JP2006198195A - メダルセレクタ、遊技機及び遊技機のメダル計数方法並びにプログラム - Google Patents

メダルセレクタ、遊技機及び遊技機のメダル計数方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 メダル詰まり等の不具合を起こすことなく、不正行為による利益を与えることを防止する。
【解決手段】 メダル投入部から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタ1と、メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路11と、前記メダル通路のメダル排出口側に設けられてメダルを検出するメダル計数センサS1,S2と、前記メダル通路の前記メダル投入口側の略垂直部分の両側にそれぞれ設けられる第1接触部S10L及び第2接触部S10Rを含み、前記第1接触部と前記第2接触部で前記メダル通路を通過するメダルを挟み込むようにしてメダルを検出する車輪型メダルセンサを備える遊技機において、前記車輪型メダルセンサがメダルを検出している場合にのみ、前記メダル計数センサの出力に基づきメダルの枚数を計数する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機、これに用いられるメダルセレクタ及び遊技機のメダル計数方法並びにプログラムに関する。
スロットマシン等の遊技機は、遊技者が所定の枚数のメダルを遊技機に投入してゲームを楽しむことができるものである。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。遊技機は、投入されたメダルを判別するとともに、その枚数を計数するためのメダルセレクタを備えている。
この種のメダルセレクタは、メダル投入口から投入されたメダルが転動する、下り傾斜したメダル通路を備えている。メダル通路の出口近傍には、メダルを計数するためのセンサ(例えばフォトインタラプタ)が設けられ、ここで投入されたメダルの枚数が計数される。現在の遊技機のメダルセレクタには2つのセンサが設けられていて、メダルの検知は2つのセンサの検出順序により行われている。投入されたメダルが所定枚数に達するとゲームを開始することができる。追加で投入されたメダルはクレジットとして扱われる。
図14はスロットマシンが備える従来のメダルセレクタの斜視図である。図15(a)は従来のメダルセレクタの動作説明図である。図14及び図15(a)において、1はメダルセレクタ、11はこれに設けられたメダル通路、12はメダルセレクタ1のメダル出口、S1及びS2はメダル通路11に設けられたメダル検出のためのメダル計数センサ(フォトインタラプタ)である。なお、Mは投入されたメダルを示す。メダルセレクタ1の上部から投入されたメダルMは、メダル通路11に沿って落下し、途中で進行方向を斜め横に変えられ、メダル出口12から排出される。なお、大きさが異なる非正規のメダルはメダル通路の途中で落下し、メダル返却口に送られる。
メダル出口12の近傍には2つのメダル計数センサS1,S2がメダルの進行方向に沿って並んで設けられている。図15(b)はメダルMが通過したときのセンサS1,S2の出力信号のタイミングチャートを示す。手前側に設けられているセンサS1の信号の位相は、S2のそれよりも進んでいる。センサS1,S2により途中で阻止されずに送られてきたメダルの通過が検出される。S1,S2を2つ隣接させて設けているので、メダルの通過速度や通過方向を検出することができ、これらに基づきメダル枚数だけでなく、メダルの逆流や不正行為を検出することができる。また、メダル計数センサS1,S2をメダル入り口から遠い側に設けることにより、不正行為をやりにくくしている。
遊技者のごく一部に不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者がいた。例えば、メダル投入口から異物を挿入し、センサを誤動作させて正規のメダルを投入することなくゲームを行おうとする者がいた。実際には、棒状の異物で2つのセンサS1,S2を往復することによって、実際にメダルを入れているかのように誤認させる方法が採られている。例えば、図15(c)に示すように針金90の先端に板91(これらをまとめて異物と表現することがある)を取り付けたものを同図の点線の経路に沿って動かすと、センサS1,S2から図15(b)と同様な波形が出力される。
現在の遊技機において、メダルの検知は2つのセンサS1,S2の検出順序に基づき行っている。不正行為としては上述のように棒状の異物90,91でこの2つのセンサS1,S2を反応させることによって、実際にメダルを入れていると誤認させる方法が採られている。センサS1,S2が上部に並んでいるため、異物90,91を戻す際にこれをセンサS1,S2の検知できないところまで下げることで逆流エラーの検出(図15(b)のS1,S2の位相が逆になったもの)を避けることが可能になってしまう。
