JP4715663B2 - 分岐設備 - Google Patents

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本発明は、たとえば搬送経路上で搬送してきた被搬送物を、この搬送経路の側方に分岐させる分岐設備に関するものである。
従来、この種のものとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、回転駆動される複数個の短ローラを軸方向所要間隔おきに配置して水平一列状とした短ローラ列を形成するとともに、この短ローラ列を複数列状に並列させ、そして、これら複数の短ローラ列を、各短ローラ列ごとに各別に独立して鉛直軸線周りに一定角度範囲同調回動可能に構成している(たとえば、特許文献1参照。)。
この従来構成によると、各短ローラ列の短ローラが中立姿勢のとき、搬入路からローラコンベア上に進入した被搬送物は、中立姿勢で回転する各短ローラ列の駆動により、そのまま直進して搬出路に搬出される。そして、各短ローラ列が右45度傾斜姿勢のとき、搬入路からローラコンベア上に進入した被搬送物は、右45度傾斜姿勢で回転する各短ローラ列の駆動により、漸次左側へ転回しながら左側の搬出路側に移行されて搬出される。また、各短ローラ列が左45度傾斜姿勢のとき、搬入路からローラコンベア上に進入した被搬送物は、左45度傾斜姿勢で回転する各短ローラ列の駆動により、漸次右側へ転回しながら右側の搬出路側に移行されて搬出される。
特開平6−219522号公報(第4頁、図1−図5) 特開2003−341830号公報 実願昭61−9240号(実開昭62−121211号)のマイクロフィルム
しかし上記した従来構成によると、左側(右側)の搬出路側に搬出させる際に、被搬送物を漸次左側(右側)へ転回(90度の転回)しながら移行させることから、搬出路に移ったときの向きを一定にし難い。すなわち、種々な形状、重量の被搬送物を分岐して搬出させる際に、大型の被搬送物と小型の被搬送物との差、重量大の被搬送物と軽量の被搬送物との差など、その異なる形状や重量によって、被搬送物に対する短ローラの摩擦力や転回力(転回角度)に差が生じることになり、以て搬出路に移った被搬送物の向きや位置が不揃いとなる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、被搬送物の分岐を、形状や重量に関係なく常に一定状の姿勢で安定して行える分岐設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の分岐設備は、搬送経路上の被搬送物を分岐させる分岐設備であって、搬送経路中の所定箇所の側方には、搬送経路に対して直角状の分岐経路が形成され、前記所定箇所には、搬送面を形成するローラが搬送経路の方向ならびに搬送経路に対する横方向にそれぞれ複数として碁盤目状に配設されるとともに、各ローラはそれぞれ縦軸心の周りに旋回自在に構成され、前記ローラ群を搬送経路の方向と横方向とに亘って直角状に旋回させる旋回動装置が設けられるとともに、各ローラに連動連結される回転駆動装置が設けられ、この回転駆動装置は、搬送経路の方向に対して45度の傾斜方向で隣接したローラの下方間に位置されるとともに機枠側に回転自在に配設された中間回転軸と、各ローラの下方に位置されて中間回転軸に取り付けられるとともにローラに無端回動体を介して連動される中間回転体と、各中間回転軸に設けられた受動輪体と、搬送経路の方向に対して前記中間回転軸とは異なる45度の傾斜方向で機枠側に配設されて各受動輪体に下方から当接される無端平ベルト体と、この無端平ベルト体を回転駆動させる駆動部とにより構成されるとともに、搬送経路上の被搬送物を所定箇所に位置させたときに駆動停止し、そして旋回動装置が搬送経路の方向のローラ群を横方向に旋回させたのちに駆動するように構成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、通常の搬送においては、旋回動装置によりローラ群を搬送経路に向いた方向としており、そして回転駆動装置によりローラ群を駆動回転している。