JP2007167247A - 遊技機及び遊技機の扉の開閉状態検知方法並びにプログラム - Google Patents

遊技機及び遊技機の扉の開閉状態検知方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 遊技機の扉開放検出センサを無力化する不正行為(ジャンパ線によりセンサの出力を接地又は電源へ短絡する行為など)を無効にする。当該不正行為の実行を困難にする。
【解決手段】 前面に開口を有する筐体と、前記筐体の開口を塞ぐ開閉可能な扉と、前記扉の開閉の状態を示す信号を出力する扉開放検出センサとを備える遊技機において、前記扉開放検出センサに、受光部12の出力に基づき、前記扉が閉状態のとき予め定められた第1のパターンでオンとオフを繰り返す第1の信号を出力する第1の信号発生器13−1と、前記扉が開状態のとき予め定められた第2のパターンでオンとオフを繰り返す第2の信号を出力する第2の信号発生器13−2と、前記第1の信号と前記第2の信号のいずれかを選択して出力する切り換え部とを備える。
【選択図】 図5

Description

この発明は、スロットマシンなどの遊技機に関し、特にその扉の開閉状態を検知するための構成及び方法並びにプログラムに関する。
スロットマシン等の遊技機において、遊技者が所定の枚数のメダルや遊技球等の遊技媒体を遊技機に投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要な遊技媒体は、遊技ホール内に設けられた遊技媒体貸機等で借りることができ、所望の遊技機の遊技媒体投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
スロットマシンは、基本的に図柄が揃ったときに賞品としてメダルを払い出すものであるが、図柄が揃うかどうかは内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。また、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、小役などのさまざまな賞も内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。抽選の処理の内容は所定の範囲内で設定変更が可能であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。設定変更は、遊技機の扉を開け、電源部に設けられた設定キースイッチをオンにしつつ電源スイッチをオフからオンにし、設定変更可能なモードに移行した後、設定変更スイッチを押す等の所定の操作手順により行われた。
遊技者のごく一部に不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者がいた。例えば、設定操作を不正に行うことにより、遊技機の設定を自己に有利なものに不正に変更する者がいた。また、遊技者に有利になるようにプログラムを不正に変更した記憶装置(ROM)に差し替えることも行われているようである。このような不正行為を防止するために、遊技機の扉には鍵が設けられて容易に開閉できないようになっているが、それでも遊技機の扉が不正に開閉されることがある。
上記不正行為を防止するなどの理由から、遊技機の扉にはその開閉等を検出するためのドアセンサが設けられていた(特許文献1)。当該センサは機械接点をもつものや透過式/反射式の光学式のものであった。また、ホールコンピュータで各遊技機の扉の電子ロックを管理することで、不正行為を防止することもなされていた(特許文献2)。
特開2004−135844「遊技機」 前面扉が閉じている状態での不正な設定変更を禁止する。スロットマシンの筐体内部に、閉じ位置にある前面扉を検出する前面扉開閉センサを設ける。前面扉を開くと、前面扉開閉センサからの検出信号が出力されないので、設定変更が有効であると判定し、設定変更が可能になる。一方、前面扉を閉じると、設定変更が無効であると判定する。 特開2002−136743「鍵ユニット、ユニットコントローラ及び遊技場鍵システム」 ホールコンピュータで遊技機の扉の電子ロックを解除する技術を開示する。複数の鍵ユニットと、ユニットコントローラとが通信回線を介して接続されて構成されている。遊技関連機器に設けられている鍵ユニットは、電子ロック機構と、通信回線を介して、ユニットコントローラから状態変更指令が与えられたときにのみ、電子ロック機構の状態を変更する。