遊技機に対する不正行為の手法も時とともに巧妙になってきている。最近報告された不正行為として、メダル投入口から不正行為用の器具を挿入し、メダルセレクタのメダル計数機能を不正に操作し誤動作させ、メダルを投入していないにもかかわらず不正に多数のクレジットを得るという手口がある。
先端に赤外線LEDなどの発光素子を2つ設けた器具を挿入し、これらをセンサS1,S2に向けて点滅させることにより図15(b)の信号を作り出し、不正なクレジットを得ているようである。不正に得たクレジットで遊技を行うことができるが、多くの場合、キャンセルボタンによりメダルの返却を受けているようである。メダルセレクタに対する不正行為の発見は遅れるケースが多く、被害の拡大が懸念されている。
不正行為を防止するために、メダル通路のメダル検出位置において、メダル通路を塞ぐように付勢された退避可能な移動部材と、退避位置にある移動部材を検知するセンサを設け、該センサが所定時間以上継続して検知していたらエラーとすることも可能であるが、このような構成は、結果的に、メダルの流れを移動部材との接触によって阻害することになる。
特開2004−166806
前述のようにメダル通路を塞ぐように付勢された退避可能な移動部材を設けるなどにより、メダル通路に物理的なシャッタを設けるようにすると、メダルの流下が物理的に阻害されてメダル詰まりの原因となるという問題もある。
本発明は、メダル詰まり等の不具合を起こすことなく、前述のような不正行為による利益を与えることがなく、その結果不正行為を抑止することのできるメダルセレクタ、遊技機及び遊技機のメダル計数方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、メダル投入口近傍に略垂直方向に構成されている略垂直部分を含み、前記メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路と、前記メダル通路のメダル排出口側に設けられてメダルを検出するメダル計数センサとを備え、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタにおいて、
前記メダル通路の両側にそれぞれ設けられる第1接触部及び第2接触部を含み、前記第1接触部と前記第2接触部で前記メダル通路を通過するメダルを挟み込むようにしてメダルを検出する車輪型メダルセンサとを備え、
前記車輪型メダルセンサの第1接触部と第2接触部は、それぞれメダル通路を転動するメダルに接触する回動自在な車輪と、前記車輪の回転及びその方向を検出する回転検出器とを備えるものである。
前記車輪型メダルセンサを、好ましくは、前記メダル投入口近傍に設けるとともに、前記車輪の回転軸を前記メダル通路のメダルの通過方向に対して直交する直線上に配置する。
前記車輪型メダルセンサの第1接触部と第2接触部は、それぞれ前記車輪及び前記回転検出器を複数備え、複数の前記車輪は前記メダル通路に沿って隣接して並べられ、複数の前記回転検出器はそれぞれ複数の前記車輪の回転及びその方向を検出し、前記第1接触部の前記車輪のひとつとこれに対向する前記第2接触部の前記車輪のひとつで一組のセンサを構成することにより、前記車輪型メダルセンサは複数のセンサを含むようにしてもよい。
この発明は、メダル投入口近傍に略垂直方向に構成されている略垂直部分を含み、前記メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路と、前記メダル通路のメダル排出口側に設けられてメダルを検出するメダル計数センサとを備え、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタであって、前記メダル通路の両側にそれぞれ設けられる第1接触部及び第2接触部を含み、前記第1接触部と前記第2接触部で前記メダル通路を通過するメダルを挟み込むようにしてメダルを検出する車輪型メダルセンサを含むメダルセレクタと、
前記メダル計数センサの出力に基づき投入されたメダルの枚数を計数する制御部とを備える遊技機において、
前記車輪型メダルセンサの第1接触部と第2接触部は、それぞれ、メダル通路を転動するメダルに接触する回動自在の車輪と、前記車輪の回転及びその方向を検出する回転検出器とを備え、
前記制御部は、前記回転検出器の出力に基づきメダル検出を判定し、メダルを検出している場合にのみ、前記メダル計数センサの出力に基づきメダルの枚数を計数するものである。
ここで、制御部とは、例えば遊技機内のメイン基板上に設けられたCPUであり、該CPUは本発明に係るプログラムを実行することにより上記のエラー等判定処理を行うことができる。
前記制御部は、前記第1接触部の回転検出器が検出した前記車輪の回転方向及び前記第2接触部の回転検出器が検出した前記車輪の回転方向の両方が、メダルが前記メダル通路を前記メダル投入口から前記メダル排出口に向けて転動するときの回転方向であるときにメダル検出と判定し、他の場合に不正行為と判定するようにしてもよい。
