JP2006167137A - 遊技機及び遊技機における不正行為の検出方法並びにプログラム - Google Patents

遊技機及び遊技機における不正行為の検出方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 スロットマシンのホッパ装置に対する不正行為とともにメダルセレクタに対する不正行為の両方を検出し、これら不正行為を防止する。メダルの投入又は払出しに関して不正行為を受けたとき、その被害を最小限に抑える。
【解決手段】 ホッパタンク1に貯留されたメダル量を検出する貯留メダル量検出センサを設け、補助タンクに貯留されたメダル量を検出する補助タンク貯留メダル量検出センサを設ける。これらセンサによる実測の貯留メダル量(N+Nsub)を、メダルセレクタ123のメダルセンサからの信号及びホッパ装置2の払い出しセンサからの信号に基づきメダルの増減を加味した計算上の貯留メダル量(N+Nsub+x−y:N、Nsub前回測定値)と比較する。両者に予め定められた閾値以上の相違があるときに不正行為と判断しエラー処理を行う。
【選択図】 図8

Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機及び遊技機における不正行為の検出方法並びにプログラムに関する。
スロットマシン等の遊技機は、遊技者が所定の枚数のメダルを遊技機に投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。遊技機は、投入されたメダルを判別するとともに、その枚数を計数するためのメダルセレクタ及び入賞に応じてメダルを払い出すホッパ装置を備えている。
一般的なホッパ装置は、ホッパタンクと、このホッパタンクから落下したメダルがはまり込む複数のメダル穴を有し、前記メダルをメダル排出口へ誘導する回転ディスクと、この回転ディスクを回転駆動することにより遊技者に対してメダルを払い出すホッパモータと、払い出されたメダルの枚数をカウントするためのカウンタローラ及びこれに取り付けられたセンサ(例えばフォトインタラプタ:検出溝を備えるケースの中に発光素子と受光素子を対向配置し、検出溝間の通過物体を非接触で検知するもの)とを備える。回転ディスクに設けられた穴に嵌まり込んだメダルは、その回転に伴い移動し、メダル払い出し口のところでメダル通路の方に誘導される。このとき通路に誘導されたメダルと接触するカウンタローラが回動し、カウンタローラに設けられた突起がセンサの検出溝内に入り、光源の光を遮断し、受光素子がこれを検出する。1つのメダルが払い出されるとき当該メダルはカウンタローラと接触してこれを1回押すので、これに設けられたセンサの検出回数に基づいてメダルの払い出し枚数をカウントできるのである。
特開2001−178872:メダル遊技設備用不正払い出し検出装置
遊技者のごく一部に不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者がいた。例えば、メダル排出口から針金、金属板等を挿入してカウンタローラの動きを阻害するなどの行為により不正にメダルを得ようとする者がいた。メダルの払い出し枚数のカウントをごまかして、より多くのメダルを得ようとするのである。
遊技機に対する不正行為による被害は増大しつつある。しかも不正行為の手法も時とともに巧妙になってきている。そのひとつとしてメダル投入口から不正行為用の器具を挿入し、メダルセレクタのメダル計数機能を不正に操作し誤動作させ、メダルを投入していないにもかかわらず不正に多数のクレジットを得るという手口がある。
最近では、先端に赤外線LEDなどの発光素子を2つ設けた器具を挿入し、これらをメダルセンサに向けて点滅させることによりメダル検出と同じ信号を作り出し、不正なクレジットを得ているようである。不正に得たクレジットで遊技を行うことができるが、多くの場合、精算ボタンによりメダルの返却を受けているようである。メダルセレクタに対する不正行為の発見は遅れるケースが多く、被害の拡大が懸念されている。
本発明は、上述のホッパ装置に対する不正行為やメダルセレクタに対する不正行為を防止するためになされたもので、当該不正行為が困難になる遊技機及び遊技機における不正行為検出方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
この発明に係る遊技機は、遊技機に投入されたメダルの適否を選別して送り出すメダルセレクタと、前記メダルセレクタで選別されたメダルを検出するメダルセンサと、前記メダルセレクタで選別されたメダルを受けて貯留するホッパタンクと、前記ホッパタンク内の貯留メダル量を計測する貯留メダル量検出センサと、前記ホッパタンクで貯留されたメダルを払い出すホッパ装置と、前記ホッパ装置で払い出したメダルを検出するメダル払い出しセンサと、前記メダルセンサの出力、前記貯留メダル量検出センサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき不正行為を検出する制御部とを備え、
