JPH06219522A - ローラコンベア - Google Patents

ローラコンベア

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JPH06219522A
JPH06219522A JP5009162A JP916293A JPH06219522A JP H06219522 A JPH06219522 A JP H06219522A JP 5009162 A JP5009162 A JP 5009162A JP 916293 A JP916293 A JP 916293A JP H06219522 A JPH06219522 A JP H06219522A
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short
roller
short roller
row
roller conveyor
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JP5009162A
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English (en)
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Tomio Imamura
富雄 今村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2207/00Indexing codes relating to constructional details, configuration and additional features of a handling device, e.g. Conveyors
    • B65G2207/34Omni-directional rolls

Landscapes

  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被搬送物を壊したり傷つけることがない上、
被搬送物を、前進方向以外に左右、斜め方向など任意の
方向へ正確に方向変換させることができると共に、搬送
作業能率を低下させることのないローラコンベアを提供
すること。 【構成】 回転駆動される複数個の短ローラ1を軸方向
所要間隔おきに配置して水平一列状とした短ローラ1を
複数列状に並列させ、これら複数の短ローラ列2の各短
ローラ2列ごとに独立して鉛直軸線H周りに一定角度範
囲同調回動可能に構成してなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を搬送するローラ
コンベアに関する。特に本発明は、ローラコンベアを利
用した例えば物品の仕分け装置において、搬送路が1つ
の搬入路から左右方向や前進方向など向きの異なった複
数の搬出路に分岐している分岐箇所でそれらの搬出路を
任意の1つに切り換えるローラコンベアとして使用され
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ローラコンベアを利用した仕分け
装置では、図11に示すように、1つの搬入路R1か
ら、例えば、直進する方向への搬出路R2と右折する方
向への搬出路R3とに分岐した分岐路の側辺に、シリン
ダなどからなるプッシャーPを設けている。しかして、
物品、即ち被搬送物を搬入路R1から搬出路R2へその
まま直進搬送する場合は、プッシャーPを図示のように
後退させておき、搬出路R3に切り換えるときは、プッ
シャーPを分岐路内に突入させて、被搬送物を搬出路R
3側へ押し出すようにしている。あるいは、図12の図
示例のように、分岐路の側辺に、一端を枢支した回動レ
バーLを設け、被搬送物を搬入路R1から左折する搬出
路R3に切り換えるときは、このレバーLを矢示のよう
に分岐路内へ回動させて、被搬送物を搬出路R3側へ弾
き飛ばすようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプッシャ
ーPやレバーLによって被搬送物の搬送路を切り換える
ようにすると、これらによる押し出しや弾き飛ばし時に
衝撃で被搬送物を損傷させ易く、また分岐路に流れてく
る被搬送物の角度位置によっては所定の向きに正確に方
