JP4402012B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に関する。
スロットマシンは、遊技者が所定の枚数のメダルを遊技機に投入してゲームを楽しむことができるものである。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。スロットマシンは、基本的に絵柄が揃ったときに賞品としてメダルを払い出すものである。スロットマシンは、投入されたメダルを判別するとともに、その枚数を計数するためのメダルセレクタと、メダルを払い出すためのホッパ装置とを備えている。
メダルセレクタ内でメダルが詰まったり、ホッパ装置内にメダルがなくなったりすると、エラー状態になり、その旨のエラー報知(例えばブザーが吹鳴したり、ランプが点滅する)が行われる。ホール係員がエラー状態を解消した後に、遊技機筐体内に設けられたエラー解除ボタンを押してエラー報知を解除すると遊技可能状態に復帰して、遊技者は遊技を続けることができるようになる。
特開2004−350924号公報「回胴式遊技機及び回胴式遊技機に設けられる外部集中端子基板」 特開平11−19315号公報「遊技機前枠施錠管理装置」
遊技者のごく一部に不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者がいた。例えば、メダル投入口から異物を挿入し、メダルセレクタのセンサを誤動作させて正規のメダルを投入することなくゲームを行ったり、メダルの払い戻しを受ける者がいた。また、ホッパ装置のメダル出口から異物を挿入し、払い出しメダル枚数を計数するためのセンサを誤動作させて規定より多くのメダルの払い出しを受ける者がいた。このような不正行為の際にエラーが発生することがあった。上述したエラーは一例であり、予め定められた条件のときに遊技機の制御部はエラー報知を行う。
従来の遊技機では、不正行為者は不正にエラー解除ボタンを操作してエラーを解除し、不正行為を継続するおそれがあった。エラー解除ボタンは遊技機筐体内部に設けられ、施錠された前扉を開いてホール係員のみが操作できるようになっているが、不正行為者は、不正に入手した鍵を用いて前扉を開けたり、前扉と筐体の間の隙間から異物を挿入してエラー解除ボタンを操作しているようである。
従来の遊技機では、エラー解除ボタンを操作するだけで無条件にエラー報知を解除することになっていた。このため、不正行為者自身がエラー解除を行い、再び不正行為を行うことが可能であるという問題があった。
本発明は、不正行為者によるエラー解除を困難にすることのできる遊技機を提供することを目的とする。また、不正行為があったことを報知できるようにすることを目的とする。
本発明は、複数のスイッチと、予め定められた条件を満たしたときにエラー状態としエラー報知を行うとともに、前記複数のスイッチの少なくともひとつの出力に基づき前記エラー報知を解除する制御部とを備える遊技機において、
演出表示用の表示装置、装飾用照明、音響発生部、及び、遊技媒体を払い出すホッパ装置などの通常の遊技可能な状態に行う通常の報知又は動作と前記エラー状態に行う前記通常の報知又は動作とは異なる異常な報知又は動作をそれぞれ行う複数の機器を備え、
前記制御部に対応付けられたエラーフラグとともに、前記複数の機器それぞれに対応付けられたエラーフラグを持ち、
前記制御部は、
前記エラー状態へ移行したときに、前記複数の機器それぞれに対応付けられた前記エラーフラグを全部セットして前記複数の機器の全部について通常と異なる報知又は動作を行わせ、
前記複数のスイッチの出力を監視し、
前記複数のスイッチの全部又は一部を用いて予め定められたエラー解除手順に沿った操作がなされたときは、前記制御部に対応付けられたエラーフラグをリセットして遊技機を遊技可能な状態にするとともに、前記複数の機器それぞれに対応付けられた前記エラーフラグを全部リセットして前記複数の機器の全部について前記通常の報知又は動作を行わせ、
前記エラー解除手順に沿った操作がなされなかったときは、前記制御部に対応付けられたエラーフラグをリセットして遊技機を遊技可能な状態にするとともに、前記複数の機器それぞれに対応付けられた前記エラーフラグの一部をリセットして前記複数の機器の一部について前記通常の報知又は動作を行わせ、前記複数の機器の他のものについてはエラーフラグをセットしたままとして前記異常な報知又は動作を行わせるものである。