前記制御部は、予め設定された前記ホッパタンク内の貯留メダル量又は前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき求められた前記ホッパタンク内の貯留メダル量を記憶し、前記メダルセンサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき前記記憶した貯留メダル量を増減して前記貯留メダル量の計算値を逐次求め、予め定められたタイミングで前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求め、これを前記計算値と比較し、この比較結果に基づきエラー処理を行うものである。
前記制御部は、前記比較結果に基づきエラー処理を行わないときに、前記ホッパタンク内の貯留メダル量の前記実測値を記憶し、これを次の計算値の算出に使用するようにしてもよい。
前記制御部は、予め定められた時間間隔で、前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求め、これを前記貯留メダル量の計算値と比較するようにしてもよい。
前記制御部は、前記メダルセンサの出力に基づく前記貯留メダル量の増加量又は前記メダル払い出しセンサの出力に基づく前記貯留メダル量の減少量の少なくとも一方が予め定められた値を超えたときに、前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求め、これを前記貯留メダル量の計算値と比較するようにしてもよい。
前記制御部は、前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求め、これを前記貯留メダル量の計算値と比較した場合において、前記実測値が前記計算値よりも多いときに、前記実測値を前記メダルセンサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき増減することにより次の前記貯留メダル量の計算値を求めるようにしてもよい。
前記ホッパタンクから溢れたメダルを受ける補助タンクと、前記補助タンク内の貯留メダル量を計測する補助タンク貯留メダル量検出センサとを、さらに備える場合は、
前記制御部は、前記貯留メダル量検出センサの出力及び前記補助タンク貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク及び前記補助タンク内の合計の貯留メダル量を求め、前記メダルセンサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき前記貯留メダル量を増減して前記貯留メダル量の計算値を求め、予め定められたタイミングで前記貯留メダル量検出センサの出力及び補助タンク貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク及び前記補助タンク内の合計の貯留メダル量の実測値を求め、これを前記計算値と比較し、この比較結果に基づきエラー処理を行うようにしてもよい。
この発明は、遊技機に投入されたメダルの適否を選別して送り出すメダルセレクタと、前記メダルセレクタで選別されたメダルを検出するメダルセンサと、前記メダルセレクタで選別されたメダルを受けて貯留するホッパタンクと、前記ホッパタンク内の貯留メダル量を計測する貯留メダル量検出センサと、前記ホッパタンクで貯留されたメダルを払い出すホッパ装置と、前記ホッパ装置で払い出したメダルを検出するメダル払い出しセンサとを備える遊技機における不正行為の検出方法であって、
予め設定された前記ホッパタンク内の貯留メダル量又は前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき求められた前記ホッパタンク内の貯留メダル量を記憶するステップと、
前記メダルセンサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき記憶した前記貯留メダル量を増減して前記貯留メダル量の計算値を求めるステップと、
予め定められたタイミングで前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求めるステップと、
前記実測値を前記貯留メダル量の計算値と比較するステップと、
前記比較結果に基づきエラー処理を行うステップとを備えるものである。
この発明は、上記方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
また、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インターネットもここでいう通信媒体に含まれる。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
本発明によれば、ホッパタンクに貯留されたメダル量を検出する貯留メダル量検出センサを備え、当該センサによる実測の貯留メダル量をメダルセレクタのメダルセンサからの信号及びホッパ装置の払い出しセンサからの信号に基づくメダルの増減を加味した計算上の貯留メダル量と比較し、両者に予め定められた閾値以上の相違があるときに不正行為と判断しエラー処理を行うので、ホッパ装置に対する不正行為とともにメダルセレクタに対する不正行為の両方を検出し、これら不正行為を防止することができる。メダルの投入又は払出しに関して不正行為を受けたとき、被害を最小限に抑えることができる。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る遊技機(スロットマシン)について図面を参照して説明する。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1及び図2中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132の下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。