向変換させることができないことがある。しかも、この
ようなプッシャーPやレバーLによる場合は、前進方向
以外にはプッシャーPの移動方向やレバーLの弾き出し
方向のみにしか方向変換できない。また、プッシャーP
の突出し操作中やレバーLの回動操作中は後続の被搬送
物を分岐路に進入させることができないので、コンベア
を一時停止させたり、被搬送物の搬送間隔を予め長くと
るようにする必要があって、搬送作業能率を低下させて
いる。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、被搬送物を壊したり傷つけることがない上、被搬
送物を、前進方向以外に左右、斜め方向など任意の方向
へ正確に方向変換させることができると共に、搬送作業
能率を低下させることのないローラコンベアを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し得る
本発明のローラコンベアは、回転駆動される複数個の短
ローラ1を軸方向所要間隔おきに配置して水平一列状と
した短ローラ1を複数列状に並列させ、これら複数の短
ローラ列2の各短ローラ2列ごとに独立して鉛直軸線H
周りに一定角度範囲同調回動可能に構成してなるもので
ある。
【0006】上記ローラコンベアにおいて、各短ローラ
列2の各短ローラ1は、短ローラ列2の下方に配設した
駆動軸10に伝動用ベルト12を介して連動連結すると
よい。この場合、各短ローラ列2の駆動軸10を相互に
連動連結することができる。またこの場合、伝動用ベル
ト12は、各短ローラの周面中央部に形成したベルト掛
装用の凹溝13に掛装させるようにすることが望まし
い。
【0007】また、上記ローラコンベアにおいては、各
短ローラ1を筒状に形成し、その内周にリング形のベア
リング3を回転自在に取付け、このベアリング3内には
略直径方向に延びる支持杆4を一体に設け、この支持杆
4の中央部を、各短ローラ列2内に挿通させた固定フレ
ーム5に枢着すると共に、この支持杆4を、各短ローラ
列2内に挿通させた押し引きロッド7に対し前記固定フ
レーム5との枢着部から離れた所定位置で枢着し、前記
押し引きロッド7を往復駆動手段9に連結するとよい。
【0008】あるいは、上記のように各短ローラ1を筒
状に形成し、この筒状短ローラ内にベアリング3を介し
て軸体17を相対回転自在に取付け、この軸体17に直
立回動アーム18の上端部を一体に連結し、この直立ア
ーム18の下端部に同心状に設けたピニオン19を、各
短ローラ列2の下方に水平移動可能に配設したラック2
0に噛合し、このラック20を往復駆動手段に連結する
ようにしてもよい。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1には、本発明を物品仕分け装置に実施した例を示し
ており、この図においてAは、コンベア搬送路が1つの
搬入路R1から3つの搬出路R2,R3,R4に分岐す
る分岐路に設置された本発明に係るローラコンベアを示
している。搬入路R1及び各搬出路R2,R3,R4
は、それぞれ複数本の長尺状モーターローラMrによっ
て構成される従来タイプのローラコンベアで、搬出路R
2は、搬入路R1と同一搬送方向に設けられ、搬出路R
3,R4は、搬入路R1からこれと直交する左右2方向
へ分岐するように設けられている。尚、搬出路R4は仮
想線で図示している。
【0010】ローラコンベアAは、それぞれ軸線周りに
回転駆動される複数個の短ローラ1を軸方向所要間隔お
きに配置して水平一列状とした短ローラ列2を複数列状
に並列させ、これら複数の短ローラ列2の各短ローラ列
2ごとに独立してそれぞれ鉛直軸線周りに一定角度範囲
同調回動可能に構成してなるものである。
【0011】上記ローラコンベアAの構造につき図2〜
図6をも参照して更に詳細に説明すると、各短ローラ列
2の各短ローラ1は、図2〜図5に示すように、筒状に
形成されていて、その内周にリング形のベアリング3が
回転自在に装着され、このベアリング3内には直径方向
に延びる支持杆4(図2参照)が一体的に取付けてあ
る。各短ローラ列2内には固定フレーム5が各短ローラ
1の中心部近くを通るように挿通されていて、各支持杆
4の長さ方向中央部がこの固定フレーム5に支軸6で枢
着されている。また、各短ローラ列2内には押し引きロ