これにより、搬送経路上で搬送してきた被搬送物を、ローラ群による搬送面を介して直進搬送し得、以て分岐することなく搬送経路上で搬送し得る。また、分岐しようとする被搬送物が所定箇所に位置することで、回転駆動装置による駆動を一旦停止させ、以てローラ群による搬送を停止し得る。次いでローラ群を、旋回動装置により縦軸心の周りに旋回させて横方向、すなわち分岐経路側に向いた方向とする。このように、ローラ群を横方向に旋回させたのちに回転駆動装置を再び駆動し、ローラ群による搬送面上で被搬送物を横方向に搬送させることにより、この被搬送物を直角方向に分岐して分岐経路上で搬送し得る。その際に、被搬送物の分岐経路への分岐は、転回させることなく真横に行える。
そして、駆動部により回転駆動させている無端平ベルト体によって、受動輪体群を介して中間回転軸群を回転駆動させ得、この中間回転軸群の回転駆動により、中間回転体群と無端回動体を介してローラ群を駆動回転し得、以て無端平ベルト体のみを回転駆動させる簡単な構成、制御でありながら、その向きを直角状に変更させるローラ群を駆動し得る。しかも、中間回転軸群と無端平ベルト体とが直交状で対峙することで、中間回転軸に取り付けた中間回転体に対する無端平ベルト体による回転力の伝達を常に好適に確実に行える。
さらに本発明の請求項2記載の分岐設備は、上記した請求項1記載の構成において、搬送経路中でローラ群の下手位置には、搬送経路に対して出退動自在なストッパー装置が設けられていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、搬送経路に対して下方に退入させた非ストッパー位置としたとき、被搬送物を分岐することなく、ストッパー装置の上方を通過させて搬送経路上で搬送し得、また、搬送経路内に突出させたストッパー位置としたとき、被搬送物を停止し得る。
しかも本発明の請求項3記載の分岐設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、無端回動体が丸ベルトからなることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、ローラの向きを直角状に変更させたときのいずれの向き(位置)においても、回転駆動装置によるローラへの回転伝動を常に円滑、確実に行える。
上記した本発明の請求項1によると、通常の搬送においては、旋回動装置によりローラ群を搬送経路に向いた方向としており、そして回転駆動装置によりローラ群を駆動回転している。これにより、搬送経路上で搬送してきた被搬送物を、ローラ群による搬送面を介して直進搬送でき、以て分岐することなく搬送経路上で搬送できる。また、分岐しようとする被搬送物が所定箇所に位置することで、回転駆動装置による駆動を一旦停止して、ローラ群による搬送を停止できる。次いでローラ群を、旋回動装置により縦軸心の周りに旋回させて横方向、すなわち分岐経路側に向いた方向にできる。このように、ローラ群を横方向に旋回させたのちに回転駆動装置を再び駆動して、ローラ群による搬送面上で被搬送物を横方向に搬送させることにより、この被搬送物を直角方向に分岐して分岐経路上で搬送できる。その際に、被搬送物の分岐経路への分岐は、転回させることなく真横に行うことができ、以て形状や重量に関係なく常に一定状の姿勢で安定して行うことができる。
そして、駆動部により回転駆動させている無端平ベルト体によって、受動輪体群を介して中間回転軸群を回転駆動でき、この中間回転軸群の回転駆動により、中間回転体群と無端回動体を介してローラ群を駆動回転でき、以て無端平ベルト体のみを回転駆動させる簡単な構成、制御でありながら、その向きを直角状に変更させるローラ群を円滑かつ確実に駆動できる。さらに無端平ベルト体は、その交換を容易に行うことができる。しかも、中間回転軸群と無端平ベルト体とが直交状で対峙することで、中間回転軸に取り付けた中間回転体に対する無端平ベルト体による回転力の伝達を常に好適に確実に行うことができる。