スロットマシン本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置2が設置されている。このホッパ装置2の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク1を備えている。ホッパ装置2に隣接して補助タンク30が設けられている。補助タンク30は、ホッパタンク1に多量のメダルが貯留されて溢れたときに、溢れ出たメダルを受けるためのものである。
スロットマシン本体120の内部には、前扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個の回転リールからなるリールユニット203が設置されている。ホッパ装置2の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ123が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ123は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置2に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ123の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ123により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
ホッパ装置2の払い出し口は払い出し口135に連通するようになっていて、ホッパ装置2により払い出されたメダルも払出し口135から遊技者へ送り出される。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スロットマシンの筐体の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓が形成されている。そして、この中央部の表示窓の中央には、三個の回転リールの図柄を見ることができる図柄表示窓が形成されている。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニットの駆動を開始させる。リールユニット203は、ストップスイッチ140によりその駆動が停止される。リールユニット140は、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
図3は発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図を示す。
図3において、200、201はそれぞれCPU、ROM、RAMを内蔵するメイン基板、サブ基板である。メイン基板(制御部)200はメダルの投入枚数の管理、払い出し、リールの回転及び停止制御、当選処理などを行う。サブ基板201は当選処理に基づいた演出表示などの処理を行う。202はスタートスイッチ134やストップスイッチ140、ベットスイッチなどのスイッチからなる操作部である。203は三個の回転リールからなるリールユニットである。204はゲーム表示部131やリールの内部照明、液晶表示装置、スピーカなどを含む演出表示部である。演出表示部204により当選処理によって得られる当選役や押し順の報知がなされる。205は各部に電源を供給する電源部である。
ホッパ装置2は、払い出しメダルの枚数をカウントするためのメダル払い出しセンサ43と、メダルを払い出すために回転ディスクを回転させるホッパモータ34とを備える。ホッパモータ34はメイン基板200(つまりホッパ装置2の外部)からのメダル払い出し命令(制御信号)により制御される。
ホッパタンク1には貯留メダル量検出センサS10(以下、「センサS10」と表記する)が設けられている。当該センサS10の出力はメイン基板200に入力される。当該センサS10はホッパタンク2内にあるメダルの量(枚数)を検出するためのものである。当該センサS10として、(1)電気接触型センサ、(2)非接触型のセンサ、(3)重量計測装置などを用いることができるが、いずれも公知のものであるのでその詳細な説明は省略する。
(1)電気接触型センサは、2本の金属棒をホッパタンク1内の所定の位置(高さ)に設けたものであり、メダルが貯留されて当該位置に達すると2本の金属棒がメダルにより導通し、これにより当該所定の位置までメダルが貯留されたことを知ることができる。2本の金属棒のうち1本を所定の位置に設け、他方をホッパタンク1の底部に設けることもできる。導通したときのメダルの量(枚数)を予め測定しておけば、電気接触型センサによりホッパタンク1内にあるメダルの量(枚数)を検出することができる。なお、測定精度を高めるために電気接触型センサを多数設けるようにするとよい。