前記車輪型メダルセンサの第1接触部と第2接触部は、それぞれ前記車輪及び前記回転検出器を複数備え、複数の前記車輪は前記メダル通路に沿って隣接して並べられ、複数の前記回転検出器はそれぞれ複数の前記車輪の回転及びその方向を検出し、前記第1接触部の前記車輪のひとつとこれに対向する前記第2接触部の前記車輪のひとつで一組のセンサを構成することにより、前記車輪型メダルセンサは複数のセンサを含み、
前記複数のセンサの少なくとも一つが選択され、前記制御部は、当該選択されたセンサの回転検出器の出力に基づきメダル検出を判定するようにしてもよい。
前記車輪型メダルセンサの第1接触部と第2接触部は、それぞれ前記車輪及び前記回転検出器を複数備え、複数の前記車輪は前記メダル通路に沿って隣接して並べられ、複数の前記回転検出器はそれぞれ複数の前記車輪の回転及びその方向を検出し、前記第1接触部の前記車輪のひとつとこれに対向する前記第2接触部の前記車輪のひとつで一組のセンサを構成することにより、前記車輪型メダルセンサは複数のセンサを含む場合において、
前記制御部は、前記車輪型メダルセンサの前記複数のセンサが予め定められた順番でメダルを検出している場合にのみ、前記メダル計数センサの出力に基づきメダルの枚数を計数するようにしてもよい。
この発明は、メダル投入口近傍に略垂直方向に構成されている略垂直部分を含み、前記メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路と、前記メダル通路のメダル排出口側に設けられてメダルを検出するメダル計数センサとを備え、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタであって、前記メダル通路の両側にそれぞれ設けられる第1接触部及び第2接触部を含み、前記第1接触部と前記第2接触部で前記メダル通路を通過するメダルを挟み込むようにしてメダルを検出する車輪型メダルセンサを含むメダルセレクタと、前記メダル計数センサの出力に基づき投入されたメダルの枚数を計数する制御部とを備える遊技機においてメダルを計数する方法であって、
前記車輪型メダルセンサを監視するステップと、
前記車輪型メダルセンサがメダルを検出したときにフラグをセットするステップと、
前記メダル計数センサを監視するステップと、
前記メダル計数センサがメダルを検出し、かつ、前記フラグがセットされているときに、メダルをカウントするステップと、
前記メダル計数センサがメダルを検出しないときに、前記フラグのセットから予め定められた時間が経過したかどうか判定するステップと、
前記フラグのセットから予め定められた時間が経過したときに、前記フラグをリセットするステップとを備える遊技機のメダルの計数方法。
この発明は上記方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
また、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インターネットもここでいう通信媒体に含まれる。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
この発明によれば、メダルセンサの上流に車輪型メダルセンサを設け、前記車輪型メダルセンサによるメダル検出があったときにのみメダルを計数することで、不正行為によるメダルの計数を行うことがなくなり、その結果不正行為を抑止することができる。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るメダルセレクタ及びこれを備える遊技機(スロットマシン)について図面を参照して説明する。
図1及び図2において、100はスロットマシンを示す。このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下方に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設けてあり、前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。スタートスイッチ134の上側にはメダル投入に代えるベットスイッチ137が設けてあり、スタートスイッチ134の左側にはキャンセルボタン138を設けてある。キャンセルボタン138を押すとメダル投入口132から投入したメダルが払出し口135に返却される。
スロットマシン本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ1が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スロットマシンの筐体の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状のゲーム表示部(表示窓)131が形成されている。そして、この中央部の表示窓の中央には、三個の回転リールの図柄を見ることができる窓が形成されている。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニットの駆動を開始させる。リールユニットは、ストップスイッチによりその駆動が停止される。リールユニットは、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