しかし、扉の開閉を検出するセンサを取り付けたとしても、それが機能しないように工作されることもあり(例えば、ジャンパ線によりセンサの出力を強制的に接地又は電源へ短絡するような行為)、扉の開放を検知できないこともあった。このような工作が加えられると、ホールコンピュータで各遊技機の施錠を管理したとしても、不正行為を防ぐことは難しくなる。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、センサを無力化する類の不正行為、特に、ジャンパ線によりセンサの出力を接地又は電源へ短絡するなど、センサの出力に工作を加える不正行為を効果的に防止することを目的とし、遊技機の扉の開放を確実に検知できる遊技機及び遊技機の扉の開閉状態検知方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、前面に開口を有する筐体と、前記筐体の開口を塞ぐ開閉可能な扉と、発光部及び前記発光部からの光を受ける受光部を含み、前記扉の開閉の状態を示す信号を出力する扉開放検出センサとを備える遊技機において、
前記受光部の出力に基づき、前記扉が閉状態のとき予め定められた第1のパターンでオンとオフを繰り返す第1の信号を出力し、前記扉が開状態のとき予め定められた第2のパターンでオンとオフを繰り返す第2の信号を出力する出力部を前記扉開放検出センサに備えることを特徴とする。
この発明は、前面に開口を有する筐体と、前記筐体の開口を塞ぐ開閉可能な扉と、発光部及び前記発光部からの光を受ける受光部を含み、前記扉の開閉の状態を示す信号を出力する扉開放検出センサとを備え、前記受光部の出力に基づき、前記扉が閉状態のとき予め定められた第1のパターンでオンとオフを繰り返す第1の信号を出力し、前記扉が開状態のとき予め定められた第2のパターンでオンとオフを繰り返す第2の信号を出力する出力部を前記扉開放検出センサに備える遊技機の扉の開閉状態を検知する方法であって、
前記遊技機の前記扉開放検出センサから信号を出力するステップと、
前記遊技機の外部に設けられて前記遊技機を管理するホールコンピュータで前記信号を受信するステップと、
受信した前記信号を、予め定められた前記第1の信号及び前記第2の信号と比較するステップと、
受信した前記信号が前記第1の信号と一致したとき、前記遊技機の扉が閉状態であると判定するステップと、
受信した前記信号が前記第2の信号と一致したとき、前記遊技機の扉が開状態であると判定するステップと、
受信した前記信号が前記第1の信号及び前記第2の信号のいずれとも一致しなかったとき、前記扉開放検出センサに対して不正行為が行われたと判定するステップと、を備えるものである。
この発明は、上記方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
この発明によれば、扉が閉状態のとき予め定められた第1のパターンでオンとオフを繰り返す第1の信号を出力し、扉が開状態のとき予め定められた第2のパターンでオンとオフを繰り返す第2の信号を出力する出力部を備え、この出力を扉開放検出センサの出力として送り出すので、センサを強制的にオン又はオフすることでこれを無力化する類の行為、特に、ジャンパ線によりセンサの出力を接地又は電源へ短絡する行為など、センサの出力に工作を加える不正行為を検知でき、斯かる不正行為を無効にできる。したがって、遊技機の扉の開放を確実に検知できるとともに、不正行為を抑止することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)について図面を参照して説明する。
図1は扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1及び図2中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた扉130とを備えている。スロットマシン本体120は略直方体状の筐体であって、その前面に開口を有するものである。扉130は前記開口を塞ぐものである。前記扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートボタン134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。
スロットマシン本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。スロットマシン本体120の内部には、扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個の回転リールからなるリールユニット203が設置されている。ゲーム表示部131には開口部が設けられていて、それを通して遊技者が前記リールユニット203の各回転リールの図柄を見ることができるようになっている。ホッパ装置121の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ1が、扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニット203の駆動を開始させる。リールユニット203は、ストップスイッチ140によりその駆動が停止される。リールユニットは、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