前記制御部は、前記エラー解除手順に沿った操作がなされなかったときはタイマーを起動し、前記タイマーの出力に基づき予め定められた時間を経過したと判断したときに、再び前記エラー状態としてもよい。
前記制御部は、
前記エラー状態へ移行したとき又は遊技機の電源がオンにされたとき、前記複数のスイッチの全部又は一部を用いて前記エラー報知を解除するための手順を決定し、
決定した手順の内容を前記エラー解除手順として報知するようにしてもよい。
前記複数のスイッチは、それぞれ、独立したハーネスにより前記制御部に接続され、
前記制御部は、前記エラー報知を解除するための手順を決定する際に、前記複数のスイッチのいずれかをランダムに選択するようにしてもよい。
本発明によれば、エラーが発生した場合に、正しい解除手順であれば正常に復帰を行うが、間違った手順であれば中間エラー状態となるので、遊技は可能であるが間違った手順でエラー解除がなされたことが明らかになり、ホール係員の注意を引くことになる。また、エラー状態から復帰はするものの再びエラー状態になり、不正行為を継続できなくなる。本発明により、不正行為を抑制できるようになる。
発明の実施の形態1.
発明の実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)及び方法について図面を参照して説明を加える。
図1は前扉を閉めた状態のスロットマシンの正面図を示し、図2は前扉を開けた状態のスロットマシンの正面図を示す。
図1はスロットマシン100を示す。このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートボタン134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。遊技用のメダルをメダル投入口132に投入するか若しくはベットスイッチ137の操作を条件に、スタートスイッチ134を操作すると3つのリールが回転を開始し、ゲームがスタートする。キャンセルスイッチ(キャンセルボタンとも呼ぶ)138は投入済みのメダルの返却を求めるためのものである。
前扉130の中央高さ右端には鍵を差し込むための鍵受部11が設けられている。前扉130を開けるときは鍵受部11に鍵を差し込み回すようにすると、内部のロックが外れて前扉130が開くようになる。図示しないロック機構にはドアキースイッチ(後述)が設けられていて、前扉130の開閉状態を検知し、その出力をメイン基板(後述)に送っている。
図2に示すように、スロットマシン本体120の内部には、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。ホッパ装置121の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ1が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。リールユニット203は、ストップスイッチ140によりその駆動が停止される。リールユニット203は、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
図3は遊技機の電源部205の正面図を示す。電源部205の各スイッチはメイン基板(後述)に接続される。
図3において、電源スイッチ2051は電源のオン/オフスイッチであり、電源部パイロットランプ2052は電源がオンのとき点灯するランプ(LED)であり、打ち止め有無スイッチ2053はメダルの払い出し枚数を制限する打ち止めを「有り」または「無し」に設定するスイッチである。打ち止め有無スイッチ2053は通常「無し」に設定されていて、頻繁に使用されることはない。設定キースイッチ2054は遊技機の内部設定を変更するときにオンするキースイッチであり、設定変更2055は設定変更を行うためのスイッチであり、AC100Vパイロットランプ2056は筐体の電源であるAC100Vが供給されていることを示すランプであり、AC電源出力及び電源ケーブル2057は電源を供給するためのものである。リセット(エラー解除)キースイッチ2058はエラーを解除するためのキースイッチである。
符号2054と2058のスイッチはキースイッチであり、正しい鍵を挿入しないとオンできないようになっている。設定変更やエラー解除に対する不正行為を防止するためには図3のようにキースイッチを用いることが好ましい。