さらに上記した本発明の請求項2によると、搬送経路に対して下方に退入させた非ストッパー位置としたとき、被搬送物を分岐することなく、ストッパー装置の上方を通過させて搬送経路上で搬送でき、また、搬送経路内に突出させたストッパー位置としたとき、被搬送物を所定箇所に正確に停止できる。
しかも上記した本発明の請求項3によると、ローラの向きを直角状に変更させたときのいずれの向き(位置)においても、回転駆動装置によるローラへの回転伝動を常に円滑、確実に行うことができる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、一側方への直角状分岐に採用した状態として、図に基づいて説明する。
図1、図2、図8に示すように、搬送手段1によって被搬送物Wの搬送経路5が形成されており、そして搬送経路5中の所定箇所(複数または単数箇所)Aの一側方には、分岐搬送手段6によって、搬送経路5に対して直角状の分岐経路10が形成されている。ここで搬送手段1や分岐搬送手段6は、それぞれ、たとえばコンベアフレーム(機枠)2,7に長尺のローラ3,8群を配設して形成されたローラコンベヤ形式からなり、ベルト式駆動装置(図示せず。)などにより駆動形式とされている。
前記搬送経路4中の所定箇所Aには分岐手段11が設けられている。すなわち、搬送経路5を形成する搬送手段1は複数に分断されており、その分断された始終端間に分岐手段11が設けられるとともに、これら分岐手段11の一側方に前記分岐搬送手段6の始端部分が対向されている。前記分岐手段11の本体となる機枠12は、平面視で正方形の平箱枠状であって、複数の脚体13を介して床B上に配設することで、前記搬送手段1の分断された始終端間に設けられている。
図1、図2、図5〜図7に示すように、前記所定箇所Aである機枠12の上方には、搬送面21を形成する短尺のローラ20が、搬送経路5の方向ならびに搬送経路5に対する横方向Cにそれぞれ複数として、碁盤目状に整然として配設されるとともに、各ローラ20はそれぞれ縦軸心25の周りに旋回自在に構成されている。すなわち、搬送経路5の方向に対して、分岐搬送手段6側を上手とした45度の傾斜方向を仮想軸線15とし、この仮想軸線15は、前述とは異なる45度の傾斜方向で所定間隔置きに複数形成されている。そして各仮想軸線15の両端相当部で機枠12の外縁部分からはそれぞれ保持用ブラケット16が立設されるとともに、各仮想軸線15上に位置される状態で、相対向された保持用ブラケット16の上部間に保持用バー17が設けられている。
各ローラ20はそれぞれ、U字型のローラブラケット22に横ローラ軸23を介して遊転自在に設けられている。そして各ローラブラケット22は、その下部から垂設された縦軸体24が前記保持用バー17に遊転自在に支持されることで、支持したローラ20とともにそれぞれ縦軸心25の周りに旋回自在に構成される。なおローラ20群によって形成される搬送面21は、前記搬送手段1のローラ4群によって形成される主搬送面4や前記分岐搬送手段6のローラ8群によって形成される分岐搬送面9と同様のレベルとされている。
前記ローラ20群を、搬送経路5の方向と横方向Cとに亘って直角状に旋回させる旋回動装置30が設けられている。ここで旋回動装置30は、搬送経路5の方向において2組(2ブロック)に分けられて設けられ、両組とも同様の構成であることから、以下において同時に説明する。
すなわち旋回動装置30は、横方向Cで隣接されたローラブラケット22群に沿って配設された長尺リンク状の押し引き体31と、各ローラブラケット22から上手側に向けて連設されるとともにその遊端が縦ピン32を介して押し引き体31に相対回転自在に連結された短尺のリンク体33と、前記押し引き体31の他端間に縦ピン34を介して相対回転自在に連結された押し引き操作体35と、他端側において機枠12側に配設された正逆駆動部36と、この正逆駆動部36からの上向きの正逆駆動軸37に基端が連結されるとともにその遊端が縦ピン38を介して押し引き操作体35に相対回転自在に連結された揺動リンク体39などにより構成されている。その際に正逆駆動部36は、ロータリアクチュエータなどからなる。
かかる構成の旋回動装置30によると、図1、図2、図7(a)に示すように、正逆駆動部36により揺動リンク体39を内側に揺動させることで、押し引き操作体35を介して押し引き体31群を一側へと押し移動させ、これによりリンク体33を介してローラブラケット22群を縦軸心25の周りに旋回させて、ローラ20群を搬送経路5に向いた方向とし得る。また図3、図4、図7(b)に示すように、正逆駆動部36により揺動リンク体39を外側に揺動させることで、押し引き操作体35を介して押し引き体31群を他側へと引き移動させ、これによりリンク体33を介してローラブラケット22群を縦軸心25の周りに逆旋回させて、ローラ20群を横方向C、すなわち分岐経路10側に向いた方向とし得る。以上の31〜39などにより、旋回動装置30の一例が構成される。
図1、図2、図5〜図7に示すように、各ローラ20に連動連結される回転駆動装置40が設けられる。この回転駆動装置40は、隣接したローラ20の下方間に位置されるとともに機枠12側に回転自在に配設された中間回転軸41と、各ローラ20の下方に位置されて中間回転軸41に取り付けられるとともにローラ20に丸ベルト(無端回動体の一例)44を介して連動される中間回転体43と、各中間回転軸41に設けられた受動輪体45と、機枠12側に配設されて各受動輪体45に下方から当接される無端平ベルト体52と、この無端平ベルト体52を回転駆動させる駆動部47などにより構成されている。
すなわち中間回転軸41は、搬送経路5の方向に対して45度の傾斜方向で隣接したローラ20の下方間に位置されるとともに、相対向された保持用ブラケット16の中間部に軸受42を介して支持されることで、前記保持用バー17の下方において機枠12側に回転自在に配設されている。前記中間回転体43は溝付き輪体状であって、前記ローラ20に形成された環状溝部20Aとに亘って丸ベルト44が巻回されることで、各ローラ20は中間回転軸41に連動連結されている。前記受動輪体45は円筒状であって、各中間回転軸41において、前記搬送経路5の方向に対して前記中間回転軸41とは異なる45度の傾斜方向に対応する1箇所に外嵌して固定されている。
前記機枠12の下部側には、前記中間回転軸41とは異なる45度の傾斜方向に沿ったベース体46が設けられている。このベース体46の上流端部分にはギャードモータなどからなる駆動部47が配設され、その出力軸48には駆動輪体49が設けられている。またベース体46の下流端部分には、位置調整自在な固定軸50を介して従動輪体51が設けられている。そして駆動輪体49と従動輪体51とに亘って、各受動輪体45に下方から当接される無端平ベルト体52が巻回されている。その際に受動輪体45への当接を好適に行わせるために、無端平ベルト体52を下方から押し上げ作用するガイド輪体53群が配設されるとともに、これらガイド輪体53は、ベース体46側からのレール状部材54に遊転自在に支持されている。
かかる構成の回転駆動装置40によると、駆動部47により駆動輪体49を回転して無端平ベルト体52を回転駆動させることで、受動輪体45群を摩擦回転し得る。これにより、中間回転軸41を介して中間回転体43群を回転し得るとともに、丸ベルト44を介してローラ20群を駆動回転し得る。その際に回転駆動装置40は、制御部Sを介しての制御によって、搬送経路5上の被搬送物Wを所定箇所に位置させたときに駆動停止し、そして旋回動装置30が搬送経路5の方向のローラ20群を横方向Cに旋回させたのちに駆動するように構成されている。以上の41〜54などにより、回転駆動装置40の一例が構成される。
前記搬送経路5中でローラ20群の下手位置には、搬送経路5に対して出退動自在なストッパー装置60が設けられている。すなわち、ローラ20とローラ3との間に位置される状態でストッパー体61が設けられ、このストッパー体61は、機枠12側に設けられた昇降動部62によって昇降自在に構成されている。ここで昇降動部62は、ガイド付きのシリンダーなどからなり、その昇降ストロークによってストッパー体61が、主搬送面4や搬送面21に対して上方に突出されるストッパー位置と、主搬送面4や搬送面21に対して下方に退入される非ストッパー位置とに切り換わるように構成されている。
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
通常の搬送においては、図1、図2、図5、図6、図7(a)に示すように、旋回動装置30における正逆駆動部36により揺動リンク体39を内側に揺動させることで、ローラ20群を搬送経路5に向けた方向としており、そして回転駆動装置40における駆動部47により無端平ベルト体52を回転駆動させることで、受動輪体45群、中間回転軸41、中間回転体43群、丸ベルト44を介して、搬送経路5に向いたローラ20群を駆動回転している。またストッパー装置60は、昇降動部62によってストッパー体61を、主搬送面4や搬送面21に対して下方に退入させた非ストッパー位置としている。
したがって、搬送手段1によって搬送経路5上で搬送してきた被搬送物Wを、ローラ3群による主搬送面4からローラ20群による搬送面21へと移して、ローラ20群によって直進搬送し得る。そして被搬送物Wを、ストッパー装置60の上方を通過させたのち、ローラ3群による主搬送面4へと移し得、以て分岐することなく、搬送手段1によって搬送経路5上で搬送し得る。
また、分岐しようとする被搬送物Wが所定箇所Aに近くに搬送されてきたとき、制御部Sの制御によってストッパー装置60の昇降動部62を上昇作動させ、図3に示すように、ストッパー体61を、主搬送面4や搬送面21に対して上方に突出させたストッパー位置とする。したがって、ローラ3群による主搬送面4からローラ20群による搬送面21へと移って、所定箇所Aに達した被搬送物Wをストッパー体61により受止め得る。そして、この受止めたことを検出することで、制御部Sの制御によって回転駆動装置40における駆動部47を一旦停止させ、以てローラ20群による搬送を停止し得る。
次いで制御部Sの制御によって、旋回動装置30における正逆駆動部36により揺動リンク体39を外側に揺動させることで、押し引き操作体35を介して押し引き体31群を他側へと引き移動させ、これによりリンク体33を介してローラブラケット22群を縦軸心25の周りに逆旋回させて、図3、図4、図7(b)に示すように、ローラ20群を横方向C、すなわち分岐経路10側に向いた方向とし得る。その際に、被搬送物Wの底面に対して各ローラ20は線接触状態にあり、したがってローラ20群は、摩擦抵抗を少なくして縦軸心25の周りに逆旋回し得る。なお、2組(2ブロック)の旋回動装置30は同時に作動されるものである。
このようにして、ローラ20群の向きを90度変更したことを検出することで、制御部Sの制御によって回転駆動装置40における駆動部47を再び駆動し、以てローラ20群による搬送面21上で被搬送物Wを横方向Cに搬送させる。これにより被搬送物Wを、ローラ20群による搬送面21からローラ8群による分岐搬送面9へと移し得、以て直角方向に分岐して分岐経路10上で搬送し得る。
このように回転駆動装置40を、搬送経路5上の被搬送物Wを所定箇所に位置させたときに駆動停止させ、そして旋回動装置30が搬送経路5の方向のローラ20群を横方向Cに旋回させたのちに回転駆動装置40を駆動するように構成したことで、被搬送物Wの分岐経路10への分岐は、転回させることなく真横に行え、以て形状や重量に関係なく常に一定状の姿勢で安定して行えることになる。
