信号が出力され、遊技制御装置7に入力され
る。このオフ信号を受信した遊技制御装置7は、本発明
の強制払い出し動作停止手段として機能し、実行中の強
制払い出し動作を停止させる。本実施形態では、ホッパ
ー9の停止設定を行うことで、即ち、作動設定情報の出
力を停止することで、ホッパー9による強制払い出し動
作が停止される。また、強制払い出し動作の終了に伴っ
て表示器58や音発生装置57による動作報知も終了す
る。
【0044】そして、作業者は、コインを排出したホッ
パー9に対して清掃等の作業を行い、この作業が終了し
たならば前面扉2を閉じて施錠する。なお、作業後のホ
ッパー9には島設備側からコインが供給される。
【0045】次に、遊技中における強制払い出しスイッ
チ26への不正操作が行われた場合の動作について説明
する。
【0046】不正行為者は、他の遊技者と同様に上記し
たパチスロ遊技を行うか、行っているふりをして不正行
為の機会を伺う。そして、前面扉2を開放すると怪しま
れてしまうので、前面扉2が閉じた状態で透明なセル板
等の不正操作具を、コイン排出口40とホッパー出口2
2との隙間や、前面扉2と筐体本体部3との隙間等から
少しずつ奥に挿入する。このとき、不正行為者は、遊技
機内部を目視できないので、指先の感覚を頼りに不正操
作具を挿入して、閉状態の前面扉2と筐体本体部3とで
形成される閉空間内に配置された強制払い出しスイッチ
26を探し出す。そして、不正操作具が強制払い出しス
イッチ26らしきものにぶつかると、取り敢えず不正操
作具を上下左右にやみくもに動かしてオン操作しようと
試みる。
【0047】ここで、本実施形態では、遊技制御装置7
(強制払い出し情報出力手段)は、前面扉2が開放状態
と判別された状態で、強制払い出しスイッチ26に対す
るオン操作を検出しないとホッパー9の作動設定情報を
出力しない。従って、前面扉2の閉状態で不正操作具に
よってスイッチ26をオン操作しただけでは、条件を満
たさずコインの強制払い出し動作は行われない。特に、
セル板等の不正操作具を用いて手探りで不正行為を行う
場合、上記したように、前面扉2は閉じたままの状態で
あるので有効である。
【0048】さらに、前面扉2が閉じた状態であるにも
拘わらず強制払い出しスイッチ26のオン操作が検出さ
れたことにより、遊技制御装置7(払い出し制御手段)
は、異常状態の旨を報知する。この異常状態の報知は、
例えば、パチスロ遊技機1の外部に異常報知信号を出力
することで行われる(図4参照)。この異常報知信号
は、例えば、店員等によってリセットスイッチ44が操
作されるまでの期間に亘って、管理装置とも呼ばれるホ
ールコンピュータに出力される。そして、ホールコンピ
ュータは、異常報知信号に基づき、この信号を出力した
パチスロ遊技機1を特定する。そして、ホールコンピュ
ータのオペレーターは、そのパチスロ遊技機1での不正
行為者の行動を監視カメラで撮像したり、店員等に連絡
して不正行為の有無を確認させたりできるので、不正行
為に対する迅速な対応ができる。
【0049】なお、この異常報知信号の出力により、島
設備の代表灯やパチスロ遊技機1に対応して設けられる
個別の呼び出しランプ等の島設備側報知部を異常報知の
態様で発光させてもよい。この場合、近隣にいる店員等
は、異常報知信号を出力したパチスロ遊技機1へ直ちに
駆けつけられるので、不正行為を確実に発見できる。ま
た、不正行為者は、不正操作具を動かしてもコインが排
出されないことから、範囲を広げて不正操作具を動かす
ことが考えられる。この場合、不正操作具の使用時間が
長くなるので、不正行為をより確実に発見できる。
【0050】また、万一、不正行為者が前面扉2を開放
しないと強制払い出し動作が行えないことを知っていた
としても、前面扉2を開放した状態で強制払い出しスイ
ッチ26の操作を行わなければならないので、ホールを
巡回している店員や周囲の遊技者から発見され易くな
り、隠れて不正行為を行うことは困難である。この場
合、上記の前面扉開閉検出スイッチ11としては、前面
扉2の開放量が外部から視覚的に確認し得る量以上の場
合に開放状態であることを示す検出信号を出力するもの
が好ましい。例えば、閉状態の開放量から30度以上の
開放量、好ましくは45度以上の開放量で検出信号を出
力するものが好ましい。このようなスイッチを用いる