ッド7が固定フレーム5と平行して挿通され、この押し
引きロッド7に、支持杆4が、前記固定フレーム5との
枢着部から離れた所定位置(図2に示すように支軸6と
ベアリング3内周面との中間位置)でピン8で枢着され
ている。押し引きロッド7は、図1に示すように、往復
駆動手段としてのソレノイド9(エアシリンダなどでも
よい)に連動連結されている。なお、固定フレーム5
は、例えばその両端を支持する支柱などによって所定高
さ位置に保持すればよい。
【0012】前記各ソレノイド9は、3位置を設定可能
な複コイル形ソレノイドで、両方のいずれのコイルにも
通電されない時は前記押し引きロッド7を中立位置に設
定し、それによって各短ローラ列2の各短ローラ1は、
図4に示すようにローラ軸線が固定フレーム5の長さ方
向と平行となって、図1に示される搬入路R1及び搬出
路R2の各モーターローラMrと平行な姿勢(中立姿
勢)に保持される。そして、一方のコイルに通電するこ
とにより、押し引きロッド7を一定ストローク引いて、
中立姿勢にある各短ローラ1を、前記支軸6を通る鉛直
軸線H(図3参照)を中心として例えば時計廻りに一斉
に45度回動させ、図5の実線で示すような右45度傾
斜姿勢に保持する。また、他方のコイルに通電すると、
押し引きロッド7を前記引き時のストロークの2倍分だ
け押して、前記右45度傾斜姿勢にある各短ローラ1
を、前記鉛直軸線Hを中心として反時計廻りに一斉に9
0度回動させ、図5の仮想線図示のような左45度傾斜
姿勢に保持する。尚、図1には、各短ローラ列2の各短
ローラ1が右45度傾斜姿勢に保持されている状態を示
す。
【0013】上記のように各短ローラ列2の短ローラ1
を中立姿勢、右45度傾斜姿勢及び左45度傾斜姿勢に
同調回動させるソレノイド9(往復駆動手段)は、複数
列の短ローラ列2の各短ローラ列2ごとに独立して作動
させることができるように制御装置によって個別に制御
される。図1においてS1〜S6は検出器を示し、検出
器S1は搬入路R1の終端部に設けられていて、被搬送
物Wがこの検出器S1を通過すると、当該被搬送物Wの
搬入時に予め入力されたバーコードなどによる仕分け判
別指令に基づいて、ローラコンベアAの各短ローラ列2
を中立姿勢、右45度傾斜姿勢あるいは左45度傾斜姿
勢の何れか所要の姿勢に切り換える。また、検出器S2
〜S6は、ローラコンベアAの各短ローラ列2ごとに設
けあって、被搬送物がこれらの検出器S2〜S6を通過
すると、後続の被搬送物Wからの判別指令により、通過
した順に、各短ローラ列2が後続被搬送物の仕分けに必
要な姿勢に切り換わるようになっている。
【0014】一方、各短ローラ列2の下方には、図6に
示すように、当該短ローラ列2と平行して駆動軸10が
配設され、各駆動軸10には各短ローラ列2の各短ロー
ラ1と上下対向位置にそれぞれベルト車11が取付けら
れていて、このベルト車11とこれに対応する短ローラ
1とに断面円形の伝動用ベルト12が掛けられている。
各短ローラ1には図3〜図5に示すように外周面中央部
にベルト掛装用の凹溝13が形成してあって、この凹溝
13に伝動用ベルト12が掛装される。また、各駆動軸
10は互いに隣り合う駆動軸10どうしがベルト14で
伝動され、一端側の駆動軸10がモーター15にベルト
16により連結され、従ってこのモーター15の駆動に
より各駆動軸10が連動回転し、それによって各短ロー
ラ列2が互いに同調回転駆動されることになる。この場
合、モーター15は、各短ローラ1の回転速度を搬入路
R1及び搬出路R2,R3,R4の各ローラMrの回転
速度と同調させるために、インバーター制御される。
尚、各短ローラ1が鉛直軸線H周りに回動されるとき、
各短ローラ1と駆動軸10のベルト車11とに掛けられ
ている伝動用ベルト12は、各短ローラ1の回動に伴っ
て捩じれられた状態となるが、回動角度範囲が中立姿勢
からその前後45度程度であれば、ベルト12の走行に
何ら支障を来すことはない。
【0015】次に、上述したような構成を有するローラ
コンベアAの動作について図1を参照して説明する。各
短ローラ列2の短ローラ1は、それぞれローラ軸線周り
を所定の速度で回転しながら、当初は中立姿勢に保持さ
れている。いま、被搬送物Wが搬入路R1の終端部まで
搬送されてきて、検出器S1を通過すると、この検出器
