JP4359276B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明は、スロットマシン等の遊技機に関する。特に、遊技機に用いられる扉開閉検出センサの改良に関する。
スロットマシン等の遊技機は、遊技者が所定の枚数のメダル(遊技媒体)を遊技機に投入してゲームを楽しむことができるものである。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口にメダルを投入することによりゲームを開始することができる。
不正行為を防止するなどの理由から遊技機の扉の開閉等を検出するための扉開閉検出センサが設けられていた。
特開2004−135844「遊技機」 スロットマシンの筐体内部に、閉じ位置にある前面扉を検出する前面扉開閉センサを設ける。前面扉を開くと、前面扉開閉センサからの検出信号が出力されないので、設定変更が可能になる。一方、前面扉を閉じると、前面扉開閉センサから検出信号が出力される。このとき設定変更が無効になる。前面扉に穴を開けて設定変更を行う不正行為を防止することが可能となる。
従来の扉開閉検出センサの例を図11に示す。図11は遊技機の筐体に取り付けられた扉開閉検出センサの部分をその右側からみた図である。扉開閉検出センサは筐体120を正面から見てその右内側(扉130のヒンジの反対側)に取り付けられている。図11の符号120は筐体の前面(開口部分)を示す。扉130が閉じた状態では作用部30が筐体120内に押し込まれて発光部10と受光部11の間に割り込むので、受光部11の出力はオフであるが(図11(a))、扉130が開いた状態では作用部30が前方の突出し、発光部10と受光部11の間の空間が開放され、発光部10の光Lが受光部11に入力され、その出力がオンになる、というものである(図11(b):この図は扉130が僅かしか開かれていないが実際はもっと大きく開かれる)。作用部30は、図示しないハウジング(ケース)で保持されて前後に移動可能になっているとともに、図示しないバネ等で前方へ付勢されている。
図11に示すような従来の扉開閉検出センサは、扉の開放時に光検知センサのオンオフを切り替える作用部30を押さえ込まれた場合、扉の開放を検出できない。しかも、そのような不正行為がされていること自体も検知することができない。作用部30を押さえ込む行為自体は難しくなく、このような不正行為による被害が懸念される。
本発明は、上記不正行為を防止するためになされたもので、上記不正行為を困難にするとともに、当該不正行為を発見可能な遊技機を提供することを目的とする。
この発明に係る遊技機は、
前面に開口を有する筐体と、
前記筐体の開口を塞ぐ開閉可能な扉と、
前記筐体に設けられ前記前面の側に付勢される棒状の作用部であって、前記扉が閉じた状態で一方の端が前記扉の内側に当接し、前記扉が開いた状態で予め定められた距離だけ前記前面の側に移動する作用部と、前記作用部の前記扉に接する端と反対側の端の近傍に設けられた第1発光部と、前記作用部を挟んで前記第1発光部に対向して配置され、前記作用部が前記前面の側に移動した状態で前記第1発光部から光を受ける第1受光部と、前記扉に接する端から前記反対側の端にかけて前記作用部の内部に設けられた筒状の空間の前記反対側の端に設けられた第2発光部と、前記扉の前記作用部の端が接する位置に設けられ、前記扉が閉じた状態で前記筒状の空間を通して前記第2発光部から光を受ける第2受光部と、を含む扉開閉検出センサと、
前記第1受光部及び前記第2受光部の出力に基づき前記扉の開閉を判定する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記第1受光部が前記第1発光部の光を受光し、かつ、前記第2受光部が前記第2発光部の光を受光していないとき、前記扉が開いていると判定し、
前記第1受光部が前記第1発光部の光を受光しておらず、かつ、前記第2受光部が前記第2発光部の光を受光しているとき、前記扉が閉じていると判定し、
前記第1受光部と前記第2受光部のいずれもが光を受光していないとき、前記扉開閉検出センサに対して不正行為が行われていると判定するものである。
前記制御部は、前記第1受光部が前記第1発光部の光を受光し、かつ、前記第2受光部が前記第2発光部の光を受光しているとき、判定を行わないようにしてもよい。
前記扉の前記作用部の端に接する位置に設けられ、前記第2受光部を保持する棒状の第2受光部保持部を備え、
前記第2受光部保持部の内部に筒状の空間が設けられ、この空間の内部で前記第2受光部が保持され、前記第2受光部保持部の断面は前記作用部の断面と同じであり、前記第2受光部保持部の前記筒状の空間は前記扉が閉じた状態で前記作用部の前記筒状の空間に連通し、