図4は発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図を示す。
図4において、200、201はそれぞれCPU、ROM及びRAMを内蔵するメイン基板(制御部)、サブ基板である。メイン基板200はメダルの投入、払い出し、リールの制御、当選処理などを行う。サブ基板201は演出表示などの処理を行う。202はスタートスイッチ134やストップスイッチ140、ベットスイッチ137などのスイッチからなる操作部である。203は三個の回転リールからなるリールユニットである。204aは演出表示用の液晶表示装置(表示装置)である。204bは演出などの音響を発生する音響発生部(スピーカ)である。204aと204bを併せて演出表示部204と呼ぶことがある。演出表示部204により当選役や押し順の報知がなされる。205は各部に電源を供給する電源部である。121は、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置である。2061はドアキースイッチである。ドアキースイッチ2061は、鍵受部11に鍵を差し込んで前扉のロックを解除したことを検知して、その信号をメイン基板200に出力する。ロック機構とドアキースイッチ2061は公知のものなので、その説明は省略する。
92−1と92−2は、遊技者に向けて設けられた装飾用照明である。装飾用照明92−1と92−2は、ゲーム表示部131やリールの内部照明(バックランプ)、遊技機上部に設けられたアーチ状の照明などである。本発明の実施の形態1において、これら装飾用照明は少なくとも2つのグループに区別され、後述の中間エラー状態においてそれぞれ独立して点灯/消灯の制御が行われることを特徴とする。図4において、装飾用照明を92−1と92−2に区別したのはそのような意味である。なお、複数の装飾用照明をどのようにグループ分けするかは任意である。
発明の実施の形態に係る遊技機は、ドアキースイッチ2061と設定キースイッチ2054に加えて、遊技機内部にエラー解除用のリセットキースイッチ2058を設けることを特徴とする。そして、エラー解除するために使用するスイッチとして、ドアキースイッチ2061、設定キースイッチ2054及びリセットキースイッチ2058のいずれかをランダムに選択し、選択された当該キースイッチによってのみエラーの解除を可能にするとともに、選択された当該キースイッチ以外のスイッチが操作された場合に遊技可能な状態に復帰させるものの、エラー状態から別の中間エラー状態(後述)とすることを特徴とする。
エラーが発生した場合には、メイン基板及び/又はサブ基板を利用して、解除手順をホール係員に報知を行う。正しい解除手順であれば正常に復帰を行うが、間違ったキーで解除を行う又は2つ以上のキー操作を同時に行う等の行為があった場合は、中途半端にしかエラー復帰を行わない。
図5のフローチャートを参照して発明の実施の形態に係る処理を説明する。図5の処理はエラーが発生したときに実行される処理である。
エラーフラグがセットされているかどうか調べる(S1)。エラーフラグがセットされているときはエラー状態へ移行する(S1でYES、S1b)。
エラー解除手順を決定する(S2)。エラー解除するために使用するスイッチとして、例えば、ドアキースイッチ2061、設定キースイッチ2054及びリセットキースイッチ2058のいずれかをランダムに選択する。これは、前記3つのキースイッチのうちのひとつのみを選択したり、2つ又は3つのキースイッチを選択し、かつ、それらの操作の順番を定めるものである。説明を簡単にするために、以下において前記3つのキースイッチのうちのひとつのみを選択することを例にとり説明を加える。
制御部(メイン基板200)からの信号でエラー報知を行うとともに、演出表示部でエラーの解除手順を報知する(S3)。例えば液晶表示画面上に「エラーを解除するためにはリセットキースイッチをオンにしてください」といった表示が行われる。「リセットキースイッチ」の部分の表示は、S2の選択の結果に応じて変化する。
エラーの解除に使用する可能性のある、上記3つのキースイッチの出力を監視する(S4)。出力を検知したらS5の処理に進む。
検知したスイッチ操作が正しい解除手順かどうか判断する(S5)。正しい解除手順とは上記S2で決定されたエラー解除手順である。上記S2で選択したキースイッチがオンにされ、かつ、他のキースイッチがオンになっていないとき、正しい解除手順と判定する(S5でYES)。その場合はエラー状態から復帰して遊技可能な状態に移行する(S7)。