(2)非接触型センサは、超音波などにより貯留されたメダルの高さを測定するものである。例えば、ホッパタンク1の情報に非接触型センサを設けておき、ホッパタンク1内の貯留メダルの表面までの距離を測定する。測定した距離からホッパタンク1内の貯留されたメダルの高さを求め、さらにホッパタンク1内にあるメダルの量(枚数)を検出することができる。
(3)重量計測装置は、電気的な秤であり、ホッパタンク1内のメダルの重量を計測する。メダル1枚の重量に基づきホッパタンク1内にあるメダルの量(枚数)を検出することができる。重量計測装置として圧力センサを用いることもできる。圧力とメダルの貯留量(高さ)は比例するから圧力で重量を求めることができる。
メイン基板200にはメダルセレクタ123のメダルセンサS1の出力が接続されていて、メイン基板200で投入されたメダルの枚数をカウントする。また、ホッパ装置2のメダル払い出しセンサ43の出力が接続されていて、メイン基板200で払い出したメダルの枚数をカウントする。
図4はホッパ装置の正面図(図4(a))、右側面図(図4(b))、上面図(図4(c))である。図5はホッパ装置のホッパタンク側の分解斜視図、図6はホッパ装置のホッパシャーシ側の分解斜視図である。図7は、回転ディスク3の上面詳細図であり、メダルの払い出し動作を説明するためのものである。図7においてMはメダルの排出経路を示す。
図示されたホッパ装置は、大別すると、メダルMを貯留するホッパタンク1と、このホッパタンク1内に貯留されたメダルMを1枚ずつ排出する本体(ホッパ装置2)とからなる。
ホッパ装置2は、大別すると、ホッパシャーシ2aと、このホッパシャーシ2aに回転可能に支持され、ホッパタンク1から落下したメダルMが上方より1枚ずつはまり込む複数個、ここでは5個のメダル落とし穴3aを有する回転ディスク3と、この回転ディスク3を回転するホッパモータ34とを備えている。このホッパモータ34の駆動力により回転ディスク3の回転時に、そのメダル落とし穴に落ち込んだメダルMは、メダル排出口から外部に排出される。
上記ホッパシャーシ2aの上部には、ベースプレート5が斜めに取り付けられる。ベースプレート5にはホッパモータ34が固定されている。ホッパモータ34の出力軸34aは、ベースプレート5を貫通して、その上面のほぼ中央に突出している。ベースプレート5が斜めになっているので、ホッパモータの出力軸は垂直方向に対して交差している。このため、回転ディスク3は、そのメダル排出口側が高く、その反対側が低くなっている。
ベースプレート5の上にはハウジングサポート4が位置する。ハウジングサポート4の周囲には隆起した突縁部が形成されている。この突縁部のメダル排出口の部分は切り欠かれており、メダルはこの部分を通って排出される。
回転ディスク3のメダル落とし穴3aに落ち込んだメダルMが、回転ディスク3の回転に伴いメダル排出口に位置すると、当該メダルMはガイドピン36によりメダル落とし穴3aから押し出されてメダル排出口を通って外部に排出される。このように、回転ディスク3の回転に伴い、メダルMが順番に排出される。
ホッパタンク1及びホッパシャーシ2aはいずれも樹脂製である。
この発明の実施の形態に係るホッパ装置において、払い出されたメダルをカウントするためのカウンタローラ7(カウンタアーム8に設けられている)はセパレータ6を中心に回動する。回転ディスク3に設けられた穴に嵌まり込んだメダルは、回転ディスク3の回転に伴い移動し、メダル払い出し口のところでガイドピン36により押し出されてメダル通路の方に誘導される。このときメダルはカウンタアーム8に設けられているローラ7に接触してこれを回動させる。これにより、カウンタアーム8に設けられている突起がメダル払い出しセンサ43(例えばフォトインタラプタ:検出溝を備えるケースの中に発光素子と受光素子を対向配置し、検出溝間の通過物体を非接触で検知するもの)の検出溝の間に入り、光源の光を遮断し、受光素子がこれを検出する。このように、1つのメダルが払い出されるとき当該メダルはローラ7と接触してこれを1回押すので、センサ43の検出回数に基づいてメダルの払い出し数をカウントできる。
2つのガイドピン36は、ハウジングサポート4のメダル払い出し口付近に設けられている。2つのガイドピン36はガイドピン押さえ10にそれぞれガイドピン用ばね37を介して取り付けられる。ガイドピン36はガイドピン用ばね37により上方に圧着され、ハウジングサポート4の表面から約1mm程度突出している。ガイドピン用ばね37の弾性により、ガイドピン36が上方から押されると、ガイドピン36はハウジングサポート4内部に後退し、ガイドピン36の頭部がハウジングサポート4の表面と一致するようになる。
図7を参照してメダルの払い出し動作について説明する。回転ディスク3のメダル落とし穴3aに落ち込んだメダルMが、回転ディスク3の回転に伴いメダル排出口に位置すると、メダルMはガイドピン36に当たり、回転ディスク3の回転に伴いメダルMは外側に押し出される。その際に押し出されたメダルMによってカウンタアーム8に設けられているカウンタローラ7を矢印の方向に押し広げ、遊技メダルガイド12とセパレータ6及びカウンタローラ7の間を通過し、メダルMはメダル通路部23,24を通って外部に排出される。メダルMが排出され接触が解除されると、カウンタローラ7はカウンタ引きばね9の弾性により元の位置に戻る。遊技メダルガイド12は、メダルの動きを規制して、メダルをメダル通路に沿って滑らかに移動させる。メダルをメダル通路部23,24に誘導する際に2つのガイドピン36はそれぞれ異なる役割を果たす。回転ディスク3が時計方向に回転する場合にガイドピン36aはメダルに最初に接触し、メダルを外側に押し出す。ガイドピン36bは外縁に移動しつつあるメダルを、回転ディスク3の回転方向に移動しないように規制しつつ、さらにメダル通路部23,24の方向へと移動させる。