前記第2受光部保持部は、前記第2受光部の周囲を覆うことによりその受光範囲を制限するものであり、このことにより前記扉が予め定められた角度以上開いたときに前記第2受光部が第2発光部の光を受光しなくなる。
前記第2発光部をオンオフするオンオフ制御部を備えるようにし、
前記制御部は、前記第2受光部の出力が前記第2発光部のオンオフと一致しているとき受光していると判定し、前記第2受光部が受光しているが、その出力が前記第2発光部のオンオフと一致していないとき、前記扉開閉検出センサに対して不正行為が行われていると判定することもできる。
前記扉の前記作用部の端が接する位置に設けられ、前記第2受光部を保持する棒状の第2受光部保持部を備えるようにしてもよい。
前記第2受光部保持部の内部に筒状の空間が設けられ、この空間の内部で前記第2受光部が保持され、前記第2受光部保持部の断面は前記作用部の断面と同じである。
本発明によれば、遊技機の扉開閉検出センサに対する不正行為を防止できるようになる。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)について図面を参照して説明する。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1及び図2中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。スロットマシン本体120は略直方体状の筐体であって、その前面に開口を有するものである。前扉130は前記開口を塞ぐものである。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートボタン134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。
スロットマシン本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。スロットマシン本体120の内部には、前扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個の回転リールからなるリールユニット203が設置されている。ゲーム表示部131には開口部が設けられていて、それを通して遊技者が前記リールユニット203の各回転リールの図柄を見ることができるようになっている。ホッパ装置121の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ1が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニット203の駆動を開始させる。リールユニット203は、ストップスイッチ140によりその駆動が停止される。リールユニットは、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
図3は発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図を示す。
図3において、200、201はそれぞれCPU、ROM及びRAMを内蔵するメイン基板(制御部)、サブ基板である。メイン基板200はメダルの投入、払い出し、リールの制御、当選処理などを行う。サブ基板201は演出表示などの処理を行う。202はスタートスイッチ134やストップスイッチ140、図示しないベットスイッチなどのスイッチからなる操作部である。203は三個の回転リールからなるリールユニットである。204はゲーム表示部131やリールの内部照明、液晶表示装置、スピーカなどを含む演出表示部である。演出表示部204により当選役や押し順の報知がなされる。205は各部に電源を供給する電源部である。121は、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置である。
図3の遊技機には扉開閉検出センサDSが設けられている。扉開閉検出センサDSは2組の光検知センサ(第1発光部10と第1受光部11、第2発光部20と第2受光部21)を備えている。扉開閉検出センサDSの出力(第1受光部11及び第2受光部21の出力)はメイン基板200に送られる。メイン基板200は、後述の図5のテーブルを参照して扉開閉検出センサDSの出力に基づき前扉130の開閉及び不正行為を判定する。図5のテーブルは、プログラム又はデータのかたちでメイン基板200の図示しないメモリに予め記憶されている。
