JP2008148947A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えばスロットマシンやパチンコ機等の遊技機に関し、前面扉が閉じた状態で、不正に設定変更が行われた場合に、前面扉を強制的に開放することができるようにしたものである。
【解決手段】 遊技制御装置(200)には、不正操作判定手段(550)により不正操作が行われたものと判定されたことを条件に、設定操作装置(170)から出力された設定信号を無効とするための不正信号無効手段(560)、不正操作判定手段(550)により不正操作が行われたものと判定されたことを条件に、施錠解除装置(161)を作動させ、扉施錠装置(160)を強制的に解錠し、扉強制開放装置(例えばバネ180)により前面扉(120)を強制的に開放するための扉強制開放手段(570)を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えばスロットマシンやパチンコ機等の遊技機に関し、前面扉が閉じた状態で、不正に設定変更が行われた場合に、前面扉を強制的に開放することができるようにしたものである。
従来、前面扉が閉じた状態で、不正に設定変更が行われた場合に、設定変更信号が信号判定部により主制御回路基板へと出力されなくすることで、前面扉を閉じた状態では、設定変更ボタンの操作が無効となるようにしたスロットマシンが知られている(例えば特許文献1の段落番号「0014」、図3参照)。
特開2004-135844号公報(段落番号「0014」、図3)
しかし、上記した従来のスロットマシンでは、設定変更ボタンの操作を無効としているに過ぎないので、不正が行われていることが周囲からわかり難いという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、前面扉が閉じた状態で、不正に設定変更が行われた場合に、前面扉を強制的に開放することができるようにしたものである。
その結果、不正な設定変更を未然に防止することができるばかりでなく、前面扉を強制的に開放することで、不正が行われていることを店員や周囲の遊技者が発見し易くすることができ、不正を行う者の撃退効果や、抑止効果を期待することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、扉開閉検出装置を前面扉のヒンジ側寄りに配置することで、扉開閉検出装置の不正な解除を困難にすることができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、不正に設定変更が行われた場合に、前面扉を90度以上の開放角度で開放させることで、不正が行われていることを店員等が、一層、発見し易くすることができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、不正に設定変更が行われた場合に、前面扉の強制開放に加えて、警告を行うことができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、不正に設定変更が行われた場合に、前面扉の強制開放に加えて、当該遊技機による遊技を不能とすることができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、遊技機(例えばスロットマシン10)には、例えば図1〜3に示すように、次の構成を備える。
なお、遊技機として、スロットマシン(10)を例示したが、これに限定されず、図示しないが、パチンコ機等でも良い。
(1)外枠(110)
外枠(110)は、前面が少なくとも開放され、外殻が方形に形成されたものである。
なお、外枠(110)として、スロットマシン(10)用の背面が塞がれた中空箱形のものを例示したが、これに限定されず、図示しないが、パチンコ機用の背面が開放された外枠であっても良い。
(2)前面扉(120)
前面扉(120)は、外枠(110)の一側にヒンジ(130)を介した開閉可能に取り付けられたものである。
(3)扉施錠装置(160)
扉施錠装置(160)は、外枠(110)の開放した前面を閉じた閉位置に前面扉(120)を施錠するためのものである。
(4)遊技制御装置(200)
遊技制御装置(200)は、外枠(110)と前面扉(120)との間隔内に配置され、遊技の進行を制御するためのものである。
第2に、遊技制御装置(200)には、例えば図1及び図3に示すように、次の構成を備える。
(5)役抽選手段(500)
役抽選手段(500)は、役の当否を抽選により決定するためのものである。
(6)抽選確率設定手段(501)
抽選確率設定手段(501)は、役抽選手段(500)による抽選確率を変更可能なものである。
第3に、外枠(110)と前面扉(120)との間隔内には、例えば図3に示すように、次の構成を備える。
(7)設定操作装置(170)
設定操作装置(170)は、遊技制御装置(200)に接続され、外部操作により、抽選確率設定手段(501)に抽選確率の変更を指令する設定信号を出力可能なものである。
なお、設定操作装置(170)として、スロットマシン(10)用のものを例示したが、これに限定されず、図示しないが、設定変更可能なパチンコ機にも適用可能である。
第4に、外枠(110)と前面扉(120)との間隔内には、例えば図3に示すように、次の構成を配置する。
(8)扉開閉検出装置(150)
扉開閉検出装置(150)は、遊技制御装置(200)に接続され、前面扉(120)の開閉を検出するためのものである。
(9)扉強制開放装置(例えばバネ180)
扉強制開放装置(例えばバネ180)は、閉位置にある前面扉(120)を強制的に開放させるためのものである。