図3は発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図を示す。
図3において、200、201はそれぞれCPU、ROM及びRAMを内蔵するメイン基板(制御部)、サブ基板である。メイン基板200はメダルの投入、払い出し、リールの制御、当選処理などを行う。サブ基板201は演出表示などの処理を行う。202はスタートスイッチ134やストップスイッチ140、図示しないベットスイッチなどのスイッチからなる操作部である。203は三個の回転リールからなるリールユニットである。204はゲーム表示部131やリールの内部照明、液晶表示装置、スピーカなどを含む演出表示部である。演出表示部204により当選役や押し順の報知がなされる。205は各部に電源を供給する電源部である。121は、貯留したメダルを扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置である。
図3の遊技機には扉開放検出センサDSが設けられている。扉開放検出センサDSの出力はメイン基板200に送られる。メイン基板200は扉開放検出センサDSの出力に基づき扉130の開放を検出する。また、扉開放検出センサDSの出力は、遊技機の外部に設けられたホールコンピュータにも送られる。ホールコンピュータは、複数の遊技機の管理を行うための公知のコンピュータである。ホールコンピュータで、各遊技機の扉の開閉状態を監視している。なお、図3中では理解しやすいように、扉開放検出センサDSの出力が直接ホールコンピュータへ向かうようになっているが、実際の遊技機では扉開放検出センサDSの出力が、メイン基板200及び図示しない外部端子基板を経由してホールコンピュータへ送られる。
図4は扉開放検出センサDSの動作説明図である。図4はこの種のセンサの一例を示す。図4(a)は扉130が閉じている状態を示す図であり、図4(b)は扉130が開いている状態を示す図である。いずれも、遊技機を上方から見た図である。
扉開放検出センサDSは、発光ダイオード(LED)などの発光部10及び発光部10からの光を受けるフォトダイオード(PD)などの受光部12含む。扉開放検出センサDSの発光部10と受光部12は、扉130の開閉に応じて発光部10から受光部12への光の到達状態が変化するように配置されている。例えば、図4に示すように、発光部10が、その出力光が遊技機の筐体120の内部に向かうように扉130に取り付けられ、受光部12は、扉130が閉じた状態で、その受光面が発光部12に向くように取り付けられる。図4(a)に示すように、扉130が閉じた状態で、発光部10の出力光Lは受光部12に入る。しかし、図4(b)に示すように、扉130が開くと、発光部10の出力光Lは筐体120の外側に向くようになり、出力光Lが受光部12に入らなくなる。このとき、受光部12は扉130が開放した旨の信号を出力する。検出の感度を高めるために、発光部10及び受光部12を扉130の回転中心からなるべく離して設けるとよい(図4の例では扉130の右端に設けている)。
図4の扉開放検出センサDSの構成は一例であって、本発明はこれに限定されない。例えば、光学式のセンサとして、発光部、受光部、及び、扉の開放時に動く作用部を備え、開放時に当該作用部が発光部と受光部の間に割り込み光を遮蔽するように構成されているものが知られている(具体的には、発光部と受光部が遊技機の筐体の縁に設けられ、受光部は発光部の光を受けるように構成される。扉が閉じた状態では、それらの間に扉に設けられた作用部が割り込むように構成されるので、光は遮蔽される。扉が開くと作用部が離れて光が受光部へ入り、受光部が発光部からの光の受光信号を扉の開信号として出力するようになっている)。このようなセンサを含め、本発明は、受光部の出力信号に基づき扉の開放を知らせる信号を出力する形式のセンサについて適用することができる。
図5に発明の実施の形態に係る扉開放検出センサDSの構成を示す。
図5は、予め定められた第1の信号を発生する第1の信号発生器13−1と、予め定められた第2の信号を発生する第2の信号発生器13−2と、これらの出力のいずれか一方を選択して出力する切り換え部14とを備える。第1の信号及び第2の信号については後述する。切り換え部14は、受光部12の出力に基づき切り換え動作を行う。なお、第1の信号と第2の信号を切り換えて出力するという観点から、以下の説明において、第1の信号発生器13−1、第2の信号発生器13−2及び切り換え部14を指して出力部DS−Oと呼ぶことがある。