図8は発明の実施の形態1の動作原理を説明するためのものである。同図は各構成部分間におけるメダルの流れを示している。遊技機が設置されているホールなどで、まずホッパタンク1に一定量のメダルが投入されている。この量(枚数)をNとする。遊技中において、所定量のメダルが投入され、メダルセレクタ123で選別された後に適正なメダルのみがホッパタンク1内に流れ込む。投入されたメダルの量(枚数)はメダルセンサS1で計数することができる。この量(枚数)をxとする。一方、入賞時に所定量のメダルが払い出される。この量(枚数)をyとする。ホッパタンク1でメダルが一杯になると溢れ出たメダルは補助タンク30内に流入する。補助タンク30に貯留されるメダルの量(枚数)をNsubとする。
ホッパタンク1のメダル量Nと補助タンク30のメダル量Nsubはセンサにより直接計測することができる(補助タンク30を含めた処理は発明の実施の形態2で説明する)。一方、ホッパタンク1内に流入するメダル量(メダルセレクタ123のメダル量x)と流出するメダル量(ホッパ装置2で払い出したメダル量y)も把握することができるから、これらに基づきホッパタンク1内のメダル量を計算することができる。
(a)計算値:記憶したN(センサS10による前回の測定値)+記憶したNsub(センサS20による前回の測定値)+x−y
(b)実測値:N(センサS10による今回の測定値)+Nsub(センサS20による今回の測定値)
理論的には上記(a)と(b)は一致するはずであるが、実際にはセンサS10やS20による測定値には誤差が伴うため完全に一致することはない。しかし、不正行為により大量にメダルが不正に払い出されたとき(a)と(b)の乖離が著しくなり、センサS10やS20の測定誤差を考慮しても(a)と(b)が一致しない、と判断できると考えられる。本発明の実施の形態は、このような場合に不正行為と判断しエラー処理を行い、これにより不正行為を防止しようとするものである。具体的には次のような場合が想定される。
(ア)不正行為を行いながら払い出しを受けた場合
先端に赤外線LEDなどの発光素子を2つ設けた器具を挿入し、これらをメダルセンサS1に向けて点滅させることによりメダル検出と同じ信号を作り出し、不正なクレジットを得て、精算ボタンによりメダルの返却を受ける場合である(図8のxをごまかす)。ホッパタンク1へメダルが実際には入らないので、(a)計算値記憶よりも(b)実測値の方が少なくなる。
(イ)不正払い出しを行った場合
メダル排出口から針金、金属板等を挿入してカウンタローラの動きを阻害し、規定量よりも多くのメダルを不正に得た場合である(図8のyをごまかす)。払い出すべきメダルの枚数として設定しているyよりも多くのメダルが払い出されるので、(a)計算値記憶よりも(b)実測値の方が少なくなる。
不正行為が行われた場合、(a)計算値記憶よりも(b)実測値の方が少なくなる。逆に、(a)計算値記憶よりも(b)実測値の方が多くなることは、遊技機の不具合(例えば、メダルセレクタのメダルの飲み込みなど)が考えられる。また、メダルを補給した場合でも同様のことが起こる。(a)計算値記憶よりも(b)実測値の方が多くなった場合は、記憶した値を実測値に合わせて修正することで不正を検出し易くすることができる。
本発明の実施の形態1は、要するに、ホッパタンクにセンサS10を設け、ホッパタンク1のメダル残量を段階的に監視するとともに、投入されたメダルxと払い出されたメダルyを計算し、これをセンサS10による測定結果と比較することで不正を判断するというものである。
以下、発明の実施の形態1に係る装置/方法の具体的処理内容を図面に基づき説明する。
図9は貯留メダル量の計測処理のフローチャートである。ホッパタンク1内に予め一定量の貯留メダルが投入されているので、まずそれを計測し初期設定を行う。この処理はセンサS10による校正(調整)処理であり、例えば、遊技機のリセット、電源オン、設定変更、自動的にメダルを補給する機能付きの場合はその補給のタイミングに自動的に実行される(S1:同図は電源投入又は設定変更の例を示す)。所定のタイミングのとき(S1でYES)、ホッパタンク1内の貯留メダル量をセンサS10で計測し(S2)、計測した貯留メダル量を記憶する(S3)。リセットのときに調整したような場合、乖離が大きくても後の処理(図12等)でエラーとはみなさないようにする。
なお、初期設定として図9以外のやり方も可能である。センサS10で実測を行うことなく、例えば、電源オンやリセット時にホッパタンク1内の貯留メダル量をプリセットされた一定値に設定するようにしてもよい。ホール開店前には常にほぼ一定量のメダルをホッパタンク1に満たすことが多いので、そのように処理しても大きな誤差は生じない。