なお、扉強制開放装置として、バネ180を例示したが、これに限定されず、図示しないが、モータやソレノイド等の駆動源を使用して前面扉(120)を開放するようにしても良い。
第5に、扉施錠装置(160)には、例えば図3に示すように、次の構成を設ける。
(10)施錠解除装置(161)
施錠解除装置(161)は、遊技制御装置(200)に接続され、施錠状態の当該扉施錠装置(160)を強制的に解錠状態とするためのものである。
第6に、遊技制御装置(200)には、例えば図1に示すように、次の構成を備える。
(11)不正操作判定手段(550)
不正操作判定手段(550)は、扉開閉検出装置(150)からの信号により、前面扉(120)が閉位置にあることを条件に、設定操作装置(170)から設定信号を入力したときに、不正操作が行われたものと判定するためのものである。
(12)不正信号無効手段(560)
不正信号無効手段(560)は、不正操作判定手段(550)により不正操作が行われたものと判定されたことを条件に、設定操作装置(170)から出力された設定信号を無効とするためのものである。
(13)扉強制開放手段(570)
扉強制開放手段(570)は、不正操作判定手段(550)により不正操作が行われたものと判定されたことを条件に、施錠解除装置(161)を作動させ、扉施錠装置(160)を強制的に解錠し、扉強制開放装置(例えばバネ180)により前面扉(120)を強制的に開放するためのものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、扉開閉検出装置(150)は、例えば図3に示すように、ヒンジ(130)に接近した前面扉(120)のヒンジ(130)側と、当該ヒンジ(130)側と反対側に位置する前面扉(120)の自由端側との中間点を基準として、当該ヒンジ(130)側寄りに配置されている。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、扉強制開放装置(例えばバネ180)による前面扉(120)の開放角度を、90度以上に設定している。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技機(例えばスロットマシン10)には、例えば図1に示すように、次の構成を設けている。
(1)不正警告装置(190)
不正警告装置(190)は、遊技制御装置(200)に接続され、不正操作判定手段(550)により不正操作が行われたものと判定された場合に、警告を行うためのものである。
なお、警告は、例えば図1〜2の画像表示装置(40)を用いて表示させたり、スピーカ(100)から警告音を発生させたり、或いは、図示しないが、例えばLED等のランプを点滅や点灯させることで、警告を行うようにしても良い。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技制御装置(200)には、例えば図1に示すように、次の構成を備える。
(1)遊技不能手段(580)
遊技不能手段(580)は、不正操作判定手段(550)により不正操作が行われたものと判定された場合に、当該遊技機(例えばスロットマシン10)による遊技を不能とするためのものである。
なお、遊技の不能状態の実現として、例えば遊技媒体(例えばメダル)の投入の受付を不能としたり、或いは、例えば図1〜2のスタートスイッチ(70)から出力されたスタート信号を無効とするようにしても良い。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、前面扉が閉じた状態で、不正に設定変更が行われた場合に、前面扉を強制的に開放することができる。
その結果、不正な設定変更を未然に防止することができるばかりでなく、前面扉を強制的に開放することで、不正が行われていることを店員や周囲の遊技者が発見し易くすることができ、不正を行う者の撃退効果や、抑止効果を期待することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、扉開閉検出装置を前面扉のヒンジ側寄りに配置することで、扉開閉検出装置の不正な解除を困難にすることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、不正に設定変更が行われた場合に、前面扉を90度以上の開放角度で開放させることで、不正が行われていることを店員等が、一層、発見し易くすることができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、不正に設定変更が行われた場合に、前面扉の強制開放に加えて、警告を行うことができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、不正に設定変更が行われた場合に、前面扉の強制開放に加えて、当該遊技機による遊技を不能とすることができる。
(図面の説明)
図1〜5は、本発明の第1の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1は、スロットマシンの動作を説明するための概略ブロック図、図2はスロットマシンの概略正面図、図3は前面扉を開放したスロットマシンの内部構造を説明するための平面図及び一部拡大図、図4〜5はスロットマシンの動作を説明するためのフローチャートをそれぞれ示すものである。
(図2のスロットマシン10の正面図の説明)
図2中、10は、遊技機であるスロットマシンを示すものである。
なお、遊技機として、スロットマシン10を例示したが、これに限定されず、図示しないが、パチンコ機等でも良い。
スロットマシン10の高さの中央には、透明な方形の表示窓20を設けている。
表示窓20の内部には、リールユニット30を配置している。