図3はスロットマシンの機能ブロック図を示す。200、201はそれぞれCPU、ROM及びRAMを内蔵するメイン基板、サブ基板である。メイン基板200はメダルの投入、払い出し、リールの制御、当選処理などを行う。サブ基板201は演出表示などの処理を行う。202はスタートスイッチ134やストップスイッチ、ベットスイッチなどのスイッチからなる操作部202である。203は三個の回転リールからなるリールユニットである。204はゲーム表示部131やリールの内部照明、液晶表示装置、スピーカなどを含む演出表示部である。演出表示部204により当選役や押し順の報知がなされる。
メダルセレクタ1に設けられたメダル計数用のメダル計数センサS1,S2の出力信号はメイン基板200に入力される。メイン基板200は、センサS1、S2の出力に基づき投入されたメダルの枚数を計数する制御部として機能する。さらに、メダルセレクタ1に設けられた車輪型メダルセンサS10の出力信号もメイン基板200に入力される(車輪型メダルセンサS10について後に詳しく説明する)。メイン基板200は、車輪型メダルセンサS10によるメダル検出があったときにのみメダルを計数する。これにより不正行為によるメダルの計数を行うことがなくなり、その結果不正行為を抑止することができる。
図4は発明の実施の形態1に係るメダルセレクタ1の斜視図である。図4において、1はメダルセレクタ、11はこれに設けられたメダル通路、12はメダルセレクタ1のメダル出口、S1及びS2はメダル通路11に設けられたフォトインタラプタ(メダル検出のためのセンサ)である。なお、Mは投入されたメダルを示す。メダルセレクタ1の上部から投入されたメダルMは、メダル通路11に沿って落下し、途中で進行方向を斜め横に変えられ、メダル出口(メダル排出口)12から排出される。なお、大きさが異なる非正規のメダルはメダル通路の途中で落下し、メダル返却口に戻る。
メダル出口12の近傍には2つのメダル計数センサS1,S2がメダルの進行方向に沿って設けられている。これらはメダルの枚数を計数するためのものである。メダル計数センサS1、S2は、例えば、互いに対向した発光部と受光部とを有して断面コ字状に形成され、その検出光軸をメダル通路11内に上方から臨ませて位置するフォトインタラプタである。断面はコの字状でなくてもよいし、受光部だけを設けてもよい。各フォトインタラプタにより、途中で阻止されずに送られてきたメダルの通過が検出される。なお、フォトインタラプタを2つ隣接させたのは、メダル枚数を検出するだけでなく、メダルの通過が正常か否かを監視するためである。すなわち、フォトインタラプタを2つ隣接させて設けることにより、メダルの通過速度や通過方向を検出することができ、これによりメダル枚数だけでなく、逆方向に移動する不正行為を感知することができる。また、メダル計数センサS1,S2をメダル入り口から遠い側に設けることにより、不正行為をやりにくくしている。
メダル投入口から少しの間、ほぼ垂直にメダルが落下するようにメダル通路11は構成されている。この垂直の部分に車輪型メダルセンサS10が設けられている。このセンサS10は、メダル通路11の両側にそれぞれ設けられた車輪型メダルセンサの第1接触部S10Lと車輪型メダルセンサの第2接触部S10Rとから成っている。各接触部S10LとS10Rは車輪とロータリーエンコーダ(回転検出器)とをそれぞれ備え、この車輪を回転させつつメダルMがメダル通路11の垂直部分を落下していく。その際、車輪の回転をロータリーエンコーダが検出する。このことを利用してメダルの通過を検知することができる。
図5(a)は車輪型メダルセンサS10を上面(メダル投入口側)から見た概念図である。図5(b)は車輪型メダルセンサS10の正面図である。これらの図面を参照して説明を加える。なお、以下の説明において第1接触部S10Lの構成要素の符号にはS10Lを付し、第2接触部S10Rの構成要素の符号にはS10Rを付す。第1接触部S10Lと第2接触部S10Rの構成要素であってそれぞれ対応する構成要素には同じ符号を付すことにする。
S10L−WとS10R−Wは車輪である。これらの回転軸にロータリーエンコーダS10L−REとS10R−REが接続されている。S10L−BとS10R−Bはバネであり、これにより車輪S10L−WとS10R−Wはメダル通路11内に向けて(図5(a)中の矢印方向)付勢されている。車輪S10L−WとS10R−Wの直径は同じであり、その取り付け位置も同じ高さである(正確に言うとメダル通路11のメダルの通過方向に対して直交する直線上に車輪S10L−WとS10R−Wの回転軸が位置する)。なお、図5(a)の例ではメダル通路11に線状の突起が設けられている。メダルMがメダル通路11に接触する面積を小さくすることにより摩擦を小さくするためである。