と、前面扉2をほんの少し開放しただけでは開放状態と
認識されず、周囲から視認可能な角度まで開放して初め
て強制払い出し動作が行え、前面扉2の開放状態に基づ
いて不正行為をより確実に発見できるからである。さら
に、本実施形態では、開放確定時間に亘って前面扉2を
開放し続けないと強制払い出し動作が行えないので、こ
の点でも不正行為の発見をより確実に行うことができ
る。
【0051】また、万一、不正行為者が強制払い出しス
イッチ26のオン操作によってホッパー9を作動させる
ことに成功したとしても、このホッパー9の作動期間中
に亘って表示器58や音発生装置57(動作状態報知手
段)が作動し、強制払い出し動作が行われていること
を、通常の遊技媒体の払い出しとは異なる態様(発光や
警報音)で外部に報知する。このため、不正行為者によ
る不正行為は、周囲で遊技している他の遊技者や店員等
に直ちに発見されてしまう。そして、この異常報知は、
光と音とで行われるので、比較的遠くからでも、また、
ホール内を早足で歩いている店員であっても容易に報知
内容を認識できる。このため、不正行為者が営業時間中
に不正行為を行った場合には、これを確実に発見でき
る。
【0052】さらに、この強制払い出し動作を停止させ
るためには、強制払い出しスイッチ26のオフ操作が必
要となる。このため、不正行為者は、適当なタイミング
で強制払い出しスイッチ26のオフ操作を行う必要があ
り、その不自然な仕草によって不正行為の発見が容易に
なる。ここで、不正行為者がオフ操作を行えなかった場
合には、ホッパー9がコインの払い出しを連続して行う
ことになり、コインの払い出しが止まらないことから、
異常な状態であることが周囲から一目瞭然となる。この
ため、不正行為を容易に発見できる。
【0053】このように、本実施形態では、前面扉2の
開放確定状態で強制払い出しスイッチ26に対するオン
操作が検出されたことを条件に、ホッパー9による遊技
媒体払い出し動作を実行させるように構成したので、不
心得な遊技者による不正行為を確実に防止できる。
【0054】次に、上記の動作を実現するための遊技制
御装置7による制御について説明する。ここで、図5
は、遊技制御装置7が行う遊技制御の一部であるコイン
強制払出スイッチ監視処理を説明するフローチャートで
ある。なお、このフローチャートに示す一連の処理は、
所定サイクル毎(例えば4ms毎)にS1から実行され
る。
【0055】このコイン強制払出スイッチ監視処理で
は、まず、S1で強制払出実行フラグの有無が判断され
る。この強制払出実行フラグは、ホッパー9の作動期間
か否かを制御上認識するためのフラグであり、ホッパー
9の作動期間中に亘ってセットされる。ここで、強制払
出実行フラグが未だセットされていない場合にはS2に
移行し、セットされている場合にはS14に移行する。
ここでは、フラグがセットされていない場合について先
に説明する。
【0056】S2では、前面扉開閉検出スイッチ11か
らの検出信号が開放状態を示しているか否かを判断す
る。ここで、検出信号が前面扉2の開放状態を示してい
ない場合にはS3で監視タイマをクリアする。この監視
タイマは、前面扉2の開放時間が開放確定時間以上にな
ったか否かを判断するための開放時間監視タイマであ
り、例えば、RAM7cに設定される。
【0057】S3で監視タイマをクリアしたならば、S
4で強制払い出しスイッチ26のオンオフ状態を確認す
る。ここで、強制払い出しスイッチ26がオフ状態であ
った場合には異常なしとして扱い、一連のコイン強制払
出スイッチ監視処理を終了して他の処理に移行する。一
方、強制払い出しスイッチ26がオン状態であった場合
には、前面扉2が閉じられているにも拘わらず強制払い
出しスイッチ26がオン操作されたということなので、
不正行為が行われた可能性が高い。このため、S5で異
常報知の設定を行う。この異常報知が設定されると、コ
イン強制払出スイッチ監視処理の終了後になされる信号
出力処理(図示せず)にて、遊技制御装置7からの異常
報知信号がホールコンピュータ等に出力され、異常報知
が行われる。
【0058】一方、S2で前面扉開閉検出スイッチ11
からの検出信号が扉開放を示していた場合には、S6で
監視タイマが作動中であるか否かを判断する。ここで、
監視タイマが作動中でなかった場合にはオン操作に切り