リールユニット30は、表示窓20に臨む複数個、例えば3個の回転リール31〜33と、各回転リール31〜33を個々に回転可能な、複数個、例えば3個の回転リール31〜33と同数の3個のリールモータ34〜36(図1参照)とを備える。
なお、回転リール31〜33及びリールモータ34〜36の個数は、3個に限定されず、2個、或いは4個以上でも良い。
各回転リール31〜33には、図6に示すように、外周に複数種類の図柄が表示されている。また、表示窓20には、複数段、例えば上・中・下段の計3個の図柄が停止表示されるようにしているが、これに限定されず、1個の図柄が停止表示されるようにして良い。
表示窓20の上方の中央には、遊技一時中断状態報知手段の一例である画像表示装置40を設けている。
画像表示装置40は、画像を表示可能なものであり、例えば液晶ユニットから構成されている。
なお、遊技一時中断状態報知手段として、画像表示装置40を例示したが、これに限定されず、ランプを点灯させたり、内部の照明を逆に消灯させたり、或いは音声を発生させたり、或いは消音することで報知するようにしても良い。また、画像表示装置40として、液晶ユニットを例示したが、これに限定されず、例えばドット・マトリックス等から構成しても良い。
表示窓20の下側には、図2の向かって右側に、メダル投入口50を設けている。メダル投入口50は、メダルを投入するためのものである。
メダル投入口50の図2の向かって左側には、複数個、例えば3個のベットスイッチ60〜62を設けている。3個のベットスイッチ60〜62のうち、図2の向かって左側のMAXベットスイッチ60は、最大投入枚数、例えば3枚のクレジットメダルをスロットマシン10の内部に投入するためのものである。残る2個のベットスイッチ61〜62のうち、スロットマシン10の手前側に位置する2ベットスイッチ61は、2枚のクレジットメダルをスロットマシン10の内部に投入するためのものである。残るスロットマシン10の奥側に位置する1ベットスイッチ62は、1枚のクレジットメダルをスロットマシン10の内部に投入するためのものである。
なお、ベットスイッチ60〜62の個数は、3個に限定されず、単数としても良いし、2個、或いは4個以上としても良い。
3個のベットスイッチ60〜62の下側には、スタートスイッチ70を設けている。
スタートスイッチ70は、所定数の賭数設定を条件に、3個のリールモータ34〜36を駆動することで、3個の回転リール31〜33の回転を開始させるためのものである。
なお、所定数の賭数設定を条件としては、メダル投入口50からのメダルの投入、後述するが、クレジットを利用してのベットスイッチ60〜62の操作による賭数の設定、さらにカードの度数等が考えられるが、これらに限定されるものではない。
具体的には、スタートスイッチ70は、レバー状に形成され、レバーを傾けることで操作する。スタートスイッチ70を操作すると、リールユニット30の駆動が開始され、3個のリールモータ34〜36(図1参照)が回転する。
スタートスイッチ70の向かって右隣には、複数個、例えば3個の回転リール31〜33と同数の3個のストップスイッチ80〜82を設けている。
3個のストップスイッチ80〜82は、リールユニット30の駆動を停止するためのものである。向かって左側のストップスイッチ80を操作すると、左側の回転リール31の回転が停止する。同様に、中央のストップスイッチ81を操作すると、中央の回転リール32の回転が停止する。右側のストップスイッチ82を操作すると、右側の回転リール33の回転が停止する。
なお、ストップスイッチ80〜82は、3個に限定されず、回転リール31〜33やリールモータ34〜36の個数と等しければ良い。
3個のストップスイッチ80〜82の下側には、メダル貯留皿90を設けている。
メダル貯留皿90には、後述する図1のホッパーユニット140から払い出されたメダルが貯留される。
メダル貯留皿90の右側には、1個のスピーカ100が配置されている。スピーカ100からは、各種の効果音が発生される。
(図3のスロットマシン10の内部構造の説明)
スロットマシン10には、図1〜3に示すように、大別すると、次の構成を備える。
なお、スロットマシン10の構成は、次の(1)〜(2)に限定されない。
(1)外枠110
外枠110は、図3に示すように、前面が少なくとも開放され、外殻が方形に形成されたものである。
具体的には、外枠110は、中空箱形に形成され、天板、底板、左右の側板から構成され、背面が背板により塞がれている。
なお、外枠110として、スロットマシン10用の背面が塞がれた中空箱形のものを例示したが、これに限定されず、図示しないが、パチンコ機用の背面が開放された外枠であっても良い。
(2)前面扉120
前面扉120は、外枠110の一側、図3の向かって左側の側板にヒンジ130を介した開閉可能に取り付けられたものである。
(外枠110)
外枠110の内部には、図3に示すように、次のパーツを装着している。
なお、外枠110のパーツは、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)リールユニット30
(2)ホッパーユニット140
ホッパーユニット140は、リールユニット30の下側に配置されている。
ホッパーユニット140は、表示窓20に停止表示された回転リール31〜33の図柄が、予め設定された図柄の組み合わせに一致する場合に、遊技者に所定枚数のメダルを払い出すためのものである。
(3)扉開閉検出装置150
扉開閉検出装置150は、後述する図1の遊技制御装置200に接続され、前面扉120の開閉を検出するためのものである。
具体的に、扉開閉検出装置150は、図3に示すように、ヒンジ130に接近した前面扉120のヒンジ130側と、当該ヒンジ130側と反対側に位置する前面扉120の自由端側との中間点を基準として、当該ヒンジ130側寄りに配置されている。