正しい解除手順でないとき(S5でNO)、エラー状態から中間エラー状態に復帰する(S6)。これは中途半端なエラー復帰であることを意味する。S6の処理に移行した後に正しい解除手順がなされたときでも、S7の処理に移行することはない。
中間エラー状態(中途半端なエラー復帰)とは、エラー状態から復帰して遊技が可能になるものの、遊技機の表示や報知の状態に正常な遊技状態と相違する点があり、その結果ホールの係員が間違ったエラー解除手順でエラーが解除されたことを知ることができる状態をいう。
例えば、図6に示すように、通常遊技状態とエラー状態で表示・報知が異なる要素が複数あるとする。通常遊技状態ではそれら複数の要素が全て正常な状態(図6でフラグ=0)であり、従来のエラー状態では前記複数の要素が全て異常な状態(同、フラグ=1)である。従来の遊技機は、正常と異常の2つの状態しか取り得なかった(そのため図6のように要素ごとにフラグを持つ必要はなく、ひとつのフラグで足りた)。これに対し、発明の実施の形態1に係る遊技機では、中間エラー状態という第3の状態を取ることができる。すなわち、メイン基板による遊技処理は正常(同、フラグ=0)であるが、他の要素(報知に係るもの)はその一部が正常で残りが異常である。それらの組み合わせは任意であるが、その結果、例えば、装飾用照明の半分が点灯し、残りが消灯しているといった不正常な表示がなされる。
本発明の実施の形態1によればエラー解除は1回限り可能である。ホール係員であれば、3つのキースイッチの鍵を持っているから、上記S3の報知にしたがって正しい解除手順でエラー解除することは容易である。これに対し、不正行為者は全部の鍵をもっていないと考えられるから、エラー解除に失敗する可能性が高く、不正行為が露見しやすい。したがって、発明の実施の形態によれば、不正行為を抑止することができるようになる。キースイッチをオンオフするのではなく、キースイッチの配線(ハーネス)を短絡させてオンオフの状態を生じさせる不正行為もあるが、解除手順がランダムに選択されるのでそれに対応する配線を探し出して短絡させることはやっかいである。したがって、そのような不正行為も抑止できると考えられる。
発明の実施の形態1によれば、エラーが発生した場合には、メイン基板(又はサブ基板でもよい)を利用して、エラー解除手順を決定するとともに決定したエラー解除手順をホール係員に報知する。正しい解除方法であれば正常に復帰を行うが、間違ったキーで解除を行ったり、2つ以上のキー操作を同時に行う等の行為があった場合は、中間エラー状態へ中途半端に復帰する。中間エラー状態の遊技機はホール係員が容易にそれを知ることができるから、その遊技機の遊技者を不正行為の被疑者として扱うことができる。したがって、結果的に不正行為の抑制ができるようになる。正しい解除手順によらなくても遊技機は一応復帰して遊技可能になるので、不正行為者が遊技を継続する可能性は高く、当該不正行為者を逃がさないようにできる。
なお、正しいエラー解除手順かどうか判定するためには、図7に示すようにメイン基板200に入力される各スイッチ2054,2058,2061のハーネスは独立している必要がある。仮に並列接続されているとすると、どのスイッチが操作されたか区別できなくなる。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態1では、正しい解除手順であれば正常に復帰を行うが、間違ったキーで解除を行う又は2つ以上のキー操作を同時に行う等の行為があった場合は、中途半端にしかエラー復帰を行わない、というものであった。発明の実施の形態2は、そのような場合に一定時間経過後に再びエラー報知を行うものである。
図8は発明の実施の形態2に係る遊技機のブロック図である。図8において、図4と同一又は相当部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。207は自動再エラー移行用タイマーである。なお、タイマー207はメイン基板200内に設けるようにしてもよい。
図9のフローチャートを参照して発明の実施の形態に係る処理を説明する。図9の処理はエラーが発生したときに実行される処理である。
第1エラーフラグがセットされているかどうか調べる(S1)。第1エラーフラグがセットされているときはエラー状態(従来のエラー)へ移行する(S1でYES、S1b)。
