JP4167584B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4167584B2
JP4167584B2 JP2003381753A JP2003381753A JP4167584B2 JP 4167584 B2 JP4167584 B2 JP 4167584B2 JP 2003381753 A JP2003381753 A JP 2003381753A JP 2003381753 A JP2003381753 A JP 2003381753A JP 4167584 B2 JP4167584 B2 JP 4167584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
confirmation signal
medal
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003381753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005143597A (ja
Inventor
久仁彦 小林
Original Assignee
株式会社オリンピア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社オリンピア filed Critical 株式会社オリンピア
Priority to JP2003381753A priority Critical patent/JP4167584B2/ja
Publication of JP2005143597A publication Critical patent/JP2005143597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4167584B2 publication Critical patent/JP4167584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機及び遊技機における不正行為を検出するための信号伝送方法並びにプログラムに関する。
スロットマシン等の遊技機は、遊技者が所定の枚数のメダルを遊技機に投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。遊技機は、投入されたメダルを判別するとともに、その枚数を計数するためのメダルセレクタ及び入賞に応じてメダルを払い出すホッパ装置を備えている。
一般的なホッパ装置は、ホッパタンクと、このホッパタンクから落下したメダルがはまり込む複数のメダル穴を有し、前記メダルをメダル排出口へ誘導する回転ディスクと、この回転ディスクを回転駆動することにより遊技者に対してメダルを払い出すホッパモータと、払い出されたメダルの枚数をカウントするためのカウンタローラ及びこれに取り付けられたセンサとを備える。回転ディスクに設けられた穴に嵌まり込んだメダルは、その回転に伴い移動し、メダル払い出し口のところでメダル通路の方に誘導される。このときメダルはカウンタローラを回動させるとともに、カウンタローラに設けられた突起がセンサに入り、光源の光を遮断し、受光素子がこれを検出する。1つのメダルが払い出されるとき当該メダルはカウンタローラを1回押すので、これに設けられたセンサによりメダルの払い出し数をカウントできるのである。
また、一般的なメダルセレクタは、メダル投入口から投入されたメダルが転動する、下り傾斜したメダル通路を備えている。メダル通路の出口近傍には、メダルを計数するためのセンサ(例えばフォトインタラプタ)が設けられ、ここで投入されたメダルの枚数が計数される。投入されたメダルが所定枚数に達するとゲームを開始することができる。追加で投入されたメダルはクレジットとして扱われる。
遊技者のごく一部に不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者がいた。
例えば、不正行為によりメダルを入手しようとして、メダルを計数するセンサの出力を強制的に接地して回転ディスクが回転し続けるようにし、規定以上のメダルを得ていた。
あるいは、メダルセレクタのセンサを強制的に接地して正規のメダルを投入することなくゲームを行おうとする者がいた。
本発明は斯かる不正行為を防止するためになされたもので、不正行為を検出可能な遊技機及び遊技機の信号伝送方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機において、
遊技媒体の投入又は払い出しに関する部分に設けられた遊技媒体検出用のセンサと、前記センサからの信号に基づき遊技媒体の検出の有無を判定するとともに、当該信号について不正行為がなされたかどうか判定する判定部とを備え、
前記センサは、遊技媒体検出用の信号を送信する送信部と、前記送信部からの遊技媒体検出用の信号を受信する受信部と、前記送信部に供給される電源を予め定められた第1確認信号に基づき入切する第1電源制御部と、前記受信部に供給される電源を、前記第1確認信号とは異なる周期の第2確認信号に基づき入切する第2電源制御部とを含み、
前記判定部は、前記第2確認信号と同じ周期で前記受信部の出力をサンプリングし、サンプリングされた前記受信部の出力を予め定められたパターンと比較することにより遊技媒体の検出の有無を判定するとともに、前記受信部からの信号に前記第1確認信号又は前記第2確認信号が含まれていないときに前記センサについて不正行為がなされたと判定するものである。