扉開閉検出装置150には、図示しないが、例えばマイクロスイッチを使用し、当該マイクロスイッチを外枠110の内部に固定する。マイクロスイッチには、常閉式のものを使用し、当該作動突起が閉じた前面扉120の内面に押されることで、オン状態からオフ状態に切り替わるようする。
なお、扉開閉検出装置150として、マイクロスイッチを例示したが、これに限定されず、光学的或いは磁気的なスイッチを使用しても良い。
(前面扉120)
前面扉120には、図3に示すように、次のパーツを装着している。
なお、前面扉120のパーツは、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)扉施錠装置160
扉施錠装置160は、外枠110の開放した前面を閉じた閉位置に前面扉120を施錠するためのものである。
具体的には、扉施錠装置160は、前面扉120のヒンジ130側と反対側に位置する前面扉120の自由端側に取り付けられている。
(2)施錠解除装置161
施錠解除装置161は、後述する図1の遊技制御装置200に接続され、施錠状態の当該扉施錠装置160を強制的に解錠状態とするためのものである。
具体的には、施錠解除装置161には、図示しないが、例えばソレノイドを使用し、当該ソレノイドを励磁することで、施錠状態の扉施錠装置160を強制的に解錠するようにする。
なお、施錠解除装置161として、ソレノイドを例示したが、これに限定されず、モータ等を使用しても良い。
(3)設定操作装置170
設定操作装置170は、後述する図1の遊技制御装置200に接続され、外部操作により、抽選確率設定手段501に抽選確率の変更を指令する設定信号を出力可能なものである。
なお、設定操作装置170として、スロットマシン10用のものを例示したが、これに限定されず、図示しないが、設定変更可能なパチンコ機にも適用可能である。
具体的には、設定操作装置170には、例えばプッシュボタンを使用し、当該プッシュボタンを前面扉120の内面、図3に示すように、表示窓20の下側に固定している。
なお、設定操作装置170の取付位置として、前面扉120の内面を例示したが、これに限定されず、外枠110の内部に設けても良い。また、設定操作装置170として、プッシュボタンを例示したが、これに限定されない。
設定は、例えば設定1〜設定6の6段階に分かれ、後述するが、図6の抽選確率設定手段501によるボーナスや出玉率等の確率が設定され、設定1から設定6に向かって確率が段階的に高くなるように設定されている。
なお、設定として、6段階を例示したが、2〜5段階、或いは7段階以上に設定しても良い。
一方、設定操作装置170の隣には、設定値を表示するための設定表示器171を固定している。
具体的には、設定表示器171には、例えば7セグメントを使用しているが、これに限定されない。
(ヒンジ130)
ヒンジ130は、図3に示すように、上下に一対設けられている。
ヒンジ130には、次のパーツを装着している。
なお、ヒンジ130のパーツは、次の(1)に限定されない。
(1)バネ180(扉強制開放装置)
バネ180は、そのバネ復元力により、前面扉120を開放に常時付勢するものであり、扉強制開放装置として機能する。
具体的には、バネ180による前面扉120の開放角度を、90度以上に設定している。
なお、扉強制開放装置として、バネ180を例示したが、これに限定されず、扉強制開放装置は、閉位置にある前面扉120を強制的に開放させるためのものであれば良く、図示しないが、モータやソレノイド等の駆動源を使用して前面扉(120)を開放するようにしても良い。
また、扉強制開放装置の取付位置として、ヒンジ130を例示したが、これに限定されず、外枠110と前面扉120との間であれば良い。
(遊技制御装置200)
つぎに、図1を用いて、遊技制御装置200について説明する。
遊技制御装置200は、スロットマシン10の内部に設けられ、遊技の進行を制御するためのものである。
具体的には、遊技制御装置200は、大別すると、次の2つの手段を備える。
なお、次の(1)〜(2)の手段の説明については、後述する。
(1)遊技用制御手段300
(2)演出用制御手段400
なお、遊技制御装置200の手段は、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(遊技用制御手段300)
つぎに、図1を用いて、遊技用制御手段300について説明する。
遊技用制御手段300は、遊技の進行を制御するためのものである。
具体的には、遊技用制御手段300は、コンピュータであって、図示しないが、例えばCPUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
遊技用制御手段300のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、次の手段として機能する。
なお、次の(1)〜(10)の手段の説明については、後述する。
(1)役抽選手段500
(2)リール停止制御手段510
(3)一般遊技制御手段520
(4)特別遊技制御手段530
(5)利益付与手段540
(6)不正操作判定手段550
(7)不正信号無効手段560
(8)扉強制開放手段570
(9)遊技不能手段580
(10)リール強制停止手段590
なお、遊技用制御手段300の手段は、上記した(1)〜(10)に限定されない。
(遊技用制御手段300の入力段)
つぎに、図1を用いて、遊技用制御手段300の入力段について説明する。
遊技用制御手段300の入力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
なお、遊技用制御手段300の入力段に接続されるパーツは、次の(1)〜(6)に限定されない。
(1)メダルセンサー51