替わった直後として扱い、S7で監視タイマの作動を開
始する。また、監視タイマの作動中であった場合には、
S8に移行して強制払い出しスイッチ26がオン操作さ
れているか否かを判断する。ここで、強制払い出しスイ
ッチ26がオン操作されていた場合には、S9で前面扉
2の開放状態が開放確定時間以上に亘って継続したかを
監視タイマの作動状態に基づいて判断し、未だ開放確定
が経過していなかった場合には、S10で強制払い出し
の条件が不成立である旨の報知を設定する。この報知設
定により、信号出力処理で指示表示部62に対して発光
制御信号が出力され、指示表示部62の発光(例えば、
通常の報知とは異なる点滅発光等)によって条件非成立
の旨が作業者に報知される。
【0059】S9で開放確定時間が経過して監視タイマ
がタイムアップした場合には、前面扉2が開放と判別さ
れた状態で強制払い出しスイッチ26がオン操作された
こと、即ち、作業者が正規の手順で強制払い出しスイッ
チ26のオン操作を行ったと判断できる。このため、ホ
ッパー9を作動させるための処理を行う。
【0060】即ち、S11では強制払出実行制御フラグ
をセットする。このフラグがセットされると、次サイク
ルにおいてS1からS14の処理に移行することにな
る。続くS12ではホッパー9の作動設定を行う。この
S12の作動設定により、信号出力処理でホッパー9を
作動させるための作動制御信号が出力される。さらに、
S13では、強制払い出しを実行する旨の報知を設定す
る。そして、この報知が設定されると、信号出力処理で
表示器58を発光させるための発光制御信号と音発生装
置57から警報音等の音を発生させるための音制御信号
とが出力される。
【0061】次に、強制払出実行フラグがセットされて
いる場合、つまり、ホッパー9によるコインの強制払い
出し動作が行われている期間中の制御について説明す
る。この場合、まずS14で、強制払い出しスイッチ2
6がオフ操作されたか否かを判断する。ここで、オフ操
作されていなかった場合には、このコイン強制払出スイ
ッチ監視処理を終了し、他の処理に移行する。この場
合、ホッパー9によるコインの強制払い出し動作は継続
して行われる。
【0062】そして、S14で強制払い出しスイッチ2
6がオフ操作されたと判断された場合には、ホッパー9
の作動を停止させるための処理を行う。
【0063】即ち、S15ではホッパー9の停止設定を
行う。このS15の停止設定により、信号出力処理で作
動制御信号のホッパー9への出力が停止される。これに
より、ホッパー9の作動が停止する。さらに、S16で
は強制払出実行フラグをクリアし、S17では強制払い
出しを実行する旨の報知停止を設定する。この報知停止
の設定により、信号出力処理では発光制御信号や音制御
信号への制御信号が停止され異常報知が終了する。
【0064】ところで、上記した第1実施形態では、ホ
ッパー9による強制払い出し動作を、強制払い出しスイ
ッチ26のオフ操作によって停止するものを例示した
が、強制払い出し動作を自動的に停止させるようにして
もよい。
【0065】この変形例では、遊技制御装置7は、排出
終了判定手段としても機能し、ホッパー9が強制払い出
し動作を実行している最中に、払い出しコイン検知セン
サ43からのコイン検出信号を監視する。そして、直前
のコイン検出タイミングから判定基準時間(排出終了と
判断するために十分な時間であり、例えば2〜5秒。)
に亘って次のコインが検出されなかった場合にコインの
排出終了と判定し、ホッパー9による強制払い出し動作
を停止させる。なお、判定基準時間に関し、この例では
2〜5秒の僅かな時間の例を示したが、これに限らず、
例えば2分以上といった長い時間に設定してもよい。こ
のように判定基準時間を長時間に設定すると異常報知の
時間も長くなり、不心得な遊技者が不正行為をした場
合、この異常報知から逃れることが困難になる。
【0066】この変形例の制御(払い出し監視処理)を
図6のフローチャートで説明する。なお、このフローチ
ャートに示す一連の処理も、所定サイクル毎(例えば4
ms毎)にS21から実行される。
【0067】この処理では、まず、S21でホッパー9
の作動設定の有無を確認する。ここで、作動設定がなか
った場合には、一連の処理を終了して他の処理に移行す