S1の検出動作によって、各短ローラ列2の短ローラ1
が、当該被搬送物Wの仕分け判別指令に基づく所定の姿
勢に切り換わる。即ち、検出器S1に、この被搬送物W
を例えば搬出路R3に搬送すべき仕分け判別指令が入力
されていれば、この被搬送物Wが検出器S1を通過した
後、各短ローラ列2は一斉に図示のような右45度傾斜
姿勢となる。
【0016】しかして、搬入路R1からローラコンベア
A上に進入した被搬送物Wは、右45度傾斜姿勢で回転
する各短ローラ列2の駆動により、図1に関して漸次左
側へ転回しながら搬出路R3側へ移行されて図示のよう
に搬出される。このとき、被搬送物Wが検出器S2〜S
6を通過するに従い、各短ローラ列2は順次、後続被搬
送物Wの仕分け判別指令に基づく所定の姿勢に切り換わ
る。例えば、後続被搬送物Wの仕分け指令が直進搬送指
令であれば、各短ローラ列2は順次中立姿勢に切り換わ
る。従って、後続の被搬送物Wは、中立姿勢で回転する
各短ローラ列2の駆動により、搬入路R1からそのまま
直進して搬出路R3へ搬出される。また、後続被搬送物
Wの仕分け指令が搬出路R4への搬送指令であれば、各
短ローラ列2は順次左45度傾斜姿勢に切り換わり、従
って後続の被搬送物Wは、左45度傾斜姿勢で回転する
各短ローラ列2の駆動により、図1に関して漸次右側へ
転回しながら搬出路R4側へ搬出されることになる。
【0017】上述した実施例のローラコンベアでは、各
短ローラ1に取付けたベアリング3内に略直径方向に延
びる支持杆4を一体に設け、この支持杆4の中央部を、
一連の短ローラ列2内に挿通させた固定フレーム5に枢
着すると共に、この支持杆4を、各短ローラ列2内に挿
通させた押し引きロッド7に枢着するようにしているた
め、短ローラ1は比較的径の大きいものに制限される
が、構造が簡単でコンパクトとなり、製作が簡単容易と
なる利点がある。
【0018】図7〜図9には本発明の他の実施例を示し
ている。この実施例のローラコンベアにおいて、各短ロ
ーラ列2の各短ローラ1は、先の実施例と同様に筒状に
形成されているが、この短ローラ1内にはベアリング3
を介して軸体17が相対回転自在に嵌装され、この軸体
17の一端に直立回動アーム18の上端部が連結され、
この直立回動アーム18の下端部にはピニオン19が同
心状に取付けられ、このピニオン19は、各短ローラ列
2の下方に水平移動可能に配設されたラック20に噛合
され、このラック20が適当な往復駆動手段(図示省
略)により往復駆動される。従って、上記往復駆動手段
を往復作動させることにより、ラック20及び各ピニオ
ン19を介して各直立回動アーム18がその鉛直軸線H
周りに回動し、それによって各短ローラ列2の短ローラ
1が、先の実施例におけるような中立姿勢、右45度傾
斜姿勢及び左45度傾斜姿勢に回動することができる。
【0019】前記軸体17は、軸方向に二分割された分
割体17a,17bからなるもので、両分割体17a,
17b間にベアリング3を挟んだ状態で前記直立回動ア
ーム18の上端部と共にボルト・ナット21で締結固定
されている。各直立回動アーム18の下端部は角筒状の
水平支持枠22に回転自在に取付けられ、またラック2
0は同水平支持枠22にスライド自在に支持されてい
る。
【0020】この実施例によれば、各短ローラ列2の短
ローラ1を、軸体17及び直立回動アーム18を介して
当該ローラ1の外側から支持するようにしているので、
径の小さい短ローラにも適用できると共に、短ローラ1
の回動範囲を十分大きくとることができる。
【0021】図10は本発明に係るローラコンベアの応
用例を示すもので、物品仕分け装置の上流側に第1のロ
ーラコンベアA1を設置し、これの手前側及び左右両側
には図1の実施例と同様に搬入路R1及び搬出路R3,
R4を設け、このローラコンベアA1の先方に搬送路R
5を設け、そしてこの搬送路R5の先方に第2のローラ
コンベアA2を設置し、これの先方に搬送路R6、左右
両側に搬出路R7,R8を設け、更に、搬送路R6の先
方には第3のローラコンベアA3を末広がり状に配設
し、その先方に搬出路R9,R10,R11を並設した
ものである。尚、第1〜第3のローラコンベアA1,A
2,A3の構成及び作用については図1に示した実施例
のローラコンベアAと同様とする。
【0022】この図10に示すような物品仕分け装置に