メダルセンサー51は、メダル投入口50の内部に設けられ、メダル投入口50に投入されたメダルを検出するためのものである。
(2)ベットスイッチ60〜62
(3)スタートスイッチ70
(4)ストップスイッチ80〜82
(5)扉開閉検出装置150
(6)設定操作装置170
(遊技用制御手段300の出力段)
つぎに、図1を用いて、遊技用制御手段300の出力段について説明する。
遊技用制御手段300の出力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
なお、遊技用制御手段300の出力段に接続されるパーツは、次の(1)〜(5)に限定されない。
(1)リールモータ34〜36
(2)ホッパーユニット140
(3)施錠解除装置161
(4)設定表示器171
(5)演出用制御手段400
(演出用制御手段400)
演出用制御手段400は、遊技用制御手段300に接続され、遊技用制御手段300から一方向に送信される信号、例えばコマンドやデータ等にもとづいて、各種の演出を制御するためのものである。
具体的には、演出用制御手段400は、コンピュータであって、図示しないが、例えばCPUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
なお、演出用制御手段400のCPUの数は、1個に限定されず、2個以上のCPUを用いても良い。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
上記演出用制御手段400のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、大別すると、次の手段として機能する。
なお、次の(1)〜(4)の手段の説明については、後述する。
(1)演出抽選手段410
(2)画像制御手段420
(3)効果音発生手段430
(4)不正警告実行手段440
なお、演出用制御手段400の手段は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(演出用制御手段400の入力段)
つぎに、図1を用いて、演出用制御手段400の入力段について説明する。
演出用制御手段400の入力段には、次のパーツが接続されている。
(1)遊技用制御手段300
なお、演出用制御手段400の入力段に接続されるパーツは、上記した(1)に限定されない。
(演出用制御手段400の出力段)
つぎに、図1を用いて、演出用制御手段400の出力段について説明する。
演出用制御手段400の出力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
(1)不正警告装置190
不正警告装置190は、遊技制御装置200に接続され、不正操作判定手段550により不正操作が行われたものと判定された場合に、警告を行うためのものである。
なお、演出用制御手段400の出力段に接続されるパーツは、上記した(1)に限定されない。
具体的には、不正警告装置190は、図1に示すように、次のパーツから構成されている。
(2)画像表示装置40
(3)スピーカ100
なお、不正警告装置190のパーツは、上記した(2)〜(3)に限定されない。
(役抽選手段500)
役抽選手段500は、図1に示すように、役の当否を抽選により決定するものである。
まず、役の当否には、次の種類がある。
(1)役の当選
(2)ハズレ
役には、図6に示すように、次の種類がある。
なお、次の(3)〜(5)の役の説明については、後述する。
また、役は、役のうち1個だけ当選する場合のほか、複数の役が同時に2以上、当選する場合もあり、役抽選手段500はいわゆるグループ抽選が可能となっている。
(3)小役
(4)再遊技(リプレイ)
(5)特別遊技(ボーナス)
なお、役の種類は、上記した(3)〜(5)に限定されない。
一方、役抽選手段500には、図1に示すように、次の手段を備える。
なお、役抽選手段500の手段は、次の(6)に限定されない。
(6)抽選確率設定手段501
抽選確率設定手段501は、役抽選手段500による抽選確率を変更可能なものである。
(小役)
小役は、図示しないが、例えば「ベル」や「スイカ」などの予め設定された小役図柄が、図5〜6の用いて後述するが、メダルを投入することで有効となったライン21〜25(以下、「有効ライン」という。)上に1個や2個出現したり、或いは3個揃うことで入賞となり、所定枚数のメダルを払い出すための役である。
(再遊技)
再遊技は、いわゆるリプレイとも呼ばれ、図6に示すように、予め設定された再遊技図柄(リプレイ図柄)が有効ライン上に3個揃うことを条件に、メダルを投入すること無しに次回の遊技を行えるという役である。
(ボーナス)
ボーナスは、特別遊技の一例である。
特別遊技は、一般遊技より遊技者に有利な遊技である。
なお、特別遊技として、ボーナスを例示したが、これに限定されない。
ボーナスは、図6に示すように、次の種類がある。
なお、ボーナスの種類は、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)BIG大当り
BIG大当りは、いわゆるビッグ・ボーナス(以下、「BB」という。)への移行役である。
すなわち、図示しないが、BB図柄が有効ライン上に3個揃うことで入賞となり、後述する図1の一般遊技制御手段520による一般遊技から、後述する特別遊技制御手段530による特別遊技であるBBへ移行させるための役である。
なお、BB図柄の入賞時に、メダルを払い出さなくとも良いし、或いはメダルを1枚払い出すようにしても良い。
BBの開始後、遊技者がメダルを3枚投入すると仮定すると、トータルで約288枚のメダルが獲得可能であり、例えば345枚を超える払い出しで終了する。
(2)MID大当り