図4は、発明の実施の形態1に係る扉開閉検出センサの構造説明図である。図4(a)は扉開閉検出センサの正面図である。扉開閉検出センサは例えば筐体130の右側面の内側に遊技機正面を向いて取り付けられる(右側面の内側つまりヒンジと反対側に設けると扉のわずかな開閉を検出することができるようになるが、本発明はこれに限定されない。筐体130の開口の任意の位置又は筐体130の他の個所に設けることができる)。図4(a)はそのように取り付けられたときの状態を、扉130を開けた状態で正面から見た図である。図4(b)は扉開閉検出センサの右側面図である。図4(c)は、図4(a)のA−A矢視断面図である。なお、図4において扉開閉検出センサのハウジング(ケース)の表示は省略している(他の図においても同じ)。
図4において、30は筐体120の開口に設けられ、図示しないバネ等の付勢手段によって前面の側に付勢されている棒状(円筒形)の作用部である。作用部30のほぼ中心にその全長にわたって穴が穿たれていて、これにより円柱状の空間30aが設けられている。扉130を開けると、図示しない付勢手段により作用部30は一定の長さだけ筐体120から突出するようになっている(図6(b)参照)。しかし、図示しないストッパによりその突出量は制限されている(図6(b)の符号aが移動可能な距離を示す)。なお、図4(b)(c)は作用部30が突出していない状態(扉130が閉じた状態)を示す。作用部30は、扉130が閉じた状態で一方の端が扉130の内側(符号31)に接し、扉130が開いた状態で予め定められた距離だけ前面の側に移動するが、その移動量は制限されていて、その結果扉130が大きく開かれると、作用部30の端は扉130の内側(符号31)から離れるようになっている(図7参照)。
31は扉130の内側に設けられ、作用部30とほぼ同じ断面をもつ第2受光部保持部である。第2受光部保持部31は、その内部に設けられた円柱状の空間31aの端で後述の第2受光部21を保持する。なお、第2受光部保持部31を用いずに直接に扉130の内側に第2受光部21を取り付けることもでき、この場合、第2受光部保持部31は不要である。第2受光部保持部31は第2受光部21を保持する機能を果たしているとともに、第2受光部21の周囲を覆うことによりその受光範囲を制限するという機能を果たしている。受光範囲を制限することで、扉130が一定角度以上開いたときに第2受光部21が第2発光部の光を受光しなくなるようにできる(図7参照)。そのため、第2受光部を直接に扉130の内側に取り付けるときは、受光範囲を制限するカバーをその周囲に設けることが好ましい。
10は、作用部30の前記扉に接する端と反対側の端の近傍に設けられた第1発光部である。11は、作用部30の端部を挟んで第1発光部10に対向して配置された第1受光部である。作用部30が突出していない図4の状態では、第1発光部10から第1受光部への光の通路は作用部30の端部で遮られている。図4の例では、第1発光部10と第1受光部11は、空間30aに対して垂直な(作用部30の中心軸に垂直な)平面であって、作用部30にその端よりやや内側の部分で交差する平面の上に配置されている。別の言い方をすれば、第1発光部10と第1受光部11は、作用部30が前面の側に移動した状態(図6(b))で第1発光部から光を受ける位置、具体的には図4(b)(c)の作用部30の端より測って図6(b)のaの長さよりも短い位置に設けられている。図4(a)の例では、第1発光部10と第1受光部11は作用部30の円周近くに設けられているが、これらを中心近く(空間30aの近く)に設けるようにしてもよい。
20は、作用部30の筒状の空間30aの端であって、扉130と接する端と反対側の端に設けられた第2発光部である。21は、第2受光部保持部31の空間31aの奥側(扉130側)に設けられ、扉130が閉じて作用部30の空間30aと第2受光部保持部31の空間31aが連通した状態で、これらにより形成される空間を通して第2発光部20から光を受ける第2受光部である。図4(c)は、矢印で示される第2発光部20の光Lが空間30aと31aを通って第2受光部21に到達する様子を示す。
図5は、発明の実施の形態1に係る扉開閉及び不正行為の判定の説明図である。
図6は、発明の実施の形態1に係る扉開閉検出センサの動作説明図である(扉閉状態を示す)。
図7は、発明の実施の形態1に係る扉開閉検出センサの動作説明図である(扉開状態を示す)。
図8は、発明の実施の形態1に係る扉開閉検出センサの動作説明図である(不正行為を示す)。
図4〜図8を参照して、発明の実施の形態1における扉開閉検出センサDS及び制御部(メイン基板)200の動作を説明する。
発明の実施の形態1に係る扉開閉検出センサDSは、その作用部を押さえ込むといった不正行為を検出するために別センサ、すなわち第2発光部20と第2受光部21を第1発光部10と第1受光部11とともに併用した点を特徴とする。第2発光部20と第2受光部21を独立して設けるのではなく、それらを従来の扉開閉検出センサDSに内蔵する形式とした。従来のセンサによるオンオフ(第1発光部10の光を第1受光部11で受光するか否か)以外に、扉130の開角度がある程度よりも大きくなると第2発光部20の光を第2受光部21で検知できなくなることを利用して、2組のセンサで扉の開閉を監視する。
(1)扉の閉状態
扉130が閉じた状態では、作用部30の先端が筐体120の内部側に押し込まれている(図6(a):作用部30の先端が筐体120の開口とほぼ一致している)。この状態では、作用部30の筐体奥側の端が第1発光部10と第2受光部の間に割り込み、光を遮断する。他方、作用部30と第2受光部保持部31は互いにその端で接触し、それぞれの空間30aと31aは連通して光の通路が形成されているので、第2受光部21は第2発光部20の光を受光している(図6(a))。したがって、メイン基板(制御部)200は、図5のテーブルに従って、第1受光部11が受光せず、かつ、第2受光部21が受光しているとき、扉が閉じていると判定する。
(2)扉の開状態
扉130が開き始めると、作用部30が前面側に突出していく。作用部30が移動できる限界の距離をaとしたとき、作用部30が距離aだけ突出した状態は図6(b)のようになる。同図の状態では、第1発光部10から第1受光部11への光の通路を作用部30の端が遮らないので、第1受光部11は受光している。他方、作用部30と第2受光部保持部31はなお互いにその端で接触し、それぞれの空間30aと31aは連通して光の通路が形成されているので、第2受光部21は第2発光部20の光を受光している(図6(b))。メイン基板(制御部)200は、第1受光部11が受光し、かつ、第2受光部21が受光しているとき、特に判定は行わない。
距離aは、第1発光部10から第1受光部11への光の通路を作用部30の端で遮らなくようになる距離と同じかそれよりも大きくなければならない。しかも、距離aは、それによる扉130と筐体120の間の隙間がわずかで、その隙間から内部のスイッチ類を操作不可能なほど小さくなければならない。距離aは、例えば0.5〜1cmあるいは1〜2cm程度が好ましい。
扉130が更に開いた状態を図7に示す。図7(a)は上面図を示し、図7(b)は右側面図を示す。同図の状態では、第1発光部10から第1受光部11への光の通路を作用部30の端が遮らないので、第1受光部11は受光している。これは図6(b)と同じである。他方、作用部30と第2受光部保持部31の接触は離れ、しかも、図7(a)に示すように、扉130が同図上側の端に設けられたヒンジを中心として回転するに伴い、第2発光部20の光の放射方向と第2受光部21の受光方向がずれるので、第2受光部21は受光しなくなる。別の言い方をすれば、第2受光部21の受光可能範囲(受光可能範囲は第2受光部保持部31の空間31aの断面径と表面から第2受光部21までのその深さで決まる)の中に、第2発光部20の光が入らなくなる。扉130をどの程度開くと第2受光部21が受光しなくなるかは、受光可能範囲を調整することで適宜設定することができる。メイン基板(制御部)200は、図5のテーブルに従って、第1受光部11が受光し、かつ、第2受光部21が受光していないとき、扉が開いていると判定する。
(3)不正行為
扉開閉検出センサDSの動作を阻害し、扉130が開放されたことを検知できなくする不正行為が行われている。すなわち、不正行為者は、図8に示すように不正な道具(例えば棒状又は板状の物体)Xを作用部30の先端に当て、作用部30が突出しないようにして扉130を開いている。図9の状態では、第1受光部11は受光しないし、不正な道具Xのために第2受光部21も受光しない。2つの受光部がいずれも受光しない状態は通常はあり得ない。不正な道具Xが光を透過するものであっても扉130を開くことで第2受光部21は受光しなくなる。そこで、メイン基板(制御部)200は、図5のテーブルに従って、第1受光部11が受光せず、かつ、第2受光部21が受光していないとき、不正行為がなされていると判定し、必要に応じてエラー報知を行い、エラー信号を外部へ出力する。
なお、図8の場合、不正な道具Xで空間31が確実に塞がれ、第2受光部21が速やかに受光できなくなるように、作用部30の断面はなるべく小さくするとよい。
発明の実施の形態1によれば、従来のスイッチ式センサの欠点(扉の開放時に光検知センサのオンオフを切り替える作用部を押さえ込まれると扉の開放を検知することができない)を解消することができ、扉開閉検出センサの弱点を補強し、不正行為を防止することができる。すなわち、扉の開閉ばかりでなく、扉開閉検出センサへの不正行為を判定することができる。
発明の実施の形態1は、検出に反射光を利用する方式ではないため、スイッチの動作を誤認させるような遮蔽物として鏡面を利用しても、光検知センサが誤認することはない。
発明の実施の形態2.
光検知センサの誤認の可能性をより低くするため、図9に示すようにオンオフ制御部200aを設け、第2発光部20の光を断続させるとよい。
図10にタイミングチャートを示す。
図10(a)は、扉130が閉じていて第2受光部21が第2発光部20の光を受光している状態を示す。第2発光部20の光がオンオフし、したがって第2受光部21の出力信号もオンオフしている。これらは一致している。メイン基板200は両方の信号を比較することにより、第2受光部21が受光していると判定する。
図10(b)は、扉130が時刻T1で開き、これ以降は第2受光部21が受光しなくなった状態を示す。時刻T1以降は第2受光部21の出力信号はオフのままである。メイン基板200は、図10(b)の状態に基づき扉が開放されたと判定する。
図10(c)は、時刻T2に図8に示すように不正な部材Xで作用部30が押さえられるとともに、別の光(懐中電灯など)が空間31a内に照射された状態を示す。受光信号が発光信号と一致しない。メイン基板200は両方の信号を比較することにより、第2受光部21は第2発光部20の光を受けていないと判定する。この結果、図5のテーブルに従って不正行為と判定される。
なお、図10(c)に示すような第2発光部20のオンオフと第2受光部21の出力のオンオフが一致しないことに基づいて直ちに不正行為と判定するようにしてもよい。
発明の実施の形態2によれば、懐中電灯などを用いて行う不正行為を実行不可能にできる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図である。 発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図である。 発明の実施の形態1に係る扉開閉検出センサの構造説明図である。 発明の実施の形態1に係る扉開閉及び不正行為の判定の説明図である。 発明の実施の形態1に係る扉開閉検出センサの動作説明図である(扉閉状態)。 発明の実施の形態1に係る扉開閉検出センサの動作説明図である(扉開状態)。 発明の実施の形態1に係る扉開閉検出センサの動作説明図である(不正行為)。 発明の実施の形態2に係る扉開閉検出センサの機能ブロック図である。 発明の実施の形態2に係る扉開閉検出センサの動作説明図(タイミングチャート)である。 従来の扉開閉検出センサの構造説明図である。
符号の説明
1 メダルセレクタ
10 第1発光部
11 第1受光部
20 第2発光部
21 第2受光部
30 棒状の作用部
30a 作用部内の筒状の空間
31 第2受光部保持部
31a 第2受光部保持部内の筒状の空間
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体(筐体)
121 ホッパ装置
122 ホッパタンク
130 扉(前扉)
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートボタン
135 払出し口
136 導出路
140 ストップボタン
200 メイン基板(制御部)
200a オンオフ制御部
201 サブ基板
202 操作部
203 リールユニット
204 演出表示部
205 電源部
DS ドアセンサ(扉開閉検出センサ)

Claims (4)

  1. 前面に開口を有する筐体と、
    前記筐体の開口を塞ぐ開閉可能な扉と、
    前記筐体に設けられ前記前面の側に付勢される棒状の作用部であって、前記扉が閉じた状態で一方の端が前記扉の内側に当接し、前記扉が開いた状態で予め定められた距離だけ前記前面の側に移動する作用部と、前記作用部の前記扉に接する端と反対側の端の近傍に設けられた第1発光部と、前記作用部を挟んで前記第1発光部に対向して配置され、前記作用部が前記前面の側に移動した状態で前記第1発光部から光を受ける第1受光部と、前記扉に接する端から前記反対側の端にかけて前記作用部の内部に設けられた筒状の空間の前記反対側の端に設けられた第2発光部と、前記扉の前記作用部の端が接する位置に設けられ、前記扉が閉じた状態で前記筒状の空間を通して前記第2発光部から光を受ける第2受光部と、を含む扉開閉検出センサと、
    前記第1受光部及び前記第2受光部の出力に基づき前記扉の開閉を判定する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記第1受光部が前記第1発光部の光を受光し、かつ、前記第2受光部が前記第2発光部の光を受光していないとき、前記扉が開いていると判定し、
    前記第1受光部が前記第1発光部の光を受光しておらず、かつ、前記第2受光部が前記第2発光部の光を受光しているとき、前記扉が閉じていると判定し、
    前記第1受光部と前記第2受光部のいずれもが光を受光していないとき、前記扉開閉検出センサに対して不正行為が行われていると判定することを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御部は、前記第1受光部が前記第1発光部の光を受光し、かつ、前記第2受光部が前記第2発光部の光を受光しているとき、判定を行わないことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記扉の前記作用部の端に接する位置に設けられ、前記第2受光部を保持する棒状の第2受光部保持部を備え、
    前記第2受光部保持部の内部に筒状の空間が設けられ、この空間の内部で前記第2受光部が保持され、前記第2受光部保持部の断面は前記作用部の断面と同じであり、前記第2受光部保持部の前記筒状の空間は前記扉が閉じた状態で前記作用部の前記筒状の空間に連通し、
    前記第2受光部保持部は、前記第2受光部の周囲を覆うことによりその受光範囲を制限するものであり、このことにより前記扉が予め定められた角度以上開いたときに前記第2受光部が第2発光部の光を受光しなくなる、ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記第2発光部をオンオフするオンオフ制御部を備え、
    前記制御部は、前記第2受光部の出力が前記第2発光部のオンオフと一致しているとき受光していると判定し、前記第2受光部が受光しているが、その出力が前記第2発光部のオンオフと一致していないとき、前記扉開閉検出センサに対して不正行為が行われていると判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の遊技機。
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