図10は貯留メダル量の加算処理のフローチャートである。セレクタ123でメダル投入を検出したとき(S11でYES)、そのメダルセンサS1からのメダル計数信号に基づき投入されたメダルの量(枚数)を計数するとともに、記憶したメダルの量に加算する(S13)。すなわち、N+xを求め、これを記憶する。なお、ホッパタンク1が満杯で補助タンクへ溢れたときは加算しない(S12でYES)。なお、このとき補助タンクのメダル量Nsubに加算するようにしてもよい。
図11は貯留メダル量の減算処理のフローチャートである。入賞や精算による払い出しのときは(S21でYES)、ホッパ装置2で払い出したメダルの量を記憶したメダルの量から減算する(S22)。すなわち、N−yを求め、これを記憶する。
図9乃至図11の処理を行いつつ、所定のタイミング、例えば予め定められた時間又はメダル量の予め定められた量以上の増減で判定処理を行う。
図12は予め定められた時間ごとに実行する判定処理のフローチャートを示す。図示しないタイマー(例えばCPUによる内部タイマー)をチェックし、前回判定からの経過時間が所定時間を超えているかどうか調べ(S31)、その場合にホッパタンク内の貯留メダル量を計測する(S32)。計測した貯留メダル量を記憶している貯留メダル量と比較し(S33)、両者の差が予め定められた閾値よりも少なければ正常と判断して、S32で計測した貯留メダル量を記憶し(S34)、判定処理を終了する。両者の差が予め定められた閾値以上であれば不正行為があったと判断して、エラー処理を行う(S35)。例えば、スピーカから警報音を発したり、照明を点滅させたり、エラー信号をホールコンピュータへ送ったりする。同時に遊技機の動作を停止させ、遊技やメダルの払い出し動作をホール係員によるリセットまで停止するようにしてもよい。前記閾値としてセンサS10による測定精度以上の値を設定する。例えば、センサS10の測定精度がメダル換算で±50枚であれば、閾値として100枚程度を設定する。このようにすれば測定誤差により誤って不正行為と判断することを避けることができる。S34で記憶した貯留メダル量の実測値は、次回処理における貯留メダル量の計算値を求めるために用いられる。すなわち、図10と図11の処理の対象になる。
図13は予め定められた時間ごとに実行する判定処理のフローチャートである。図12と異なる点は、計測した貯留メダル量(N)が記憶した貯留メダル量(Nm)よりも多い場合に不正行為の判定を行わず、計測した貯留メダル量を記憶する(S36)ことにより校正(調整)することである。このような(a)計算値記憶よりも(b)実測値の方が多くなる状態は、遊技機の不具合(例えば、メダルセレクタのメダルの飲み込みなど)や、メダルを補給した場合である。
図13において、図示しないタイマー(例えばCPUによる内部タイマー)をチェックし、前回判定からの経過時間が所定時間を超えているかどうか調べ(S31)、その場合にホッパタンク内の貯留メダル量を計測する(S32)。計測した貯留メダル量(N)を記憶している貯留メダル量(Nm)と比較し(S33)、Nm>Nの場合は両者の差を求め(S33c)、両者の差が予め定められた閾値よりも少なければ正常と判断して、S32で計測した貯留メダル量を記憶し(S34)、判定処理を終了する。両者の差が予め定められた閾値以上であれば不正行為があったと判断して、エラー処理を行う(S35)。Nm≦Nの場合は不正行為の判定を行うことなく、S32で計測した貯留メダル量を記憶し(S36)、判定処理を終了する。
図14はメダル量の予め定められた量以上の増減で実行する判定処理のフローチャートを示す。メダルセンサS1を監視し、貯留メダル量の加算量xを判定する(S41)。同様に、メダル払い出しセンサ43を監視し、貯留メダル量の減算量yを判定する(S42)。前回判定からの加算量(累積)又は減算量(累積)が予め定められた閾値(例えば上記例の100枚)を超えた場合、ホッパタンク内の貯留メダル量を計測する(S43)。なお、同図ではS41:貯留メダル量の加算量が閾値以上であり、かつ、S42:貯留メダル量の減算量が閾値以上であるとき、S43以下の処理を実行するようになっているが、S41又はS42いずれか一方のみに該当するときにS43以下の処理を実行するようにしてもよい。S41の閾値とS42の閾値は同じでもよいが、適宜異なる値とすることもできる。
計測した貯留メダル量を記憶している貯留メダル量と比較し(S44)、両者の差が予め定められた閾値よりも少なければ正常と判断して、S32で計測した貯留メダル量を記憶し(S45)、判定処理を終了する。両者の差が予め定められた閾値以上であれば不正行為があったと判断して、エラー処理を行う(S46)。
本発明の実施の形態によれば、ホッパタンクに貯留されたメダル量を検出するセンサを備え、当該センサによる実測の貯留メダル量をメダルセレクタのセンサからの信号及びホッパ装置のセンサからの信号に基づくメダルの増減を加味した計算上の貯留メダル量と比較し、両者に予め定められた閾値以上の相違があるときに不正行為と判断しエラー処理を行う。このような処理により、ホッパ装置に対する不正行為とともにメダルセレクタに対する不正行為の両方を検出し、これら不正行為を防止することができるようになった。
なお、ホッパタンクのセンサS10を複数設けるようにすれば貯留メダル量の計測精度がより高くなるので、不正による被害を最小限にすることができる。
発明の実施の形態2.