本発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機において、
遊技媒体の払い出しに関する制御信号を伝送する信号伝送部と、前記信号伝送部からの信号に基づき制御対象の駆動の要否を判定するとともに、当該信号について不正行為がなされたかどうか判定する判定部とを備え、
前記信号伝送部は、信号を送信する送信部と、前記送信部からの信号を受信する受信部と、前記送信部に供給される電源を予め定められた第1確認信号に基づき入切する第1電源制御部と、前記受信部に供給される電源を、前記第1確認信号とは異なる周期の第2確認信号に基づき入切する第2電源制御部とを含み、
前記判定部は、前記第2確認信号と同じ周期で前記受信部の出力をサンプリングし、サンプリングされた前記受信部の出力を予め定められたパターンと比較することにより制御対象の駆動の要否を判定するとともに、前記受信部からの信号に前記第1確認信号又は前記第2確認信号が含まれていないときに遊技媒体の払い出しに関する前記制御信号について不正行為がなされたと判定するものである。
好ましくは、前記第1確認信号は、予め定められた基本の周期を単位Tとして、前記単位Tの8倍を周期とするデューティ50%のパルス信号であり、前記第2確認信号は、前記単位Tの4倍を周期とするデューティ50%のパルス信号である。
前記判定部は、例えば、前記受信部の出力信号の変化を監視し、前記変化が検出されない状態が予め定められた時間以上継続したとき、不正行為がなされたと判定する。
さらに、前記変化の間隔が広いとき遊技媒体の検出又は制御対象の駆動は無いと判定し、前記変化の間隔が狭いとき遊技媒体の検出が有った又は制御対象の駆動命令が出されたと判定するようにしてもよい。
前記判定部は、例えば、前記受信部の出力信号を予め定められた間隔でサンプリングし、サンプリングされたデータのパターンを比較し、予め定められた第1パターンと一致するとき検出又は駆動は無いと判定し、予め定められた第2パターンと一致するとき検出が有った又は駆動命令が出されたと判定し、前記第1パターン又は前記第2パターンが検出されない状態が予め定められた時間以上継続したとき、不正行為がなされたと判定する。
この発明によれば、センサなどの電源を予め定められたようにスイッチングするので正常な状態と不正行為を区別でき、不正行為を検出することができる。不正行為を効果的に防止することができる。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態に係るスロットマシン及びその不正行為の防止方法について図面を参照して説明する。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1及び図2中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに右側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートボタン134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。
スロットマシン本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。スロットマシン本体120の内部には、前扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個の回転リールからなるリールユニット203が設置されている。ホッパ装置121の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ1が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スロットマシンの筐体の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓131が形成されている。そして、この中央部の表示窓の中央には、三個の回転リールの図柄を見ることができる図柄表示窓が形成されている。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニット203の駆動を開始させる。リールユニット203は、ストップスイッチ140によりその駆動が停止される。リールユニットは、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
図3は発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図を示す。
図3において、200、201はそれぞれCPUを内蔵するメイン基板、サブ基板である。メイン基板200はメダルの投入、払い出し、リールの制御、当選処理などを行う。サブ基板201は演出表示などの処理を行う。202はスタートスイッチ134やストップスイッチ140、図示しないベットスイッチなどのスイッチからなる操作部である。203は三個の回転リールからなるリールユニットである。204はゲーム表示部131やリールの内部照明、液晶表示装置、スピーカなどを含む演出表示部である。演出表示部204により当選役や押し順の報知がなされる。205は各部に電源を供給する電源部である。121は、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置である。