また回転駆動装置40を、隣接したローラ20の下方間に位置するとともに機枠12側に回転自在に配設した中間回転軸41と、各ローラ20の下方に位置させて中間回転軸41に取り付けるとともにローラ20に丸ベルト44を介して連動した中間回転体43と、各中間回転軸41に設けた受動輪体45と、機枠12側に配設されて各受動輪体45に下方から当接する無端平ベルト体52と、無端平ベルト体52を回転駆動させる駆動部47とにより構成したことで、駆動部47により回転駆動させている無端平ベルト体52により、受動輪体45群を介して中間回転軸41群を回転駆動させ、この中間回転軸41群の回転駆動により、中間回転体43群と丸ベルト44を介してローラ20群を駆動回転し得、以て無端平ベルト体52のみを回転駆動させる簡単な構成、制御でありながら、その向きを直角状に変更させるローラ20群を円滑かつ確実に駆動し得、さらに無端平ベルト体52は、その交換を容易に行える。その際に無端回動体が丸ベルト44からなることで、ローラ20の向きを直角状に変更させたときのいずれの向き(位置)においても、中間回転体43からローラ20への回転伝動を常に円滑、確実に行える。
さらに搬送面21を形成する多数のローラ20を碁盤目状に配設し、そして回転駆動装置40を、搬送経路5の方向に対して45度の傾斜方向で隣接したローラ20の下方間に位置するとともに機枠12側に回転自在に配設した中間回転軸41と、各ローラ20の下方に位置させて中間回転軸41に取り付けるとともにローラ20に丸ベルト44を介して連動した中間回転体43と、各中間回転軸41に設けた受動輪体45と、搬送経路5の方向に対して中間回転軸41とは異なる45度の傾斜方向で機枠12側に配設されて各受動輪体45に下方から当接する無端平ベルト体52と、無端平ベルト体52を回転駆動させる駆動部47とにより構成したことで、駆動部47により回転駆動させている無端平ベルト体52により、受動輪体45群を介して中間回転軸41群を回転駆動させ、この中間回転軸41群の回転駆動により、中間回転体43群と丸ベルト44を介してローラ20群を駆動回転し得、以て無端平ベルト体52のみを回転駆動させる簡単な構成、制御でありながら、その向きを直角状に変更させるローラ20群を円滑かつ確実に駆動し得る。さらに無端平ベルト体52は、その交換を容易に行え、しかも、中間回転軸41群と無端平ベルト体52とが直交状で対峙することで、中間回転軸41に取り付けた中間回転体43に対する無端平ベルト体52による回転力の伝達を常に好適に確実に行える。
そして、搬送経路5中でローラ20群の下手位置に、搬送経路5に対して出退動自在なストッパー装置60を設けたことで、搬送経路5に対して下方に退入させた非ストッパー位置としたとき、被搬送物Wを分岐することなく、ストッパー装置60の上方を通過させて搬送経路5上で搬送し得、また、搬送経路5に対して上方に突出させたストッパー位置としたとき、被搬送物Wを所定箇所に正確に停止し得る。
上記した実施の形態1では、搬送手段1や分岐搬送手段6として、コンベアフレーム2,7に長尺のローラ3,8群を配設して形成されたローラコンベヤ形式が示されているが、搬送手段1はベルトコンベヤ形式などであってもよく、また分岐搬送手段6はベルトコンベヤ形式やシュート形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、搬送経路5中でローラ20群の下手位置に、搬送経路5に対して出退動自在なストッパー装置60を設けた形式が示されているが、これはストッパー装置60が省略された形式であってもよい。この場合に回転駆動装置40は、所定箇所Aに被搬送物Wが入ったことを適宜の検出手段により検出することで、制御部Sによって駆動停止される。
上記した実施の形態1では、無端回動体として丸ベルト44が示されているが、これは平ベルトやチェーンなどであってもよい。
上記した実施の形態1では、ローラ軸心方向の中央部分に環状溝部20Aを形成したローラ20が示されているが、これはローラ軸心方向の端部分に環状溝部を形成したローラ、環状溝部が形成されていないローラなどであってもよい。