おいて、いま、被搬送物(図示省略)が搬入路R1の終
端部まで搬送されてきて、検出器S1を通過すると、こ
の検出器S1の検出動作によって、第1ローラコンベア
A1における各短ローラ列2の各短ローラ1が、例えば
図示のような左45度傾斜姿勢に切り換わると、このロ
ーラコンベアA1に進入してきた被搬送物は右側の搬出
路R4へ搬出され、また右45度傾斜姿勢のときは被搬
送物は左側の搬出路R3へ搬出され、中立姿勢のときは
搬送路R5へ搬出される。そして被搬送物が検出器S2
〜S6を通過するに従い、各短ローラ列2は順次、後続
被搬送物の仕分け判別指令に基づく所定の姿勢に切り換
わる。
【0023】第1ローラコンベアA1の短ローラ列2が
中立姿勢となった時、このローラコンベアA1から搬送
路R5へ搬送された被搬送物は、第2ローラコンベアA
2に送られるが、この時も搬送路R5の終端部に設けて
ある検出器(図示せず)の動作によって第2ローラコン
ベアA2の各短ローラ列2が所定の姿勢に切り換えら
れ、その姿勢によって搬送路R6あるいは搬出路R7,
R8のいずれかへ搬送される。しかして、第2ローラコ
ンベアA2の各短ローラ列2が中立姿勢に切り換わった
時、このローラコンベアA2上の被搬送物は搬送路R6
を介して第3ローラコンベアA3へ送られる。この搬送
路R6を被搬送物が通過すると、後続被搬送物の仕分け
判別指令により第3ローラコンベアA3の各短ローラ列
2は所定の姿勢に切り換わる。この第3ローラコンベア
A3の各短ローラ列2が中立姿勢に切り換わった時は、
被搬送物は直進して搬出路R10へ搬出され、また右4
5度傾斜姿勢に切り換われば搬出路R9へ、左45度傾
斜姿勢に切り換われば搬出路R11へ搬出されることに
なる。
【0024】
【発明の作用及び効果】本発明のローラコンベアは、回
転駆動される複数個の短ローラを軸方向所要間隔おきに
配置して水平一列状とした短ローラ列を複数列状に並列
させ、これら複数の短ローラ列の各短ローラ列ごとに各
別に独立して鉛直軸線周りに一定角度範囲同調回動可能
に構成したものであって、各短ローラ列の各短ローラを
互いに同軸線上に並ぶ姿勢、即ち中立姿勢に設定すれ
ば、このローラコンベアに搬入されてきた被搬送物は、
中立姿勢で回転する各短ローラの駆動によって、一列目
側から最終列側へと搬入方向と同方向へそのまま直進す
る。また、各短ローラ列の各短ローラを鉛直軸線周りに
回動させて、例えば左右いずれか所定の傾斜姿勢に設定
すると、搬入されてきた被搬送物は、指定の傾斜姿勢で
回転する各短ローラ列の各短ローラの駆動により、左右
いずれかの側へ漸次転回しながら搬入方向と異なる所定
方向へ搬送される。
【0025】このように本発明のローラコンベアは、被
搬送物の搬送方向を変換するのに、従来のようにローラ
コンベア上の被搬送物に対してプッシャーなどで外力を
加えるのではなく、回転するローラ自体を所定角度範囲
回動させることにって搬送方向を変えるようにしている
ので、被搬送物を壊したり傷つけることがない上、被搬
送物を任意の方向へ正確に方向変換させることができ
る。
【0026】また、本発明のローラコンベアでは、特に
各短ローラ列ごとに独立して回動させる構成としている
ことから、物品仕分け装置などにおいては、被搬送物が
各短ローラ列を通過した順に、各一列分のローラを、後
続被搬送物の所定の仕分け方向に順次切り換えることが
可能となり、従って先行被搬送物と後続被搬送物との間
隔を一定間隔に設定したり、コンベアのライン速度を調
整したり、方向転換時にコンベアを停止させるなどの複
雑且つ面倒な操作が不要となる。
【0027】請求項2のように、各短ローラ列の各短ロ
ーラを、短ローラ列の下方に配設した駆動軸に伝動用ベ
ルトを介して連動連結すれば、伝動装置が非常に簡単と
なる。この場合、各短ローラが鉛直軸線周りに回動する
ときにベルトが捩じれることになるが、短ローラの回動
角度範囲を極端に大きくとらない限り、ベルトの伝動に
支障を来すことはない。
【0028】請求項3のように、各短ローラ列の駆動軸
を相互に連動連結すれば、駆動軸を回転させるモーター
が1個で済み、設備が簡単となる。
【0029】また、請求項4のように、前記伝動用ベル
トを、各短ローラの周面中央部に形成したベルト掛装用
の凹溝に掛装させるようにすれば、ベルトが各短ローラ