メダルMが投入され、投入されたメダルMがメダル通路11を落下し、車輪型メダルセンサS10の位置に到達するとメダルMの厚み部分(側面)が車輪S10L−WとS10R−Wに接触し、これらを同時に互いに逆方向に回転させる(図5(b)のa方向とb方向)。これによりロータリーエンコーダS10L−REとS10R−REより回転信号が出力される。
ロータリーエンコーダREは、回転量を電気信号に変換する角度センサであり、回転量をデジタル量で正確に検出するという特徴を備えるものである。ロータリーエンコーダREの出力は、図6(a)(b)に示すようなパルス信号であり、パルスを計数することにより回転量を知ることができる。多くのロータリーエンコーダは、位相が異なる2つのパルス信号を出力するA信号端子とB信号端子を備える。A信号とB信号の関係、すなわちどちらの位相が進んでいるかを調べることによりロータリーエンコーダの軸の回転量ばかりでなく、回転方向についても知ることができる。図6(a)の信号が示すロータリーエンコーダの方向は、図6(b)の場合と反対である。
すなわち、ロータリーエンコーダS10L−REの出力に基づき、車輪S10L−Wの回転の有無及びその方向(図5(b)のaまたはcのどちらであるか)を検知することができる。同様に、ロータリーエンコーダS10R−REの出力に基づき、車輪S10R−Wの回転の有無及びその方向(図5(b)のbまたはdのどちらであるか)を検知することができる。
車輪型メダルセンサS10の出力とメダル計数センサS1とS2の出力に基づきメイン基板(制御部)1はメダルの計数処理を行う。具体的には、車輪型メダルセンサS10がメダルを検出している場合にのみ、メダル計数センサS1とS2の出力に基づきメダルの枚数を計数する。メダル計数センサS1とS2が検出した場合であっても、車輪型メダルセンサS10がメダルを検出していないときはカウントしない。
図7のタイミングチャートを参照してメダル計数の原理を説明する。図7(a)はメダルをカウントする場合(通常状態)、同(b)は車輪型メダルセンサS10のみ検出した場合(メダルがメダル通路11の途中で詰まったような場合)、同(c)はメダル計数センサS1とS2のみが検出した場合(不正行為の場合)を示す。なお、同図においてメダル計数センサS1とS2の信号をひとまとめに表現しているが、実際は図15(b)に示すような2つの信号である。
図7(a)において、車輪型メダルセンサS10でメダル通過が検出されると(t1)、センサS10に関するフラグがセットされる(通過情報が記憶される)。メダルが正常にメダル通路11を通過してメダル計数センサS1とS2に到達すると(t2)、センサS1とS2のフラグがセットされる。CPUはこれら2つのフラグを監視しており、両方がセットされたときにメダル1枚をカウントする(t2とt3の間)。メダルカウントが終了したら両方のフラグをリセットする(t3)。
図7(b)において、センサS10に関するフラグがセットされるが、メダル計数センサS1とS2のフラグがセットされないのでメダルはカウントされない。セットされたセンサS10のフラグは一定時間後に自動的にリセット(消去)されるようになっている(t12)。当該フラグがセットされてからリセットされるまでの時間(t11とt12の間隔)は、例えばメダルがセンサS10を通過してからメダル計数センサS1とS2に到達するまでのおよその時間よりやや長い時間に設定されている。このように、車輪型メダルセンサS10がメダル通過を検出しても、一定時間内にメダル計数センサS1とS2で検出されないとメダルのカウントはない。
図7(c)において、メダル計数センサS1とS2に関するフラグがセットされるが、センサS10のフラグがセットされないのでメダルはカウントされない。したがって前述のような不正行為がなされてもメダルをカウントすることがなくなる。メダル計数センサS1とS2に関するフラグも一定時間経過後にリセットされる。なお、メダル計数センサS1とS2についてはフラグを用いることなく、その出力をCPUで直接監視するようにしてもよい。
メダルカウント処理のフローチャートを図8に示す。まず、センサS10を監視する(STEP1)。当該センサでメダルを検出したら(STEP2でYES)、当該センサのフラグをセットし(STEP3)、センサS1とS2を監視する(STEP4)。当該センサでメダルを検出したら(STEP5でYES)、メダルをカウントする(STEP6)。メダルを検出しないとき(STEP5でNO)、一定時間経過したかどうか(タイムアウトかどうか)調べ、タイムアウトのとき(STEP7でYES)、センサS10のフラグをリセットする(STEP8)。タイムアウトでないとき(SETP7でNO)、センサS1とS2の監視(STEP4)を続ける。
STEP1及び2のメダル検出判定処理の詳細を図9に示す。制御部はロータリーエンコーダS10L−RE及びS10R−REの出力を監視し(STEP11)、いずれかの出力に図6で示したようなパルスを観察したとき(STEP12でYES)、ロータリーエンコーダS10L−RE及びS10R−REの回転方向を調べる(STEP13)。ロータリーエンコーダS10L−RE及びS10R−REの回転方向がそれぞれ図5(b)のa方向及びb方向であればメダルの通過と判定し、図8のSTEP3の処理を行う。それ以外の場合はエラー報知を行う(STEP14)。
ロータリーエンコーダS10L−RE及びS10R−REの回転方向の組み合わせを列挙する。以下の回転方向の記載はS10L−RE、S10R−REの順番である。
(1)a方向、b方向:通常のメダルの通過
(2)c方向、d方向:メダルの逆流や不正行為用器具を引き抜いたとき
上記(2)の場合はメダル詰まりや不正行為に該当するので上述のようにエラー報知することが好ましい。なお、上記以外にも(3)a方向、d方向、(4)c方向、b方向、(5)a又はc方向、回転なし、(6)回転なし、b又はd方向、という組み合わせがあるが、これらはいずれも正常状態とは言えないので、同様にエラー報知することが好ましい。
発明の実施の形態に係る装置/方法によれば、メダルセンサの上流に車輪型メダルセンサを設け、前記車輪型メダルセンサによるメダル検出があったときにのみメダルを計数することで、不正行為によるメダルの計数を行うことがなくなり、その結果不正行為を抑止することができる。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態1は一組の車輪を用いるものであったが、メダル通路に沿って車輪を複数並べ、複数組の車輪から複数のセンサを構成し、これら複数のセンサに基づきメダルを検出するようにしてもよい。
図10は発明の実施の形態2に係る車輪型メダルセンサS10の拡大斜視図である。同図ではロータリーエンコーダの表示を省略している。以下の説明において、最も上側にある車輪により構成されるセンサを第1センサとし、その構成要素については−1を付す。第2センサ及び第3センサについても同様である。例えば第1接触部S10Lの第1センサの車輪をS10L−1Wとしたとき、これに対応する第2接触部S10Rの車輪をS10R−1Wと表現する。ここで「−1」は第1センサであることを、「W」は車輪であることを意味する。誤解の生じるおそれのないときは第1センサS10−1、車輪Wというように表現することもある。
図10の車輪型メダルセンサS10において、S10L−1W及びS10R−1Wがペアとなっていて、これらはひとつの車輪型メダルセンサ(第1センサ)を構成する。図10の例は、3つのセンサ(第1センサ乃至第3センサ)が上から順番に並んだ例を示す。
図10の第1センサS10−1乃至第3センサS10−3のうち何れかが選択されている。例えば、遊技機が設置されるホール係員の操作により3つの検知部のいずれかを任意に選択する。あるいは、タイマーで定期的に切り換えたり、前扉の開閉や電源オンオフ、設定変更ごとに切り換えるようにしてもよい。センサを切り換えて不正行為を困難にするという観点からは、第1センサS10−1、第2センサS10−2、第3センサS10−3の間隔は広いほうが好ましい。
あるいは、3つのセンサを全部使用するようにしてもよい。この場合、センサの配列の順番に着目し、その順番どおりに検出したときにのみフラグを立てるようにするとよい。
例えば、図11に示すようなタイミングで各センサS10−1乃至S10−3のフラグがセットされた場合にのみ、これらの合成フラグをセットし、これとメダル計数センサS1とS2のフラグに基づきメダルをカウントする。各センサS10−1乃至S10−3のフラグがセットされるという条件に、その順番もフラグ成立の条件に加えることにより、不正行為を困難にすることができる。
図11の合成フラグを出力するための回路例を図12に示す。論理積を求めるAND1で3つのフリップフロップ(フラグ)FF1乃至FF3の出力を合成していて、これら3つのフラグが全てセットされないと合成フラグがアクティブにならない。フリップフロップFF1はセンサS10−1の出力でセットされるが、フリップフロップFF2はセンサS10−2の出力とフリップフロップFF1の出力の両方がアクティブの場合にセットされる。したがって、センサS10−2→S10−1の順番で検出したとき(逆流の場合)、フラグがセットされることはない。フリップフロップFF3についても同様である。図12の回路によれば、各センサS10−1乃至S10−3が順番に検出しない限り、合成フラグがセットされることがない。なお、図12の回路に代えてソフトウエアで合成フラグを生成するようにしてもよい。
以上の説明において、車輪型メダルセンサS10をメダル投入口近傍の略垂直部分に設けていた(図4参照)。この位置に設けることによりメダルが車輪を容易に回転させることができ、しかも両側の車輪との接触圧力が均等になりセンサ(ロータリーエンコーダ)の動作も安定する。好ましくは、車輪S10L−WとS10R−Wの直径を同じとし、その取り付け位置も同じ高さにするとよい(正確に言うとメダル通路11のメダルの通過方向に対して直交する直線上に車輪S10L−WとS10R−Wの回転軸が位置する)。しかし、本発明に係る車輪型メダルセンサS10の取り付け位置は、上記メダル投入口近傍の略垂直部分に限定されず、メダル通路11のほかの部分に設けることもできる(例えば図13参照)。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