図10に示すように、第1エラーフラグは、これが1のときにエラー状態になるものである。これに対し、第2エラーフラグは、これが1のとき遊技可能状態へ復帰するが、同時にタイマー207を起動して、タイマー207にセットされた所定時間経過後に再びエラー状態に移行させるためのものである。通常の遊技状態では、第1及び第2エラーフラグは両方とも0である。第1エラーフラグは従来のエラーフラグであるが、第2エラーフラグは発明の実施の形態2に係る新規なものである。なお、発明の実施の形態2の説明では、エラーフラグを用いてエラー状態、その復帰及び発明の実施の形態2に係る一時的復帰を行っているが、本発明はこれに限定されない。
エラー解除手順を決定する(S2)。エラー解除するために使用するスイッチとして、例えば、ドアキースイッチ2061、設定キースイッチ2054及びリセットキースイッチ2058のいずれかをランダムに選択する。
制御部(メイン基板200)からの信号でエラー報知を行うとともに、演出表示部でエラーの解除手順を報知する(S3)。例えば液晶表示画面上に「エラーを解除するためにはリセットキースイッチをオンにしてください」といった表示が行われる。「リセットキースイッチ」の部分の表示は、S2の選択の結果に応じて変化する。
エラーの解除に使用する可能性のある、上記3つのキースイッチの出力を監視する(S4)。出力を検知したらS5の処理に進む。
検知したスイッチ操作が正しい解除手順かどうか判断する(S5)。正しい解除手順とは上記S2で決定されたエラー解除手順である。上記S2で選択したキースイッチがオンにされ、かつ、他のキースイッチがオンになっていないとき、正しい解除手順と判定する(S5でYES)。その場合はエラー状態から復帰して遊技可能な状態に移行する(S10)。
正しい解除手順でないとき(S5でNO)、第1エラーフラグをリセットし、第2エラーフラグをセットする(S6)。そして、いったん遊技可能状態に復帰する(S7)。同時に、タイマー207をセットする(S8)。所定時間経過したら(S9でYES)、再びエラー状態へ移行する(S1b)。
発明の実施の形態2によれば、エラーが発生した場合には、メイン基板(又はサブ基板でもよい)を利用して、エラー解除手順を決定するとともに決定したエラー解除手順をホール係員に報知する。正しい解除方法であれば正常に復帰を行うが、間違ったキーで解除を行ったり、2つ以上のキー操作を同時に行う等の行為があった場合は、中途半端に復帰する。この復帰状態は長くは続かず、やがて再びエラー状態になるので、長時間の遊技は不可能で不正行為者に多くの利益を与えることがない。頻繁にエラーを起こす遊技機はホール係員が容易にそれを知ることができるから、その遊技機の遊技者を不正行為の被疑者として扱うことができる。したがって、結果的に不正行為の抑制ができるようになる。正しい解除手順によらなくても遊技機は一応復帰して遊技可能になるので、不正行為者が遊技を継続する可能性は高く、当該不正行為者を逃がさないようにできる。
なお、図5及び図10の例ではエラー解除手順の決定をエラー発生後に行っていたが、本発明はこれに限定されず、電源オンの直後の初期設定の段階でエラー解除手順を決定するようにしてもよい。そのようにすると、電源オンのたびにエラー解除手順が変化するので、不正行為者が電源再投入によりエラー解除を試みようとしても、どのようなエラー解除手順になるか予測がつかなくなる。これにより不正行為を抑止できるようになると考えられる。
なお、上記説明では、エラー解除のスイッチとして、ドアキースイッチ2061、設定キースイッチ2054及びリセットキースイッチ2058を例示したが、これらとともに又はこれらに代えて、スタートボタン134,ベットスイッチ137、ストップボタン140を使用することもできる。
以上の説明において、遊技機としてスロットマシンを例としたが、本発明はこれに限定されず、弾球式遊技機にも適用できる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