図5の構成は、扉開放検出センサDSの出力として、受光部12の出力がそのまま外部へ出されるのではなく、従来の出力信号とは異なる信号が出力される点に特徴がある。後述のようにオンオフ信号を定型化し、単純な通電/断線といった工作ではセンサの出力信号を偽装できないようになっている。しかも、受光部12と出力部DS−O、すなわち、受光部12、第1の信号発生器13−1、第2の信号発生器13−2、及び、切り換え部14は、扉開放検出センサの受光側ユニットDS−Rとして一体化されている(好ましくは封印されている)。したがって、外部から受光部12にアクセスすることはできず、その出力に工作を加えることができない。受光側ユニットDS−Rから出る信号は出力部DS−Oからのものであり、不正行為者が工作を加えるとしたら出力部DS−Oの出力になる。しかし、本発明の実施の形態によれば、後述のように当該不正行為を検知することが可能である。
図6は、扉開放検出センサDSの出力の説明図である。図6(a)に示すように、扉130が閉じていると、扉開放検出センサDSの出力として、第1の信号が出力される。扉130が開いていると、扉開放検出センサDSの出力として、第2の信号が出力される。扉開放検出センサDSの出力を受ける装置(例えばホールコンピュータ)では、受信している信号が第1の信号、第2の信号のいずれかであるかを判定することで、遊技機の扉の開閉状態を判定することができる。
第1の信号は、扉130が閉状態のとき予め定められた第1のパターンでオンとオフを繰り返す信号であり、第2の信号は、扉130が開状態のとき予め定められた第2のパターン(第1のパターンと異なるもの)でオンとオフを繰り返す信号である。前記パターンは、複数のオンオフの組み合わせ(オンオフの配列)を意味する。一定時間Tごとにオン又はオフを繰り返すとした場合、時間Tごとにオン、オフ、オン、オフ、・・・と繰り返す組み合わせは、ひとつのパターンである。同様に、オン、オン、オフ、オフ、・・・と繰り返す組み合わせも、ひとつのパターンである。
本発明の実施の形態において、第1のパターンと第2のパターンとして、任意のオンオフの繰り返しを採用することができる。ただし、第1の信号と第2の信号を区別できるように、第1のパターンと第2のパターンは異なっていなければならない。また、不正行為を検知するという観点から、不正行為に要すると予想される時間よりも短い時間(例えば1秒)において、オンとオフの切り換えが複数回行われることが好ましい。例えば、オンオフを行う時間(間隔)Tを千分の一秒程度にし、パターンにおけるオンオフの回数(信号の繰り返し周期)を数回あるいは数十〜百程度にすることが考えられる。
図6(b)に、第1の信号と第2の信号の一例を示す。前述のように、第1の信号と第2の信号は同じものであってはならず、オンオフすなわちデジタルのH/Lレベルがなるべく複雑に変化するものが望ましい。第1の信号と第2の信号は、互いに異なるパルス列(第1の信号が二進数で0101、第2の信号が同じく0011であるようなもの)である。
これに対し、従来のセンサの出力信号は、図6(c)に示すように単純なデジタルのH/Lレベル信号(オンオフ信号)であった。しかし、このような単純なオンオフ信号では、信号線のジャンパ行為などで偽装することが容易である(図6(c)の点線)。本発明の実施の形態は、通常時に出力されるオンオフ信号を定型化し、単純な通電/断線では偽装できないように変化させたものである。
図7に、上記扉開放検出センサDSの出力に基づき、扉の開閉状態を判定する処理フローチャートを示す。同図は、ホールコンピュータで扉の開閉状態を判定する場合を示している。
遊技機から扉開放検出センサDSの出力を送信する(S1)。その出力は図6(a)(b)に示したものである。ホールコンピュータで扉開放検出センサDSの出力を受信する(S2)。受信したセンサの出力が第1の信号と一致するかどうか判定する(S3)。第1の信号がどのようなものであるかは、予めホールコンピュータで記憶している(第2の信号も同様)。第1の信号と一致したとき(S3でYES)、扉は閉状態と判定する(S4)。そうでなければ(S3でNO)、受信したセンサの出力が第1の信号と一致するかどうか判定する(S5)。第2の信号と一致したとき(S5でYES)、扉は開状態と判定する(S6)。そうでなければ(S5でNO)、不正行為と判定し、その旨を音や光のアラームで報知する(S7)。扉開放検出センサDSの出力は、前述したように、予め定められた第1の信号と第2の信号のいずれかであり、これらの信号以外であるのは、前述のジャンパ線を用いた不正行為がなされていると判定することができる。
発明の実施の形態によれば、センサを無力化する類の不正行為、特に、ジャンパ線によりセンサの出力を接地又は電源へ短絡するなど、センサの出力に工作を加える不正行為を、扉の開信号及び閉信号と区別することができる。遊技機の扉の開放を確実に検知できるとともに、不正行為を判定し、アラーム報知を行うことで不正行為の実行を困難にすることができる。