スロットマシンの外観を示す正面図である。 スロットマシンの前扉を開いたときの正面図である。 発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図である。 発明の実施の形態に係るメダルセレクタの斜視図である。 発明の実施の形態1に係る車輪型メダルセンサの上面図(図5(a))及び正面図(同図(b))である。 ロータリーエンコーダの出力波形の例を示すタイミングチャートである。 発明の実施の形態1に係るセンサ出力のタイミングチャートである。 発明の実施の形態1に係るメダルカウント処理のフローチャートである。 発明の実施の形態1に係るメダル検出処理のフローチャートである。 発明の実施の形態2に係る車輪型メダルセンサの斜視図である。 発明の実施の形態2に係るセンサ出力のタイミングチャートである。 発明の実施の形態2に係る合成フラグを得るための回路例である。 発明の実施の形態に係る他のメダルセレクタの斜視図である。 従来のメダルセレクタの斜視図である。 従来のメダル検出動作の説明図である。
符号の説明
1 メダルセレクタ
11 メダル通路
12 メダル出口(メダル排出口)
90 不正行為に用いられる棒
91 不正行為に用いられる板
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体
121 ホッパ装置
122 ホッパタンク
130 前扉
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートボタン
135 払出し口
136 導出路
200 メイン基板(制御部)
201 サブ基板
202 操作部
203 リールユニット
204 演出表示部
S1,S2 メダル計数センサ(フォトインタラプタ)
S10 車輪型メダルセンサ
S10L 車輪型メダルセンサの第1接触部
S10R 車輪型メダルセンサの第2接触部
S10L−W 車輪型メダルセンサの第1接触部の車輪
S10R−W 車輪型メダルセンサの第2接触部の車輪
S10L−RE 車輪型メダルセンサの第1接触部のロータリーエンコーダ(回転検出器)
S10R−RE 車輪型メダルセンサの第1接触部のロータリーエンコーダ(回転検出器)
S10L−B 車輪型メダルセンサの第1接触部の付勢部材(バネ)
S10R−B 車輪型メダルセンサの第2接触部の付勢部材(バネ)

Claims (8)

  1. メダル投入口近傍に略垂直方向に構成されている略垂直部分を含み、前記メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路と、前記メダル通路のメダル排出口側に設けられてメダルを検出するメダル計数センサとを備え、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタにおいて、
    前記メダル通路の両側にそれぞれ設けられる第1接触部及び第2接触部を含み、前記第1接触部と前記第2接触部で前記メダル通路を通過するメダルを挟み込むようにしてメダルを検出する車輪型メダルセンサとを備え、
    前記車輪型メダルセンサの第1接触部と第2接触部は、それぞれメダル通路を転動するメダルに接触する回動自在な車輪と、前記車輪の回転及びその方向を検出する回転検出器とを備えることを特徴とするメダルセレクタ。
  2. 前記車輪型メダルセンサを、前記メダル投入口近傍に設けるとともに、前記車輪の回転軸を前記メダル通路のメダルの通過方向に対して直交する直線上に配置したことを特徴とする請求項1記載のメダルセレクタ。
  3. メダル投入口近傍に略垂直方向に構成されている略垂直部分を含み、前記メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路と、前記メダル通路のメダル排出口側に設けられてメダルを検出するメダル計数センサとを備え、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタであって、前記メダル通路の両側にそれぞれ設けられる第1接触部及び第2接触部を含み、前記第1接触部と前記第2接触部で前記メダル通路を通過するメダルを挟み込むようにしてメダルを検出する車輪型メダルセンサを含むメダルセレクタと、
    前記メダル計数センサの出力に基づき投入されたメダルの枚数を計数する制御部とを備える遊技機において、
    前記車輪型メダルセンサの第1接触部と第2接触部は、それぞれ、メダル通路を転動するメダルに接触する回動自在の車輪と、前記車輪の回転及びその方向を検出する回転検出器とを備え、
    前記制御部は、前記回転検出器の出力に基づきメダル検出を判定し、メダルを検出している場合にのみ、前記メダル計数センサの出力に基づきメダルの枚数を計数することを特徴とする遊技機。
  4. 前記制御部は、前記第1接触部の回転検出器が検出した前記車輪の回転方向及び前記第2接触部の回転検出器が検出した前記車輪の回転方向の両方が、メダルが前記メダル通路を前記メダル投入口から前記メダル排出口に向けて転動するときの回転方向であるときにメダル検出と判定し、他の場合に不正行為と判定することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記車輪型メダルセンサの第1接触部と第2接触部は、それぞれ前記車輪及び前記回転検出器を複数備え、複数の前記車輪は前記メダル通路に沿って隣接して並べられ、複数の前記回転検出器はそれぞれ複数の前記車輪の回転及びその方向を検出し、前記第1接触部の前記車輪のひとつとこれに対向する前記第2接触部の前記車輪のひとつで一組のセンサを構成することにより、前記車輪型メダルセンサは複数のセンサを含み、
    前記複数のセンサの少なくとも一つが選択され、前記制御部は、当該選択されたセンサの回転検出器の出力に基づきメダル検出を判定することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の遊技機。
  6. 前記車輪型メダルセンサの第1接触部と第2接触部は、それぞれ前記車輪及び前記回転検出器を複数備え、複数の前記車輪は前記メダル通路に沿って隣接して並べられ、複数の前記回転検出器はそれぞれ複数の前記車輪の回転及びその方向を検出し、前記第1接触部の前記車輪のひとつとこれに対向する前記第2接触部の前記車輪のひとつで一組のセンサを構成することにより、前記車輪型メダルセンサは複数のセンサを含む場合において、
    前記制御部は、前記車輪型メダルセンサの前記複数のセンサが予め定められた順番でメダルを検出している場合にのみ、前記メダル計数センサの出力に基づきメダルの枚数を計数することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の遊技機。
  7. メダル投入口近傍に略垂直方向に構成されている略垂直部分を含み、前記メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路と、前記メダル通路のメダル排出口側に設けられてメダルを検出するメダル計数センサとを備え、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタであって、前記メダル通路の両側にそれぞれ設けられる第1接触部及び第2接触部を含み、前記第1接触部と前記第2接触部で前記メダル通路を通過するメダルを挟み込むようにしてメダルを検出する車輪型メダルセンサを含むメダルセレクタと、前記メダル計数センサの出力に基づき投入されたメダルの枚数を計数する制御部とを備える遊技機においてメダルを計数する方法であって、
    前記車輪型メダルセンサを監視するステップと、
    前記車輪型メダルセンサがメダルを検出したときにフラグをセットするステップと、
    前記メダル計数センサを監視するステップと、
    前記メダル計数センサがメダルを検出し、かつ、前記フラグがセットされているときに、メダルをカウントするステップと、
    前記メダル計数センサがメダルを検出しないときに、前記フラグのセットから予め定められた時間が経過したかどうか判定するステップと、
    前記フラグのセットから予め定められた時間が経過したときに、前記フラグをリセットするステップとを備える遊技機のメダルの計数方法。
  8. メダル投入口近傍に略垂直方向に構成されている略垂直部分を含み、前記メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路と、前記メダル通路のメダル排出口側に設けられてメダルを検出するメダル計数センサとを備え、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタであって、前記メダル通路の両側にそれぞれ設けられる第1接触部及び第2接触部を含み、前記第1接触部と前記第2接触部で前記メダル通路を通過するメダルを挟み込むようにしてメダルを検出する車輪型メダルセンサを含むメダルセレクタと、前記メダル計数センサの出力に基づき投入されたメダルの枚数を計数する制御部とを備える遊技機においてメダルを計数する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記車輪型メダルセンサを監視するステップと、
    前記車輪型メダルセンサがメダルを検出したときにフラグをセットするステップと、
    前記メダル計数センサを監視するステップと、
    前記メダル計数センサがメダルを検出し、かつ、前記フラグがセットされているときに、メダルをカウントするステップと、
    前記メダル計数センサがメダルを検出しないときに、前記フラグのセットから予め定められた時間が経過したかどうか判定するステップと、
    前記フラグのセットから予め定められた時間が経過したときに、前記フラグをリセットするステップとを実行させるためのプログラム。
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