前扉を閉めた状態のスロットマシンの正面図である。 前扉を開けた状態のスロットマシンの正面図である。 発明の実施の形態に係る電源部(電源部パネル)の正面図である。 発明の実施の形態1に係るスロットマシンの機能ブロック図である。 発明の実施の形態1に係るエラー発生時の処理のフローチャートである。 発明の実施の形態1に係るエラーフラグの説明図である。 発明の実施の形態に係るスイッチ接続の説明図である。 発明の実施の形態2に係るスロットマシンの機能ブロック図である。 発明の実施の形態2に係るエラー発生時の処理のフローチャートである。 発明の実施の形態2に係るエラーフラグの説明図である。
符号の説明
1 メダルセレクタ
11 鍵受部
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体
121 ホッパ装置
122 ホッパタンク
130 前扉
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートボタン
135 払出し口
136 導出路
137 ベットスイッチ
138 キャンセルボタン
140 ストップボタン
200 メイン基板(制御部)
201 サブ基板
202 操作部
203 リールユニット
204 演出表示部
205 電源部
207 タイマー
2051 電源スイッチ
2052 電源オン表示ランプ(LED)
2053 打ち止めスイッチ
2054 設定キースイッチ
2055 設定変更
2056 AC100Vパイロットランプ
2057 電源ケーブル
2058 リセット(エラー解除)キースイッチ
2061 ドアキースイッチ

Claims (4)

  1. 複数のスイッチと、予め定められた条件を満たしたときにエラー状態としエラー報知を行うとともに、前記複数のスイッチの少なくともひとつの出力に基づき前記エラー報知を解除する制御部とを備える遊技機において、
    演出表示用の表示装置、装飾用照明、音響発生部、及び、遊技媒体を払い出すホッパ装置などの通常の遊技可能な状態に行う通常の報知又は動作と前記エラー状態に行う前記通常の報知又は動作とは異なる異常な報知又は動作をそれぞれ行う複数の機器を備え、
    前記制御部に対応付けられたエラーフラグとともに、前記複数の機器それぞれに対応付けられたエラーフラグを持ち、
    前記制御部は、
    前記エラー状態へ移行したときに、前記複数の機器それぞれに対応付けられた前記エラーフラグを全部セットして前記複数の機器の全部について前記異常な報知又は動作を行わせ、
    前記複数のスイッチの出力を監視し、
    前記複数のスイッチの全部又は一部を用いて予め定められたエラー解除手順に沿った操作がなされたときは、前記制御部に対応付けられたエラーフラグをリセットして遊技機を遊技可能な状態にするとともに、前記複数の機器それぞれに対応付けられた前記エラーフラグを全部リセットして前記複数の機器の全部について前記通常の報知又は動作を行わせ、
    前記エラー解除手順に沿った操作がなされなかったときは、前記制御部に対応付けられたエラーフラグをリセットして遊技機を遊技可能な状態にするとともに、前記複数の機器それぞれに対応付けられた前記エラーフラグの一部をリセットして前記複数の機器の一部について前記通常の報知又は動作を行わせ、前記複数の機器の他のものについてはエラーフラグをセットしたままとして前記異常な報知又は動作を行わせることを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御部は、前記エラー解除手順に沿った操作がなされなかったときはタイマーを起動し、前記タイマーの出力に基づき予め定められた時間を経過したと判断したときに、再び前記エラー状態とすることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記制御部は、
    前記エラー状態へ移行したとき又は遊技機の電源がオンにされたとき、前記複数のスイッチの全部又は一部を用いて前記エラー報知を解除するための手順を決定し、
    決定した手順の内容を前記エラー解除手順として報知することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記複数のスイッチは、それぞれ、独立したハーネスにより前記制御部に接続され、
    前記制御部は、前記エラー報知を解除するための手順を決定する際に、前記複数のスイッチのいずれかをランダムに選択することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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