MID大当りは、いわゆるミドル・ボーナス(以下、「MID」という。)への移行役である。
図示しないが、MID図柄が有効ライン上に3個揃うことで入賞となり、後述する図1の一般遊技制御手段520による一般遊技から、後述する特別遊技制御手段530による特別遊技であるMIDへ移行させるための役である。
なお、MID図柄の入賞時に、メダルを払い出さなくとも良いし、或いはメダルを1枚払い出すようにしても良い。
MIDの開始後、遊技者がメダルを3枚投入すると仮定すると、トータルで約192枚のメダルが獲得可能であり、例えば253枚を超える払い出しで終了する。なお、MIDは、BBに比較して、遊技者が獲得できるメダルの枚数が低く設定されている。
(3)REG大当り
REG大当りは、いわゆるレギュラー・ボーナス(以下、「REG」という。)への移行役である。
REGの開始後、遊技者がメダルを3枚投入すると仮定すると、トータルで約96枚のメダルが獲得可能である。REGは、最高12回のゲームか、8回の入賞か、いずれか先に達成された条件により終了する。なお、REGは、MIDに比較して、遊技者が獲得できるメダルの枚数が低く設定されている。
(リール停止制御手段510)
リール停止制御手段510は、役抽選手段500による抽選により決定した遊技結果、及びストップスイッチ80〜82の操作にもとづいて、当該ストップスイッチ80〜82に対応するリールモータ34〜36の停止制御を行うためのものである。
また、リール停止制御手段510は、後述するが、遊技再開手段370による遊技の再開後、抽選結果記憶手段380に記憶された抽選結果、及び各ストップスイッチ80〜82の操作にもとづいて、当該各ストップスイッチ80〜82の操作に対応する各回転リール31〜33の停止制御を行うようにしている。
(一般遊技制御手段520)
一般遊技制御手段520は、一般遊技を行わせるためのものである。
(特別遊技制御手段530)
特別遊技制御手段530は、一般遊技より遊技者に有利な特別遊技、例えば各種のボーナスを行わせるためのものである。
(利益付与手段540)
利益付与手段540は、小役等が入賞した場合に、予め設定された所定の枚数のメダルを払い出すためのものである。
メダルの払い出しは、ホッパーユニット140を駆動させることにより、メダルを実際に払い出しても良いし、或いはクレジットメダル枚数を増加させるようにしても良い。
(不正操作判定手段550)
不正操作判定手段550は、扉開閉検出装置150からの信号により、前面扉120が閉位置、すなわち扉開閉検出装置150である常閉式のマイクロスイッチが閉じた前面扉120に押されてオフ状態を維持することを条件に、設定操作装置170から設定信号を入力したときに、不正操作が行われたものと判定するためのものである。
なお、設定操作装置170から設定信号を入力したときとは、設定操作装置170であるプッシュボタンを、不正操作者が押して操作した場合に限らず、外部ノイズにより設定信号を発生させた場合も含むものである。
また、不正操作判定手段560は、扉開閉検出装置150からの信号により、前面扉120が開放されたとき、すなわち扉開閉検出装置150である常閉式のマイクロスイッチがオフ状態からオン状態に切り替わったときに、複数個のリールモータ34〜36の少なくとも1個が駆動中の場合に、不正操作が行われたものと判定するためのものである。
(不正信号無効手段560)
不正信号無効手段560は、不正操作判定手段550により不正操作が行われたものと判定されたことを条件に、設定操作装置170から出力された設定信号を無効とするためのものである。
(扉強制開放手段570)
扉強制開放手段570は、不正操作判定手段550により不正操作が行われたものと判定されたことを条件に、施錠解除装置161を作動させ、扉施錠装置160を強制的に解錠し、バネ180(扉強制開放装置)により前面扉120を強制的に開放するためのものである。
すなわち、施錠解除装置161により、扉施錠装置160を解錠すると、前面扉120は、バネ180のバネ復元力により、開放方向に付勢されて開く。
(遊技不能手段580)
遊技不能手段580は、不正操作判定手段550により不正操作が行われたものと判定された場合に、当該スロットマシン10による遊技を不能とするためのものである。
具体的には、遊技不能手段580は、不正操作判定手段560により不正操作が行われたものと判定されたことを条件に、当該スロットマシン10による遊技を不能としたり、或いはスタートスイッチ70から出力されたスタート信号を無効とするようにしている。
(リール強制停止手段590)
リール強制停止手段590は、不正操作判定手段560により不正操作が行われたものと判定されたことを条件に、駆動中のリールモータ34〜36の駆動を強制的に停止させるためのものである。
(演出抽選手段410)
演出抽選手段410は、信号受信手段410が受信した抽選結果信号にもとづいて、演出抽選、例えばATの開始の当否の抽選を行うためのものである。
(画像制御手段420)
画像制御手段420は、演出抽選手段410の演出抽選の結果にもとづいて、各種の演出画像を画像表示装置40に表示させるためのものである。
(効果音発生手段430)
効果音発生手段430は、遊技の進行に従って各種の効果音を、スピーカ100から出力させるためのものである。
(不正警告実行手段440)
不正警告実行手段440は、不正操作判定手段550により不正操作が行われたものと判定された場合に、不正警告装置190である画像表示装置40及びスピーカ100を用いて警告を実行するためのものである。
(図4〜5のフローチャートの説明)
つぎに、図4〜5に例示したフローチャートを用いて説明する。
(図4のフローチャートの説明)
図4は、設定変更処理を説明するためのフローチャートである。