の周面から突出せず、被搬送物の搬送をスムーズに行え
る。
【0030】請求項5のように、各短ローラに取付けた
ベアリング内に略直径方向に延びる支持杆を一体に設
け、この支持杆の中央部を、一連の短ローラ列内に挿通
させた固定フレームに枢着すると共に、この支持杆を、
各短ローラ列内に挿通させた押し引きロッドに枢着する
ようにしているため、短ローラは比較的径の大きいもの
に制限されるが、構造が簡単でコンパクトとなり、製作
的が簡単容易となる利点がある。
【0031】請求項6のように、各短ローラ列の短ロー
ラを、軸体及び直立回動アームを介して当該ローラの外
側から支持するようにしているので、径の小さい短ロー
ラにも適用できると共に、短ローラの回動範囲を十分大
きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】短ローラの正面図である。
【図3】図2に示す短ローラの一部断面側面図である。
【図4】図2に示す短ローラの一部断面平面図である。
【図5】短ローラが図4に示す中立姿勢から鉛直軸線周
りに左右45度回動した状態を示す説明図である。
【図6】図1のほぼX−X線に沿って断面したときの断
面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す短ローラ列の垂直断
面図である。
【図8】図7のY−Y線断面図である。
【図9】図7のZ−Z線断面図である。
【図10】本発明の更に他の実施例を示す平面図であ
る。
【図11】従来例を示す平面図である。
【図12】他の従来例を示す平面図である。
【符号の説明】 A ローラコンベア 1 短ローラ 2 短ローラ列 3 ベアリング 4 支持杆 5 固定フレーム 6 支軸 7 押し引きロッド 8 ピン 9 ソレノイド(往復駆動手段) 10 駆動軸 12 伝動用ベルト 13 ベルト掛装用の凹溝 17 軸体 18 直立回動アーム 19 ピニオン 20 ラック R1 搬入路 R2 搬出路 R3 搬出路 R4 搬出路 R5 搬送路 R6 搬送路 R7 搬出路 R8 搬出路 R9 搬出路 R10 搬出路 R11 搬出路 A1 ローラコンベア A2 ローラコンベア A3 ローラコンベア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される複数個の短ローラを軸方向
    所要間隔おきに配置して水平一列状とした短ローラ列を
    複数列状に並列させ、これら複数の短ローラ列の各短ロ
    ーラ列ごとに各別に独立して鉛直軸線周りに一定角度範
    囲同調回動可能に構成してなるローラコンベア。
  2. 【請求項2】各短ローラ列の各短ローラを、短ローラ列
    の下方に配設した駆動軸に伝動用ベルトを介して連動連
    結してなる請求項1に記載のローラコンベア。
  3. 【請求項3】各短ローラ列の駆動軸を相互に連動連結し
    てなる請求項2に記載のローラコンベア。
  4. 【請求項4】前記伝動用ベルトは、各短ローラの周面中
    央部に形成したベルト掛装用の凹溝に掛装させて成る請
    求項2に記載のローラコンベア。
  5. 【請求項5】各短ローラを筒状に形成し、その内周にリ
    ング形のベアリングを回転自在に取付け、このベアリン
    グ内には略直径方向に延びる支持杆を一体に設け、この
    支持杆の中央部を、各短ローラ列内に挿通させた固定フ
    レームに枢着すると共に、この支持杆を、各短ローラ列
    内に挿通させた押し引きロッドに対し前記固定フレーム
    との枢着部から離れた所定位置で枢着し、前記押し引き
    ロッドを往復駆動手段に連結してなる請求項1に記載の
    ローラコンベア。
  6. 【請求項6】各短ローラを筒状に形成し、この筒状短ロ
    ーラ内にベアリングを介して軸体を相対回転自在に取付
    け、この軸体に直立アームの上端部を一体に連結し、こ
    の直立アームの下端部に同心状に設けたピニオンを、各
    短ローラ列の下方に水平移動可能に配設したラックに噛
    合し、このラックを往復駆動手段に連結してなる請求項
    1に記載のローラコンベア。
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