る。また、ホッパー9の作動設定があった場合には、S
22に移行して賞コインの払い出しによるホッパー9の
作動設定であるか否かを確認する。ここで、賞コインの
払い出しによる作動設定であった場合には、S23に移
行して計数されたコインが賞態様に対応した所定数であ
るか否かを判断し、所定数であった場合にはS24でホ
ッパー9の作動停止を設定する。また、所定数未満であ
った場合には、一連の処理を終了して他の処理に移行す
る。
【0068】また、S22の確認処理で賞コインの払い
出しによる作動設定でないと判断された場合には、S2
5に移行して直前に検出したコインの検出タイミングか
ら判定基準時間が経過したか否かを判定する。ここで、
判定基準時間がまだ経過していなかった場合には、一連
の処理を終了して他の処理に移行する。また、判定基準
時間が経過した場合には、S26でホッパー9の停止設
定を行い、S27で強制払出実行フラグをクリアする。
【0069】そして、この変形例では、ホッパー9の強
制払い出し動作において、全てのコインが払い出される
とホッパー9が自動的に停止するので、営業終了時等の
メンテナンス動作においてホッパー9の止め忘れを防止
でき、使い勝手の向上が図れる。また、不心得な遊技者
が不正操作具を使ってホッパー9を作動させるのに成功
したとしても、ホッパー9は、貯留されているコインが
全部排出されるまで強制排出動作を止めないので、コイ
ンが受け皿32から溢れる等して不正行為を周囲から容
易に発見できる。従って、防犯性を高めることができ
る。
【0070】さらに、ホッパー9による強制払い出し動
作を、リモートコントローラからの動作停止信号に基づ
いて停止させるように構成してもよい。この変形例で
は、遊技制御装置7に受信機を電気的に接続する。そし
て、遊技制御装置7は、停止条件監視手段として機能
し、ホッパー9が強制払い出し動作を実行している最中
に、リモートコントローラ(図示せず)からの動作停止
信号を監視する。そして、この動作停止信号の受信によ
って停止条件成立と判定し、ホッパー9による強制払い
出し動作を停止させる。そして、この変形例では、リモ
ートコントローラを用いないとホッパー9による強制払
い出し動作を停止できないので、仮に、不正行為者がホ
ッパー9を強制払い出し動作させることに成功したとし
ても停止させることは困難である。このため、強制払い
出し動作が連続して行われることになり、不正行為が行
われていることが周囲の遊技者や店員から一目瞭然とな
る。その結果、防犯効果を高めることができる。
【0071】ところで、上記の第1実施形態及びその変
形例では、前面扉2の開放状態の検出を単一のセンサ
(即ち、前面扉開閉検出スイッチ11)で行っていた
が、センサを複数設けて前面扉2の開閉状態を検出する
と不正行為の防止効果をより高めることができる。以
下、このように構成した第2実施形態について説明す
る。
【0072】図7に示すように、この第2実施形態で
は、棚板4の左右両端部近傍に一対の前面扉開閉検出ス
イッチを配設している。即ち、前面扉2と筐体本体部3
との軸着側には第1扉開閉検出スイッチ70を配設し、
軸着側とは反対の開放側には第2扉開閉検出スイッチ7
1を配設している。これらの扉開閉検出スイッチ70,
71は、上記の前面扉開閉検出スイッチ11と同様の構
成を有し、例えば、スイッチケースと柱状の検出子とか
らなる所謂押し釦式である。そして、前面扉の閉状態で
は検出子が押し込まれて検出信号がオンレベルとなり、
開放状態では検出子が前方に戻り移動して検出信号がオ
フレベルとなる。
【0073】そして、遊技制御装置7(払い出し制御手
段が備える開放監視手段)は、扉開閉検出スイッチ7
0,71からの開放検出信号に基づいて前面扉2の開放
状態が確定したか否かを判断する。即ち、扉開閉検出ス
イッチ70,71からの検出信号が何れも扉閉状態を示
す場合には、開放操作も行われていない全くの閉状態と
判断する。また、軸着側とは反対の開放側に設けられた
第2扉開閉検出スイッチ71のみが開放状態を示す場合
には、開放操作は行ったけれども開放量が不十分である
として不完全開放状態と判断する。さらに、扉開閉検出
スイッチ70,71からの検出信号が何れも開放状態を
示す場合には、開放量が十分な完全開放状態と判断す
る。なお、この完全開放状態は、前面扉2の開放角度が