まず、図4に示すように、ステップS10に進み、設定信号を入力したか否かが判定される。
上記判定は、図1の遊技用制御手段300により行う。
上記判定の結果、設定信号を入力した場合には、図4に示すように、ステップS10から次のステップS11に進み、前面扉120が開放しているか否かが判定される。
上記判定は、図1の遊技用制御手段300により行い、具体的には、扉開閉検出装置150であるマイクロスイッチのオン・オフにより判定している。
上記判定の結果、前面扉120が開放していると判定した場合、すなわち扉開閉検出装置150である常閉式のマイクロスイッチがオフ状態からオン状態に切り替わったときには、図4に示すように、ステップS11から次のステップS12に進み、設定変更を実行する。
上記設定変更の実行は、図1の役抽選手段500の抽選確率設定手段501により行われる。
上記設定変更の実行後、図4に示す設定変更処理を終了する。
一方、前述したステップS10において、設定信号を入力しない場合も同様に、図4に示す設定変更処理を終了する。
また、前述したステップS11において、前面扉120が開放していないと判定された場合、すなわち扉開閉検出装置150である常閉式のマイクロスイッチが閉じた前面扉120に押されてオフ状態を維持する場合には、図4に示すように、次のステップS20に進み、不正操作判定が行われる。
上記不正操作判定は、図1の不正操作判定手段550により行われる。
上記不正操作判定の処理の終了後、図4に示すように、ステップS20から次のステップS21に進み、設定信号の無効化が行われる。
上記無効化は、図1の不正信号無効手段560により行われる。
上記無効化後、図4に示すように、ステップS21から次のステップS22に進み、扉施錠装置160の解錠による前面扉120の強制開放が行われる。
上記解錠は、図1の扉強制開放手段570により行われ、施錠解除装置161を作動させて、扉施錠装置160を強制的に解錠する。
扉施錠装置160が解錠されると、前面扉120は、扉強制開放装置であるバネ180のバネ復元力により、開放方向に付勢されて、強制開放が行われる。
上記前面扉120の強制開放後、図4に示すように、ステップS22から次のステップS23に進み、不正警告装置190である画像表示装置40及びスピーカ100による警告を行う。
上記警告は、図1の不正警告実行手段440により行われる。
上記警告後、図4に示すように、ステップS22から次のステップS23に進み、当該スロットマシン10における遊技不能化が行われる。
上記遊技不能化は、図1の遊技不能手段580により行われ、具体的には当該スロットマシン10による遊技を不能としたり、或いはスタートスイッチ70から出力されたスタート信号を無効とするようにしている。
上記遊技不能化の後、図4に示す設定変更処理を終了する。
(図5のフローチャートの説明)
図5は、回転リール31〜33の強制停止処理を説明するためのフローチャートである。
まず、図4に示すように、ステップS30に進み、前面扉120が開放しているか否かが判定される。
上記判定は、図1の遊技用制御手段300により行い、具体的には、扉開閉検出装置150であるマイクロスイッチのオン・オフにより判定している。
上記判定の結果、前面扉120が開放していると判定した場合、すなわち扉開閉検出装置150である常閉式のマイクロスイッチがオフ状態からオン状態に切り替わったときには、図5に示すように、ステップS30から次のステップS31に進み、回転リール31〜33の全てが停止中か否かが判定される。
上記判定は、図1の遊技用制御手段300により行われる。
上記判定の結果、回転リール31〜33の全てが停止中でない場合、すなわち1個以上の回転リール31〜33が回転中の場合には、図5に示すように、ステップS31から次のステップS32に進み、不正操作判定が行われる。
上記不正操作判定は、図1の不正操作判定手段550により行われる。
上記不正操作判定の処理の終了後、図5に示すように、ステップS32から次のステップS33に進み、全ての回転リール31〜33の強制停止が行われる。
上記強制停止は、図1のリール強制停止手段590により行われ、駆動中のリールモータ34〜36の駆動を強制的に停止させる。
上記強制停止後、図5に示すように、ステップS33から次のステップS34に進み、不正警告装置190である画像表示装置40及びスピーカ100による警告を行う。
上記警告は、図1の不正警告実行手段440により行われる。
上記警告後、図5に示すように、ステップS34から次のステップS35に進み、当該スロットマシン10における遊技不能化が行われる。
上記遊技不能化は、図1の遊技不能手段580により行われ、具体的には当該スロットマシン10による遊技を不能としたり、或いはスタートスイッチ70から出力されたスタート信号を無効とするようにしている。
上記遊技不能化の後、図5に示す回転リール31〜33の強制停止処理を終了する。
一方、前述したステップS30において、前面扉120が開放していないと判定された場合、すなわち扉開閉検出装置150である常閉式のマイクロスイッチが閉じた前面扉120に押されてオフ状態を維持する場合には、図5に示す回転リール31〜33の強制停止処理を終了する。
また、前述したステップS31において、回転リール31〜33の全てが停止中の場合には、図5に示す回転リール31〜33の強制停止処理を終了する。
(回転リール31〜33の強制停止処理による効果)
回転リール31〜33の強制停止処理による効果として、次の効果が期待できる。
なお、回転リール31〜33の強制停止処理による効果は、次の(1)〜(6)に限定されない。
(1)回転リール31〜33の回転中に、前面扉が開放された場合に、回転リールを強制的に停止することができる。