メダルセレクタ1にはメダルが投入されたかどうか及び投入されたメダルの枚数を検出するためのメダルセンサ1aが設けられている。メダル投入口から投入されたメダルが転動する下り傾斜したメダル通路の出口近傍に、メダルを計数するためのセンサ1a(例えばフォトインタラプタ)が設けられている。メダルセンサ1aの出力はメイン基板200の判定部200aに送られる。判定部200aはハードウエア又はソフトウエアにより実現され、メダルが投入されたかどうか(投入されたときはその枚数)を判定するとともに、不正行為によりメダルセンサ1aの出力が短絡された場合などにこれを検出するものである。
ホッパ装置121にはメダルの払い出し枚数を計数するためのメダル払い出しセンサ121a(例えばフォトインタラプタ)が設けられている。ホッパ装置121の図示しない回転ディスクに設けられた穴に嵌まり込んだメダルは、その回転に伴い移動し、メダル払い出し口のところでメダル通路の方に誘導されるが、このときメダルは図示しないカウンタローラを回動させる。カウンタローラに設けられた突起がメダル払い出しセンサ121aに入り、光源の光を遮断し、受光素子がこれを検出する。メダル払い出しセンサ121aの出力はメイン基板200の判定部200bに送られる。判定部200bはハードウエア又はソフトウエアにより実現され、メダルが払い出されたかどうか(払い出されたときはその枚数)を判定するとともに、不正行為によりメダル払い出しセンサ121aの信号が短絡された場合などにこれを検出するものである。
一方、メイン基板200からホッパ装置121へメダル払い出し命令が出される。信号伝送部200cはこのためのものであり、この出力はホッパ装置121の判定部121bで判定され、それが正しいときに図示しないモータ(駆動部121c)を駆動して回転ディスクを回転させる。判定部121bは、不正行為により不正な信号が送られた場合やノイズの影響を受けた場合等はこれを検出し、回転ディスクの駆動を行わない。判定部121bはハードウエア又はソフトウエアにより実現される。
図4乃至図7を参照してメダルセンサ1aとメダル払い出しセンサ121a及び判定部200a,200bについて説明する。メダルセンサ1aとメダル払い出しセンサ121aはほぼ同じ構成であるので両者を一緒にして説明する。
図4(a)はセンサ部の構成を示す。発光素子10に対向して受光素子12が設けられ、発光素子10からの光が受光素子12に入射するようになっている。この光の経路(図において点線で示されている)にセンサー遮蔽物M(メダルセンサ1aの場合はメダル、メダル払い出しセンサ121の場合はカウンタローラに設けられた突起)が割り込むと光が遮蔽される。これを受光素子12で検出する。電源スイッチング部11は発光素子10を駆動するための電源を、確認信号Aに基づいてオンオフするためのものである。同様に、電源スイッチング部13は受光素子12に供給する電源を確認信号Bに基づいてオンオフする。受光素子12の出力はメイン基板1の判定部へと送られる。電源スイッチング部11により発光素子10は確認信号Aに従って点滅する。その出力光を受光素子12は確認信号Bにより指示されたタイミングで検出する。電源スイッチング部13は受光素子12の電気的なシャッターと言える。
図5は、図4(a)のセンサ部の具体的な回路例を示す。図5において、抵抗R11乃至R13及びトランジスタTR1は電源スイッチング部11を構成し、抵抗R3及び発光ダイオードD1は発光素子10を構成し、フォトトランジスタTR3は受光素子12を構成し、抵抗R21乃至R23及びトランジスタTR2は電源スイッチング部13を構成する。
図4(b)は、図5の回路の等価回路である。この等価回路によれば、確認信号Aにより指定された期間において確認信号Bが出力される。加えて、遮光されたときも確認信号Bが出力される。したがって、確認信号Bが出力されているかどうかを調べることにより、センサ部が正常であるかどうか、不正行為がなされているかどうかを判定することができる。
図4(c)は従来のセンサ部を示す。従来のセンサ部は単に遮光されたときに信号を出力するものであり、遮光されている間でもその出力信号は変化しなかった。これに対し、図4(a)のセンサ部では遮光されている間でもその出力信号は確認信号Bにしたがって変化する。
図4(a)のセンサ部の動作について図6のタイミングチャートを用いて説明する。
図6(a)は遮光されていないとき、つまり遮蔽物Mが光の経路に割り込んでいないときの出力信号を示す。同図に示すように、基本の周期(同図で示されるひとつの1又は0が占める時間)を単位Tとして、確認信号Aは8Tを周期とするデューティ50%のパルス信号であり、確認信号Bは4Tを周期とするデューティ50%のパルス信号である。遮光されていないから、センサ部の出力には確認信号Aが1の間に確認信号Bの反転パルスが現れている。確認信号Aが0の間では、出力は現れない。この出力を周期4Tでサンプリングすれば、1、0、1、0、1、0、1、・・・となる。図6(a)の矢印はサンプリングタイミングを示す。遮光されていないとき、具体的にはメダルセレクタ1にメダルが投入されず、ホッパ装置121がメダルを払い出していないとき、サンプリング出力は0と1が交互に並ぶ。