外部から視覚的に確認し得る角度の状態であり、例え
ば、閉状態から45度以上開放された状態とされる。
【0074】そして、図8に示すように、この第2実施
形態では、払い出し制御手段としての遊技制御装置7
は、前面扉2の完全開放状態において強制払い出しスイ
ッチ26がオン操作された場合にのみ、強制払い出し動
作を実行させる。その他の場合には、強制払い出し動作
は実行しない。さらに、遊技制御装置7は、強制払い出
しスイッチ26がオン操作された際の報知内容を、前面
扉2の開放状態に応じて設定しており、オン操作時の状
況に適した報知を行うようにしている。即ち、前面扉2
が全くの閉状態であるにも拘わらず強制払い出しスイッ
チ26が操作された場合には、不正行為の疑いが強いの
で異常状態を報知し、そのパチスロ遊技機1に店員を急
行させる。また、不完全開放状態で強制払い出しスイッ
チ26が操作された場合には、条件が不成立である旨の
報知を行い、前面扉2の開放を促す。さらに、完全開放
状態で強制払い出しスイッチ26が操作された場合に
は、正規の手順による強制払い出し動作であると考えら
れるので、強制払い出し実行中の報知を行う。
【0075】ところで、今回開示した実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えるべ
きである。本発明の範囲は、前記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0076】例えば、上記した各実施形態では、遊技制
御装置7で各部を制御していたが、本発明はこの構成に
限定されるものではない。一例を挙げると、各種センサ
やスイッチ等の検出部からの信号処理をメインに行う第
1の制御装置と、ホッパー9等の動作部に対する動作制
御をメインに行う第2の制御装置とに制御装置を分け、
第1の制御装置から第2の制御装置に向けて強制払い出
し信号(本発明の強制払い出し情報の一種。)を出力さ
せるように構成してもよい。この構成では、第1の制御
装置が本発明の強制払い出し情報出力手段及び前面扉開
放状態判別手段として機能し、第2の制御装置が本発明
の強制払い出し動作実行手段、強制払い出し動作停止手
段、及び異常状態報知手段として機能する。
【0077】また、本発明は、パチスロ遊技機1に限定
されるものではなく、賞信号に基づいて所定数の遊技媒
体を払い出し、強制払い出しスイッチ26の操作に基づ
いて遊技媒体払い出し装置内の遊技媒体を強制的に払い
出す構成の遊技機に適用できる。例えば、遊技媒体とし
て遊技球を用い、遊技媒体払い出し装置として球排出装
置を備える所謂球スロ遊技機やパチンコ機にも適用でき
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の発明によれ
ば、前面扉が開放されていることが遊技媒体の強制払い
出し動作を実行させるための条件の1つであるので、前
面扉を閉じた状態では強制払い出し動作が実行されな
い。このため、不正行為者が、閉空間内に配置された強
制払い出しスイッチを、不正操作具を用いてオン操作し
ても、前面扉の閉状態では遊技媒体の払い出しは行われ
ない。これにより、強制払い出しスイッチの操作による
不正行為を防止することができる。
【0079】請求項2に記載の発明によれば、前面扉開
閉検出スイッチは、前面扉の開放量が外部から視覚的に
確認し得る量以上の場合に、前面扉が開放状態であるこ
とを示す開放検出信号を出力するので、強制払い出し動
作を実行させるためには前面扉を開放しなければなら
ず、ホールの店員や不正行為者の周囲で遊技を行ってい
る遊技者から不正行為が直ぐに判る。従って、従来のよ
うに隠れて不正行為を行うことが困難となり、強制払い
出しスイッチの操作による不正行為を容易に発見でき
る。
【0080】請求項3に記載の発明によれば、前面扉開
放状態判別手段は、上記前面扉開閉検出スイッチからの
開放検出信号が開放確定時間に亘って出力された場合に
前面扉の開放状態が確定したか否かを判別し、強制払い
出し情報出力手段は、前面扉開放状態判別手段が開放確
定と判別して強制払い出しスイッチがオン操作されてい
る場合に強制払い出し情報を出力するので、強制払い出
し動作を行わせるためには、開放確定時間に亘って前面
扉を開放させる必要があり、隠れて不正行為を行うこと
がより困難となる。これにより、強制払い出しスイッチ
の操作による不正行為を確実に発見できる。
【0081】請求項4に記載の発明によれば、払い出し
制御手段は、強制払い出しスイッチのオン操作時の前面
扉開放状態判別手段の判別結果を取得し、取得した判別
結果に基づいて強制払い出しの可否を報知するので、強
制払い出しスイッチの操作時点における前面扉の開放状
態に基づいて状態報知が行われる。これにより、作業者
は強制払い出しが行われなくてもその理由を直ぐに判断
できるし、不正行為者の不正行為によってスイッチ操作
が行われた場合には、不正行為を行ったことが周りに知
れ渡るので不正の早期発見が可能である。
【0082】請求項5に記載の発明によれば、強制払い
出し動作停止手段は、強制払い出しスイッチのオフ操作
に基づいて遊技媒体払い出し動作を停止させるので、万
一、不正行為者が遊技媒体払い出し装置を作動させるこ
とに成功したとしても、この作動を停止させるためには
スイッチのオフ操作が必要となる。このため、不正行為
者は、適当なタイミングでスイッチのオフ操作を行う必
要があり、その不自然な仕草によって不正行為の発見が
容易になる。また、不正行為者がオフ操作を行えなかっ
た場合には、遊技媒体払い出し装置が遊技媒体の払い出
しを連続して行うことになり、遊技媒体の払い出しが止
まらないことから、異常な状態であることが周囲から一
目瞭然となる。このため、不正行為を容易に発見でき
る。
【0083】請求項6に記載の発明によれば、強制払い
出し動作実行手段の制御の下で遊技媒体払い出し動作が
行われていることを報知する動作状態報知手段を設けた
ので、強制払い出し動作が行われている状態では、通常
の遊技媒体の払い出しとは異なる報知がなされる。これ
により、不正行為を容易に発見できる。
【0084】請求項7に記載の発明によれば、動作状態
報知手段を、発光表示可能な表示器及び音を発生可能な
音発生装置から構成し、これらの表示器及び音発生装置
を同時に作動させるので、比較的遠くからでも、また、
ホール内を早足で歩いている店員であっても容易に報知
内容を認識できる。このため、不正行為者が営業時間中
に不正行為を行った場合には、これを確実に発見でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチスロ遊技機の正面図である。
【図2】(a)は前面扉を開いたパチスロ遊技機の正面
図、(b)は前面扉開閉スイッチを説明する図、(c)
は強制払い出しスイッチを説明する図である。
【図3】パチスロ遊技機の電気的構成を説明するブロッ
ク図である。
【図4】第1実施形態における開放状態の監視結果と報
知内容の関係を示す図である。
【図5】第1実施形態の制御を説明するフローチャート
である。
【図6】第1実施形態の変形例の制御を説明するフロー
チャートである。
【図7】(a),(b)は、第2実施形態における前面
扉開閉検出スイッチを説明する図である。
【図8】第2実施形態における開放状態の監視結果と報
知内容の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 パチスロ遊技機 2 前面扉 3 筐体本体部 4 棚板 5 上側空部 6 変動表示ユニット 7 遊技制御装置 8 下側空部 9 ホッパー 10 電源ユニット 11 前面扉開閉スイッチ 12 スイッチケース 13 検出子 14 第1リール 15 第2リール 16 第3リール 17 リール制御部 20 コイン貯留部 21 排出機構 22 ホッパー出口 23 オーバーフロー排出口 24 回収ボックス 25 コイン検知センサ 26 強制払い出しスイッチ 27 レバー 30 操作部 31 可変表示窓 32 コイン受け皿 33 スタートレバー 34 第1リール停止ボタン 35 第2リール停止ボタン 36 第3リール停止ボタン 37 コイン投入部 38 1ベットボタン 39 MAXベットボタン 40 コイン排出口 41 クレジット選択ボタン 42 リール位置検出部 43 払い出しコイン検知センサ 44 リセットスイッチ 50 演出表示部 51 ベットライン表示部 52 クレジット数表示部 53 払出し表示部 54 第1操作情報ランプ 55 第2操作情報ランプ 56 第3操作情報ランプ 57 音発生装置 58 表示器 59 遊技状態報知部 60 成立小役報知部 61 稼働状況情報出力部 62 指示表示部 70 第1扉開閉スイッチ 71 第2扉開閉スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 賞の成立に基づき遊技媒体払い出し装置