上記説明において、遊技機としてスロットマシンを例にとり記述したが、本発明は、他の遊技機、例えばパチンコ機にも適用できる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの機能ブロック図を示す。 扉開放検出センサの動作説明図である。 発明の実施の形態に係る扉開放検出センサのブロック図である。 発明の実施の形態に係る扉開放検出センサの動作説明図である。 発明の実施の形態に係る扉の開閉状態を判定する処理フローチャートである。
符号の説明
1 メダルセレクタ
10 発光部
12 受光部
13−1 第1の信号発生器
13−2 第2の信号発生器
14 切り換え部
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体
121 ホッパ装置
122 ホッパタンク
130 扉
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートボタン
135 払出し口
136 導出路
140 ストップボタン
200 メイン基板
201 サブ基板
202 操作部
203 リールユニット
204 演出表示部
205 電源部
DS 扉開放検出センサ
DS−R 扉開放検出センサの受光側ユニット
DS−O 出力部

Claims (3)

  1. 前面に開口を有する筐体と、前記筐体の開口を塞ぐ開閉可能な扉と、発光部及び前記発光部からの光を受ける受光部を含み、前記扉の開閉の状態を示す信号を出力する扉開放検出センサとを備える遊技機において、
    前記受光部の出力に基づき、前記扉が閉状態のとき予め定められた第1のパターンでオンとオフを繰り返す第1の信号を出力し、前記扉が開状態のとき予め定められた第2のパターンでオンとオフを繰り返す第2の信号を出力する出力部を前記扉開放検出センサに備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前面に開口を有する筐体と、前記筐体の開口を塞ぐ開閉可能な扉と、発光部及び前記発光部からの光を受ける受光部を含み、前記扉の開閉の状態を示す信号を出力する扉開放検出センサとを備え、前記受光部の出力に基づき、前記扉が閉状態のとき予め定められた第1のパターンでオンとオフを繰り返す第1の信号を出力し、前記扉が開状態のとき予め定められた第2のパターンでオンとオフを繰り返す第2の信号を出力する出力部を前記扉開放検出センサに備える遊技機の扉の開閉状態を検知する方法であって、
    前記遊技機の前記扉開放検出センサから信号を出力するステップと、
    前記遊技機の外部に設けられて前記遊技機を管理するホールコンピュータで前記信号を受信するステップと、
    受信した前記信号を、予め定められた前記第1の信号及び前記第2の信号と比較するステップと、
    受信した前記信号が前記第1の信号と一致したとき、前記遊技機の扉が閉状態であると判定するステップと、
    受信した前記信号が前記第2の信号と一致したとき、前記遊技機の扉が開状態であると判定するステップと、
    受信した前記信号が前記第1の信号及び前記第2の信号のいずれとも一致しなかったとき、前記扉開放検出センサに対して不正行為が行われたと判定するステップと、を備える遊技機の扉の開閉状態検知方法。
  3. 前面に開口を有する筐体と、前記筐体の開口を塞ぐ開閉可能な扉と、発光部及び前記発光部からの光を受ける受光部を含み、前記扉の開閉の状態を示す信号を出力する扉開放検出センサとを備え、前記受光部の出力に基づき、前記扉が閉状態のとき予め定められた第1のパターンでオンとオフを繰り返す第1の信号を出力し、前記扉が開状態のとき予め定められた第2のパターンでオンとオフを繰り返す第2の信号を出力する出力部を前記扉開放検出センサに備える遊技機の扉の開閉状態を検知する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記遊技機の前記扉開放検出センサからの信号を受信するステップと、
    受信した前記信号を、予め定められた前記第1の信号及び前記第2の信号と比較するステップと、
    受信した前記信号が前記第1の信号と一致したとき、前記遊技機の扉が閉状態であると判定するステップと、
    受信した前記信号が前記第2の信号と一致したとき、前記遊技機の扉が開状態であると判定するステップと、
    受信した前記信号が前記第1の信号及び前記第2の信号のいずれとも一致しなかったとき、前記扉開放検出センサに対して不正行為が行われたと判定するステップと、を実行させるためのプログラム。
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