上記した実施の形態1では、旋回動装置30として、搬送経路5の方向において2組(2ブロック)に分けて設けた形式が示されているが、これは3組(3ブロック)以上に分けて設けた形式や、1組(1ブロック)として設けた形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、搬送経路5中の所定箇所(複数または単数箇所)Aの一側方に、搬送経路5に対して直角状の分岐経路10を形成した形式が示されているが、これは所定箇所Aで両側方それぞれに分岐経路10を形成した形式や、搬送経路5の方向における複数箇所で両側に交互に振り分けて分岐経路10を形成した形式などであってもよく、これらの場合には、その分岐動作に対応した分岐手段11が設けられる。
本発明の実施の形態1を示し、分岐設備における分岐手段部分の直進搬送時での一部切り欠き側面図である。 同分岐設備における分岐手段部分の直進搬送時での平面図である。 同分岐設備における分岐手段部分の分岐搬送時での一部切り欠き側面図である。 同分岐設備における分岐手段部分の分岐搬送時での平面図である。 同分岐設備における分岐手段部分で、図2のX−X矢視図である。 同分岐設備における分岐手段部分で、図1のY−Y矢視図である。 同分岐設備における分岐手段の要部で、(a)は直進搬送時での斜視図、(b)は分岐搬送時での斜視図である。 同分岐設備の概略平面図である。
符号の説明
1 搬送手段
3 ローラ
4 主搬送面
5 搬送経路
6 分岐搬送手段
8 ローラ
9 分岐搬送面
10 分岐経路
11 分岐手段
12 機枠
15 仮想軸線
16 保持用ブラケット
17 保持用バー
20 ローラ
21 搬送面
22 ローラブラケット
24 縦軸体
25 縦軸心
30 旋回動装置
31 押し引き体
33 リンク体
35 押し引き操作体
36 正逆駆動部
37 正逆駆動軸
39 揺動リンク体
40 回転駆動装置
41 中間回転軸
43 中間回転体
44 丸ベルト(無端回動体)
45 受動輪体
47 駆動部
48 出力軸
49 駆動輪体
50 固定軸
51 従動輪体
52 無端平ベルト体
60 ストッパー装置
61 ストッパー体
62 昇降動部
W 被搬送物
A 所定箇所
C 横方向
S 制御部

Claims (3)

  1. 搬送経路上の被搬送物を分岐させる分岐設備であって、搬送経路中の所定箇所の側方には、搬送経路に対して直角状の分岐経路が形成され、前記所定箇所には、搬送面を形成するローラが搬送経路の方向ならびに搬送経路に対する横方向にそれぞれ複数として碁盤目状に配設されるとともに、各ローラはそれぞれ縦軸心の周りに旋回自在に構成され、前記ローラ群を搬送経路の方向と横方向とに亘って直角状に旋回させる旋回動装置が設けられるとともに、各ローラに連動連結される回転駆動装置が設けられ、この回転駆動装置は、搬送経路の方向に対して45度の傾斜方向で隣接したローラの下方間に位置されるとともに機枠側に回転自在に配設された中間回転軸と、各ローラの下方に位置されて中間回転軸に取り付けられるとともにローラに無端回動体を介して連動される中間回転体と、各中間回転軸に設けられた受動輪体と、搬送経路の方向に対して前記中間回転軸とは異なる45度の傾斜方向で機枠側に配設されて各受動輪体に下方から当接される無端平ベルト体と、この無端平ベルト体を回転駆動させる駆動部とにより構成されるとともに、搬送経路上の被搬送物を所定箇所に位置させたときに駆動停止し、そして旋回動装置が搬送経路の方向のローラ群を横方向に旋回させたのちに駆動するように構成されていることを特徴とする分岐設備。
  2. 搬送経路中でローラ群の下手位置には、搬送経路に対して出退動自在なストッパー装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載の分岐設備。
  3. 無端回動体が丸ベルトからなることを特徴とする請求項1または2記載の分岐設備。
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