    を作動して所定数の遊技媒体を払い出し、且つ、強制払
    い出しスイッチの操作に基づき遊技媒体払い出し装置を
    作動して該装置内の遊技媒体を強制的に払い出させる払
    い出し制御手段を備えた遊技機において、 前記遊技媒体払い出し装置を収納可能であって前面が開
    口した設置空間を有する筐体本体部と、一側部が筐体本
    体部に軸着されて設置空間の開口面を開閉可能な前面扉
    と、前面扉の開閉状態を検出可能な前面扉開閉検出スイ
    ッチとを備え、強制払い出しスイッチを、閉状態の前面
    扉と筐体本体部とで形成される閉空間内に配置し、 払い出し制御手段は、 前面扉開閉検出スイッチからの検出信号に基づいて前面
    扉の開放状態を判別可能な前面扉開放状態判別手段と、 前面扉開放状態判別手段が開放状態と判別し、強制払い
    出しスイッチがオン操作されている場合に強制払い出し
    情報を出力する強制払い出し情報出力手段と、 強制払い出し情報出力手段からの強制払い出し情報に基
    づいて遊技媒体払い出し装置による遊技媒体払い出し動
    作を実行させる強制払い出し動作実行手段と、 強制払い出し動作実行手段によって実行された遊技媒体
    払い出し動作を停止させる強制払い出し動作停止手段
    と、を含むことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記前面扉開閉検出スイッチは、前面扉
    の開放量が外部から視覚的に確認し得る量以上の場合
    に、前面扉が開放状態であることを示す開放検出信号を
    出力することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記前面扉開放状態判別手段は、上記前
    面扉開閉検出スイッチからの開放検出信号が開放確定時
    間に亘って出力された場合に前面扉の開放状態が確定し
    たか否かを判別し、 強制払い出し情報出力手段は、前面扉開放状態判別手段
    が開放確定と判別して強制払い出しスイッチがオン操作
    されている場合に強制払い出し情報を出力することを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 払い出し制御手段は、前記強制払い出し
    スイッチのオン操作時の前面扉開放状態判別手段の判別
    結果を取得し、取得した判別結果に基づいて強制払い出
    しの可否を報知することを特徴とする請求項1から請求
    項3の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記強制払い出し動作停止手段は、上記
    強制払い出しスイッチのオフ操作に基づいて遊技媒体払
    い出し動作を停止させることを特徴とする請求項1から
    請求項4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記強制払い出し動作実行手段の制御の
    下で遊技媒体払い出し動作が行われていることを報知す
    る動作状態報知手段を設けたことを特徴とする請求項1
    から請求項5の何れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記動作状態報知手段を、発光表示可能
    な表示器及び音を発生可能な音発生装置から構成し、こ
    れらの表示器及び音発生装置を同時に作動させることを
    特徴とする請求項6に記載の遊技機。
JP2001178541A 2001-06-13 2001-06-13 遊技機 Expired - Fee Related JP3763757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001178541A JP3763757B2 (ja) 2001-06-13 2001-06-13 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001178541A JP3763757B2 (ja) 2001-06-13 2001-06-13 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002360774A true JP2002360774A (ja) 2002-12-17
JP3763757B2 JP3763757B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=19019222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001178541A Expired - Fee Related JP3763757B2 (ja) 2001-06-13 2001-06-13 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3763757B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034714A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Olympia:Kk 遊技機
JP2006263037A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Olympia:Kk 遊技機
JP2009006110A (ja) * 2007-06-01 2009-01-15 Net Kk 遊技機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034714A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Olympia:Kk 遊技機
JP2006263037A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Olympia:Kk 遊技機
JP2009006110A (ja) * 2007-06-01 2009-01-15 Net Kk 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3763757B2 (ja) 2006-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6240826B2 (ja) 遊技機
JP4163102B2 (ja) 遊技機
JP2008061904A (ja) 遊技台
JP2010220822A (ja) 遊技場管理装置
JP4919010B2 (ja) 遊技機
JP2007296099A (ja) 遊技機
JP2024045376A (ja) 遊技機
JP4899606B2 (ja) 遊技機
JP3763757B2 (ja) 遊技機
JP3763758B2 (ja) 遊技機
JP4408070B2 (ja) 遊技機
JP2022043390A (ja) 遊技機
JP4568849B2 (ja) 遊技機
JP2007014526A (ja) 遊技機
JP2007222449A (ja) 弾球遊技機
JP5897193B1 (ja) 遊技機
JP2023036295A (ja) 遊技機
JP2023036298A (ja) 遊技機
JP2023036294A (ja) 遊技機
JP2022043394A (ja) 遊技機
JP2022043392A (ja) 遊技機
JP2022043396A (ja) 遊技機
JP2022043391A (ja) 遊技機
JP2023036297A (ja) 遊技機
JP2022043393A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120127

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120127

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120127

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees