JP2011011009A - 遊技機 - Google Patents

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Masato Sakai
真人 坂井
Masakazu Fujiwara
正和 藤原
Takao Imai
崇夫 今井
Yoichi Ono
洋一 小野
Koji Kikumoto
幸治 菊本
Manabu Wada
学 和田
Kenichi Takeuchi
賢一 竹内
Naoyuki Sato
直幸 佐藤
Kiyoshi Nishida
清志 西田
Kazuya Katayama
和也 片山
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Abstract

【課題】不正な設定変更を防止する。
【解決手段】遊技機の設定変更には、遊技機内部に設けられた設定変更スイッチを操作するが、遊技不能状態であるフリーズ状態を経てからでないと、たとえ設定変更スイッチをオンにしても設定変更状態にならないようにした。遊技機をフリーズ状態にするには、ホール店員しか知らない特殊な手順が必要であり、第三者は容易に行うことができない。第三者が不正に設定値を変更できないので不正な利益享受が不可能となり、もって当該不正行為を抑止することができる。しかも、設定変更後に所定時間フリーズ状態が継続するから、その時間が経過しない限り遊技による利益を得ることができない。遊技機の前で遊技を行わずに待つことは不自然であり、不正行為が露見しやすい。
【選択図】図4

Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、特に抽選処理に係る設定の変更に関するセキュリティを向上させたものに関する。
スロットマシン等の遊技機において、遊技者が所定の枚数のメダルや遊技球等の遊技媒体を遊技機に投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要な遊技媒体は、遊技ホール内に設けられた遊技媒体貸機等で借りることができ、所望の遊技機の遊技媒体投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
スロットマシンは、基本的に図柄が揃ったときに賞品としてメダルを払い出すものであるが、図柄が揃うかどうかは内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。また、ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、小役などのさまざまな賞も内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。抽選の処理については、所定の範囲内で設定可能(当選の確率を高くしたり低くしたりできる)であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。
通常の遊技機は、BB,RB、小役等の抽選確率の異なる複数(例えば6つ)の抽選テーブルを予め備える。遊技機の抽選では、それら複数の抽選テーブルの中から1つが設定され、この設定された抽選テーブルに基づいて抽選による当たり/ハズレの判定がなされる。複数の抽選テーブルのうちどれを使用するかに関する設定を変更することを、設定の変更(以下、「設定変更」と記す)と称している。
従来、例えばスロットマシンのような遊技機では、設定値(通常1〜6)を変更する場合、遊技機の扉を開け、電源部に設けられた設定変更キースイッチに設定変更キーを挿入して当該キースイッチをオンにした状態で遊技機の電源を投入して設定変更可能な状態にし、設定変更ボタン(押ボタン)を1回押下するごとに、7セグメント表示器などに表示される設定値がインクリメントされて1〜6までの値を循環的に変化させ、所望する設定値が表示器に表示されたところでスタートスイッチを操作することで、所望する設定値を確定させていた。
特開2007−405号公報 特開2007−236459号公報 特開2008−178493号公報
上述した設定変更はホールの方針に従って係員が行うものである。しかし、自己に有利なように不正に設定変更を行い、利益を得ようとする者がいた。このような不正行為を行う者により、ホールが損害を被っている。手口としては遊技機筐体の隙間から道具を挿入して下扉を開かない状態で設定変更を行う、下扉をわずかに開いた状態で道具を用いて行う等、いろいろある。
上述した不正行為の対策として、上記の各特許文献に記載されたものがある。
特許文献1は、ドア開放、オーバーフロー、メダル逆流などのフラグが立っているときのみ、設定変更を許可するものである。
特許文献2は、リール回転中に電源断したときのみ、設定変更モードに移行できる。
特許文献3は、自動停止した後でないと設定変更モードに移行しないようにした。これにより、設定変更する手間がかかり、設定変更ゴトをやりにくくできる。
上記公知技術は、いずれも設定変更するための条件をより厳しくすることで設定変更に係る不正行為を抑止するものである。本発明は、公知の特許文献1〜特許文献3とは異なるやり方で不正行為を防止することのできる遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、遊技を行うための複数のスイッチと、
所定の信号に基づき抽選処理を行い、当該抽選処理の結果に基づき当選判定を行う当選抽選手段と、前記当選抽選手段の抽選に用いる当選確率の異なる複数の抽選テーブルのそれぞれに対応付けられた設定値を予め定められた手順に従い変更する設定変更処理部とを含み、前記複数のスイッチの信号に基づき遊技処理を行うメイン基板と、
前記設定値を変更するための設定変更状態と前記遊技処理を行う遊技状態のいずれかを選択するための第1スイッチと、前記設定値を変更する第2スイッチと、変更された前記設定値を確定するための第3スイッチと、を備える遊技機において、
遊技の進行を遅延させるフリーズ状態に遊技機を移行させるフリーズ状態制御部を備え、
前記設定変更処理部は、前記フリーズ状態制御部により遊技機が前記フリーズ状態になったかどうか判断し、前記フリーズ状態になった後に、前記第1スイッチから前記設定変更状態を選択する信号を受けたとき前記設定変更状態に移行し、前記第2スイッチからの信号に基づき前記設定値を変更し、前記第3スイッチからの信号に基づき前記設定値を確定し、前記第1スイッチから前記遊技状態を選択する信号を受けたとき前記遊技状態に移行し、
前記フリーズ状態制御部は、前記設定変更処理部が前記設定値を確定した後において、前記第1スイッチから前記遊技状態を選択する信号を受けたとき前記フリーズ状態を解除し、
前記設定変更処理部は、前記フリーズ状態制御部により遊技機がフリーズ状態になったかどうか判断し、前記フリーズ状態になっていない場合は、前記第1スイッチから前記設定変更状態を選択する信号を受けたときでも前記設定変更状態には移行しない、ことを特徴とするものである。
前記フリーズ状態制御部は、例えば、遊技を行うための前記複数のスイッチが予め定められた順番で操作されたとき、打ち止め状態が発生したとき又はそれが解除されたとき、遊技機が所定のエラー状態になったとき、あるいは、予め定められた当選役に当選したとき、のうちの少なくともいずれかに該当する場合に遊技機を前記フリーズ状態とする。
前記フリーズ状態制御部は、前記第1スイッチから前記遊技状態を選択する信号を受けたとき、前記第2スイッチの操作により前記設定値が変更されたとき、又は、前記第3スイッチの操作により前記設定値が確定されたときのうちの少なくともいずれかのタイミングから予め定められた時間が経過した後において前記フリーズ状態を解除するようにしてもよい。
本発明によれば、フリーズ状態に移行しない限り設定変更を行えないので、フリーズ状態に移行する条件を予め知らない限り設定変更を行うことができず、しかも、設定変更の際にフリーズ状態を必ず経ることで、フリーズ状態を経ない場合と比べて長時間遊技不能となるため、不正に設定変更を行ったことが露見する可能性が高まる。これにより、設定変更に係る不正行為を抑止することができる。
前扉を閉めた状態を示す遊技機の正面図である。 前扉を180度開いた状態を示す遊技機の正面図である。 遊技機の電源部の正面図である。 発明の実施の形態に係る遊技機の機能ブロック図である。 メイン基板のハードウエア構成の説明図である。 発明の実施の形態に係る設定変更状態への移行処理のフローチャートである。 発明の実施の形態に係る設定変更状態での処理フローチャートである。 発明の実施の形態に係るフリーズ状態での処理フローチャートである。 発明の実施の形態に係る設定変更状態への他の移行処理のフローチャートである。 発明の実施の形態に係る設定変更状態への他の移行処理のフローチャートである。 遊技機における遊技の流れの説明図(フローチャート)である。
この発明の実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)について図面を参照して説明する。
図1は前扉を閉めた状態を示す遊技機の正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示す遊技機の正面図を示す。
図1及び図2中、100は遊技機を示すもので、この遊技機100は、図1に示すように、遊技機本体120と、この遊技機本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに右側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルを遊技機100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートボタン134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。
遊技機本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。遊技機本体120の内部には、前扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個の回転リールからなるリールユニット203が設置されている。ゲーム表示部131には開口部が設けられていて、それを通して遊技者が前記リールユニット203の各回転リールの図柄を見ることができるようになっている。ホッパ装置121の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ1が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
遊技機で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニット203の駆動を開始させる。リールユニット203は、ストップスイッチ140によりその駆動が停止される。リールユニットは、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
図3は電源部205のパネルの詳細を示す。
図3において、電源スイッチ2051は電源のオン/オフスイッチであり、電源部パイロットランプ2052は電源がオンのとき点灯するランプ(LED)であり、打ち止め有無スイッチ2053はメダルの払い出し枚数を制限する打ち止めを「有り」または「無し」に設定するスイッチである。打ち止め有無スイッチ2053は通常「無し」に設定されていて、頻繁に使用されることはない。設定変更キースイッチ2054は設定変更を行うためのスイッチであり、設定変更/リセットスイッチ2055は設定値を変更したり、装置をリセットするためのスイッチであり、AC100Vパイロットランプ2056は筐体の電源であるAC100Vが供給されていることを示すランプであり、AC電源出力及び電源ケーブル2057は電源を供給するためのものである。
打ち止め有無スイッチ2053は通常「無し」に設定されているが、これが「有り」に設定されていると、従来の遊技機においては、ボーナス終了時に遊技不能状態になる。本発明の実施の形態に係る遊技機の動作については、後述する。
図4は発明の実施の形態に係る遊技機の機能ブロック図を示す。
図4において、200、201はそれぞれCPU、ROM及びRWMを内蔵するメイン基板、サブ基板である。メイン基板200はメダルの投入、払い出し、リールの制御、当選処理などを行う。サブ基板201は演出表示などの処理を行う。202はスタートスイッチ134やストップスイッチ140、符号を付していないベットスイッチなどのスイッチからなる操作部である。203は三個の回転リールからなるリールユニットである。204はゲーム表示部131やリールの内部照明、液晶表示装置、スピーカなどを含む演出表示部である。演出表示部204により当選役や押し順の報知がなされる。205は各部に電源を供給する電源部である。121は、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置である。
発明の実施の形態1に係る電源部205は、前述のように、電源スイッチ2051、設定変更キースイッチ2054、設定変更/リセットスイッチ2055を備えている。
メイン基板200は、遊技者の操作を受けて内部抽選(内部動作)を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板200は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRWMを含む。
メイン基板200は、設定変更処理部200a、フリーズ状態制御部200b及びエラー発生部200cを含む。また、メイン基板200は、図示しないが、所定の信号に基づき抽選処理を行い、当該抽選の結果に基づき当選判定を行う当選抽選手段を含む。当選抽選手段は、スタートスイッチ134の信号に基づき図示しない乱数発生器の乱数を抽出し、当該乱数を予め用意されたテーブルと比較することで当選判定を行う。
フリーズ状態制御部200bは、所定の条件を満たしたときに遊技機をフリーズ状態にする。フリーズ状態とは、遊技の進行上、次に操作可能となる操作スイッチを有効とすることを遅延させる処理(フリーズ処理)が実行されている状態である。典型的には次の2つのパターンである。
・操作を遅延させる場合
スタートスイッチ134が操作されたがリールの回転を遅延させる、ストップスイッチ140が操作されたがリールの回転の停止を遅延させる、ベットボタンの操作やメダルの投入を行ったがそれが有効と扱われるまでの時間を遅延させる(ベット数の表示やクレジット数の表示、入賞ラインの表示(設定)を遅延させる)、などである。
・操作を無効とする場合(操作信号自体が出力されない、又は、操作信号は出力されるがメイン基板がそれを無視する)
スタートスイッチ134が操作されたが抽選もリールの回転もされず、当該スイッチが有効となった後の再度の操作が必要となるケース、あるいはリールの回転だけされないで、有効となった後の再度の操作で回転を開始させるケース、ストップスイッチ140が操作されたが無効となる、ベットボタンやメダルの投入を行ったが無効と扱われるケース、具体的にはベットボタンを押してもクレジットが減らずベット数が表示されない、入賞ラインの表示(設定)もされない、メダルが投入したがメダルセレクタ内のブロッカの作用によりメダルが戻ってくる、などである。
フリーズ状態については、後にさらに説明を加える。
設定変更処理部200aは例えばROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより実現され、内部動作に関する設定の変更を行うための設定変更キースイッチ2054及び設定変更/リセットスイッチ2055が操作されたときに予め定められた手順に従い設定変更を行う。メイン基板200のROM内には例えば設定値1〜6にそれぞれ対応する複数の抽選テーブル(図示しない)が格納されており、メイン基板200において、設定変更によって設定された設定値に対応した抽選テーブルを用いて抽選処理が行われる。設定値とは、予め用意された複数の抽選テーブルのそれぞれに対応付けられたものであり、これら複数の抽選テーブルのいずれかを選択するためのものである。設定変更とは、前記設定値を変更することである。テーブルの種類によって当選・入賞の確率が変わるので、使用するテーブルの種類を自己に有利なように変更するという不正行為(設定変更ゴト)が存在する。