その結果、遊技をせずに、スロットマシン10の占有状態を継続していることが、店員や周囲の遊技者から明らかになり、遊技を装った不正行為を未然に防止することができる。
これに加え、不正が行われていることを店員や周囲の遊技者が発見し易くすることができ、不正を行う者の撃退効果や、抑止効果を期待することができる。
(2)扉開閉検出装置150を前面扉120のヒンジ130側寄りに配置することで、扉開閉検出装置150の不正な解除を困難にすることができる。
(3)前面扉120が不正に開放された場合に、回転リール31〜33の強制停止に加えて、警告を行うことができる。
(4)前面扉120が不正に開放された場合に、前面扉120の強制開放に加えて、当該遊技機による遊技を不能とすることができる。
(5)遊技の不能状態の実現の一例として、メダル等の遊技媒体の投入の受付を不能とすることができる。
(6)遊技の不能状態の実現の一例として、スタートスイッチ70から出力されたスタート信号を無効とすることができる。
スロットマシンの動作を説明するための概略ブロック図である。 スロットマシンの概略正面図である。 前面扉を開放したスロットマシンの内部構造を説明するための平面図及び一部拡大図である。 設定変更処理を説明するためのフローチャートである。 回転リールの強制停止処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機) 20 表示窓
30 リールユニット 31〜33 回転リール
34〜36 リールモータ 40 画像表示装置
50 メダル投入口 51 メダルセンサー
60〜62 ベットスイッチ 70 スタートスイッチ
80〜82 ストップスイッチ 90 メダル貯留皿
100 スピーカ
110 外枠 120 前面扉
130 ヒンジ
140 ホッパーユニット 150 扉開閉検出装置
160 扉施錠装置 161 施錠解除装置
170 設定操作装置 171 設定表示器
180 バネ(扉強制開放装置) 190 不正警告装置
200 遊技制御装置 300 遊技用制御手段
400 演出用制御手段
410 演出抽選手段 420 画像制御手段
430 効果音発生手段 440 不正警告実行手段
500 役抽選手段 510 リール停止制御手段
501 抽選確率設定手段 520 一般遊技制御手段
530 特別遊技制御手段 540 利益付与手段
550 不正操作判定手段 560 不正信号無効手段
570 扉強制開放手段 580 遊技不能手段
590 リール強制停止手段

Claims (5)

  1. 前面が少なくとも開放され、外殻が方形に形成された外枠と、
    前記外枠の一側にヒンジを介した開閉可能に取り付けられた前面扉と、
    前記外枠の開放した前面を閉じた閉位置に前記前面扉を施錠するための扉施錠装置と、
    前記外枠と前記前面扉との間隔内に配置され、遊技の進行を制御するための遊技制御装置とを備え、
    前記遊技制御装置には、
    役の当否を抽選により決定するための役抽選手段と、
    前記役抽選手段による抽選確率を変更可能な抽選確率設定手段とを備え、
    前記外枠と前記前面扉との間隔内には、
    前記遊技制御装置に接続され、外部操作により、前記抽選確率設定手段に抽選確率の変更を指令する設定信号を出力可能な設定操作装置を備える遊技機において、
    前記外枠と前記前面扉との間隔内には、
    前記遊技制御装置に接続され、前記前面扉の開閉を検出するための扉開閉検出装置と、
    閉位置にある前記前面扉を強制的に開放させるための扉強制開放装置とを配置し、
    前記扉施錠装置には、
    前記遊技制御装置に接続され、施錠状態の当該扉施錠装置を強制的に解錠状態とするための施錠解除装置を設け、
    前記遊技制御装置には、
    前記扉開閉検出装置からの信号により、前記前面扉が閉位置にあることを条件に、前記設定操作装置から設定信号を入力したときに、不正操作が行われたものと判定するための不正操作判定手段と、
    前記不正操作判定手段により不正操作が行われたものと判定されたことを条件に、前記設定操作装置から出力された設定信号を無効とするための不正信号無効手段と、
    前記不正操作判定手段により不正操作が行われたものと判定されたことを条件に、前記施錠解除装置を作動させ、前記扉施錠装置を強制的に解錠し、扉強制開放装置により前記前面扉を強制的に開放するための扉強制開放手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機であって、
    前記扉開閉検出装置は、
    前記ヒンジに接近した前記前面扉のヒンジ側と、当該ヒンジ側と反対側に位置する前記前面扉の自由端側との中間点を基準として、当該ヒンジ側寄りに配置されていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遊技機であって、
    前記扉強制開放装置による前記前面扉の開放角度を、90度以上に設定していることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機であって、
    前記遊技機には、
    前記遊技制御装置に接続され、前記不正操作判定手段により不正操作が行われたものと判定された場合に、警告を行うための不正警告装置を設けていることを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機であって、
    前記遊技制御装置には、
    前記不正操作判定手段により不正操作が行われたものと判定された場合に、当該遊技機による遊技を不能とするための遊技不能手段を備えていることを特徴とする遊技機。
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