補助タンクにセンサを追加し、補助タンクへのメダルを監視するようにすれば、ホッパタンクの満杯時の対応も可能となる。
発明の実施の形態2に係る遊技機のブロック図を図15に示す。図15は、前述の図3と同様のものであるが、図15では補助タンク30に設けられた補助タンク貯留メダル量検出センサS20の出力をメイン基板200で受け、補助タンク30の貯留メダル量も合わせて判断する点に特徴がある。当該センサS20として、前述の(1)電気接触型センサ、(2)非接触型のセンサ、(3)重量計測装置などを用いることができる。
図16は、図15の遊技機において予め定められた時間ごとに実行する判定処理のフローチャートを示す。図示しないタイマー(例えばCPUによる内部タイマー)をチェックし、前回判定からの経過時間が所定時間を超えているかどうか調べ(S31)、その場合にホッパタンク内の貯留メダル量(N)を計測する(S32)。同時に補助タンク30内の貯留メダル量(Nsub)を計測する(S32b)。計測した貯留メダル量を記憶している貯留メダル量(Nm)と比較する(S33)。両者の差、すなわちNm−(N+Nsub)が予め定められた閾値よりも少なければ正常と判断して、S32で計測した貯留メダル量を記憶し(S34)、判定処理を終了する。両者の差が予め定められた閾値以上であれば不正行為があったと判断して、エラー処理を行う(S35)。上記記憶したメダル量(Nm)は前述の(a)計算値、すなわち、記憶したN(センサS10による前回の測定値)+記憶したNsub(センサS20による前回の測定値)+x−yのことである。
なお、図16の補助タンクを含めた処理を、前述の図13や図14に適用できることは言うまでもない。
発明の実施の形態2によれば、補助タンクを含めた遊技機全体の貯留メダル量について判断ができ、より正確な処理が可能になる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図である。 発明の実施の形態1に係るスロットマシンの機能ブロック図である。 ホッパ装置の正面図(図1(a))、右側面図(図1(b))、上面図(図1(c))である。 ホッパ装置のホッパタンク側の分解斜視図である。 ホッパ装置のホッパシャーシ側の分解斜視図である。 ホッパ装置のメダルの払い出し動作を説明するための回転ディスクの上面詳細図である。 発明の実施の形態に係る遊技機における不正行為検出方法の原理図である。 発明の実施の形態に係る貯留メダル量の計測処理(初期設定)のフローチャートである。 発明の実施の形態に係る貯留メダル量の加算処理のフローチャートである。 発明の実施の形態に係る貯留メダル量の減算処理のフローチャートである。 発明の実施の形態1に係る判定処理のフローチャートである。 発明の実施の形態1に係る他の判定処理のフローチャートである。 発明の実施の形態1に係る他の判定処理のフローチャートである。 発明の実施の形態2に係るスロットマシンの機能ブロック図である。 発明の実施の形態2に係る判定処理のフローチャートである。
符号の説明
1 ホッパタンク
2 ホッパ装置
2a ホッパシャーシ
3 回転ディスク
3a メダル落とし穴
4 ハウジングサポート
5 ベースプレート
6 セパレータ
7 カウンタローラ
8 カウンタアーム
9 カウンタアーム引きばね
10 ガイドピン押さえ
12 遊技メダルガイド
23 払い出しシュート
24 払い出しサブシュート
30 補助タンク
34 ホッパモータ
34a ホッパモータの出力軸
36 ガイドピン
37 ガイドピン用ばね
43 メダル払い出しセンサ
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体
121 ホッパ装置
122 ホッパタンク
123 メダルセレクタ
130 前扉
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートボタン
135 払出し口
136 導出路
200 メイン基板(制御部)
201 サブ基板
202 操作部
203 リールユニット
204 演出表示部
205 電源部
S1 メダルセレクタのメダルセンサ
S10 ホッパタンクの貯留メダル量検出センサ
S20 補助タンクの貯留メダル量検出センサ

Claims (8)

  1. 遊技機に投入されたメダルの適否を選別して送り出すメダルセレクタと、前記メダルセレクタで選別されたメダルを検出するメダルセンサと、前記メダルセレクタで選別されたメダルを受けて貯留するホッパタンクと、前記ホッパタンク内の貯留メダル量を計測する貯留メダル量検出センサと、前記ホッパタンクで貯留されたメダルを払い出すホッパ装置と、前記ホッパ装置で払い出したメダルを検出するメダル払い出しセンサと、前記メダルセンサの出力、前記貯留メダル量検出センサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき不正行為を検出する制御部とを備え、
    前記制御部は、予め設定された前記ホッパタンク内の貯留メダル量又は前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき求められた前記ホッパタンク内の貯留メダル量を記憶し、前記メダルセンサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき前記記憶した貯留メダル量を増減して前記貯留メダル量の計算値を逐次求め、予め定められたタイミングで前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求め、これを前記計算値と比較し、この比較結果に基づきエラー処理を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御部は、前記比較結果に基づきエラー処理を行わないときに、前記ホッパタンク内の貯留メダル量の前記実測値を記憶し、これを次の計算値の算出に使用することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記制御部は、予め定められた時間間隔で、前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求め、これを前記貯留メダル量の計算値と比較することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記制御部は、前記メダルセンサの出力に基づく前記貯留メダル量の増加量又は前記メダル払い出しセンサの出力に基づく前記貯留メダル量の減少量の少なくとも一方が予め定められた値を超えたときに、前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求め、これを前記貯留メダル量の計算値と比較することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  5. 前記制御部は、前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求め、これを前記貯留メダル量の計算値と比較した場合において、前記実測値が前記計算値よりも多いときに、前記実測値を前記メダルセンサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき増減することにより次の前記貯留メダル量の計算値を求めることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載の遊技機。
  6. 前記ホッパタンクから溢れたメダルを受ける補助タンクと、前記補助タンク内の貯留メダル量を計測する補助タンク貯留メダル量検出センサとを備え、
    前記制御部は、前記貯留メダル量検出センサの出力及び前記補助タンク貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク及び前記補助タンク内の合計の貯留メダル量を求め、前記メダルセンサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき前記貯留メダル量を増減して前記貯留メダル量の計算値を求め、予め定められたタイミングで前記貯留メダル量検出センサの出力及び補助タンク貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク及び前記補助タンク内の合計の貯留メダル量の実測値を求め、これを前記計算値と比較し、この比較結果に基づきエラー処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれかに記載の遊技機。
  7. 遊技機に投入されたメダルの適否を選別して送り出すメダルセレクタと、前記メダルセレクタで選別されたメダルを検出するメダルセンサと、前記メダルセレクタで選別されたメダルを受けて貯留するホッパタンクと、前記ホッパタンク内の貯留メダル量を計測する貯留メダル量検出センサと、前記ホッパタンクで貯留されたメダルを払い出すホッパ装置と、前記ホッパ装置で払い出したメダルを検出するメダル払い出しセンサとを備える遊技機における不正行為の検出方法であって、
    予め設定された前記ホッパタンク内の貯留メダル量又は前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき求められた前記ホッパタンク内の貯留メダル量を記憶するステップと、
    前記メダルセンサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき記憶した前記貯留メダル量を増減して前記貯留メダル量の計算値を求めるステップと、
    予め定められたタイミングで前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求めるステップと、
    前記実測値を前記貯留メダル量の計算値と比較するステップと、
    前記比較結果に基づきエラー処理を行うステップとを備える遊技機における不正行為の検出方法。
  8. 遊技機に投入されたメダルの適否を選別して送り出すメダルセレクタと、前記メダルセレクタで選別されたメダルを検出するメダルセンサと、前記メダルセレクタで選別されたメダルを受けて貯留するホッパタンクと、前記ホッパタンク内の貯留メダル量を計測する貯留メダル量検出センサと、前記ホッパタンクで貯留されたメダルを払い出すホッパ装置と、前記ホッパ装置で払い出したメダルを検出するメダル払い出しセンサとを備える遊技機における不正行為の検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    予め設定された前記ホッパタンク内の貯留メダル量又は前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき求められた前記ホッパタンク内の貯留メダル量を記憶するステップと、
    前記メダルセンサの出力及び前記メダル払い出しセンサの出力に基づき記憶した前記貯留メダル量を増減して前記貯留メダル量の計算値を求めるステップと、
    予め定められたタイミングで前記貯留メダル量検出センサの出力に基づき前記ホッパタンク内の貯留メダル量の実測値を求めるステップと、
    前記実測値を前記貯留メダル量の計算値と比較するステップと、
    前記比較結果に基づきエラー処理を行うステップとを実行させるためのプログラム。
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