フリーズ状態制御部200bは例えばROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより実現され、特定の条件、例えば(1)予め定められた特殊操作を行ったとき、(2)打ち止めスイッチ2053を打ち止め有りに変更したことにより、打ち止め状態が発生したときあるいはそれが解除されたとき、又は、(3)所定のエラーが発生した又は当該エラーを解除したとき、(4)予め定められた当選役に当選したとき、のうちの少なくともいずれかに該当する場合に遊技機をフリーズ状態にする。
フリーズ状態とは、遊技の進行上、次に操作可能となる操作スイッチを有効とすることを遅延させる処理(フリーズ処理)が実行されている状態である。スロットマシンにおける遊技の流れは、概ね図11のようになっている。フリーズ処理では、例えば、図11のS21,S23,S24,S26,S27,S27b,S29,S33の少なくともいずれかについて処理が遅延される。
フリーズ状態は、例えば、スタートスイッチ134の操作を受け付けて抽選処理は行うものの、回転リールは回転を開始しないケース(遊技者から見てスタートスイッチ134の操作が受け付けられていないように見える)、回転リールの回転は開始してストップスイッチ140が点灯する(有効になる)ものの、ストップスイッチ140を操作しても回転リールが停止しないケース(ストップスイッチ140の出力信号が無効となるものではない)、3つのストップスイッチ140を操作した後に残りのストップスイッチ140が消灯するが、それらが有効にならない(点灯状態に復帰しない)ケース、次のゲームを行うためのベットスイッチが有効にならないケース、などを含む。
図11について、簡単に説明を加える。
S21:メダルの投入及びベットボタンを有効化する。
メダルセレクタ内の図示しないブロッカがメダルの通過を妨げない位置に後退する。これによりメダルが遊技機内に投入される。ブロッカが飛び出しているとメダルがメダル通路から落とされて払出し口135に戻される。ベットボタンが点灯され、操作が可能な状態になる。
S22:メダルが投入された又はベットボタンが操作されたかどうか判定する。
必要な数のメダルを投入する(ベットボタンを押すことによりメダルに代えることができる)ことで、S22でYESとなる。一般的には1枚、2枚又は3枚メダルのメダルを投入することができる。メダルの枚数に応じて有効な入賞ラインの数が変わる。
S23:入賞ラインを設定し、それを表示する。
遊技機は有効な入賞ラインを表示する機能を備える(例えば、有効な入賞ラインに設けられているLEDが点灯する)。この段階では有効な入賞ラインは表示されるだけで、確定はしていない。
S24:スタートスイッチ134を有効化する。
有効化された後、スタートスイッチ134を押下することで遊技が開始する。
S25:スタートスイッチ134が押下されたかどうか判定する。押下された場合(YES)、S26以降の処理を行う。そうでない場合(NO)、キャンセルボタンが操作されたかどうか監視する(S33)。キャンセルボタンが操作される(S33でYES)と投入されたメダルが戻され、S35で入賞ラインの設定及び表示をキャンセルし、スタートスイッチ134を無効化した後に、最初の処理S21に戻る。
S26:スタートスイッチ134がONとなることにより、メダルの投入枚数に応じて入賞ラインが確定されるとともに、遊技機内部の入賞抽選手段により抽選処理が行われる。ここで所定の役に当選すると入賞フラグがセットされる。
S27:スタートスイッチ134が操作されることにより、回胴(以下において、回転リール又は単にリールと表現する)が回転する。
S27b:リールが定常回転になった後にストップスイッチ140が有効化される。有効化後にストップスイッチ140を押下することでリールが停止する。有効化するとストップスイッチ140は点灯する。
S28:ストップスイッチ140が操作されることにより、ストップスイッチ140がONとなる。
S29:そして、対応する回転リールの回転が停止する。全部の回転リールに対応するストップスイッチの操作が行われると、3つ全部のリールが停止する。
S30:全部の回転リールが停止したかどうか判定する。全部のリールが停止したときは(S30でYES)、S31以降の処理を実行する。全部のリールが停止していないときは(S30でNO)、S28に戻る。
S30b:全部の回転リールが停止すると、ストップスイッチ140が無効化される。
S31:全部の回転リールに対応するストップスイッチの操作が行われた後、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。ここで有効な入賞ライン数がいくつであるかが意味を持ってくる。入賞したとき(S32でYES)、S33の処理を実行する。入賞しなかったとき(S32でNO)、S21に戻る。
S33:入賞時処理を実行する。入賞が確定したと判定された場合、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。メダルが払い出される代わりにリプレイが可能になる(リプレイ入賞)こと、ボーナスに入賞することもある。
なお、フリーズ状態では、遊技を行うためのスタートスイッチ134、ストップスイッチ140、ベットスイッチの操作が無視されることもある。言い換えれば、フリーズ処理により、これらスイッチの操作は全て無効化されることがある。無効化された操作は無かったこととされ、有効化された後に遊技者が再び操作スイッチを操作しない限り、当該操作に対応する処理は実行されない。
以下の説明では、フリーズ状態として、上述の遊技に係る操作スイッチを有効とすることを遅延させることとともに、上述の操作スイッチを無効にすることも含めるものとする。なお、設定変更状態においては、フリーズ状態であってもスタートスイッチ134の操作は有効になる(設定の確定に用いるため)。
また、フリーズ状態でメダルの投入が行われた場合には、投入されたメダルがメダルセレクタに内蔵されるメダルセンサ(図示せず)によって検知される前に、メダルセレクタに内蔵されるブロッカ(図示せず)がメダル通路に突出し、投入されたメダルをメダル通路から払い落として払い出し口135に導くようにする。このため、フリーズ状態下では、投入されたメダルが遊技者に返却される。
フリーズ状態が解除されるとスタートスイッチ134、ストップスイッチ140、ベットスイッチの操作が有効化されるとともに、ブロッカが戻り遊技者はメダルを投入できるようになる。
エラー発生部200cは例えばROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより実現され、所定の条件においてエラー報知を行う。例えば、メダルセレクタ1の内部にメダルが詰まったときにメダル詰まりエラーを報知し、ホッパタンク122にメダルがなくなったときにホッパエンプティエラーを報知する。
発明の実施の形態に係る設定変更処理部200aは、後述するように、フリーズ状態制御部200bにより遊技機がフリーズ状態にならない限り、設定変更可能な状態(設定変更状態)にはならないようになっている。
図5は、メイン基板200のハードウエア構成の説明図である。図4のメイン基板200は、実際には図5のハードウエア構成で実現される。すなわち、複数のビット(配線)からなるバスBUSに、CPU(処理装置)、ROM(不揮発性記憶部)、メモリM(読み出し及び書き込み可能なメモリ、RWM)及びI/O(入出力装置)が接続されている。なお、CPU、I/Oなどはひとつのチップに形成され、ひとつのユニット(IC)としてまとめられていることもある。
図5のI/Oには、スタートスイッチ134やストップスイッチ140を含む操作部202が接続されている。したがって、CPUは、I/Oを通じて操作部202のスイッチの信号を受け取ることができる。
図6は、発明の実施の形態に係る遊技機の設定変更状態への移行処理のフローチャートである。同図において、実線の四角の処理はメイン基板200が行う処理を示し、点線の四角の処理は行為者(ホール店員など)が行う処理を示す。正確には、点線の処理は装置の処理ではないが、説明の便宜上図示したものである。
S1:遊技機が遊技状態にある(これは通常の状態である)。
遊技状態では遊技機が遊技可能な状態であり、遊技者が遊技媒体を投入し、スタートスイッチ134を操作することで回転リールが回転し、ストップスイッチ140を操作することで回転リールが停止し、その停止出目に基づいてメダルの払い出しが行われる。遊技機での遊技処理は公知であり、その説明は省略する。
P1:ホール店員などが予め定められた特殊操作を行う。
この特殊操作は予め定められたものであり、かつ、遊技者が通常行わない操作である。例えば、スタートスイッチ134を上・下の順番で操作し、続いて、3つあるストップスイッチ140の右側のスイッチを操作し、さらにベットスイッチ(図示せず)を操作する、といったものである。
S2:予め定められた特殊操作が行われたかどうか判断する。
メイン基板200には、特殊操作の内容が予め記憶されている。メイン基板200は、I/Oから受けた各種信号を監視しており、受信した一連の信号が記憶された特殊操作の信号に一致したとき(S2でYES)、S3以降の処理を実行する。通常の遊技操作であれば特殊操作に一致することはないので(S2でNO)、通常の遊技状態(S1)へ戻る。
S3:遊技機をフリーズ状態とする。
メイン基板200は、スタートスイッチ134、ストップスイッチ140、及び、図示しないベットスイッチからの信号を全て遅延させる(又は無視する)。そして、メイン基板200は、メダルセレクタ1に内蔵されるブロッカ(図示せず)をメダル通路に突出させ、投入されたメダルをメダル通路から払い落として払い出し口135に導くようにする。このため、フリーズ状態下では、投入されたメダルが遊技者に返却される。
例えば、スタートスイッチ134については、その操作により抽選処理(図11のS26)は有効であるが、リールの回転開始は遅延され(図11のS27が遅延される)、ストップスイッチ140及びベットボタン並びにメダルの投入受け付けについては、その操作が無効とされる(信号が無視される)ものとする。
なお、スタートスイッチ134について、その操作が無効とされ(信号が無視され)、ストップスイッチ140及びベットボタン並びにメダルの投入受け付けについて、それらの処理(図11のS29、S23)を遅延させるようにしてもよい。
なお、ここでのフリーズ状態は設定変更を可能とするためのものであるが、当該フリーズ状態は、ごく短い時間(例えば10秒程度)だけ発生させるようにしてもよい(他の実施形態でも同様)。
フリーズ状態では遊技不能である。このフリーズ状態は、以下に述べる手順によらなければ解除されない。
P2:ホール店員が電源パネル205の設定キースイッチ2054をオンにし、遊技機の電源をオフにする。その後、電源を再びオンにする。
電源パネル205は、遊技機の筐体内部に設けられているので、前扉を開放しなければ操作できない。
S4:メイン基板200は、電源断が行われたかどうか判断する。
電源がオフになり再びオンになると、電源オンリセット信号が発生し、CPUは初期化プログラムを実行する(S4でYES)。初期化プログラムが実行されることで、電源断(とその後の再投入)が行われたと判断することができる。電源断が行われなければ、S3のフリーズ状態が継続する。設定キースイッチ2054の状態は初期プログラムでチェックされるので、電源断及び再投入が行われないときに設定キースイッチ2054を操作しても、それは無視される。
初期化プログラムにおいて、設定キースイッチ2054の状態をチェックし、これがオンであれば、遊技機を設定変更状態に移行させる(S5)。ここで、電源断の時点で遊技機がフリーズ状態でなければ設定変更状態にはならない。例えば、フリーズ状態において、フリーズ状態を示すフラグがメイン基板200のメモリに記憶されるものとする(メモリにはバックアップ電源が接続されており、電源断でもその内容は失われないものとする)。初期化プログラムは当該フラグをチェックし、当該フラグがセット(=1)されていれば遊技機を設定変更状態に移行させるが、当該フラグがセットされていなければ(=0)、設定キースイッチ2054がオン又はオフのいずれであろうが設定変更状態に移行させず、通常の遊技状態として遊技機を起動する。言い換えれば、当該フラグがセットされていないときは、初期化プログラムは設定キースイッチ2054からの信号を無視する。設定変更状態に移行させた後に、当該フラグはリセットされる。
つまり、S4において、フリーズ状態でないときに電源断及び再投入を行うと、通常の遊技状態とする(図示省略)。また、初期化プログラムで設定キースイッチ2054がオフであることを検知したときも、通常の遊技状態とする(図示省略)。
S5:遊技機を設定変更状態とする。
この状態で設定変更が可能である。フリーズ状態が継続しており、遊技はできない。ただし、設定変更の際に設定値の確定のためにスタートスイッチ134を使用するので、当該スイッチはフリーズの対象から外される。なお、S4でYESとなり、S5の処理に進むのは、(1)電源断時においてフリーズ状態であること、(2)再投入後の初期化プログラムの実行時において設定キースイッチ2054がオンであること、の両方の条件が満たされたときである。
ここで、遊技機をフリーズ状態とは異なる遊技不能状態としてもよい。例えば、設定変更に使用されるスイッチ類(具体的には、設定変更/リセットスイッチ2055、スタートスイッチ134)以外のスイッチの信号は全て無効とする(遅延しない)。
P3:ホール店員が設定変更を行う。この手順については後述する。
S6:設定変更が行われたかどうか判断する。
設定変更が完了したら(具体的には設定キースイッチ2054がオフになったことを検知したら)、設定変更が行われたと判断する(S6でYES)。
S7:フリーズ状態に戻し、さらにフリーズ状態を延長する。
設定変更が完了したら、再びフリーズ状態にする。そして、この状態を延長する(例えば10分)。具体的には、フリーズ状態に戻してから、図示しないタイマーに所定時間をセットして起動する。
S7は設定キースイッチ2054のオフのタイミングを基準としてフリーズ状態を延長する処理である。なお、フリーズ状態の延長を、設定キースイッチ2054のオンのタイミング、設定変更/リセットスイッチ2055の操作タイミング、又は、スタートスイッチ134の操作タイミングの少なくともいずれかを基準として行うようにしてもよい(後述の図9及び図10でも同様)。設定変更/リセットスイッチ2055は複数回操作されるから、それら操作のいずれか(例えば最後に行われた操作)を基準として計時を開始するようにする。
なお、S7における計時時間(タイムアウトまでの時間)を、例えば10分と長めに設定することで不正設定変更を行ってもすぐに遊技を行うことができなくなり、不正な設定変更による利益供与を遅延させることができる。また、遊技者が遊技を行わずに長時間遊技機の前にいることは不自然であって目立つから、不正行為の露見につながる。フリーズ状態の延長により、不正行為を抑止することができる。
S8:フリーズ状態を終了する。
所定時間経過したら(タイマーがタイムアウトしたら)、フリーズ状態を終了し、通常の遊技状態(S1)に戻る。
図7は、設定変更状態での処理(設定変更手順)のフローチャートである。図6のS4でYESと判断されると、図7のS10以降の処理が行われる。図7のS14でYESと判断されると、図6のS7の処理が行われる。図6のS6と図7のS14は実質的に同じものである。
S10:設定変更スイッチ(設定変更/リセットスイッチ2055)が押下されたかどうか判断する。押下されたら(S10でYES)、S11の処理を行う。
S11:設定値を変更する。
具体的には、設定変更/リセットスイッチ2055が1回押下されるごとに、設定値に+1を加算する。設定値は1〜6の整数であり、設定値=6の状態で設定変更スイッチが押下されると、設定値=1に戻る。
S12:スタートスイッチ134が押下されたかどうか判断する。押下されたら(S12でYES)、S13の処理を行う。
なお、スタートスイッチ134が押下されても設定値が確定されるだけであり、既にメダルがベットされていたとしてもリールは回転しない(言うまでもなく、設定変更が終了した後においてスタートスイッチ134が押下されればリールが回転し遊技が開始する)。
S13:設定値を確定する。
これで設定値は固定される。もはや、設定変更スイッチが押下されても設定値は変更されない。
S14:設定キースイッチ2054がオフになったかどうか判断する。オフになったら(S14でYES)、図7の処理を終了し、図6の処理に戻る。
図8はフリーズ状態の処理を示す。
通常のフリーズ状態、つまり図6のS3及びS7では、S20とS21の処理が行われる。
S20:I/Oを通じて入力される操作部202からの信号を全て遅延させる(又は無視する)。
すなわち、図示しないベットスイッチ、スタートスイッチ134及びストップスイッチ140の信号を遅延させる(又は無視する)。遅延させる場合は、例えば、CPUはI/Oから読み込んだ信号(データ)をメモリに書き込み、フリーズ状態が終了した後に書き込んだ信号を読み出し、所定の処理において使用する。あるいは、CPUはI/Oから読み込んだ信号を所定の処理において使用することで所定の処理(例えばスタートスイッチ134押下後の抽選処理)を行うが、当該所定の処理に引き続いて行う他の処理(例えばリールの回転処理)を行わない又は当該他の処理をフリーズ状態が終了した後に実行する。無視する場合は、例えば、CPUはI/Oを読みに行かない、あるいはI/Oから読み込んだ信号をメモリに書き込まず破棄する。
S21:メダルセレクタ1の図示しないブロッカを駆動し、投入されたメダルが払い戻されるようにする。
これに対し、設定変更中においては、S20’とS21のフリーズ処理が行われる。
S20:I/Oを通じて入力される操作部202から信号のうちで、設定変更に使用されるもの以外を全て遅延させる(又は無視する)。
すなわち、図示しないベットスイッチ及びストップスイッチ140の信号を遅延させる(又は無視する)。スタートスイッチ134は、設定値を確定するために使用されるので遅延されず(無視されず)、メイン基板200で使用される。
なお、フリーズ状態への移行の条件を、遊技機内部に設けられているスイッチ、例えば打ち止めスイッチ2053の操作としてもよい。
これに対応するフローチャートを図9に示す。
打ち止め有無スイッチ2053は通常「無し」に設定されているが、これが「有り」に設定されていると、ボーナス終了時に打ち止め状態となり、その解除が行われることでS2’においてYESとなり、遊技機はフリーズ状態となる。この場合、打ち止め解除の際にフリーズ状態となることで、遊技者又はホール店員はそのことを知る。ホール店員が打ち止め状態を解除するが、仮に当該遊技者が不正行為者であるならば、その側に店員がおり監視の目が光っていることから不正行為を抑止することにつながる。
あるいは、打ち止めになった状態において、S2’においてYESとして、遊技機はフリーズ状態となるようにしてもよい。ホール店員が打ち止め状態を解除するから、この場合も、仮に当該遊技者が不正行為者であるならば、不正行為を抑止することにつながる。
また、フリーズ状態への移行の条件を、遊技機の所定のエラー発生又はその解除としてもよい。
これに対応するフローチャートを図10に示す。
エラー発生には所定の操作が必要であり、またその解除には設定変更/リセットスイッチ2055の操作が必要である。こうすることで、設定変更を行うための操作が増えるので、不正行為がやりにくくなる。また、ホール店員がエラーを解除するが、仮に当該遊技者が不正行為者であるならば、その側に店員がおり監視の目が光っていることから、エラー発生又はその解除の場合も不正行為を抑止することにつながる。
フリーズ状態の発生条件としてのエラーは、前扉を閉めた状態では実現困難であるが、開けた状態では実現容易であることが望ましい。例えば、メダルセレクタ1の内部にメダルが詰まったことを示すメダル詰まりエラーやメダルが逆方向に(メダル投入口へ向かって)動いたことを示す逆流エラー、ホッパタンク122にメダルがなくなったことを示すホッパエンプティエラーが考えられる。前者であれば、メダルセレクタ1に設けられたメダルセンサにメダルを手で押し当てて(逆流エラーの場合は、さらにメダル投入口へ向けて動かす)発生させることができるし、後者であれば、ホッパタンク122のメダルを全て取り出せば発生させることができる。これらエラーは、設定変更/リセットスイッチ2055でリセットすることができる。メダル詰まりエラーや逆流エラー、ホッパエンプティエラーに関する処理は公知であるので、その説明は省略する。
また、フリーズ状態への移行の条件を、予め定められた当選役に当選することとしてもよい。当該特定の当選役を当選させないと設定変更できないため、設定変更を行うことが困難になり、不正行為を抑止することができる。特に、当該特定の当選役の当選確率を低くすることで、時間に余裕のある店員は設定変更できるが、そうでない不正行為者は設定変更がより困難になる。
従来の遊技機では、設定変更キースイッチをオンにして遊技機の電源を再投入すれば設定変更可能であったので、不正に入手した鍵を使って遊技機の前扉を開ければ、誰にでも設定変更が可能であった。これに対し、本発明の実施の形態によれば、遊技機がフリーズ状態にならない限り設定変更できない。フリーズ状態にするためには特殊な操作を行うか、エラー発生などの特殊な状態になる必要があるから、そのような操作あるいはそのような状態に設定するための手順を知らない第三者は設定変更できなくなる。それらを知らない第三者が不正に設定値を変更できないので不正な利益享受が不可能となり、もって当該不正行為を抑止することができる。
また、設定変更後に所定時間フリーズ状態が継続するから、その時間が経過しない限り遊技による利益を得ることができない。しかも、遊技機の前で遊技を行わずに待つことは不自然であり、不正行為が露見しやすい。この点からも当該不正行為を抑止することができる。
なお、設定変更中(図6のS5、S7でNO,図7を実行中)において、フリーズ状態とは異なる遊技不能状態に移行するようにしてもよい。例えば、設定変更に使用されるスイッチ類(具体的には、設定変更/リセットスイッチ2055、スタートスイッチ134)以外のスイッチの信号は全て無効とする(CPUが無視する)。
以上、さまざまな実施形態について説明を加えたが、それらを組み合わせることもでき、それらも実施形態に含まれる。例えば、遊技機をフリーズ状態にするための条件として例示した、「特殊操作」「打ち止め又はその解除」「特定エラーの発生又はその解除」「特定の当選役の当選」のうちの2つ以上を任意に組み合わせることができる。また、それらとフリーズ状態の延長の有無を組み合わせることができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
134 スタートスイッチ(第3スイッチ)
140 ストップスイッチ
200 メイン基板
200a 設定変更処理部
200b フリーズ状態制御部
200c エラー発生部
205 電源部
2053 打ち止めスイッチ
2054 設定変更キースイッチ(第1スイッチ)
2055 設定変更/リセットスイッチ(第2スイッチ)

Claims (3)

  1. 遊技を行うための複数のスイッチと、
    所定の信号に基づき抽選処理を行い、当該抽選処理の結果に基づき当選判定を行う当選抽選手段と、前記当選抽選手段の抽選に用いる当選確率の異なる複数の抽選テーブルのそれぞれに対応付けられた設定値を予め定められた手順に従い変更する設定変更処理部とを含み、前記複数のスイッチの信号に基づき遊技処理を行うメイン基板と、
    前記設定値を変更するための設定変更状態と前記遊技処理を行う遊技状態のいずれかを選択するための第1スイッチと、前記設定値を変更する第2スイッチと、変更された前記設定値を確定するための第3スイッチと、を備える遊技機において、
    遊技の進行を遅延させるフリーズ状態に遊技機を移行させるフリーズ状態制御部を備え、
    前記設定変更処理部は、前記フリーズ状態制御部により遊技機が前記フリーズ状態になったかどうか判断し、前記フリーズ状態になった後に、前記第1スイッチから前記設定変更状態を選択する信号を受けたとき前記設定変更状態に移行し、前記第2スイッチからの信号に基づき前記設定値を変更し、前記第3スイッチからの信号に基づき前記設定値を確定し、前記第1スイッチから前記遊技状態を選択する信号を受けたとき前記遊技状態に移行し、
    前記フリーズ状態制御部は、前記設定変更処理部が前記設定値を確定した後において、前記第1スイッチから前記遊技状態を選択する信号を受けたとき前記フリーズ状態を解除し、
    前記設定変更処理部は、前記フリーズ状態制御部により遊技機がフリーズ状態になったかどうか判断し、前記フリーズ状態になっていない場合は、前記第1スイッチから前記設定変更状態を選択する信号を受けたときでも前記設定変更状態には移行しない、ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記フリーズ状態制御部は、遊技を行うための前記複数のスイッチが予め定められた順番で操作されたとき、打ち止め状態が発生したとき又はそれが解除されたとき、遊技機が所定のエラー状態になったとき、あるいは、予め定められた当選役に当選したとき、のうちの少なくともいずれかに該当する場合に遊技機を前記フリーズ状態とすることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記フリーズ状態制御部は、前記第1スイッチから前記遊技状態を選択する信号を受けたとき、前記第2スイッチの操作により前記設定値が変更されたとき、又は、前記第3スイッチの操作により前記設定値が確定されたときのうちの少なくともいずれかのタイミングから予め定められた時間が経過した後において前記フリーズ状態を解除することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016137198A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 株式会社三共 スロットマシン
JP2021083586A (ja) * 2019-11-26 2021-06-03 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021083587A (ja) * 2019-11-26 2021-06-03 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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