図6(b)は遮光されているときの出力信号を示す。同図の例では周期7Tの間だけ遮光されている。この間において、センサ部の出力には確認信号Bの反転パルスが現れている(同図のA部)。したがって、サンプリング出力は、1,0,1,1,1、0、1、・・・となる。このように遮光されたときは1が連続するので、これを検出することでメダルセレクタ1にメダルが投入されたかどうか、ホッパ装置121がメダルを払い出したかどうか判定することができる。一方、不正行為により信号線がショートされたような場合は、出力信号は0又は1の一方に固定される。この状態は図6(a)(b)の状態と容易に区別することができる。
確認信号AとBの周期について説明する。信号AとBは異なる必要があるが、これらを容易に区別するためにその違いは大きいほうがよい。図6の例では一方を他方の2倍としている。他方、メダルセレクタ1のメダル投入やホッパ装置121のメダルの払い出しを確実に検出するためには、通常の状態でセンサ部の光の経路にセンサー遮蔽物M(メダルセンサ1aの場合のメダル、メダル払い出しセンサ121の場合のカウンタローラに設けられた突起)が侵入している時間は、確認信号AとBの長い方の周期とほぼ同じか、それよりも長いことが望ましい。そうでないと図6(b)のA部のパルスが発生しない可能性がある。図6(b)において、遮光時間(7T)≒確認信号Aの周期(8T)となっている。確認信号Aのパルス幅をf1、確認信号Bのパルス幅をf2、遮光時間をf3としたとき、f3とf1とf2の関係は概略4:2:1である。別の表現をすれば、確認信号Aの周波数は確認信号Bの半分であり、遮光信号の周波数はさらにその半分である。
次に、図7の判定処理フローチャートを参照して処理の具体例を説明する。この処理は、出力信号に確認信号Bが現れているかどうか調べ、現れていなければ不正行為と判定するものである。検出がないときは確認信号Bと確認信号Aの合成パターンが現れる。
S1:予め定められた間隔でセンサ出力信号をサンプリングする。図6の例では周期4T、確認信号Bの周期でサンプリングしている。
S2:サンプリングのパターンを比較する。前述のように遮光されていないときは01010の0と1が交互に続くパターンである。一方、遮光されているときは01110となり1が連続する。なお、このパターンは一例であり本発明はこれに限定されない。連続してメダルが投入された場合は11111というパターンになることもある。したがって、このステップで比較するパターンは010(又は101)と111であってもよい。これに対して不正行為がなされた場合、00000や11111といった連続パターンになる。
S3:得られたパターンが01010であれば遮光されていないと判断できる。確認信号Bのパターンが正しく現れているので不正行為でもない。したがって、メダル投入やメダル払い出しの検出なしと判定する。
S4:得られたパターンが01110であれば遮光されていると判断できる。確認信号Bのパターンが正しく現れているので不正行為でもない。したがって、メダルが1枚投入された、あるいはメダルが1枚払い出されたと判定する。
S5:得られたパターンが00000や11111、その他のパターンであるとき不正行為の可能性がある。この状態が一定時間以上継続する場合にエラーとするようにタイマを起動する。ノイズ等の影響で一時的に上記のようなパターンが得られることがあり、このような場合にエラー処理を行わないためである。
S6:所定時間以上、1又は0が継続したかどうか判断する。
S7:継続した場合はエラーを報知する。
S8:所定時間内で復帰したときは一時的な誤動作と考えられるので、タイマをリセットして処理を継続する。
以上はセンサからの信号をメイン基板200で判定する場合の説明であった。上記手法は、メイン基板200からホッパ装置121へ送るメダル払い出し命令について適用することもできる。図8は信号伝送部200cのブロック図である。信号伝送部200cにフォトカプラを使用すれば図4(a)とほぼ同じになり、同様の手法を使用することができる。ただし、図8では遮蔽物による遮光/通光信号はなく、これに代わるものは発光素子20に入力される制御信号である。
以上の説明において、出力をサンプリングして得られたデータパターンに基づき判定を行ったがこれは一例である。他に、出力に現れるパルスの間隔を計測するようにしてもよい。遮光されたときにはパルスの間隔が短くなるので、これに基づき判定する。不正行為の場合はパルスが現れなくなるのでこれも容易に判定できる。
あるいはフィルタを用いても良い。遮光されたときの出力の周波数は高く、遮光されていないときの出力の周波数は低い。不正行為の場合はさらに低くなる。これらをフィルタで弁別するようにしてもよい。
発明の実施の形態1によれば、センサ電源と出力信号を一定周期でオンオフすることで擬似的にショート状態を含めた3つ又は4つの状態(電源側、接地側への短絡を含む)を作り出し、判定部でその各状態を監視し、不正行為などが発生したかどうかを識別することができる。電源ラインで制御を行うので特別に変調回路などを設ける必要がなく、センサ側の回路を簡単に実現できるという特徴も備える。しかも、電源線を用いて変調するので、変調用の信号線が不要になる。配線の数を削減することは実装上有利になるというメリットがある。
発明の実施の形態1により、不正行為で狙われやすいメダル払い出し装置のセンサなどに対するセキュリティを確保することができる。センサ出力を単にショートしても不正行為を行えないようにできる。
発明の実施の形態2.
上記発明の実施の形態1では発光素子と受光素子の両方について電源のスイッチングを行っていたが、これを一方のみについて行った場合でも同様の効果を奏する。この例を図9に示す。図9(a)は受光素子側の電源をスイッチングする例を示し、図9(b)は発光素子側の電源をスイッチングする例を示す。なお、図9はセンサを示しているが、信号伝送部について同様の構成をとることができるのは言うまでもない。
図10は発明の実施の形態2のタイミングチャートを示す。図10(a)は遮光されていないときの出力信号を示し、図10(b)は遮光されているときの出力信号を示す。遮光されていないときは確認信号が反転されて出力され、したがって遮光されていないときにサンプリングで得られたデータは0と1が交互に並んでいる。これに対して遮光されているときは遮光/通光状態により確認信号がマスキングされ、したがって遮光されている間は1が連続している。図示しないが不正行為の場合は0又は1がずっと継続する。このように図9及び図10の場合でもセンサの状態に応じて特徴的なサンプリングパターンが得られるので、これに基づきセンサの状態を判定することができる。要するに、受信信号を確認信号と比較して、確認信号がそのまま現れているときは検出は無く、その一部がマスキングされた場合には検出が有ったと判定するとともに、受信信号に一定時間以上確認信号が含まれていないときに当該信号について不正行為がなされたと判定する。その具体的な手法は発明の実施の形態1と同様であるので、その説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
また、本明細書において、部とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各部の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの部の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の部の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図である。 発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図を示す。 発明の実施の形態1に係るセンサの説明図である。 発明の実施の形態1に係るセンサの回路例である。 発明の実施の形態1に係るセンサの動作説明図(タイミングチャート)である。 発明の実施の形態1に係る判定処理のフローチャートである。 発明の実施の形態1に係る信号伝送部の説明図である。 発明の実施の形態2に係るセンサの説明図である。 発明の実施の形態2に係るセンサの動作説明図(タイミングチャート)である。
符号の説明
1 メダルセレクタ
10 発光素子
11、13 電源スイッチング部
12 受光素子
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体
121 ホッパ装置
122 ホッパタンク
130 前扉
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートボタン
135 払出し口
136 導出路
140 ストップボタン
200 メイン基板
201 サブ基板
202 操作部
203 リールユニット
204 演出表示部
205 電源部

Claims (5)

  1. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機において、
    遊技媒体の投入又は払い出しに関する部分に設けられた遊技媒体検出用のセンサと、前記センサからの信号に基づき遊技媒体の検出の有無を判定するとともに、当該信号について不正行為がなされたかどうか判定する判定部とを備え、
    前記センサは、遊技媒体検出用の信号を送信する送信部と、前記送信部からの遊技媒体検出用の信号を受信する受信部と、前記送信部に供給される電源を予め定められた第1確認信号に基づき入切する第1電源制御部と、前記受信部に供給される電源を、前記第1確認信号とは異なる周期の第2確認信号に基づき入切する第2電源制御部とを含み、
    前記判定部は、前記第2確認信号と同じ周期で前記受信部の出力をサンプリングし、サンプリングされた前記受信部の出力を予め定められたパターンと比較することにより遊技媒体の検出の有無を判定するとともに、前記受信部からの信号に前記第1確認信号又は前記第2確認信号が含まれていないときに前記センサについて不正行為がなされたと判定することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う制御部を備える遊技機において、
    遊技媒体の払い出しに関する制御信号を伝送する信号伝送部と、前記信号伝送部からの信号に基づき制御対象の駆動の要否を判定するとともに、当該信号について不正行為がなされたかどうか判定する判定部とを備え、
    前記信号伝送部は、信号を送信する送信部と、前記送信部からの信号を受信する受信部と、前記送信部に供給される電源を予め定められた第1確認信号に基づき入切する第1電源制御部と、前記受信部に供給される電源を、前記第1確認信号とは異なる周期の第2確認信号に基づき入切する第2電源制御部とを含み、
    前記判定部は、前記第2確認信号と同じ周期で前記受信部の出力をサンプリングし、サンプリングされた前記受信部の出力を予め定められたパターンと比較することにより制御対象の駆動の要否を判定するとともに、前記受信部からの信号に前記第1確認信号又は前記第2確認信号が含まれていないときに遊技媒体の払い出しに関する前記制御信号について不正行為がなされたと判定することを特徴とする遊技機。
  3. 前記第1確認信号は、予め定められた基本の周期を単位Tとして、前記単位Tの8倍を周期とするデューティ50%のパルス信号であり、前記第2確認信号は、前記単位Tの4倍を周期とするデューティ50%のパルス信号であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記判定部は、前記受信部の出力信号の変化を監視し、前記変化が検出されない状態が予め定められた時間以上継続したとき、不正行為がなされたと判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の遊技機。
  5. 前記判定部は、前記受信部の出力信号を予め定められた間隔でサンプリングし、サンプリングされたデータのパターンを比較し、予め定められた第1パターンと一致するとき検出又は駆動は無いと判定し、予め定められた第2パターンと一致するとき検出が有った又は駆動命令が出されたと判定し、前記第1パターン又は前記第2パターンが検出されない状態が予め定められた時間以上継続したとき、不正行為がなされたと判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の遊技機。
JP2003381753A 2003-11-11 2003-11-11 遊技機 Expired - Fee Related JP4167584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003381753A JP4167584B2 (ja) 2003-11-11 2003-11-11 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003381753A JP4167584B2 (ja) 2003-11-11 2003-11-11 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005143597A JP2005143597A (ja) 2005-06-09
JP4167584B2 true JP4167584B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=34691033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003381753A Expired - Fee Related JP4167584B2 (ja) 2003-11-11 2003-11-11 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4167584B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005287602A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Samii Kk 遊技機
JP4509643B2 (ja) * 2004-05-12 2010-07-21 アビリット株式会社 メダル遊技機
JP4969815B2 (ja) * 2005-08-04 2012-07-04 Kpe株式会社 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005143597A (ja) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4974392B2 (ja) 遊技機
JP5659283B1 (ja) 遊技機
JP2011147508A (ja) 遊技台
JP2006230475A (ja) 遊技機
JP4233094B2 (ja) 遊技機
JP4167584B2 (ja) 遊技機
JP2011098112A (ja) メダルセレクタ及び遊技台
JP5849295B2 (ja) 遊技機
JP4662845B2 (ja) 遊技機及び遊技機管理システム
JP4875505B2 (ja) スロットマシン
JP4703694B2 (ja) 遊技機
JP4233095B2 (ja) 遊技機
JP4225947B2 (ja) 遊技機及び遊技機の不正行為検出方法並びにプログラム
JP5849294B2 (ja) 遊技機
JP4283185B2 (ja) 遊技機
JP2011024783A (ja) 遊技機
JP5550006B2 (ja) 遊技機
JP4355299B2 (ja) 遊技機
JP5740617B2 (ja) 遊技機
JP5148121B2 (ja) 遊技機
JP5467448B2 (ja) 遊技機
JP4619325B2 (ja) 遊技機及び遊技機におけるホッパ装置のエラー判定方法並びにプログラム
JP4806047B2 (ja) 遊技機
JP2006180986A (ja) 遊技機及び遊技機における不正行為の検出方法並びにプログラム
JP4225943B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4167584

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees